カテゴリー
DEEP MMA o RENA RIZIN SASUKE UFC アンシュル・ジュビリ キック キム・ギョンピョ クレア・ロペス パク・シウ パンクラス ヒロヤ 上田将年 上田将竜 中村倫也 伊藤裕樹 修斗 宇佐美正パトリック 浜崎朱加 瀧澤謙太 田中半蔵 矢地祐介 芦田崇宏 野瀬翔平 鈴木博昭 鈴木槙吾 阿部大治

RIZIN LANDMARK8:矢地 vs. ギョンピョ、浜崎 vs. クレア・ロペスなど主要カード発表。

ライト級
矢地祐介
キム・ギョンピョ

一時はライト級エース候補だった矢地だが、サトシとグスタボに連敗。昨年は6月の北海道大会で5連敗中のザック・ゼインに1Rチョークで勝ったのみで、なかなか試合が組まれなかった。北海道に続いて九州とドサ回りが続くが、勝って3連勝となるか。

ギョンピョは2022年のRoad To UFCで優勝したインドのアンシュル・ジュビリに判定負けで敗退。昨年4月のRIZIN初戦では宇佐美正パトリックにキャリアの差を見せつける圧勝。11月にはアゼルバイジャン大会に出場して地元のラギモフを秒殺KOしている。

女子スーパーアトム級
浜崎朱加
クレア・ロペス

元王者浜崎は2021年にノンタイトル戦で伊澤にTKO負けで、デビュー以来初の日本人選手相手の敗戦。22年4月、タイトル戦で組まれたダイレクトリマッチでも敗れて王座から陥落した。女子アトム級GPでは準決勝でパク・シウに判定負け。41歳になった昨年は試合をしておらず、1年5ヶ月ぶりの復帰戦となる。タイトル戦線に踏みとどまるためにも負けられない試合。

ロペスは昨年4月、RIZINデビュー戦でRENAに足での膝十字で勝利。2戦目で早くも伊澤のタイトルに挑戦したが、ニンジャチョークで秒殺一本負け。

フェザー級
芦田崇宏
鈴木博昭

元DEEP王者で、RIZINデビュー戦で萩原に1R一本勝ちした時点では、まだ始まったばかりのフェザー級トップ日本人選手だったはずの芦田だが、地味さが災いしてか試合が組まれず、ようやく組まれると金原・アグォンに連敗。中田に地味勝ちしたものの、昨年5月にはRIZIN3連敗中の摩嶋に一本負け。地味強ばかりと当てられている。

MMA転向から3勝3敗の鈴木だが、勝った試合は序盤に打撃がヒットしてのKO勝ちで、あとは判定負け。打撃勝負に付き合ってもらえない相手だと厳しいままだと、これ以上RIZINで使い道がないのでは。生き残りがかかった試合。

バンタム級
瀧澤謙太
野瀬翔平

4連敗中でリストラギリギリの瀧澤が地元九州勢の野瀬と対戦。野瀬は一昨年、もっとも知名度が低い中でRoad To UFCに出場したが、準決勝で中村倫也に完敗。中村という厳しい相手だったためか、昨年も出場のチャンスが与えられたものの、一回戦でスプリット判定負け。現在修斗ではノーランカーだが、先月ランカーの神田T800に勝利したので、1月度ランキングには入ってくる見込み。

フライ級
伊藤裕樹
上田将年

伊藤は昨年5月にアーセンにタックルからコントロールされ判定負け。超RIZIN.2にはヒロヤの相手枠として出場し、テイクダウンに手こずってのスプリット判定勝ち。地元相手でのLANDMARK.6ではまたも僅差の試合でのスプリット判定勝ち。

上田もジモティ枠。上田将竜のリングネームでパンクラスに参戦していたが、タイトルには届かず。昨年11月に地元福岡で行われたBLOOM FCでは本名に戻し、モンゴルのオトゴンバヤルに判定勝ち。

ウェルター
阿部大治
押忍マン洸汰

阿部はストラッサーに判定勝ちするなど3連勝したが、DEEPで鈴木槙吾にまさかの一本負けで王座陥落。昨年7月にはイゴール・タナベ相手にミドル級で体重ハンデマッチを組まれ、パンチを効かせる場面もあったが一本負け。ウェルター級に落としたタナベが大晦日に試合が組まれているのに対し、1年4ヶ月ぶりに本来のウェルターで試合を組まれた阿部は福岡でジモティ選手と対戦。RIZINウェルター級では3戦0勝とトップの戦績にもかかわらず不遇。

福岡出身の押忍マンはハードパンチャーで、パンクラスでは勝っても負けてもフィニッシュ決着で盛り上がる試合をする選手。

フェザー級
トゥラル・ラギモフ
田中半蔵

福岡出身の田中は2022年に40歳で修斗に復帰すると、2連勝で先月SASUKEのタイトルに挑戦したが、3RKO負け。相手のラギモフはアゼルバイジャン大会のジモティ枠で、ギョンピョに秒殺KO負け。今回はケラモフの抱き合わせ出場か。

今回発表された地元勢は、地元でなければRIZINに出てくるレベルではないので、正直勝っても次にRIZINに出るチャンスが与えられるとは思えない。しかし、北海道大会の後藤のように、インパクトのある勝利なら次のチャンスもあるかもしれない。

これに加えてジモキック1試合、オープニングファイト5試合(字もキック3試合とジモMMA2試合)。

メインは長崎出身の堀江 vs. グスタボになるとのこと。

カテゴリー
MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase340 RIZIN UFC   パンクラス 上田将竜 伊藤盛一郎 平良達郎 有川直毅 海外 秋葉太樹

【Pancrase340】12・24を読む 伊藤盛一郎「ベルトは強さの証明と自分の可能性を広げてくれるもの」

24日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE340で、伊藤盛一郎がフライ級暫定王座決定戦で有川直毅と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

ZST・RIZINでの戦いを経て、昨年12月からパンクラスに定期参戦している伊藤。一時は3連敗と結果が振るわない時期もあったが、現在は4連勝と絶好調で、試合結果もすべてフィニッシュによるものだ。キャリア初期に勢いのままに巻いたZSTフライ級のベルトと違い、パンクラスのベルトは連敗や怪我を乗り越えて巡ってきたチャンス。伊藤にベルトへの想いを訊いた。

――パンクラス3戦目でタイトルマッチが決まった伊藤選手です。練習後のインタビューですが、コンディションも良さそうですね。(取材日は11日)

「今回は怪我もなくて、本当に調子がいいので、直前で体調を崩したりしないように気をつけています」

――最近は怪我があって試合をすることもあったのですか。

「パンクラスの2試合はどちらも試合前に怪我をしていて、それも結構とてつもない怪我だったんですよ(苦笑)。勝村さんと相談して「試合の何日前までに状態を見て、試合するか欠場するかを決めよう」と話すくらいの状態で。結果的にどちらも勝つことが出来てラッキーでしたね」

――パンクラスでは2連続一本勝ちだったので、そんな状況で試合をしていたのは意外でした。

「試合当日は動けたんですけど、MMAのスパーリングは一カ月近くできなかったですし、ぶっつけ本番のやるしかないと覚悟を決めてやりました」

――伊藤選手は2020年11月の浜本”キャット”雄大戦から4連勝していますが、ご自身では何が要因だと思っていますか。

「浜本戦の時から『これで結果が出なかったら最後』『ここで負けたら終わり』と思うようになって、試合当日の気持ちや覚悟が変わったと思います。あとはグランドスラムもプロ選手が増えて、フライ~バンタム級が多いんですよ。練習仲間が増えたというのも大きいですね」

――浜本戦は3連敗で迎えた一戦でしたが、当時はどんな心境で試合に臨んだのですか。

「連敗はしてたんですけど、ボロ負けという感じではなくて、ワンミスでやられた、惜しいところで勝てないという試合だったんです。だから勝ち方が分からないというか、勝てるのに勝てない。そんな時期でしたね。そういう中でも浜本戦はパンチで倒してパウンドで勝てて、漠然とですが勝つ時ってこうやって勝ってたよなという感覚を思い出しました。それからは試合前に怪我もあったので、試合をやると決めたらやるしかないだろと腹をくくって思い切り戦えたのがよかったと思います」

――このタイミングでタイトルマッチが決まったことをどう感じていますか。

「去年12月にパンクラスに初参戦して2位の上田将竜選手に勝って1位になったのですが、すぐタイトルマッチが組まれることはないと思ったんです。それで6月に秋葉太樹選手に勝てたので、僕としては12月にタイトルマッチをやりたいと思って準備をしていました」

――対戦相手の有川選手にはどんな印象を持っていますか。

「有川選手とは同い年で一緒に練習したこともあるし、仲がいいんですよ。有川選手がグラジエイターで試合が決まった時には『頑張ってよ』と声をかけたり。ちょっとやりづらさもありますけど、試合は試合としてきっちりやります。対戦相手としては何でもできるけど、どちらかというと打撃の選手という印象ですね」

――有川選手もZSTで戦っていた時期がありますが、その相手とパンクラスのベルトを争うのは不思議な感覚もありますか。

「僕自身、パンクラスの会場に行くことは多かったんですけど、ずっとZSTで試合していたこともあって、自分がパンクラスで試合をするイメージがなかったんです。だから初めてオファーを受けた時も『ああ…パンクラスで試合やるのか』みたいな不思議な感じでした」

――伊藤選手としてはZSTが開催されなくなり、次の主戦場を探していた部分もあったと思います。そこでパンクラスを選んだ理由はなんですか。

「なかなかRIZINで試合が決まらなかったり、幾つか他に試合のオファーもあったんですけど、自分的にはあまりピンと来るものがなくて。そんな時にパンクラスから声をかけてもらって、砂辺(光久)さんや周りの先輩たちがパンクラスのチャンピオンになっているので、自分も同じベルトを巻きたいと思うようになりましたね」

――ベルトがかかった試合は2度目だと思いますが、2015年にZSTでベルトを巻いた時と今回では心境が違いますか。

「あの時はデビューしてからポンポンポン!と勝って、21歳でチャンピオンになったんですよ。今思うとクソ弱かったです(笑)」

――クソ弱くてチャンピオンにはなれないでしょう。

「実は僕アマチュアの試合に出たことがなくて、代打出場でいきなりSWAT!でデビュー戦が組まれたんですよ。そこでいい勝ち方をして、どんどん試合が決まっていてタイトルマッチという流れだったんです。それからRIZINに出て、怪我で試合が出きないこともあったし、3連敗も経験したし、色んなことがあったんですけど、またこうして勝ちを重ねて掴んだタイトルマッチのチャンスなので、ZSTでベルトを巻いた時とは重みが違いますね」

――怪我をしていた時期や勝てなかった時期に心が折れそうにはならなかったですか。

「しょっちゅう思っていましたよ(苦笑)。怪我で試合ができないし、試合をやっても勝てないし…………ぶっちゃけ格闘技が好きじゃない時期もありましたよ」

――それが変わったのは何がきっかけだったのですか。

「仲間の成長と活躍を近くで見ていたのが大きいですね。自分が試合するときは『どうにでもなれ!』って感じでやるんですけど(笑)、仲間たちには絶対に勝ってほしいって思うんですよね。みんな試合が決まってから、どういう気持ちで練習や相手と向き合って過ごしているかを知っているから、自然にそういう気持ちになるんです。それで実際に勝つ姿を見ると、やっぱり格闘技はいいなと思うし、自分も負けられないという刺激にもなるし。そうやって自然に気持ちが上向きになっていきましたね」

――今の伊藤選手にとってベルトはどんな存在ですか。

「やっぱりベルトは強さの象徴だし、団体から『あなたは強いです!』と認められた証だと思うんですよ。ただ勝ち続けているだけでは『俺って本当に強いのかな』と疑問になることもあるけど、ベルトを巻くことができたら、そうじゃない。特にパンクラスは30年という歴史と伝統があるベルトなので、そのベルトを巻いて自分の強さを証明したいです」

――そのベルトの先、2024年はどんな目標を持って戦っていきたいと思いますか。

「今はあんまり考えてないです。これからどんな目標を持って戦っていくかは分からないですが、フライ級キング・オブ・パンクラシストになることはすごく大事だと思うんですよ。ベルトは強さの証明であり、自分の可能性を広げてくれるもので、僕は決して残りの格闘技人生は長くないと思っているので、その格闘技人生をいいものにするためにも、絶対にベルトは欲しいです」

――フライ級は国内外の様々な団体で活躍している選手がいますが、他の選手の試合を見て刺激になりますか。

「はい。先日もUFCで平良達郎選手がKO勝ちしていて、僕は日本を代表として海外で戦っている選手たちがかっこいいと思うし、海外で試合にも興味はあります。でもそれもすべて次の試合で勝たないことには先が開けないので、今はパンクラスのベルトを巻くことしか見ていないです」

The post 【Pancrase340】12・24を読む 伊藤盛一郎「ベルトは強さの証明と自分の可能性を広げてくれるもの」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
K-1 MMA MMAPLANET o Torao TORAO29 キック ボクシング 上田将竜 修斗 本田良介 泰斗 田上こゆる 畠山隆弥

【TORAO29】地元・福岡大会称とルーキー対決、泰斗─01─「一番の目標は本田良介君」

【写真】「良介君」という呼び方に、信頼関係の強さがうかがえる(C)SHOJIRO KAMEIKE

28日(日)、アクロス福岡で開催されるTORAO29で、地元・福岡レンジャーズジムの泰斗が沖縄の畠山隆称を迎え撃つ。

Text by Shojiro Kameike

2020年に修斗でプロデビューした泰斗は、テイクダウンスタイルを武器に2022年修斗新人王トーナメントのストロー級を制している。これまでMMAは3勝1敗。昨年12月に田上こゆるに初黒星を喫してからの復帰戦は、畠山隆弥との福岡×沖縄ルーキー対決となった。そんな泰斗にMMAのキャリアを訊いたところ、目標として挙げたのが――これぞテイクダウンスタイル、本田良介の名前だった。


――地元の福岡で開催されるTORAOでプロ5戦目を行う泰斗選手です。まずは格闘技のキャリアについて教えてください。

「格闘技を始めたのは16歳の時です。ふわっとキックボクシングをやりたくなって、半年ぐらい週1~2のペースで練習していました。次にサークルみたいな形で、格闘技好きの人たちが集まってスパーリングするような感じの練習を、23歳ぐらいまでやっていました」

――なぜ16歳の時にキックボクシングを始めたのでしょうか。

「男として強くなりたい、っていう理由ですね。子供の頃にK-1とかを見ていて、格闘技に憧れがありました。ずっと格闘技をやりたいと思っていたけど、なかなか始めるキッカケがなくて……。格闘技をやりたいと言っても、小学校や中学校の頃は遊んでばかりいました(苦笑)。それで16歳の時、最初は空手とキックボクシングをやっているジムに入って、そこから知り合いに誘われて格闘技サークルに参加するようになったんです」

――サークルということは、ジムのように指導者がいるものではなかったのですか。

「ずっと格闘技をやっていた方が教えてくれていましたね。30代や40代ぐらいの人たちに、練習の相手をしてもらっていました。当時は格闘技のジムとかもよく知らないなか、アウトサイダーや地下格闘技が流行っていて。プロの世界にも憧れていましたけど、アウトサイダーや地下格闘技のほうもカッコいいなと思って、最初は地下格闘技に出ていました」

――なるほど。地下格闘技は何戦ほど経験しているのでしょうか。

「10戦ぐらいですね。サークルで練習し始めてから1年ぐらいで、地下格闘技に出るようになりました。最初に出たのは18歳の時です。それから地元の福岡や、久留米で開催されていた大会にも出ていて。最後は4~5年前にアウトサイダーに出たあと、プロを目指してレンジャーズジムに入りました」

――サークル活動のままでは、プロになるのは難しいと感じたのですか。

「サークルで一緒に練習していた人たちは、強い人たちばかりでした。ただ、年齢的に上の人たちが多かったんですよね。するとスパーリングでも抑えめになっていて――自分もプロを目指すかぎりは、しっかりとした指導者が教えてくれて、同年代の強い選手がたくさんいる環境で練習したいと思いました」

――地下格闘技に出場している頃から、プロでやりたいと思い始めていたのでしょうか。

「本音を言うと、そこまで深くは考えていなかったです。地下格闘技の頃は、格闘技で食っていこうと考えることはなく、『格闘技を続けていたら何か見つかるやろう』みたいな感じで。そもそも簡単にプロになれるような世界じゃないと思っていましたし。意識が変わったのはレンジャーズジムに入ってからです。本気でMMAをやっていこう、って」

――レンジャーズジムに入る前と入った後では、何が違ったのですか。

「周りの人たちの覚悟が違いました。ジムでは同じ世代の選手が多かったこともモチベーションになっていて。プロを目指している人たちの練習を見て、『これだけ覚悟が違うのか。ここなら自分も本気でMMAに打ち込める』と思ったんですよ。サークルの時は趣味っていう雰囲気で、練習も多くて週2~3回ぐらい。曜日で決まっている練習日に参加できなかったら、週1程度の練習になってしまいます。でもレンジャーズジムは毎日やっていて、それだけの練習相手もいる。もう一つ、自分は23歳の時に入って……やっぱり23歳ぐらいになると、自分自身の将来について考えないといけない。そこで覚悟を決めました」

――同年代でプロを目指している場合、それまでに他の格闘技を経験してからレンジャーズジムでMMAをやっている選手も多かったのではないですか。柔道やレスリング、空手やキックボクシングなど……。

「はい、そうですね」

――「この中でやっていけるかな?」という不安や、劣等感のようなものはなかったですか。

「それはなかったです。ジムに入る前に、闘争本能みたいなものは身についていたと思うんです。あとは、とにかく技術を身につけたいという気持ちが大きくて。それと自分の場合は、体格が小さいじゃないですか。MMAでは一番軽いストロー級で、大きな選手と練習で張り合うだけでも、自分にとっては『負けていない』という自信になりました。そこで簡単にやられていたら、劣等感もあったでしょうし、自信をなくしていたでしょうけど」

――同時に、レンジャーズジムの練習は厳しくはなかったですか。

「代表の屋宮さん(大宮ハント)は、最初にお会いした時は怖かったです。あの風貌だから、第一印象は怖くて――みんなも同じことを言っています(笑)。でも指導は優しくて。『これをやれ、あれをやれ』って強制する人じゃないんですよ。『自由に、やりたいことをやれ』と。だから僕たちも自由に『これを教えてほしい』と聞いて、屋宮さんも何でも教えてくれる。反対に『これが自分に合わないと思ったら、無理してやらなくていいよ』という感じで」

――そうだったのですね。自由なスタイルでは自主性も求められます。そのなかで泰斗選手は、まず何に取り組もうと思ったのでしょうか。

「一番は、本田良介君みたいになりたいと思いました」

――本田良介選手! その一言で、泰斗選手のテイクダウン中心のスタイルが理解できました。

「良介君はずっとレンジャーズジムの練習に来てくれて、僕たちを引っ張ってくれています。良介君についていけば安心できる、そういう人なんです。上田将竜さんもそうですね。試合スタイル、練習への取り組み方、普段の過ごし方まで全て勉強させてもらっています。良介君が一番の目標です」

<この項、続く>

The post 【TORAO29】地元・福岡大会称とルーキー対決、泰斗─01─「一番の目標は本田良介君」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 TSUNE   シュウジ・ヤマウチ パン・ジェヒョク 上田将竜 伊藤盛一郎 猿飛流 田嶋椋 透暉鷹 雑賀ヤン坊達也 鶴屋怜

【Pancrase330】 Pancrase330 Gallery 計量台の上とケージの中。もう一つの戦いの軌跡

【写真】猿飛流の両日のフォルムの違いは北米クラスか(C)MMAPLANET

昨年12月25日(日)に開催されたPancrase330。同大会の上位カードに出場した10選手の前日計量とファイト当日の肉体のフォルムの見比べてみたい。

欧米の選手たちと比較して減量及びリカバリーの幅を少なくする傾向にある日本人ファイターだが、何に水を抜き、再び水分を取り戻し筋肉が膨らむのか。大胸筋や僧帽筋、そして肩回りにもギリギリの状態まで落とし込んでいる選手がいることが確認できる。


鶴屋怜

透暉鷹

パン・ジェヒョク

雑賀ヤン坊達也

シュウジ・ヤマウチ

TSUNE

田嶋椋

上田将竜

伊藤盛一郎

The post 【Pancrase330】 Pancrase330 Gallery 計量台の上とケージの中。もう一つの戦いの軌跡 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 キック パンクラス 上田将竜 伊藤盛一郎

【Pancrase330】TDからは圧倒的。元ZST王者の伊藤が初参戦、ランキング2位の上田をRNCで仕留める

【写真】伊藤は1年ぶりの試合で快勝。メインの勝者との絡みが楽しみだ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
伊藤盛一郎(日本)
Def.2R1分26秒 by RNC
上田将竜(日本)

伊藤が右サイドキック、それをバックステップでかわした上田が左ハイを見せる。身長で劣る伊藤が左を伸ばしながら距離を詰め、組んでケージに押し込んだ。しかし上田が左腕を差し上げて、体勢を入れ替える。四つで組んだ上田は肩パンチとヒザで相手を削っていく。伊藤も右のオーバーフックを効かせて、ヒザとカカト蹴りで削る。ここでレフェリーがブレイクをかけた。

ケージ中央で再開後、伊藤が左右の蹴りを見せる。低い体勢から入る伊藤の顔面に、上田が左ジャブを2発突き刺した。頭を振り、左ストレートを伸ばした伊藤が、さらに右ストレートを見せながら組み付く。ボディロックでテイクダウンを狙う伊藤、しかし上田もすぐに立ち上がる。伊藤は上田をケージに押し込み、グラウンドに持ち込もうとするが倒せず。相手のクラッチを切った上田が離れた。

ケージ中央で上田の右前蹴りをキャッチした伊藤が、左フックを相手の顔面に叩きつける。下がる上田に組みついた伊藤が、右腕を差し入れてケージに押し込み、ヒザを突き上げて初回を終えた。

ジャッジ2名が10-9で上田に、1名が10-9で伊藤につけている。

2R、右サイドキックで飛び込む伊藤。上田の右ミドルハイをキャッチした伊藤は、そのままグラウンドに持ち込む。サイドからマウントを狙った伊藤は、上田のブリッジに合わせて腕十字へ。動く上田をバックマウントで抑え、右のパンチを連打していく。そして左腕を相手の首に巻き付けて仰向けに。上田は伊藤の右手首を取ってクラッチを切るも、伊藤はワンハンドで首を絞め上げてタップを奪った。

パンクラス初参戦でランキング2位の上田を破った伊藤は、「これからパンクラスで試合をやらせていただきたいと思うので、応援よろしくお願いします」とアピールした。


The post 【Pancrase330】TDからは圧倒的。元ZST王者の伊藤が初参戦、ランキング2位の上田をRNCで仕留める first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RYO TSUNE YouTube シュウジ・ヤマウチ ソルト パンクラス パン・ジェヒョク 上田将竜 井村塁 伊藤盛一郎 山口怜臣 岡野裕城 新居すぐる 村山暁洋 林源平 水戸邉荘大 沙弥子 猿飛流 田嶋椋 田村一聖 粕谷優介 葛西和希 透暉鷹 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也 高木凌 鶴屋怜

【Pancrase330】計量終了(第1試合~第7試合)スクランブル発進の岡野も含めメイン出場選手に問題なし

【写真】さらっと7キロの減量といった岡野 (C)MMAPLANET

24日(土)午後12時45分より、東京都新宿区のサンエービル地下1階会議室で明日25日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase330の第1試合から第7試合に出場するファイター達の計量が行われた。

マッハ道場の同門、葛西和希が15日(金)に負傷し全治6週間という診断結果を受け急遽、代役を買って出て粕谷優介と対戦することになったHEATライト級チャンピオン岡野裕城は70.5キロでクリアしている。

「そんなに厳しくなかったですよ。ちょうど体重も落ちていて、7キロぐらいしか減量していないです」と常人の理解の範疇を越えた発言を涼しい顔で出来る岡野は、パンクラス初陣でどのようなファイトを見せることができるか。

ここでは計量直後の各選手のコメントをお届けしたい。

田村一聖
「明日はフィニッシュできるように頑張ります」

Ryo
「田村選手とはホントずっとやりたかったです。

明日、気持ちをしっかりと込めて頑張ります」


押忍マン洸太
「明日は思いっきり暴れます」

林源平
「ぶっとばします」

村山暁洋
「ずっとやるかもしれないと思っていた相手なんですけど。

凄いタフなんですけど、明日はフィニッシュで勝ちます」

長岡弘樹
「明日は根性を出して、魂を燃やして。

村山選手と戦いたいと思います」

高木凌
「明日の試合、死んでも勝ちます」

新居すぐる
「試合が決まってからずっと高木選手のことを考えてきたんで、明日は練習してきたことを全部出して勝ちにいきたいと思います」

岡野裕城
「えぇと……パンクラス・デビュー戦なんで、頑張ります」

粕谷優介
「また子供達に恰好良いところを見せます」

井村塁
「横浜のビッグマッチで組んでいただいて、ありがとうございます。

相手、佐久間選手なんですけど、自分らしくフィニッシュして良いクリスマスを迎えます」

佐久間健太
「久しぶりなんですけど、パンチを当てられるよう頑張ります」

沙弥子
「第1試合をやります、沙弥子です。世界で戦ってきた選手とこのタイミングで試合をすることは、一生の経験になると思います。明日は挑戦者という気持ちを忘れずに、攻め続けて勝ちたいと思います」

ジェニー・ファン
「最初に、このケージで戦う機会を与えてくれたパンクラスに感謝しています。私の対戦相手はとても強くて、とても良い選手です。明日の試合に期待しています。ベストと尽くします」

■視聴方法(予定)
2022年12月25日(日)
午後1時30分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後2時30分~ U-NEXT

■ Pancrase330計量結果

※赤字選手名をクリックすると関連記事やインタビューに跳びます

<フライ級KOPC/5分5R>
[王者] 猿飛流:56.5キロ
[挑戦者] 鶴屋怜:56.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.25キロ
パン・ジェヒョク:66.15キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.15キロ
シュウジ・ヤマウチ:70.45キロ

<バンタム級暫定王座決定戦/5分5R>
TSUNE:60.95キロ
田嶋椋:61.05キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.85キロ
ソルト:52.45キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.0キロ
伊藤盛一郎:56.95キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.75キロ
Ryo:65.35キロ

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太:77.4キロ
林源平:77.45キロ

<ウェルター級/5分3R>
村山暁洋:77.5キロ
長岡弘樹:76.75キロ

<フェザー級/5分3R>
高木凌:66.2キロ
新居すぐる:66.1キロ

<ライト級/5分3R>
岡野裕城:70.5キロ
粕谷優介:70.3キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.4キロ
佐久間健太:61.55キロ

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子:47.5キロ
ジェニー・ファン:46.55キロ

<フェザー級/5分3R>
加藤泰貴:65.95キロ
倉本拓也:66.25キロ

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒:61.3キロ
木本海人:61.35キロ

<57.7キロ契約/5分3R>
水戸邉荘大:57.7キロ
金澤臣人:56.7キロ

<アマMMAバンタム級/3分3R>
山口怜臣:61.05キロ
岡田嵐士:60.95キロ

The post 【Pancrase330】計量終了(第1試合~第7試合)スクランブル発進の岡野も含めメイン出場選手に問題なし first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RYO TSUNE YouTube シュウジ・ヤマウチ ソルト パンクラス パン・ジェヒョク 上田将竜 井村塁 伊藤盛一郎 山口怜臣 岡野裕城 新居すぐる 村山暁洋 林源平 水戸邉荘大 沙弥子 猿飛流 田嶋椋 田村一聖 粕谷優介 透暉鷹 長岡弘樹 雑賀ヤン坊達也 高木凌 鶴屋怜

【Pancrase330】計量終了(第8試合~メイン)上田将竜「明日はクリスマス。家族も子供も置いて──」

【写真】Make weight大賞は猿飛流。これだけ筋肉を残し、9キロ・10キロを60キロ台の体格で落とすのは相当な減量テクニックを有しているはずだ。その猿飛流、パス後の水分補給で「世界で一番美味い水」と連呼していた(C)MMAPLANET

24日(土)正午より、東京都新宿区のサンエービル地下1階会議室で明日25日(日)に横浜市中区の横浜武道館で開催されるPancrase330のメインから第8試合までの計量が行われた。

メインのフライ級KOPCで戦う猿飛流✖鶴屋怜を始め12人の上位カード出場選手は全員が一発で計量をクリアした。

ここでは計量直後の各選手のコメントをお届けしたい。なお透暉鷹は新幹線が遅れたことで、会場への到着が遅れ最後に計量とコメント、パン・ジェヒョクとの撮影を済ませている。


猿飛流
「明日はメインイベンターとして、チャンピオンとしての試合を見せます。見ていてください。絶対に盛り上げます。以上」

鶴屋怜
「2022年ラストのパンクラスの大会のメインイベントで、しっかりKO、一本勝ちして盛り上げるので。チャンピオンになります」

パン・ジェヒョク
「コンバンワ。初めまして。ボクハ、コリアン・スパイシー・パンチ、この名前を覚えてください。オポネント、ドコデスカ。アリガトゴザイマス」

透暉鷹
「初の国際戦なんですけど、普通に勝つだけじゃなくてしっかりと自分の強さを証明して、勝ちたいと思います」

雑賀ヤン坊達也
「まずはシュウジ選手、ブラジルから日本までありがとうございました。明日は最高の試合をして、皆さんにクリスマスプレゼントができれば良いなと。しっかりKOするので、よく見ておいてください」

シュウジ・ヤマウチ
「初めまして、ヤマウチ・シュウジです。パンクラスに出ることはとても嬉しいです。明日は良い試合をするので、皆さん期待してください」

TSUNE
「明日のためにしっかりと仕上げてきました。試合で魅せます。応援よろしくお願いします」

田嶋椋
「明日はしっかりとやりきって、勝ちます。応援よろしくおねがいします」

KAREN
「しっかりKO、一本して。クリスマスに連勝して、2022年を締めくくります。お願いします」

ソルト
「パンクラスに初参戦できて嬉しいです。試合を組んでいただいてありがとうございます。明日はチャンピオンのKAREN選手との試合なので、連勝を止めて行こうと思っています。宜しくお願いします」

上田将竜
「伊藤選手、パンクラスに来てくれてありがとうございます。伊藤選手はイケメンで試合が面白くて、いつもジェラシーを感じていました。でも、こっちもパンクラスで10年間戦ってきた意地があるんで。さらに明日はクリスマスなんで、家族も子供も置いて戦いに来ているので、激熱、ポイズンな試合をしましょう」

伊藤盛一郎
「今回、パンクラスのデビュー戦になるんですけど、ZST、Groundslamで育ってきた自分らしく戦い、一本、KOで勝ちたいと思います」

■視聴方法(予定)
2022年12月25日(日)
午後1時30分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE
午後2時30分~ U-NEXT

■ Pancrase330計量結果

※赤字選手名をクリックすると関連記事やインタビューに跳びます

<フライ級KOPC/5分5R>
[王者] 猿飛流:56.5キロ
[挑戦者] 鶴屋怜:56.45キロ

<フェザー級/5分3R>
透暉鷹:66.25キロ
パン・ジェヒョク:66.15キロ

<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也:70.15キロ
シュウジ・ヤマウチ:70.45キロ

<バンタム級暫定王座決定戦/5分5R>
TSUNE:60.95キロ
田嶋椋:61.05キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.85キロ
ソルト:52.45キロ

<フライ級/5分3R>
上田将竜:57.0キロ
伊藤盛一郎:56.95キロ

<フェザー級/5分3R>
田村一聖:65.75キロ
Ryo:65.35キロ

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太:77.4キロ
林源平:77.45キロ

<ウェルター級/5分3R>
村山暁洋:77.5キロ
長岡弘樹:76.75キロ

<フェザー級/5分3R>
高木凌:66.2キロ
新居すぐる:66.1キロ

<ライト級/5分3R>
岡野裕城:70.5キロ
粕谷優介:70.3キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.4キロ
佐久間健太:61.55キロ

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子:47.5キロ
ジェニー・ファン:46.55キロ

<フェザー級/5分3R>
加藤泰貴:65.95キロ
倉本拓也:66.25キロ

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒:61.3キロ
木本海人:61.35キロ

<57.7キロ契約/5分3R>
水戸邉荘大:57.7キロ
金澤臣人:56.7キロ

<アマMMAバンタム級/3分3R>
山口怜臣:61.05キロ
岡田嵐士:60.95キロ

The post 【Pancrase330】計量終了(第8試合~メイン)上田将竜「明日はクリスマス。家族も子供も置いて──」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RIZIN VTJ   パンクラス 上田将竜 伊藤盛一郎 内藤頌貴 橋本薫汰 鶴屋怜

【Pancrase330】12・25を読む 上田将竜戦へ、伊藤盛一郎─02─「上田選手はスーパー気持ちの良い人」

【写真】2017年10月には所英男とグランドスラムでグラップリングを戦っているが、MMAを戦ったのは6年も前になる伊藤 (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330で、上田将竜と対戦する伊藤盛一郎のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

伊藤にとっては今回の試合がパンクラス初参戦で、しかもケージは2016年11月のグランドスラム以来6年ぶり2回目となる。パンクラスフライ級の大ベテラン、ランキング2位の上田将竜を相手に不安はないのか。伊藤にケージでの試合と上田戦について訊いた。

<伊藤盛一郎インタビューPart.01はコチラから>


――伊藤選手も現在29歳です。同じフライ級でも伊藤選手より若い世代が出てきています。

「そうですね。まさか自分がベテランになっているとは思いませんでした(笑)。鶴屋(怜)君は今20歳ですか? DEEPの試合を見ていると、毎回すぐ終わっちゃうから分からない部分はありましたよね。でもパンクラスでランカーに圧倒的な内容で勝っているので、すごく強いんだなって思います。鶴屋君と練習したことのある人からも『鶴屋怜は強い。ブン投げられまくった』と聞きますし」

――そんななか、今回が初参戦となるパンクラスの印象を教えてください。

「パンクラスは好きですよ。横浜グランドスラムからアマもプロもパンクラスの試合に出ることが多くて、自分もセコンドや応援で結構行っています。僕自身は試合をしたことがないですけど、そういう意味では慣れ親しんだ場所というか(笑)」

――ただ、会場は慣れ親しんでいるとしても、伊藤選手にとってケージの試合はVTJとグランドスラムに続き今回が3回目です。その点はいかがですか。

「自分はリングかケージか、というのは気にしていないです。横浜グランドスラムは壁の練習ができるし、周りもケージの試合に出ている選手ばかりで。普段からリング用の練習は全くしていないかもしれないです。ケージ向けの練習をしてリングの試合に出る、みたいな(笑)」

――改めて戦績を見ると、伊藤選手の世代でここまでケージを経験していないことは意外でした。

「この間、パンクラスのケージに入ったんですよ。セコンドで行った時に、選手のアップのために。やっぱりケージって圧迫感というか、鳥かごの中に閉じ込められているような感覚がありますよね。グランドスラムの時も思いましたけど、だからこそ試合に集中できるっていうところはあります。リングは周りが開けているので、いろいろ目に入ってくるんです。でもケージは周りが見えないし、本当に1対1で集中して戦えるとは思います。そのケージで戦うのは自分にとってプラスになると思います」

――今回そのケージで対戦する上田将竜選手の印象を教えてください。

「まずフライ級の中では背が高いですよね(公式プロフィールでは上田が174センチ、伊藤が161センチ)。ずっとランキング上位にいて、まさにパンクラスのフライ級を代表する選手だと思います。まさかパンクラス初参戦の僕と、その選手が試合をしてくれるのかって驚きました」

――上田選手は鶴屋怜戦前のインタビューで、鶴屋戦のオファーを受けた理由として「強い相手から逃げるわけにはいかない」と仰っていました。本人に直接お聞きしたわけではないですが、今回も同じように考えたのかもしれません。

「そう思っていただいていたら、本当に嬉しいです。上田さんって熱くて、スーパー気持ちの良い人ですよね。僕がセコンドでパンクラスに行った時、上田さんが試合後に控室で対戦相手と話をしているのを見たことがあるんです。しっかり握手して、話をして――スーパー気持ちの良い人だと思いました」

――そのスーパー気持ちの良い上田選手を、どう倒すか。もう作戦は決まっているのですか。

「いえ、自分は普段から作戦は立てないんです。いつも打撃でも寝技でも勝てると思っているので、特に作戦を立てることはなく試合をしながら、っていう感じですよね。相手の試合映像を見て、気をつけておかなければいけないことはチェックしておくぐらいで。いつも本能で戦っています」

――本能ですか!

「試合中はセコンドの勝村先生が指示をくださるので、それに合わせて動いています。試合中に、セコンドの指示に『はい!』って返事しちゃうことがあるんですよ(笑)。あとはアイコンタクトで、何をすれば良いのか理解したりとか。勝村先生が心配そうな表情だと、ここで行ったほうが良いのかな、と考えたり……。僕は横浜グランドスラムで育ってきた、純グランドスラムファイターです。勝村先生は僕のことを全て分かっていてくださるので心強いですね」

――その結果、劣勢でも逆転勝ちできるというわけですね。

「アハハハ、確かに逆転勝ちは多いです(苦笑)。前回の試合(RIZINで橋本薫汰に勝利)も顔がボッコボコになりながら、最後はRNCを極めて」

――グランドスラムの内藤頌貴戦も、左ハイを受けてからの逆転勝利でした(2R、ニンジャチョークで勝利)。逆転勝利は、もちろん会場は盛り上がります。対して戦っているファイターは、どのように考えているのでしょうか。

「もちろん最初から、そんな逆転勝ちをしようとは思っていないです。できるならサクッと勝ちたいですよ。でも、ボコボコにされたからって諦めるわけにはいかない。みんなが応援してくれているし、僕も負けたくないし。だから逆転勝ちは、やられていても諦めなかった結果なのかなと思っています」

――ポジティブですね! では次の試合に向けての意気込みをお願いします。

「今回がパンクラス初参戦ということで、判定ではなく、KOか一本で決着をつけたいです。上田選手に勝ってランキング2位になれば、来年にはタイトルマッチを組んでいただけるかもしれないので、ベルトに向けて頑張ります!」

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

The post 【Pancrase330】12・25を読む 上田将竜戦へ、伊藤盛一郎─02─「上田選手はスーパー気持ちの良い人」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RIZIN Road to UFC SASUKE UFC   パンクラス 上田将竜 久保健太 猿飛流 秋葉太樹 鶴屋怜

【Pancrase330】12・25を読む 鶴屋怜の挑戦を受ける猿飛流─01─「正直、『嫌だ。やりたくねぇなぁ』」

【写真】調印式でも緊張しているという猿飛流──確かにそのような表情だ (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330。同大会のメインでフライ級キング・オブ・パンクラシストの猿飛流が、鶴屋怜の挑戦を受ける。

超新星、UFCしか見ていない。パンクラスのベルトは、そのために必要なアイテム。対戦相手のことは意に介さない。いつものように初回で勝つ──そんな空気を醸し出し続けている鶴屋に対し、王者は素直に「大物。ここは眼中にないと伝わってきた」とその強さを認めている。

それでも猿飛流の中にも、会見では言葉にすることはなかった熱い想いが存在している。パンクラスの2022年フィナーレ、横浜武道館大会――12・25を読む。第5弾は猿飛流インタビュー前編をお届けしたい。


──人生2度目の調印式が終わりました。

「そうですね、3月の小川(徹)さんとのタイトル戦に続いて、2回目です」

──調印式が終わると、いよいよタイトルマッチだという感覚になるものなのでしょうか。

「やっぱり、なりますね。緊張感が高まります。調印式自体に、僕の場合は緊張してしまうので(苦笑)」

──ぶっちゃけて、鶴屋怜選手から『そこを見ているわけではない。相手にしていない』という空気が伝わってきました。

「やっぱり大物ですよね。なんか、調印式でも微動だにしないというか。本当に自信があふれ出ていて、『やるべきことをやるだけ』という感じでした」

──この野郎という気持ちには?

「生意気だとか、そんなことは全く思わないです。本当に世界を見据えているんだなって。この先を見ている。ここは眼中じゃないんだなって伝わってきました」

──そのような怜選手の様子を見て、燃える材料になるのでしょうか。

「う~ん、そんなに気にしていないです。僕がここで勝って、世界に行くのを止めてやるという気持ちでなく、ただ怜君と最高の試合をして……僕が勝つ。そこに集中している感じですかね」

──今年の6月ですか。ゴン格でインタビューをさせていただいた時に、シンガポールでUFCのPPV大会を観戦して「やはりUFCに行きたい」ということを言われていました。

「それは……あります。さっき言ったように、怜君が世界に出ていくのを止めたいという気持ちなくて。ただし、自分が世界に行きたいという気持ちは相当に高まりました。佐須(SASUKE)君と一緒にRoad to UFCに行って、『やっぱりここだな』って思いました。佐須君とはシンガポールに残って、UFCのチケットを買ってPPV大会を観に行きました。あれは……本当に行って良かったです。

正直、年齢も年齢ですから、30歳を過ぎればUFCは諦めていました。パンクラスでベルトも取れたから、最後はRIZINに出て名前を残すことが一番だろうとジムの代表とも話をして。それがあの時に佐須君とシンガポールでUFCを観て、本当に気持ちが変わりました」

──それでも会見でも一度たりとも「鶴屋怜を倒して、自分がUFCに行く」という発言は聞かれなかったです。

「なんか……UFCには行きたいと思っているんですが……正直、思っています。『俺が行くぞ』って。ただ、それを言えるのは勝ってから。だからケージの中で言おうと思っていました」

──スミマセン。先に言わせてしまって……。

「いえ、それは全然構わないです。調印式では言えなかった本心を引き出してもらって。ただ勝ってから言えることだと自分は思っていて。UFCというのは、こうやってインタビューで引っ張り出して貰わないと言葉にできなくて……。いや、これまでのインタビューでも、その発言はできなかったです。

UFCがとんでもない所だと分かっているので、怜君に勝って初めて口にすることができる団体だと思っています」

──いやぁ、重ねてスミマセン……。

「大丈夫です(笑)」

──私自身DEEP時代に久保健太選手に圧勝してなお、実力未知数という風に怜選手のことを見ていました。ただし、パンクラスに来て秋葉太樹選手、さらには上田将竜選手まで初回で下すとなると、もう疑いようがない。特に上田戦ですね。我々のように年を重ねていると、努力し続けてきた選手への信用度が高くなります。上田選手はそこに加えて地方で頑張っているという要素も加わり、根性……怜選手の攻撃を気持ちで凌いで慌てさせることがあるのではないか。ドロドロの展開に持ち込むことも可能かと思っていました。

「自分も思っていました(笑)」

──ただし、初回フィニッシュ記録が伸びる結果になりました。試合を重ねれば重ねるほど、鶴屋怜という物体が底知れなく感じるようになっています。

「本物だという想いは、絶対に増していますね」

──なら上田戦がある前に戦っていた方が精神的に、信じられるモノが多かったのではないかと。猿飛流選手は上田選手とはせめぎ合いがあってのスプリット判定勝ちだっただけに。

「正直、あの試合を会場で見ていて……『これは強いな』と。率直に思いました、『嫌だ。やりたくねぇなぁ』って。佐須君から『猿飛流さん、落ち込んでいると思っていました』と連絡があって(笑)」

──図星だったわけですね。

「まぁ、自分はいつもそんな感じなので。競った相手の上田さんが、ああいう風にやられてしまった。今回も下馬評では怜君が強いと言われていますが、自分はどれだけ強いと言われている相手にも……どれだけ実力差があろうと、誰とでも競った試合がデキると思っています。ハイ。それを今回もできるんじゃないかという自信があります」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

The post 【Pancrase330】12・25を読む 鶴屋怜の挑戦を受ける猿飛流─01─「正直、『嫌だ。やりたくねぇなぁ』」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA DEEP DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 RIZIN UFC VTJ   パンクラス マネル・ケイプ 上田将竜 伊藤盛一郎 修斗 内藤頌貴 平良達郎 海外 神龍誠

【Pancrase330】12・25を読む パンクラス初参戦、伊藤盛一郎─01─「ZSTは僕のアナザースカイ」

【写真】もう29歳、すっかり大人の男──男性になっている伊藤盛一郎 (C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330に元ZSTフライ級王者の伊藤盛一郎がパンクラス初参戦。上田将竜と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ZSTのSWAT!トーナメントから、VTJのオープニングファイトを経てプロデビューした伊藤は、その後もZSTを中心に活動してきた。2015年2月にZSTフライ級王座を獲得し、GRANDSLAMでは内藤頌貴を下して2019年よりRIZINへ。2021年10月にRIZINで行われた橋本薫太戦から1年――伊藤がパンクラスに参戦することとなった経緯を訊いた。パンクラスの2022年フィナーレ、横浜武道館大会――12・25を読む。第4弾は伊藤盛一郎インタビュー前編をお届けしたい。


――まずは1年ぶりの試合が決まったことに関する率直な気持ちをお願いします。

「今年に入って、ずっと試合ができる状態にありました。というのも、RIZINは毎年春や秋に横浜大会があったので、いつでも出られる状態にしていたんです。でも横浜大会自体がなく……。もちろん7月には、さいたま大会があったのでずっと良い調子でいたのですが、それも試合は決まりませんでした」

――それは前回の試合後に負傷などがあったのでしょうか。

「いえ。いつも僕は試合で怪我や負傷することがあるのですが、今回はそれも全くなくて。だからずっと調子は良いし、試合間隔が1年空いてしまったことも気にならないですね」

――ということは、いつでも試合に出られる状態のまま1年間も……。

「そうなんです(苦笑)。ずっと試合が決まってほしいと思っていました。急なオファーがあっても、いつでも出られるように体重もキープしていて。しかもずっと体がカツカツな状態ではなく、自然と試合に出られる体重をキープできていたんですよね。2週間前のオファーでも出られましたよ。アハハハ」

――その間、国内ではDEEPやパンクラスでフライ級戦線が盛り上がりを見せていました。ご自身が試合に出ていない時、同じフライ級の動きをどのように見ていましたか。

「DEEPフライ級GPは、もともとRIZINでやるという噂もあったじゃないですか。だから僕も、RIZINのフライ級GPに出たいと考えていました。それがDEEPで行われることが決まり、出場メンバーを見たら――DEEPの主要メンバーという感じでしたよね。みんな強い選手ばかりだけど、もし僕がその中に加わったらと考えても、自分としては燃えなかったです。
結局、RIZINではそこまでフライ級が重要視されていないのだろうと思いました。このままだと、ただ待っているだけでは試合がない。チャンスは巡ってこない。そんななかで、パンクラスの横浜武道館大会が発表されたんですよね。

自分は今年ずっと良い調子で来ているのに、1試合もせずに終わるのはもったいなくて。すると勝村(周一朗リバーサルジム横浜グランドスラム代表)先生から『パンクラス横浜大会に出るか?』と声をかけていただいて。僕も『出ます!』と答えて、勝村先生からプロモーターサイドにお話ししていただきました」

――ということはパンクラスのフライ級の動きも、そこまで把握はしていなかったということですね。

「はい。そもそも自分がパンクラスに出ることになるとは思っていなかったです。ずっとZSTに出ていて、ZSTからRIZINに出て――僕の中にはZSTファイターという誇りがありましたから。でもZSTが活動休止になり、RIZINで試合も決まらず。ここでパンクラスに出させていただくという選択をしました。このまま試合をしていないと、みんなから存在を忘れられちゃうんじゃないかと思って(笑)」

――確かにここで伊藤選手がパンクラスに出場するというのは、横浜大会最大のサプライズの一つだったように思います。一方、フライ級では修斗王者の平良達郎選手がUFCで2連勝し、DEEP王者の神龍誠選手は米国CFFCでベルトを獲得しています。そういった海外参戦組の動向は気にならなかったでしょうか。

「海外プロモーションと契約する日本人選手が増えていたり、そこで活躍しているのは嬉しいです。でも、それぐらいですね」

――やはり今もZSTが活動していれば、RIZIN以外の舞台ではZSTで試合をしたかったですか。

「もちろんです。ずっとZSTで戦っていたら、ZSTの中では相手もいなくなるし、そのためにRIZINで他プロモーションの王者と戦ったりしていました。あるいは、ZSTへ他のチャンピオンに来てもらったり――ZST以外に出ることは考えていなかったです」

――伊藤選手にとって、ZSTとはどのような存在だったのでしょうか。

「ここが僕のアナザースカイ、みたいな」

――……何を仰っているのですか(笑)。

「アハハハ。グランドスラムと同じように、僕が育ってきたホームです。だから王座は返上していましたけど、ZSTの代表としてRIZINでマネル・ケイプと神龍君に連敗した時は、ZSTの株を落としてしまったなと思いました。特に神龍君はDEEP王者で、DEEPとZSTのチャンピオン対決で負けてしまいましたから」

――これまでZSTから他プロモーションに参戦している選手に何人もインタビューしてきましたが、皆さんZSTへの愛が強いです。

「みんなZSTが大好きなんですよ。今は他の大会に出ている選手も、ZSTが再開されたらすぐに集まると思います。今もZSTファイターが他の大会で試合をする時、『頑張ってね』とかメッセージを送り合ったりしているんです。僕がパンクラスに出ることが決まった時は、上原さん(元ZST代表の上原譲氏)からもメールを頂きました。『盛ちゃんなら絶対にやれるから頑張って』と」

――とても熱い関係性ですね。

「修斗、DEEP、パンクラスと比べたら、どうしてもZSTって下に見られていたじゃないですか。それが僕だけじゃなく、みんな悔しかったです。だから、みんなでZSTを大きくしていこうと思っていました。

今回パンクラスに出させていただきます。試合を組んでもらったからには、スポット参戦ではなく継続して参戦していきたいと考えています。ただ、自分がZSTファイターであることの誇りは忘れていません。パンクラスにとって僕はZSTから来た、リバーサルジム横浜グランドスラムの伊藤盛一郎です」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

The post 【Pancrase330】12・25を読む パンクラス初参戦、伊藤盛一郎─01─「ZSTは僕のアナザースカイ」 first appeared on MMAPLANET.