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ONE ONE TNT02 ONE118 Report シネチャグタガ・ゾルツェツェグ ブログ 中原由貴

【ONE TNT02】これは極めて悪質。中原のヒールにゾルツェツェグがグラウンドでの蹴りで反則負けに

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中原由貴(日本)
DQ 2R by Illegal attack
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)

サウスポー同士、いきなり右を振るったゾルツェツェグに対し、中原は直後にテイクダウンを決める。サイドで抑えたナカハラはギロチンスイープを潰してマウントへ。頭を抜くと、ハーフになりブリッジを耐える展開に。ハーフでエルボーを落とするナカハラは、パンチを落としつつ足を抜きに掛かる。

ヒザを割って、しっかりとしたポスチャーからエルボー、パンチを入れた中原はスクランブルでヒザを入れ、ギロチンに捕える。スラムして離れたゾルツェツェグが右フック、中原も左を返す。その場スーパーマンのような右フックを見せたゾルツェツェグはオーソに構える。中原は左を当て、迎え撃っての左フックを狙う。構えを変えつつ、右フックで飛び込んだゾルツェツェグが、ダブルレッグを切る。中原は左ミドルも、ケージを背負うようになっている。蹴りで間合を確保した中原だが、最後に左フックから右フックを被弾してマウスピースを吹き飛ばしながら、パンチを打ち返した。

2R、剛腕ぶりをラウンド終盤に見せつけたゾルツェツェグだが、疲れが見えるか。中原は右ミドルを蹴り、ワンツーに。ゾルツェツェグは明らかに動きが落ちている。それでもワンツーで前に出るゾルツェツェグに対し、中原がニータップでテイクダウンを奪いマウントへ。右腕を差して、立ち上がったゾルツェツェグが離れる。

ダブルレッグでドライブした中原が、シングルでゾルツェツェグを押し込む。ヒザを貰わないよう、頭を押し込みゾルツェツェグを座らせると中原は足を束ねていく。MMAでリードする中原は、ゾルツェツェグに背中をつかせて苦も無くパスへ。マウントに移行して殴り、背中を向けるとRNCを中原が仕掛ける。

闘争本能で上を向き逃れたゾルツェツェグだが、マウントとバックマウントからパンチを受け続ける。ハーフに戻したゾルツェツェグは、左腕を差して立ち上がる、と、ここで中原がサドルからヒールへ。左足を取られたゾルツェツェグは上体を起こし、右足の中原の顔面を蹴り抜く。

これはもうダメージ云々でない、悪質な反則攻撃。レフェリーは即、反則負けにすべきだ。結果、レフェリーがレッドカードを提示しゾルツェツェグは失格となった。「スピンしようとした、アクシデントだ。素早く回って、あそこから抜けようとしたんだ。対戦相手に謝りたい」というゾルツェツェグだが、そんな言い分はスローモーション映像を見ればまかり通らないことは明らかだ。


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Interview ONE ONE TNT02 ONE118 シネチャグタガ・ゾルツェツェグ ブログ 中原由貴

【ONE TNT02】中原由貴と対戦、草原の剛腕ゾルツェツェグ「僕に倒されても、気を悪くするな」

【写真】インタビュー中も不敵な笑みを浮かべるだけでなく、あくびまでしていたゾルツェツェグ(C)MMAPLANET

明日15日(木・現地時間)に中継されるONE118:ONE TNT02で中原由貴戦が放送されるシネチャグタガ・ゾルツェツェグ。

ONE Warrior Seriesから本戦契約を果たしたゾルツェツェグは、昨年1月にマー・ジャワンを55秒で倒した後、母国モンゴルが徹底したコロナ感染対策を行い、国外に出ることができなくなった。

ようやく手にした中原戦に関して、自信しか口にしないゾルツェツェグ。この自信に根拠はあるのか、ないのかは──明日、明らかとなる。


──中原由貴選手と木曜日の朝に戦います。ところでパンデミック後、モンゴルはいち早く徹底した感染予防を政府が取りました。最近でこそ感染者が増えていますが、概ね抑制できていたような印象があります。MMAの練習はそのような状況で、影響は受けなかったですか。

「トレーニングはできていた。モンゴルは米国や他の国ほど状況は悪くならなかったからね。政府はすぐにロックダウンし、数カ月前までしっかりと統制していた。国境を封鎖し、帰国した人間は隔離措置が取られた。21日間の隔離なんだ」

──それは長い!!

「結果、ウランバートルやそれぞれの都市の内部は普通に近い営みが可能だったんだ。学校が休校になり、イベントは中止になったけど、それからレストランやあらゆるエンターテイメントで通常の30パーセントまでしか入場が認められない状況が続いた。都市部では皆がマスクをしる。ファイターも、所属ジムを使ってのトレーニングは週に3度は可能だった。

ただし、国外に出ることはできないから……去年の10月からONEはシンガポールでの国際大会を復活させたけど、そこに参加することはできなかった。ONEからは何度かオファーがあったのに。練習をしても試合には出られないという状況には、凄くフラストレーションがたまったよ」

──そうなりますよね。

「ようやく国外に出ることが認めらけど、最近になって感染者が一気に増え、4月10日から再びロックダウンに入り、国境も封鎖される。ロックダウンは25日までで、国境は5月1日に封鎖が解かれるけど、海外の人はワクチンを接種した人間しか入国はできない。

ほんの少しのタイミングの違いで、僕はこの試合のためにシンガポールに来られたし、練習もできていた。本当にロックダウンが1週間は早ければ、試合はできないところだったんだ」

──それはギリギリのタイミングでしたね。

「幸運にも試合の準備は問題なくできていた。モンゴルではワクチンの接種も始まっているけど、スポーツ関係はボクシングのナショナルチームぐらいだね、接種されているのは。だからボクシング・チームのメンバーは皆が練習できている。MMAファイターはワクチンを打っていないから、自分の所属するジムで練習していただけだ」

──そんなギリギリの状態で戦うことができる中原選手の印象を教えてください。

「ただ1人の対戦相手だよ。これまで戦ってきた相手と何も変わらない」

──過去の対戦相手とは、経験値が違うと思いますが。

「そんなことは思わないよ(笑)。全ての局面において、僕がアドバンテージを握っている。ボクシングでも僕の方がずっと上だ。比べものにならない。判定になることなく、絶対に倒すよ。

僕はナカハラに勝つために戦っているんじゃなくて、ベルトを巻くために戦っている。挑戦権が回ってくるまで、全ての試合でフィニッシュする。ナカハラには僕に倒されても、気を悪くするなよと言いたい」

──そこまで自信があるのですね……。凄くリラックスしていますし。

「これまでも、そうだった。今回もリラックスしているし、自信もある。それはチャンピオンシップ・ファイトになっても変わることはない」

■視聴方法(予定)
4月15日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT02中継対戦カード

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(タイ)
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
中原由貴(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
ワン・シュオ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ミッチェル・チャマール(米国)
上久保周哉(日本)

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Interview ONE ONE TNT02 ONE118 シネチャグタガ・ゾルツェツェグ ブログ 中原由貴

【ONE TNT02】ゾルツェツェグと対戦、中原由貴─02─「トノンにやられた形がはまれば一番面白い」

【写真】録画ファイトだからこそ──ともいえる、徹底して戦略を披露してくれた中原(C)MMAPLANET

15日(木・現地時間)に中継されるONE118:ONE TNT02で、シネチャグタガ・ゾルツェツェグとの試合が放送される中原由貴インタビュー後編。

ラスラン・エミルベクに続き、剛腕ファイターと戦うことになった中原はこの試合で磨いてきた技術を試し斬りすることもあるという。それがインタビュー前編でのトップ写真のパームトゥパーム・グリップの通じる。

レスリングを消化したボクサー相手に、多くの局面を仮定しつつ中原がゾルツェツェグとの戦いをシミュレートした。

<中原由貴インタビューPart.01はコチラから>


──組みに対応した剛腕という風に感じました。

「なんかモンゴルの五輪ボクシング代表だったとか聞いて……組みに関しては特別なことしていないですね。下になると抱きついているし、ボクシングを軸にして戦うための練習をしているのかなって。でも、分からないですよね。最後の試合から1年3カ月も経っていますからね」

──最近、BRAVE CFで戦うホゼ・トーレスにインタビューをしたときに「MMAをやっているんだ。殴られる。それ以上、殴れば良いんだ」という言葉があり、改めて戦いの真理を聞いた想いがしたんです。

「ホント、その通りですよ。ゾルツェツェグも一発はありますけど、それ以外のパンチはボクシングっぽいというか。細かいパンチのなかにズドンというのを持っているので、変に焦るとカウンターを取られてしまいますね。

マー・ジャワンがやられたのも焦って飛び込んだところに、右オーバーハンドを当てられたので。だからエミルベクとの試合以上にじれったい内容になるかもしれないです。

そういうなかで寝技になるとしがみつく──そういう相手ですから、トップを取ってからのパウンドは怖いけど寝技の精度は高くない。ゲイリー・トノンに負けてから、実はずっと足関節を磨いてきたんです。いわゆるダナハー・システムという足関節の流れを。

練習でも試していて、手応えは十分に感じています。初見では掛かるんじゃないかと。本当は秘密兵器として、ずっと取っておきたい技術ではあるのですが、今回の試合で狙う局面もあるかもしれないですね。

練習でも組んだところから、行ける時は行く。仕掛けるという習慣をつけてきました。だから抑える、コントロールするという展開はないです。バックを取った場合は、そこにいるかもしれないですが。上を取った時はすぐに仕掛けていきます。

相手に対応されたら、次にいく。

対応できないなら、そこで極める。

そういう練習をしつつ、打撃を逃げていると組めないから、ある程度はやりあうし。

展開によっては、足関節で決着もあると思います。

シングルには行った時、向うが定石通りの対応をしてきたから、俺がゲイリー・トノンにやられた形がハマる。

そういう勝ち方ができれば、一番面白いですよね。そこはドリルでも、しっかりとやってきました。

シングルに入って、相手が足を出して来たら後転してヒールというのは。

最後のところは、トノンのように精度は高くないですけど……。外ヒールは取れそうです。

カカトでなくて、爪先で極める方法でロールさせない。

足首を捻る。内ヒールも、そういうやり方はやってきました。

言っちゃうと、一番手っ取り早いですよね。タップしなくても、壊しちゃえば」

──恐ろしい展開ではあります。

「使えるかどうか、試しておかないといけないですしね。ただゾルツェツェグはどの試合も途中で失速しているから、組んで削って仕留める──その展開だと、パンチでも倒せます。

ビッグヒットを貰わず、距離を掴んで戦う。向うがどのように戦ってくるか。ボクシングで勝とうとするプライドを持って来るのか。僕の前の試合を見て、カウンターを警戒してくるのか。まぁ懐に入って組んでしまえば、テイクダウンまではいけると思います。 

だから、どういう風にゾルツェツェグが攻めてくるのかというのもありますね」

──この試合に勝って、タイトルに絡んでくるところまでいきたいところです。

「そろそろランカーと戦いというのはありますね。ただタン・カイとの試合が見たいというファンの意見も見ますし、そこをスルーして上にいくのはどうなのかという気もしています。

タン・カイは全てのベースが高いですよね。だから、松嶋選手とか組まれるかもしれないですしね。アイツの方が僕より、先に上と戦うかもしれない」

──そこを語ることができる位置に、前回の勝利で来たということでしょうか。

「しっかり強くなっている確信はあります。しんどい試合で勝つのもそうですが、しっかりと見切ってパンチを入れたので。今回の試合は打撃では相手のペースで試合が進むと思います。

ただし、放っておいても向うから前に出てくる。デカいの振って、中に入ってくると細かいボクシング技術を見せます。だから、そこでちゃんと組むことが出来れば──中原由貴、バージョンアップしましたという試合になるので。

テストをしないでランカー対決になるのであれば、今回の試合で1度出せれば良いかなとも思っています」

──試し切りもありえると。この怖い、選手を相手に。

「そういう相手と戦うために海外に出てきたので。自分のやりたい相手……まぁ、やりたくはないのですが(苦笑)。でも勝てそうな相手ではなくて、厳しい試合になることが予想される相手と戦う方が、格闘技やっていて良かったと思えるかと思います。目的は強くなることなので」

──やりたくない相手、つまり強いということですからね。

「この葛藤は、皆に分かってもらえるのか。伝わらないだろうなっていうのはありますが、前回のエミルベクにしても無敗の相手で、やりたくないけどやりたい──そういう試合でした。やりたくないって、結局は負けたくないということなんですよね。

だから負けたくないなら、誰にだって負けたくないし。良い相手を用意してもらいました。皆、色々な期待をしてくれていると思います。ONE的にも『お前ら、殴り合ってどっちか倒れろよ』ということだと思いますが、僕は僕のやりたい試合をします。

ただし5分3R、15分間──どこからでもフィニッシュを狙います。余り引き出しを出さず(笑)、それでも新しい自分を見せることができればと思っていますので、ちょっと期待してください」

■視聴方法(予定)
4月15日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT02中継対戦カード

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(タイ)
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
中原由貴(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
ワン・シュオ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ミッチェル・チャマール(米国)
上久保周哉(日本)

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【ONE TNT02】草原の剛腕ゾルツェツェグと対戦、中原由貴─01─「誰のパンチを貰っても倒れる」

【写真】このパームトゥパームが意味するのは?(C)MMAPLANET

15日(木・現地時間)に中継されるONE118:ONE TNT02で中原由貴✖シネチャグタガ・ゾルツェツェグが放送される。

昨年12月に12勝0敗のラスラン・エミルベクを見事にTKOした中原が、またもシルクロード系の剛腕ファイターと相対することとなった。

無名の猛者はプロとして一番避けたい相手というのが、多くのファイターが抱く本音だろう。ただし、今やMMAは世界中に広まり、我々のレーダーに掛かっていない強いファイターはいくらでもいる。そんなMMAの世界標準で戦う、中原の心境を尋ねた。


──当初、放送日程が確定していないアディショナル・カードで組まれていると聞いていたシネチャグタガ・ゾルツェツェグ戦が、TNT02の中継枠に組み込まれた中原選手です。まず、昨年12月18日にラスラン・エミルベクに90秒TKO勝ちした試合について、どのようにあの勝利を捉えていますか。

「相手の良さが出る前に、勝てた感じでした。練習でやってきたことを出せました。しっかりと見て打てたので、回りからも『まぐれのカウンターではない』と言ってもらえましたし、ちゃんと練習してきて良かったです」

──未知の相手で、ケージの中で見合った時はどのような印象を持ちましたか。

「当日は全然デカくないと思いました。映像ではもっとデカくて圧力があるように見えていたので。サークルケイジのなかでは、そんなに変わらないなって」

──素晴らしいTKO勝ちでしたが、放送を2カ月以上も待たないといけなくなりました。結果を周囲に漏らすこともできない状態が、ここまであり──その間に次の試合に向けて気持ちをもっていくことなど、メリハリをつけることは難しくなかったですか。

「最初は1月22日の大会へのオファーが、1月1日にあったんです。でも、それは相手も聞かずに断りました(笑)。年末年始で休んでいたので。

そうしたら1月中旬に2月にタン・カイとやらないかという話もありました。ここに関しては、正直にいうとエミルベクに勝った試合が中継もされていなくて……という意識があったかと思います」

──やはり前の試合が中継されて、次に向かいますというケジメが必要ですよね。

「それでも2月の頭に4月8日にTNT大会で試合ができるという話が来て、その時はTNT枠に入ることなんてないんだろうなって思いつつ……」

──了承したと(笑)。選手としては終わった試合はさっさと放送してほしいですね。

「……まぁ、そこは柔らかく伝えましたけどね(笑)。そろそろスイッチを入れないといけない時期だとも感じていたし、2カ月あれば準備できますからね。そうしているうちに相手の名前が来て……これは余りやりたい相手ではないというのをまず思いました」

──またもシルクロード系の未知系剛腕ファイターです。

「ハイ。でも、そういう相手と戦う時ほど強くなれるとも思っています。開き直りじゃないですけど、録画中継のことも対戦相手のこともいちいち気にすることなく、淡々と試合をこなしてファイトマネーを得ようという風になっていますね。

選手一本の時は生活があるから、もっとシリアスに捉えていたと思います。ファイトマネーも放送後に振り込まれるとかだったら文句も言いたくなりますけど、そんなこともなく。ONEはすぐに入金もありますしね」

──何よりも大切なことです。ただスポーツなので何カ月も中継が遅く、本当はいつ戦っているのか分からなくなってしまうような状況はなくしてほしいと思います。

「選手としては勝ちゃ良いのですが、身近で応援してくれる人には申し訳ないですね。会社の人達、スポンサーさん、友達に対しては複雑な想いでいるので、15日に今回の試合が放送されることが分かり、少しモチベーションは上がりました。単純です(笑)。

こんなこと考えている時点でダメなのかもしれないですけど、勝っても負けてもすぐに情報が公開されるのでスッキリできるかと思います。だって試合に負けて、中継まで3カ月とかあると最悪ですよ」

──そこも全肯定させていただきます。そんななかでシネチャグタガ・ゾルツェツェグ。無名で恐らくは相当に強い。

「日本にいたら、日本人の強いヤツと戦えますが、こういう相手とは戦えないですよね。まぁ日本で一番になってない奴が世界とか言うなってなるかもしれないですけど、僕はこういう戦いがしたくてONEと契約をしたので」

──青木選手や北岡選手たちの世代って、国内でもっと国際戦を戦うことができていました。北米基準の選手と。今や、北米基準でなく世界中が強いですから日本で無名でも、強くて当たり前で。その代表格がシネチャグタガのような選手かと思います。

「そうやって見てもらえると嬉しいですね。国内では30代後半や中盤でベルトを巻いている人がいますけど、ピークじゃないとかっていう評価がついてくるなら、勝っても素直に喜べないじゃないですか。なら、知られていなくても強いヤツと戦える環境にいる方が、僕は良いですよね。

実はゾルツェツェグと戦うことは去年の4月に一度決まっていて、コロナで流れたんです。だから、ここでやるのも運命ですよね。あの時に、一度はコイツとやるという気持ちはできていたので……でも、ヤバい相手ですよね」

──底が見えていないだけ怖いです。

「ただ、誰のパンチを貰っても倒れるんですよ。こないだのキルギスのエミルベクが相手だろうと、今回のモンゴルのゾルツェツェグだろうと。

皆、倒せるパンチを持っています。ちょっとアグレッシブすぎるので気を付けないといけない部分はありますけどね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月15日(木・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT02中継対戦カード

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(タイ)
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
中原由貴(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
ワン・シュオ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ミッチェル・チャマール(米国)
上久保周哉(日本)

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【ONE TNT02】15日中継のONE TNT02で中原由貴✖草原の剛腕、上久保はミッチェル・チャマールと!!

【写真】来週木曜日のリードカードで視られるシネチャグタガ✖中原は非常に楽しみなマッチアップだ (C)MMAPLANET

9日(金・現地時間)、ONE ChampionshipがSNS上で4月15日(木・現地時間)に中継されるONE118:ONE TNT02のラインナップの発表している。

もちろん、これからのカードは8日(木・現地時間)に試合は行われており、録画中継がなされるカードだ。とはいえ、これまでに発表されていたカードから大きくカードが変更が見られる。

メイン格としてONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リー✖挑戦者ティモフィ・ナシューヒンは組まれているが、フェザー級のマーチン・ウェン✖キム・ジェウン、リードカードからはダスティン・ジョイソン✖イスラム・アバソフ、マーカス・ブシェシャ✖カン・ジウォン戦がなくなり、TNT03でトロイ・ウォーセン戦が中継される予定だった上久保周哉とミッチェル・チャマールとの一戦、中原由貴が草原の剛腕ことシネチャグタガ・ゾルツェツェグのいう猛者と戦うマッチアップが組み込まれている。


一時は今回と同様にONEのSNSで発表後され海外のサイトなどでは記事化されたのち、数時間で情報が消去されたストロー級注目の一番ジャレッド・ブルックス✖リト・アディワン戦も、そのまま消滅した形だ。

対戦カードの変更については説明はないもののコロナ予防対策及び安全対策のプロトコルに則して、選手の入れ替わりが現地で激しく起こっていることは容易に想像できる。

そんななか中原✖ゾルツェツェグや、キム・キュソン✖ワン・シュオなど予備マッチとして組まれていた試合が中継枠に昇格し、上久保は対戦相手が代わり、放送日も変更されたということになる。新しい対戦相手のチャマールはウォーセンのチームメイトだ。そのウォーセンはONEの正式発表前のカードをスッパ抜くことで知られているASIAN MMAではジョン・リネケルと対戦予定だったチーム・ラカイのスティーブン・ローマンが新型コロナウィルスで陽性だったため、急遽リネケルとTNT03枠で戦うことが報じられている。

※MMAPLANETではチャマールと対戦が決まった直後の上久保にインタビューを行っており、後程掲載したい。

■視聴方法(予定)
4月15日(木・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT02中継対戦カード

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(タイ)
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
中原由貴(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
ワン・シュオ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ミッチェル・チャマール(米国)
上久保周哉(日本)

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