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【LFA182】計量オーバーのシェイカモフがノックダウン&テイクダウンを奪い、リマにスプリット判定勝ち

<144.4ポンド契約/5分3R>
ハセイン・シェイカモフ(ロシア)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29.
ミシェル・リマ(ブラジル)

シェイカモフに対しリマが左ジャブを突く。さらに左右のボディストレートを散らし、シェイカモフのパンチにローを合わせた。右カーフを蹴って距離を取るリマの右がシェイカモフの顔面をかすめる。リマがワンツーからスイッチし、オーソドックスに戻すとローを連続で繰り出す。リマのパンチをブロックしたシェイカモフは、距離を詰めてきた相手に右アッパーを見せる。2分過ぎ、シェイカモフがダブルレッグで飛び込んだ。リマは右オーバーフックから右ヒジを滑る込ませる。離れたシェイカモフに向かって飛び込んだリマだが、カウンターの左フックを受けてダウン。すぐに立ち上がるもケージに押し込まれた。

ここはシェイカモフが離れるも、すぐにプレスをかけてリマにケージを背負わせ、ダブルレッグで組む。しかしテイクダウンはできずに離れた。徐々にシェイカモフの圧が勝るように。リマの右ローがシェイカモフの下腹部を捉え、試合が中断される。再開後、リマが左ミドルを見せる。さらに右カーフを当てると、シェイカモフがスイッチする場面も。ワンツーで右を当てたリマは、シェイカモフが距離を詰めると右ヒザを突き上げて離れる。30秒すぎにはシェイカモフを挑発し、ローとワンツーからサークリングシェイカモフがケージに押し込むも、離れた相手にリマが左前蹴りを突き刺した。

2R、リマが左ジャブを突いて前に出る。左ジャブを上下に散らしてから右ロー、さらには右オーバーハンドを振るう。リマの右を受けるシェイカモフは手数が少ない。リマが左前蹴りをボディに突き刺した。ワンツーから左手を前に出して距離をつくるリマ。そして前に出るとワンツーから右スピニングバックキックへ。サウスポーにスイッチしてサークリングし、ジグザグの動きが距離を詰める。左ジャブから右アッパーを当てたリマのアウトボクシングに対し、シェイカモフは手が出ない。

中に入ってきたリマに右アッパーを振るうも、これは空振りに終わる。しかしリマの左ストレートをかわしたシェイカモフが、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。ケージ際でリマが下から三角をセットアップするも、シェイカモフがリフトして足を外した。パンチとヒジでトップキープを続けるシェイカモフに対し、リマも左腕を取って腕十字を狙うも、これも凌がれる。さらに足を抱えて逆側の腕を極めにかかったが、これも防がれてラウンドを終えた。

最終回、リマがスイッチしながら距離を詰める。左インローから左ミドルへ。シェイカモフがシングルレッグからドライブし、スタンドのままリマのバックに回る。左足を差し込むも倒せないとみるや、左ハイを放ちつつ離れた。両手を上げて挑発するリマは左インローから左ミドルを繰り出す。シェイカモフは右ストレートからダブルレッグで組んだが、テイクダウンを奪うことはできない。この展開に場内からはブーイングが効かれる。

シェイカモフが離れると、リマは相手を挑発しながら細かい打撃を見せる。シェイカモフがまたも右を振りながらケージに押し込んでいくが、その後の展開がない。シェイカモフが下がると、リマはサウスポースタンスから細かいジャブとロー、左ミドル、右テンカオで迎え撃つ。シェイカモフのパンチをブロックしたリマは、そのままアウトボクシングを続けながらシェイカモフを挑発する。しかしシェイカモフは組んでドライブするのみ。テイクダウンできず、試合終了のホーンが鳴るとリマがケージに昇り、勝利をアピールした。

判定はスプリットでシェイカモフの勝利に。勝ちを確信していたリマは、判定を聞いた瞬間に不満を露わにするが、1Rにダウンを奪われ、2Rにテイクダウンされているだけに何とも--。ただしシェイカモフが4.4ポンドもオーバーしているだけに、納得がいかない気持ちも分からなくはない。試合を受けた時点で計量については何も言えないが、後味の悪い試合であることは確かだ。


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45 AB ABEMA MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN46 クレベル・コイケ ヴガール・ケラモフ 金原正徳 鈴木千裕

【RIZIN46】鈴木千裕が公開練習後に語ったこと「金原選手から自信を感じる?そうじゃなかったら嫌です」

【写真】公開練習では上半身裸になってミット打ちも見せた。常にファンのことを考え、意識している鈴木だ(C)TAKUMI NAKAMURA

29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されるRIZIN46で、RIZINフェザー級王者・鈴木千裕が挑戦者・金原正徳との初防衛戦に臨む。
Text by Takumi Nakamura

昨年11月にヴガール・ケラモフを下して、第5代RIZINフェザー級王座に就いた鈴木。初防衛戦の相手は第3代王者のクレベル・コイケを下している金原だ。この大一番を控え、両者は15日にファンの前で公開練習を実施。公開練習後に行われた合同での囲み取材の中から、MMAPLANETとの質疑応答を掲載したい。


――公開練習が終わったあと、来場したファンにカードを渡したり、触れ合っていました。ああいったファンサービスは事前にやろうと思っていたのですか。

「こういう時にしかないものがたくさんあって、本当に縁があって(人と)つながっていて、僕はそういう縁を大事にしたいタイプなんです。子供たち優先ですけど、公開練習に来て、カードをもらえて『俺も格闘家になってみようかな』とか『格闘技をもっと好きになったな』とかそういうきっかけが作れたらすごくいいと思っているので、こういう機会があることはありがたいです」

――昨年11月にRIZINフェザー級王者になって、いろいろと環境も変わったと思います。試合や練習中に集中するために意識していることはありますか。

「いつも通りですよ。変に変えてないので。むしろこういう取材が増えるのはありがたいことですよね。練習時間は変わらないですし、空いた時間に合わせてもらっているので」

――練習以外の仕事が忙しくてストレスになることはないですか。

「これがいいんですよ(笑)! デビュー戦なんて勝っても記事にもならない。誰も知らない日々を過ごしていて、こういう仕事を欲しくて勝ち上がっていることもありましたし、チャンピオンになって取材が増える、テレビに出られる、CMに出られる、みなさんにインタビューしてもらえる……そういうことも志して僕はやってきたので、仕事が増えると『俺、いま格闘技やってるんだな』って思えるし、本当に感謝ですよね」

――それもすべてプラスに変えられているようですね。

「マイナス要素なんてないですよ。すべては生きた証なんで、インタビュー一つ一つが。本当にありがたいですよ」

――公開練習では金原選手のコメントを真剣に聞き入っているように見えました。

「まず金原選手が会見に来なくてキレていた案件、本当に金原選手に伝わっていなかったみたいで(苦笑)、すいません。そこはこの場を借りて謝罪します。金原選手にはリスペクトがあるし、もともと僕が格闘技を始めるときに金原選手のジムに入会する予定だったんですよ。金原選手の試合も見ていましたし、学校が近かったので。その時に縁があってクロスポイント吉祥寺に入ることになったのですが、もし金原選手のジムに入っていたら、公開練習の金原選手の相手が僕だったかもしれないですし、そういう意味でも縁があるんだなと思います。だからこそリスペクトを持っているし、歴史を築いて来た大先輩なので、言葉に重みがありますよね」

――その想いに応えたいですか。

「だからこそ勝たないといけないです。当然あっちも本気で来ますし、試合の時はリスペクトはないので、思いっきりぶっ飛ばしてバトンをつないでもらおうと思います」

――MMAPLANETが金原選手を取材した際「この試合が大一番という気持ちはない」という言葉もあり、この試合への自信を感じました。

「そうだと思います。そうじゃなかったら嫌ですもん。100%の状態で来て欲しいですし、変にコンディション悪い、あの時はこうだったから…とか御託を並べてなあなあにされるのは嫌ですし。だからこそ今日金原選手を見て順調だな、よかったなと思いました」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後4時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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o RIZIN RIZIN46 YouTube イ・ジョンヒョン キム・スーチョル ヒロヤ ビクター・コレスニック ブラック ヤン・ジヨン 中原由貴 中島太一 井上雄策 伊澤星花 倉本一真 太田忍 山本空良 牛久絢太郎 白川陸斗 神龍誠 金原正徳 鈴木千裕 高木凌

【RIZIN.46】鈴木千裕 vs 金原正徳のフェザー級タイトルマッチ!注目の牛久絢太郎 vs 太田忍!日韓対抗戦3試合の合計5試合を白川陸斗/ヒロヤ/伊澤星花が実戦を交えて勝敗予想SP

◆Yogibo presents RIZIN.46◆

U-NEXTで全試合完全生配信!
ご視聴はこちら↓↓↓
https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000004949

▷公式SNSでも見どころ配信中!
公式Twitter: https://twitter.com/UNEXT_fight

開催日時
2024年4月29日(月)15:30開演

対戦カード
第10試合/フェザー級タイトルマッチ 鈴木千裕 vs. 金原正徳
第9試合/牛久絢太郎 vs. 太田忍
第8試合/⽇韓対抗戦 中島太一 vs. キム・スーチョル
第7試合/⽇韓対抗戦 神龍誠 vs. イ・ジョンヒョン
第6試合/⽇韓対抗戦 倉本一真 vs. ヤン・ジヨン
第5試合/“ブラックパンサー”ベイノア vs. 井上雄策
第4試合/中原由貴 vs. ビクター・コレスニック
第3試合/篠塚辰樹 vs. X
第2試合/山本空良 vs. イルホム・ノジモフ
第1試合/高木凌 vs. 西谷大成

大会概要はこちらから
https://jp.rizinff.com/_ct/17676774

#RIZIN46 #UNEXT格闘技 #格闘技観るならUNEXT #白川陸斗 #ヒロヤ #伊澤星花 #鈴木千裕 #金原正徳 #牛久絢太郎 #太田忍 #神龍誠 #中島太一 #倉本一真 #キムスーチョル #イジョンヒョン #ヤンジヨン

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【UFC ESPN55】ビクター・ヘンリーと対戦、極める世界遺産ハニ・ヤヒーラ「極めることが一番安全な戦い」

【写真】柔術をMMAに落とし込んできた年輪が刻まれた――渋い大人になったハニ (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN55「Nicolau vs Perez」が開催され、ハニ・ヤヒーラがビクター・ヘンリーと戦う。
Text by Manabu Takashima

WECがUFCに一本化された2011年からオクタゴンで戦うようになり、12年以上が過ぎ20戦を戦ってきた。完全グラップリング、いや絶対的な柔術スタイルでUFCを戦い続けるハニは今やMMA界の組み付く天然記念物――極める世界遺産といえる。

ある意味、MMA界の奇跡といえるハニ・ヤヒーラは柔術家として21度目のUFCでのファイトに挑む。


──ハニ、お久しぶりです。

「やぁ、元気だったかい?」

――変わりないです(笑)。ハニに最後にインタビューをさせてもらったのが、2021年の11月でした。あれから2年半分、年を取りました。

「ハハハハ。僕もだ。僕もあれから、2年半分年を重ねたよ(笑)」

──ハハハハ。去年の4月にモンテル・ジャクソンにKO負けを喫し、10月のアラテンヘイリ戦もキャンセル。実際のところ、引退してしまうかもしれないと思っていました。

「そうやって心配をしてくれていることに感謝しているよ。これだけ時間を置いたのは、本当に体調の良いときにオクタゴンに戻るべきだと考えたからなんだ。そして、今のコンディションはUFCと契約した26歳の時よりも良いぐらいだよ。しっかりと体の不具合を治し、ファイトキャンプに入る前段階の練習をじっくりとできた。

ただ引退に関しては去年だけでなく、もう何度も考えてきたことだよ。WECがUFCに買収される前ですら、既に考えていた」

──えっ、26歳の時にですか。

「そうだよ。あの時、僕はもう21試合もMMAを戦っていた。何度も手術を経験していたし、このまま現役を続けても体がもつのか。そこは常に自問自答していた。でもUFCとの契約時もそうだし、やっぱり戦うフィールドに気持ちが戻ってしまうんだ。僕の人生のなかでMMAを戦うことが、いかに大きな割合になっているのか。そのたびに、思い知らされたんだ。より強い相手、ビッグファイトをしたい。その気持ちがあるからこそ、ここまで戦い続けることができているんだと思う。

そうだね……26歳の時に初めて引退を本気で考えた。実際、もうその状態に入っていた。それがWECからUFCに契約を移管するファイターのリストに僕の名前もあった。UFCでのファイトは、僕のMMAファイター人生において一番の大きな試合になる。その機会を逃すことはできなかった。結果、UFCで戦うようになり新しい人生を得た。生まれ変わることができたんだ。

そんなUFCでのキャリアも、やはり引退を考えながら積み重ねてきたモノなんだ。30歳という区切りの時も、引退が頭にあった。ジョニー・ベッドフォードに勝った時、これで戦い納めにしようと思った。ただ、戦うことはきっと僕という人間本質なんだ。引退を考える以上に、競争を求めている。いつだって競技者の気持ちでいる。

ただ、戦っていないと生きていけないというわけじゃないんだよ。それなら引退なんて考えない。僕は違う人生を歩める機会も場所もある。でも、結局のところファイトを求めてしまう。そんなことを繰り返していると、ファイトに情熱を傾けることがハニ・ヤヒーラという人間の本質だと思うようになったんだ。試合に出るだけじゃない、試合があるからジムへ行って必死になってトレーニングをする。それが僕の人生で一番大きなパートを占めている。結果、何を求めているんだと言われると、自分への挑戦なんだと思う。だから、今もここにいるんだよ」

──胸に響く言葉です。いやぁ、ハニは格好良いですね。ところでファイトキャンプまではブラジルで過ごしているのですか。

「そうだよ。ブラジリアには自分のチーム、ハニ・ヤヒーラ・ファイティングチームがあるから指導も練習もしている。MMAファイターだけでなく柔術コンペティターも所属していて、打撃コーチ、フィジカル&コンディション・コーチ、柔術インストラクターもいる。僕自身は柔術の練習をよくやっているよ」

――つまり普段は道着を着て練習もしているということですか。

「もちろんだ。毎日、道着を着て練習している」

――おお、ハニは今も柔術家なのですね。

「その通り、柔術家だ。ジウジツ・カという呼び方をしてくれたのは、人生で2人目だ。皆、ジウジテーロと呼ぶようになってしまった。でも、僕は柔術家だ。空手家や柔道家と同じように」

――日本では普通は柔術家と呼ぶので……ジウジテーロですか……。

「そうだよね、柔術家だよ」

――ではATTでのファイトキャンプはどれぐらい行ってきたのですか。

「5週間だよ。素晴らしいトレーニングを積むことができた。最高のトレーニングパートナーがいて、過去に戦ったことがある選手、そして今回の相手と戦ったことがある選手もいる」

――そのうちの1人が元谷友貴選手だと思います。

「そうだ。これまで通りキョージ(堀口恭司)もそうだし、ユーキ・モトヤとも1日に2度練習してきた。モトヤは今、言っていたようにビクター・ヘンリーと戦ったことがあるから、いくつか凄く良いアドバイスしてくれたよ。モトヤが助けてくれて、今回の試合はしっかりと自信を持って戦うことができる。あとはジュンタロウ(牛久絢太郎)もそうだし、最近もう1人日本からやってきた21歳のキッドとも何度か練習をした」

――鶴屋怜選手ですね。

「そうそう、レイ・ツルヤだ。皆、真剣にMMAに向き合うウォリアーだ」

――それにしても打撃が進歩し、テイクダウン防御能力も上がり続けているMMAでハニは、組んで倒してコントロールというハードワークを13年に渡り続け、UFCで20戦も戦ってきたことは凄まじいことかと。

「僕は柔術家だよ。今も柔術を代表してUFCで戦っているつもりだ。柔術が僕をUFCに連れてきてくれて、柔術の技がオクタゴンで戦い続けることを可能にしてくれている。組んで、倒して、極める。それが僕とってはベスト、もっとも簡単に勝利できる戦い方なんだ。だから、僕が勝った試合は一本勝ちが一番多い(UFCで13勝のうち7試合が一本勝ちで、キャリア28勝のうち21試合が一本勝ち)。もう20年以上、柔術をMMAに落とし込むことに人生を賭けてきた。組んでテイクダウンすれば、寝技で仕留める。試合でも練習でも、ずっと続けてきたことだよ」

――とはいえ、世界中のプロモーターが打撃戦を好み、MMAもレベルアップし続けるなかで、このスタイルを貫き通せるのは偉業かと。

「皆、打撃戦が見たい。それは絶対だ。ファンはKOを見たいんだ。でも組んで寝技がなくなれば、もうMMAとはいえない。UFC……MMAは、打撃でKOするだけでなく、組んで倒して極めることができる戦いだ。極めにも、人々は熱狂できる。仮に僕が判定勝ちばかりだと、UFCで戦い続けることはできなかっただろう」

――これだけ組み伏せて極めて勝てるハニなら、パウンドアウトもできるのではないかと。ただ、これまでパウンドで勝ったことはないですよね。

「パウンドを有効に使ったとしても、狙うのはサブミッションだ。殴って勝とうとすると、隙ができる。倒しきれないと、立ち上がられてしまう。つまりドミネイトして、極めることが一番安全な戦い方なんだよ」

――ではビクターとの試合も、倒して極める。その戦い方を貫くと。

「土曜日の夜、良い試合をすること。勝利すること。そしてフィニッシュすること。自信を持って戦うよ。それだけの準備をしてきた。僕の戦いをして、極めるよ」

■視聴方法(予定)
4月28日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

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45 AB DEEP DEEP119 MMA MMAPLANET o YouTube 佐伯繁 元谷友貴 平松翔 石司晃一 福田龍彌

【DEEP119】DEEPバンタム級王座決定戦控えた福田龍彌が、肩鎖関節脱臼で欠場。元谷は平松翔とキャッチ戦

【写真】残念。一番無念なのは本人だろう(C)MMAPLANET

25日(木)、DEEPより5月3日(金・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP119 Impactで組まれていたバンタム級王座決定戦で元谷友貴と対戦予定だった福田龍彌が、負傷欠場。平松翔がキャッチウェイト戦で元谷と戦うことが発表された。
Text by Manabu Takashima

今回のタイトル戦が決まる前から、タイのライオン・ライオンズMMAクラブとタイガームエタイでファイトキャンプを行う予定でいた福田。普段から回数限定で真剣の斬り合いのようなミット打ち、打撃スパーリング――福田特有の言い回しで「セッション」と呼ばれる――を行っている彼は、昨年12月のカザフスタン& NAIZA FCでの敗北を経験したことで、禁止薬物を使用した選手に自然界に住む人間の力で勝つことを命題とするようになっていた。今回はジューサー越えの感触を掴むためにタイでのトレーニングを決めていたのだ。

その後、タイトル戦が決まり期間を短縮し5日にタイに向かった福田だが、そのプーケットでの練習中にレスリングの攻防で肩を負傷――帰国して検査し肩鎖関節脱臼と診断された。


福田は首都圏で定期的に試合機会を与えてくれたとし、DEEPの佐伯繁代表に一方ならぬ感謝の念を抱いている。「今があるのは佐伯さんのおかげ」と公言する彼は、興行の看板カードに穴を空けることはできないという気持ちで、この状態でも戦うつもりでいた。

しかし、肩鎖関節脱臼は程度によるが、靭帯を損傷しており1週間や2週間でMMAのようなハードな動きができる負傷では絶対にない。ばかりか、肩が完全に外れる可能性すらある。

結果、無念の欠場となった福田に代わり、26日のTOKYO IMPACT大会で石司晃一と対戦予定だった平松が、スクランブルの64キロ契約マッチで元谷と戦うことを了承した。

福田として無念の他ないだろうが、MMAの練習にケガはつきもの。今は回復に集中し、またDEEPのケージでのセッションに出向いてきてほしい。なお石司の対戦相手は、現在調整中とのことだ。

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【RIZIN46】コレスニック戦へ、7カ月振りの実戦=中原由貴「空手とボクシングの両方の教えを実践できる」

【写真】8月末に移転することが決まっているマッハ道場巣鴨の前で (C)TAKUMI NAKAMURA

29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されるRIZIN46で、中原由貴がビクター・コレスニックと対戦する。
Text by Takmumi Nakamura

中原は昨年9月のRIZIN44で白川陸斗に判定勝利。約7カ間ぶりの試合となったが、試合間隔が空いたことで剛毅會空手とボクシングの融合をはじめ、自身のMMAにさらなる磨きをかけてきた。RIZINで2戦2勝の本格派コレスニックとの対戦を前に「キャラが立っている選手同士の試合じゃないけど、こういう試合を楽しみにしているという声もあるんで、それに恥じないように自分をしっかり出したい」と語る。


──昨年9月の白川陸斗戦以来、約7カ月ぶりの試合が決まりました。

「前回の試合が終わって大晦日に試合をしたかったので、そういうリクエストもしていたのですが(試合が)決まらなくて。それで最終的に4月の有明アリーナでコレスニック戦のオファーがあって、そこで話がまとまった感じですね」

──白川戦で勝利したこともあり、できるだけ早く試合はやりたかったですか。

「そうですね。でも結果論ですけど、今のパフォーマンスを考えるとしっかり期間が空いたことで組みの反省もできたし、打撃もいい感じになってきているんですよ。逆にもっと早く試合が決まっていたら、仕上がりが中途半端になっていたのかなと思います」

──試合が空いたことがプラスになっている、と。

「はい。むしろこのくらいの試合間隔の方がよかったかもしれないです。前回の試合も当初希望していた6月から9月に後ろ倒しになって、ちょうど剛毅會で空手を狙い始めた時期だったんですけど、6月だったら中途半端なパフォーマンスになっていたと思うんです。それが9月にずれたことで、ちゃんと練習の成果が出せました」

──試合間隔が3カ月となると、技術を伸ばすための練習に割く時間が短くなってしまいますよね。

「そうですね。新しい技術を覚える前に対策練習をして、減量して…となるので」

──そういった意味では前回の試合以降は、MMAの中でもどんなことを意識して練習されてきました?

「まず白川戦を振り返ると、あのシチュエーション(コーナーに押し込んで寝かせようとする)でもブレイクかかるんだなってことですね。ルールミーティングで事前に聞いていたので、ブレイクのタイミングには納得しているんですけど、じゃあレフェリーにブレイクさせないためにはどう動くべきだったか。そこは意識して練習しています」

──前回の試合は組みを主体にして、相手をテイクダウンもしくはコントロールするプランだったのですか。

「あの試合は打撃で勝負するつもりは全くなかったです。組みのトライが増えて、相手の打撃を被弾した部分もありましたが、組んで勝つことを決めて臨んだ試合だったんです」

──なるほど。

「それがKO負けした鈴木千裕戦の反省でもあるし、大塚(隆史)さんの所でずっと取り組んでいた”組み”をどれだけ磨くことができたかを答え合わせする試合にしたかったからです。こう言うと語弊を生むかもしれないですが、フィニッシュするとしたらスタンドのKOではなくて、削りきってパウンドアウトだったり、一本勝ちだと思って戦いました」

――しっかり自分のなかでテーマを持って臨んだ試合だったんですね。

「3Rに僕のパンチが当たり始めても、自分から組みに行ったのはそういうことです。もしあそこで打撃でいっていたら鈴木戦の二の舞いになったかもしれないし、組み勝つという課題を持って臨んだ試合だったからこそ、ああいう戦い方を選択しました。ただし今回はそういう試合にはならないと思うので、必然的にリスクを冒してトライする試合になると思います。打撃に関してはずっと岩﨑(達也)先生から指導してもらいつつ、コレスニックと試合が決まった段階で、ボクシングを見てもらっているトレーナーに連絡して、いつもより早めにボクシングを教えてもらっています」

──ボクシングの練習を早めに導入したのはビクター・コレスニック対策なのですか。

「空手の練習をやっていて、どうしても空手の攻撃では距離感にしても、僕の中で攻撃が出づらい部分があったんです。もともと僕はボクシングをずっと教えてもらっていて、前回の反省として、それ(ボクシング)も使うべきだと思いました。空手の教えが進んでいく中で、今この段階だったらいい具合に空手とボクシングが混ざるだろうと思い、ボクシングコーチに早めにスケジュールを決めてもらい、毎週ボクシングも練習しています。なので空手の教えがありつつ、そこにもともとやっていたボクシングをさらに強化みたいな感じです」

──一度空手をやると決めて、やり込んだからこそ、ボクシングの必要性が分かったということですか。

「それもあると思います。例えば新しいことに触るだけ触って自分に合わないなと感じることもあると思いますが、僕は岩﨑先生の武術的な考え方もめちゃくちゃ面白くて刺さったし、なんとか空手を自分のものにしたかったんです。ただどうしてもいざMMAで、しかも試合で使うとなると、そこまで行ききれない難しさもあって。大塚さんも『そこはしょうがないよ』と言ってくれるのですが、どうしても僕自身が納得がいかなくて。

そういう中で岩﨑先生から『これができたから、次はここまで行こう』って言ってもらって、そこまで来たら(ボクシングが)使えるじゃんと。ちょうど今がその時期だったんです」

──このタイミングでボクシングをやったことで、空手とボクシングがどう融合されていますか。

「パンチが入りやすくなったし、ボクシングコーチからも大塚さんからも『パンチが見えづらくなった』と言われます。MMAのスパーリングをやらせてもらっている選手たちからも動きが良くなっていると言ってもらえて、やっと空手とボクシングの両方の教えを実践できるようになって、上手く混ざってきましたね」

──改めて対戦相手のコレスニックには、どんな印象を持っていますか。

「体が強そうですし、全部できますよね。本当に上手な選手だと思います。ただ僕はRIZINに来た2試合しか見ないようにしていて、古い映像やKO集みたいな動画を見て、変な印象を付けるのも良くないじゃないですか。結局直近の動きが一番参考になるので。で、運がいいことにRIZINの2試合でオーソドックもサウスポーも両方やっていたので、そこも頭に入れています」

──判定決着にはなりましたが、高木凌選手と対戦した試合の方がコレスニックの引き出しが見えた気がしました。

「コレスニックが岸本篤史選手とやった時も、彼のほうから組んでいたんですけど、あれは岸本選手のパンチが当たって、ちょっと効いたと思うんですよ。そこでコレスニックがガッと組みに行って、勢いでガチャガチャと上を取ったように見えました。でも高木戦を見ると、コレスニックはバックを取られた時にちゃんと高木選手の片手をツーオンワンにとって立ち上がったり、バックコントロールで片手を外してフロントチョークに入ったり……細かいところもちゃんとやっていたんですよね。あのレベルの選手なので当たり前と言えば当たり前ですが」

──今の中原選手の言葉にもあるように全局面で勝負して、そのどこで山を作るかがポイントの試合になると思います。

「僕もそういう試合になると思うし、向こうも打撃も組みも両方やって来ると思います。でもそうやってお互いが全部を警戒しているときこそ、予想外の一撃で早期決着で終わることもあるじゃないですか。そういう可能性も頭に入れています」

──想定外のことが起こることも想定している。色んなパターンをシミュレーションしているようですね。

「だいぶ(シミュレーションを)やっていますね。あとは試合当日、自分が万全かも分からないし、体調も含めて、ですよね。でもそのくらい考えさせられる相手ですよ、コレスニックは」

──厳しい相手だと思いますが、時期的にはそういう相手と戦いたいという気持ちもありましたか。

「そうですね。パンクラス時代に当時の日本人選手とはあらかたやって、それからONEでは色んな外国人選手と戦ってきて。ONEでやっていたような未知強とばっかりやるのは微妙ですけど(笑)、強い外国人選手と戦うことは楽しみですね。今までも海外を選んで試合をしている人もいるじゃないですか。そういうタイプだと思うんで、自分は」

──僕はこの試合は実力者同士のランキング戦のようなイメージを持っています。

「派手な試合というかキャラが立っている選手同士の試合じゃないけど、こういう試合を楽しみにしているという声もあるんで、それに恥じないように自分をしっかり出したいです」

──コレスニックに勝てば連勝にもなりますし、中原選手の評価も上がると思います。今年はどんなことを目標に戦っていきたいですか。

「コレスニックに勝って、どれだけ評価が上がるかは分かりませんが、間違いなく上に行く確実なステップにはなると思います。だからコレスニックに勝って、次はRIZINのフェザー級で名前のある選手とやって、そこからタイトルマッチにつなげたいですね。同じ日のタイトルマッチ(鈴木千裕×金原正徳)でどちらが勝つか分かりませんが、フェザー級の列に並んでいる選手たちを引きずりおろしたいです」

──そういう相手に勝っていけば発言権も得られますし、中原選手が希望する相手との試合も組まれると思います。最初の話に戻ってしまいますが、だからこそ試合数が減ったものの、この1年で中原選手のMMAが熟成されて、今年はそれで勝負する1年になると思います。

「3年ぐらい前の自分だったら、MMAファイターとしてここまで来られていなかったと思います。そのくらい今は色んなことが繋がり始めて、空いていた隙間がきれいに埋まってきています。それは競技に集中できる環境を整えてくれた周りのおかげでもあるんですけど、今は格闘技をやっていて楽しくてしょうがないですね。一つ技を覚えると色んなことがどんどんつながっていくんで」

──今まで使っていなかった技術が急に使えるようにもなるでしょうし。

「そうなんです。『ああここで使えたんだ!』みたいな。それが本当に楽しくてしょうがなくて、このまま時間が止まってほしいとさえ思っています。自分が思っていた以上に強くなれるじゃん、俺って。30歳を超えたらパフォーマンスが落ちると思っていたんですけど、いい具合にトレーニングの数値もまだ良くなっているし、まだまだやれそうだなって手応えはありますね」

──この中原選手の話を聞いて試合が楽しみになったファンの人も多いと思います。最後にファンの皆さんに一言お願いします。

「下馬評や予想で色々言っている人もいますけど、それを超えるために頑張っているし、頑張ってきたことが無意味じゃないぞってことをきっちり見せて、面白い試合をやって勝ちたいと思います。僕自身もこの試合が楽しみなので、みなさんも楽しみにして見てもらって構わないです」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後4時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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45 AB MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase342 UFC YouTube ジャレッド・ブルックス パンクラス リトル 修斗 新井丈 猿丸ジュンジ 黒澤亮平

【Pancrase342】修斗に続き、パンクラス・ストロー級の頂点へ。黒澤亮平「まだまだ諦めていない」

【写真】熱いモノを身の内に持ち続けている。そんな黒澤選手でした (C)MMAPLANET

29日(月・祝)に立川市の太刀川ステージガーデンで開催されるPancrase342で澤亮平がリトルと暫定ストロー級王座決定戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2016年7月に修斗世界ストロー級王座に就くも、ベルトを返上し2年4カ月のブランクを経験。復帰後はよりMMAを完成させる過程で手痛い敗北も喫した。そして昨年7月よりパンクラスに戦場を移した黒澤が、3戦目での暫定王座決定戦を戦う。

その暫定王座決定戦に対する想い、これからとMMAファイターとして強くなる苦悩を黒澤に尋ねた(※取材は3月21日の調印式前に行われた)。


――黒澤選手、パンクラス3戦目でストロー級暫定王座決定戦となりました。ここで暫定というのが、第三者としても正直不思議です。

「タイトルマッチが決まったことは嬉しいですが、暫定ということは1位の選手の動きも関係しているので。そこは正直、ムカついています」

──2月の大阪大会はどのような気持ちで眺めていたのですか。

「あの試合は……、すんなりケガがなく勝ってくれれば4月に戦うことになると思っていたので『勝ってくれよ』と。正直、試合内容も微妙だったけど勝ったしやるんだという気持ちでした。ただ4月には試合はできないということで、リトル選手と暫定で戦うことになりました。

僕は八田選手に勝った時点で、次はタイトルと言われていて。僕自身はいつでも戦える準備をしてきました。まず去年の12月の横浜だろうと。すると向うができない、2月か3月になると。12月にできないのは連戦だし、しょうがないと思っています。でも2月に試合はするけど、違う選手とノンタイトルで戦うことになった。

その時点で鶴屋(浩THE BLACKBELT JAPAN代表)さんは『これは、この試合に勝っても断ってくるな』と、あきれたように言っていました」

──それぞれ選手には事情があるかと思いますが、黒澤選手としては納得できないということですね。と同時にリトル選手と戦うことになったことに関しては、どのような気持ちですか。

「ランキング的にタイトルマッチが戦える位置でなかった選手でしょうし、すぐにOKを出してくれたと思います。これから戦う相手に対して、感謝とかいう言葉を使うべきじゃないのですが、試合間隔も空いてしまっていたので有難いです。試合が決まって嬉しいです。

しっかりとやることをやって、勝ちます。リトル選手はずっと動き続けるイメージがあるので、つき合うと相手のペースになってしまう。そこは気をつけて戦いたいです。打撃の技術は差があると思っているので、打撃を軸にしっかりと作戦を立てれば勝てると思っています」

──未だに飛鳥拳選手と呼びそうになってしまうのですが……個人的には先日行われたTHE BLACKBELT JAPANの創立会見でも黒澤選手は中心にいて然りのファイターだという想いがあります。

「ありがとうございます。ただ若い選手も単純にもの凄く強いので(笑)」

──刺激になりますか。もしくは年齢を考えてしまうのでしょうか。

「若い選手が増えて、それまでいた選手が『敵わない』という風に想うことはないはずです。僕らベテランの年齢になった選手も、彼らが来たことが凄くプラスになっています」

──負けるかという気持ちになりますか。

「負けるか……う~ん、怜とかUFCと契約していますからね(笑)。自分も頑張りたい。まだまだ諦めていないし、もっと頑張って結果を出したいです。弱気になることはないです」

──諦めていないなかでパンクラスの王座の先に見ている先というのは?

「ONEのストロー級が一番強いので、ONE……まだその名を出す段階ではないですが、ジャレッド・ブルックスを勝つことを目指した状況で体感したいというのはあります。今後、自分のコンディションがどうなっていくかは分からないですが、諦めてはいないという感じです」

──諦めないでいるためには勝利が一番かと思います。改めて、今回の暫定王座決定戦への想いをお願いします。

「ここで負けたり、ギリギリ勝つようだとこの先に進むことは難しいです。しっかりと差を見せつけて、フィニッシュできるように練習をしています」

──黒澤選手は一枚抜けることができるポテンシャルの持ち主だと見ていました。卓越した打撃戦のセンスの持ち主で。一時、ファイトから離れて戻って来てからは本田選手のような徹底して組んでコントロール狙いのスクランブルファイターを経験し、MMAとして調和のとれたファイターを目指そうとしたのかと。その結果、猿丸ジュンジ戦があった。そのように感じていたのですが。

「本田選手と戦った時からONEに出たいと思っていました。本田選手は力のある選手なのですが、『ここで負けてしまうのか』と落ち込みました。同時に、あそこまで徹底してくる選手に対して、どう打撃を生かすのか。そういう風に考えることができて、良い経験になりました。意識が変わりましたね、もっと組み技をやらないといけないと。

組み技の打ち込みを凄く増やして……、ただ猿丸選手に負けて組み技のことを考え過ぎたのか……とか。打撃と組み技のバランスをより考えないといけないと思って、凄く悩みました。猿丸戦、新井丈戦はそこが上手く嚙み合っていなかったです」

──キャリア的には痛すぎる連敗でした。

「あれの時は『終わりだ』と思いました。でももっと考えるようになって、もっと練習するようにして。本当に何が足りないかをもっと考えました。あの2試合でパンチが当たって勝てたとしても、ONEにいくと勝てるような力はなかったはずです。そう振り返ることができたので、あの負けも良い経験だったと思います」

──MMAのバランスは自分という軸があって、対戦相手によって配分を変えないといけない。難しいですね。

「今は自分の目指すところがハッキリしていて、レベルも上がりました。良い感じでまとまってきたからこそ、年も年なのでもう『あの負けを経験して良かった』なんていう試合はできないと思っています(笑)。

打撃だけを考えている時の方が、打撃は良かったです。でも、それではMMAは勝てない。そのバランスを考えて、練習仲間がいてくれて成長できていると思います」

──目指す舞台、ONEではテイクダウンされてもさほどマイナスにはならないですが。

「そこは組みを対処して、殴ることができる選手でいたいです。MMAなので」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後1時30分~U-NEXT

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Bokuden Ryu Jujutsu【Munedori Kokyu Nage】Oyo Waza 卜伝流柔術【胸捕り呼吸投げ】応用技 #shorts

DVD「Bokuden Ryu Jujutsu by Kai Kunimasa Taishin」SPD-7512
The name of Tsukahara Bokuden has been preserved in history as a sword saint.
Tsukahara Bokuden founded a Bujutsu Ryuha named Bokuden Ryu.
Bokuden was a comprehensive Bujutsu that included Ken, Jujutsu, Naginata, Yari, and all Bujutsu.It has the characteristic element of wearing a sword when facing the opponent, even when doing Jujutsu.

DVD「甲斐国征泰心 卜傅流柔術」SPD-7512より抜粋

塚原卜傳ゆかりの柔術は帯刀しての技が特徴である

塚原卜傅(ぼくでん)は、武術修行で全国を回り、日本各地にその剣技を伝え残した。
松代藩(現在の長野県)に伝承された卜傅流を受け継ぐ甲斐国征泰心(かいくにゆきたいしん)は「武道は一体なり」の信念の下、あらゆる武術を修行。
研鑽精進の道を歩む武道家である。武の時代に生まれた古の技がここに。

[収録内容]
坐形 Suwarigata
 水月 Suigetsu
 膝車 Hizaguruma
 扉勝 Hisho
 鬼拳 Oniken
 振込 Furikomi
 捻 Hineri
 飛違 Tobichigai
 突込 Tsukkomi
 肩付 Katazuke
 奏者 Sosha
 奏者返 Sosha Gaeshi
柄捌之形 Tsukasabaki no Kata
 車捕 Kurumadori
 車捕 右 Kurumadori Migi
 車捕 後 Kurumadori Ushiro
 車捕 左 Kurumadori Hidari
 保愚礼 前 Hogure Mae
 保愚礼 右 Hogure Migi
 保愚礼 左 Hogure Hidari
大小之捕 Daisho no Tori
 前 Mae
 右 Migi
 後 Ushiro
 左 Hidari
 保愚礼 前 Hogure Mae
 保愚礼 右 Hogure Migi
 保愚礼 後 Hogure Ushiro
 保愚礼 左 Hogure Hidari
固形 Katame no Kata
 羽衣ノ曲 Hagoromo no Magari
 風呂絞 Furo Jime
 小鳥絞 Kotori Jime
大小立会 七形 Daisho Tachiai 7gata
 前 Mae
 保愚礼 前 Hogure Mae
小具足 Kogusoku
 前 Mae
 前 別法 Mae Beppo
 引脇差 Hiki Wakizashi
 奏者 Sosha
 右 Migi
 夢枕 Yume Makura
応用技(Oyo Waza)
 正面打ち小手返し Shomen Uchi Kote Gaeshi
 前蹴り天地投げ Mae Geri Tenchi Nage
 胸捕り呼吸投げ Munedori Kokyu Nage
 正面突き打ち落し Shomen Tsuki Uchi Otoshi
 前蹴り入身突き Mae Geri Irimi Tsuki

甲斐国征泰心(Kai Kuniyuki Taishin)

1943年7月、宮崎県延岡市出身。13歳より空手を学び、以来果てしなき武術追求の道に邁進する。
その修行研鑽は幅広く、沖縄剛柔流空手道に始まり、神道無想流杖道、無外流居合兵道、無双直伝栄信流居合兵法、養神館合気道、琉球古武術、柔術、古武術など様々な流派を巡り、さらには台湾に渡り中国武術をも学ぶ。
1983年より、国際武道連盟派遣講師として毎年欧米アジア諸国への巡回指導を行うとともに、海外からの修行者を多数受け入れ指導を行う。
1991年6月、世界武術連合会長、その後改組された国際武道振興会で理事長に就任。
日本武道の国際的普及振興活動に励んでいる。卜傳流柔術腰回正統第21代宗家。

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【RIZIN46】キム・スーチョル越えに確かな自信──中島太一「100パー、RIZINでもチャンピオンになれる」

【写真】自分を信頼できるだけ、日々積んでいるということ (C)SHOJIRO KAMEIKE

29日(月・祝)、東京都江東区の有明アリーナで開催されるRIZIN46で、中島太一がキム・スーチョルと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

中島は2021年12月の井村戦から、デビュー当初に戦っていたバンタム級に戻した。その階級変更の裏にあったものとは――。次に対戦するキム・スーチョルは、昨年ROAD FC グローバル63キロトーナメントを制している。中島はRIZINのベルトを見据えて、韓国バンタム級トップファイターを迎え撃つ。


――リモート画面からもご家族の声が聞こえてきますが、SNSを拝見していても家庭の幸せが伝わってくる中島選手です。

「そうですね。結構SNSに家族のことを載せてしまっています(笑)」

――個人的には中島選手にインタビューするのが10年ぶりで、前回は2013~2014年にパンクラスで行われたワールドスラムトーナメントの頃だったと思います。あれから結婚し、お子さんも生まれたことによって何か感じるものは変わりましたか。

「MMAもプライベートも、全て良い方向に進んでいます。最初は『結婚するとMMAに掛ける時間が減ってしまうんじゃないか』とも思っていたんですよ。でも結婚してからのほうがMMAに集中できていますね」

――ご結婚されたのはコロナ禍であり、また2017年から2019年にかけては敗戦も多い時期です。中島選手にとっても30歳を迎えるうえで節目となった時期でしたか。

「当時は将来のことについて、すごく考えました。このままMMAを続けていて良いのかどうか……。特にISAO戦で負けた時(2021年5月、フェザー級KOPのISAOに挑戦して敗れる)は考えました。『ここまでやってチャンピオンになれないなら、潔く現役を辞めてジムを出そうか』って。実際、物件を探して内見もしていたぐらいでしたから」

――……。

ISAO戦のあとにバンタム級へ落とす――というよりもバンタム級に戻していなければ、今どうなっていたんだろうなって思います」

――中島選手はデビュー当初はバンタム級でした。ロシアACBに参戦して以降はフェザー級で戦っていましたが、ずっとバンタム級で試合がしたいとは考えていたのでしょうか。

「いえ、それは考えていなかったです。僕の中でバンタム級に戻すことは『逃げる』ことになってしまう。だから、それほど積極的ではなかったんですよ。でも妻がISAO戦のあとに『バンタム級でも戦えるでしょう?』と言ってきて」

――えっ!?

「僕が『戦えるけど……』と答えたら、妻から『じゃあツイッター(現X)で、バンタム級でも戦えるって投稿しよう』と言われて(笑)。妻もそう言ってくれるなら――と思ってツイッターに投稿したんですよ。そうしたらパンクラスの坂本靖さんから連絡が来たので、バンタム級の話をしたところ井村塁戦(2021年12月、暫定バンタム級KOP決定戦)のオファーを頂きました」

――バンタム級転向も奥様からのアドバイスだったのですね!

「そうなんですよ。だから今もずっと妻の言うことを聞いています(笑)」

――ただ、その時点ではバンタム級に戻してどうなるかという不安はなかったですか。結果論ではありますが、フェザー級の時よりも体のキレは良いように感じます。

「もともとフェザー級で戦うことになったのも、ACBと契約した際に『現地でどういった調整、減量ができるか分からないから』という理由で。フェザー級で戦うためにバルクアップしていました。でもバンタム級に戻して以降は、自分でも本領発揮できているなって感じます。フェザー級で強い相手と対戦してきたからこそ、バンタム級では圧力で負けることもないという自信もありますし。フェザー級では何回も負けてしまったけど、その敗北が今に繋がっていると思います」

――そして今回、RIZINで国際戦に挑むこととなりました。

「ずっと強い相手と対戦したいと思っていました。だからパンクラスのタイトルマッチもそうだし、RIZINで元修斗王者の岡田遼選手との試合(2023年9月、中島が判定勝ち)が決まった時も嬉しかったです。今回も国際戦というより、キム・スーチョルという強い選手との試合が決まって良かったです。ずっとRIZINにも『強い相手と戦いたい』と伝えていたので。でもRIZINに出て3戦目でキム・スーチョル戦というのは驚きましたけど」

――その点でいえばRIZIN初戦はフェザー級でヴガール・ケラモフと戦い、そのあとは岡田戦、キム・スーチョル戦と強敵との試合が続いています。

「確かにそうですね」

――ただ、昨年9月に岡田選手を下したあとは、やはり大晦日に試合をしたかったですか。

「はい。日本の格闘技といえば、やっぱり大晦日だと思うので。岡田戦から3カ月後だから試合間隔としてはちょうど良いし、自分としては『大晦日、確定したんじゃないか』とも考えていたところもあって(笑)。大晦日に試合が組まれなかったのは悔しいけど、出られないなら出られないで気持ちも切り替えて、当日は純粋な一人のファンとして観戦しました」

――一方で、7カ月も試合間隔が空くのは予想外ではなかったですか。

「大晦日に試合がないと分かってから、2月と3月に大会があるから出たいとは伝えていたんですよ。でも佐賀大会と神戸大会だから、地元の選手も出るし難しいとは言われていて」

――ではこの7カ月間で、前回のインタビューで語っていただいたジャブ以外に何か新しいものに取り組みましたか。

「作戦にも関わるので細かいことは言えないですけど……。もちろん万遍なく練習してきているし、新しいことも取り入れてきました。それと同時に、岡田戦ではKOできなかったので、とにかく『どうすればKOできるのだろうか』ということを考えて練習してきました。そのためには、まず僕が得意なジャブからの展開と距離設定ですよね」

――KOするための技術を磨く、あるいはその気持ちが強くなったのは、いつ頃からなのでしょうか。

「パンクラスの頃から考えてはいましたけど、その気持ちはRIZINで戦うようになって、より強くなりました。MMAだから勝つことを目指すことは当たり前で。そのうえでKOか一本で勝たないと、上に行くことができない。

パンクラス時代も『勝つには勝ったけど判定か……』という気持ちになることはあって。でも、まずは勝ったから良しとする。次はKOできるように頑張ろう、ということの繰り返しですね」

――バンタム級に戻して調子も良い。しっかり勝つことができるようになったからこそ、次のステップとしてKO勝ちをより強く考えるようになったのではないですか。

「それはありますね。もう勝つのは当たり前で、次はどうやって勝つか。確かに、自分自身が次のステップに進みたいという気持ちはあります。僕の場合であれば、左ジャブの次にどう展開するのか。その部分の精度を高めてきました」

――なるほど。次の対戦相手、キム・スーチョルの印象を教えてください。

「……タフで、ギロチンが強いというイメージです」

――その答えを言う前に、自信ありげな笑顔を浮かべましたね。キム・スーチョルの印象を語る時にその笑顔が出るということは、すでに倒すイメージは出来上がっているのですか。

「アハハハ、そう見えましたか(笑)」

――SNSでは「バンタム級のベルトが見えてきた」という旨の投稿もありました。

「自分自身のことを信じていて100パーセント、RIZINでもチャンピオンになれるという自信があるんですよ。僕としてはRIZINで戦うようになって、ベルトに挑むまでは結構時間が掛かると思っていました。『バンタム級ファイターを全員倒していかないと』って。でもキム・スーチョル選手をKOしたら、次はすぐタイトルマッチでも良いですよね。あるいはタイトルマッチの前に、井上直樹選手と挑戦権を賭けて試合するか。最速で年内にはベルトに挑みたいと思っています」

――現時点で、RIZINバンタム級王者の朝倉海選手を倒すイメージも出来ているのですか。

「自分が持っているものを全て出せば勝てると思っています。まだRIZINファンの人たちは僕のことを全然知らないでしょうけど、『今に見とけよ』っていう感じですね」


■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後2時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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o RIZIN キック 巌流島 渡慶次幸平

【巌流島】渡慶次幸平参戦!カルチョ・ストーリコの刺客と対戦!

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谷川貞治が仕掛ける新たなプロジェクト「巌流島バーチャルファイト」。グリーンバックのスタジオマッチで試合を行い、背景にコロシアムなどを重ねて配信するというものです。

既にぱんちゃん璃奈(フリー)×ルシア・アプデルガリム(アルゼンチン)の試合が発表されていますが、新たにRIZINにも参戦経験のある渡慶次幸平の参戦が発表されました。

渡慶次と言えば何と言ってもミャンマーラウェイ。素手での顔面パンチに金的攻撃も、頭突きもありという世界で最も過激なルールに挑戦して2018年に王者になっています。

様々なジャンルを背負った選手が出場してきた巌流島にとって、そんな渡慶次はうってつけの存在。RIZINでは結果が出ませんでしたが、新たな舞台、しかもバーチャルという異空間で復活する可能性もあるでしょう。

しかも対戦相手もまたユニーク。地上最も過激な球技カルチョ・ストミーリコをバックボーンに持つミケーレ・ベルギネリ。なんでも27対27でパンチ・キック何でもあり。イタリア・マフィアの抗争がきっかけとなった球技のエースだそうです。

今ひとつ競技のイメージがわきませんが、それもまた巌流島の真骨頂。ミャンマーラウェイ×カルチョ・ストーリコ。マニア心をくすぐってくれます。。。と絶賛していたところ、さすが谷川貞治というさらなる追加カードが発表されたじゃありませんか。それはまた次回の投稿にて。