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【Special】J-MMA2023─2024、三浦彩佳「国内にはもっと強い女子ファイターがたくさんいますから」

【写真】三浦にここまで言わせる──やはり、凄まじいマッチアップだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

2023年が終わり、新たな1年が始まるなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。
Text by Shojiro Kameike

J-MMA2023-2024、第十三弾は28日のONE日本大会で平田樹戦に臨む三浦彩佳に話を訊いた。昨年4月のモン・ボー戦で2年6カ月振りとなる勝利を挙げた三浦は、その2カ月後にONEアトム級で平田と対戦することに。「山本アーセンの元カノ&今カノ対決」という煽り、ONEストロー級で戦い続けてきた三浦がアトム級で戦う現実——複雑な気持ちを吐露した。それでも三浦は、前を向いて戦う。シャオ・ヂィンナンとの再戦を目指して。

■2023年三浦彩佳戦績

2月25日 ONE FN07
●0-3 ダニエル・ケリー(米国)※サブミッショングラップリング戦

11月3日 ONE FN16
○1R2分09秒 by スカーフホールド・アメリカーナ モン・ボー(中国)


――改めて2023年は、三浦選手にとってどのような1年でしたか。少なくとも2023年より、2024年は良い気持ちで迎えることができたのではないでしょうか。

「う~ん……」

――えっ、意外と暗いトーンですね。

「ギリギリですね。ギリギリ良い気持ちで2024年を迎えられたとは思います。MMAを1試合戦って、勝ててホッとしました」

――平田戦のオファーが届いたのは、モン・ボー戦の直後だったのですか。

「あの時はまだ『話があった』というぐらいで、私としてはシャオ・ヂィンナン戦があると思っていました。シャオ・ヂィンナン戦と平田戦っていうお話があり、正式なオファーは平田戦だったので『何でかなぁ?』と……」

――その部分で複雑な気持ちのまま新年を迎えたのですね。

「そうですね。1月末が試合なので、年末年始も落ち着いて休むことはできませんし」

――三浦選手にとっても予想外すぎたマッチメイクだったのでしょうか。

「一番意外だったのは、アトム級での試合という点です。以前から言っていたとおり、私はストロー級でシャオ・ヂィンナンと再戦するのが目標で。それが平田選手とアトム級で対戦する、というのは……ビックリしました」

――そのオファーを断るという選択肢はなかったのですか。

「……ここで断ると、いつ次の試合があるか分からないので」

――どちらかといえば平田選手との対戦よりも、アトム級でのオファーに対して合点がいかないということですか。

「私はONEストロー級の選手なのに、なぜアトム級のオファーが来るんだろうって……。自分としてはストロー級でもアトム級でも戦えます。ダニエル・ケリー戦は119ポンド契約で、期間もあったので落とすことはできました。それが1月28日にアトム級というのは――」

――前回のインタビューでもONEストロー級が自分に合っていると仰っていました。おかげで調子が出て来た、と。しかしアトム級で平田戦というのは、つまり平田選手を軸に組まれた試合ということです。

「はい。『こう来るんだぁ……』という気持ちはあります。とにかく胃が痛いですね(苦笑)」

――公式トレーラーで、三浦選手は「私がやってきたことはエンタメではない」と発言していました。山本アーセン選手の元カノ&今カノ対決という煽りも含めて、エンタメといいますか……。そこで今の三浦選手の言葉を聞いていると、この試合に対するモチベーションはどこにあるのかと気になります。

「ひとつは、すぐにONEが試合を組んでくれたことは嬉しいです。たとえ前回はモン・ボーありき、今回は平田選手ありき――であったとしても。試合は試合として、私は勝つと信じています。だからまず試合が組まれたことには感謝しています。

それとポジティブに考えるなら、『私はストロー級とアトム級、どちらでも戦えるぞ』とアピールする機会だと思うんですね。減量に関しても、アトム級というお話があった時にトレーナーさんに相談したら『絶対にアトム級の体をつくることができる。安心しろ』と言われて。その言葉を信じて、この試合は『私はいつでも何処でも戦える』とアピールできるチャンスだと考えることができるようになりました」

――ということは平田戦に向けて減量も順調なのですね。

「すごく順調に落とすことができています」

――なるほど。この試合で平田選手に勝利し、ストロー級でもアトム級でも戦えるとアピールした先に何があると思いますか。

「ストロー級でヂィンナンと再戦したいです。でも今は、とにかく与えられたことをやっていこうと考えていますね。それと平田選手は注目度が高いし、私が勝ってちゃんと……」

――ちゃんと?

「いや、ちゃんと――ではないですね。SNSで注目を集めるということが、よく分からないんですよ。TRIBEにはSNSをやっている人が少なくて(笑)」

――アハハハ。

「TRIBEには強いのに認知度が低い選手が、たくさんいると思うんです。だから私が注目度の高い平田選手に勝つことで、もっとTRIBEが認知されて、ONEという大会が日本でも注目されたら――と思っています。

私って、『没頭する力』は人より高いとトレーナーさんにも言ってもらえていて。そういうポジティブな言葉を信じて、今は試合に向けて練習しています」

――ポジティブな気持ちを持っていても、インタビュー映像で泣くのはデフォルトになっているのですか。

「アハハハ! あれって確か、カットと言われたあとに泣いているんですよ。だから『撮っているんかい!』と思って(笑)」

――三浦選手が泣くのを待っていたのかもしれません。

「そうなんでしょうねぇ(笑)」

――試合の話に戻すと……もともと階級も違いましたし、この試合のオファーが来るまで平田選手は視野に入っていなかったのですよね。

「視野には入っていなかったです。正直、平田選手にはファイターというイメージを持っていなくて。ファッションやSNSとか『今時の子』という印象でした。今回、煽り映像のインタビューでも『日本の女子MMAナンバーワンを決める』みたいなことを訊かれたんですよ。私は、全然そんなことは思っていなかったです。国内にはもっと強い女子ファイターがたくさんいますから」

――……。

「だから――何とも言えないところはあります。今回は自分自身への挑戦だと思っていて。かといって相手のことをナメているとか、そういう気持ちは一切ありません。ちゃんと集中して試合に臨む。それは今までの試合と変わらないし、これからもずっと同じです」

――対戦が決まるまで、平田選手の試合は視ていましたか。

「全部ではないけど、視ている試合もあります。でもハム・ソヒ戦は何がしたいのか分からなかったし、他の試合も――与えられている環境はすごく良いし、素質もある選手なのに『アレッ?』という感じで。いつも綺麗に戦おうとしすぎているというか。そこが皆さんも『う~ん……』と思う要因なのかもしれないですけど」

――確かに今は、デビュー当時ほどの爆発力は感じられなくなっています。

「指導者が固まっていなかったという理由もあると思うんですよ。私もいろんなところへ出稽古に行きますけど、最後は長南(亮TRIBE代表)さんが締めてくれるので。周りに厳しく言ってくれる人が多くて、ありがたい環境だなって実感しています」

――体重を落とすことはできたとしても、アトム級でもストロー級と同じ出力で戦えるかどうかという不安はありませんか。

「今もパワーは落ちていなくて、練習で男子選手を極めることがあります。だから、その点で不安はないですね。むしろ今までやってきたこと――体の使い方とか繋がってきたものもあるので。堀江(登志幸)トレーナーが、トレーニングの年間スケジュールを立ててくれているんですよ。ここまでに、これができるようになる。次は……って。階級は別として、そうやって繋がってきたものを次の試合で見せることはできるんじゃないかと思います。反対に『平田選手のほうがアトム級まで落とせるのかな?』って、よく言われますね(苦笑)」

――では対戦相手として、ファイターとしての平田選手の印象を教えてください。

「私よりも柔道の素質はあると思います。でも、どうなんですかねぇ……。勝ちにこだわる執念は、絶対に私のほうが上だと思います。私は勝てれば良い。綺麗に戦おうとは思っていないので。もし1Rでグチャグチャした展開になっても、2Rでスクランブルになったら私のほうが強いんじゃないかと考えていますね。

先ほども言いましたけど、油断はしていません。『もしかしたら、すごい武器を持っているんじゃないか』という最悪のケースまで想定して、一切の油断なく仕上げていますから」

――平田選手にとっては10カ月振りの試合になります。この10カ月の間に新しい武器を身につけている可能性はあります。

「彼女がMMAに対して本気で向き合っていた10カ月間であれば、その可能性はありますよね。本気で向き合っていたとしたら――ですよ。ただ、MMAを知っている方は分かってくれると信じています。とにかく1月の試合が無事に終わってほしい(苦笑)。いろんなことがありすぎるので、私も勝って少しゆっくりしたいです」


■視聴方法(予定)
1月28日(日・日本時間)
午後5時00分~ABEMA格闘チャンネル
午後6時30分~ABEMA PPV

■ONE165対戦カード

<ONEキックボクシング世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者] スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
[挑戦者]武尊(日本)

<ONEサブミッショングラップリング世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/12分1R>
[王者]ケイド・ルオトロ(米国)
[挑戦者] トミー・ランガカー(ノルウェー)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
青木真也(日本)
セイジ・ノースカット(米国)

<スペシャルルール187.25ポンド (※84.94キロ)契約/3分3R>
秋山成勲(日本)
ニキー・ホルツケン(オランダ)

<キック156.5ポンド(※70.99キロ)契約/3分3R>
マラット・グレゴリアン(アルメニア)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ゲイリー・トノン(米国)
マーチン・ウェン(豪州)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
三浦彩佳(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
若松佑弥(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラデ・オパシッチ(セルビア)
イラジ・アジズプール(イラン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
山北渓人(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
グスタボ・バラルト(キューバ)
箕輪ひろば(日本)

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN07 ジョン・リネケル ファブリシオ・アンドラジ ブログ

【ONE FN07】リネケルのフルパワーを受け、見切り、いなしてジャブ&ヒザでアンドラジがバンタム級王者に

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)王座決定戦/5分5R>
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
Def.4R5分00秒 by TKO
ジョン・リネケル(ブラジル)

ルンピニー初のMMA世界戦はブラジル人対決、リネケル×アンドラジだ。すぐに距離を詰めるリネケルがボディフック、そこにアンドラジがヒザを合わせていく。リネケルはヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウン、バックに回る。立たれても後方への投げでテイクダウンを取るリネケルが、胸を合わせたアンドラジにダブルレッグ。立ち上がったところでボディにパンチを集中させる。

コーナーに詰まっていたアンドラジはフックで、腰が落ちるシーンもあったがヒザを見せて逃れ、右ローに右を合わせる。アンドラジは左ミドル、リネケルは右フックから組んでテイクダウン&ボディロックで殴っていく。首相撲にも左フックを打っていくリネケル、アンドラジがジャブを繰り出す。右オーバーハンドを空振りしたリネケルに、アンドラジがワンツー、カーフ、そして前蹴りが極まる。リネケルの左フックに、左ヒザをボディに突き刺したアンドラジ。リネケルはヒザを貰っても前に出る。右ヒザから、左ヒザを突き上げるアンドラジはフックのリネケルに右カーフを蹴る。

リネケルの右カーフ、アンドラジがボディを返す。ボディから顔面のリネケルが、ワンツーで右を打ち抜かれ動きが止まる。さらに左を入れ、パンチをまとめたアンドラジが最後にヒザを繰り出し──ダメージを与えたうえで、スコア的にも試合をリードした。

2R、直ぐに距離をつめたリネケルのフックがヒット、アンドラジがヒザで何とか距離をつくる。ダブルレッグを切ったアンドラジは、カーフを連続で蹴られるがジャブを伸ばす。アンドラジのジャブ&カーフが入り、リネケルはフックから組んでボディロックへ。アンドラジはウィザーで耐えようとしたが、前方に崩され右のパンチを連打される。

胸を合わせて離れたアンドラジは、右ロー。フックを振るうリネケルだが、疲れたか動きが落ちる。それでもローを繰り出すリネケルにジャブを当てるアンドラジは、攻め急がずジャブ&ストレートで攻撃を組み立てていく。アンドラジはダブルを切っって離れると、右三日月、左ジャブ、そして右ヒザを繰り出す。リネケルも左ジャブを振るうが、ワンツーを受けて下がる。腹を守って回るリネケルは、ジャブで前進を阻まれる。パンチの威力も落ちたリネケル、切れ&スピードも陰りが見える。

3R、直ぐにワンツーフック&カーフのリネケルに対し、アンドラジはジャブを伸ばし右エルボーを狙う。リネケルもジャブを当て、ボディフックを打ち込む。足を使うアンドラジは、ジャブを見せてヒザ狙いか。とにかく前に出るリネケルはボディを2発打つが、威力がやはり落ちているか。と、ダブルレッグをスプロールしたアンドラジにフックを当てる。

アンドラジがワンツー、左ジャブ、リネケルの拳の距離に入っていく。ジャブを当て、右カーフのアンドラジはリネケルのカーフはチェックする。ジャブの差し合いから前に出たリネケル、アンドラジはここでヒザを狙う。圧を掛け、パンチを見切ろうとするアンドラジは、パンチを受けても左ジャブを返し、フックをブロックする。右のカウンターを入れたアンドラジに対し、リネケルはそれでも右を振るいダブルレッグへ。スプロールされ、体が伸びたリネケルがガードを取ってラウンドをラウンドが終わった。

4R、アンドラジがジャブを連続で見せるが、リネケルの右オーバーハンドが頭に入りバランスを崩す。ここで攻撃を纏められないリネケルは、やはりスタミナが厳しくなっているようだ。ジャブを続けるアンドラジは、左ヒザをボディに突き刺しパンチを纏める。さらに左ストレートを受けたリネケルが左を打ち返す。左フックへのヒザが急所に入り、リネケルがブレイクを要求する。すぐに試合は再開され、リネケルが組みに行くがヒザを貰って離れる。アンドラジは左ミドル、右ジャブ、そしてシングルを切る。

ロングフックに左ヒザを受けたリネケルの動きが止まる。アンドラジは左ミドル、テンカオ、左ストレート、さらに左フックと猛攻を仕掛ける。足がふらつくリネケルは、右ジャブから左フックを襞しコーナーにつまる。アンドレジはここで左アッパーと容赦なく攻め続けた。

最終回──と思いきや、インターバル中にリネケルは試合続行不可能を伝える。ベルトを肩にかけ涙の新チャンピオンは「このベルトの意味は、言葉にできない。長い旅だった。ここで世界チャンピオンになる夢を追い続けてきた。チャンピオンになれば人生が変わる。家族も信じてくれた。なんて言えば良いのか……。次? スティーブン・ローマンが来るなら戦うよ。リネケルは前に出てきた、でも全て懸けて戦いベルトは僕の手にある。人生で最高の瞬間、凄く幸せだ」と話した。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN07 リンダ・ダロー ヴィクトリア・ソウザ

【ONE FN07】土曜の朝? 金曜の夜?? ヴィクトリア・ソウザがリンダ・ダローに3-0の判定勝ち

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)
Def.3-0
リンダ・ダロー(インドネシア)

ソウザがまず右ミドルを見せると、圧を掛けてきたダローに組みつく。ロープ際から離れた両者、ソウザは前蹴りを放つが首相撲からのヒザ蹴りにバランス崩して尻もちをつく。直ぐに立ち上がったソウザが組んで両ワキを差す。コーナーにまで移動したソウザは小外刈りでテイクダウンを決める。下から殴るダローに対し、パスを決めたソウザは一度は足を戻されるが、すぐにパスを決め直す。

ギロチンからバック狙いのソウザに対し、ダローが背中をつける。すぐにサイドで抑えたソウザは鉄槌、左腕を殺してエルボーを連打する。ダローはここで立ち上がるも、ソウザはラウンド終了間際までクリンチで優位に立ち続けた。

2R、ローに合わせて左を当てたダローは、ソウザに尻もちをつかせる。立ち上がって組みに来るソウザに対し、ダローは回って右を当てる。ソウザは組みつくタイミングを測り、ダローは組まれるのを嫌がって拳が届く距離になかなか立てない。と、レフェリーが試合を止めて両者にファイトを促す。直後にソウザの前進に右を当てたダローは、続くクリンチも離れてローに右を合わせる。さらにダローはリードフックを入れ、パンチがコンパクトになってくる。終盤、蹴って回るという展開のソウザも組めなくなっていた。

最終回、ソウザの蹴りを外すダロー、右ミドルをキャッチして押し倒す。ダローはそのままスタンドで街、さらに右の蹴りを掴んで右で殴って倒していく。スタンドで待ったダローは、打撃に勢いがつくかと思われた矢先、右フックにダブルレッグを合わされてテイクダウンを許してしまう。パスを決めてサイドのソウザだが、ダローはスクランブルに持ち込んでスタンドに戻る。ここでソウザはがぶってヒザを何度も顔面に突き上げる。残り30秒でソウザが間合いを取り直すと、両者の体が触れることなく試合終了を迎えた。

結果、ソウザが3-0の判定勝ちを収めた──がFight Nightよりも、Friday Fights的な試合だった。


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN07 ウアリ・クルジェフ トミー・ランガカー

【ONE FN07】トミー・ランガカー、クルジェフに内ヒール返しで一本勝ち&5万ドル獲得

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
トミー・ランガカー(ノルウェー)
Def.2分58秒by ヒールフック
ウアリ・クルジェフ(ロシア)

立ちレスでツーオンワンのクルジェフ。放したランガカーがダブルレッグを切られて、跳びつき三角を狙う。外されガードのランガカーに、レフェリーはブレイクを命じて立たせる。立ちレスの展開からランガカーが引き込んで足関節狙い。内ヒールに体を反転して立ち上がったランガカーがリバーサルを決める。

自らクルジェフの両足を取ってロープ際からリング中央に戻ったランガカーはリバーサルを許すと、足を取りにいく。内ヒールを立ち上がって防いだクルジェフが、内ヒールを取りに行く。逆に内ヒールに取ったランガカーが、ロープに詰まりロールできないクルジェフからタップを奪い5万ドルのボーナスも獲得した。


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【ONE FN07】王座返り咲きを狙うジョン・リネケル。「計量失敗? もう終わったことだ」

【写真】マネージャーのアレックス・デイヴィスと。計量2日前、相当にしぼれていたリネケルだった (C)MMAPLANET

明日25日(土)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night07で、ジョン・リネケルが世界バンタム級王座決定戦でファブリシオ・アンドラジと戦う。

昨年10月に体重オーバーでタイトルを返上、アンドラジが勝った場合のみ新王者が誕生するという変則世界戦に臨んだリネケルだったが、ヒザを急所に受け試合はノーコンテストになった。

あらから4カ月、リネケルは絶対の自信を持ってアンドラジとルンピニーのリングで対峙する。前世界王者に計量失敗と、今回のタイトル戦に向けて自信のほどを尋ねた。


――アンドラジとの世界戦が控えていますが、前回はマレーシア、今回はタイのバンコクでの試合になります。コロナの間はシンガポールでしか戦えなかったのですが、ONEがアジアサーキットを再開したことをどのように思っていますか。

「またアジアの国々を訪れることができるようになって、とても嬉しい。違った国で、違った人々とまた会えるようになったことが何より嬉しいことだ」

──ところでONE世界バンタム級王座を奪取した時などインタビューができなかったのですが、改めてビビアーノ・フェルナンデスという同朋のレジェンドに勝利してベルトを巻いた時はどのような気持ちだったか教えていただけますか。

「偉大なビビアーノを倒したことで、多くの自信を得ることができた。そして、より注目が集まるようになったよ」

──前回のマレーシアでの試合ですが、計量に失敗してベルトを返上しないといけなくなりました。

「僕が事前に使っていた体重計の数値が、少しおかしかったんだと思う。でも、もう済んだことだ。こうやって、世界戦を戦う場所に戻ってきたんだから」

──1日だけの計量は、難しいと感じますか。

「そうだね、少し混乱していたのは確かだ。1回だけ、夜になると時間切れというのももう分かった。今回は問題ないよ(※体重124ポンド、ハイドレーションは1.0176でパス)」

──世界戦前にタイトルを返上して試合に出る。どのような気持ちで戦うことになるのでしょうか。

「勝ってもチャンピオンに戻れないのに戦うのは、ストレスだった。それも終わったこと。タイトルを取り戻すために、今ここにいる。今は試合が待てない。前回の試合が終わってから、早くファブリシオを戦いたかった。そして皆に自分の力を見せて、タイトルを取り戻す。

前の試合を見て、人々はファブリシオが強いと思ったようだけど、僕はあの戦いのなかでも彼の穴を見つけている。そこをついて、ガムバック勝利を挙げる」

──では、どのような試合を見せたいと思っていますか。今後のキャリアを考えても、非常に大切な試合になるはずです。

「自分がどれだけ優れたファイターが証明したい。ONEで歴史を創る。そして、皆に喜んでもらう試合をする」

■放送予定
2月25日(土・日本時間)
午前9時00分~ONE Championship YouTube channel
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN07対戦カード

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)王座決定戦/5分5R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者] タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
[挑戦者] ジャマル・ユスポフ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
レオナネルド・カソッティ(ブラジル)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)

<サブミッショングラップリング120ポンド契約/10分1R>
ダニエル・ケリー(米国)
三浦彩佳(日本)

<キックボクシング・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
フランシェスコ・エクシャジャ(アルバニア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リンダ・ダロー(インドネシア)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
ウアリ・クルジェフ(ロシア)
トミー・ランガカー(ノルウェー)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アドリアン・マテイス(インドネシア)
ツオロンチャアシー(中国)

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