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LFA LFA146 MMA MMAPLANET o ガブリエル・モスキチーニョ・サントス マーシオ・チコト・ドスサントス

【LFA146】計量失敗、寝技でヒザ&蹴り上げ。逆風に負けず、モスキチーニョがチコトを左ハイでKO

<LFAフェザー級王座決定T準決勝/5分3R>
ガブリエル・モスキチーニョ・サントス(ブラジル)
Def.2R0分09秒by TKO
マーシオ・チコト・ドスサントス(ブラジル)

チコトが147ポンドで計量失敗も、勝てば――決勝戦出場が認められるという大甘裁定が下った一戦。シュートボクセ=モスキチーニョとルタリーブリ=チコトの対戦は、モスキチーニョがサウスポーから左の蹴りを多用し、チコトが鋭いカーフを蹴り返す。シングルレッグを切られたモスキチーニョは右ハイをブロックして、左ローを蹴る。その左ローに右クロスを合わせたチコトは、モスキチーニョのスピニングバックフィストをかわして左フックでダウンを奪う。

ガードのなかでパンチを続け、起き上がっては足を払って殴るチコト。モスキチーニョの足をすくっての腕十字を察知し殴り続けたチコトは3点ヒザの反則もレフェリーが流す。立ち上がったモスキチーニョはパンチを左右のフック続けて被弾し、ボディを殴られる。ヒザ蹴りも腹に受けながら必死の跳びヒザからダブルレッグのモスキチーニョが、チコトのギロチンに頭を抜く。ここでもチコトはグラウンド状態のモスキチーニョの顔面を蹴り上げても、レフェリーは注意すら与えない。

試合はスタンドに戻り、チコトがエルボーからロングフックを打ち込む。と、攻め疲れで動きが落ちたチコトは、モスキチーニョのダブルレッグ&小外刈りでテイクダウンを許す。残り1分40秒、パス狙いからバックに回ったモスキチーニョはボディトライアングルでチコトを捕らえる。殴りながら得意のRNCの機会を伺うモスキチーニョは、背中を伸ばしてパンチからRNグリップ→パームトゥパームへ。手首を掴んで防いだチコトは肩口のエルボーからクロスフェイスを耐えるも、15秒間パンチと鉄槌を受け続け初回が終わった。

2R、開始直後の左ハイでダウンを奪ったモスキチーニョが、パウンドの連打でチコトからTKO勝ち。あらゆる逆風を跳ね返し、フェザー級王座決定T決勝進出を決めた。


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LFA LFA146 MMA MMAPLANET o ハンジェウ・ジ・サ フィリッピ・ドゥグラス

【LFA146】照明が落ちるアクシデントも、半暗闇ファイトを経て――ドゥグラスがサから判定勝ち

<ライト級/5分3R>
フィリッピ・ドゥグラス(ブラジル)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ハンジェウ・ジ・サ(ブラジル)

ローの蹴り合いで尻餅をつかされたサが、すぐに立ち上がってフックを振るう。シングルで組んだドゥグラスは、サをケージに押し込みヒザをボディに突きあげる。首に手を巻いて投げたサだったが、踏ん張ったドゥグラスが上を取る――と、直後に会場内のライトが落ちてしまう。

真っ暗な館内、3分、4分と照明は戻らない。実況は「ライブショーでは何が起こるか分からない」と話すが、照明が落ちるのは当てはまらない。7分を経過し、一部のライティング――トランスで組まれた証明なしの状態で試合は再開される!!

サの腕十字狙いに、ドゥグラスはヒザを腰の辺りに続ける。持ち上げスラムを見せたドゥグラスだが、サは十字を続ける。エルボーが抜けない状態でもう1度スラムしたドゥグラスは、残り10秒で腕を抜いてパウンド。サが右腕を抱えて時間に。

2R、暗いケージのなかでスタンドの攻防は可能なのか。レフェリーは照明が戻るのを待つという判断をする。ここでも3分、4分――10分が過ぎてもライティングは普及しない。15分を経て、ようやく本来の明るさが戻ったケージ――試合が続行される。すぐに試合を応じる両者、サが左ミドルを2発蹴る。ドゥグラスがワンツー、右に右を当てる。サはダブルレッグからシングルも、自ら離れる。パンチの交換のなかで、ダブルから肩にサを担いで倒したドゥグラスが初回とは逆にトップを取る。

残り3分で完全に背中をマットにつかされたサは、蹴り上げも立ち上がることはできずクローズドを取る。ケージを背負ってバタフライガードにエルボーを連打したドゥグラスが、残り数秒で時間と判断したのか立ち上がった。

最終回、フックを連打するドゥグラスはサのダブルレッグを切り、上を取る。2Rと同じようなケージ際の位置関係でドゥグラスが左のパンチを続け、時折ヒジを打ち下ろす。このままトップを取り続けたドゥグラスは、ヒザ立ちで背中を譲ったサを後方から殴り、最後はスタンドでバックコントロール&パンチで締め――思わぬハプニングが起こった試合で快勝した。


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LFA LFA146 MMA MMAPLANET o イナイルド・サントス ジアン・マツモト

【LFA146】タフファイト。接戦を制し、イナイルド・サントス破ったジアン・マツモトが12連勝

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
Def.29-28.29-28.29-28
イナイルド・サントス(ブラジル)

9勝1敗のサントスと、11勝0敗のマツモトの対戦。7月に対戦予定だったが、サントスが欠場し4カ月を経て実現した。地元のマツモトに大きな声援が送られるなか、試合がスタートする。鋭い左ローを蹴ったマツモトに対し、サントスが右を伸ばす。左腕を差してテイクダウンを狙ったサントスだが、ヒザをついたマツモトがすぐに立ち上がる。ケージを背負ったマツモトは肩パンチを入れるが、小外掛けでテイクダウンを許す。

右足を取って立たせないサントスはニンジャとギロチンのセットを潰すが、マツモトが下からエルボーを連打する。懸命に背中をつけず、ケージを使って立ち上がったマツモトは、そのまま倒されながらギロチンへ。サントスが頭を抜き、トップで残り90秒に。ハーフで潜ろうとしたマツモトは、殴られて断念も直後に立ち上がった。マツモトは前蹴りから左ハイ、かわしたサントスはボディを殴るが左フックを被弾しダブルレッグへ。切ったマツモトが右ミドルに続き右ハイを蹴り時間となった。

2R、マツモトが左ローからワンツー。下がったサントスにヒザを狙う。スイッチを織り交ぜ、右を伸ばすサントスだがテンカオ、右カーフに続き右を被弾する。スイッチして右エルボーを放ったマツモトに対し、サントスがボディフックを入れる。続いて左ミドルを蹴ったサントスは左フックを打たれ、ジャブの相打ちから後ろ回し蹴りをキャッチしてテイクダウンを決める。

スクランブルで背中を取ったサントスは、胸を合わされると離れて左ジャブを伸ばす。サントスは右カーフ、ワンツーボディを決めるが、マツモトが右を返す。左フックの相打ちから、ワンツーで前に出たマツモトがシングルレッグからテイクダウンへ。前転するように倒れたサントスの足関節を仕掛け、マツモトはカウンターのヒールからスイープで立ち上がる。左ハイを放ったマツモトは。カーフを蹴り合うと最後に跳びヒザを狙った。

最終回、パンチの交換からクリンチ合戦、距離を取り直した両者がカーフを蹴り合う。右をヒットさせたマツモトは、ローにワンツーを受ける。左ハイにダブルレッグを合わせたサントスがトップを奪取し、マツモトはパワーギロチンを外され背中を預けて立ち上がる。サントスは胸を合わされると、首相撲からのヒザに離れた。

残り2分、サントスが左ミドルを入れるが、2発目をキャッチされテイクダウンを許す。バックを取らないよう引き込んだサントスをハーフで抑えたマツモトは足関節を潰してパウンドを落とす。腰を引いて立ち上がったサントスに対し、ギロチン&ヒザを入れたマツモトはボディからフックを伸ばすサントスのダブルレッグをギロチンで受け止める。サントスは背中をマットにつけて防御、タイムアップとなった。

まさに一進一退の攻防は、ジャッジ3者とも29‐28でマツモトを支持。日系3世ファイターは12戦負け知らずに。


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LFA LFA146 MMA MMAPLANET o ウゴ・パイヴァ キック フィリッピ・ドスサントス

【LFA146】コンテンダーシリーズを凌駕。王国のレベルの高さを見せたドスサントスがパイヴァに競り勝つ

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ウゴ・パイヴァ(ブラジル)

前蹴りからパンチの連打、跳びヒザと積極的に前に出るドスサントス。互いにカーフを蹴り、ドスサントスはカーフからパンチのコンビ、左ハイを繰り出す。右を当てたパイヴァは、ワンツーで圧を掛ける。ジャブから右ストレートで突き放そうとするドスサントスだが、カーフで左足を蹴られる。跳び蹴りからパンチを纏めるドスサントスは、ボディを2発効かされ動きが落ちる。ダブルレッグで局面を変えたドスサントスに対し、パイヴァはすぐに立ち上がって離れると左ボディを再び打ち込んでいった。

ドスサントスはダブルレッグからスクランブルで首投げを狙うが、潰され下に。スタンドで待ち受けたパイヴァはスピニングバックエルボーをブロック。ドスサントスはヒザをつきながら低い姿勢で再びスピニングバックエルボーを繰り出すが、これもブロックしたパイヴァが腹を効かせる。ボディフックからアッパーを決めたパイヴァは、残り30秒のダブルレッグもすぐに立ち上がり、ここもボディから顔面を殴ると逆にダブルレッグを決めて立ち上がる。ドスサントスはガードポジションのままラウンド終了を迎えた。

2R、パイヴァが右カーフを2度蹴り込む。左フックにも、カーフを続けるパイヴァはドスサントスの後ろ回し蹴りをかわし、ハイキックをブロック。ならばとカーフを蹴ったドスサントスは、スイッチからヒザ蹴りを繰り出す。パイヴァがボディを続けるが、ドスサントスはジャブを当てて右ストレート、右カーフに続き左ミドルを入れる。続く左ミドルを効かせたドスサントスは、ダブルレッグでテイクダウン。パイヴァは立ち上がった直後にもう一度ダブルレッグで倒される。

ドスサントスはスクランブルから離れるとエルボー、ヒザ蹴り、そしてダブルレッグという見事なコンビネーションを決める。ボディロックからバックに回ったドスサントスは、胸を合わされると右ヒザ蹴りを突き上げる。これが急所に入り、試合が中断。再開後、パンチの交換から左ミドルを決めたドスサントスだが、直後にパイヴァがダブルレッグから豪快にリフトしてスラムするようにテイクダウン。

パイヴァは足を一本抜いて左のパンチを落とすと、スタンドに戻ってローを蹴っていく。ペラダーダと見せるドスサントス、この回も下で終えたがラウンドを取り返した。

最終回、ドスサントスはダブルレッグを切られると、跳びヒザへ。パイヴァは左フックを当て、カーフを蹴る。さらに左ボディフックからカーフのパイヴァに対し、ドスサントスも飛びヒザやテンカオで距離を詰め、ここでもダブルレッグを決める。そこからコントロールという選択はないドスサントスは、スタンドに戻り打撃戦で首相撲もパイヴァがダブルレッグでトップを取りきる。

スクランブルでなくガードを取るドスサントスは、下からエルボーを連続で打っていく。パイヴァは立ち上がり、続いたドスサントスに左ハイを狙う。ブロックしたドスサントスが、構えを変えながらジャブ、ストレートを打ちつつ組んでボディロックテイクダウンを決める。背中をつけたパイヴァにエルボーを入れたドスサントスだが、スタンドに戻った直後にダブルレッグで倒される。残り30秒強でスタンドに戻ったドスサントスは、パンチを被弾しスピニングバックエルボーへ。

パイヴァがバックを取ると、ドスサントスは前転から足関節を狙う。すぐに察知したパイヴァが立ち上がり、ドスサントスが続いたところでタイムアップとなった。互いにアグレッシブな打撃&テイクダウンの競演は、コントロール時間は譲ったがテイクダウンを9度決めたドスサントスが3‐0の判定勝ちを収めた。

コンテンダーシリーズをしのぐ、王国ブラジル・ドメスティックMMAのレベルの高さを見せつけたフライ級マッチで競り勝ったドスサントスはデビューからの連勝を7に伸ばした。


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LFA LFA146 MMA MMAPLANET o UFC ガブリエル・モスキチーニョ・サントス キック ブルーノ・ソウザ ボクシング マーシオ・チコト・ドスサントス

【LFA146】1年空位のフェザー級王座を賭けた準決勝、BOX=チコト×BJJ=モスキチーニョが激突

【写真】試合映像ではチコトのリーチの長さが目立つようにも感じられたが、モスキチーニョの方がフィジカル的にありそうだ (C)MMAPLANET

4日(金・現地時間)、ブラジルはサンパウロ州カジャマルのジナージオ・ド・ポウビーリョでLFA146「Barbosa vs Santos」が開催される。

前王者ブルーノ・ソウザがUFCと契約した際に返上したLFAフェザー級王座決定トーナメント準決勝戦=マーシオ・チコト・ドスサントス×ガブリエル・モスキチーニョ・サントスがメインの今大会は2023年のLFAにとって3度目のブラジル大会となる。


昨年10月にUFCと契約したソウザは、すでにリリースされており現在はカラテ・コンバットで活躍中。1年以上も空位になっていた王座の主が、4人制トーナメントで決まるわけだがもう一つの枠は9月30日大会で、ジョゼ・デラノがジャイール・ジェスイノをヒザ蹴りで下しファイナル進出を決めている。

デラノとの対戦に駒を進めるのはキャリア13勝1敗のチコトか、それとも8勝0敗のモスキチーニョか。前者は接近戦からやや遠めの距離で、ガンガンとボクシング&カーフキックを仕掛けるストライカー。オーソで左ボディフックを効かせて右ストレートというコンビ、その右で釣っておいて左フックをテンプルに打ち込むなど、打ち合いのなかでも強味を発揮する。

加えて近距離ではヒザ、嫌がった相手をギロチンで仕留めることもあるが、モスキチーニョとしてはやはりボクシングに気をつけたい。

そのモスキチーニョも打撃は使うが、ワイドスタンスで右の蹴りこそミドルやカーフと伸びるが、パンチの腕前は明らかにチコトに劣る。ただし、組みではモスキチーニョが上といえる。

テイクダウンからパスを仕掛けてバック奪取&コントロールに強く、ガードになっても蹴り上げを多用したVTガードを使う。チコトはリーチを利したパウンドも巧みかつパワフルなので、余り下にはなりたくないがモスキチーニョだが、スタンドの圧で組みから引き込むこともあるだろう。

スタンドとトップでチコトという見方はできるが、モスキチーニョはバックを取る速さとそのコントロール力は侮ることはできない。乱戦になると集中力が欠ける試合が過去にあったチコトは、攻勢のなかでも気を抜くことは決して許されないトーナメント準決勝となる。

■視聴方法(予定)
11月5日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass

■LFA146対戦カード

<LFAフェザー級王座決定トーナメント準決勝/5分3R>
マーシオ・チコト・ドスサントス(ブラジル)
ガブリエル・モスキチーニョ・サントス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
フィリッピ・ドゥグラス(ブラジル)
ハンジェウ・ジ・サ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ジアン・マツモト(ブラジル)
イナイルド・サントス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
カルロス・プラチス(ブラジル)
モアシール・ホシャ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フィリッピ・ドスサントス(ブラジル)
ウゴ・パイヴァ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
ラウナ・サントス(ブラジル)
ヴァレスカ・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ダニール・アドレアニ(ブラジル)
ヤン・テイシェイラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャナイナ・シウバ(ブラジル)
ナイヤラ・エミリ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
エジナルド・ジュニオール(ブラジル)
マルコ・ジニョーリ(ブラジル)

<220ポンド契約/5分3R>
レヴィ・ホドリゲス(ブラジル)
レオナルド・ジェヌイノ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マニュエル・ホビソン・ミノト(ブラジル)
アラン・オリヴェイラ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ガブリエラ・フジモト(ブラジル)
ガブリエリ・カンペーロ(ブラジル)

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