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【Wardog45】新フライ級王者決定Tは荒木がボディ攻撃でKO勝ち。決勝でしゅんすけとの再戦が決定

【写真】4月28日に開催されるフライ級T決勝へ、しゅんすけと荒木が進出 (C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、大阪市港区の弁天町世界館でWARDOG CAGE FIGHT45が開催された。ダブルメインイベントとして、フライ級王座決定トーナメント準決勝戦2試合が開催されている。その試合内容と、5分1Rで行われるセミプロ枠=NGF(ニュージェネレーションファイト)の注目株をご紹介したい。
Text by Shojiro Kameike


<WARDOGフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
荒木凌(日本)
Def.1R2分37秒 by TKO
有木拓未(日本)

左右の蹴りを散らす有木が、左スピニングバックフィストから組みに行った。右腕を差し上げ、頭をおっつけていく。荒木は右を差し返しつつ、ウィザーから投げを打ってテイクダウンに成功する。有木がバタフライガードからスクランブルへ。ガブった荒木が首を取り、アナコンダで絞め上げる。反転した有木がトップを奪いに来ると、荒木は三角絞めに切り替えたが、ここで有木が頭を抜いて立ち上がった。荒木もスタンドに戻り、一気に距離を詰めて左ボディブローを突き刺す。この一撃で苦悶の表情を浮かべた有木が組みに来ると、荒木はボディへ左ヒザを追撃してKO勝ちを収めた。

柿原勇気ワードッグ代表によれば、福岡在住の荒木にRIZIN LANDMARK佐賀大会(2月24日)のオファーもあったという。しかし荒木は今大会で準決勝、続いて4月28日に決勝が行われるこのトーナメント出場を選択した。試合後マイクを持った荒木は昨年7月にKOで敗れている、しゅんすけにエールを送り再戦とリベンジを希望した。

<WARDOGフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
しゅんすけ(日本)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29
太一(日本

キックボクシングをベースに持つという太一が、しゅんすけのパンチの打ち終わりに右カーフキックを合わせる。さらに右ストレートから左ミドルを打ち込むが、しゅんすけもワンツーを返した。距離を取るしゅんすけに対し、太一の右カーフが当たる。しゅんすけは太一の右カーフをかわし、ボディロックからグラウンドに持ち込む。立ち上がり、体勢を入れ替えた太一がしゅんすけをケージに押し込み、初回を終えた。

2R、プレスをかける太一だが、蹴りを放った後にバランスを崩す場面も見られる。しゅんすけはマットに背中を着けた太一にパウンドを落としながらトップへ。ケージを使って立ち上がる太一を押し込むしゅんすけだが、ここでレフェリーがブレイクをかけた。再開後、しゅんすけが再びボディロックでグラウンドに持ち込む。パスからバックに回ったしゅんすけは、バックマウントを奪取してパンチを落とし、ラウンド終了まで削っり続けた。

最終回、しゅんすけがダブルレッグで飛び込み尻もちを着かせるが、すぐに立ち上がった太一を再び倒すことはできず。しゅんすけは引き込み、ケージ際まで下がり追ってくる太一の首を取ってアナコンダチョークで絞め上げる。首を抜かれると三角に移行するしゅんすけ。さらにマウントを狙うも、太一が前に落としてトップを奪った。しゅんすけはケージ際でパスを狙ってきた太一の右腕に、腕十字を仕掛ける。太一の腕が伸びたかと思われたが、反転して腕を抜いたところで試合が終了した。

裁定はしゅんすけがスプリットで判定勝ち。試合後、太一を指導するMAGISAは「勝ったと思ったのですが……」と語るとおり、内容は接戦だった。確かに自身と同様、太一もトップコントロールを狙うも、しゅんすけが常にポジションをキープさせなかったことはMAGISA戦の経験が生きたということか。試合後は荒木もケージインし、互いにトーナメント決勝での勝利をアピールし合った。

フライ級王者決定トーナメント決勝は4月28日、会場は同じく世界館で開催される。

<NGF バンタム級/5分1R>
小西澄斗(日本)
Def.1R 2分35秒 by TKO
涼河(日本)

涼河のパンチに対し、見切りからカウンターを合わせる小西。さらに蹴りを上下に散らしつつ、右カーフキックを当てる。涼河はダブルレッグで飛び込み尻もちを着かせたが、小西はケージに背中を着けて立ち上がる。そして最後は涼河の左右フックを見切って、左ジャブからロシアンフックのカウンターを叩き込み、一撃でKOした。後頭部から倒れた涼河は、そのまま担架で運ばれることに。

選手育成枠のNGFでは高すぎる=危険な打撃レベルにある小西について、主催者側も大会後、次回から2R制への出場も検討している。


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【Wardog45】関西インディーMMA2024、新フライ級王者決定Tが開幕。本命しゅんすけ、対抗は荒木

21日(日)、大阪市港区の世界館でWARDOG CAGE FIGHTが2024年第一弾興行「Wardog45」を開催する。今大会では空位のフライ級王座決定トーナメントが行われることとなった。
Text by Shojiro Kameike


昨年10月、WARDOG44のメインイベントで当時のフライ級王者MAGISAが、挑戦者しゅんすけからテイクダウンを奪い続け王座防衛を果たした。直後、MAGISAはベルト返上を発表し、それを受けた柿原勇気WARODG代表が2024年にフライ級新王者決定トーナメント開催を約束している。

そのトーナメントが2024年第一弾興行で早くも実現された。4人制のトーナメントで今回は準決勝2試合——しゅんすけ×太一、荒木凌×有末拓未が組まれている。これまでの実績でいえば本命しゅんすけ、対抗が荒木凌となるだろうか。

しゅんすけと荒木は昨年7月、フライ級王座挑戦権を賭けて対戦し、しゅんすけが2Rにパウンドアウトした。しゅんすけの戦績は5勝3敗で、5勝は全てフィニッシュによるものだ。前回のMAGISA戦はトップコントロールで優位に立たれ敗れたものの、ここ最近はアナコンダチョークからジャパニーズ・ネクタイへの連携に鋭さを見せている。相手の首を刈ることができずに終わっても、そのままマウントへ移行しパウンド連打を浴びせることもできる。

荒木も5勝6敗というキャリアの中で、5勝のうち判定勝利は1試合のみ。荒木は昨年10月に韓国プサンで開催されたBIFC01でキム・ジョンビルにシングルレッグを切られ、パウンドアウトされた。しゅんすけ戦に続くKO負けでダメージも心配されるところだが、テイクダウンとスクランブルの攻防が課題という点は、しゅんすけと同じだろう。

荒木にとってはリベンジも賭けたしゅんすけ戦を実現させるためには、まずはトーナメント準決勝をクリアしなければならない。しゅんすけと対戦する太一は前王者MAGISAが主宰するジム「booM」の所属であり、MAGISAが返上したベルトは欲しいところ。しかし今回の試合がプロデビュー戦で、ここは今後のキャリアアップのための試合と捉えてほしい。それは荒木と対戦する有末にも同じことが言える。

とはいえ、小径ケージの中では何が起こるか分からない。それが関西インディーMMA、ワードッグだ。単なる試合結果だけではない――課題と成長、あるいは突如ともいえる新鋭登場の可能性も否定できない。そんな興味深いフライ級トーナメントだ。


■ Wardog45 対戦カード

<WARDOGフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
しゅんすけ(日本)
太一(日本)

<WARDOGフライ級王座決定T準決勝/5分3R>
荒木凌(日本)
有木拓未(日本)

<女子フェザー級/5分2R>
パインメーカー☆ウエダマオ(日本)
キム・ヨンジ(韓国)

<ライト級/5分2R>
アンディ・サカイ(日本)
そのまんまたなか(日本)

<バンタム級/5分2R>
カーレッジユウキ(日本)
カズキ(日本)

<ウェルター級/5分2R>
SAIDER(日本)
成田佑希(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
辻純也(日本)
翔(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
中村斗軌(日本)
岡野佑樹(日本)

<NGF ライト級/5分1R>
永井康勢(日本)
草壁陸斗(日本)

<NGF バンタム級NGF/5分1R>
それゆけケイタっち(日本)
よっちゃん。(日本)

<NGF バンタム級/5分1R>
涼河(日本)
小西澄斗(日本)

<NGF フライ級/5分/1R
PANTHERBOYショウ(日本)
塩川玲斗(日本)

<NGF フライ級/5分1R>
金本魁羅(日本)
真鍋陸(日本)

<キッズMMA 58kg以下/5分1R>
池田大樹(日本)
谷口和寿也(日本)

<キッズMMA 50kg以下/5分1R>
山崎正道(日本)
キンコンカンコンショウチャンンマン
キンコンカンコンショウチャンマン(日本)

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【Wardog44】8年半ぶりのワードッグで感じたこと――日本版フィーダーショー、人材育成の在り方

【写真】柿原勇気代表から防衛したベルトを受け取ったMAGISAが、返上を表明して柿原代表に戻した。そんな卒業式を受け入れるのが、ワードッグの在り方でもある (C)MMAPLANET

22日(日)、大阪市港区の弁天町世界館でWARDOG CAGE FIGHT44が開催された。メインイベントではフライ級選手権試合が行われ、MAGISAがしゅんすけを判定で下し、王座の初防衛に成功している。
Text by Shojiro Kameike

MMAPLANETが初めてワードッグについて報じたのは2015年3月に開催された第2回大会だった。あれから8年半の時が経ち、大会数も44に達したワードッグの現在と、関西フィーダーショー=人材育成についてお伝えしたい。


<WARDOGフライ級選手権試合/5分5R>
MAGISA(日本)
判定3-0
しゅんすけ(日本)

メインイベントでフライ級王座を防衛したMAGISAが、柿原勇気ワードッグ代表に驚きの発言を行った。「このベルト、返上しても良いですか? 僕の現役生活もあと2~3年だと思うので、他の団体でも勝負してみたい。それと今日対戦した、しゅんすけ選手のような若い選手たちにもチャンスを与えたい」――このMAGISAの言葉を受けて、柿原代表はその場でベルト返上を了承。MAGISAからベルトを受け取り、来年にフライ級トーナメントを開催する旨を語った。

MAGISAはレスリングで日体大まで進んだあと、地元である岡山県でMMAを始めている。プロデビューは2012年、MMAキャリアも10年を超えるベテラン選手だ。現在はWARDOGを主戦場とし、昨年10月に岡山市内で『MMAジムblooM』を立ち上げた。さらに練習のため、パラエストラ広島や山口県岩国市のレオス柔術アカデミーまで赴くこともある。今大会では、パラエストラ広島の冨樫健一郎代表がセコンドに就いていた。

今大会の王座防衛戦ではフルラウンドにわたり、しゅんすけからテイクダウンを奪い続け、トップキープで判定をモノにした。しゅんすけは1RこそMAGISAのシングルレッグをスプロールしたものの、後半になると背中を着かされる場面が増えてくる。それも一度は組んできたMAGISAを抱えながら、しぶとく粘られると根負けしているような印象を受けた。試合後、MAGISAは勝因として「経験の差」を挙げている。

しゅんすけはプロMMA戦績こそ5勝3敗だが、その前にワードッグのNGF=New Generation Fightで経験を積んでいた。MAGISAの言うように、テイクダウンやスクランブルの競り合いの中で経験不足を露呈した印象だ。しかしフライ級の中では恵まれた体躯に加えて鋭いストレートと蹴り、4Rにアナコンダチョークを極めかけたグラウンド技術には将来性も感じさせる。そんな打撃とグラウンド技術を繋ぐテイクダウンやスクランブルの攻防を育てるためにも、ケージ&ユニファイドルールは必要だ。

このルールで女子の試合が組まれるのは、近畿圏では珍しいといえる

5分1Rでユニファイドの経験を積むための戦いは、ワードッグ主催者が「セミプロ枠」と呼んでいるように、いわゆるプロMMAではない。今大会で見られたような、積極的にフィニッシュを求める試合内容も、5分1Rという短い時間だからこそ可能な面はある。

とはいえ、プロデビュー前からユニファイドを目指したルールで戦える経験は大きい。まだまだ選手層が厚いとはいえない各地域のジム、あるいはMMAイベントの中で経験できないルールと攻防がNGFにはある。NGFの効果がまだまだ先のことかもしれない。しかし、その芽は大阪の小さな劇場で生まれつつある。

現在、blooMには修斗などプロMMAはもちろん、ワードッグのNGF出場者まで20名近い選手がいるという。すでに大阪をはじめとした近畿エリアだけでなく、中国地方でもNGF枠による選手育成の輪が広がっている。そしてMAGISA自身も来年1月28日に岡山県笠岡市で自主興行を開催し、その中でNGFと同様に5分1Rの試合を組む予定とのことだ。

柿原氏はインタビューの中で、同じフィーダーショー的な位置づけの団体としてNEXUSを挙げた。発表こそできないものの、日本に存在するフィーダーショー的イベントと交流し、MMAの底辺拡大の輪を日本全国に拡大していくプランもあるという。そこにワードッグのNGF枠に選手を送り出しているMAGISAの自主興行も、来年の興行はリングを使用するとのことだが、いずれ同じフィーダーショーの輪に加わってくるのだろうか。今後のNGF、そして小径ケージ&ユニファイドから広がっていく選手育成の輪に注目していきたい。

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【Wardog44】関西フィーダーショー=ワードッグ柿原勇気代表─02─「選手を囲い込んでも強くなれない」

【写真】今大会のメインはMAGISA×しゅんすけのフライ級選手権試合(C)WARDOG

22日(日)、大阪市港区の弁天町世界館でWARDOG CAGE FIGHT44を開催する、柿原勇気代表のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

立ち上げから来年で10年目を迎えるワードッグから、他団体に出場する選手も増えてきた。柿原代表はワードッグに出場している選手を囲い込むようなことはしないという。「チャンピオンになったら、どこに出ても良い。他でワードッグの名前を広めてほしい」と語る、柿原代表とワードッグにとっての選手育成とは?

<柿原勇気代表インタビューPart.01はコチラから>


――ワードッグがスタートした時、地下格闘技の方面から反発はなかったのですか。

「当時は良く思われていなかったんじゃないですか。でも今は選手を囲うようなことをしたら選手のほうから離れていく。それは地下格闘技の主催者やチームも分かってきていて、ちゃんとMMAをやりたい選手をワードッグに出してくれるようになりました。

選手も選手で、コンプライアンスというものが分かってきましたよね。細かい法律の内容はともかく、『こんなんしたらアカンな』ということは知るようになってきました。みんな変わらざるをえなかったんです。主催者もチームも、行儀が悪い連中は切らざるをえない。そういう選手がいると、格闘技を続けていかれへんから」

――ワードッグが継続されるなかで、練習面でも意識は変わってきたのでしょうか。

「技術的な面もそうです。たとえば地下格闘技で腕に覚えがある子が、ウチのジムへ練習しに来るじゃないですか。まずスパーでウチの選手が完全に漬けて、『このレベルではワードッグに出ても勝たれへんよ』と教えます。地下格闘技は、寝かされたら立てない場合が多いです。でも、やる気のある子たちは一度やられたら、寝技を学ぼうと自分で柔術の道場を探したり、レスリングの練習をするようになる。ちゃんとMMAを勉強したうえで、さらに自分の良いところを伸ばそうとする――そうやって変わっていかざるをえなくなりますね」

――本当にイチから、ということなのですね。そうして選手を育成しているワードッグにとって、新生グラジエーターはどのような存在だったのでしょうか。

「共存共栄という言葉があるじゃないですか。別に共存するつもりはありません。存在するには各々が頑張っていれば良いことやから。でも共栄――共に栄えるために、一緒に何か考えていきましょう、という話をグラジエーターの櫻井(雄一郎代表)さんとしています。

グラジやRIZINにも出場経験のあるストロー級王者、中務 修良が11月4日、韓国でGFCフライ級王座ウ・ジウォンに挑戦する。

結局、考えて辿り着くところは同じなんですよ。先ほどお話したとおり、登っているのは格闘技……MMAという同じ山やから。たとえば今、グラジエーターさんは海外から強豪を呼んでいますよね。我々は以前から韓国に選手を派遣してきました。もう日本人選手だけで試合を組んでいても強くなれない。国によって、いろんなMMAのやり方がある。それを知ることも選手の今後にとって、大きな財産になると思います。今や一つの団体が囲い込んでいては、選手も強くなれないわけで」

――はい。

「自分の中に『日本なら、この団体で華を咲かせよう』と決めることは大切です。一つの団体で強くなれないのに、他の団体に行って勝てるかどうかは分かりません。でもWARDOGとしてはチャンピオンになったら、次にどこで試合しても良いです。ただ、他の大会に出る時も僕が窓口になっています。それはワードッグが選手を囲みたいわけじゃなくて――契約とか、そういうことも分からない子たちばかりなんですよ(苦笑)。ウチのチャンピオンになって、○○に出てみたいけど、どうやって交渉すればいいのか分からない。だったら僕が話を聞いてみるよ、というだけで。そのほうが選手も、他の団体さんも楽やと思うんです」

――他団体との契約方法まで含めて、イチから育てていくということですか。

「海外の大会へ派遣するのも、海外への行き方も学んでほしいという気持ちもあるんです。昔の話ですけど、韓国の試合が決まって飛行機も決まった選手が『15分前集合で良いですか?』と言ってきて。『良いわけないやろ! 飛行機に乗ったことないんか!?』と(笑)」

――アハハハ! そう考えると、MMAをやっていなければ人生で経験しなかったかもしれない、ということも多いかもしれません。

「そうなんですよ。だから、いろんなことを経験してほしいし、学んでいってほしい。極論すると、ワードッグを経験したあとに何をしようと別に構わないんです。そのままプロになってMMAを続けるでも良いし、ブレイキングダウンに出たければ出ても良い。全く違う仕事に就いても良いです。何であっても、ここで教わることは格闘技だけじゃなく、その後の人生にとっても絶対に必要なことやから」

――初期ワードッグで印象深かったのが、アマチュアの試合で韓国人選手や日系ブラジリアン選手と対戦できていたことです。アマチュア時代に、あの経験はとても大きい。

「今はアマチュアを止めてNGFに移行していますね。日系ブラジリアンの場合も、地下の選手と同じパターンなんですよ。彼らは柔術以外の試合に出場する方法が分からなくて。あと韓国からも、やっぱりMMAの経験を積みたいという話が結構来るんです」

――本当にイチから育てる、まさに日本版フィーダーショーですね。

「フィーダーショーという言い方をすれば、NEXUSさんはコンセプトも同じで、代表の山田さんとは話が合いますね。今はNEXUSさんと選手の行き来はないけど、いずれフィーダーショーとして何かしら協力関係をつくっていくことがあるかもしれないです」

――では次の大会について見どころをお願いします。

「まずはメインですね。MAGISAはレスリングの実績もあるベテランで、しゅんすけは初めて見た時に『コイツは強くなるな』と思った新鋭です。そういう分かりやすい試合ですね。このタイトルマッチで勝った選手に、ワードッグ王者として海外の試合を経験させたいです。あとはライト級のマッチメイクが多くなっていますが、この階級は来年のタイトルマッチに向けて挑戦者を決めていきたいと思っています。あとはぜひNGF枠で選手がイチから育って羽ばたいていく過程を、ぜひ見てください。よろしくお願いします!」

■WARDOG44対戦カード

<WARDOGフライ級タイトルマッチ/5分5R>
[王者]MAGISA(日本)
[挑戦者]しゅんすけ(日本)

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本)
そのまんまたなか(日本)

<ライト級/5分2R>
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)
ユン・チュル(韓国)

<フェザー級/5分2R>
DAIGO(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
前田慶次(日本)
SAIDER(日本)

<バンタム級/5分2R>
セイヤ(日本)
カーレッジユウキ(日本)

<フライ級/5分2R>
岩本尚(日本)
よしひと(日本)

<グラップリングマッチ ウェルター級/5分1R>
坂本オーズ昌良(日本)
ジャンジュオン(韓国)

<グラップリングマッチ ライト級/5分1R>
白樫忍者(日本)
ユ・エンホ(韓国)

<NGFライト級/5分1R>
だいち(日本)
REN(日本)

<NGFフェザー級/5分1R>
RYUSHI(日本)
淳平

<NGFバンタム級/5分1R>
アダチコウキ(日本)
それゆけケイタっち(日本)

<NGFバンタム級/5分1R>
涼河(日本)
将太(日本)

<NGFフライ級/5分1>R
小西澄斗(日本)
PANTHERBOYショウ(日本)

<NGFフライ級/5分1R>
太一(日本)
真鍋陸(日本)

<NGF女子ストロー級/5分1R>
プリンセス☆サアヤ(日本)
チャッキー☆ルビ(日本)

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【Wardog44】関西フィーダーショー=ワードッグ柿原勇気代表に訊く─01─「一人前の選手に育ててプロに」

>【写真】日本のチャトリ=柿原勇気ワードッグ代表。その由来は――容姿を似せにいったから(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、大阪市港区の弁天町世界館で関西インディ・ケージファイティングのWardogが、44回目の興行=WARDOG CAGE FIGHT44を開催する。
Text by Shojiro Kameike

2014年にスタートしたワードッグは小径ケージを使用し、ユニファイドルールを標榜してMMA大会を行ってきた。その後、関西インディ団体として活動してきたワードッグは、その出身選手が同じく関西で活動するグラジエーターなど他の興行に進出。「西のフィーダーショー」ともいうべき展開を見せているワードッグの歴史と現在について、柿原勇気代表に訊いた。


――MMAPLANETで初めてワードッグについて報じたのは、215年の第2回大会でした。柿原さんは第5回大会からワードッグの代表に就任されていますが、ここで改めてワードッグの歴史からご説明いただけますでしょうか。

ワードッグ設立当初の柿原代表。写真はブレていますが、とにかく若い!(c)GRACHAN

「まず『柿原勇気って誰やねん!?』というところからですよね(笑)。もともと僕はプロレスのリングアナウンサーをやっていて、第2回大会の頃はまだ代表ではなくリングアナを担当していました」

――懐かしい写真です! まだ柿原代表も若く、髪を後ろで結んでいる……。

「プロレスが縁で、ACFというプロレス&格闘技の興行を開催している近藤哲生社長と知り合い、さらにこのU.B.F.というジムがキッカケで初期の代表である永井明宏も加わって、ワードッグがスタートしました。実は、全てはU.B.F.から始まっているんです」

――というと?

大阪梅田の繁華街=兎我野にあるU.B.F.。全てはこの場所から始まった。(C)SHOJIRO KAMEIKE

「当時から僕は地下格闘技に関わっていました。でも僕が関わっている選手が試合に出ても、あまりにも勝たれへん。そこで選手がちゃんと練習できて、興行もできる環境を創ろうと思いました。それがU.B.F.――Umeda Battle Fieldやったんです。最初はここで地下格闘技やプロレスの興行も行っていたんですよ」

――えっ!? そうだったのですか。

「あの頃、僕は梅田で飲食店をやっていて。周辺の飲食店の店員さんを集めて、飲み放題にし、お客さんも入れてスパーリング大会を開催したのが最初だったと思います。その頃に近藤社長がウチのジムに来ていて――近藤社長は道頓堀プロレスを運営していて、自前のリングを持っている。だったらこのU.B.F.で行っていることを、外の会場でやってみようと始まったのがACFでした」

――そしてワードッグも……すべてはこのU.B.F.から始まったのですね。

「そこに永井が加わり、『ユニファイドルールを使ったMMAをやりたい』という希望があって、ACFとは別の興行として2014年11月にワードッグがスタートしました。でも最初の頃は素行の悪いチームも多くて、2015年7月の第5回大会から『素行の悪いチームは入れへん。ちゃんとMMAをやりたい人だけ出てもらおう』と決めたんです。永井に代わり、僕がワードッグの代表になったのも、その第5回大会からでした」

――第2回大会を取材した当時、専門誌には「地下格闘技に出ている選手がMMAを戦うのがワードッグ」という旨を記載しました。そのコンセプトは、今も変わりないですか。

「そうですね。もっと言えば、『MMAの底辺拡大』がワードッグのコンセプトでした。当時の大阪や近畿圏は、まだアマチュア修斗やアッマチュアパンクラスを経ないと、プロにはなれないという状況でした。プロのMMAファイターになるのは、それしか方法がなかったんです。一方で『格闘技をやりたいけど、どうやってアマチュアの大会に出ればいいのか分からない』という子たちもいて。そんな子たちが集まっていたのが、当時の地下格闘技でした。それと当時の大阪では、常にケージを使っているのはワードッグだけやったんです。まだ修斗、DEEP、パンクラスもリングでやっていて。パンクラスは東京でケージを使い始めた頃だったと思います」

――まだ修斗もVTJ、DEEPもDEEP CAGE IMPACTといった別興行として開催していました。新生グラジエーターの誕生も2016年6月ですから、当時の大阪ではケージ大会が珍しかったでしょうね。

「実は当時の大阪で、ケージを使っている大会といえば地下格闘技のほうが多くて。だからケージ=地下格闘技というイメージを持っていた人は多かったです。世界最高峰のUFCはケージで、大阪やとケージは地下格闘技という(苦笑)。すると地下格闘技出身でDEEPやパンクラスの大阪大会に出る選手のなかには、リングで試合をしたことがない子もいました。そういう子たちは『壁(ケージ)がないのに、テイクダウンされたら、どうやって立ち上がれば良いんですか?』って(笑)。そうしているうちに、地下格闘技から本気でMMAをやりたいという子たちが増えてきました。でもひとつ問題があって……」

――問題とは?

「それほど技術を持っていない子たちが5分2Rを戦っても、何もできずに膠着するだけなんですよ。試合が面白い、面白くないということではなく、まだプロとして試合ができるレベルになかった。そこで考え出したのが、5分1Rのセミプロ枠=NGFやったんです。今はブレイキングダウンが5分1Rでやっていますけど(笑)、ウチとしてはNGFで頑張った選手をプロに上げていく。そうやってプロとプロ以外を線引きしていこうと決めました」

――つまり、団体として選手をイチから育てていく。かつてプロレス団体が新弟子から採用していたように、ワードッグはプロレス団体の良い部分を取り入れたのですね。

小径ケージ、5分1R~5Rまでのルールなどワードッグ独自の選手育成がある(C)WARDOG

「そういうことですね。大会で選手を育てていかなアカン。ルール面でいえば、アマチュアMMAってパウンドグローブ、レガース、ヘッドギアを着けて試合をしているところが多いじゃないですか。でも『はい、明日からプロです。全部外して試合してください』と言われて、すぐに対応できる選手は少ない。あと、いきなり『プロデビューです。チケットを売ってください』と言っても、売れるわけがない。そこでウチはNGFを通じて、イチから『プロ選手って、こういうことやぞ』と教えていくことにしました。どうやって格闘技を始めればいいのか、どうやって大会に出ればいいのか分からない子たちを、一人前の選手に育ててプロにする。それが、僕たちにとって『MMAの底辺拡大』のひとつです」

――地下格闘技が流行していた時代の課題として、地下格闘技に出ている選手もレベルが上がり、もっと上のレベルが高い大会に出たくなる。しかし、何をやっていいか分からない選手を放っておけば、結果何をするか分からないわけで……。

「はい。関東の人には誤解されているところもあるかもしれないけど、登っている格闘技という山は他と同じなんです。ただ、畑が違う――育て方が異なっているだけで」

<この項、続く>

■WARDOG44対戦カード

<WARDOGフライ級タイトルマッチ/5分5R>
[王者]MAGISA(日本)
[挑戦者]しゅんすけ(日本)

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本)
そのまんまたなか(日本)

<ライト級/5分2R>
キンコンカンコンケンチャンマン(日本)
ユン・チュル(韓国)

<フェザー級/5分2R>
DAIGO(日本)
秋田良隆(日本)

<ウェルター級/5分2R>
前田慶次(日本)
SAIDER(日本)

<バンタム級/5分2R>
セイヤ(日本)
カーレッジユウキ(日本)

<フライ級/5分2R>
岩本尚(日本)
よしひと(日本)

<グラップリングマッチ ウェルター級/5分1R>
坂本オーズ昌良(日本)
ジャンジュオン(韓国)

<グラップリングマッチ ライト級/5分1R>
白樫忍者(日本)
ユ・エンホ(韓国)

<NGFライト級/5分1R>
だいち(日本)
REN(日本)

<NGFフェザー級/5分1R>
RYUSHI(日本)
TBA

<NGFバンタム級/5分1R>
アダチコウキ(日本)
それゆけケイタっち(日本)

<NGFバンタム級/5分1R>
涼河(日本)
将太(日本)

<NGFフライ級/5分1>R
小西澄斗(日本)
PANTHERBOYショウ(日本)

<NGFフライ級/5分1R>
太一(日本)
真鍋陸(日本)

<NGF女子ストロー級/5分1R>
プリンセス☆サアヤ(日本)
チャッキー☆ルビ(日本)

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【KIWAMI&Grachan】最初で最後か、初めの一歩か。グラチャン主導でJ-MMAルーキートーナメント開催

【写真】一見、MMA版〇の中の懲りない面々(爆)。仲良くお願いします (C)MMAPLANET

7日(火)、東京都渋谷区のマインドセットにて3月19日に千葉市美浜区の幕張メッセ国際展示場8ホールで開催される極〜KIWAMI〜×GRACHANの記者会見が行われた。

同大会は新たに発足するプログラップリングイベント=KIWAMIとGrachanの岩﨑ヒロユキ代表が提唱し、そのグラチャン、修斗、DEEP、GLADIATOR、Fighting NEXUS、WARDOG-CAGE FIGH、格闘DREAMERSが参加を表明したJMMA Rookies Cupのコラボイベントとなる。

JMMAルーキーカップはフライ級とフェザー級の2階級で実施され、キャリア的にはプロデビューから2年以下、3戦目までの選手が直近の試合を戦ったプロモーションの推薦を受けた選手が出場するとのこと。

同会見はNEXUSの山田峻平代表が仕事の都合で欠席となったが、圧巻と言えるグラチャン=岩﨑、修斗/サステイン=坂本一弘、DEEP=佐伯繁、グラジエイター=櫻井雄一郎、ワードッグ/柿原勇気、EXFIGHTではなく格闘DREAMERS=髙谷裕之という6名の代表(髙谷氏のみ肩書は総監督)が揃い踏みとなった。

本件に関するリリースではパンクラスの坂本靖氏も列席しトーナメントに参加が発表されていたが、会見には体調不良で欠席となり、その後岩﨑代表よりパンクラスの同トーナメント参加はないことが公となった。

岩﨑氏は2020年春にコロナで重篤な症状に陥ったことがあり、以来「いつ死んでも、何かを残したい。先輩を含めて、皆さんが集まったところで何か新しい第一歩を踏み出せれば。新しい形として、何か証が残せる」という想いで、今回のプロモーションの壁を越えたJ-MMAに役立つ試みのスタートに向かったという。

そんなJMMAルーキーカップ記者会見より、MMAPLANETの質問に対する代表たちの返答は以下の通りだ。


──結婚式の招待客の席順にも非常に気を遣うのですが、この席の並びにされた理由を教えていただけますか。

岩﨑ヒロユキ やはり僕の隣にいる先輩方があっての機会だと思っています。何よりも僕が闘病生活が明けてから本当にお世話になった大先輩で。色々なアドバイスを頂いて今、僕はここにいます。そういった感謝の気持ちと後押しをしてくれた方を僕の両脇に座ってほしくて、座っていただいています。

──両脇の方に並んで座ってもらうというのは?(笑)

岩﨑 あのう個々で、お二人とのお付き合いですから(苦笑)。3人でご飯とか、いつか実現したら良いですよね。

DEEPでおなじみながらYディレクターが映像化しない、笑いの絶えないイベントシメコメ会見の空気を佐伯代表は創り続けた

佐伯繁 パンクラスの坂本さんが来たら、どこに入っていたの?

一同 笑

岩﨑 そこはもう皆さんのご想像にお任せします(笑)。

──各代表にお願いがあります。新人戦も良いですが、今後タイトルに絡む選手、もう少しキャリアのある選手でのトーナメント戦開催という声掛けがあった時に応じることができる──そう思われる方、司会の市川さんの3、2、1の合図で挙手を願えないでしょうか。

佐伯 挙手?  挙手?

市川 皆さん、宜しいでしょうか。

佐伯 いや、手を挙げられない人結構つらいですよ(笑)。だったら一言ずつ話した方が良くないですか。皆、半分ぐらいしか手を伸ばせないから(笑)。

一同 笑

岩﨑 そうしましょう(笑)。

佐伯 まぁ、あのう。今日、さきほどから言っていますが、この機会はもう2度とないかもしれないです。でも、これが本当に続くようであれば、その求められる範囲のなかでは協力します。ただ、こないだウチもアニハセヨで対抗戦をやりましたけど、条件とか色々なことがあります。そこが揃うなかで行うのであれば全然、僕は協力します。

髙谷 まだ僕のところはチャンピオンとか、そういうレベルではないので。そういう企画があれば、どんどん選手を創りたいと思います。

会見後、坂本代表は「僕のあと櫻井さん、柿原さんと続くんやから、そこは『協力しません!!』から入って欲しかったです(笑)」と関西人振りを発揮していた

坂本 協力しませんっ──っていうのは冗談で(笑)。

一同 爆

坂本 これはもう皆さん同じでケースバイケースだと思います。その時の階級、その時の選手の重要度。これからどうしていくかは各団体さんのなかでビジョンがあると思うので。ただ一つ、今回のコンセプトは凄く良かったと思います。ただ、さきほど言われたように協力しますと言ってビシッと手を挙げられるかといえばそうではない。でも興味はあるし、どういう座組でやるのか。

そういうことも含めて、マスコミの皆さんから提案があって、それが面白いからと話し合うこともあるだろうし。皆が0パーセントでなく、本当にケースバイケース。一つ言えるのは、こういう場があったことで、そういう質問が出てくる。それが凄く良いことだと思います。

櫻井 もちろん協力をできるように、これからも交流を深めていかせていただきたいと思っています。岩﨑代表がせっかく撒いてくれた種ですから、肥料と水をあげて芽が出て途中で枯らさないように大木にしないといけないと思います。

そのためにしっかりと水をあげないといけない。それを皆さんとやっていきたいと思います。MMA業界は、そうでない場合でも息苦しさが感じられたのは否めないです。かといって何でもナァナァになってしまうと、これもまた無法地帯になってしまうと思うので、トップが舵を取ってバランスを取っていかないといけない。そういうことで継続して協力させていただきたいと思います。

柿原 全面的に協力します。ありがとうございますっ!!

佐伯 リングでやりましょうよ、リングで(笑)。あと写真を挙げる時にヤッさん(坂本靖)と山田君の写真を一緒に入れてくださいよ(笑)。

同トーナメントは3月19日を皮切りに5月14日のGrachan61=大田区産業プラザPIO大会で準決勝、10月8日のGrachan64=幕張メッセ大会で決勝が実施される。

また同時開催の新グラップリングイベント=KIWAMIではヒール、ヒザを捩じる行為、ヒザを側面から極める行為、外掛け、トーホールドで外側に圧力をかける行為を反則し、SJJIFルールに準じたポイント制で競われるノーギグラップリング戦が柔術マッチと共に組まれる。

会見では66キロ契約で手塚基伸✖石黒翔也、74キロ契約で新居すぐる✖小見川道大のノーギ柔術戦が組まれることも明らかとなっている。

なおMMAPLANETでは7日深夜にパンクラスの坂本靖氏に不参加の理由を尋ねると、「ネオブラッドTを毎年行っており、急ぎ決まった今回はメンバー的にも被る面も出てくるので参加は難しかった。今後、状況が整い次第で参加もあります」という説明があった。

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