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【DEEP OSAKA IMPACT2024#01】MANAと対戦、ストライカー栗山葵「攻めるためのレスリングも」

【写真】人柄とMMAの姿勢が伝わってくるかのような笑顔。次はヒョウ柄もお願いしますっ!!(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01で、栗山葵がMANAと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

栗山は2022年からスタートしたDEEP JEWELSのフライ級トーナメントでは中井りんに敗れ、ベルトに届かなかった。しかし2022年以降の敗戦は中井戦のみで、現在は2試合連続KO中だ。その栗山に、明らかに変わってきたファイトスタイルと、所属するスモーカージムの変化について訊いた。


――栗山選手といえば、どうしてもタトゥーとヤンチャ時代のお話が多いですね。

「アハハハ、どうしても多くはなってしまいますね。私もそれで売っていきたい、というわけじゃないんですけど(苦笑)」

――確かにタトゥーは目立ちますが、そのために苦労も多いだろうとは思います。

「一番はお風呂ですね。私はお風呂が大好きなんですけど、やっぱり入れない銭湯は多くて。入れたとしても、他の人の視線は強いです。あとは冠婚葬祭の時に隠し切れないと困るとか――私としては『しゃあないわ!』と思っていますね。自分が選んだことですし」

――栗山選手が格闘技を始めたのは25歳の時で、その頃にもうお仕事にも就いていたのですよね。

「はい。建築の仕事に就いたのは17歳の時でした。2年生の時に高校を辞めていて」

――17歳から今まで現場のお仕事をされていると、管理職も経験しているのではないでしょうか。

「職長(※建設現場における責任者)もやっていました。ただ、本気でMMAに取り組むために、ここ1~2年はあまり現場には出ていなくて。

2021年2月、杉山しずかさんに負けたじゃないですか。あの試合はMMAを始めて1年ぐらいで、ホンマに悔しかったんですよ。MMAのことを何も知らずに、恥ずかしい負け方をして。もっともっとMMAをやりこまなアカンと思いました。私も当時26歳で、MMAとの向き合い方を考えるなら、これが最後のチャンスや――と」

――杉山戦の前と後では、どのような点が一番大きく異なりますか。

「気持ちの面は変わっていないです。やっぱりMMAの知識や技術の面では違いますよね。今5~6年MMAをやってきて、ようやく分かることもあるじゃないですか。『あの時あのレベルで、よう試合に出ていたな』とか思ったり(苦笑)」

――もともとサッカーをやっていた栗山選手がMMAでは立ち技主体のスタイルを選択した。それは所属するスモーカージムのスタイルも関係しているでしょう。ただ、その場合「盛り上げるために立ち技で、打撃で試合をする」と考えるファイターも少なくないです。

「はい、そうですね」

――一方でスモーカージムの場合は意識が変わってきたと思います。試合でテイクダウンされると、応援団から「立て! 立て!」と声が掛かる。その中には「お前は立たな勝たれへんぞ!」という声が混ざっていました。

「そのとおりです。勝つために、打撃で倒すために――その気持ちは同じやと思います」

――そのためにジムの練習もスタンドが中心となるのですか。

「2年前ぐらい前までは、練習もスパーリング中心でした。3~4時間ずっとスパーリングしているような……。その練習が変わっていったのは、(萩原)京平君がRIZINに出始めてからです。『もっと組みの練習をせな勝たれへん』って、チーム全体で組みの練習に取り組むようになりました。壁際の攻防はもちろん、寝かされてもすぐに立てるように」

――それはジムに組みの指導者を招くようになったのでしょうか。それとも出稽古ですか。

「私の場合は、まず出稽古でした。関西のジムもそうですし、東京でも練習させてもらっています。京平君も岸本泰昭さんに教わったり、その内容をスモーカージムに持ち帰って確認していますね。私はカルペディエム芦屋のプロ練習に参加させもらい、そこで知り合ったパンクラス稲垣組の北方大地さんにも、レスリングを教わるようになりました」

――カルペディエム芦屋のプロ練習に参加しているのですか。他に女性はいますか。

「サダエ・マヌーフさんが来てはるぐらいで、基本的に男の人ばかりですね。東京だと同じぐらいの体格の女子選手も多いじゃないですか。今の自分がどれくらい通用するのか確認するために、東京でも練習させてもらっています。

レスリングの練習をしていて、打撃面についても気づくことがありました。組まれた時にテイクダウンのディフェンスをする。でも、その時点ですでに後手に回っているわけですよね。それはディフェンスのことだけを考える状態になっていて。もちろんディフェンスしたあとに打撃を当てることがベストやけど、守るためのレスリングばかりを考えていてはアカンって思うようになったんです。攻めるためのレスリングも学ばないといけないっていう自覚も生まれてきて」

――確かにスモーカージムの選手の試合も変わってきたと思います。ケージに押し込まれた選手が差し返して、逆に投げを打つ場面もあります。しかし仰る通り、まずケージに押し込まれないために何をするべきか。栗山選手の場合は圧倒的に蹴りの数が増え、まず蹴りで相手を下がらせてからパンチを当てるようになりました。

「最近それをメッチャ言われるんですよ。戦い方を考えるようになったのは、去年2月に中井りん選手に負けてからですね。以前は打撃に自信があったとしても、組まれるのが怖いから後ろ重心というか……構えも腰が引けていて。だから弱いパンチしか当てることができませんでした。でもレスリングを教わることで組みにも自信がついて、より前に出ることができるようになったとは思います」

――大阪でもスコーピオンジムで女子選手が集まって練習するようになりました。

「スコーピオンジムは毎週土日に女子練習会が行われています。今は私もテイクダウンディフェンス、倒されないことを重点的に練習していますけど、これからはシフトチェンジも必要になってくるとは思うんですね。先ほども言ったとおり倒されないだけでなく、寝かされても立ち上がること。あるいは寝技の攻防をしながら立ち上がること、ですね。ただただ寝技の攻防を嫌がっていては勝てないと思うので。

たとえば須田萌里ちゃんと練習していたら、私のほうが体格も大きいし、力だけで抑え込めるかもしれないです。でも、それじゃダメなんですよね。彼女の柔術の技術は高い。だから彼女の技に対して、私も技で対応しないと練習にならないじゃないですか」

――確かに、そのとおりです。

「カルペディエムでも、背中を着かされてから立ち上がる練習もしています。最初に岩﨑(正寛カルペディエム芦屋代表)さんから言われたのは、『まずは何回も繰り返して練習すること。そうしないと寝技は身に付かない』と。それからずっと打ち込みから続けていて。

それでスモーカージムの練習も変わってきました。スパーは出稽古先でやらせてもらう。ジムでは打撃もミット、組み技も打ち込みが中心になって。そういうことがホンマに大事なんやなって思うようになりましたね」

――さらにスモーカージムの選手の場合は、1Rに押されていてもインターバル中に、松山誠代表に気合いを入れられて2Rから復活するという。

「アハハハ! (桑本)征希は特にそういうタイプですね。インターバルのあとは明らかに動きが違う(笑)。他の選手もそうですし、やっぱりジムのファミリー感であり、信頼感があると思います」

――なるほど。次はMANA選手という、まさに今スモーカージムで取り組んでいることを証明するための試合は組まれました。

「MANA選手が柔道出身で、まず組んでくる選手ですからね。それは今までの試合も同じなので、MANA選手対策というよりは自分のレベルアップのほうが重要だと思っています。柔道ベースの選手対策は、前回の齊藤百瑚戦からやっていて――BLOWSにも出稽古に行かせてもらっているんですよ。そこで柔道出身の方に『ここはこうしたら、相手はこう来る』みたいなことを教わって、シチュエーションスパーもやらせてもらっています。

DEEPジュエルスのフライ級トーナメントでは中井りん選手に負けて、ベルトには届きませんでした。あの時よりも強くなっている実感があるんです。それだけの練習をさせてもらっていると思うので。今大会のメインで試合をするDEEPジュエルス王者の松田亜莉紗さんをはじめ、大島沙緒里さん、本野美樹さんなど同年代の選手が活躍しているなかで、私も早く追いつきたいです」

■視聴方法(予定)
3月17日(日)
午後2時00分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、ツイキャス

■DEEP OSAKA IMPACT2024#01対戦カード

<女子フライ級/アマチュアSPルール 3分2R>
山口恵(日本)
中本飛鳥(日本)

<女子54キロ契約/アマチュアSルール 3分2R >
橋本葵(日本)
高橋沙羅(日本)

<女子アトム級/アマチュアSルール 3分2R>
セアリ(日本)
SAAYA(日本)

<ライト級/アマチュアSルール 3分2R>
中尾天丸(日本)
萩野王昇(日本)

<フライ級/5分2R>
綿谷誠(日本)
上谷章(日本)

<フェザー級/5分2R>
延命そら(日本)
藤田宇宙(日本)

<フライ級/5分2R>
井上暉也(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分2R>
江田塾長こうすけ(日本)
千種純平(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中壱季(日本)
キャプテン禎(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
松田亜莉紗(日本)
マドンナ・ザ・ロケット(タイ)

<女子フライ級/5分2R>
栗山葵(日本)
MANA(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
銀グラップリングシュートボクサーズ(日本)

<ウェルター級/5分2R>
鈴木琢仁(日本)
角野晃平(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田直毅(日本)
MG眞介(日本)

<バンタム級/5分2R>
内山拓真(日本)
山﨑鼓大(日本)

<メガトン級/5分2R>
ステファン“スマッシュ”(フランス)
竹内龍吾(日本)

<女子45.5キロ契約/5分2R>
古林礼名(日本)
上瀬あかり(日本)

<女子ミクロ級/5分2R>
ジャカ季美香(日本)
こゆき(日本)

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DEEP DEEP Osaka Impact2023#03 MG眞介 MMA MMAPLANET o キック 山﨑鼓大

【DEEP Osaka Impact2023#03】山﨑の打撃を受けるも、MGが気迫のテイクダウンからRNC葬

【写真】やや山﨑が優勢の展開で、MGが気迫のフィニッシュ(C)SHOJIRO KAMEIKE

<バンタム級/5分2R>
MG眞介(日本)
Def.2R3分34秒 by RNC
山﨑鼓大(日本)

サウスポーの山﨑が右腕を伸ばしてから左ミドルハイを放つ。MGも左で距離を測り、右ハイへ。山﨑は右サイドキックを繰り出すと、左のガードを固めて右手を伸ばす。MGは左関節蹴り、左サイドキックを見せながら距離を詰めていくも、山﨑が左ミドルと左ストレートでMGを下がらせた。ケージ中央に戻り、山﨑が左ハイ、左ロー、左ハイと蹴りを散らす。しかし残り2分でMGが右ストレートで山﨑の動きを止めると、右ハイ、右ストレート、左フックと追撃する。

山﨑はダブルレッグで組みつき、崩されるがボディロックでドライブしながらテイクダウンを奪ったハーフガードのMGに対し、左ヒジを連打する山﨑。MGはケージまで下がり、立ち上がる。ここで左腕を差し上げたMGが押し返すも、山﨑は差し返してケージに押し込む。残り30秒でMGが離れると、終盤に山﨑がパンチから左ひざを突き上げた。

最終回、山﨑の左ローにMGが右ストレートを合わせる。距離を取って前蹴りとローを打ち込む山崎が、さらに二段蹴りを繰り出した。MGが左右のパンチで山﨑にケージを背負わせると、山﨑が組みにいくがスクランブルから引き込んだ。セコンドの指示通り、すぐに立ち上がる山﨑。MGは右ストレートで山﨑のアゴを跳ね上げる。

MGが左右ローとミドルを散らし、山﨑の左をかわしてシングルレッグで組みついた。ケージ際からボディロックでグラウンドに持ち込んだMGは、パスしてサイドへ。アメリカーナを狙うも極められずマウント、さらにバックマウントを奪取する。パンチを連打し、左腕を山﨑の首に回したMGがRNCを極めた。


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DEEP DEEP Osaka Impact2023#03 MG眞介 MMA MMAPLANET o RIZIN UFC キシシ コナー・マクレガー マイケル・チャンドラー ライカ 三村亘 上荷大夢 八尋大輝 前薗渓 古林礼名 古根川充 山﨑鼓大 桑本征希 海外 濱口奏琉 瀧口脩生 牧野滉風 風我 飴山聖也

【DEEP Osaka Impact2023#03】5連勝を賭けた桑本征希戦へ、前薗渓─02─「まだ本当のMMAを知らん」

【写真】自信を実績に変えることができるか。前薗のキャリアに注目だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催される「DEEP Osaka Impact2023#03」で、桑本征希と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

MMAを始めてアマチュアも含めて全勝中の前薗は、現在24歳。そのテイクダウンとグラウンドコントロールを武器に、前回のDEEP大阪大会では4連勝中の瀧口脩生を肩固めで下した。DEEP大阪大会でも目立つ存在となった前薗に、次の試合と今後の目標について訊くと——時おり自信のある笑顔を浮かべていた。

<前薗渓インタビューPart.1はコチラ


――たとえばDEEP東京大会で「序盤」「中盤」「終盤」「メイン」と選手の層を分けた場合、今はどの層まで勝てると思いますか。

「う~ん、今の自分のレベルなら『中盤』かなって思います」

――前薗選手は今までMMAの打撃という面では証明できていない面もあるかもしれません。ただ、組み技が柔道でもレスリングでもなくMMAの組み技として成立しているように感じます。

「そこは意識しています。まず高校から大学に進学して、柔道からレスリングへと競技を変える時に、メチャクチャ試行錯誤しました。それは今も同じで、やっぱり柔道やレスリングからMMAに変わる時から、ずっと考え続けています。

でも、今はまだ感覚でやっているところも多いですね。試合の中で自分がどう組んでいるかというのも、記憶がないところもあって。それこそ東京でも大阪でも打撃が強い上位の選手を相手にどう組むのか、って考えると危ない部分もあるとは思います」

——特にMMAにおいて、ケージを使う攻防を意識してはいませんか。

「はい。僕はレスリングでグレコやったんで、フリースタイルのような綺麗に相手の足を刈るようなテイクダウンは苦手なんです(苦手)。まず相手の懐に飛び込んだら、ドドドッってケージまで持って行く。ケージに押し込めば、そこからはグレコの良さを生かせると思うので。そうしたケージの使い方というのは考えています」

――国内でも海外でも構いませんが、憧れのMMAファイターはいますか。

「MMAを始めるキッカケになったのは、エンターテイナーという部分でコナー・マクレガーです。格闘家として——アスリートとして憧れるのはマイケル・チャンドラーですね」

――もしマクレガーとチャンドラーが対戦していたら……。

「そうなるとヤバかったですね。『どっちを応援したほうが良いんだろう?』って(笑)」

――アハハハ。

「チャンドラーについては、体がガッチリしているじゃないですか。僕は体を鍛えるのも好きで。ライト級でそれほど身長は高くないけど、本来はレスリングをやっていてテイクダウンも強い。チャンドラーのファイトスタイルを参考にすることはあります」

——ではMMAをやるうえでの目標は、どこに置いているのでしょうか。

「ずっとRIZINに出るのを目標にしています。またRIZIN大阪大会があれば、ぜひ呼んでほしいという気持ちはありますね」

——今までRIZIN大阪大会の出場メンバーを見て、自分のほうが強いと思うことはありましたか。

「はい。もちろん全員ではないけど……。『自分のほうが——』と思うことは、たまにあります。それよりも早く今の自分のポジションから飛び出したい、という気持ちが強いですね。まずDEEPの東京大会を荒しに行きたいです」

——マクレガーやチャンドラーが戦っているUFCへ、と考えたことはないですか。

「そこまでは考えたことがないですね。何か現実味がなくて……。僕、まだMMAの試合で良いパンチをもらったことがないんですよ。だから正直言って、自分でも『まだ本当のMMAを知らん』と思っています。一回良いのを食らったら、『まぁこんなものか』となるかもしれないけど(苦笑)、とにかくホンマのMMAを知らんような気はしています」

——要は、マトモに打撃をもらうまえに倒しているということですね。

「まぁ、そういうことです(笑)」

——次に対戦する桑本征希選手は、関西でもストライカーに属します。その桑本選手の打撃で本当のMMAが……。いや、やめておきます。

「え、何ですか?」

——次の相手には打撃をもらわない、という顔をしていますよ。

「アハハハ、そうですか。まぁ、いつもどおり戦えば問題ないと思います。僕の中では前回、瀧口脩生選手に勝てた(7月、肩絞めで勝利)ことが凄く自信になっています」

——ちなみに東京在住の選手のほうが、東京大会に出やすいかもしれません。そのために泉佐野を離れ、関東でMMAをやろうとは思わなかったですか。

「そう考えたことはあります。でも今のところ、どこにも引っ越すつもりはないですね。やっぱり泉佐野が好きなので」

——泉佐野のどんなところが好きですか。

「住んでいる人たちの人柄——でしょうか(笑)。良い感じに発展していて、だけど都心ほど疲れる環境でもなく。別に買い物にも困らない場所なんですよ」

——泉佐野のご紹介、ありがとうございます。今、練習場所はこの吉田道場のみですか。

「基本はこのジムで、土曜日はたまに母校の大阪体育大学レスリング部で練習させてもらっています。おかげで組みについては、MMAでも問題なくやってこられていると思います。そういえば今回の大阪大会で、もともとメインで風我選手と対戦する予定やった濱口奏琉がおるじゃないですか。濱口は大学の後輩で、今もよく練習するんですよ」

——……という話を持ち出したことは、『コイツはメインに出るけど、実力は自分のほうが上なんだよなぁ』と思っているわけですね。

「いやいや、そんなことは——カワイイ後輩ですから(笑)」

——今、明らかにそういう顔をしていました(笑)。では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「次の試合も、いつもどおりやって、戦績も5連勝にします。DEEP東京大会やRIZIN大阪大会に出られるよう、煌びやかなアピールできる試合をします!」

■DEEP Osaka Impact2023#03視聴方法(予定)
11月26日(日)
午後1時~ツイキャスPPV

<フェザー級/5分2R>
秋田良隆(日本)
藤田宇宙(日本)

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎(日本)
森田敢流(日本)

<バンタム級/5分2R>
関本龍翔(日本)
田中壱季(日本)

<バンタム級/5分2R>
キシシ(日本)
キャプテン禎(日本)

<フライ級/5分2R>
マルザヘンペーソク(日本)
飴山聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
上谷章(日本)

<バンタム級/5分2R>
井上暉也(日本)
千種純平(日本)

<フェザー級/5分3R>
三村亘(日本)
古根川充(日本)

<バンタム級/5分2R>
MG眞介(日本)
山﨑鼓大(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
牧野滉風(日本)

<フェザー級/5分2R>
前薗渓(日本)
桑本征希(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古林礼名(日本)
永易加代(日本)

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢(日本)
八尋大輝(日本)

<ウェルター級/5分2R>
小林裕(日本)
角野晃平(日本)

<ライト級/5分2R>
泉彰洋(日本)
大野“虎眼”賢良(日本)

<アマチュアルール 49キロ/3分2R>
セアリ(日本)
SAAYA(日本)

<マチュアルール 58キロ/3分2R>
サナエ(日本)
山口恵(日本)

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【DEEP Osaka Impact2023#03】無敗の大阪在住ファイター、前薗渓─01─「このまま終わるのは嫌やった」

【写真】まだ24歳。テイクダウンとコントロールはDEEP大阪大会出場メンバーの中でトップクラスの前薗だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催される「DEEP Osaka Impact2023#03」で、前薗渓が桑本征希と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

前薗が所属する「格闘技 吉田道場」があるのは大阪府の南部にある街、泉佐野市だ。泉佐野市は和歌山市とも隣接しており、沖合には関西国際空港もあるため交通の要所ともいえる。
道場名から東京で吉田秀彦氏が立ち上げた吉田道場と混同されることもあるが関連性はなく、創立から22年以上が経つなど、その歴史は古い。吉田元貴代表がパンクラスでレフェリーを務めており、主宰する吉田道場も「パンクラス認可ジム」としても活動している。その吉田道場でMMAキャリアをスタートさせ、プロデビュー以降4連勝中の前薗に初インタビューを行った。


――今回は泉佐野市にある道場にお伺いしました。前薗選手は、生まれも育ちもこの泉佐野市なのですか。

「そうですね。ずっと泉佐野です」

――まずは、どのような経緯で格闘技を始めたのか教えてください。

「小学校5年の時に柔道の町道場に通うようになって。高校まで柔道で行かせてもらい、大学からレスリングを始めました」

――柔道の前は何かスポーツをやっていたのでしょうか。
「いえ、何もやっていなかったです」

――何もスポーツをやっていなかった状態から、なぜ小学5年生から柔道を始めたのでしょうか。

「ちょうど小5ぐらいから太り始めたんです(笑)。ダイエット目的で何か運動をしたくて、友達がやっていた柔道を選びました」

――中学に入り、町道場から部活動へ? 中高の実績を教えていただけますか。

「はい。中学は個人なら地区大会(泉南地区)からで優勝していて、団体も大阪府で3位になる学校でした。高校時代は大阪府でベスト8になっています」

――それだけの実績を誇りながら、なぜ大学からレスリングに転向したのでしょうか。

「自分の中では—―本当やったら全国大会に出ているイメージで、そこまでのレベルであれば大学でも柔道を続けていたと思います。でも想像していたような結果と違ったし、自分自身に対して納得できない負け方もあって」

――その後、大阪体育大学に進み、レスリング部に入っていますよね。大阪体育大学も柔道で進学したわけではなかったのですか。

「かといってレスリングで進学したわけでもなく(苦笑)。高校まで浪商学園(大阪体育大学浪商高校)やったんで、内部進学でした。あと当時の担任が浪商学園のレスリング部の顧問だったり、柔道を教わっていた先生も以前レスリングをやっていたりと、いろいろとレスリングの繋がりがあったんです。そういった先生たちにレスリング部を薦めてくれて。大学進学が決まってからレスリング部を選んだ、という感じです」

――内部進学とはいえ、体育大学に進むということはスポーツ関連の仕事や体育教師になりたいといった気持ちはあったのですか。

「いえいえ、そんな……ただの甘えです。『そのまま進学できるから良いかっ』みたいな感じで(苦笑)。ただ、教員免許を取ろうとは考えていました」

――なるほど。大学レスリングでは2020年の西日本学生選手権で、グレコローマン67キロ級を制しています。小5から高3まで8年ほど柔道をやっていて、大学から全く別競技であるレスリングを始めることに対して気持ちの整理はついていたのですか。

「正直、最初は複雑でした。柔道で実績を残せなかったからレスリングを始めた——『柔道から逃げた』と思われるんちゃうかな、って。実際にそういうことを言われたわけではないけど、僕の気持ちとしては『逃げた』と思われるのが嫌で。レスリングを始めるなら、ホンマにレスリングで結果を残さなアカンと思っていました」

――ただ、大学からレスリングを始めて西日本学生選手権で優勝するというのは、スピードとしては速いのではないですか。

「たまに大学から始めて西日本学生で優勝する選手はいるみたいですけど、僕は3回生の時に優勝したので若干早いほうだと思います」

――レスリングを始めた当初からグレコをやっていたのでしょうか。

「いえ、最初の試合はフリースタイルで——瞬殺されました(苦笑)。その大会でグレコも見ていて、グレコのダイナミックな投げ技を知って『先生、グレコをやってみたいです』と伝えました。先生からも『そうやな。グレコには柔道出身で強い選手がたくさんおる』と言われて」

――前薗選手は現在24歳ですよね。この吉田道場でMMAを始めたのは、いつ頃なのですか。

吉田道場内に掲げられているパンクラスのロゴ(C)SHOJIRO KAMEIKE

「大学4回生の時なので、22歳の時です。吉田道場に入ってから1年ぐらい経った頃にアマチュアの試合に出て、2022年にプロデビューしました。大学時代に就職活動をしていて、『せっかくの人生なのに、このまま終わっていくのは何か嫌やな……』と思ったんですよ。でも安定志向もあるから、何か仕事をしつつ格闘技で夢を掴みたいなって。今は正社員として働きながらMMAをやっています」

――教員免許は取得しなかったのですね。

「教育実習に行った時、『あんまり教えるのは向いていないな』と思いました(苦笑)」

――ちなみにアマチュアMMA時代の戦績というのは……。

「7戦して全て勝っています」

――そこからプロで4連勝し、フューチャーキングトーナメントでも優勝しているということは、MMAを始めて負けたことがないのですね。しかしプロの試合は大阪大会のみで、東京の大会に呼ばれていないのが不思議ではあります。

「そうですね。だから……なぜ東京の大会に呼ばれないのかな、という気持ちはあります。同じフューチャーキングで優勝した中務太陽選手は、次の東京大会(12月10日、DEEP Tokyo Impact2023#07)のポスターでド真ん中にいるじゃないですか。僕は今の時点でも、そんじょそこらの選手には負けない自信があります」

<この項、続く>

■DEEP Osaka Impact2023#03視聴方法(予定)
11月26日(日)
午後1時~ツイキャスPPV

<フェザー級/5分2R>
秋田良隆(日本)
藤田宇宙(日本)

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎(日本)
森田敢流(日本)

<バンタム級/5分2R>
関本龍翔(日本)
田中壱季(日本)

<バンタム級/5分2R>
キシシ(日本)
キャプテン禎(日本)

<フライ級/5分2R>
マルザヘンペーソク(日本)
飴山聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
上谷章(日本)

<バンタム級/5分2R>
井上暉也(日本)
千種純平(日本)

<フェザー級/5分3R>
三村亘(日本)
古根川充(日本)

<バンタム級/5分2R>
MG眞介(日本)
山﨑鼓大(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
牧野滉風(日本)

<フェザー級/5分2R>
前薗渓(日本)
桑本征希(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古林礼名(日本)
永易加代(日本)

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢(日本)
八尋大輝(日本)

<ウェルター級/5分2R>
小林裕(日本)
角野晃平(日本)

<ライト級/5分2R>
泉彰洋(日本)
大野“虎眼”賢良(日本)

<アマチュアルール 49キロ/3分2R>
セアリ(日本)
SAAYA(日本)

<マチュアルール 58キロ/3分2R>
サナエ(日本)
山口恵(日本)

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DEEP DEEP OSAKA IMPACT2023#02 MMA MMAPLANET o 上荷大夢 中本龍平 八尋大輝 古瀬美月 山﨑鼓大 松場貴志 松岡ハヤト 松田亜莉紗 濱口奏琉 瀧口脩生 牧野滉風 谷岡祐樹 飴山聖也

【DEEP OSAKA IMPACT2023#02】松岡ハヤト戦へ、松場貴志─02─「メインディッシュにふさわしい試合を」

【写真】このノリから試合になると変わる。やはりファイターだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2023#02のメインで、松岡ハヤトと対戦する松場貴志のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

これまで試合によってムラがあったという松場。インタビューでも答えにムラがないわけではない。話が進むにつて、相変わらずの松場ワールドが展開される。とはいえ初のメイン出場は本当に嬉しそうな松場の、次の試合へのムラムラ具合をお届けしたい。

<松場貴志インタビューPart.01はコチラから>


――リングアナウンサーさんの話はさておき、次の対戦相手である松岡ハヤト選手の印象を教えてください。

「ちゃんと研究していますよ」

――ですから、研究した結果を……。

「試合映像から研究して、キングジム神戸の小西さんとはハンバーグをこねるように対策を練ってきました。パラエストラ加古川の堂垣さんとは、つみれをこねるように作戦を練ってきましたよ」

――ハンバーグとつみれで、こね方がどう違うのか教えていただけますか。

「ハンバーグはいろいろと入れなきゃいけないんです。臭みを消すために。つみれは--どうなんだろう?」

――間違いなくハンバーグ、つみれを両方ともつくったことがなさそうですね。

「アハハハ」

――キングジムとパラエストラ加古川で練習している内容は異なるのでしょうか。

「どのジムでも練習している内容は変わらないと思います。大切なのは、チームメイトやセコンド陣とのコミュニケーションじゃないですか。どれだけ細かいコミュニケーションを取れているかであって」

――「そろそろ試合のムラがなくなりそう」と仰っていましたが、今はそれだけチームメイトやセコンド陣とコミュニケーションを取ることができている証ではないですか。

「そうですね。パラエストラ加古川に移籍した頃は、少しだけど緊張していたかもしれないです。でも、それよりワクワクしているほうが大きくて。楽しい環境だからこそ、今もしっかりとコミュニケーションが取れているんだと思います」

――ジム移籍とDEEP出場が重なりながら、大阪大会のメインまで昇りつめました。

「本当にありがたいことです。これからも大阪大会でメインに出続けることになれば、あのリングアナウンスを受けることができるんですねぇ」

――その話は、もう大丈夫です(苦笑)。

「こんな他の団体から来た僕をメインで使ってくれるなんて、DEEPに対して愛しかないですよ」

――急に真面目モードになっても困りますが、今後DEEPではどのような展開を考えていますか。やはりDEEPフライ級のベルトを目指すのでしょうか。

「今後のことはまだ分からないですけど……、いま考えているのは、とりあえず自分の武器を磨くことだけですね」

――では次の松岡戦は、どのような試合を見せて勝ちたいですか。

「これは相手どうこうではなく、自分の問題で。あとは大阪大会のメインということもあるので、コース料理のメインディッシュのような試合をしたいです。例えるなら――」

――例えるのですね(苦笑)。

「僕が学生の頃、部活で疲れて帰宅すると、晩ごはんがイワシフライと大根の煮物だったんです。僕は肉が食べたいのに――それこそ牛肉なんか出たことがなくて」

――……。

「そんなおかずでは、白ごはんが進むわけがないんです。お母さんには申し訳ないけど、僕は分厚いステーキを想像しながら唾液を出して、その唾液で白ごはんを食べていました。今回の大阪大会に来てくれる人たちには、そんな想いをさせたくない」

――その例えは、晩ごはんを用意してくれていたお母さんに失礼だと思います。個人的には、お母さんがつくってくれたイワシフライのほうが……。

「いやいやいや。冷凍ものを揚げただけのイワシフライじゃダメですよ。特に学生時代は無理! だから見ただけでヨダレが出るような、白ごはんをかきこみたくなるような試合を用意しておきます!」

――そこまで言っておきながら、試合当日はイワシフライを出さないですよね。イワシフライのような試合がどういうものかは分かりませんが。

「それは絶対にないです。ちゃんと400グラムの牛肉をご用意します」

――ありがとうございました。インタビューは以上です。

「え!? 次の試合への意気込みとかは聞かないんですか?」

――……では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「ありがとうございます。7月30日は、メインディッシュにふさわしい試合をします。そして皆さんが大好きな分厚いステーキのような熱々の試合をして、松場貴志の勝利者インタビューというフライドポテトを添えさせていただきます」

――フライドポテトはメインディッシュの添え物であり、試合後ならデザートで良いのではないでしょうか。

「いや、完全に決まりましたね! 皆さん、次の試合はよろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
7月30日(日)
午後2時00分~ツイキャス

■DEEP Osaka Impact2023#02対戦カード

<フライ級/5分3R>
松場貴志(日本)
松岡ハヤト(日本)

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
谷岡祐樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
瀧口脩生
前薗渓

<バンタム級/5分3R>
MG 眞介(日本)
牧野滉風(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
マルザヘンペーソク(日本)

<ストロー級/5分2R>
松田亜莉紗(日本)
谷山瞳(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
浪速亭☆爆美(日本)

<バンタム級/5分2R>
中務太陽(日本)
上田祐樹(日本)

<メガトン級/5分2R>
江畑秀範(日本)
土井淳(日本)

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
上荷大夢(日本)

<ウェルター級/5分2R>
山田聖真(日本)
角野晃平(日本)

<バンタム級/5分2R>
八尋大輝(日本)
飴山聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
上谷章(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
綿谷誠(日本)

<フェザー級/5分2R>
田中壱季(日本)
今村滉(日本)

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DEEP DEEP Osaka Impact2023#01 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o ONE   サダエ☆マヌーフ ハンセン玲雄 パンクラス 中本龍平 山﨑鼓大 岩本達彦 平松翔 村上彩 松場貴志 松田亜莉紗 牧野滉風 谷岡祐樹

【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】計量終了 ケツバット・パウンド=松田。再起の岩本& 松場も注目!!

【写真】この2回戦、2試合も要注目(C)DEEP

本日2日(日)、大阪市住吉区の住吉区民センターで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2023#01の計量が、1日(土)に大阪市浪速区のパンクラス大阪で行われている。

メインで対戦する平松翔✖谷岡祐樹を始め、14試合=28選手が計量に臨み──多湖力翔が遅れて&木村総一郎が再計量となったが、全員が無事パスしている。


2022年はパンクラス・フェザー級挑戦者決定トーナメント決勝戦で敗れ、新天地DEEPでも一本負けと試練の1年だった岩本達彦。再起をかけて戦う相手は、活動停止したZSTから3年3カ月振りの実戦復帰の古根川充だ。

増田拓真✖牧野滉風が、後者の体調不良で中止となり、両者の一戦はコメインに昇格した。

DEEPフライ級GP準々決勝敗退、今や地元と言っても良い関西で再起戦を迎える松場貴志は、2回戦で早坂優瑠と対戦する。

同じく2回戦ではサダエ☆マヌーフ✖村上彩と共に組まれた女子マッチ=松田亜莉紗✖純玲──決して層が厚くないストロー級で、プロ3戦目ながら国内トップ級のパウンドを持つ松田とデビュー戦の純玲も要注目だ。

そんなDEEP大阪、春の陣は2時間後にスタートする。

■視聴方法(予定)
4月1日(日)
午後2時00分~ツイキャス

■ DEEP Osaka Impact2023#01計量結果

<バンタム級/5分3R>
平松翔:61.65キロ
谷岡祐樹:61.5キロ

<フェザー級/5分3R>
岩本達彦:66.2キロ
古根川充:66.05キロ

<バンタム級/5分3R>
中本龍平:61.4キロ
上荷大夢:61.4キロ

<フライ級/5分2R>
松場貴志:57.2キロ
早坂優瑠:56.8キロ

<バンタム級/5分2R>
MG 眞介:61.0キロ
山本哲也:61.7キロ

<女子アトム級/5分2R>
サダエ☆マヌーフ:48.1キロ
村上彩:47.9キロ

<女子ストロー級/5分2R>
松田亜莉紗:52.4キロ
純玲:51.6キロ

<バンタム級/5分2R>
瀧口脩生:66.2キロ
ハンセン玲雄:66.2キロ

<フェザー級/5分3R>
前薗渓:66.0キロ
佐藤勇駿:65.0キロ

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大:61.5キロ
田中壱季:60.85キロ

<ストロー級/5分2R>
多湖力翔:52.55キロ
亮馬:52.55キロ

<バンタム級/5分2R>
キャプテン禎:61.25キロ
木村総一郎:62.25キロ→61.7キロ

<バンタム級/5分2R>
関本龍翔:61.15キロ
千種純平:60.9キロ

<フェザー級/5分2R>
森田敢流:65.5キロ
入江一輝:66.0キロ

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【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】平松翔と対戦、谷岡祐樹─02─「僕にできることは倒すことだけ」

【写真】やることが明確は選手は、迷いがないと思います(C)SHOJIRO KAMEIKE

2日(日)、大阪市の住吉区民センター大ホールで行われるDEEP Osaka Impact2023#01で、平松翔と対戦する谷岡祐樹のインタビュー後編。

MMAデビューから2戦目で初黒星を喫したものの、それ以降は3連勝で今回のメインイベントを務めることとなった。そんな平岡がMMAで勝ち星を重ねている裏には、あの男の存在があった――。

<谷岡祐樹インタビューPart.01はコチラから>


――谷岡選手のプロMMAデビューは2021年4月、宇都宮伍選手に判定勝ちを収めています。この時点でMMAのために必要な要素は、どれだけ準備できていましたか。

「レスリングと寝技も練習していましたけど、まだ4割ぐらいの状態だったと思います。だから見切り発車のデビューだったかもしれないです(苦笑)。周りからは『大丈夫やから』とは言われていました。でも、寝かされたらヤバイなっていう気持ちはあって。実際やってみたら、やっぱり練習と試合は違いましたね。あまり良い内容じゃなかったんですけど、勝てて良かったです」

――続く2戦目、MG眞介戦ではKO負けを喫しました。特にスタンドの打撃という自分自身のフィールドで、左フックをもらって失神KO負けというのは。

「キックボクシングの試合も含めて、失神KO負けは初めてでした。ずっと打撃をやってきましたけど、ボクシンググローブとMMAグローブの違いは大きかったですね。2戦目の時は、まだその違いがよく分かっておらず『同じやろ』って感覚でやっていて。あの試合で負けて悔しかったんですけど、負けて良かったかなと思っています。ここからMMAグローブに慣れるよう、しっかり練習することはできました。おかげで周りからも『MMAの殴り方になってきたなぁ』と言ってもらえています」

――もう一つ、リングとケージの違いはどうでしょうか。

「僕はケージのほうが好きです。僕たちのジムはリングもケージもなく、壁を使って練習していて。それだけ広い空間で練習することに慣れているんです。リングだと圧迫感がありますよね。もちろんキックボクシングをやっていたので、リングでも問題はないです。でも自分が練習でやっていることを生かすなら、もっと広い空間で試合をしてみたいと思っていました。いざケージで戦ってみると、メチャクチャやりやすかったです。

だから……ですかね。DEEP☆KICKに出ていた頃から、みんなに『キックボクシングらしくない』って言われていました(笑)。相手選手からも『(谷岡は)やりづらい』という声があったりとか。それは、キックボクシングの先生がそう指導してくださっていたわけじゃなく、練習環境にあったのかなと思います」

――現在は3連勝中で2戦はKO勝ち、そして今回はMMAで初めてメインイベントを務めることとなりました。

「良い形で来ることができていると思います。やっぱり年齢のこともあるし、今が勝負時ですね。MMAでは未熟者ですけど、そうそうメインに立てる機会もないと思うので、良い流れだと考えています。同じ階級で僕より格上の選手もいるし、ジムの先輩方を差し置いてのメインイベントなので、ちょっと緊張しますけど……」

――今大会には同じジムから、松場貴志選手も出場します。松場選手は谷岡選手のメイン出場について何か言っていますか。

「松場さんから何か言われることはないです(笑)。むしろ僕のほうが『なんで僕のほうがメインなんですかね……』と言ったら、『いやいや、自分は前回の試合で負けているから』と。松場さんはMMAのベルトを持っていて、試合経験も豊富で、ウチのジムに来てくださって本当に良かったです。メチャメチャ刺激をもらっていますし、いろんなことを教えてもらって、自分も強くなったという実感があります。

松場さんとスパーしているとスクランブルが巧いし、展開も速いから、自分が松場さんのスピードに付いていけないです。打撃も強いですけど、あのMMAレスリング力は、一緒に練習していて本当に心強い存在ですね」

――なるほど。では次の対戦相手、平松翔選手の印象を教えてください。

「僕がKO負けしているMG眞介選手にKOで勝った試合は会場で見ていて、強い選手やなと思いました。圧のかけ方も良いし、当て勘も良くて。昔から『いつか対戦するんやろうな』と見ていましたけど、こんなに早く試合することになるとは考えていなかったです」

――平松選手は前回のRYUKI戦こそKO負けを喫しましたが、その前はボディへの蹴りから顔面へのパンチに繋げて連続KO勝ちを収めています。平岡選手は真っ直ぐの打撃が強いのに対して、谷岡選手は距離を詰めてフックを当てるなどスタイルは対照的ですね。

「僕としては、やりやすい相手だと思っています。相手のほうが身長は高いですけど、僕も今まで身長が高い選手とばかり対戦してきたので」

――確かに谷岡選手はキックボクシング時代の60キロ級もそうですし、現在のMMAでもバンタム級の中では身長が高いとは言えません。将来的にフライ級へ転向する可能性はありますか。

「いえ、おそらくフライ級までは落とせないと思います。キックボクシング時代も、57~58キロで試合をしていたこともあったんですけど、60キロ級に転向して確実にパンチ力も上がりました。ジムでも『フライ級よりバンタム級のほうが、自分の力を生かせる』と言われているので、バンタム級が適正階級なんだろうと考えています」

――「メインイベントだから、こういう試合をしないといけない」と、普段の試合スタイルと違う試合を見せる選手もいます。谷岡選手のなかで、そのような意識はありますか。

「それはないです。というより、僕にできることは倒すことだけなので(笑)。メインであろうと、メイン以外でも、いつもどおり倒しに行きます。MMAのメインは初めてだし、3Rの試合も今回が初なんですけど、自分のスタイルは変わらないですね。ここでしっかりと自分の強さをアピールして、早くDEEPのベルトを獲りに行きたいです。

正直ベルトを獲るためには、もっともっと練習せなアカンと思います。トップ選手の試合を視ていても、『この選手とどう戦えばいいんやろう?』というのが明確に見えていなくて。まだ難しいです。でも、このまま勝って行けば辿りつけると思っています」

――では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「相手が何をしてこようと、全て力でねじ伏せます。いつもどおり自分の試合をして、KOして気持ち良く帰ります!」

■視聴方法(予定)
4月1日(日)
午後2時00分~ツイキャス

■DEEP Osaka Impact2023#01対戦カード

<バンタム級/5分3R>
平松翔(日本)
谷岡祐樹(日本)

<バンタム級/5分3R>
増田拓真(日本)
牧野滉風(日本)

<フェザー級/5分3R>
岩本達彦(日本)
古根川充(日本)

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
上荷大夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松場貴志(日本)
早坂優瑠(日本)

<バンタム級/5分2R>
MG 眞介(日本)
山本哲也(日本)

<女子アトム級/5分2R>
サダエ☆マヌーフ(日本)
村上彩(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
松田亜莉紗(日本)
純玲(日本)

<バンタム級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<フェザー級/5分3R>
前薗渓(日本)
佐藤勇駿(日本)

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
田中壱季(日本)

<ストロー級/5分2R>
多湖力翔(日本)
亮馬(日本)

<バンタム級/5分2R>
キャプテン禎(日本)
木村総一郎(日本)

<バンタム級/5分2R>
関本龍翔(日本)
千種純平(日本)

<フェザー級/5分2R>
森田敢流(日本)
入江一輝(日本)

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DEEP MG眞介 o   キック パンクラス ボクシング 上田祐起 中村晃司 修斗 前田吉朗 北方大地 山﨑鼓大 木戸脇広樹 林RICE陽太 潤鎮魂歌 藤原大地

『前田吉朗引退興行』試合結果


メインイベント 前田吉朗引退エキシビションマッチ 2分3R
前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/ENCOUNTER/修斗フライ級世界3位、第3代DEEPバンタム級王者、初代パンクラス・フェザー級王者)
vs.
1R キックボクシングルール 砂辺光久(reversal Gym OKINAWA CROSS×LINE/元パンクラス・ストロー級・フライ級・スーパーフライ級王者)
2R グラップリングルール 北方大地(パンクラス大阪稲垣組/パンクラス・ストロー級王者)
3R パンクラス旗揚げルール 稲垣克臣(パンクラス大阪稲垣組)

第7試合 セミファイナル DEEP ストロー級 5分3R
○潤鎮魂歌(HARVEST) 
×木戸脇広樹(GSB MACS)
判定3-0 (30-27/29-28/30-27)

第6試合 パンクラス ライト級 5分3R
○木村俊也(BLOWS)
×林RICE陽太(パラエストラ森ノ宮)
判定2-1 (29-28/29-28/28-29)

第5試合 DEEP バンタム級 5分2R
×藤原大地(UBF) 
○MG眞介(パラエストラ東大阪)
1R 2’03” KO (顔面への蹴り)

第4試合 パンクラス フェザー級 3分3R
×中村晃司(パンクラス大阪稲垣組)
○堂園 悠(修和館)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第3試合 パンクラス バンタム級 3分3R
○山﨑鼓大(BLOWS)
×上田祐起(Reliable)
判定2-1 (30-27/29-28/28-29)

第2試合 DEEP バンタム級 5分2R
×延命そら(TEAM FAUST)
○フェルナンド(Pitbull Brothers)
1R 2’30” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1試合 DEEP フライ級(肘無し) 5分2R
○亮我(ゴンズジム)
×梅永海世(パンクラス大阪)
2R 4’03” 裸絞め

 遅ればせながら4月10日に大阪府・梅田ステラホールで開催された『前田吉朗引退興行』試合結果。メインイベントは前田が砂辺光久、北方大地、稲垣克臣とエキシビションマッチをしています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o 上田祐起 山﨑鼓大

【Yoshiro Maeda RetirementMemorial Event】3分✖3Rの妙、山﨑が上田からスプリット判定勝ち

【写真】山﨑は初回こそテイクダウンで落としたが、その後は手数と回転数、何よりテイクダウンを許さず判定勝ちを収めた(C)SHOJIRO KAMEIKE

<バンタム級/3分3R>
山﨑鼓大(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
上田祐起(日本)

サウスポー同士、山﨑が左ローを蹴る。上田もローを返し、山﨑は左ミドルを見せる。ローの蹴り合いが続き、上田が左ハイ、山﨑は前蹴りを繰り出す。ローから後ろ回し蹴りを見せた山﨑は、左右のローを蹴る。残り1分、上田はダブルレッグから尻もちをつかせ上田はウィザーで立ち上がる。そのままケージに押し込んだ上田は前方に崩そうとし、山﨑が小手で腹ばいとなり、スタンドへ。そのまま3分が終わった。

2R、山﨑はここも左ローでスタート。上田の左と、山﨑の右が交錯する。右ボディを入れた山﨑に対し、上田はスッと頭を下げてロー、山﨑がここも右ローを返す。上田は蹴り足を掴みに行き、足を抜いた山﨑は低い姿勢からのテイクダウン狙いでケージに押し込まれる。ウィザーで耐えた山﨑のヒザが上田の急所に入り、試合が中断する。

再開後、左を振るってから左ローを蹴った上田が右ミドルも繰り出す。残り30秒、ボディを入れた山﨑が、最後の最後にワンツーを打ち込み最後にインパクトのある動きを見せた。

最終回、ジャブからロー、ハイを繰り出した山﨑が左ストレートを入れる。ローから後ろ回し蹴りと、動きが良くなってき山﨑は、ダブルレッグでケージに押し込まれるがテイクダウンは許さない。山﨑は左を差し返して離れると、右ジャブを届かせる。上段内回し蹴と掛け蹴りの中間のような蹴りを放った山崎は、最後の10秒で上田が見せたダブルレッグを切って時間に。

3分という時間の微差を如何にジャッジが判断したか──結果は、スプリットで割れ岩﨑が判定勝ちを手にした。


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