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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN255 カーロス・アルバーグ キック

【UFN255】ブラボヴィッチのプレスは功を奏さず。サークルアウトのアルバーグが競り勝つ

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド)

元世界王者、ポーランド系住民も少ない英国で英連邦のアルバーグよりもブラボヴィッチへの声援が多い。まず右カーフを蹴ったアルバーグ。ブラボヴィッチ・チャントのなか、左右に回りジャブ、カーフをアルバーグが蹴っていく。ブラボヴィッチは圧をかけて右を振るいつつステップイン。アルバーグはサークルアウトし、続くステップジャブもかわす。左ハイを見せたアルバーグは、右カーフから左リードフックを入れる。前に出るようになったアルバーグに対し、カーフをチェックしたブラボヴィッチがカーフを蹴り返す。

さらにインローのブラボヴィッチは、続いて右ローでアルバーグの姿勢を乱す。ブラボヴィッチの左ハイをガードしたアルバーグだが、間は元世界王者か。ローを蹴り合い、アルバーグのワンツーを外したブラボヴィッチがインロー、右ローでアルバーグを削っていく。アルバーグがプレッシャーを受けているという印象を残した初回だった。

2R、ブラボヴィッチが右カーフ。アルバーグがジャブから右を伸ばすが、届かない。左のサイドキックに近い蹴りを見せたアルバーグは、ブラボヴィッチの右を外してテイクダウンのフェイクを見せる。左の蹴りから左を伸ばしたブラボヴィッチが、右カーフを決める。ブラボヴィッチの左の蹴りが急所に入るが、一呼吸をおいたアルバーグがすぐにリスタートに応じる。と、直後にブラボヴィッチが右を振るって前に。接近戦に応じたアルバーグが首相撲&ヒザをつきあげる。離れるとカーフを続けるブラボヴィッチは、アルバーグのジャブに思ったように圧をかけられないようになったか。ブラボヴィッチの左の蹴りをサークリングでかわしたアルバーグは、手数が少ないままラウンドを終えた。

最終回、ローで前に出るブラボヴィッチ。回ってローを出すアルバーグが左の上への蹴りを見せる。ブラボヴィッチは下への視線からハイキック。見切っていたアルバーグがダブルレッグからケージ際へ。自ら離れたアルバーグはジャブを被弾しながら、右を打ち返す。ブラボヴィッチもロー以外、特に拳の攻撃は多くない。そのなかで左を放ち、ヒザ蹴りのブラボヴィッチに対し、アルバーグが圧を賭けるようになり肩プッシュからジャブ、左カーフを入れる。左フックを振るいながら前に出たブラボヴィッチ。空振りさせたアルバーグが右をヒットさせる。さらにジャブを続けるアルバーグがワンツー、右カーフと手数に上回るように。

ブラボヴィッチのフックはサークルアウト、ローを蹴るアルバーグ。その蹴り足をキャッチし、一瞬組みに行くかと思われたブラボヴィッチだが打撃の間合いに戻る。左ハイをガードし、左インローのアルバーグ。ブラボヴィッチの前進をかわすだけでなく、応じたところでパンチを受ける。すぐにタイムアップとなったライトヘビー級の一戦は、アルバーグに勝利が告げられブラボヴィッチはやや不満そうな表情を浮かべた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN255 アレクシア・タイナーラ モリー・マッキャン

【UFN255】衝撃のトップゲームの強さ、タイナーラがRNCでマッキャンを一蹴。敗者はグローブを置く

<女子ストロー級/5分3R>
アレクシア・タイナーラ(ブラジル)
Def.1R4分32秒by RNC
モリー・マッキャン(英国)

笑顔で踊りながら入場したタイナーラに対し、マッキャンは大きな叫び声を挙げながら気合のケージイン。右ローを蹴るタイナーラは、低いガードで前に出てワンツーを振るう。ワンツーから左ジャブのマッキャンは、左フックを被弾する。腰を低くした構えで右ボディを入れたマッキャンだが、距離を詰めたタイナーラに左足を取られ肩を押されて倒される。マッキャンはガードからエルボーを打ちつけると、タイナーラが腰を上げる。ひざをついたタイナーラは、腕十字を防ぎスクランブルを許さず力強いトップゲームを見せる。

さらにケージに押し込み、パウンドを落とすタイナーラにマッキャンが腰を切って腕十字へ。即、腕を抜いて担ぎパスのタイナーラがバックを制し左腕を喉下にっ仕込む。ワンハンドの絞めに顔が真っ赤となったマッキャンが、いったんはRNCから逃れると大きな歓声が場内から挙がったが、直後にRNCをクラッチを組んだタイナーラがタップを奪った。

ショートノーティス出場での勝利に「これがアレクシア・デリバリー。UFCのベストマッチメーカーから注文があったから、、デリバリーした」というタイナーラに対し、モリー・マッキャンは引退を宣言しグローブを置いたキャンバスにキスをした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN255 ナサニエル・ウッド モーガン・シャリエール

【UFN255】初回にダウンを奪ったウッドが、最終回は打たずにシャリエールを封じ込み判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
モーガン・シャリエール(フランス)

シャリエールの右カーフに、パンチを合わせインローを蹴ったウッドが前蹴りから右、そして右ローを繰り出す。ウッドはシャリエールのカーフをかわし、ワンツー。シャリエールのステップインに左を合わせてダウンを奪う。ハーフから左腕を差したシャリエールがリバーサルを決める。ウッドはギロチンを防がれハイガード&エルボーを下から見せる。三角をセットされないよう頭を突っ込むシャリエールは、スペースを創ろうとするとウッドは鋭いヒジを入れる。残り20秒、キムラからの腕十字は不十分だったが蹴り上げを見せたウッド。下になっても試合をコントロールし、初回を取った。

2R、ウッドはジャブを当て、シャリエールのカーフを外して左を打ち込む。シャリエールは左フックが見えていないか、リードフックを被弾する場面が多い。インロー、左ジャブのウッドが頭を大きく振って右から左のワンツー、さらに左ジャブを当てる。シャリエールは左ミドルを入れるが、右ストレートを受ける。一旦、右に回って間合いに変化をもとめたウッドの右ローでシャリエールがバランスを崩す。すぐに立ち上がって距離を詰めたシャリエール。ウッドは離れて右から左、シャリエールが左エルボーを決める。続いて右の蹴りをキャッチしたシャリエールがケージまでドライブ、ウッドのギロチンを前転で防いで、スクランブルへ。ケージにウッドを押し込んだシャリエールが、左エルボーを決めて離れる。残り30秒、ミドルをブロックしたウッドが左ステップジャブを当てると、目視戦のまま時間を迎えた。

3R、ローから左ミドルのシャリエール。ウッドはジリジリと距離を詰めジャブを伸ばす。シャリエールは右ローを返し、左ハイを狙う。近い距離でガードを固め、あるいは頭を振るウッドが、機会を伺う場面が続く。スイッチをし圧をかけ続けるウッドだが、手は少ない。回って圧を逃れたいシャリエールは、ジャブの差し合い後も左右に動く。シャリエールの蹴りにも動じることなく、圧をかけ続けるウッドだが、アタックが少ない。ダブルジャブを見せたウッドだが、もう残り試合時間は45秒を切っている。シャリエールのスピニングバックフィストをかわし、左ジャブを伸ばすウッドが回転系のヒジで距離をつめたシャリエールに効果的な攻撃をさせずに試合を終えた。

初回にダウンを奪ったウッド、最終回は打たずに試合を制しフルマークの判定勝ちを手にした。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN255 キック クリス・パディーリャ ジェイ・ハーバート

【UFN255】パディーリャが地元・英国のハーバートをスプリット判定で下して3連勝をマーク

<ライト級/5分3R>
クリス・パディーリャ(米国)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ジェイ・ハーバート(英国)

ハーバートが距離を取りながら細かくステップ、ジャブを突く。パディーリャも右フックや蹴りのフェイントを入れつつ、ハーバートのステップインに右カーフを合わせる。ハーバートも左ミドルを蹴って、ジャブと右カーフ。パディーリャは左右にサークリングして右カーフ、ハーバートは前にこそ出るものの手数が少ない。

細かいパンチのフェイントを見せるハーバート。パディーリャは右カーフとジャブを伸ばし、シングルレッグから両差しで組んでハーバートをケージに押し込む。パディーリャは右ヒザをハーバートの左内腿に入れる。

2R、ハーバートが右の前蹴りから前進。パディーリャはハーバートのステップインに右ヒジを返す。ハーバートが前に出てジャブを突き、パディーリャは右カーフや左ハイを蹴る。ハーバートがスピニングバックキックを空振りすると、パディーリャが両差しでハーバードをケージに押し込む。

パディーリャはテイクダウンを狙いつつ、細かく右のヒザ蹴りを入れる。ハーバードも投げを狙って離れた。ハーバートはジャブとインロー、前蹴り。パディーリャはそれをキャッチしようとするが捕まえきれない。ハーバートは右カーフ、前に出るパディーリャが蹴り足を取って組みつき、左腕を差してハーバードをケージに押し込む。ハーバートは距離を取りつつヒザ蹴りを返し、前蹴りと左フックを当てる。

3R、ハーバートがローを散らしてパンチのフェイントをかける。パディーリャはハーバードのジャブに右フックをかぶせつつ、ハーバートは二段の飛びヒザ蹴りとワンツー。パディーリャは蹴りに合わせて組みついて両差しで押し込んでヒジ打ち。ハーバートはジャブと左フック、右ストレートで前に出る。ハーバートは左ハイ、ワンツー、パディーリャの攻撃をバックステップでかわして右ストレート。さらもジャブをボディに散らして左ハイ。パディーリャが距離を詰めたところでワンツーを突き刺す。

シングルレッグに入ったパディーリャはバックへ回り、正対したハーバードがギロチンを狙う。パリージャはしつこくテイクダウンを仕掛け、離れるとハーバートはワンツー、右のヒザ蹴り、ジャブ・左フックからヒザ蹴り。パディーリャも前に出るハーバートにヒジを合わせ、ハーバートの足が止まる。最後はパディーリャが右ローを蹴って試合終了となった。判定は2-1でパディーリャが勝利。地元・英国のハーバートを下して3連勝を飾った。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN255 キック フィリッピ・ドスサントス ロナー・カヴァナ

【UFN255】抜群のタイミングでTDを決めたカヴァナ、側頭部から流血もドスサントスに判定勝利

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)

ドスサントスが右ロー、左ミドルを蹴る。カヴァナも右ロー・カーフを蹴り返す。ドスサントスが左の二段蹴りから右ストレート。これがカヴァナの顔面を捉えるが、カヴァナはすぐに組みついてボディにヒザ蹴りを入れて離れる。試合がスタンドに戻るとドスサントスが右フックと右ロー、カヴァナは右カーフを蹴る。ドスサントスは構えをスイッチしつつ、オーソドックスから右カーフと右の前蹴り。カヴァナもサウスポーにスイッチして左ストレートから飛び込む。

ドスサントスが組みつくと、カヴァナがケージまで押し込んで離れ際のヒジ。ドスサントスもスピニングバックエルボーを返す。組みの攻防になると再びドスサントスがスピニングバックエルボーを放つ。距離が離れると、ドスサントスがサウスポーから左ミドル、オーソから右カーフ、右ストレートを伸ばして組みつく。

カヴァナが右腕を差して押し込み、ドスサントスがテイクダウンを仕掛けるが、カヴァナがグラウンドで上を取る。ドスサントスもすぐに立ち上がって離れる。インターバル中、ドスサントスのスピニングバックエルボーで側頭部をカットしたカヴァナの傷口から血が噴き出す。

2R、オーソに構えるドスサントスがインローから右ハイ、右ロー。カヴァナはそこに右ストレートを伸ばして右カーフを蹴る。ドスサントスはスイッチしながら前に出て右ストレート。カヴァナも右ストレート・左フックを返し、組みの攻防になると離れ際にカヴァナが右ヒジ。ドスサントスにケージを背負わせてパンチの打ち合いになるとカヴァナが右ストレートを当て、ドスサントスのダブルレッグを切ってインサイドガードでトップキープする。

カヴァナは身体を起こしてパンチを落とし、ドスサントスが足関節を狙うと鉄槌を連打。ドスサントスの蹴り上げを捌いて後ろにつきつつ、持ち上げてテイクダウン。再びインサイドガードに収まる。ドスサントスはガードポジションからヒジを入れ、カヴァナの流血が悪化。それでもカヴァナは思い切りよくパンチを落とし、ドスサントスに立たれてもダブルレッグで押し込んでテイクダウンし、亀になるドスサントスにパンチを入れる。

3R、インローの蹴り合いから、カヴァナが左ミドルと右カーフを当てる。ドスサントスもスイッチしながら左ストレートと右カーフ、カヴァナもステップ&スイッチを使って右ストレートと左ハイキックを当てる。ドスサントスは左ミドルから右ストレート、カヴァナも左ミドルを蹴り返す。ドスサントスが右の前蹴りを出すと、カヴァナが蹴り終わりにダブルレッグで飛び込んでテイクダウンする。

ドスサントスが下からヒジを入れ、カヴァナは体を起こす。ここでドスサントスがカヴァナの顔を蹴ってしまい、レフェリーに注意される。ドスサントスはケージを使って立ち上がろうとすると、カヴァナがダブルレッグに入ってドスサントスを持ち上げてテイクダウンする。ドスサントスは左腕を首に巻いてギロチンを狙い、再びケージを背にして立ち上がろうとするが、カヴァナがドスサントスを寝かせながら、立ち際にヒザ蹴りを入れる。

試合がスタンドに戻ると、前に出るドスサントスがかけ蹴りやスピニングバックキック。カヴァナはダブルレッグでテイクダウンを狙いつつ離れる。このまま試合終了となり、タイミングのいいテイクダウンとトップキープ&コントロールを見せたカヴァナが判定勝利した。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN255 ショーナ・バノン ブログ プジャ・トマール

【UFN255】巧みなサイドキックを見せたバノン、トマールの左ハイでダウンするも腕十字で逆転勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ショーナ・バノン(アイルランド)
Def.2R3分22秒 by 腕十字
プジャ・トマール(インド)

サウスポーのトマールに対し、バノンは半身に構えて左の関節蹴りとサイドキックと繰り出す。トマールがパンチから前に出ると、バノンが両差しで組んでケージに押し込む。トマールも腕を一本差して離れ、左ストレートから右フック。バノンは右ストレートから前に出て、トマールが左ハイを蹴る。

距離を取ったバノンは左のサイドキックを細かく蹴って右ハイ。トマールが蹴り足をキャッチするが、バノンがトマールをケージに押し込んで左のヒザ蹴りと右ヒジ。試合がスタンドに戻るとバノンが左のサイドキックで距離を取り、このサイドキックを顔面にもヒットさせる。トマールも左ミドル・インローを蹴り返すが手数が少ない。ここでトマールの左の蹴りがローブローとなる。

再開後、バノンがサイドキックで距離を取ろうとすると、トマールが左ストレートで飛び込んで右フックを返す。バノンはトマールの前進に右ミドルを合わせ、右ストレートを伸ばす。

2R、バノンはジャブと左のサイドキック。これをフェイントにして右ストレートからパンチをまとめる。トマールはサイドキックをキャッチしてテイクダウンを狙うが、バノンがトマールをケージに押し込んで右ヒジを入れて離れる。

試合がスタンドに戻るとバノンが左のサイドキック、トマールも右のサイドキックを蹴り返して左ハイキック。これでバノンからダウンを奪うと一気にパンチを落とす。バノンはトマールのパウンドをディフェンスし、クローズドガードからトマールの左腕に腕十字へ。最後は裏十字のような形でトマールからタップを奪った。


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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN255 キャオラン・ローラン ネイサン・フレッチャー

【UFN255】TDを仕掛け続けたローラン、バック&ヒジを当てたフレッチャーにスプリット判定で競り勝つ

<バンタム級/5分3R>
キャオラン・ローラン(アイルランド)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
ネイサン・フレッチャー(英国)

ローランが細かい前後のステップからジャブ、フレッチャーもジャブを返す。フレッチャーは左フックとジャブ、右カーフを蹴る。ローランが細かいジャブを突くと、フレッチャーは右フックを狙う。ローランは距離を取りつつ右カーフを蹴り、ローランは右ボディから左フック、左ジャブで前に出る。フレッチャーは右カーフを的確に当て、ローランはそれをキャッチして右ストレート。フレッチャーは変わらず右カーフを蹴る。

ここでフレッチャーがダブルレッグに入ってテイクダウンを狙うと、フレッチャーがスイッチをしながら立ち上がる。ローランがフレッチャーをケージに押し込んでテイクダウンを狙うが、フレッチャーは背中を見せつつ立ち上がって正対する。試合がスタンドに戻るとフレッチャーは距離を取りつつジャブ、右ストレートから左フック、前に出て左のテンカオ。ローランがそれをキャッチし、両差しでフレッチャーをケージに押し込む。

ローランがフレッチャーの頭を落としてバックに回り込むと、フレッチャーが前転して正対する形でトップを奪う。ここでフレッチャーが立ってパンチを落とし、ローランが立ち上がろうとしたところでダースチョークを狙う。ローランがフレッチャーをケージに押し込んでダブルレッグでテイクダウンした。

2R、ローランがジャブと右カーフ。フレッチャーが左フック、シングルレッグに入ると足をかけてテイクダウンし、ローランの立ち際にバックにつく。フレッチャーはローランをケージに押し込んで左ヒザ蹴りを入れつつ、左足をかけて崩す。

ローランも正対するが、フレッチャーはダブルレッグに入って、スタンドのままバックへ。ローランの背中に飛び乗って右足を深く入れて四の字フック、右手でパンチを打ちながらRNCも狙う。フレッチャーはスタンドバックの状態を長くキープするが、足のフックが外れると、ローランが右腕を差してフレッチャーを押し込む。

ローランは離れ際に右ヒジを振って、ワンツーで前進。フレッチャーが左のテンカオを狙うと、ローランがそれをキャッチしてフレッチャーをケージに押し込む。ローランは左腕を深く差してテイクダウンを狙いつつ、離れ際に左のヒジを振る。

3R、フレッチャーがジャブと右カーフ。ローランはそこに左フックを狙い、左ボディ、左フックとワンツーで前に出る。ここでローランがダブルレッグに入り、フレッチャーに尻餅をつかせて両足を束ねる。フレッチャーが半身になってた立ち上がると、ローランがバックにつく。ここはフレッチャーが離れるが、ローランはすぐに前進。フレッチャーの組みを切ってバックにつきつつ、ボディロックしてケージに押し込む。

ここもフレッチャーが離れて左の前蹴りと右カーフ、ローランは距離を開けずにパンチを打ってダブルレッグでテイクダウンへ。フレッチャーが立ち上がると、ローランがシングル→ダブルレッグでケージに押し込む。フレッチャーも足をかけてテイクダウしようとすると、ローランががぶってバックへ。ここも立ち上がるフレッチャーだが、ローランがしつこむダブルレッグに入る。

フレッチャーはローランをがぶってヒザ蹴りを入れ、ローランが頭を抜いて身体を起こすと右ヒジを入れる。さらにフレッチャーはヒジ・ヒザで削り、ローランもケージを背負いながらパンチを返す。ここでフレッチャーのスピニングバックエルボーがヒットする。最後は両者が離れたところで試合終了。最後までしつこいTD&組みを見せたローランがスプリット判定で勝利を掴んだ。


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【UFN255】ドスサントス戦へ、ロナー・カヴァナ「散打の試合に出るだけでなくウシュウの型も学んでいた」

【写真】漢民族には見えないが、やはりアジアの血が流れている顔立ちのカヴァナだ(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、英国はロンドンのO2アリーナでUFN255:UFN on ESPN+113「Edwards vs Brady」が開催される。
Text by Manabu Takashima

13試合中9試合に英国人ファイターが出場する今大会。そのなかの1人、フィリッピ・ドスサントスと戦うロナー・カヴァナは中国人ファイターとして紹介されることも多い。

中国を連想させることはない名前だが、彼の体には中国人の血が流れていた。ロンドンで、中国の伝統と価値観を身に着けたカヴァナに初インタビューを試みた。


126ポンドで計量を終えたカヴァナ(C)Zuffa/UFC

――ロンドン出身のロナーですが、中国人という風に紹介をされることもあります。姓名ともに中国風ではないのですが、ルーツに関して説明していただけないでしょうか。

「僕の母のファミリーは中国から香港に移り住み、香港で母は生まれた。そして、ロンドンにやってきたんだ。僕自身はロンドンで生まれたけど、中国文化のなかで育った。中国の文化は、僕の根幹をなしている。UFCとサインし、母の伝統や価値観とともに戦おうと思った。中国の旗の下で戦うことを嬉しく思っている」

──その中国文化の中に格闘技も含まれていたのでしょうか。

「もちろん、僕は8歳の時に武術(ウシュウ)散打を始めた。それが僕にとって初めてのマーシャルアーツの経験だった。散打の試合に出るだけでなく、ウシュウのフォーム(型)も学んでいたよ」

──型が何かに生きることはありましたか。

「アプローチ……う~ん、でもあんまり覚えていないのが本当のところだよ(笑)。ただ型を学んだことで規律が身に付き、集中力を養うことができたのは絶対だ。とにかく、覚えるのが大変だったからね。一つ一つの動き、流れが大切で。色々な動きが含まれていて、捻りやジャンプをすることで本健康な体を持つことができた。そういう部分で、型は今の僕にも役立っている」

──ところで英国で散打はポピュラーだったのでしょうか。

「ノー。練習する場所を探すのも大変だよ。ただ大会は人気があって、多くの人が出場していた。テイクダウンも打撃もあるアグレッシブなコンバットスポーツだから、やっておいて良かったよ。

僕自身は散打だけでなくテコンドーも習うようになり、それからキックボクシングを始めた。WKUではキッズ時代に5度の世界チャンピオンになっている。ただプロのキックで戦うことはなかった。キックのコーチ2人がMMAの指導もしていて、13歳の時からMMAの練習をするようになったから。14歳の時に、初めてアマチュアMMAを戦ったよ」

──立ち技よりMMAの方が興味があったのですか。

「ノー。MMAはほとんど知らなかった。ただ、1度だけMMAの試合を見たことがあったぐらいで。それがロイ・ネルソンのファイトだったんだ。UFCの試合を見た思い出は、太ったファイターが勝って、ケージに駆け上がったぐらいで。他のことは余り覚えていなかった。いうとロイ・ネルソンが僕をMMAに導いてくれたのかもしれないね(笑)。

ただアマチュアの試合に出て、ずっとMMAを続けたいと思うようになったんだ。ちょっとバイオレンスなスポーツが、凄く自分に合っていた。それから本当に多くのことを学ばないとけなかったけどね。そうやってファイトを続けていると、人として成長できた。ならアマチュアだけでなく、プロになってMMAで生きていこうと思うようになった。母も凄く応援してくれたしね。19歳からプロの試合に出るようになり、今、ここにいる(微笑)」

──デビューの翌年にパンデミックが起こり、2年以上試合機会がなかったですが、Cage Warriorsからコンテンダーシリーズと勝ち続けました。このステップアップ方法は、計画通りだったのでしょうか。

「そういうプランが、あったことは確かだよ。フルタイムのMMAファイターになりたかったから。好きなことを続けるためにも自分のやるべきことをやり、ステップアップする。そこでも自分のやるべきことをやり、結果を残して先を目指していた」

ドスサントスは125ポンドでパスしている(C)Zuffa/UFC

──7連勝でUFCと契約。

ついに昨年11月にUFCデビューを果たしました。しかも特別行政区とはいえマカオ、中国で。

「会場の雰囲気は最高だったね。僕は中国にも香港にも、マカオにも住んだことはないし、訪れたのも初めてだった。でも会場中から声援が聞こえた。あんなに中国のファンが僕を応援してくれるとは思ってもいなかった。感動したよ。ケージの中に入ってしまえば、いつもと同じことをやるだけだったけどね。それでも本当にエキサイトしたし、ハッピーだった」

──今週末はロンドンというホームタウンで戦います。

「凄くワクワクしている。そしてマカオで戦った時と同じように、ロンドンで戦える自分を幸せに思う」

──では対戦相手フィリッピ・ドスサントスの印象を教えてください。

「良い対戦相手だよ。打撃が良いね。でも、僕はベストを目指している。ベストになるために、やるべきことをやる。打撃でも寝技でも、倒すことができると思っている。なるべく良い一発を入れるために、スタンドで戦いたい。レスリングも立ち技で戦うために使いたい。ただ、どの局面になっても集中力を保つこと。そこが一番大切になってくるはずだ。そうすればKOできるだろう。UFCで戦い続け、ランキングを駆け上がる力があることを証明したい」

──UFCフライ級には3人の日本人ファイターがいます。

「う~ん、実はあんまり彼らのことを知らないんだ。UFCもあまり視ないから(笑)。戦うことがあれば、打撃を使った良い試合をしたいと思う。何より、僕はずっと日本で試合がしたいと思ってきたんだ。中国で試合をした。ロンドンで戦う。次は日本だ。UFCが日本大会を開くなら、教えてほしい(笑)。日本のMMAにはRIZINというビッグプロモーションが存在している。でもUFCが日本にいくなら、ラインナップに自分の名前を並べてほしい。そのためにも、まずは土曜日の試合を日本のファンに楽しんでもらいたい。そして、その日が訪れるなら必ず日本で試合をしたいと思う」

■視聴方法(予定)
3月23日(日・日本時間)
午前2時00分~UFC FIGHT PASS
午前1時45分~U-NEXT

■UFN255対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
レオン・エドワーズ(英国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヤン・ブラボヴィッチ(ポーランド)
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
グンナー・ネルソン(アイスランド)

<女子ストロー級/5分3R>
モリー・マッキャン(英国)
アレクシア・タイナーラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジョーダン・ブチェニック(英国)
クリス・ダンカン(英国)

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド(英国)
モーガン・シャリエール(フランス)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート(英国)
クリス・パディーリャ(米国)

<フライ級/5分3R>
ロナー・カヴァナ(英国)
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
ミック・パーキン(英国)

<ミドル級/5分3R>
アンドレイ・プリエフ(ロシア)
クリスチャン・リロイ・ダンカン(英国)

<女子ストロー級/5分3R>
ショーナ・バノン(アイルランド)
プジャ・トマール(インド)

<バンタム級/5分3R>
キャオラン・ローラン(アイルランド)
ネイサン・フレッチャー(英国)

<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
カウエ・フェルナンジス(ブラジル)

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN254 アレキサンダー・ヘルナンデス カート・ホロボウ キック

【UFN254】打撃に耐えてテイクダウン。最終回は猛攻を仕掛けたヘルナンデスがホロボウを判定で下す

<ライト級/5分3R>
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
カート・ホロボウ(米国)

身長で上回るホロボウがプレスを掛ける。ヘルナンデスは右ローと左ジャブで迎え撃つ。左ロー、左ミドルを放つホロボウに対し、ヘルナンデスも左ローと左ミドルを散らす。ケージ中央で右カーフを当てたヘルナンデス。ホロボウは右ストレートでヘルナンデスのアゴを跳ね上げた。ヘルナンデスがサウスポーにスイッチして左ハイ、右ジャブを見せる。オーソドックスに戻して右カーフ、右ストレートのカウンターを当てた。

スイッチする相手に的を絞れないか。ホロボウの打撃はヒット率が下がるも、至近距離で肩が当たりヘルナンデスが尻もちを着く。ヘルナンデスのワンツーから左フックがホロボウの顔面をかすめた。ヘルナンデスがラウンド終了間際、ニータップで飛び込んだ。ボディロックに切り替えたヘルナンデスの首をギロチンに捕らえるホロボウ。ヘルナンデスが首を抜いたところで初回終了のホーンが鳴った。

2R、ヘルナンデスが前に出るとホロボウが右ストレートを伸ばす。右カーフの蹴り合いからヘルナンデスが右を振ると、ホロボウが手数を増やしてケージに詰めていく。左右ストレートを当てたホロボウが右バックキックに繋げた。サウスポーにスイッチしたホロボウは右ジャブを突き、オーソドックスに戻して距離を詰める。顔面から流血が見られるヘルナンデスに右カーフを当てたホロボウが、グイグイ前に出てケージに追い込んだ。

互いにサウスポーにスイッチしたが、ホロボウの右ジャブが当たる。しかしオーソドックスに戻したホロボウの右をかわしてボディロックからテイクダウンしたヘルナンデス。ホロボウはニーシールドからヘルナンデスの右腕を取って十字を狙う。腕を抜いたヘルナンデスだが、続いて左腕を取られて動けない。右パウンドを打ってクラッチを解かせたヘルナンデスと、ホロボウがヒジを打ち合った。

最終回、ホロボウが飛び出したがヘルナンデスがダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。右にパスしたヘルナンデスは、半身になったホロボウを逃がさず、バックから肩固めで背中を着かせる。ホロボウはハーフに戻した。潜るホロボウの右手首を抑えたヘルナンデスが、スイープを潰してマウントへ。しかし自らハーフに戻って抑え込む。

ホロボウがスイープを狙うとヘルナンデスが立ち上がり、打ち合いから再び飛び込んでテイクダウンを奪った。肩固めで押さえ込むヘルナンデス。頭を抜いたホロボウは、下からヘルナンデスの左腕をキムラで抱える。ヘルナンデスは腕を抜き、パウンドを連打して試合を終えた。

裁定はジャッジ1名はフルマークをつけるユナニマス判定でヘルナンデスが勝利し、2連敗からの2連勝とした。


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MMA MMAPLANET o UFN UFN254 コディ・ギブソン デモン・ブラックシアー ブラック ボクシング

【UFN254】ブラックシアーが抜群のグラウンドコントロールでギブソンを圧倒。最後はキムラで一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
デモン・ブラックシアー(米国)
Def.2R4分09秒 by キムラロック
コディ・ギブソン(米国)

ギブソンがジャブから右フック、ブラックシアーも右ストレートを返す。ギブソンはジャブから右フック、ボディにもパンチを振ってブラックシアーに組みついてケージに押し込む。ギブソンはシングルレッグに入る形になるが、ブラックシアーはテイクダウンを許さない。ギブソンはすぐに距離を詰めて詰めて右ボディから連打。細かい打撃を入れながら、ケージを背負うブラックシアーにダブルレッグに入る。ここもブラックシアーはテイクダウンを許さずに距離を取る。

試合がスタンドに戻るとギブソンが右ロー、ブラックシアーが左フックを見せる。ギブソンは右ボディストレートと左ボディ、ブラックシアーは左ミドルを蹴る。ギブソンがスイッチしてインローと左ストレート、オーソドックスに戻してアッパー・フックからダブルレッグに入る。ブラックシアーは右手を巻いてギロチンを狙い、首だけを抱える形でギブソンを寝かせて、サイドポジションで抑え込む。

ブラックシアーは亀になろうとするギブソンを抑え込み、再び右手を首に巻いてノースサウスチョークへ。ギブソンはチョークをディフェンスしつつ、足を上げてブラックシアーの左腕に腕十字を狙う。ブラックシアーは腕を外しつつ、右ヒジをギブソンの顔面に落とし、これでギブソンは右目の上をカットする。

2R、ギブソンが左ミドルを蹴る。ブラックシアーは前に出るギブソンに左フックを合わせ、右ストレートから右ミドルを連打。ギブソンが首相撲からヒジを入れると、ブラックシアーはテイクダウンを狙う。距離が離れるとギブソンは構えをスイッチしながら前進。ブラックシアーはジャブからパンチをまとめて、ギブソンはボディブローからダーティボクシングに持ち込み、ブラックシアーをケージまで押し込んでダブルレッグでテイクダウンする。

ギブソンはブラックシアーの左足を持って高く上げて立たせないようにするが、ブラックシアーがスイッチで上のポジションを取ると、すぐにサイドへ。左ヒジをギブソンの右腿に入れながら、ギブソンの右腕にキムラを狙う。さらにブラックシアーは左ヒジをギブソンの顔面に落としつつ、左足でギブソンの左腕を抑えて右ヒジを落とす。最後は上四方に回りながらギブソンの右腕をキムラに捉え、ギブソンからタップを奪った。

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