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MMA TJ・ディラショー UFC UFC ESPN31   ジョゼ・アルド ボクシング ロブ・フォント

【UFC ESPN31】打、組み、寝技でフォントを圧倒。完勝のジョゼ・アルド、「シン・ジョゼ・アルドだよ」

<バンタム級/5分5R>
ジョセ・アルド(ブラジル)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
ロブ・フォント(米国)

サウスポーの構えから左ストレートを伸ばし、オーソに戻して右アッパーを繰り出すフォントが右を当てる。ジャブ、ストレート、右オーバーハンドと構えを変えながらパンチを放つフォントは、ミドルを蹴ったアルドに組んでテイクダウンへ。バックに回ると、正面に回ってリフト。耐えるアルドのバックを再び取る。

ボクシングでなくレスリングで攻めるという意外なスタートを切ったフォントが、左ジャブから右ストレートを打ちこむ。アルドが左フック、右オーバーハンドと勢いに飲み込まれたように打撃戦に付き合う。そのなかで組みを切られたアルドが、右ボディから左ストレートを打たれる。ステップインしながらアッパーを空振りしたフォントが、近い距離でエルボーを繰り出す。

引き続き構えを目まぐるしく変えるフォントに対し、アルドは左フックをカウンターを当てる。さらにアルドの左ボディフックを受けたフォントの構えが小さくなる。その後は体を伸ばして左右のパンチを見せており、ダメージは感じられないフォントだが、ワンツーの右を被弾して続くアッパーを避けるように倒れこむ。組みを切りながらパウンドの追撃を入れたアルドが、逆転で初回を取った。

2R、ローを蹴るフォントがジャブから右を伸ばす。ジャブから右と初回最後の場面を打ち消すかのように積極的に攻めるフォントに対し、アルドも落ち着いてジャブを返す。ジャブに右クロスを入れたアルドは、再び力強いワンツーを打っていく。フォントは萎縮したか動きが小さく、またワンツーを被弾して下がる。すぐにジャブ、ボディアッパーを入れるフォントに対し、アルドがパワーの違いを見せるかのような右、ジャブを繰り出す。

フォントは数で優り、一発のインパクトでアルドが逆転という流れのなかで左ミドルを狙う。フォントがカーフを蹴り、下への蹴りを見せないアルドがジャブにヒザを合わせ、右ストレートを打っていく。右オーバーハンドから組みにいったフォントは切られて右を当てる。直後にボディフックを決めたアルド、ホーン後は疲れを伺わせたが、引き続き凄味のある攻撃を見せたラウンドだった。

3R、強烈なローを蹴ったアルドは、この回になってローを多用する。そこにアッパーを打っていくフォントだが、ジャブに右ローを合わされる。踏み込まない限り、ジャブの距離では足を蹴られるフォントは右に回るようになり、ダブルレッグを切られて下になる。マウント狙いのアルドは、ハーフで抑え肩固めを狙う。半身になったフォントからパスを決めたアルドは、バタフライ→クローズドガードに戻されも、腕十字を察知し腰を引く。

フォントは下からエルボーも、スクランブルには持ち込めない。ハーフで抑え、足を戻されると立ち上がったアルドに続き、フォントもスタンドに戻る。右アッパーを入れたフォントだが、当たりは浅い。とフォントが右ボディを殴り、エルボーにつなげる。さらにワンツーを放ったフォントだが、右ローでバランスを崩し尻もちをつかされる。一旦はサウスポーに構えたフォントは、オーソに戻して前蹴りや右スレートを見せるが、前足を蹴られてラウンド終了を迎えた。

4R、ここまで3R、もしくは2つのラウンドをとっていると思われるアルドは、ワンツーで右を打ち込む。下がったフォントにヒザ蹴りを極め、ダウンを奪ったアルドがサイドで抑えエルボーを打ち下ろす。クルスフィックス狙いから肩固めに移行しようとしたアルドに対し、フォントがヒジを差し入れて防ぐ。鼻の頭のカットを気にするフォントはハーフに戻すも、枕で圧を掛けられ3/4マウントまで攻め立てられる。必死に足を戻したフォントは左腕をしぼっていくが、これは極まることはない。またもパスを決めたアルドは、サイドに拘らずガードに戻されてもトップキープを続ける。フォントは下から、ガツンという音がするエルボーを打っていく。肩を押してエビのフォントを潰し、マウント狙いからハーフと安定したコントロールを続けるアルドは、4Rを勝利に近づく5分とした。

最終回、振りが大きくなったパンチで前に出るフォントに対し、一旦は足を使ったアルドは真正面に立って右を打ち返す。フォントは右フック、左から右エルボーを入れる。ここでクリンチを選択したフォントはケージにアルドを押し込むも、テイクダウンを奪えずエルボーを入れて離れる。アルドは前に出て左ジャブ、フォントはここも組んでケージに押し込む。

打撃戦での逆転を諦めたようなフォントは、ケージへ押し込む展開をを続ける。離れ際にアッパーを入れたフォントだが、アルドは右を当て後方に下がったフォントの腹を殴り、ワンツーをヒットさせる。しゃがんで亀になったフォントは、前転して逃げようとするが、。アルドはついていって、半身のフォントからマウントを取る。上を向かず、背も見せないフォントだったが、最後の1分を切るとついに背中を預け、アルドがボディトライアングルで捕えてパームトゥパームで絞める。

手首を掴み、ロールして必至に逃げたフォントだが、アルドが打、組み、寝技と全ての局面でフォントを上回り──気力・体力ともに衰えていないことを証明。3-0の判定勝ちを手にした。

「この階級でチャンピオンを目指しいるから3Rでなく、5Rで戦えることを証明する練習をしてきた。ロブ・フォントはタフな相手で、リスペクトしている。でも誰も僕を止めることはできない。今回だけでなくチャンピオンになるために、練習し続ける。立っても寝ても戦える。コンプリートMMAファイターであるためにトレーニングしている。自分のデキること全てやる。シン・ジョゼ・アルドだよ。次? タイトル戦線がどうなるか分からないけど、TJ・ディラショーさえよければ彼と戦いたい。ベストパフォーマンスを見せるよ」とジョゼ・アルドは話した。

一方はロブ・フォントは「幾つか見えないところから、力のあるパンチを被弾した。痛いパンチで、目が腫れてしまった。彼はレジェンド、タフだった(苦笑)。やろうとしたことができなかった。ジョゼ・アルドの夜だ。フーッ、強くなって戻って来る。このスポーツのレジェンドと5R戦ったことで、自分を成長させる」とコメントした。


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MMA UFC UFC ESPN31 キック ブラッド・リデル ラファエル・フィジエフ

【UFC ESPN31】「ガードが下がるのを待っていた」ラファエル・フィジエフが、リデルを後ろ回し蹴りでKO

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ(キルギス)
Def.3R2分20秒by TKO
ブラッド・リデル(ニュージーランド)

やや遠い距離でフェイクを交え、間合をはかる両者。フィジエフはスイッチを織り交ぜて構えると、右ローから左ミドルを蹴る。肩回りの発達具合、背中の大きさがライト級とは思えないリデルは、フィジエフの後ろ回し蹴りからのハイキックのコンビをかわし、右を当てる。フィジエフはローをカットし、右フックを振るうと、強烈な勢いの左ミドルを蹴り込む。

さらにワンツーフックを繰り出したフィジエフに対し、リデルもフルパワーで左フックを返す。リデルは踏み込んでワンツー、ジャブを放つ。直後に左ミドルを蹴ったフィジエフは、ジャブからの右オーバーハンドをかわす。注意深く圧を掛けるフィジエフが右ハイ。スウェイで避けたリデルは右オーバーハンドも、フィジエフが右ショートをカウンターで入れる。ローを蹴り合った両者、一発で試合が終わりそうなリデルのフックをフィジエフは見えている。ロー、腹の蹴り合いからジャブの応酬、さらに蹴りからワンツーフックを入れたリデルがこの攻撃で互角の初回を取ったか。

2R、オーソで近い距離を取ろうとするフィジエフがフックの打ち合いのなかで、リデルのニータップを切る。左ミドルからワンツー、そしてスリーのコンビを繰り出したフィジエフに対し、リデルも踏み込んで左フックを当てる。フィジエフは左ジャブを入れ、ワンツーで右エルボーを打ちこむ。リデルは左から右フックのコンビをヒットさせるが、続くパンチの交換で左フックを被弾する。

思い切り右フックを振るう両者。リデルは左目尻が切れているが、構わずミドルに右を合わせようと踏み込む。ケージを背負う場面が多いリデルが、飛び込んで右ストレート&テイクダウンを狙う。切ったフィジエフが右フックを当て、跳びヒザでボディを襲う。組みから離れたフィジエフの圧が高まるなか、左ミドルが決まり、ローも前足をしっかりと捕らえている。さらに左ミドルを続けるフィジエフは飛び込んで左ストレート、リデルも変則的な右エルボーを返すが、この回はフィジエフが上回った。

最終回、左眉のカットが大きなリデルが飛び込んでローからワンツー、フィジエフもワンツーを打ち返す。ローを掴んでテイクダウンを決めたリデルが、スクランブルでバックに回るが自ら突き放す。直後の接近戦でフィジエフがフックを打ちこむ。ボディフックにワンツーを入れたフィジエフは、リデルの前進に左ミドルを狙う。ここで組んだリデルだが、直ぐに自ら離れる。組み技でスタミナを浪費したくないリデル、間合をはかるなかで右に回ると──フィジエフの右スピニングバックキックで側頭部を打ち抜かれ、動きが止まる。

即レフェリーが試合を止め、動こうとしたリデルは前方に崩れた。緊迫感のある打撃戦のなかで、ハイライトリールKOを決めたフィジエフは「神がパワーをくれた。彼のことが好きだ。彼との試合で多くのことを学ぶことができた。すぐにカムバックしてほしい。急がず、彼のガードが下がる機会を伺っていた。ガードが下がり、スピニングバックキックを忘れているようだった」と勝利者インタビューで話した。


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MMA UFC UFC ESPN31 ジャマハル・ヒル ブログ

【UFC ESPN31】右フック2発、ジャマハル・ヒルが48秒でジミー・クルートをKO

<ライトヘビー級/5分3R>
ジャマハル・ヒル(米国)
Def.1R0分48秒by KO
ジミー・クルート(豪州)

まず右ローから右ハイを見せたクルートが、サウスポーのヒルにミドル、ハイ、そしてローと右の蹴りを続ける。右ハイを放ったヒルは、続く右ロングフックをテンプルに入れてダウンを奪う。直ぐに組みながら立ち上がったクルートだが、離れた直後の右フックに右を右フックを合わされて後方に倒れ込み──勝敗は決した。

「皆、僕が負けると予想していた。なぜだか分からなかった。ジミーは本当にタフな選手で、才能豊かな若いファイターだ。ただ僕は自分のことに集中していた。皆が創ってくれた僕を見せるだけだった。18歳の時からやってきてコーチの教えを受けたパンチだ。凄く気持ち良いよ。すぐに戻って来たい。ライトヘビー級に来るって聞いているパウロ・コスタ、それとジョニーウォーカーなんかと戦いたい」と勝者は話した。


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Report UFC UFC ESPN31 クレイ・グイダ ブログ レオ・サントス

【UFC ESPN31】三日月効かせたレオ・サントス、打撃の追撃で疲れ──グイダのRNCにタップアウト負け……

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
Def.2R1分21秒by RNC
レオナルド・サントス(ブラジル)

上半身を振って前に出るグイダに対し、サントスが右ローを蹴る。右オーバーハンドを空振りしたグイダが左ジャブを当てる。サントスは右ローを再び見せ、前進に右フックを合わせていく。左三日月を効かされたグイダは、動きが落ちるとパンチを連打されボディを殴られシングルレッグへ。

切って殴るサントスは1度、2度とレフェリーを見やるが、試合は続く。殴られながら立ち上がったグイダは、ヒザ蹴りを受けた再び倒れ込みながらシングルへ。これも切って殴るサントスだが、ついには打ち疲れてグイダは立ち上がる。マススピースは吐きだしていたグイダが、レフェリーに装着されて試合が再開──サントスはもう手が出ない。

パンチを見せて組みついたグイダは首相撲を逃れて離れる。サントスはここでミドルも威力がなく、パンチに真っすぐ下がってテイクダウンを許しクローズドガードを取る。とはいえ、ここではグランドの方が休めるという見方もできる。案の定、サントスはハーフまで許すが大きな打撃を受けることなく時間となった。

2R、直ぐに距離を詰めたグイダだが、ヒザをボディに受ける。それでも組んでバックに回ると、グランドに持ち込みヒザをワキ腹や太腿に打ちつける。背中に乗り、ワンフックのグイダがゲイブルグリップでRNCを極めると、サントスは息も絶え絶えタップした。

「一言、レスリングだ。レスリングを続けること。僕を成り立たせてくれて、人生を救ってくれる。だから今、僕はここにいる。サントスはピンポイントで精度の高い攻撃を入れてきた。正面を何度か向いたけど、本当に効かされたよ。でもキャンプ中から彼は最初の1分、90秒が強いとコーチに言われていて。コーチから指示に耳を傾けて、黒帯の世界王者をサブミットできたんだ」とグイダは勝利を振り返った。

完全に結果論だが、レオは腹を効かせたときに疲れるまでパウンドで攻めるなら、極めが欲しかった。


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MMA UFC UFC ESPN31 ザルガス・ズマグロフ マネル・ケイプ

【UFC ESPN31】連打でズマグロフを破ったマネル・ケイプ「イージーワーク。イージーマネー」

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(アンゴラ)
Def.1R4分02秒by TKO
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

跳び蹴りをいきなり見せたケイプは、積極的にパンチの交換をし右オーバーハンドや右を被弾する。それでも右アッパーを返し、ズマグロフのワンツーをかわすと逆にワンツーを決める。ズマグロフが右ストレートをヒットさせ、体がのけぞったケイプはさらにリードアッパーに続く右を受ける。それでもローに右を合わせたケイプは、ケージの前を回りながら右を伸ばす。

ヒザをボディに突き刺したケイプ。ズマグロフも左ジャブを打つが、右を被弾する。近い距離で右カーフを蹴り、跳びヒザを狙ったケイプは下がれても右を打っていく。ハイペースで打撃戦が続き、ズマグロフがローを蹴り込む。ヒザを見せて右をヒットさせたケイプは、さらにローで姿勢を乱させると、左フックから右ストレートを当ててダウンを奪う。立ち上がったズマグロフを追いかけて、ケージに詰めたケイプは左右のパンチを速射砲のように打ち込む。

ズマグロフが前方にしゃがみ込むように崩れるの見て、レフェリーが試合を止めた。クリスマスに丁度良いという発言をしていたケイプだが、短時間ながらハードなファイトで強さを見せつけ──初回KOというギフトをファンに贈り、「いつも良いプランがある。思ったように戦えるプランがあるんだ。ここにはチャンピンになるために来た。来年、チャンピオンになる。僕はフライ級のベストファイターだ。誰もが何だって言えるけど、僕はベストだ。イージーワーク、イージーマネー。近い距離なら左クロス、右クロス、スーパーパワーを当てることができる。ニコラウ戦は負けていない。皆分かっていはずだ。なんで負けたか理解できない。いずれにせよ、誰かと戦うための要求はしない。僕と戦いたい人間が、僕を指名すれば良い。僕はUFCのスーパースターだ。以前から世界チャンピオンだった。また世界チャンピオンになる。僕は指名はしない。僕と戦いたいなら、名乗り挙げろ」と、パンチ同様に速射砲のように言葉を続けた。


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BELLATOR MMA UFC UFC ESPN31   ウィリアム・ナイト キック クレイ・グイダ ザルガス・ズマグロフ ジェレマイア・ウェルス ジョゼ・アルド セルジオ・ペティス ペドロ・ムニョス ボクシング マネル・ケイプ マルロン・ヴェラ マーク・マドセン ラファエル・フィジエフ ロブ・フォント ヴィンス・モラレス 堀口恭司

【UFC ESPN31】計量終了 もはや怖いモノ見たさのフォント✖アルド。目に焼き付けたいグイダ✖レオ

【写真】この計量台での表情……ジョゼ・アルドは大丈夫なのか(C)Zuffa/UFC

3日(金・現地時間)、4日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN31「Font vs Aldo」の計量が行われた。

メインで対戦するロブ・フォントとジョゼ・アルドは前者が134ポンド、後者が136ポンドでパスしている。とはいってもフォントがラッシュガードを着て余裕で計量を終えたのに対し、アルドは頬がこけ、目が窪んでおり厳しい減量だったことを伺える。

ここからリカバリーするのがアルド流とはいえ、元UFC世界フェザー級王者も既に35歳。このダイエット&リカバリーがアドバンテージなのか疑問に思われる──ほどのギリギリに見える体躯だった。


それでなくとも今回のフォント戦は、アルドにとって分が悪い一戦として見られている。

マルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョスという群雄割拠のバンタム級戦線における曲者クラスを連破しているアルドだが、フォントは今回の計量当日に堀口恭司をKOしBellator世界バンタム級王座の防衛に成功したセルジオ・ペティスを敵地ミルウォーキーで破って以来、リッキー・シモン、マルロン・モラレス、コディ・ガーブラントと4連勝中で、試合内容も完勝といって良い。

フォントの強さはズバリ、ボクシングに尽きる。しかもMMAグローブに合った──振り抜くより、止める系のパンチで対戦相手に確実にダメージを蓄積させ、精神的にも削ってきた。

オーソ同士でジャブを叩くことなく、右ストレートをパーリングしてジャブを次々と打ち込む。この真っ直ぐと、外から入る右フックの打ち出しが同じで、対戦相手がストレートを予測していると横からグローブごと持っていかれそうな拳が飛んでくることになる。

削った相手の心を折るのが、右アッパーだ。プレッシャーを掛けておいて、追い込まれた相手の踏み込みを待ち受けるように放たれる右アッパーがクリーンに決まれば、KO云々以上に試合をフォントが支配している証だ。

そんなフォントに対し、アルドの勝機はやはりローキックか。ジャブや右ストレートにしても、左足はしっかりと前方に置くフォントだけに、ここを蹴られると持ち味である体重移動に影響が出ることは間違いないだろう。

とはいえ、アルドのローの距離はフォントのジャブの距離でもあり、両者にとって命綱の攻撃も下がって打てる分フォントに分がありそうだ。

前述したペティスが、過去最強の相手のいの一番名前を挙げたフォントですら、ランク4位──恐るべきUFCバンタム級の頂きを目指し、アルドを相手にどのような戦いを見せるのか。堀口のKO負けを引きづったままでは、怖いモノ見たさと表現してもおかしくない一戦だ。

コメインのライト級のラファエル・フィジエフとブラッド・リデルも見逃せないマッチアップだ。

共に戦績は10勝1敗、トップ15入りという第一の壁を崩した彼らが、第二の壁トップ10越えを果たすための試金石となる潰し合いといえる。

同じライト級でも、もはや望郷の念を持って試合を眺めたくなるのがクレイ・グイダとレオ・サントスという大人の顔合わせだ。フェイスオフを終えて、何とも言えない笑みを浮かべた2人。

グイダは前回マーク・マドセンに、レオはグラント・ドーソンに敗れている。デビューから18年、39歳のグイダとMMAキャリアが20年を越え、41歳となったレオ──人生の半分でMMAを戦ってきた両者が拳を合わせる。目にその雄姿を焼き付けたい、そんな対戦だ。

飛躍のためのステッピングボード=ザルガス・ズマグロフ戦に向け、余裕の笑みを浮かべたマネル・ケイプは額をぶつける勢いでフェイスオフを行った。

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC EPSN31計量結果

<フェザー級/5分5R>
ロブ・フォント: 134ポンド(60.78キロ)
ジョセ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ブラッド・リデル: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ: 155ポンド(70.31キロ)
レオナルド・サントス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 185.5ポンド(84.14キロ)
クリス・カーティス: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ダリアン・ウィークス: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
マキ・ピトロ: 184.5ポンド(83.68キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
ジェレマイア・ウェルス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マロリー・マーチン: 115ポンド(52.16キロ)
シャイアン・ヴリスマス: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205.5ポンド(93.21キロ)
ウィリアム・ナイト: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス: 155ポンド(70.31キロ)
クリス・グラッツマーカー: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ミッキー・ガル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ヴィンス・モラレス: 135.5ポンド(61.46キロ)

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BELLATOR MMA RIZIN UFC UFC ESPN31   ウィリアム・ナイト オーデ・オズボーン ザルガス・ズマグロフ セルジオ・ペティス ブログ マネル・ケイプ 堀口恭司

【UFC ESPN31】オクタゴン4戦目、マネル・ケイプ「ロシアで戦っている時と別人」&「キョージが勝つ」

【写真】静かな口調で、言いたいことを忖度なく話してくれたケイプ。自信と好調ぶりが伺えた(C)MMAPLANET

4日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN31「Font vs Aldo」でマネル・ケイプがオクタゴン4戦目を戦う。

過去1勝2敗も前回の試合では、見事な跳びヒザ蹴りでKO勝ちを手にした。今回はカザフスタン人ファイター、ザルガス・ズマグロフに関して『ロシアで戦う時とは別人。ロシアで使っていたドラッグをUFCでは一切使えない』と言い切った。

そして自らの試合の前夜にBellator世界バンタム級王座に挑む、堀口恭司に関して言及してもらった。


──ザルガス・ズマグロフ戦が4日後に迫ってきました。今の心境を教えてください。

「最高だよ。しっかりとファイトキャンプで調子を上げることができた。この試合に向けて色々なことを試し、毎日が最高のシェイプで、最高のパフォーマンスを続けることができたんだ」

──今回のキャンプはどこで?

「ラスベガスだよ。エクストリーム・クートゥアーでキャンプをして、UFC PIでもトレーニングをしてきた」

──フライ級で戦うマネルに見合ったサイズのファイターが、エクストリーム・クートゥアーにも所属しているのですね。

「う~ん、だいたいフライ級からフェザー級、そしてライト級の選手たちかな」

──ライト級だと3階級も上になりますね。

「でも、ずっとライト級ぐらいの選手とは練習してきたからね。練習相手は僕より重いことは、何も特別なことじゃないよ。全く問題ない。全くないよ。アメージングな準備ができた」

──8月のオーデ・オズボーン戦で、ようやくマネルのクリスチアーノ・ロナウド風ポーズをオクタゴンの中で見ることができました。

「ハハハハ」

──日本のファンもホッとしたと思いますが、マネル自身が最も安堵したのではないでしょうか。

「そうだね。安心したよ。良い試合、短時間でのフィニッシュ勝利が必要だった。ミスをせず、前に出続けることが命題だったんだ。あの勝利は色々な意味でも大きい。前から考えていた高見に僕を再び連れて行ってくれることになる……そんな勝利だったよ。なんといっても、結果が全てだからね」

──跳びヒザでのKO勝ちにより、その前の接戦での敗戦は誰も忘れるようなインパクトを残したはずです。

「100パーセント、その通りだね」

──そして今回は、UFCで1勝2敗と戦績的には同等のズマグロフと戦います。

「ズマグロフと自分が同じ評価だとは思っていない。それに僕は1勝2敗じゃない、パントージャ戦はともかく、マテウス・ニコラウ戦は負けていない。試合を見た人なら、誰もが分かっているだろう。僕の戦績は2勝1敗だと思っている。

ズマグロフに関してはロシアで戦っていた時の方が、印象深い試合をしていた。ボクシングが強くて、テイクダウンもできていた。今では、ロシアで戦っている時とは別人だ。ロシアで戦うのとUFCで戦うのは違う。パフォーマンスは下降する一方だ。33歳か34歳(※実際は33歳)になって、年を取った。エネルギーも感じられない。

まぁ、ロシアで使っていたドラッグをUFCでは一切使えないということだよ。UFCは自分の力で戦わないといけない。パフォーマンス向上のアイテムは使えないからね。そりゃあ、動きは悪くなるよ。UFCではクリーンな状態で戦わないといけないんだ。

確かに前の試合では勝っているけど、何も特別な試合じゃなかった。対戦相手も大して強くなかったしね。今回の試合はUFCでの過去の試合と比較すると、もっともイージーなファイトになることは間違いないよ」

──パンチ力がありますが、テクニカルではない。レスラーのようで、テイクダウンも奪われる。UFCではマネルの言った通り、コレといったストロングポイントのない印象の薄いファイトをしてきました。

「クリスマスを過ごすには、最高の相手さ(笑)」

──では日本のファンは、マネルからのギフトを期待しないといけないですね(笑)。その日本のファンだけでなく、世界のMMAファンに何を見せようと思っていますか。

「世界中のファンに、素晴らしいギフトを贈るよ。2Rで勝つ。100パーセント、そうなるから期待してほしい。KOか一本はどちらでも構わない。とにかく2Rでフィニッシュする」

──つまり初回はズマグロフの動きを観察するというわけですね。

「そうだよ。彼の動きをチェックして、2Rに終らせる」

──もちろんマネルはこのズマグロフ戦に集中しないといけないですが、1日前に堀口恭司選手がBellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスに挑戦します。この試合に関して、コメントをもらうことは可能でしょうか。

「キョージが勝つよ。キョージは打撃もグラップリングも、セルジオ・ペティスを上回っている。良い試合になるだろう。でも勝つのはキョージだ。100パーセント、キョージが勝つ。断言するよ」

──なるほど。かつてのライバルはUFCでなくBellatorを選択しました。返上したベルトを取り戻し、しっかりと仕事をするのが先決だと堀口選手は言っていました。Bellatorでやるべきことをやり終えると、UFCにやって来るかもしれないです。

「来れば良いよ。僕はRIZINで戦っていた時は違う。あの頃は何もサポートがなく、アフリカで1人のパートナーと練習するだけだった。その状態で、僕はカイ・アサクラに敗れる前までのキョージのキャリアで、最も厳しい試合をした。キョージも、ソレは分かっているはずだ。今の僕は全てが揃っている。UFCに来るという判断をキョージがするなら、それは間違いだ。でも来たいなら、来れば良い」

──凄い自信ですね。では、最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕のオールドファンたち、アリガトウゴザイマス。今も日本のファンからのツイートにエネルギーを貰っている。僕の身の内にある日本のファンに、次の試合も100パーセント勝つことを約束するよ。この試合の勝利は、2022年に飛躍するための踏み台になる。いつも、応援ありがとう」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC EPSN31対戦カード

<フェザー級/5分5R>
ロブ・フォント(米国)
ジョセ・アルド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ(キルギス)
ブラッド・リデル(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グィダ(米国)
レオナルド・サントス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート(豪州)
ジャマール・ヒル(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
クリス・カーティス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バルベレナ(米国)
ダリアン・ウィークス(米国)

<ミドル級/5分3R>
マキ・ピトロ(米国)
ドゥスコ・トドロビッチ(セルビア)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
ジェレマイア・ウェルス(米国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<女子ストロー級/5分3R>
マロリー・マーチン(米国)
シャイアン・ヴリスマス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド(米国)
ウィリアム・ナイト(米国)

<ライト級/5分3R>
クラウジオ・プエレス(ペルー)
クリス・グラッツマーカー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アザマット・ムルザハノフ(ロシア)
ジャレッド・ヴァンデラ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ミッキー・ガル(米国)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ(ペルー)
ヴィンス・モラレス(米国)

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