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【Falcons FC01】モンゴル相撲のメッカで新大会。南友之輔にコールアウトされたテムーレンが緊急発進

【写真】また、あの思い切りの良いファイトが見たいテムーレンが母国で半年ぶりの実戦に挑む(C)MMAPLANET

15日(水・現地時間)、モンゴルの首都ウランバートルにあるブヒーンウルゴー(相撲宮殿)でFalcons Fight Nightの旗揚げ戦が開催され、昨年グラジエイターにモンゴル旋風を巻き起こしたテムーレン・アルギルマーが出場する。
Text by Manabu Takashima

Falcon FN01は昨年、モンゴルでMMAリアリティーショーを行ったFlacons Fighting Seriesが主宰する新イベントで、ムエタイとMMAの混合イベントを開き、目玉はモンゴルとロシアの7×7対抗戦だ。


ロシア勢に著名な選手はなく、モンゴル勢にしてもキャリアの浅い選手が多く、日本では名の知れた選手の出場はない。それでもモンゴル国内においてトラッシュトーカー的に名を馳せたファイターが出場しており、現地ではなかなか話題になっているという。

それゆえにモンゴル相撲の国技館というべき、ブヒーンウルゴー(相撲宮殿)が使用され、モンゴル格闘技界では2022年のRoad to ONE Mongolia決勝大会に次ぐ大箱でのイベントとなる。

昨年3月にグラジに来日し、2連連続で神田T800を下してバンタム級王座に就き、9月大会で竹本啓哉に惜敗しベルトを失ったテムーレン。12月大会では竹中大地に完敗を喫して以来、日本での試合は巡っていない。

この間、タイで武者修行も行なったテムーレンは今大会のコメインでシネバートル・バットエルデネと対戦予定だったロシア人ファイターの欠場を受け、急遽出場が決まった。

シネバートルはキャリア3戦3勝、モンゴル国内でシュートボクシングのチャンピオンで、キックボクシングやコンバットサンボの国内大会で優勝した実績を持つ。コメインに登用されたことでも分かるように、将来性を買われている選手だ。

今ではジャダンバ・ナラントンガラグ率いるシャンダスMMA在籍のシネバートルだが、もとはテムーレンと練習仲間だった。

現地の見方ではシネバートルはテクニカルな選手ではないが、荒々しいパワーファイターで、旧友テムーレンに気後れしなければ面白い試合になるとののこと。加えて、テムーレンは2週間を切ってのスクランブル出場だけにまずは減量の行方も気になるところだ。

そのテムーレン、5日のGladiator026 における南友之輔のコールアウトにSNSで「カモン・ベイビー」とすぐに反応したが、まずは15日のシネバートル戦に集中しようと周囲に諫められているそうだ。6月1日にはUFC302でニャムジャルガル・トゥメンデムベレルがアンドレ・リマ戦でUFCデビューを控え、国内で話題となる大会のスタート、さらにテムーレンの再来日はあるのか──チンギスハンの末裔達の動向が楽しみなってきた。

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