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【ONE FF09】打撃は圧されたチャンミンが、組み&ヒザ、抑え&パンチでゴロベッツに2-1勝利

<159ポンド契約/5分3R>
ユン・チャンミン(日本)
Def.2-1
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)

ジャブから右を見せたチャンミンが、ゴロベッツのローをかわす。互いに右を伸ばし、チャンミンがカーフを入れる。ゴロベッツが左ミドルを入れ、前に出てくるチャンミンにヒザを突き刺す。チャンミンはエルボーを放ち、ミドルを蹴られてもカーフを返す。右フックを当てたゴロベッツが、右ストレートを続ける。チャンミンのダブルを切ったゴロベッツ、互いにヒザを出し合って離れる。ワンツー&左ミドルを決めたチャンミンは、スピニングバックフィストを受けそうになる。ゴロベッツはローに右を合わせ、右オーバーハンドを打ち込む。シングルでテイクダウンされたゴロベッツが、すぐに立ち上がってケンケンケンガードももう一度尻もちをつかされた初回が終わった。

2R、左インローから右を伸ばすチャンミンだが、逆に右を被弾してしまう。左から右フックのチャンミンは、間合いを取り直したゴロベッツを追いかけてスピニングバックキックを受けそうになる。ワンツー&ヒザと手数が増えたチャンミンだが、ゴロベッツの一発で流れを止められる。それでもチャンミンはワンツーミドルからシングルレッグ、ワキを潜ってバックへ。

後方からヒザを腿に、グラウンドでヒザ有りなのになぜか手をマットにつけるゴロベッツが、背中に乗られても前に落とす。逆にシングルに出たゴロベッツだが、切ったチャンミンがヒザを顔面に入れる。どうにもルールを把握していないのか、片ヒザをついて頭部にそのままヒザを受けたゴロベッツが立ち上がる。アナコンダから、ニンジャに移行したチャンミン。ここは頭を抜かれたが、組み&ヒザで持ち直した。

最終回、ローに右を合わせたチャンミンに対し、ワンツーを返したゴロベッツが左を当てる。スピニングバックキクをシングルに取ったチャンミンだが、尻もちから足を抜かれる。チャンミンは右ハイ、ゴロベッツは消耗が激しい。ゴロベッツの右アッパー、チャンミンの左フックとパンチが交錯する。空振りすると姿勢が乱れる両者、右を当てたチャンミンはアッパーに組みつきワキを潜る。

ここもマットを手につけるゴロベッツは、頭をロープの外に出してヒザを受けないように努める。後方にゴロベッツを音転がさせたチャンミンだが、ブリッジからスクランブルを許して試合はスタンドに戻る。右で殴られたチャンミンは、ダブルレッグをアナコンダで止め、ダックアンダーで頭を抜こうとし、バランスを崩した背中をマットにつけたゴロベッツをサイドで抑える。下からエルボーのゴロベッツは、枕&右のパウンド、さらに左エルボー、最後はスクランブルから打撃戦となりタイムアップを迎えた。ジャッジは割れたが、チャンミンがスプリット判定勝ちを手にした。


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【ONE FF09】金曜ファイト前。和田竜光がイエローカードについて語る「レフェリーは……」

【写真】トップ戦線と絡むために必勝のルンピニーでの一戦だ(C)MMAPLANET

明日17日(金・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fight09に和田竜光が出場し、アーネスト・モンティーリャと対戦する。

本戦契約の和田が、ONEの要請を受けてルンピニーで戦う。昨年6月のカイラット・アクメトフ戦を落とした和田が、仕切りなおしの一番を前にして──イエローカードの提示が目立ってきた現状に対し、発言。そのMMA哲学が伺える言葉だった。


――まず、昨年6月のカイラット・アクメトフ戦。和田竜光のMMAの妙の部分で勝たないといけない相手に敗れた。押し切れられたという印象が今も残っています。

「そうですね。持っているモノで勝負して勝てるとは思っていたのですが、やっぱり……なかなか強かったですね。もう一つ、実力が足らなかった感じです」

──あのテイクダウン力を見ると、和田選手がストロー級転向を視野に入れていたのが、現実味を帯びてきたかと思っていました。

「う~ん、パワフルさはありましたけど、勝負できないとは全く思わなかったです。テイクダウンはされちゃったんですけど、最初からされると思っていました。ラウンド毎に残り時間が少なくなると、アタックしてくることも分かっていましたし。それが彼のスタイルなので。

分かっていてもトップを取られたのですが、ONEの裁定ってトップを取られたからどうだっていうのはあるじゃないですか?」

──ハイ。

「上からのアタックも別に食らいはしなかった。ただ、スタンドでもう少し僕の方がダメージを与え、こっちにアドバンテージがある展開にしてかったけどできなかった。そこが敗因ですね。

こっちの持っているカード。出し方次第で、もう少し打撃で優位に進めることができたんじゃないかなって、試合を振り返って思うところです。やっている時はいっぱいいっぱいだったんですけどね」

──リース・マクラーレン戦、ダニー・キンガド戦に関して和田選手自身は、負けにカウントしない敗北でした。アクメトフ戦は、どのように捉えていますか。

「ギリ負けた試合ですかね(笑)」

──アハハハ。

「フラットに見てみても、ギリ負けました。ダメージを与えられたわけじゃないけど、削り合ってお互いにしんどかった試合で向うの必死さも、めっちゃ伝わって。特に3R目はこっちがガンガン行かないといけないラウンドなのに、向うの気合のクリンチで手数が出せなかった。

それは自分も削られていたから。そこまでの展開で互いに疲れていて。そういう厳しい試合になることは分かっていたのですが、スタンドで有利に立つという見立てが上手くいかなかったです」

──そういう敗北を経験すると、何か新しいモノを採り入れようという気持ちが芽生えてきたりするものなのでしょうか。

「全くなっていないです(笑)。僕の1週間、今いる環境、練習環境や生活リズム、自分のコンディション面も含めてベストだと思っています。これ以上練習を増やすと、多分体が追いつかない。そのなかで良い練習をしているので、これで上げていく。苦手なこととか一切やっていないです。嫌いなことはやらず、好きなことを伸ばしていく。ここしばらく、ずっとそうやってきました。

階級に関していうと、変えるタイミングもありました。でも、カイラットにやられて悔しいんですよね。やり返したい……カイラットにやり返したいというんじゃなくて、フライ級で通用しなかったから階級を変えるというのが、自分のなかで嫌で」

──う~ん、勝手ながら和田竜光✖ジャレッド・ブルックス──見てみたいですねぇ(笑)。

「特にやりたい選手っていないんですけど、ブルックスはやってみたい選手です。ただ、俺が誰とやりたいとかって言える立場ではないので。提示された選手、全員とやるっていう姿勢ですね。勝って、立場が変わってきたらそういう発言もできると思います。カイラットに負けて、生意気なことは言えないです。

階級を変えるのは、本当に自分の気分で。カイラットに負けて、『俺、フライじゃ無理だ。階級変えよう』と思ったのなら、パッと階級を変えていたと思います。それが、もうひと頑張りで勝てるというのがあると……。通用しないと認めるのは、嫌で。この状況で階級を変えるのは嫌ですね。でも、これで勝ってポーンと階級を変えたいと思うかもしれないです」

──対戦相手のモンティーリャですが、10年前にPXCのフィリピン大会で試合を見たことがあって……当時の印象では一生懸命、粗くてしょうがないMMAをやろうとしているというような感じでした。

「僕もYouTubeに落ちている、きっと3年ぐらい前だろうけど直近と思われる試合のダイジェストを視ました。凄く雑なんですけど、仕掛けたがり屋さんの極めたがり屋さんで。でも、雑過ぎてスクランブルになってしまう。そういう印象です」

──本当に勝って貰わないと困ると言ってしまいますね。あと再浮上を狙うなら、今のONEではフィニッシュが不可欠かと。

「フィニッシュばっかり狙っていないと言いつつ、いつもフィニッシュは狙っています。そんな感じなんですけど、そうですねぇ……難しいですね。これで勝ったからって、本戦で誰かとできるという感じもしないし。ルンピニー大会はムエタイだとタイトル戦とかあって、下部大会とも言い切れない。ここで強い選手と組まれることもあると思っています。

それこそ毎週やっているので、色んなランカークラスも出てくるのかなっていう感じはしています。結果、チャンスが増えそうで良いと僕は捉えています。それには余り知らない選手だとしても。用意してもらった選手に勝っていくしかない。しっかり勝つのが前提です」

──これがMMAだからという妙をイエローカードで排除する傾向もあるかと思います。

「特にルンピニー大会はブレイクも早いし、またちょっと違う印象ですね。MMAのレフェリーは黙って見てろ──とは思うんですけど。ムエタイが好きなお客さんを楽しませる興行にするために、スタンドでやり合わせたいという意図は感じます。

どっちが強いのか見守っていてとは思います。でも、盛り上げる必要があるのがONEの方針で。嫌ならONEから出て行けば良いわけでも。まぁ文句はあるけど、受けいれて戦います(笑)」

──でも、言うこと聞かないよっていう風にも感じます。

「まぁやれること、やりたいことは決まっているんで。促されても、自分の判断で動けないと思ったら動けないし。打ち合えって言われても、打ち合いたくないならやらない。やらないといけない状況だったら、殴り合います。その判断をレフェリーがするな。黙って見ていろとは思うんですけど、そういうところだから」

──守り重視の選手が促されて、行くしかないってくるとチャンスが増える展開もあると思います。

「それはそうですね。流れは、それで変わりますし。イエローはもう出されたらしょうがない。しゃあないです(笑)」

──そのような話をさせておいてなんですが、次の試合で何を見せたいのか。お願いします。

「相手のことはよく分からないですけど、殴って蹴ってコントロールして極めることができれば嬉しいです。でも……MMAなんで、なんか……そうっスね。いつも通りの楽しみ方で見てください。大きくは変わらない。やっつけるだけです」

■放送予定
3月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FF09 MMA対戦カード

<フライ級(※77.1キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
アーネスト・モンティーリャ(フィリピン)

<159ポンド契約/5分3R>
ユン・チャンミン(日本)
キリル・ゴロベッツ(ウクライナ)

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【ONE FF09&ONE FF11】3月17日に和田竜光、31日に安藤達也がMust Winのルンピニー出場へ

【写真】しっかりと勝ちたい、いや勝たないといけない試合だ (C)ONE & MATSUNAO KOKUBO

22日(水・現地時間)、ONE Championshipより3月17日(金・同)にタイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 09に和田竜光が、同31日(金・同)のONE FF11に安藤達也が出場することが発表されている。

和田の出場はONEと契約中の日本人MMAファイターとして初のルンピニー大会への参戦となる。また、Road to UFCから修斗世界バンタム級王者として国内で活躍中の安藤は、その修斗のベルトを奪取してから1年振りの試合が念願となる初の海外進出だ。


昨年6月のカイラット・アクメトフ戦で判定負けを喫し、タイトル戦線から一歩後退の和田はPXCやURCCで活躍してきたアーネスト・モンティーリャと対戦。

PXCではバンタム級王座決定戦を経験しているが、アルヴィン・カクダックに敗れている。これが3年11カ月ぶりの実戦復帰ということを考えても、和田は負けられない。

安藤の相手アリ・モタメドは、かつて吉野光にスプリット判定勝ちを収めているものの──吉野勝利が妥当という声が多かった試合だった。

なんせモタメドは吉野に15分間で9度のテイクダウンを許している。言い換えると、それだけ倒されながらフィニッシュを許さなかった試合ではあったが、安藤としてテイクダウン後だけでなくて、その前後でしっかりとパンチを当てて倒したい。

和田としては本戦カムバック、安藤は一気に本戦進出するために圧勝を望みたいルンピニーでの戦いだ。

なおリリースに寄せられたONE初出場の安藤のコメントは以下の通りだ。

安藤達也
「ずっと海外で試合をしたいと思っていたので、ONEからチャンスを貰えて嬉しかったです。今回の相手は、経験値の高いストライカーです。自分のひらめきを武器に、いつも通り決着をつけに行きます。そして、ONEのチャンピオンと戦えるチャンスを掴みに行きます。ファイターとしての目標はたくさんありますが、まずは自分に勝つこと。格闘技を通して挑戦する姿を見せて、勇気を与えたいです。格闘技はLIVEだと思うんですよね。やってみないと分からない!ぶちあげます。お楽しみに!」

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