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Gladiator018 MMA MMAPLANET o 中川皓貴 原口央

【Gladiator018】終了間際のスイープで中川は逆転ならず。原口がトップキープの末、スプリットで判定勝ち

【写真】塩漬け上等発言もあった原口だが、本人にとっては終了直前のスイープが反省点なのか。試合後に笑顔はなかった。(C)MMAPLANET


<フェザー級/5分2R>
原口央(日本)
Def.2-1
中川皓貴(日本)

サウスポーの原口が右手を伸ばす。前後のステップから左ミドルを伸ばした原口。ガードを固め、様子をうかがう原口に対し、中川は右を狙っているか。原口が距離を詰めたところに、中川が右ストレートを合わせる。

そのパンチをかわした原口がシングルレッグで組みつき、リフトアップからテイクダウンした。ハーフガードで原口の首を抱える中川。原口は頭を突っ込んで、クラッチして相手を抑え込む。

カカト蹴りで原口を削る中川、原口は首に巻き着いている中川の左腕をほどこうと試みる。すると中川が上半身を起こしたところで、原口が相手の両足を畳んでケージに押し込んだ。右腕で原口の頭を抱える中川。原口は相手をケージに押しつけたまま初回を終えた。

最終回、ガードを固める原口は、左ミドルで飛び込む。さらにケージ際でダブルレッグからシングルへ切り替え、中川に尻もちを着かせた。相手の両足を畳む原口、相手の首を抱える中川。ボディにパンチを打ち込みながら、立ち上がろうと試みる中川を、原口はケージに押し込み続ける。

セコンドから中川に「止まるな。動け」と指示が飛び、中川は立ち上がるが原口は離れず、今度はしっかりと背中を着かせた。しかし中川がフックガードからスイープに成功。一瞬マウントへ移行したが、亀になった原口に対してバックコントロールへ。原口は中川の左腕を取っていたが、キムラの体勢に入り切れぬまま試合終了のゴングを聞いた。

判定はスプリットで原口の勝利に。試合終了間際に中川が見せたスイープは印象に残るが、その時点までトップを取り続けていた原口の勝利は妥当ではないだろうか。


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Gladiator018 MMA MMAPLANET o 森戸新士 河名マスト

【Gladiator018】緊張感あふれる組み手争いから河名が森戸を2-1で下すも、ポイント計算と表示は――

【写真】スタンドの組み手争い、引き込みの攻防と非常に見応えたっぷりのグラップリング戦だったが――(C)MMAPLANET

<フォークスタイルグラップリング72キロ契約/5分2R>
河名マスト(日本)
Def.2-1
森戸新士(日本)

組みに行く河名、頭を触られた森戸が離れる。手を合わせたところで河名が森戸の左腕をたぐるが、ここも森戸が離れた。手四つから相手の首を抱える森戸、河名がクラッチを外すと離れて、もう一度組みに行く。

河名の右手を持った森戸は、相手の首を抑えにいくも、河名が組み手を変えようとしたところで離れる。再び手四つで組む両者、河名が森戸の首を抑えようと試みる。離れて煽る森戸。ケージ中央で互いのリストを持ちながら引き合う攻防が続くなか、森戸が左手を差し入れようとしたところで河名が離れる。

組んできた森戸の右腕を抑える河名が、さらに首へ手を伸ばしたところで森戸が距離を取り、河名の左足へシングルレッグで組みついた。ハイクラッチで押し込む森戸、河名はバランスを取りながらテイクダウンディフェンスへ。右足を抜いて離れた河名は、ケージ中央での組み合いから森戸の頭と首を抑えにいく。その手を引きはがす森戸。河名はスタンドレスリングでプレッシャーをかけ、森戸にケージを背負わせた。

前に出た森戸は河名に両手を抑えられながら、体勢を入れ替えてバックを狙う。しかし森戸が左足を腹にかけたところで、河名が前に振り落とした。一瞬シッティングガードの体勢になった森戸が、すぐに立ち上がって組んだ。河名は森戸の右腕に対して左腕でオーバーフック、すると森戸はスタンドでアームドラッグを狙ったものの、河名は左腕のクラッチを解いて右腕で、森戸の左腕へのオーバーフックに切り替えた。

首を抑えられ、ケージ際まで押し込まれた森戸だったが、すぐに押し込む。探り合いが続くなか、河名がオーバーフックで森戸をケージに押し込む。頭を下げた河名に対し、森戸が引き込みを狙うが、河名はスタンドをキープ。足のクラッチを解いた森戸が前に出て来ると、河名は前進を捌いてケージ中央に戻る。距離を詰める森戸だが、スタンドでの組み手は河名が勝る。ラウンド終了直前、河名は森戸のテイクダウンを切った。

最終回、森戸が距離を詰めるが、河名が右腕でオーバーフックを狙う。組み手争いから河名の左腕をオーバーフックで捉えた森戸が引き込み、河名に2Pが入る。すぐさま三角絞め、さらに河名の右腕に腕十字を仕掛ける森戸。下から仕掛け続ける森戸から河名は離れる。少し歩いた河名は、シッティングガードの森戸と向かい合うも、森戸は足を絡めてくると離れた。

シッティングガードで追う森戸は、立ち上がっている河名の左足に組みついた。それを潰す河名。森戸はハーフからバックを狙う。しかし河名は森戸の右腕をオーバーフックで捉えて、トップをキープする。さらに森戸はサドルの体勢になるが、それを抑え続けた河名が立ち上がる。

またもシッティングガードで追いかける森戸。ここで組んできた河名に腕十字、三角へと繋げる。サブミッションの仕掛けに対しては、徹底的に離れる河名。

森戸のシッティングガードからのテイクダウンを、河名はオーバーフックで潰す。ここでバックを狙う森戸、河名は立ち上がって離れる。このスクランブルの攻防で森戸に1Pが入った。

すかさずダブルレッグで組みついた森戸の左腕を取り、オーバーフックから足を刈る河名。両者が立ち上がり、追う森戸と回る河名――試合終了間際、河名がダブルレッグのカウンターで森戸に背中を着かせたが、これはポイントとはならなかった。

ポイントは2-1で河名の勝利――ではあったが、最終回のスクランブルから電光掲示板は、本来2-1のはずが2-2と表示されていた。それが試合後に2-1に修正されたのは問題だ。1ポイント差で大きく戦略が変わってくるのが、このフォークスタイルグラップリング戦だ。もしポイントが2-1と表示されていたなら、両者の戦略も違うものになっていたかもしれない。特にポイントで負けている森戸が、最後に極めを狙って引き込むこともありえたのは、過去の森戸の試合を見れば十分に考えられる。
試合内容、ひいては試合結果に大きな影響を及ぼすミスに対しては、反省と改善を求めたい。


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F1 Gladiator018 MMA MMAPLANET o コンバット柔術 松本一郎 江木伸成

【Gladiator018】松本のフットロックに掌底を叩きつけた江木、足関節の攻防からヒールでフィニッシュ

【写真】(C)MMAPLANET

<コンバット柔術バンタム級/10分1R>
江木伸成(日本)
Def1R7分48秒 by ヒールフック
松本一郎(日本)

手を合わせてから江木に背中を見せた松本。再び正面を向くと、江木が一度距離を取ってから組み合う。手四つで頭をつける両者。江木が足首を触りに行くも、松本がバックステップでかわした。組むと相手の首を抑えにいく江木、さらにシングルレッグで松本の左足を抱え、ケージ際で尻もちを着かせた。足を利かせる松本に掌底を落とす江木だったが、ここで松本が下から足を取りに行く。左足を抜いて立ち上がる江木、松本も立ち上がりスタンドに戻る。組んで追い立てる江木が、相手にケージを背負わせてダブルレッグからテイクダウンを奪った。掌底を連打する江木、下から足に絡みつく松本はを潰した松本が掌底を叩きつけていく。松本は江木の右足を取ってフットロックへ。外した江木は掌底を連打する。松本もフィフティフィフティから江木の右足を狙う。江木も足関節に移行して外ヒール。これが極まらないとみるや、掌底で相手の足のロックを外したあと、顔面へ掌底を打ち込む。フィフティフィフティから回転する松本は、江木の右足に対してベリンボロを仕掛けたが、背中を着くも起き上がった江木がトップをキープ。さらに松本の右足にヒールフックを極めた。


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Gladiator018 MMA MMAPLANET o 原口央 天草ストロンガー四郎 島村裕

【Gladiator018】初参戦の島村裕が天草ストロンガーに腕十字を極め、フェザー級王座挑戦をアピール

【写真】投げから腕十字、柔道のベースを生かした強さを見せた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分2R>
島村裕(日本)
Def.1R4分18秒 by 腕十字
天草ストロンガー四郎(日本)

前日計量で天草が契約体重を250グラムオーバー。天草にイエローカードが1枚与えられた状態からスタートし、試合結果は島村が勝った時のみ公式記録となり、ドローあるいは天草が勝利した場合はノーコンテスト扱いとなる。

サウスポーの島村に対して、天草が左ローを放つ。天草の右ハイをスウェーでかわした島村。左インローを当て、右ジャブで距離を測る。天草は島村の左ストレートに右を合わせた。さらに右インローを決める。島村も左ローを当てたあと、前に出てきた相手に左ストレートを合わせたが、天草もこれはかわした。

距離を詰める天草は島村の左足をキャッチし、グラウンドに持ち込んだが島村もすぐに立ち上がる。ボディロックから島村にヒザを着かせるも、立ち上がられたためケージに押し込んでいく。島村はケージを背にしながら、払い腰でテイクダウンを奪った。

ハーフガードの天草を抑え込み、相手のスイープに合わせて右腕を取りながらマウントへ。パンチを落としながら、反転する相手の右腕を取って腕十字を極めた。
勝利した島村は、この日のメインでノンタイトル戦を行うフェザー級王者、原口央の持つベルトへの挑戦をアピールした。


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Gladiator018 MMA MMAPLANET o 中園優太 八木敬志

【Gladiator018】ジリジリと中園を追い詰めた八木が、最後は素早くバック奪取→RNCを極める

【写真】チャンスを生かすスピードが速かった(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
Def.2R3分38秒 by RNC
中園優太(日本)

距離を詰める八木が左ジャブと右ローを繰り出す。さらに右ストレートと左スピニングバックフィスト。前に出て来る中園に右カーフを繰り出し、さらに左ローで相手を下がらせて右ストレートを当てる。八木の右カーフに対し、足が流れ始めた中園。

ニータップで組みつくも、これは八木が離れた。そして相手にケージを背負わせて右クロスを狙う八木だが、ダブルレッグで組みついた中園にテイクダウンを奪われてしまう。

しかし反転して中園をガブる八木。そのままバックに回り、バックマウントを奪取した。四の字ロックに移行した八木は、パンチで削りながら右腕を中園の首に回し、RNCでタップを奪った。


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DEEP Gladiator018 MMA MMAPLANET o PRIDE Progress YouTube ゆうと コンバット柔術 フェルナンド 中川皓貴 修斗 八木敬志 原口央 天草ストロンガー四郎 島村裕 手塚基伸 松本一郎 森戸新士 江木伸成 河名マスト 渡部修斗 竹本啓哉 笹晋久

【Gladiator018】笹晋久を迎え撃つ元バンタム級王者の竹本啓哉「ストライカーに使う道具は決めている」

【写真】計量後に並ぶ両雄。グラップラーの竹本とストライカーの笹、好対照の勝負は果たして……(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)に大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のセミファイナルで、元バンタム級王者の竹本啓哉が、初参戦の笹晋久を迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

竹本啓哉は25日に行われた計量で、1回目は50グラムオーバー。計量失敗で王座を手放したこともあるだけに不穏な空気も漂ったが、2回目にしっかりとリミットをパスしている。ここ数年はグラジエーターを中心に戦い、一度はベルトを巻いている竹本にとって、これまで修斗やDEEPで試合を行ってきた笹はどのような存在なのだろうか。計量直後、笹戦への意気込みを訊いた。


――先ほど計量が行われ、2回目でクリアしました。今回は減量がキツかったのでしょうか。

「いえっ、そんなことはないです(汗)。体重に関しては前にやらかしてしまっていたので、ずっと気を付けています。今回はたまたま、というか……」

――試合前にお聞きすることではないかもしれませんが、コンディション面も含めてバンタム級ではなくフェザー級で戦うという選択肢はないのですか。

「はい、バンタム級でやりたい相手がいます。僕は結構、一度負けた相手に対して根に持つタイプなので(苦笑)」

――一度負けた相手というと……。

「具体的に言うと渡部修斗君や土肥“聖帝”潤選手、手塚基伸選手は機会があれば、もう一回やりたいと思っています」

――今回の減量を通じてコンディションには何か影響はありますか。

「コンディションはいつもと変わらないですね。最終的に計量をクリアできれば、それほど影響はないです」

――ここ2試合の内容については、いかがですか。

「出力しきれていなかったように思います。前回の江田戦は、想定より江田選手のグラップリング力が高くて。あとは調子に乗ったスイープを仕掛けて失敗したとか、戦略的なミスがありました。

ケージ際で潜りスイープを狙いまして、完全にいらんことしたなと思いました(苦笑)。途中までは完全に優位に進めていたのですが、潜りスイープ失敗からの江田選手のトップコントロールが巧くて。僕は二重絡みで動きを止めてしまって、そこから試合が止まってしまったのは良くなかったです」

――最近は竹本選手スタイルも研究されているのでしょうか。

「あぁ、そうかもしれないです。だからケージ際で余計なことしちゃったのかな……」

――竹本選手が目指す試合とは、どんなスタイルなのですか。

「組み勝つ試合ですね。ドミネイトしつつ。コントロールしながら最後は一本を取りたい。リスクを冒して取りにいくよりは、詰めて詰めて取りにいくという試合です」

――では今回の対戦相手、笹選手の印象を教えてください。

「力が強いですね。試合映像を見ると、だいぶ力が強い相手だと思いました。僕もあれだけ打撃でガツガツやってくる選手と試合をしたかったんです。打撃が強い相手を組み伏せる試合をやりたくて。組みが強い選手同士が戦ったら、それは組みが強いほうが勝つんですよ。組みが強い選手と打撃が強い選手でどっちが勝つのか、っていう。PRIDE世代なので(笑)」

――江田選手のようなグラップラーと、笹選手のようなストライカーとでは、試合プランも変わってきますか。

「ストライカー対策も準備してきています。もともとストライカーとは、こう戦うというプランを持っているんです。使う道具を決めているというか、その中で相手のスタイルによって使う道具を決めます」

――一方、笹選手は打撃中心のファイターではありますが、組みの強さもあります。

「組みの強さはどうなのか、それは気になっています。正直それが分からないし、楽しみですね。笹選手はこれまで、いかにもグラップラーっていう選手とは対戦していないじゃないですか。僕のように偏っているグラップラーとは試合していないので、どうなるのか僕自身も楽しみです」

――これまで竹本選手は首都圏以外、特にここ数年はグラジエーターを中心に戦い、一度はベルトも巻きました。対する笹選手は修斗とDEEPで戦ってきた選手ですが、ここで竹本選手に勝てば、いきなりベルト挑戦もありうるカードだと思います。

「そうですよね。僕もこの試合に勝ったら、次はタイトルマッチをやりたいです。もう一度ベルトを巻きたい。前回は不手際でベルトを失ってしまい、悲しい気持ちになりました。神田(T-800周一)君も、僕とまた試合がしたいと言ってくれていて……」

――MMAPLANETのインタビューでも、神田選手から竹本選手へのメッセージが続いています。

「アハハハ、本当に嬉しいです。僕も神田選手のことは戦友だと思っているので」

――では今回、どんな試合をしたいですか。

「Fist or Twist(拳か関節技か)です! よろしくお願いいたします」


■Gladiator018計量結果

<フェザー級/5分2R>
原口央(日本):65.65キロ
中川皓貴(日本):65.85キロ → 65.80キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本):63.55キロ → 63.50キロ
笹晋久(日本):63.10キロ

<フォークスタイルグラップリング72キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本):71.30キロ
河名マスト(日本):71.15キロ

<コンバット柔術バンタム級/10分1R>
松本一郎(日本):59.75キロ
江木伸成(日本):60.00キロ

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本):66.60キロ → 66.05キロ(250グラムオーバー)
島村裕(日本):65.55キロ

<フェザー級/5分2R>
左海清之(日本):65.60キロ
TATUMI(日本):65.65キロ

<バンタム級/5分2R>
ゆうと(日本):59.80キロ
丸山幹太(日本):60.15キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本):56.00キロ
御代川敏志(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本):69.50キロ
中園優太(日本):69.35キロ

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル):61.15キロ
秋田良隆(日本):61.10キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本):76.80キロ
成田佑希(日本):75.65キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本):65.95キロ → 65.40キロ
入江一輝(日本):65.20キロ

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本):56.40キロ
秋元強真(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本):69.85キロ
前田啓伍(日本):69.40キロ

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【Gladiator018】計量終了。コンバット柔術戦は「掌底によるKO率が高まる」(森戸)

【写真】プログレスのコンバット柔術ルール戦に出場する江木伸成。レオスでの掌底特訓の成果や、いかに(C)SHOJIRO KAMEIKE

25日(土)、翌26日に大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018の計量が、同市内のSMOKER GYMで行われた。

Text by Shojiro Kameike

5月7日HEAT50の生田誠戦に続き、江木伸成がコンバット柔術ルールで松本一郎と対戦する。
ここでは江木のチームメイトである森戸新士がインタビュー時に触れていた、江木とのコンバット柔術対策に関するコメントを紹介したい。

「コンバット柔術の試合は今回から判定が無くなったので(時間切れドローとなる)、一本かKOによる決着のみになります。さらに自分が立っていても相手が寝ていて、レフェリーがグラウンド状態とみなせば掌底もOKになり、KO率も高まると思います。ジムではグラジエーターのミドル級王者である藤井章太選手が、グラップリングをやりながら掌底のミットを持つ形で練習しています。相手の松木選手は下からグルグル動くと思いますが、そこに掌底を入れたいですね」

この他、WARDORGウェルター級王者の格闘DREAMERSにも参加していた八木敬志が、中園 優太とライト級で戦う。計量はともに一発でクリアした。
一方、この日は一回目の計量でクリアできなかった選手が続出。そのうち中川皓貴と竹本啓哉、桑本征希は2回目で契約体重をクリアしたが、天草ストロンガー四郎は250オーバーに。
第10試合の天草ストロンガー四郎と島村裕のフェザー級戦は実施されるものの、

  • 天草にイエローカード1枚
  • 島村が勝った時のみ公式記録となり、ドローあるいは天草が勝利した場合はノーコンテスト扱い

という形式で行われることとなった。


■Gladiator018計量結果

<フェザー級/5分2R>
原口央(日本):65.65キロ
中川皓貴(日本):65.85キロ → 65.80キロ

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本):63.55キロ → 63.50キロ
笹晋久(日本):63.10キロ

<フォークスタイルグラップリング72キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本):71.30キロ
河名マスト(日本):71.15キロ

<コンバット柔術バンタム級/10分1R>
松本一郎(日本):59.75キロ
江木伸成(日本):60.00キロ

<フェザー級/5分2R>
天草ストロンガー四郎(日本):66.60キロ → 66.05キロ(250グラムオーバー)
島村裕(日本):65.55キロ

<フェザー級/5分2R>
左海清之(日本):65.60キロ
TATUMI(日本):65.65キロ

<バンタム級/5分2R>
ゆうと(日本):59.80キロ
丸山幹太(日本):60.15キロ

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本):56.00キロ
御代川敏志(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本):69.50キロ
中園優太(日本):69.35キロ

<バンタム級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル):61.15キロ
秋田良隆(日本):61.10キロ

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本):76.80キロ
成田佑希(日本):75.65キロ

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本):65.95キロ → 65.40キロ
入江一輝(日本):65.20キロ

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本):56.40キロ
秋元強真(日本):56.65キロ

<ライト級/5分2R>
後藤丈季(日本):69.85キロ
前田啓伍(日本):69.40キロ

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Gladiator018 MMA MMAPLANET o Progress RIZIN YouTube   パンクラス 中川皓貴 原口央 小島勝志 遠藤来生

【Gladiator018】ノンタイトル戦で原口央と対戦、中川皓貴「僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれ」

【写真】再計量でクリアした中川が原口をフェイスオフ(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日26日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のメインイベント=フェザー級ノンタイトル戦で中川皓貴がフェザー級王者の原口央と対戦する。

会場の空気を盛り上げる神戸reliableの若きエースは、悪夢の連敗からの脱却をRIZIN TRIGGERで果たした。そんな中川にとってチャンピオンとの対決は、ベルトが掛かっていてもなくても同じだけ思いもの。応援してくれるファンのことを一番に考えた試合をすることが、良い動きに通じる中川に試合前の心境を訊いた。


――原口央選手との対戦が迫ってきた中川選手ですが(※取材は6月23日に行われた)、今年1月にグラジエイターで冨田翔市選手に判定負け。昨年6月にパンクラスで遠藤来生選手にキャリア初黒星を喫して以来の再起戦を落としたという状況になっていました。

「遠藤選手との試合は……アレはホンマに練習したことが最初は出せていたけど、緊張していたからか体力の消耗が激しくて。勿体ない試合をしたというか、あそこは簡単に取ってパンクラスのランキングにポンポンと入って、グラジエイターでもベルトを獲ってサクっとフェザー級の上位にいくというプランが全て崩れてしまいました。遠藤選手に負けた時は、だいぶ凹みましたね。あれ以来パンクラスから声が掛からなかったですし、仕事が忙しいせいで……練習もあまりできない時期もあって。

言い訳になっちゃいますけど、冨田選手との試合はほとんど練習ができていなかったです。ちょっとモチベーションが下がっていた時でもあったし、自分がやらないといけないことをやられて……。余計に焦ったのもありました。どう対処したらよいのかって。気持ちが空回りして、だいぶ崩れてしまいましたね」

――しかし日本のMMA界のおかしなところで、2連敗を喫した1カ月後にRIZIN TRIGGERで小島勝志選手との試合が決まりました。結果的には日本一の大会で復活勝利を挙げることができました。

「グラジエイターでの試合が終わって、すぐにオファーがあったんです。でも最初は(reliable田中淳)代表は、僕を出させるつもりはなかったです。冨田戦とかしょうもない試合をして……気持ちが入っていなかったですし。『しょうもない試合をするぐらいなら、出ん方がエェ』って」

――らしい言葉です。

「本当に代表らしくて。あの一言でだいぶ目が覚めました。会場まで来てもらって、お金も払ってくれている人たちがいるのに、ちゃんと盛り上がる試合をしないといけないです。代表はソコを一番大切にしている人なので。僕も気持ちを切り替えることができました。『もうやるしかない』って。怖いとか言うてないで、もう行くしかないっていう気持ちでした。

でも内心はメチャクチャ怖かったです。前の日とか吐きそうなぐらいになっていて、ホテルに泊まっていても神戸に帰りたくて……」

――それまでも、試合前に恐怖を感じていたのでしょうか。

「いえ、これまではなかったです。また負けたら3連敗で、あの大きな舞台で負けたらもう終わりやと思っていましたし。この連敗まで負けたことがなかったから、そういう気持ちになることが理解できていなかったです」

――そこを乗り越えて完全にコントロールして判定勝ちでした。

「あそこで精神的に恐怖心を乗り越えることができたのは大きかったです。吹っ切れたら動きも過去一番っていうぐらい良かったですし。やらなアカンことが全部できました。まだ極めきれていないのが課題ですけど……」

――MMAに対してモチベーションが戻ってきましたか。

「やっぱりRIZINで勝つとチヤホヤされるんで(笑)。ここで頑張らなアカンと思いました」

――それから5カ月ほど試合間隔があいて、今回のGladiatorフェザー級チャンピオンの原口央選手とノンタイトル、2回戦での対戦となりました。

「いあぁ、ちょっと意味不明かなって。向こうはグラジエイター初参戦でタイトルマッチをして。自分は何試合してきたんやって話なんですけど。そこはメッチャ思いました。ただ この試合がタイトルマッチでないのは、前の試合で負けているからということだったので、それはそうです。言い返せないです。

勝っているのにノンタイトルとかだったら、『やりません』って言えますけどね」

――以前も言っていたように、今もグラジのベルトは欲しいのでしょうか。

「そうですね、とりあえず1回は巻いておこうと思っています」

――では原口選手の印象は?

「レスリング主体でテイクダウンと寝技が凄くキチンとしている選手やと思いました」

――「塩試合は塩漬けされる方が悪い」という発言をインタビューでしていました。私は実はその言葉は好きなのですが、現実問題としてreliable勢とは真逆の考えになるかと。

「 それはダサいですよ。チャンピオンらしいことを言えよって。煽りVでもチャンピオンやけど挑戦者のつもりとか言っていましたけど、いやいやいや……。お前、チャンピオンの自覚を持ってチャンピオンらしくしろと言いたいです」

――ではノンタイトルから、タイトル戦という風に考えていますか。

「う~ん別に……何回も試合する必要もないんで。僕に負けたら、サッとベルトを返上してくれれば、と。ノンタイトルだろうが、負けたらベルトを失うぐらいの覚悟で来てくれないと、こっちも戦う意味がないんで。今回は自分らしい動き、RIZINの時以上の動きをして応援してくれる人を盛り上げたいです。それが一番です」

――reliableの選手の試合が終わると、観客席の何割かが記念写真で会場から出て行ってしまうので、今回は最終試合で良かったです。

「アハハハ。今回もたくさん応援にきてくれて、チケットが手に入らない人もいたぐらいで。またRIZIN TRIGGERを狙いつつ――パンクラス、東京には一回はやり返しにいきます。その時がくれば」

――では最後に改めて意気込みの方をよろしくお願いします。

「RIZINの時より成長していると思うので、強くなったところを見てほしいです」


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【Gladiator018】森戸新士とグラップリング戦、河名マスト「5分✖2R、空調の音が聞こえるような試合に」

【写真】こんな攻防も見られないかもしれない……かも (C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018で、河名マストが森戸新士とPROGRESS提供フォークスタイルグラップリング戦で激突する。

グレコのU23世界王者から、MMAに転向し9カ月で5勝1敗の戦績を残し、グラップリングでも1勝を挙げている河名は、海外でのキャリアアップを模索しており、ひょっとすると国内で彼の雄姿を見る機会は今後、あまりないかもしれない。

MMAでなく、グラップリングだから受けたという森戸との一戦だが、グレコ✖柔術の手に汗握る攻防を期待しているファンは肩透かしを食らうかもしれない。だからこそ、一瞬・一瞬が見逃せない試合になる──かも。そんな森戸との試合について、河名に尋ねた。


──3日後にGladiator内Progress提供のフォークスタイルグラップリング戦で森戸新士選手と戦います(※取材は6月23日に行われた)。72キロという契約体重に関しては?

「前日計量ですけど、ほぼ通常体重で減量もなく試合に出ることができます」

──4月のPOUNDSTORMではキャリア6戦目、まだデビューから9カ月ですが、修斗のランク1位である山本健斗デリカット選手に勝利しました。その後、MMAでの照準はどこに当てていたのでしょうか。

「国内である程度の選手は倒せたので、可能であれば海外で試合をしたいという方向性でいました。いましたというか……います」

──では国内でベルトを狙うとかではなく、日本での活動は一区切りすると?

「ハイ。それぐらいの気持ちでいます。できることなら、早く海外で試合をしたいです。簡単ではないのですが、最終的にはUFCでやりたいと思っているので、LFAとかこよみさんと話してBRAVE CFなどで戦ってみたいです。先につながる場所で試合ができればと」

──となると、国内で河名選手の試合を見ることがデキたのはデビュー初年度だけだったのいかもしれないです。

「あぁ……そうかもしれないです」

──先日、Road to UFCが開催され、その松嶋選手や盟友の中村倫也選手が初戦を勝ち抜いています。倫也選手はデビューの日が同じで戦績は倍ありますが。

「さすがに、まだ僕に機会が巡っているタイミングではないと思っているので、自分ごととしては捉えていなかったです。まだ早い、やるべきことはあります」

──ではそのタイミングで組み技の試合のオファーがきて、受けたというのは?

「断る理由はなかったです。これまでハイペースで試合をしてきて、やっぱり試合がある方が練習にも身が入ります。生活も滾るので。MMAは海外で戦いたいのですが、グラップリングだったので即、受けました。試合を受けるのは当然の感覚のようになっていますし」

──ではクラップリングで森戸選手と戦うことに関して、どのように思っていますか。

「本当に戦う機会がある選手とは思っていなかったです。試合を受けてからプログレスの同じルールの試合をチェックすると……、ケージレスリングもちゃんとできて引き込むとしっかりと極める。強い……完成度の高い良い選手ですね」

──ケージで戦うポイント制のグラップリングルール。引き込みはテイクダウンと同様の2Pで、ひっくり返すと2P。立ち上がって離れると、1P挽回というルールに関してはどのように思いますか。

「ケージだと逃げ場がないですよね。危ないシーンで、注意を受けようが場外に出るという手段がとれないので、ケージの存在は僕にとってアドバンテージではないです。ポイントに関しては森戸選手もインタビューで言っていましたけど、レスリングに付き合うことはないでしょうね。付き合っても森戸選手に得はなくて、自分にとってはその方が得だけになるので。

だから引き込んでくることは間違いないでしょうね。そういうことを考えると、引き込まれた時に自分がどう捌くことができるか。言ってみると、そこだけが勝負だと思います」

──プログレスのフォークスタイルグラップリングは、MMAファイター同士だと打撃のないMMA、フォークスタイルレスリングにサブミッションが加わったモノになるかと思います。ただし、レスリング出身のMMAファイターと柔術家が戦うと、まさに接点は河名選手が言われたその一点になるかと。

「ハイ。上を取って優位になるのはMMAだからであって。グラップリングではそうではないです。森戸選手からすれば上を取られていても、関係なくて心理的な余裕があるはずです」

──では河名選手の勝ち方とは?

「僕が勝つとすると、言い方は悪いですけどつまらない試合。森戸選手に何もさせないことです。何か起こると負けだと思っています。如何に極めに入れる状況を創らせないで、捌ききってガードの中に入らない。それが僕の勝利への道です」

──河名選手、ぶっちゃけて言ってしまいます。この試合、グレコMMAファイター✖柔術家の試合として注目を集めていますが、世間一般に言われている良い試合どころか、グラップリングに理解がある人が見ても面白いモノにならない。しょうもない試合を楽しめる人しか、楽しめない。そういうしょうもない試合になると自分は思っています。

「……。そこは自分もめっちゃ思っています(苦笑)。やっぱり、Unrivaledの時もそうなのですが、寝ころがっている相手に対して何もしないでいると、何もしない方が勝ってしまう。そういうルールです。噛み合うようで、噛み合わないです」

──おっしゃる通りかと。この試合が面白くなるのは、少しでも深く森戸選手が密着できるか。付き合わない河名選手にひっつき、ポジションやサブミッションの仕掛けをセットできるのか、その一点のみかと。そうでないと2-0が続くか、森戸選手が立ち上がって2-1に挽回。それからまた、引き込んで2点献上。さらに起き上って1点挽回という悪夢のループに陥る勝負になりそうです。

「そうなんです。2-1をずっと積みかさねていく。そうでないと2-0が続く(笑)」

──やはり、めっちゃしょうもない試合になる(爆)。

「アハハハハハ。如何に仕掛けさせないか。過去2試合で森戸選手は三角絞めと腕十字を極めて勝っています。やはりMMAファイターのサブミッションの防御力って、パウンドがあることが加味されています。打撃なしで下になって押し込まれるのと、殴られる状態になるのでは心理状態が全然に違います。打撃がないから濱村(健)選手も、長田(拓也)選手も極められたと思います。だから、ガードの中に入らないように戦います」

──結果、面白くない試合になると(笑)。

「僕がすべきことはいかに跳ねない試合をするか、です」

──アハハハハ。指導者によっては「プロだから、リスクをおかしても取りに行こう。お客さんを納得させよう」という指示を出すかもしれないです。ただし、八隅さんは全くそんなことはないでしょうね。勝てば良い、と。

「そこも2人で『5分✖2R、空調の音が聞こえるような試合にしよう』と言っています(笑)」

──やはり(笑)。

「同時に僕としてはMMAだったら、森戸選手という日本最強の柔術家の技を体感できることはなかったと思っています。特に練習でなく、試合という緊張感があるなかで触れあうのは違いますし。今後あるかどうかも分からない。森戸選手と肌を合わすことができるのは凄く良い経験、貴重な経験になると思っています」

──ハイ。だからこそ、一瞬でも河名選手の頭が下がったり、おかしなところに手をつく。引き込まれた瞬間に河名選手の足がどの位置にあるのか。そういうポイントが、実はもの凄く楽しみです。

「そうなんです。さっきも言いましたが、危ない場面を創ると、そこはもう手遅れになるので。際の動きが大切で。本当にガードの中に入ると、僕はもう詰んだ状態です。だから、その状態に絶対に入られないよう気を強く持つ必要があります。ヤバくなる前に逃げる。どれだけ5分2Rの間にそうできるか。この試合に向けての練習も、練習相手のことを考えないで自分のことを考えると、近づかないという動きに終始します。練習相手の人に申し訳ないなって思いながらやっています」

──ケージで良かったです。河名選手が最初に言われたように、マットよりも逃げる場所がないので。と同時にUnrivaledの村山大介選手との試合では、強烈なウィザー……オーバーフックで動きを制していました。あそこも実は不思議で。グレコはアンダーフックを取らせない争いが続くレスリングだと思うのですが、あの試合では言うと簡単に取らせていました。

「スタンドだと差されると、互いが立っているのでマット際に押し込まれる危険性が出てきます。だから、差させないように戦います。でもグラップリングで、背中をつけた相手が差してきても自分の後ろは天井まで空間が広がっているので危なくないです。天井まで押し込まれることは絶対にないですから」

──あっ、ではケージがあるからスタンドでは差させないということですね。一つ、楽しみが増えました。そんな森戸選手との一戦、見てくれるファンにどこを楽しんで欲しいでしょうか(笑)。

「う~ん、多分レスリングの場面、寝技の場面というより際ですね。レスリングは完全に僕が有利で、寝技は完全に森戸選手が有利です。その完全に有利なゾーンに入る際──倒れ際、立ち上がり際の一瞬、一瞬を見逃さないで見て欲しいです」

──そして、この試合が終わると海外のMMAへ舵を切ると。

「ハイ。早く良い話が発表できるようになりたいです」


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【Gladiator018】中川皓貴と対戦、フェザー級チャンプ原口央「塩って、塩漬けにされるほうが悪い」

【写真】VTJのケージでGladiatorのベルトを披露した(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪府豊中市の176Boxで開催されるGladiator018のメインイベントで、ノンタイトル戦ながらフェザー級王者の原口央が中川皓貴を迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

昨年9月、MIKEとの再戦でTKO勝ちを収めてフェザー級のベルトを腰に巻いた原口。その後、VTJやRIZIN出場を経て再びグラジエイターのケージに入ることとなった。レスリングのベースを生かしたノンストップファイトが持ち味の原口が、次の中川戦とその先を見据えた、理想のファイトスタイルについて語った。


――5月5日にRIZINで関鉄矢選手と対戦してから2カ月弱の間隔で今回、中川戦を迎えます。この試合のオファーが来たのは、いつ頃だったのでしょうか。

「RIZINの試合が終わってすぐ、だったと思います。プロデビュー当時は2カ月ぐらいで試合をしたこともあったので、特に問題はないです」

――前回の試合直後にオファーを受けて、それに応じたということは試合のダメージもなかったのですか。

「いえ、ダメージは結構あって……(苦笑)」

――えっ、それでもオファーを受けたのですか。

「関選手に結構ヒジで削られたので、試合後も顔がボコボコに腫れていましたね。でもグラジの試合がある頃には、そのダメージも抜けているだろうなっていうイメージでした(笑)。だから2週間ぐらい休んで、様子を見ながら練習を再開しました」

――その状態から2カ月弱が経ち、現在のコンディションはいかがでしょうか。

「特に大きな怪我もなく、調子は良いですね」

――原口選手は昨年9月、MIKE選手を下してグラジエイターのフェザー級王座を獲得しました。初めてMMAのベルトを巻き、そのあと何か変化はありましたか。

「やっぱりベルトを獲ってからは、VTJで宇野薫選手と対戦させてもらったり、RIZINのような大きな舞台で試合をすることもできました。チャンピオンになった分、注目してもらえているのかなと思います。関選手との試合は負けましたけど、相手もZSTのチャンピオンでRIZINでも1勝1敗という戦績でした。そうやって国内で活躍している選手と対戦しても、それほど差はないんじゃないかと感じていますね」

――原口選手がリングで試合をしたのは、2020年10月のDEEP浜松大会(拓MAXに判定勝ち)以来でした。リングとケージの違いというのは……。

「改めて思ったのは、僕はケージのほうが好きですね。組んで押し込んでも……RIZINだと横のロープだけではなく、縦のロープもあるじゃないですか。ロープ際でクラッチすると、その縦のロープを巻き込んでしまって。こういうこともあるのかって勉強になりました」

――一方、技術面や練習面では何か変化があれば教えてください。

「今まで取り入れていなかった、フィジカルトレーニングやウェイトトレも増やして、結構パワーがついてきたと思います」

――そうなると減量がキツくなったりはしていないですか。

「いえ、もともと僕はそんなに体重を落としていないんですよ。明日が計量と言われても大丈夫ですし、今から2時間後に計量と言われてもフェザー級はクリアできます」

――そうだったのですね。通常体重がフェザー級に近いのであれば、バンタム級やフライ級に落とそうとは考えたことはないですか。

「ZSTの直斗戦(2020年1月に一本負け)は、バンタム級を見越して63キロ契約で試合をしました。そこまで落とすと体調を崩してしまって、バンタム級は無理だけど、ナチュラルでフェザー級のほうが自分の力を出せるかなと思いました。その後フェザー級に戻してからは、減量がない分ずっと動いていられます。僕の直近の試合を観てもらえれば分かると思うんですけど、試合中はずっと動いているので」

――その一方で、MMAファイターとして自分には何が足りないと思いますか。

「僕のファイトスタイルは、レスリング出身なのでテイクダウンは取れるんですが、その後の極め力が足りないですね。今まで一回もサブミッションで勝ったことがないので……。判定が多いので、極めるところで極める力が必要だと思っています」

――宇野戦後も反省しきりだったそうですが、それでもグラウンドコントロールで上回り、しっかり判定をものにすることもMMAではないでしょうか。

「僕は判定でも勝てれば良いと考えています。極めることができるほうがいいかもしれないですけど、僕にとってはこのMMAが仕事であり、負けたら意味がないので。勝たないと次のオファーが来るかどうかは分からないですから。それが……宇野選手との試合は、メチャクチャ叩かれましたね(苦笑)」

――宇野戦で叩かれた、とは?

「ABEMA TVの試合中のチャットを見ると、『メチャクチャつまらない』とか塩呼ばわりされていたんですけど……うるせぇよ、としか思わなかったです(笑)」

――アハハハ。実際のところ、原口選手は終始グラウンドコントロールで動き続けていましたからね。

「よく塩って言われますけど、試合では塩漬けにされるほうが悪いと思いますよね。ただ、宇野選手との試合は別の気持ちもありました。いろんな人から『なぜ打撃で行かないの? 打撃で行けたでしょう』と言われて……そうじゃないんです。僕は小さい頃に宇野選手の試合を見て、MMAをやりたいと思ったんですよ。そんな憧れの選手との試合では、相手の土俵で戦って勝ちたかった。だからグラウンド勝負に行って」

――……。

「グラウンドで、宇野逃げを体験してみたかったですし」

――それは完全にファン目線ですね。

「そういう気持ちもありました(笑)。とにかく試合ではRNCを仕掛けたり、一本を取りに行っていたんです。宇野選手から一本を取って初めて自分の勝ちだと思って。MMAファイターとしても、グラウンドが得意な選手に組んで勝たないと次はないと思っていました。

そこで勝って次はRIZINに呼んでもらえました。関戦では試合前から『打撃×寝技』みたいな見方があったんです。僕もRIZIN初参戦ですし、そこで原口央のファイトスタイルを見てもらいたくて、しつこくドロドロの試合をしようと思っていました」

<この項、続く


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