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【UFC299】カザフ・フライ級ツートップの1人=アス・アルマバエフ「ゴールはチャンピオンになること」

【写真】フライ級は要注目ファイターが揃っている(C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)、フロリダ州マイアミはケイシーウア・センターで開催されるUFC 299「O’Malley vs Vera 2」。同大会でアス・アルマバエフがCJ・ヴェルガラと戦う。
Text by Manabu Takashima

中央アジアのパワーハウス=カザフスタンから世界最高峰のフライ級に挑むアルマバエフ。同朋のアザット・マクスンはオクタゴン2戦目でキャリア初黒星を喫した。アルマバエフは今回が、2戦目となる。対戦相手のヴェルガラは一昨年の10月に平良達郎に腕十字で一本負けを喫したあとは、2連勝と波に乗っている。

そんなヴェルガラがリトマス試験紙となって、平良の実力対比もできる一戦を前にアルマバエフに初インタビューを試みた。


──今週末、CJ・ヴェルガラとオクタゴン2戦目を戦います。今の心境は?

「全て上手くいっている。パーフェクトだよ。グレートシェイプで、試合でそれを立証してみせる」

──カザフスタン人選手が米国で練習するケースが増えていますが、アスは今回の試合に向けてどこで練習をしてきたのでしょうか。

「練習の多くはカザフスタンのアルマトゥイでやっている。その後、ロシアのオセチアで高所トレーニングをして、キャンプの仕上げは40日間ほどキルクリフFCでやってきた」

──キルクリフFCにフライ級のトレーニングパートナーは、それほどいないかと思うのですが、なぜキルクリフFCで仕上げを?

「キルクリフFCは素晴らしいチームで、ファミリーのような人間関係がある。ファイターもそうだし、最高のコーチが揃っているからだよ。確かにフライ級のファイターは少ないから、僕は主にバンタム級の選手と練習をしてきた」

──そのキルクリフFCでは日本人選手も練習していますが、交流はありましたか。

「タカヤ・スズキ、若くて元気な日本人選手と仲が良くなったよ」

──鈴木選手が初日にKOされたという話が伝わってきたのですが、ひょっとしてアスが張本人とか?

「ノー、ノー。そんなことないよ(笑)。彼は若くて、良いヤツだ。練習を手伝ってもくれたけど、実際はそれほど一緒にトレーニングはしていないんだ。今回の対戦相手と彼はスタイルが違うからね」

──了解しました。ところでアスは、いつMMAを始めたのでしょうか。

「子供の頃から、多くのスポーツを経験してきたなかで2013年にMMAの練習を始めた。MMA以外の格闘技だとコンバット柔術をやっていたよ」

──コンバット柔術!! エディ・ブラボーが考案した掌底有りの柔術というわけではないですよね?

「違うよ。コンバット柔術は、とてもコンバットサンボに似ているスポーツだ。道着を着て、打撃も投げもある」

──実は2年前にBRAVE CFでアスの試合を見たことがあります。UFCへの道は色々と存在していますが、アスが中東のプロモーションで戦った意味は?

「凄く良い経験ができた。しっかりと、自分の戦いができたことも良かったと思っている」

──同じカザフスタンのフライ級ファイターであるアザット・マクスンが、UFC2戦目でキャリア初黒星を喫しました。彼の敗北をどのように考えていますか。

「アザットとは凄く仲が良いけど、所属ジムは違うんだ。もちろんカザフスタンのファイターだから応援しているし、前回の敗北は相手が強かった。何よりアザットは高いポテンシャルの持ち主で、これからもっと成功を収めていくと思っている」

──では対戦相手のCJ・ヴェルガラの印象を教えてください。

「良いファイターだ。ただ僕は経験値も高いし、勝負の鍵はもう把握している。レスリングが僕の長所だからね。これまで人生を賭けて練習を続け、UFCと契約した。この次の試合は、過去のファイトと同じように一つの試合でしかない。僕のゴールはチャンピオンになることだ」

■視聴方法(予定)
3月10日(日・日本時間)
午前8時分~UFC FIGHT PASS
午後12時~PPV
午前7時30分~U-NEXT

■UFC299対戦カード

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ショーン・オマリー(米国)
[挑戦者] マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
ベノワ・サンドニ(フランス)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
マイケル・ペイジ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
カーティス・ブレイズ(米国)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・セーミナラ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<ライト級/5分3R>
マテウス・ガムロ(ポーランド)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ケイラ―・フィリップス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<ミドル級/5分3R>
ミチェウ・ペレイラ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ロベルス・デスパイネ(キューバ)
ジョシュ・パリジアン(米国)

<フライ級/5分3R>
CJ・ヴェルガラ(米国)
アス・アルマバエフ(カザフスタン)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(キューバ)
マリナ7・モロズ(ウクライナ)

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【Gladiator CS01】竹内稔戦で二冠を目指す竹本啓哉─02─「プログレスに強い選手が出て来るキッカケに」

>【写真】グラジのベルトを奪還して以降、竹本の意識は確実に変化している(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、竹内稔とPROGRESSフェザー級王座を賭けて戦う竹本啓哉のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

紆余曲折を経て、当初の発表どおり「ミスター・アナコンダ」竹内稔とのフォークスタイルグラップリング戦に臨むこととなった竹本。グラジエイター王座との二冠を賭けた一戦への意気込みを語る。

<竹本啓哉インタビューPart.01はコチラから>


――GLADIATOR CSは配信に特化したイベントで、無観客で行われます。その点についてはいかがですか。

「嬉しいです。僕も今まで経験がないことに挑戦したくて。無観客の中で試合をすると、どうなるのか――これって選手の性格も出ると思うんですよね。僕自身はどうなるか分かりませんが、最初に竹内戦が決まってから、すごく楽しみにしています。自分でチケットを売ることがないのも楽ですし。もちろん配信を視てほしいので、その案内はしますけど」

――では竹内戦に関するお話の前に、改めて2023年は竹本選手にとってどのような1年でしたか。

「自分にとっては『立て直すことができた1年』だったと思います。初めて1年に2試合も国際戦をやりましたし、初めてのコンバット柔術も楽しかったです。新しい刺激が多くて、かつベルトを巻きなおしたことで、自分を立て直すことができた1年だったと思います」

――ベルトがあると無いとでは、新年を迎えた時の気持ちも違うかと思います。

「もちろん気持ち良く新年を迎えられた部分もありますが、せっかくベルトを獲得したのに――12月の大会で勝った竹中大地選手と上久保周哉選手には見向きもされていませんでした。『眼中にないじゃん……』って、ちょっと心に引っかかっています。だから今年は、竹中選手と上久保選手だけじゃなく、多くの人たちに『グラジのベルトは、これだけの価値があるんだよ』と知らしめていきたいです」

――竹中選手と上久保選手がグラジのケージで、グラジ王者との対戦を希望しなかった点については気になりますか。

「少し傷つきましたね(笑)。僕は強さには興味があるけど、それほど有名になりたいという気持ちはなくて。でもあんなに見向きもされないと、『そうじゃない。このベルトはもっと価値があるんだ』と言いたくなります。僕のことよりも、もっとグラジという大会とベルトに対する認識を高めるために、僕自身も実績を上げる必要があるなって思いました。

さっきも言ったとおり、現役の間にもっともっと強い相手と試合がしたいです。次の相手、竹内選手もグラップリング界では本当に強い相手で。それにしても、最近は竹が絡む選手が多いですね」

――竹中選手、竹内選手と同じカルペディエム三田の竹浦正起選手、そして竹本選手と。

「ここまで竹が多いと、もう竹林ですね(笑)」

――……。

「すみません、余計なことを言いました(苦笑)」

――アハハハ。話を戻すと、これまで竹内選手との絡みはないですよね。

「ないです。自分の周りでいえば去年、アマゾン先生(白木アマゾン大輔)にアナコンダを極めていましたよね。今までの試合について調べたら、本当にギロチンやアナコンダで勝っている試合が多いじゃないですか。ADCC予選も6試合中4回アナコンダを極めていて――とんでもない選手ですよ。その竹内選手とグラップリングで試合をするのは、MMAとは違う緊張感があります」

――MMA以外の試合としては、昨年1月にプログレスのコンバット柔術ルールで江木伸成選手を下しています。打撃のないグラップリングルールの試合は、いつ以来でしょうか。

「一昨年の11月、TOKKUMI(3対3のグラップリング団体戦)ですね。チームカルペディエム名古屋で出場して、2試合がドローで1試合はヒザ十字で勝ちました。グラップリングマッチは自分にとって里帰りみたいな気持ちもあって。何より竹内選手との試合って、異次元対決のような感じなんですよ」

――異次元、ですか。

「自分でも、どんな試合になるか分からないです。えぇ、どうなるんだろう? 自分が普通に勝っちゃう気もしますし、反対にあっさりとアナコンダを極められてしまうかもしれないし……展開が予想しにくい試合ですね。

だって、ADCC予選で準優勝ですから。今のADCCはスタンドレスリングが強い選手が勝つと聞いていたのに、そんななかでアナコンダをバンバン極めていて。完全に我が道を往く『アナコンダ・モンスター』じゃないですか」

――テムーレン戦はシングルレッグで組むことができました。しかし、それは竹本選手がジャブで崩してから入るというMMAならではのお話で。ではフォークスタイルグラップリングだと、どう崩していくのか。

「インサイドで組むシングルレッグだと、相手もアナコンダは極めにくいと思いますけど……、どうなるんでしょうね。安易に組むとアナコンダが待っているので怖いです(苦笑)」

――どうなるのか、それはご自身で試してみるのが一番です。

「自分から極められに行きませんよ! あのアナコンダがあるので、否が応でも慎重になりますよね。きっと形に入られたら一発で極まっちゃいますから。かといって失点もしたくないので、自分から下になるのも嫌ですし。

いずれにしても、どちらが早く自分の得意な形に持ち込むかっていう勝負になりますよね。僕が竹内選手のアナコンダを警戒しすぎて、ただ時間が過ぎていく展開も嫌じゃないですか。アナコンダを食らわないためには、まず自分がテイクダウンに行かなければ良いわけですけど、今までテイクダウンを狙わなかったことがなくて(笑)。

せっかく竹内選手とグラップリングで戦う良い機会だから――という気持ちは、なくはないです。竹内選手のアナコンダって、どれくらい凄いんだろうって楽しみでもありますし。自分も一本を狙いたい。でも試合だから、勝ちに徹したい気持ちもあって。とにかく対策だけはしっかりして、あとは試合展開次第というところですね」

――この試合に勝てば、グラジとプログレスの二冠王者となります。

「二冠王者になったら、防衛戦が大変そうですよね(笑)。でも竹内選手と対戦できるのも、グラジのベルトを巻いたおかげです。今回は自分がチャンピオンになることで、プログレスにも強い選手がどんどん出て来るキッカケになるよう、必ず勝ちます!」

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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【Gladiator CS01】ボグダノフ✖オーシマキーのフォークスタイルグラップリング戦で、全5試合決定!!

【写真】中量級特有のテクニカル&ちょっとした重厚感が感じられる一戦になるか(C)MMAPLANET

5日(月)、GLADIATORより16日(金)に会場非公開で開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana II」でPROGRESSフォークスタイルグラップリング88キロ契約戦=グラント・ボクダノフ✖大嶋聡承が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

配信に特化した新機軸大会は、このグラップリングマッチで全5試合が出そろったこととなる。


先のONE日本大会の通訳の印象が強いボクダノフは、昨年のJBJJF全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト黒帯ミドル級で優勝し、無差別でも準優勝している。ノーギでも2019年に全日本ノーギ選手権でアダルト・エキスパート・ミドル級優勝、2021年&2022年全日本ノーギ柔術選手権のアダルト黒帯ミドル級を連覇、MMAでもその組み技の強さを如何なく発揮している。

対してオーシマキーこと大嶋は、この試合の5日後に17歳を迎える紫帯の柔術家──いや、グラップラーだ。小学1年生で空手を始め、3年生になるとパンクラス大阪稲垣組でレスリングを学ぶようになり、中学1年で東京に引っ越してくると近所のフィジカルスペースで柔術を始める。

しかし直後にコロナ禍を迎え、大嶋はABEMAで青木真也✖世羅智茂、さらに岩本健汰✖世羅を視聴して足関競に興味を持つようになる。分散登校だったこともあり朝の7時からトイカツグラップリング東中野に通い、ノーギ柔術の先駆者といえる寒河江寿泰から、しっかりとその技術を学ぶと、師の師匠といえる今成正和の下でも練習を始めた。

グラップリングを究めるために通信制の高校に進学し、グラップリング三昧の生活を過ごしている。中学生──緑帯の時にコンバット柔術や、ヒール有りを既に経験し、大人顔負けの活躍をするようになった。

昨年11月のADCCアジア&オセニア予選88キロ級では2試合で勝利を収めるも、アイザック・ミッチェルにRNCで敗れ上位進出はならなかった。とはいえミッチェルは同級を制しており、大嶋がボグダノフと戦う翌朝にタイでタイ・ルオトロの持つONE世界サブミッショングラップリング・ウェルター級王座に挑戦する強豪だ。いってみればトーナメント枠、大嶋は2番目に力があった可能性もあるわけだ。

当然、5月にタイで開催される第二次アジア&オセアニア予選をターゲットとしている大嶋は、聞くところによると今回の試合もウェルター級(※77キロ)でのオファーを88キロに拘り、ボクダノフも了承して実現したという。

以下、リリースに寄せられていた両者のコメントだ。

グラント・ボグダノフ
「以前から興味深々でしたが、今回はついにGLADIATOR初参戦が決まりました。とてもわくわくしています。あまり他にない特別なグラップリングルールなので、面白い攻防、予想できない展開が生まれそうで、試合を見てくれる皆さんも楽しみにしていて欲しいです。

対戦を受けてくださった大嶋選手は私が好きな選手ですが、試合している最中だけは相手としてみます」

大嶋聡承
「今回Gladiator Challenger Seriesで試合をする場を作って頂きありがとうございます。国内トップ選手のグラント選手と試合できることをとても光栄に思います。

グラント選手とケージの攻防できるのがとても楽しみです。
覚悟と感謝を持って一本を取りに行きます。是非期待して下さい」

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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Finishers Kombat04 Finishers Open14 Kombat04 Level-G MMA MMAPLANET o YouTube エディ・ブラボー コンバット柔術 ブログ レイ・デ・レオン 高橋SUBMISSION雄己

【FINISHERS OPEN14】高橋Subの冒険。FINISHERSバンタム級王座を賭けエディ・ブラボーの黒帯と対戦

【写真】今年3度目の海外での試合は、ワンマッチのタイトル戦だ (C)EBI

11月12日(日・現地時間)、ペンシルバニア州ベツレヘムにあるFinishers HQで開催されるFinishers Open14に高橋Submissionが出場し、レイ・デ・レオンとバンタム級王座を賭けて対戦することが決まった。
Text by Manabu Takashima

今年の2月に同じFinishers系の大会、Finishers Kombat04でラミロ・ヒメネスをヒールで一蹴した高橋が、同イベントのベルトを賭けて戦う。


ヒメネス戦後、4月のエメラルドシティ招待こそ飛行機のメカニカルプロブレムで出場がならなかった高橋だが、自らのプロデューサーを務めるLEVEL-Gでライト級トーナメントを開き、7月にはメキシコで開かれたコンバット柔術ワールドに挑戦するなど、唯一無二のグラップラー道を歩んでいる。

そんな高橋とベルトを賭けて戦うデ・レオンは10th Planet NYを率いるエディ・ブラボーの黒帯だ。過去にCombat JJでジェフ・リアルにOTで勝利し、リチャード・アラルコンにはRNCで敗れているが、KSAI PROやFURY PRO Grapplingなど主要なプログラップライング大会で戦っており、日本では無名といっても相当にデキることは間違いない。

過去の試合映像をチェックしても下になれば当然のようにラバーから三角絞めや腕十字、そしてハニーホールからの足関節の連係と10thePlanetのベースを完全に使いこなしている。加えて上攻めをトレンドなのか、ベースとして当たり前のように習得しているのか──IBJJF競技柔術の道着なしという動きもデ・レオンは見せている。

テイクダウンに関しては分からない部分があるが、スイープからのスクランブルやテイクダウンを仕掛けられた後の動きからも質の高いウェルラウンディッド・グラップラーといえる。高橋Subの冒険2023年下半期編、この11月にはADCCオセアニア予選も開かれるなど再び、世界で戦うJ-Grapplerが注目される1カ月となりそうだ。

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Bloom FC01 DEEP Gladiator MMA MMAPLANET o Progress   イゴール・タナベ オトゴンスレン・スフバット コンバット柔術 ジャダンバ・ナラントンガラグ ツェルマー・オトゴンバヤル テムーレン・アルギルマー パンクラス 上田将年 上田祐起 修斗 原田惟紘 岩﨑大河 深見弦汰 清水洸志 藤田大

【Bloom FC01】九州から世界へ。独立イベント旗揚げ。メインは上田将年がモンゴル人選手を迎え撃つ

【写真】グラジでモンゴル勢の実力は証明されている。パンクラスで2連敗の上田が、地元でどのような戦いを見せるか(C) MMAPLANET

26日(火)、BLOOM FC実行委員会より11月19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールにいてBloom Fighting Championshipの旗揚げと対戦カード第1弾の発表があった。
Text by Manabu Takashima

博多で第1回大会を迎えるBloom FC──Bloomとは開花という意味を持ち、「九州から世界へ」というモットーを掲げ、活動の根幹は首都圏や他の大都市圏と比べて試合機会の少ない九州勢の地元での試合経験を増やし、実力アップを図るというもの。

Bloom FC実行委員会の中心となるのは博多でアマMMAの大会会場にジムを貸し出すなど、選手育成の後押しをしてきたRanger Gymの奥宮ハント代表と地元が福岡の元MMAファイターで現在は東京在住でレフェリー等でも活動をしている鬼木貴典氏の両者だ。

そして記念すべき旗揚げイベントは2部制で、夜の部で上田将年✖ツェルマー・オトゴンバヤルのフライ級3回戦、同じく3回戦でバンタム級の原田惟紘×上田祐起の一戦。第1部でバンタム級3回戦=持田哲平×オトゴンスレン・スフバット、ライト級2回戦で清水洸志✖深見弦汰という4試合が明らかとなっている。


上田は福岡県筑豊地域在住で、かつて彼の地に存在した緒方ジム所属を名乗り続け、現在は北九州志のG-Freeとダブル所属として活動。パンクラスではフライ級戦線の中心的な存在だった。

これまで将竜のリングネームを使用していたが、36歳となった上田は今年の5月に誕生した長男・竜輝君に竜の字を譲り、これからの現役生活は本名に戦うことを決めた。

今大会では上田の所属するG-Freeを主宰する原田が、実に5年振りに実戦復帰を果たす。自らのジムオープンのために試合から離れていた原田は、コロナ禍により試合の機会が逸し続けてきた。

上田、原田は直近の試合はパンクラス、対してRanger Gym所属の持田はパンクラスを経て地元の修斗公式戦=闘裸男で5月に戦っている。同じくRanger Gymの清水はコロナ禍のアマ修斗EX覇者からEX Fightで藤田大、HEATでイゴール・タナベ、修斗では岩﨑大河と対戦経験がある。アマの藤田戦はともかく、彼がイゴールや岩﨑と試合をしていることが九州在住選手の現状を表している。

チャンスが少ないが故、実力差があろうとも得た試合機会を逃せない。負ければチャンスが遠のく。そんな状況を改善するために中国・四国及び九州でMMAイベント=修斗公式戦を行ってきたのが闘裸男だ。今回、清水は5月の闘裸男で彼を破った深見弦汰とのダイレクトリマッチが組まれているが、深見は赤崎道場所属のシューターだ。ここにもBloomの特色がみられる。つまりは闘裸男系──修斗、パンクラス、DEEPと首都圏での活躍の舞台に関係なく、九州在住の選手の強化を目的としている。

また鬼木氏によると「Bloomで力をつけた選手が、将来的にどこの大会で戦うかは個人の自由。とにかく地元で経験を詰むという首都圏や大阪の選手たちが持っている環境を九州にも整えたい」とのこと。いわばBloomはJ-MMA界の独立国家──首都圏陥落を目指さないキングダムを築くことが目標とされている。

そしてゆくゆくは首都圏から九州に選手を招聘し、ホームとして実績を得るファイトを組んでいく、そのために継続活動を掲げ闘裸男と大会開催時期をずらし、年に2回のイベント開催を目指すという。

また同大会の組み技戦に関してはProgress実行委員会が協力し、旗揚げ大会からグラップリング戦も組んでいく意向だ。現状Progressではフォークスタイルグラップリング、コンバット柔術、サブオンリーの3つのルールで実施しているが、九州という土地柄を考慮し道着マッチの導入も検討されている。

さらに今大会で、上田と持田に国際戦が組まれたように福岡という立地──南日本の玄関口としてハブになる土壌──を生かし、戦績のあるファイターが一段階上の経験を積むうえでの国際戦を毎大会組むというプランも進められている。なお旗揚げ戦で上田と対戦するオトゴンバヤルは現Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーの練習仲間で戦績は7勝4敗のファイターだ。

一方、持田と戦うスブバットはジャダンバ・ナラントンガラグ率いるシャンダスMMA所属の新鋭で戦績は3勝1敗、リリースよると元MGL-1FCフライ級王者の肩書を持っている。

1281年の弘安の役以来、実に750年振りのモンゴル勢の博多襲来──。今も完全に首都圏中心のヒエラルキーが存在するMMA界において、地元で老舗3プロモーションに関係なく経験を積み、それぞれの目標に進んでいく体制創りと、国際戦を戦う環境を整えるという試みは画期的だ。

思えば米国や英国などNYやロンドン在住でなくても、世界を舞台に戦う選手はいくらでも存在している。逆にいえば福岡と北九州、2つの都市の人口を合わせると250万人──プロ野球球団、Jリーグ・チームは複数存在し、大相撲の本場所がある大都市在住で、世界を舞台に戦える選手が存在していないことが、J-MMAの弱点だ。

旗揚げ前でもあり、海の物とも山の物ともつかぬBloom FC。これから生みの苦しみ、継続開催への障壁などいくらでも立ち塞がってくるだろう。ただし、この試みが生まれたこと自体が画期的であり、旗揚げ大会のみならず今後の動向を注視したい。

なおMMAPLANETでは第1回大会に来日するモンゴル勢からコメントを得たのでここで紹介しておきたい。

ツェルマー・オトゴンバヤル
「試合のオファー、本当にありがとうございます。BLOOM関係者の皆様にとても感謝しています。今回の試合、もちろん自分が100パーセント勝つと信じています。対戦相手のことはリスペクトしていますが、当日は火の出るような試合になるので覚悟してきて下さい」

オトゴンスレン・スフバット
「日本の皆さん、こんにちは。今回、BLOOMに参戦することになり、非常に嬉しく思っています。このチャンスは絶対にものにします! 対戦する持 田哲平選手、激しく熱い試合をしましょう。 しっかり練習してきて下さい。11月19日に会いましょう!」

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LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFC ESPN52 UFN エディ・ブラボー ギャレット・アームフィールド コンバット柔術 シュウ・ヒラタ ハナ・ゴールディ ヴィルナ・ジャンジローバ 中村倫也 木下憂朔 村田夏南子 風間敏臣 魅津希

【UFC ESPN52】8/27は風間敏臣、中村倫也&木下憂朔揃い踏み。この秋、魅津希、村田も待望の復帰へ

【写真】RTU決勝でKO負けからの契約。ここが力の魅せどこだ(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC on ESPN52「Holloway vs Tha Korean Zombie」で風間敏臣のUFCデビューの確認が、マネージメントするシュウ・ヒラタ氏より確認が取れた。

同大会でギャレット・アームフィールドと風間の対戦が決まったのに前後して、魅津希、村田夏南子の両女子ファイターのオクタゴン復帰も決まっている。


2020年8月以来、実に3年1カ月振りの実戦復帰となる魅津希は、9月23日のラスベガスのファイトナイトでハナ・ゴールディと対戦。一方の村田も同じくベガスで開催される10月7日のUFNでヴァネッサ・デモポウロスと戦うことが決まっている。

魅津希はヒザの負傷、村田は2021年6月のヴィルナ・ジャンジローバ戦で喫した腕のケガの影響で長期離脱を強いられたが、いよいよオクタゴンで戦う姿が見られることになる。

魅津希と戦うゴールディは、ザッツ・フィジカルファイター。巨大な肩回り、豪腕を振るうが上半身と下半身の連動は良くない。ただし、コンバット柔術で見せた掌底のラッシュは圧巻。魅津希としては、パワーはあってもアゴが空き気味の相手にしっかりと打撃を入れていきたい。

一方、村田の相手のデモポウロスは元LFA女子フライ級王者で、コンテンダーシリーズ敗北&王座陥落を経験した後にUFCに辿り着いた苦労人だ。UFCでは3勝2敗、この間もエディ・ブラボー率いる女子グラップリング大会=MedusaでEBIルールやコンバット柔術ルールのトーナメントに出場している柔術家だ。

下からの攻めを得意とするデモポウロスを相手に、村田も悪夢の腕十字の再現とならない準備は、この間積んできたはず。

打撃と柔術に秀でた魅津希は、どの局面でも戦える素養がMMAという戦いでありながらゲームでもある競技にマッチしない部分があった。対して、村田はテイクダウン&グラップリングの完成度の高さに、打撃を落としこむこととでさらに完成度が高くなることが期待されていた。

そんな両者が合体してから1年半、最高峰の頂点を目指す戦いに再び乗り出した。互いの短所を補い、長所を伸ばすことができるベストパートナー。UFCで戦い続ける日本のツートップが、リボーンとなる9月と10月の2試合──見逃すわけにはいかない。

Road to UFCと連日開催、木下憂朔&中村倫也と日本勢が集結する8月最終週のシンガポール、風間の対戦相手はアームフィールドはUFC戦績は0勝1敗で、通算戦績は8勝3敗だ。

蹴りを交えたストライキング、テイクダウンにも対応した接近戦で殴り合えるアームフィールドに、柔術で勝負してきた風間がラスベガスでのトレーニングで開眼したMMAを如何にぶつけるのか。その良さを持ち続けたうえで、新しい一面で力を発揮することが欠かせない試合となる。

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CJJW2023#02 MMA MMAPLANET o コンバット柔術 ルカス・カント 高橋SUBMISSION雄己

【CJJW2023#02】高橋Sub。オーバータイムまで頭にいれた戦略で、予想以上の強敵カントを下し準々決勝へ

<バンタム級T1回戦/10分1R>
高橋Submission雄己(日本)
Def.OT 1st term 11秒by RNC
ルカス・カント(アルゼンチン)

昨年のノーギワールド茶帯ライトフェザー級3位のカントに対し、高橋はニーシールド気味にスネを当て自ら判定して足を取りに行く。後方回転し既にカントの左足を取った高橋だが、起き上ったカントが前転して解除にかかる。高橋は右足に狙いを変え、ストレートフットロックからサドルのセットアップ狙いか。ロールしつつ正対したカントがここで掌底を打ち下ろす。カントは立ち上がって掌底を落とすと、高橋は顔を守るために足を解除する──と見せかけ、右足を取る。カントも高橋の左足首をコントロールして、足を抜き捌いてパスを仕掛ける。

ヒザを入れて掌底を落とすカントに対し、高橋はその左足を抱える。カントは正座して防ぎダースを狙う。高橋は横回転で取らせず、ガードを取り直す。飛び込むように掌底を落とすカントは、ここでもヒザを入れ掌底を打っていく。高橋は立ち上がり、試合は仕切り直しに。立ちレスが続き、押し込むカントは内股からカニバサミに移行させず高橋の右足を左手で刈りにいく。引き込むように下になった高橋はここでも掌底を受けながら、右足を取るがカントは高橋の仕掛けに対し、しっかりとヒザを抜いて対処を続ける。

カウンターのバック狙いに、高橋が掌底を繰り出す。ならばとカントはトラックポジションへの移行を測るが、高橋も左足を取って防ぐ。正対しつつ右の掌を落としたカントが足を抜くと、高橋が起き上ってリバーサル──ではなく、足を取ろうとする。その刹那、起き上ってヒザ立ちになったカントが掌底を打つ。カントは高橋の足関節のエントリーにも対応し、体に軸のある状態で右の掌打を炸裂させる。

アゴを殴られた高橋、パウンドを受けた経験で掌底にアレルギーはないという言葉があったが、トーナメント初戦で頭が揺れるような打撃をアゴに受けないに限る。高橋はこれを嫌がって立ち上がり、試合は3度目のスタンドに。ここで5分が過ぎ、カントは座ってリバースデラヒーから回転して高橋の左足を取る。右足をヒザ裏について伸ばした高橋がディフェンスしたが、ここでカントが掌底を繰り出す。

立ち上がった高橋は、ヒザを一気の外ヒールへ。ロールしてヒザを抜いたカントはバック狙い、背中をつけなおした高橋にダースを仕掛ける。高橋のニーシールドに構わず右のオープンハンドを見舞ったカント、足関節を防ぐだけでなく要所で掌底を打ちながらバックを狙う。ここからカントはスタンドに戻ると跳びつきで何かを仕掛けるも、空振りして落下。ガードを取ったカントの足首を掴んだ高橋だが、左足を取られる。

互いに横周り、ダブルガードの形になった刹那、カントが右のパームハンドパンチを入れる。ここでカントが背中をつけ、立ち上がった高橋が掌底へ。とカントは足関を仕掛けるという序盤とは逆の流れに。さらにカントは殴って、足をより深く入れるという打と足関節のコンビネーションも見せる。取られることはない高橋だが、コンバット柔術としての攻防ではカントが優勢だ。

残り2分を切り、上を選択したカントがパスを仕掛けながら掌底へ。高橋の足のきかせ方は取るよりも、防ぐ方に重点が置かれてきたか。リバースデラヒーバから回転し右足を取る高橋だが、極めるという空気はもうマット上では感じられない。互いにOTが頭に入ってくるだろうという時間帯で、高橋は力の入った掌底を入れる。さらに足関狙いに左右の掌底を振り落とす高橋がダメージと精神的プレッシャーを与えてOTに持ち込んだ。

第1ターム、シートベルトを選択した高橋はアゴの上から左足を滑り込ませ11秒でタップを奪う。後攻のカントもバックを選んだが、11秒で極め切ることはできず高橋が初戦突破。予想以上の強豪相手に、結果体にはOT込みのストラテジーで高橋が上回った。


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【CJJW2023#02】高橋Submission雄己の大冒険「ここに入ってみて。ここで見つけて、日本の皆に伝えたい」

【写真】Viva メヒコな高橋サブ (C)YUKI SUBMISSION TAKAHASHI

30日(日・現地時間)メキシコのビーチリゾート地であるプラヤ・デル・カルメンのポリフォルム・プラヤ・デル・カルメンで行われるCombat Jiu-Jitsu Worlds2023 The Bantamweights。同大会に高橋Submission雄己が出場する。

国内ではプロデューサーとしてグラップリングの普及に努め、現役グラップラーとしては海外での試合に挑む。メキシコ入りした高橋をインタビュー、このチャレンジの意義を尋ねた。


──今、カンクンは朝の10時半かと思いますが、長旅や時差の影響はありませんか。(※取材は29日に行われた)

「着いてから24時間ぐらい爆睡していたので、朝起きてから動きの確認やストレッチをして体をほぐしています。メキシコは治安が心配だったのですが、特に何もなく過ごせています」

――宿泊しているホテルで、試合も行われる感じでしょうか。

「それが良く分かっていないんですよ(笑)。僕らは他の出場選手たちよりも1日早く到着して、本来は今日の午後に皆が集まってくるのでスタッフもそれほどいなくて。エディ(ブラボー)も同じホテルだと思うのですが、まだ会っていないです」

――では前日計量でなく、当日計量なのですか。

「ハイ。僕にとって当日計量の61.2キロは丁度良いです。さすがに前日計量の61.2キロでUFCファイターみたいな減量をされると、体格が違いすぎるので」

――まさか1人でメキシコへ?

「いえ僕や須藤(拓真)選手の練習パートナーで、エクストリーム・エビナの橋本敦貴君にセコンドで来てもらっています」

――グラップリングを普及させるプロデューサー活動を行う高橋選手ですが、グラップラーとして今回のコンバット柔術ワールズに出場に関して、どのような気持ちで取り組んできましたか。

「僕も60キロぐらいの体重で、70キロから落としてきた選手とレスリングをやってADCCルールで勝つのは難しいので。61.2キロというADCCにはない階級でやるうえで、ちょっと特殊なルールですが今回のコンバット柔術、EBIとかPolarisというところのタイトルは1つは欲しくて、キャリアの中で狙っていかないといけないタイトルだと思ってきました。

イベントとしてCJJWは格好良くて、Level-Gでもこういう空気感を創っていきたいというのがあるのですが、選手としては勝っていかないといけないところです」

――66キロでは小さい選手が、色々な大会でインパクトを残していくとADCCでも60キロ級が創設されるのではという期待は?

「そこもなくはなさそうですよね。女子の軽い階級ができたじゃないですか」

――55キロ級ですね。

「ADCCでもLAオープンとか、大きな大会では60キロ以下級が男子にもあるので。世界大会でやってくれても、おかしくはないと思っています」

――ところで今大会、トーナメント枠などが全く情報がないのですが、高橋選手は既に初戦の相手など分かっているのですか。

「まだ知らされてないんですよ。EBIでも前日計量の時にブラケットが発表されたので、1日前がデフォルトかもしれないです(※初戦がルカス・カントに決定。勝てばドリアン・オリヴァレズ×マニュエル・プリエゴと対戦)」

――現状、今回のトーナメントで気になっている相手は誰になりますか。ここに勝てば、優勝が近づくという相手は。

「皆、面倒くさい一芸を持っている感はあるのですが、極めが強そうなのはガブリエル・ダフロン。対戦すると極め合いになって極まらず、OTになるのは嫌ですね。あとはMMAをやっていたマニー・ヴァスケス。MMAファイターとしてトップから掌底が強いので、ボトムから崩し辛かったから苦戦するかなと(※ダフロンとヴァスケスともに高橋と逆側の山で、順当に勝てばこの両者が準々決勝で戦う)。

それにドリアン・オリヴァレズも気になるし。今成さんは、自分がヒールで勝ったから『なんにもない。すぐに取れる。大したことない』というけど(笑)……エライアス・アンダーソン(※欠場)、それにリチャード・アラルコン(※両者が順当に勝ち上がれば準決勝で対戦)。2人のチャンピオン経験者は気になります」

――掌底があることで、高橋選手がMMAを戦っていたことは強みになるでしょうか。

「ゲームメイクするうえで掌底にアレルギーを持っていないのは良かったと思います。ただ掌底はパウンドとは違った効力があるかと思います。音と衝撃で視界を遮られたり……まぁコンバット柔術は初めてなので正確には分からないのですが、MMAをやってきたことで『こんなものだろう』ということは分かるので。ボトムの時間を創れるのは、そこが想像がつくことが大きいと思います」

――高橋選手がトップで掌底を落とすことは?

「それはしっかり練習してきました。デラヒーバなりリバース・デラヒーバなり、一本巻かれると難しい。腰で為を創って打たないと強い掌底は打てないですが、為を創るとどちらかに崩される恐れがあります。打てる瞬間はだいぶ限られる。それでも掌底とパスと足関節を組み合わせて、トップの時間は創っていこうと思います」

――トーナメント前ですが、今後のフィールドで考えるとADCCでも66キロでは勝てなくても、60キロなら強いという選手は米国、ブラジルにはわんさか存在しているかと。

「マイキー(ムスメシ)とか、その筆頭じゃないかと思います。自分の見積もりでは(ジエゴ)パト(オリヴェイラ)、ガブリエル・ソウザ、デミアン・アンダーソンが61.2キロの世界の一軍クラスだと思います。今回出てきているメンバーは、そこより一枚落ちる第2グループのトップで。自分がいるのも、そこぐらいだと」

――今、名前が挙がった一軍の選手たちは奇しくも道着で結果を残している選手ばかりですね。

「そこは考えていないです。IBJJFの試合でなく、ノーギのサブオンリーの試合を見て強い。ゲイリー・トノン、ゴードン・ライアンというノーギだけで強い人が出てきた裏で、道着で強い人がノーギで弱くなったわけではないということだと思います。道着が強い人はノーギも強い。でも専業のノーギの人が出てきたということで」

――そこに確実に世界の頂がある。それを垣間見る、高橋Submission雄己の大冒険ですね。

「それこそ、地球の裏側に来ていますしね(笑)。でも、今は普通に試合前の憂鬱があるだけですけどね(苦笑)」

――世界のグラップリングは若い力の台頭が著しいです。そのなかで、高橋選手が海外で戦うことで日本も新しい時代に来たことを示したいということはありますか。

「そこはあります。ただ日本人では岩本(健汰)選手が一番、世界と戦っていると思います。その活躍を皆が視て、また本人も発信していることで、77キロの戦い方が世界標準のように受け取られている部分があると思うんです。足関は極まらず、トップを取ってパスをして削らないと勝てないという風な感じで。足関が極まってこないようになっているのは事実ですが、体の大きさで使う技術が違うのが格闘技じゃないですか。

僕らの体重でゴリゴリやっても、そんなに削ることはできないと思います。だから、僕がやることは違ってくる。ファブリシオ・アンドレイが、エステヴァン・マルチネスを15分間攻めたててパスできていない。なら僕らがやらないといけないことは、上のクラスのトップ戦線とは違うこと。だから、ここに入ってやってみて――感じたことを日本に持ち帰る。軽量級の僕らが練習でやらないといけないことを、一つここで見つけて皆に伝えたいです」

■視聴方法(予定)
7月31日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS

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BELLATOR CJJW2023#02 MMA MMAPLANET o UFC YouTube エディ・ブラボー エライアス・アンダーソン クリス・ゴンザレス コンバット柔術 ジアニ・グリッポ ダナ・ホワイト ベン・エディ マニー・ヴァスケス ユライア・フェイバー リチャード・アラルコン 今成正和 修斗 海外 田中路教 須藤拓真 高橋SUBMISSION雄己

【CJJW2023#02】コンバット柔術ワールズ、バンタム級。掌底有りルール、世界の猛者に挑む高橋SUB雄己

【写真】須藤拓真を相手に、掌底もまま入れる練習をしていた高橋(C)MMAPLANET

30日(日・現地時間)メキシコのビーチリゾート地であるプラヤ・デル・カルメンのポリフォルム・プラヤ・デル・カルメンで行われるCombat Jiu-Jitsu Worlds2023 The Bantamweightsに高橋Submission雄己が出場し、その模様がUFC Fight Passにて生中継される。
Text by Isamu Horiuchi

コンバット柔術は、柔術界の革命児ことエディ・ブラボーが考案した大会。やはり自ら創案したサブミッションオンリーのグラップリングであるEBIに寝技状態における掌打を加えたルールで、グラップリングとMMAの中間的な競技形態だ。


選手としては柔術とグラップリングの専門家としてキャリアを築いたブラボーだが、指導者&技術開発者としては常にMMAを念頭に置いていた。代名詞であるラバーガードも、距離を潰して相手の打撃の威力を殺しながら相手を極める技術として創り上げたものだ。そんなブラボーの思想を踏まえると、MMA進出も視野に入れたグラップラー達が、打撃が許された状況下で寝技の技術を磨くことのできるこのルールの開発は必然だったといえる。

(C)ESTHER LIN

エディがコンバット柔術を公の場で公開したのは2012年5月20日。

LAのクラブノキアで開催されたCAMO(カリフォルニア・アマチュアMMAオーガニゼーション)が開いたアマMMAの大会のでのこと。この日、10thPLANETのエリック・クルーズとKINSA MMAのクリス・ゴンザレスの間で3分3R、掌底ではなくMMAグローブ着用でスタンドの打撃は一切禁止というルールで実施された。

本来はプロとしてアスレチックコミッションの認可を受けようとしていたエディだが、アマチュアでしか許可が下りなかった故のCAMOでのお披露目となった。さらに試合タイムもエディが所望した10分1Rでなく、コミッションは3分3RというアマMMAのレギュレーションをコンバット柔術に当て込んだ。

当時、エディはトップ柔術家がMMAへステップアップを果たす前のワンクッション──MMAと柔術の架け橋となる戦いこそコンバット柔術にコンセプトとしていた。その後、2017年のEBIで掌底&10分1Rという形でコンバット柔術が導入されて以来、数々の強豪グラップラーやMMA選手が参加して規模拡大を続けている。

(C)DAVE MANDEL

2019年5月のCBJJWフェザー級Tに所英男が出場。

2回戦でヘスース・アルビナのマルセロチンで一本負けも、日本との交流を強く望むエディは翌2020年3月のフェザー級では所だけでなく今成正和も招聘した。ここでも所は2回戦で、今成は準決勝で共に優勝者のトム・ヘルペンに一本負け。また、昨年12月のチーム戦Team Duelにはチーム・アルファメールのメンバーとして田中路教が出場したが、Bチームのイサン・クレリンステンに一方的に攻め込まれ続け、辛うじてドローに持ち込んでいる。

日本トップの組技系MMAファイター達でも容易にトップに食い込めないほど、コンバット柔術の出場選手達のレベルは高い。間違いなく海外組技メジャーイベントの一角を占めるこの大会に挑む4人目の日本人となる高橋は、24歳の若さにして日本屈指の足関節の知識と技術を誇る。

昨年6月に英国で行われたPolaris 20で判定勝利し、また今年2月26日にはフィラデルフィアのFinishers Kombat 04ではラミロ・ヒメネスを内ヒールで21秒殺。この実績が評価されて4月にはNY州のEBIルール大会、Emerald City Invitational 06への参戦権を得たものの、なんと搭乗した飛行機のトラブルで無念の出場断念。それでもこうして再びメジャー大会から声がかかるのだから、海外におけるその評価と期待の高さが伺われるというものだ。

強豪がズラリと顔を揃える今大会。

優勝候補として外せないのは、一昨年のバンタム級トーナメントを制した現同級王者のエライアス・アンダーソンだろう。米国BJJ界黎明期の黒帯取得者の一人であり、1999のUFC 22でジョン・ルイスと戦ったこともある父ロウェルの下で幼少時から柔術に親しんできたアンダーソンは、どこからでも積極的に極めを狙ってゆくダイナミックな戦い方を身上とする。立ち技でもアームドラッグ等を積極的に仕掛け、足関節の攻防や自ら下になっての首狙いも厭わない。そして何より、上からも下からも仕掛けるファーサイドへの腕狙いの切れ味が超一級品だ。

前述のトーナメントでは下では誰からもパスを許さず、上のポジションではラバーガードの達人ベン・エディからもパスを奪っている。さらにエスケープ力と極め力の双方に秀でており、準決勝ではエディ&決勝では前王者のアラルコンにOTで競り勝っている。

昨年12月のコンバット柔術大会のスーパーファイトではユライア・フェイバーと対戦し、通常体重よりも重いウェイトだったにもかかわらず五角以上に渡り合い、OTで腕を極めて勝利している。全ての局面に強い万能型グラップラーだ。

ちなみにこのアンダーソン、2020年のフェザー級T今成正和に足を極められて敗退している。今成の弟子の足関節師である高橋との再戦が実現したら、リベンジ戦としてのストーリーも楽しめることとなる。

アンダーソンの対抗馬一番手は、2019年コンバット柔術バンタム級世界王者のリチャード・アラルコンか。NCAA Division 1 という強力なレスリングベースを持ち、腕十字の名手ジヴァ・サンタナの弟子であるアラルコンは、2019年にコンバット柔術バンタム級トーナメントを制し、さらにADCC世界大会にてジアニ・グリッポに勝利したことで一躍名を挙げた。

一昨年の大会におけるアンダーソンとの決勝でも、OTの第一ターンではチョークを深く食い込ませアンダーソンを大ピンチに追い込んでおり、第3ターンで腕を取られて逆転負けを喫したものの、コンバット柔術史上に残る名勝負を繰り広げた。この時を含めアンダーソンとはこのルールで2度対戦し、いずれもOTで腕を取られて敗れているだけに、今回こそと期するものは大きいだろう。

そのほか、Bellatorやダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズに出場したMMAファイターにして、現在10th planet グリーンヴィル支部を主催するマニー・ヴァスケス。

今年4月、高橋が出場できなかったECI 06において優勝候補のエステヴァン・マルティネスをOTで下してベスト4に進出したガブリエル・ダフロン。

一昨年のコンバット前回大会1回戦にて、そのダフロンからOTでチョークを極めて勝利したザック・シュナイダー(次戦でアンダーソンの腕十字に本戦一本負け)、UFCでの3戦を含めてMMA戦績12勝2敗のジョセフ・モラエス等、強豪が多数エントリーしている。

高橋自身はアンダーソンよりも、ヴァスケスやダフロンを警戒するという発言もあり、寝技に対応できるフィジカル系グラップラーがこのルール下においては優位に立つという見方も成り立つ。

ともあれ掌打による顔面打撃ありの状況下で、優勝するには4試合を勝たねばならないという過酷なトーナメントだ。

そのなかで、もう一人注目を集めているのがBチーム所属の17歳、ドリアン・オリヴァレズだ。今年8月にはUSAレスリングフォークスタイル・ナショナルズのジュニア138パウンド以下級も制した全米トップクラスの高校生レスラーのオリヴァレズは、Bチーム所属で紫帯を保持するノーギグラップラーでもある。

昨年12月のコンバット柔術Team Duelでは、青帯にしてBチームのメンバーとして出場。初戦はテイクダウンからパス、ノース&サウスチョークで圧勝し、決勝のTeam 10th planet戦でもレスリング力で圧倒的に攻め込むが、極めきれずに本戦を引き分けた。チーム戦の決着が代表同士によるOT戦(双方が相手チームの代表を選ぶという変則ルールだ)にもつれ込むと、相手チームから指名されてしまい、OTにおける経験不足を突かれて敗れ、チーム優勝を逃している。

が、前回の試合では弱点となったOTにおけるエスケープ力も、その身体能力と若さからして短期間で飛躍的に向上している可能性がある。12月に見せたポテンシャル、年齢、練習環境、レスリングの実績を考えれば、この大会が将来のADCC世界王者候補とすら言えるこの若者の初ブレイクの舞台となる可能性は決して少なくないだろう。

この凄まじいメンバーの中に、高橋は単身日本から殴り込みをかける形となる。以前プロ修斗でも2度にわたり見事な一本勝ちを収めているだけに、掌打ありの寝技に戸惑うことはないだろう。OTに持ち込まれてしまうと経験的にもスタイル的にも不利は免れないだけに、打撃が許された状況を最大限に活かしての快進撃に期待だ。

■視聴方法(予定)
7月31日(日・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS

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Level-G Level-G02 MMA MMAPLANET o コンバット柔術 今成正和 峯岸零弥 須藤拓真 高橋SUBMISSION雄己

Overlooked【Level-G02】初代ライト級王者は須藤拓真。対戦をアピールされた今成正和は微笑みで応える

【写真】最も体格が小さいはずの須藤がトーナメント優勝。これもグラップリング、サブオンリーの醍醐味だ(C)Level-G

イベントスケジュールが重なり見逃した試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。ここでは11日(日)、東京都新宿区のGENスポーツセンターで開催されたLevel-G02から、ライト級初代王者決定トーナメントをレポートする。

Text by Shojiro Kameike

ケージで行われるサブオンリーの8人制ワンデー・トーナメント。ここでは峯岸零弥×須藤拓真による決勝戦をお届けしたい。


<ライト級初代王者決定トーナメント決勝/7分1R>
須藤拓真(日本)
Def.0分48秒 by ヒールフック
峯岸零弥(日本)

距離を詰めてくる須藤に対し、峯岸が回る。峯岸は自ら跳びついてガードに入れるか、あるいは須藤が引き込むか。ここで峯岸が跳びつくも、須藤は付き合わない。立ち上がった峯岸の首を抑えた須藤がケージに押し込み。峯岸の右足にニータップで組みついた。

須藤は右足をフックして峯岸の腰を上げ、峯岸の右足を抱えたまま後転。トップに回った須藤がフットロックへ。しかし峯岸もヒザを起こし、さらに足関節を狙う須藤をクローズドガードに入れる。互いに得意な展開へ持ち込もうとした瞬間、須藤の仕掛けのほうが早かった。

須藤がシングルエックスの状態から峯岸の右足を外ヒールで絞り上げ、タップを奪った。わずか48秒——1回戦から3試合連続で一本勝ちした須藤がライト級初代王者のベルトを獲得するとともに、トーナメント優勝賞金10万円を手にした。

須藤は「この面々のトーナメントで優勝することができて、メチャクチャ嬉しいです。自分は格闘技を始めて5~6年なんですけど、今成正和さんのスタイルに憧れて格闘技を始めました。今日は解説席に今成さんがいるとお聞きして、このまま言わせてください。ルールはMMAでも、コンバット柔術でも、グラップリングでも--体重は合わせます。何でも良いので、自分と試合してください。よろしくお願いします!」と今成との対戦をアピール。

解説席の今成は、須藤の言葉に微笑みで応える。直後に高橋Submission雄己プロデューサーは「今の言葉は6~7割、僕に仰っていただいたものと解釈して、頑張って動きます」と発言。果たして須藤×今成は実現するか。今後の動きに注目だ。

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