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45 Report UFC UFN ESPN+112 UFN254 ブログ マーヴィン・ヴェットーリ ロマン・デリツ

【UFN254】「積極性をコントロールした」ロマン・デリツが、ヴェットーリにリベンジ成功

<ミドル級/5分5R>
ロマン・デリツ(ジョージア)
Def.3-0:49-46.49-46.49-46
マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)

2023年5月の対戦時はヴェットーリが判定勝ち。過去2戦、アンソニー・スミスとケビン・ホラントを破り上り調子のデリツがリベンジに挑む。サウスポーのヴェットーリが右ジャブを伸ばす。デリツはワンツーで距離を詰める。ヴェットーリがインロー。間合いを測るような打撃の交換のなかで、デリツが右フックをヒットさせる。さらに飛び込むように右を伸ばしたでデリツに対し、ヴェットーリはステップインが頭が上がる。一旦ブレイクが掛かり、再開後にデリツがインロー。ヴェットーリが右ジャブを繰り出す。

デリツは左から右のコンビ、右インローを蹴って、再びワンツーを打っていく。スイッチして左を入れたデリツはカカト落としから右フック。ヴェットーリは左インロー、右ショートを当てる。デリツはインローをチェックして笑みを浮かべると、ヴェットーリが右アウトローを蹴る。スピニングバックフィストは空振りとなったデリツは、右ハイを狙う。終始様子見、もう半歩前に出たい両者だった。

2R、その半歩、近づいた感のある両者。ヴェットーリが左を振るって前に出るが、インターバル中に注意を受けていたアイポークをデリツが繰り返し試合が止まる。リスタート後、右インローから右を当てたデリツは、さらにインロー&フックのコンビを続ける。さらにスイッチしたヴェットーリのワンツーに右を合わせていったデリツは、ジャブを伸ばしてバックハンドというトリッキーな攻撃からスピニングバックエルボーを繰り出す。ジャブ&バックスローを繰り返すデリツが前蹴り、そしてカカト落としを見せる。さらに左アウトローを2発、左ジャブとデリツが手数でヴェットーリを上回る。

デリツは攻撃を散らし、ヴェットーリの前進にしっかりと反応している。ヴェットーリはやや口を開き気味になり、右を被弾。デリツはジャブも当たるようになり、試合を攻勢に進める。構えを変え、前手の変えての攻撃に反応できないヴェットーリはラウンド終了間際に距離を詰めていったが、クリーンヒットはなかった。

3R、右ストレートをヒットさせたデリツが距離を詰める。ヴェットーリは右ミドルを蹴られ、どうにもタイミングが合わない。それでも右リードフックを入れたヴェットーリは、ヴェットーリの前進に左を当て効かせる。もう一発左を被弾したデリツは、シングルに出るが切られてパンチをまとめられる。一気に手数が減ったデリツに対し、ヴェットーリは左のカウンターを決め、さらに左ストレートを伸ばす。デリツはスイッチからワンツー、さらに右ハイをガードの上から蹴っていく。攻勢を維持できなかったヴェットーリはジャブを被弾し、アウトローで足を持っていかれる。ジャブ、前蹴りでヴェットーリを突き放すデリツは、クリンチでラウンドを終えた。

4R、デリツがジャブからワンツーで前に出る。そこに左を合わせようとするヴェットーリは、一瞬のクリンチでヒザを顔面に受けそうになる。デリツは右をフックをヒットさせ、距離を撮り直そうとしたヴェットーリを追いかけて右を振るう。と、ヴェットーリが左をヒット。デリツはここで前に出てペースを譲らない。左右のフックを連打し、バックブロー。離れてスピニングバックエルボーを放ったデリツは、左右のローで前足を削ると前蹴りを顔面に決める。ヴェットーリのステップインからの右は標的を捉えることができなかった。

最終回前も拳を握るように注意を受けたデリツが、右ハイに続き右オーバーハンドを当てる。ヴェットーリも左を伸ばして前に出ると、近い距離での打ち合いで左フックをヒット。この次がなく、デリツの前進にカウンターを合わせるパターンに落ち着いたヴェットーリは、自らの距離を詰めて打ち勝たなければ逆転の目はない。ヴェットーリは手数こそ増えるが、精度は決して高くない。とデリツのローが急所に当たり、試合が中断する。再開後も蹴り、ヒザと攻勢のデリツが右ハイ。その前のプッシングがアイポークだと不満顔のヴェットーリに対し、右ハイを多用したデリツが最後までヴェットーリの反撃を許さず、3-0の判定勝ちで、リベンジに成功した。

「5Rは自分へのテストだった。前回はただ積極的だった。今は積極性をコントロールできる。トップ5と戦いたい」と話した勝者はロバート・ウィティカーとイスラエル・アデサニャをコールアウト(もブーイングが起こった)した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN254 アレキサンダー・ヘルナンデス カート・ホロボウ キック

【UFN254】打撃に耐えてテイクダウン。最終回は猛攻を仕掛けたヘルナンデスがホロボウを判定で下す

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
カート・ホロボウ(米国)

身長で上回るホロボウがプレスを掛ける。ヘルナンデスは右ローと左ジャブで迎え撃つ。左ロー、左ミドルを放つホロボウに対し、ヘルナンデスも左ローと左ミドルを散らす。ケージ中央で右カーフを当てたヘルナンデス。ホロボウは右ストレートでヘルナンデスのアゴを跳ね上げた。ヘルナンデスがサウスポーにスイッチして左ハイ、右ジャブを見せる。オーソドックスに戻して右カーフ、右ストレートのカウンターを当てた。

スイッチする相手に的を絞れないか。ホロボウの打撃はヒット率が下がるも、至近距離で肩が当たりヘルナンデスが尻もちを着く。ヘルナンデスのワンツーから左フックがホロボウの顔面をかすめた。ヘルナンデスがラウンド終了間際、ニータップで飛び込んだ。ボディロックに切り替えたヘルナンデスの首をギロチンに捕らえるホロボウ。ヘルナンデスが首を抜いたところで初回終了のホーンが鳴った。

2R、ヘルナンデスが前に出るとホロボウが右ストレートを伸ばす。右カーフの蹴り合いからヘルナンデスが右を振ると、ホロボウが手数を増やしてケージに詰めていく。左右ストレートを当てたホロボウが右バックキックに繋げた。サウスポーにスイッチしたホロボウは右ジャブを突き、オーソドックスに戻して距離を詰める。顔面から流血が見られるヘルナンデスに右カーフを当てたホロボウが、グイグイ前に出てケージに追い込んだ。

互いにサウスポーにスイッチしたが、ホロボウの右ジャブが当たる。しかしオーソドックスに戻したホロボウの右をかわしてボディロックからテイクダウンしたヘルナンデス。ホロボウはニーシールドからヘルナンデスの右腕を取って十字を狙う。腕を抜いたヘルナンデスだが、続いて左腕を取られて動けない。右パウンドを打ってクラッチを解かせたヘルナンデスと、ホロボウがヒジを打ち合った。

最終回、ホロボウが飛び出したがヘルナンデスがダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。右にパスしたヘルナンデスは、半身になったホロボウを逃がさず、バックから肩固めで背中を着かせる。ホロボウはハーフに戻した。潜るホロボウの右手首を抑えたヘルナンデスが、スイープを潰してマウントへ。しかし自らハーフに戻って抑え込む。

ホロボウがスイープを狙うとヘルナンデスが立ち上がり、打ち合いから再び飛び込んでテイクダウンを奪った。肩固めで押さえ込むヘルナンデス。頭を抜いたホロボウは、下からヘルナンデスの左腕をキムラで抱える。ヘルナンデスは腕を抜き、パウンドを連打して試合を終えた。

裁定はジャッジ1名はフルマークをつけるユナニマス判定でヘルナンデスが勝利し、2連敗からの2連勝とした。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN254 コディ・ギブソン デモン・ブラックシアー ブラック ボクシング

【UFN254】ブラックシアーが抜群のグラウンドコントロールでギブソンを圧倒。最後はキムラで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
デモン・ブラックシアー(米国)
Def.2R4分09秒 by キムラロック
コディ・ギブソン(米国)

ギブソンがジャブから右フック、ブラックシアーも右ストレートを返す。ギブソンはジャブから右フック、ボディにもパンチを振ってブラックシアーに組みついてケージに押し込む。ギブソンはシングルレッグに入る形になるが、ブラックシアーはテイクダウンを許さない。ギブソンはすぐに距離を詰めて詰めて右ボディから連打。細かい打撃を入れながら、ケージを背負うブラックシアーにダブルレッグに入る。ここもブラックシアーはテイクダウンを許さずに距離を取る。

試合がスタンドに戻るとギブソンが右ロー、ブラックシアーが左フックを見せる。ギブソンは右ボディストレートと左ボディ、ブラックシアーは左ミドルを蹴る。ギブソンがスイッチしてインローと左ストレート、オーソドックスに戻してアッパー・フックからダブルレッグに入る。ブラックシアーは右手を巻いてギロチンを狙い、首だけを抱える形でギブソンを寝かせて、サイドポジションで抑え込む。

ブラックシアーは亀になろうとするギブソンを抑え込み、再び右手を首に巻いてノースサウスチョークへ。ギブソンはチョークをディフェンスしつつ、足を上げてブラックシアーの左腕に腕十字を狙う。ブラックシアーは腕を外しつつ、右ヒジをギブソンの顔面に落とし、これでギブソンは右目の上をカットする。

2R、ギブソンが左ミドルを蹴る。ブラックシアーは前に出るギブソンに左フックを合わせ、右ストレートから右ミドルを連打。ギブソンが首相撲からヒジを入れると、ブラックシアーはテイクダウンを狙う。距離が離れるとギブソンは構えをスイッチしながら前進。ブラックシアーはジャブからパンチをまとめて、ギブソンはボディブローからダーティボクシングに持ち込み、ブラックシアーをケージまで押し込んでダブルレッグでテイクダウンする。

ギブソンはブラックシアーの左足を持って高く上げて立たせないようにするが、ブラックシアーがスイッチで上のポジションを取ると、すぐにサイドへ。左ヒジをギブソンの右腿に入れながら、ギブソンの右腕にキムラを狙う。さらにブラックシアーは左ヒジをギブソンの顔面に落としつつ、左足でギブソンの左腕を抑えて右ヒジを落とす。最後は上四方に回りながらギブソンの右腕をキムラに捉え、ギブソンからタップを奪った。

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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN254 ケヴィン・バジェホス チェ・スンウ ブログ

【UFN254】MMA版パンパの拳雄ケヴィン・バジェホスが、右オーバーハンドでチェ・スンウを初回KO

<フェザー級/5分3R>
ケヴィン・バジェホス(アルゼンチン)
Def.1R3分09秒by KO
チェ・スンウ(韓国)

UFC PIメキシコでトレーニングを積む、14勝1敗のアルゼンチン人ファイター=バジェホスのUFC初陣。長身&リーチで上回るチェ・スンウが右カーフを蹴る。バジェホスの右オーバーハンドは届かず、右カーフを変える。ローに右を合わせたバジェホスは、カーフを蹴り右ハイを頭を振って外す。バジェホスはボディへのダブルジャブ、右カーフから一気に踏み込んでワンツーを狙う。カーフのタイミングが良いバジェホスは、遠い距離でチェ・スンウの蹴りをかわし、ローにはコンビでボディをえぐる。

さらに右ローに右を合わせたバジェホスが、チェ・スンウに尻もちをつかせる。チェ・スンウが立ち上がって右ストレートを伸ばしたところで、バジェホスは見事はヘッドムーブから右オーバーハンドを打ち抜く。この一発で背中を見せるように倒れたチェ・スンウにバックコントロール&パウンドの追撃を見せたバジェホスが、圧巻のKO勝ちを手にした。

「最初に対戦相手にメッセージを送りたい。彼は人生を凄く大きな損失をした状況で戦った。そのような時に、ここに来た。そんな彼と戦えたことは素晴らしかった。ジアン・シウバ、カモーン。レッツゴー」と過去に唯一の敗北をコンテンダーシリーズで喫した相手へリベンジ戦を──満点のUFC初陣とした、MMA界のパンパの拳雄はアピールした。


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45 AJ・カニングハム DEEP MMA MMAPLANET o UFN UFN254 キック ユ・スヨン

【UFN254】本戦デビューのユ・スヨン、カニングハムを終始TD&コントロールしてフルマークで下す

<バンタム級/5分3R>
ユ・スヨン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
AJ・カニングハム(米国)

左に回るカニングハムに対し、ケージ中央を取ったユ・スヨンがプレスをかける。ユ・スヨンの左インローにカニングハムは右ストレートを合わせた。ユ・スヨンは左に回ってケージ中央に戻り、右オーバーハンドから左フックを返す。カニングハムの右ローがヒット。しかし続く右ローに右ストレートを合わされてフラついた。カニングハムがサウスポーにスイッチして左ミドルを決める。

オーソドックスに戻したカニングハムをダブルレッグで倒したユ・スヨン。左腕を差し上げたカニングハムに、しっかりと背中を着かせる。カニングハムが足を上げると、一度立ち上がってからガードの中に戻った。ハーフガードから立ち上がったカニングハムを、シングルレッグでグラウンドに引き戻す。スクランブルからマウントを奪取したユ・スヨンは、反転したカニングハムのバックに回り、スタンドに戻ってもバックコントロールのまま初回を終えた。

2R、カニングハムがスイッチしながら距離を詰める。しかしオーソドックスに構えた瞬間、ユ・スヨンの右カーフを受ける。互いにパンチをかわして組みつくも倒せず。ユ・スヨンにケージを背負わせ、右アッパーを突き上げるカニングハム。ユ・スヨンはケージ中央に戻して右ストレートを叩き込んだ。ユ・スヨンの右に対し、カニングハムが右スピニングバックキックを合わせたが、頭を下げていた相手に当たらない。

ユ・スヨンが右ボディストレートから顔面に左フックを返す。組んできたユ・スヨンを突き放して右を当てるカニングハム。ユ・スヨンはシングルレッグで尻もちを着かせ、立ち上がったカニングハムをボディロックでテイクダウンした。背中を着かされたカニングハムはハーフガードから体を起こし、三角絞めをセットアップする。しかし顔面だけを足で挟みこむ形となり、ユ・スヨンは腰を上げてレフェリーに大丈夫だとアピールする。頭を抜いたユ・スヨンは再びカニングハムに背中を着かせた。

最終回、サークリングするユ・スヨンをカニングハムがスイッチしながら追う。ユ・スヨンの右にカニングハムが左スピニングバックエルボーを合わせた。ユ・スヨンの左右フックをかわしたカニングハムがプレスをかけていく。シングルレッグで組んだユ・スヨンは、粘るカニングハムの軸足を刈ってテイクダウンに成功する。すぐさまマウントを奪取したユ・スヨンは、ハーフガードに戻されるもトップをキープしてパスを狙い続ける。

バックマウント、さらに肩固めを狙うユ・スヨン。カニングハムはユ・スヨンの頭との間に腕を入れて守る。肩固めを諦めたユ・スヨンがトップをキープし、カニングハムのオモプラッタを潰した。立ち上がったカニングハムは、ボディロックで押し込まれながらスイッチを狙う。しかしユ・スヨンがトップを守り試合終了を待った。

裁定はユ・スヨンのユナニマス判定勝ち。元DEEP王者で2024年Roaf FC覇者のユ・スヨンが、本戦デビューを勝利で飾っている。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN254 キック ジョジアス・ムサザ

【UFN254】ヴェラの鮮やかな蹴りがさく裂!右フック→右ハイでムサザからダウンを奪ってRNCで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
カルロス・ヴェラ(エクアドル)
Def.3R3分05秒 by RNC
ジョジアス・ムサザ(コンゴ民主共和国)

サウスポーのムサザに対し、ヴェラが左右のローを蹴りつつ、ムサザのパンチに合わせて組みつくがテイクダウンはできない。ムサザはインローを蹴り返してワンツー。ヴェラはサイドキックも見せるが、そこにムサザが左ストレートを伸ばす。ヴェラはテイクダウンも狙いつつ、スピニングバックキックとサイドキック。ムサザは強力なインローを蹴り、スピニングバックキックはブロックする。

さらにムサザは左ストレートと前蹴り、インローの蹴り合いから、ヴェラの右ミドルをキャッチしてテイクダウンするが、ここはスタンドを要求する。ムサザがインロー・インカーフを蹴って、蹴り足キャッチからのテイクダウンも許さない。ヴェガは右フックからテイクダウンを見せつつ、左フックから右フック、そのまま右ハイキック。これでダウンを奪うと、すぐにバックに回ってRNCを極めてタップを奪った。

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN254 アンドレ・リマ ダニエル・バレス

【UFN254】右カーフ、ボディ、縦ヒジと打ち放題のリマが最終回にRNCでバレスを仕留める

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
Def.3R3分05秒 by RNC
ダニエル・バレス(スペイン)

リマが右カーフで先制する。互いにケージ中央で右カーフを打ち合うなか、バレスが右ストレートを伸ばした。スイッチしながら迎え撃つリマに対し、バレスは左ジャブから右ボディストレートにつなげる。リマも右ストレートから右ローへ。サウスポーからオーソドックスに戻して右オーバーハンドを打ち込み、バレスをフラつかせる。下がるバレスをパンチで追い込むリマ。しかしバレスがダブルレッグで尻もちを着かせた。すぐにバックに回ったバレスだが、リマに立たれてしまう。

リマが右を打ち込むと、バレスも右ストレートから左ボディを突き上げた。リマは左ジャブから右クロス、右ボディストレート、さらに右カーフで攻め立てていく。右カーフでバレスがバランスを崩すとワンツーで追撃し、ボディも効かせる。やや打撃で一方的な展開となるなか、レフェリー試合を中断した。リマのアイポークがありバレスに休憩が与えられる。再開後、バレスがボディロックで組むも逆にリマがケージに押し込んで初回が終了した。

2R、バレスが左に回りながら左ジャブを突く。リマは右カーフからサウスポーにスイッチして右ヒジを狙った。オーソドックスに戻したリマが右カーフを蹴る。バレスが組みつくも突き放したリマが右カーフを蹴り続けていく。完全に足が流れているバレスに右ボディストレート、右縦ヒジと打ち放題のリマ。バレスの右ストレートをブロックし、左ジャブを突いて頭を振る。

バレスの顔面が真っ赤に染まり、さらに左右ボディを突き刺す。リマがバレスにケージを背負わせ、右カーフで動きを詰めると、頭を押さえつけながら右ヒジを連打。リマがストップを求めるようにレフェリーを見たが、バレスも打ち返す。ならばとボディロックで組んだリマがグラウンドに持ち込み、パウンドとヒジで削ってラウンドを終えた。

最終回、前に出て来るバレスに右カーフを見舞うリマ。バレスも右ストレートを打ち返し、ニータップで組んだが逆に倒されてしまった。リマはクローズドガードで守るバレスを削っていく。リマがヒザを着いている状態で蹴り上げを狙ったバレスに、レフェリーから注意が与えられた。一度立ち上がったリマがガードの中に戻り、うつ伏せになったバレスのバックに回る。バックマウントを奪取したリマは、削りながら右腕を首に回してRNCでタップを奪った。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN254 カーリー・ジュディシー キック ジュネイシ・ドベン

【UFN254】サウスポーの強みを生かしたジュディシー。左ハイでドベンをKOし、オクタゴン初勝利

<女子フライ級/5分3R>
カーリー・ジュディシー(米国)
Def.1R1分40秒 by TKO
ジュネイシ・ドベン(ベネズエラ)

サウスポーのジュディシーに対し、ドベンが左ローを打ち込みながら左に回る。ジュディシーが左前蹴りから左ハイ、そして左ストレートを突き刺す。右サイドキックをボディへ、さらに左ストレートを顔面にと上下に打ち分ける。パンチを効かされたドベンだが、右スピニングバックフィストを打ち返した。下がるドベンを右ジャブで追いながら一瞬オーソドックにスイッチしたあと、サウスポーに戻して左ハイ一閃。顔面直撃のドベンは背中からダウンし、レフェリーが割って入りジュディシーがオクタゴン初勝利で飾った。


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45 AB AJ・カニングハム DEEP UFC UFN ESPN+112 UFN254 ブログ ユ・スヨン

【UFN254】UFCデビュー戦=AJ・カニングハム戦へ。ユ・スヨン「日本の団体を代表して戦う」

【写真】ともに136ポンドで計量をクリアしている(C)Zuffa/UFC

15日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN254:UFN on ESPN+112「Vettori vs Dolidze2」で、ユ・スヨンがAJ・カニングハムを相手に待望のオクタゴン初陣を迎える。
Text by Manabu Takashima

DEEPバンタム級のベルトを返上し、昨年のRoad to UFCバンタム級を制したユ・スヨンにUFCファイターとしての心構えを尋ねた。


――今週末、いよいよUFCデビューです。今の気持ちを教えてくれますか(※取材は12日に行われた)。

「通常の試合のように思うようにしているのですが、やはりUFCデビュー戦ですから少し緊張していますね」

──Road to UFCファイナルもファイトナイト大会の中で行われましたが、やはり違うモノなのでしょうか。

「そうですね。違いますね。Road to UFCの準決勝もAPEXで行われ、今回と同じ会場でした。特別に変わったところはないのですが、UFCからもしっかりと気に掛けられている。自分がそう思っているだけかもしれないのですが、良い評価を得られていると感じています。Road to UFCの時とは違って今回はUFCの一員になっているという気持ちです」

──そもそもUFCファイターになったことで、生活が変わったということはありましたか。

「周囲の反応が変わったということはないです。自分もまだUFCファイターだという自覚もないですし。今回の試合で勝って初めて、本当にUFCファイターになったんだと感じることになるのかもしれないです」

(C)Zuffa/UFC

──では対戦相手のカニングハムには、どのような印象を持っていますか。

「一応はグラップリングより、打撃が得意ですね。ただ打撃のベースがしっかりとしたモノでなく、変則的な動きが得意です。普通の構えでもなく、動きが予測しずらいというのはあります。パワフルでもスピードがあるわけでもないのですが、妙なタイミングで動くので打撃を被弾して自分のペースで戦えなくなるようなことは避けないといけないです。

何より、もともとライト級のファイターで。今回が初めてのバンタム級の試合ということで、バンタム級での動きに関する情報がありません。そこは心配しているところです。フィジカルもそうですが、とにかくどういう動きをしてくるのかが、分からないので」

──そのような相手に対し、ユ・スヨン選手がやるべきこととは?

「自分を信じる。そんな試合をしたいです。最近は上の舞台で戦う選手の動きを研究して、自分もその動きができないかと試すことが多かったです。今回は打撃も寝技も、全ての面で準備ができているので自分を信じて、自分の技術で勝利したいと思っています」

──実は今、日本人選手はオクタゴンで4連敗中です。ここで日本でも活躍したユ・スヨン選手に勝ってもらって溜飲を下げたいという気持ちです。

「日本で自分の試合を見てくれる人たちに、感謝しています。自分は韓国人ですが、DEEPでチャンピオンになりました。日本の大会のチャンピオンです。日本の団体を代表して戦うので、勝ち名乗りを受けるところを見てほしいです。同じアジア人として、勝ってアジア人の強さを証明したい。勝利を日本のファンの皆さんに、プレゼントしたいです。応援よろしくお願いします」  

■視聴方法(予定)
3月16日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時45分~U-NEXT

■UFN253対戦カード

<ミドル級/5分5R>
マーヴィン・ヴェットーリ(イタリア)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ(ブラジル)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)
カート・ホロボウ(米国)

<バンタム級/5分3R>
デモン・ブラックシアー(米国)
コディ・ギブソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ディアル・ニュルゴジャイ(カザフスタン)
ブレンジソン・ヒベイロ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ケヴィン・バジェホス(アルゼンチン)
チェ・ソンウ(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ライアン・スパン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ユ・スヨン(韓国)
AJ・カニンガム(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョジアス・ムサザ(コンゴ民主共和国)
カルロス・ヴェラ(エクアドル)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ(米国)
ステファニー・ルシアーノ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
アンドレ・リマ(ブラジル)
ダニエル・バレス(スペイン)

<女子バンタム級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス(ブラジル)
プリシラ・カショエイラ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ジュネイシ・ドベン(ベネズエラ)
カーリー・ジュディシー(米国)

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【UFN254】Road to UFCバンタム級を制したユ・スヨンのUFC初戦は3月15日、猟奇的?!カニングハムと

【写真】いよいよ、アジア圏外のファイターとユ・スヨンの戦いが始まる(C)MMAPLANET

元DEEP、Black Combat、Naiza FCバンタム級王者で昨年のRoad to UFCバンタム級トーナメントを制したユ・スヨンのUFC初陣が決まった。
Text Manabu Takashima
Special Thank to Mr. Choi Woo Suk

Road to UFCファイナルが11月のマカオ大会=UFN248だったため、すでに公式イベントで勝利を挙げているユ・スヨンだが、3月15日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN254「Vettori vs Dolidze 2」で初めてUFCバンタム級とコールされる試合に臨む。

対戦相手はAJ・カニングハム、これはイリディウムの韓国担当イム・ギホ氏が明らかとしたものだ。


カニングハムはキャリア11勝3敗でUFCでは0勝1敗、2022年と2023年にLFAとFury FCで勝利を挙げ、コンテンダーシリーズに挑むも2RにKO負けを喫した。3カ月後にローカルショーで再起し、昨年3月にショートノーティスでUFCと契約。この時はライト級でルドヴィット・クラインと戦い、乱打戦のなかでダメージを蓄積し、最後は腹への前蹴りでKO負けとなった。

とはいえ、これでUFCで戦う権利を得たカニングハムは9月に本来の階級であるフェザー級で仕切り直しの一戦を戦う予定だった。しかし、この試合を欠場しバンタム級に落としてユ・スヨンを迎え撃つことになった。

コンテンダーシリーズで戦った時に、父親からひどい暴力を受けたと幼少期のトラウマをカミングアウトしていたカニングハム。そのコンテンダーシリーズ以降は額をつけた距離でボディを連打するような攻撃に代表されるように、とにかく接近戦のブルファイトを展開してきた。

殴られて、殴る。棒立ちで、足を使わずにパンチを被弾し、拳を振るうカニングハムからは狂気にとどまらず、猟奇的な空気さえ感じられる。結果、既にダメージが心配されるようなパンチを何度も被弾しているが、コンテンダーシリーズ以前のカニングハムはこのような命を削り続けるブルファイターではなかった。どちらかといえば打撃と寝技及びスクランブルが織り交ざったなかで、アグレッシブに戦う選手だった。

よく動き、よく仕掛けることで隙をつかれることも多いが、サブミッションへの防御力に加え、バックやマウントなどポジションを返す力も十分に持っている。対してユ・スヨンのテイクダウン&コントロール力はアジアでは絶対。頭抜けているが、カニングハムをただのブロウラーと判断し、寝技でイージーにコントロールできるような甘い算段を立てると痛い目にあう可能性もある。

特にカニングハムのバンタム級転向が良い目に出て、フィジカルでユ・スヨンをリードするようであれば厳しい戦いを覚悟しなければならない。ユ・スヨンとしてはスタンド打撃の展開を嫌がることなく、逆にリードしてグラップリングに持ち込むことが重要になってくる。組むためとはいえ、組みたい心境が打撃面に表れるようなことは避けたい。そんなアジア代表、ユ・スヨンのUFC初陣だ。

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