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【Special】J-MMA2023─2024、新井丈「負けも含めて……絶対にまた強くなれるから」「必ず戻ってくる」

【写真】さらに強い意思を持って、新井丈は戻ってくる(C)TAKUMI NAKAMURA

2023年が終わり、新たな1年が始まるなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。
Text by Takumi Nakamura

J-MMA2023-2024、第十四弾は修斗で史上初のストロー級&フライ級の二階級同時制覇を成し遂げるも、大晦日RIZINでKO負けを喫した――新井丈に話を訊いた。

8連勝中で迎えた2023年も連勝記録は続き、7月にストロー級王座をKO防衛、9月にフライ級王座をKO勝利で獲得。新井は常に激闘を連発し、修斗のみならずJ-MMAの年間MVP候補と言ってもいい活躍を見せていた。しかし大晦日RIZINではヒロヤにまさかのKO負けを喫し、約4年ぶりの黒星で年を越す形となった。まだ敗戦の傷も言えないなか、新井がインタビューに応じてくれた。

■2023年新井丈戦績

3月19日 Shooto2023#02
○3-0 関口祐冬(日本)

7月23日 Shooto2023#05
○1R4分41秒 by KO 安芸柊斗(日本)

11月19日 Shooto2023#07
○3R2分55秒 by KO 山内渉(日本)

12月31日 RIZIN.45
●2R2分53秒 by TKO ヒロヤ(日本)


――大晦日の試合が終わってからはどのように過ごしていたのですか。(※取材は10日に行われた)

「もちろん練習も運動もせず、人とも会ってないですね。人と会うとどうしてもごめんねって気持ちになっちゃうし、場の空気も悪くなっちゃうんで(苦笑)。立ち直りたい気持ちもあるんですけど、少なからず気持ちが落ちているところもあるから、相手に気を遣わせるんだったら、一人で考える時間を過ごそうと思っています」

――ヒロヤ戦は約3年半ぶりの敗戦で、しかも11連勝中が途切れる敗戦でした。前回の敗戦とは意味合いが違ってくると思います。

「意味が違いますね。連敗中は積んでいるものがなかったから、負けるべくして負けていたし、負けが増えたところで失うものがなかったから、自分が恥ずかしくなるだけでした。でも今は勝ってきた分、修斗のファンも背負っていたし、応援してくれる人も増えているから、自分が負けたことで落ち込ませてしまう人が多いという状況ですよね」

――衝撃的なKO負けでしたが、試合映像は後からチェックすることはできましたか。

(C)RIZIN FF

「ちゃんと見ています。

まずKOされたシーンは完全に記憶が飛んでいたので、どうやって自分がKOされたのかを把握したかったんです。そうはいっても悔しさがよみがえるから、すぐに映像を見ることはできなかったです。気持ちがちょっとずつ回復してきたタイミングで何回か見ました」

――11月の修斗でのタイトル戦から短期間での大晦日RIZIN出場となりました。結果論で語るのはナンセンスだと思いますが、試合をしなかった方がよかったのではないかという声も出ています。その上で大晦日に試合をしたことはどのような経験になりましたか。

「今までにないキャパと注目度だったので、それは自分の経験値になりましたよ。だからそこは絶対にプラスになったと思います。あとは負けも含めて………絶対にまた強くなれるから。こんなに悔しい気持ちは久々で、自分自身にも周りにもこんな悔しい気持ちはさせちゃいけないと強く思ったんで、もう負けたくないですね。一戦一戦自分のすべてをかけて戦わなきゃいけないと思いました」

――自分の負けで落ち込んでくれる人間がこんなにいたのかと驚いた部分もありますか。

「そうですね。自分のことのように悔しがってくれている人がいて、そこまで自分の試合に感情移入してくれてたんだなって。だからそれを知ったことはより辛かったんですけど、言い方を変えれば、そのくらい人の心を動かせられる・影響を与えられる選手になったんだなとは思いますね」

――では大晦日をのぞいて2023年は新井選手にとって、2023年とはどのような1年でしたか。

「大晦日をのぞけば100点です。自分が持っている以上の力を発揮できたし、より多くの人を巻き込むことが出来た1年だったと思います」

――年の始めにそのような1年になることはイメージしていましたか。

「いざ現実と照らし合わせたら、ここまでになるとは思っていなかったけど、もっと輝いている自分を想像して生きているんで、なるべくしてなっているなって気持ちはあります」

――修斗ではストロー級王座を防衛して、フライ級にもチャレンジして史上初の2階級同時王者となりました。ある意味、ストロー級ではやりきった部分もあると思います。これから階級はどこで戦っていこうと思っているのですか。

(C)SATOSHI NARITA

「基本的にはフライ級でいいのかなと思っています。

それこそストロー級でたくさんの人の心を動かすカードやモチベーションになる試合があるならいいんですけど、正直今はそれが見当たらない。だったら僕は挑戦していく姿を見せていきたいし、だからフライ級でやることになると思います」

――新井選手が試合を受けるうえで、どれだけ人に響くか。チャレンジできるかが基準になっているのですか。

「そこが大事ですね。『そりゃ新井丈が勝つだろ?』という試合はやりたくないし、勝った時にどれだけの人が沸くかを考えて試合を受けています。特にこれからはコンスタントに試合をするというよりも、一試合一試合どれだけ意味がある試合なのか、注目してもらえる試合なのか。そこを考えてやっていきたいですね」

――どの選手にも2024年の抱負や目標を聞いているのですが、今はまだ次の試合のことは考えられないですか。

「まず大晦日に勝ったとしても半年は休むつもりだったんですよ。それこそフライ級でやることになったら、そのための身体作りも必要だし、自分のウィークポイントでもある組み技も強化しないといけない。そこは時間がかかると思っていたので。そこは負けても変わらず、です。なんならKO負けしているので、しっかり時間をかけてダメージを抜いて、体作りから始めたいです」

――フライ級仕様に仕上げるには時間がかかる、と。

「いずれフライ級でやるだろうなと思っていたから、この2~3年は常に増量とバルクアップを念頭に置いて過ごしてきたんですけど、どうしても試合数が多いと通常体重が変わらないんですよね。身体作りには時間がかかるし、コンスタントに試合をやりながらでは難しいということを身をもって分かっているので、今は試合間隔を空けて、身体を作る時間にあてたいですね」

――また一から作り直すという感覚ですか。

「一からではないですね。自分は器用じゃないから、このスタイルを突き詰めるしかないと思っているし、時間がある分、変えなきゃいけないところや伸ばさなきゃいけないところを考えてから動き出したいです。そこはジムでも話し合いつつですが、自分のスタイルをガラッと変えることはないです」

――ではまた改めて新井選手が復活する時を待ちたいと思います。

「自分が試合で勝ってきた感覚や戦い方はすぐになくなるものではないし、試合でガチガチに緊張するタイプでもないので、自分は半年(試合が)空いても問題ないと思っています。本当は勝って、そうしたかったんですけど人生そこまで楽じゃないですね(苦笑)。でも必ず僕は戻ってきますよ」


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Chan龍 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 修斗

【Shooto】修斗協会がChan龍選手の死去を発表

【写真】先月7日、所属ジムで練習をしていたChan龍選手 (C)MMAPLANET

1日(火)、Sustainより佐藤信義一般社団法人日本修斗協会会長の名の下で、以下のような発表があった。

「いつも大変お世話になっております。
この度、CHAN-龍選手の訃報に関してご報告申し上げます。
CHAN-龍選手は、当初、7月23日に開催されたプロフェッショナル修斗公式戦後楽園ホール大会(主催:株式会社サステイン)へ出場を予定しておりましたが、大会前日に行われた計量会場に姿を見せず、CHAN-龍選手との連絡が途絶えた為、地元・徳島で捜索が行われました。
大会終了後にCHAN-龍選手がお亡くなりになっていたことが、所属するMMA Zジムの安芸佳孝代表より報告がありました。
ご親族からの強い意向もあり、大会や選手に与える影響を考慮し発表は控えておりましたが、このような形で皆さまへのご報告となったこと、そしてご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
しかしながら、残されたご親族の皆様は今も深い悲しみの中に身を置かれていらっしゃいます。報道並びに格闘技関係者の皆様方におかれましては、そっとお見守り頂けますようお願い申し上げます。CHAN-龍選手のご親族やご友人への取材、また憶測などでの記事の掲載やSNSへの投稿もどうかお控えいただきますよう改めてお願い申し上げます。
今回このような形で皆様にご報告を差し上げることは大変残念でなりません。この事実を受け止めCHAN-龍選手が戦った修斗の舞台を未来に残していきたいと思います。
心よりCHAN-龍選手のご冥福をお祈り申し上げますとともに、これまでCHAN-龍選手への温かい声援、ご支援頂きました皆様には心よりお礼を申し上げます」

CHAN-龍こと岩本龍弥さんは、23日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2023#05に出場予定だったが、上記の発表にあるように計量会場に姿を見せず、「無断で計量を欠席した」とし参戦中だったインフィニティリールの出場権を剥奪という処分が下っていた。

メディアというある意味、インサイダーでありながら興行会社や選手間の横のつながりとは一線を引く立場にある我々が岩本さんの死について、「らしい」という情報を得ていたのは28日(金)のことだった。

ただし、確かな情報がないなかで記事化することを控え、所属ジムもしくは修斗協会、あるいはSUSTAINから正式発表を待つという判断をMMAPLANETでは行った。

結論として、本日の発表で岩本さんの死が事実として認識されることとなった。主催者、協会、加盟オフィシャルジムという広義での修斗という組織の総意として、「残されたご親族の皆様は今も深い悲しみの中に身を置かれていらっしゃいます。報道並びに格闘技関係者の皆様方におかれましては、そっとお見守り頂けますようお願い申し上げます」という方針であるのであれば、メディアとしてMMAPLANETはこの声に従う方針だ。

同時にメディアでなく当事者である修斗という組織において「修斗の舞台を未来に残して」いくために、減量下にあった選手が死に至った要因、過程をプライバシーの侵害に当たらぬ形で共有し、教訓として今後に生かしてほしいと願うばかりだ。

いたずらに騒ぎ立てるわけではなく、自己主張の連鎖反応を起こしたいわけでもない。計量会場に姿を見せずに命を落とした──岩本さんの早過ぎる死に関して、少しでも減量を起因とするような事実が存在しているのであれば、このスポーツに関わる全ての人間が、少しでも選手のおかれた環境が良くなるよう努力することが、使命である。

2023年8月1日
高島学

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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 キック 修斗 安芸柊斗 新井丈

【Shooto2023#05】新井が右で安芸の夢を打ち砕いて初防衛。フライ級王座戦&二階級同時制覇をアピール

【写真】試合後のコメントが、やはり優しい(C)MMAPLANET

<修斗世界ストロー級選手権試合/5分5R>
新井丈(日本)
Def.1R4分49秒 by KO
安芸柊斗(日本))

開始早々、新井が距離を詰めた。安芸がシングルレッグからバックに回る。右ヒザを新井のボディに突き刺す安芸が、ボディロックからリフトする。2度目のチャレンジで新井に背中を着かせたが、新井もすぐに立ち上がって正対した。左腕を差し上げている安芸が離れた。スタンドでは安芸が左ジャブから右ストレートを当てる。新井も左フックを返した。

新井が頭を下げて中に入ろうとしたところに、安芸が右を打ち下す。新井はガードを固めて距離を詰め、左フックを当てる。安芸は前後のステップから右を突き刺し、左ジャブで突き放す。しかし新井は止まらず、右で安芸を下がらせた。安芸の左ジャブをかわした新井が左右フックで安芸をケージに追い込み、右でダウンを奪ってパウンドを連打する。

背中を見せながら立ち上がった安芸だが、またも新井の右をもらってグラついた。新井の左フックが安芸の顔面を捉える。フックを上下に散らす新井が、右ボディから右フックへ。さらに右カーフキックで動きを止めたあと、右ストレートで安芸の顔面を打ち抜き、追撃のパウンドを浴びせてレフェリーストップを呼び込んだ。

KOでベルトの初防衛に成功した新井は、「正直もらいすぎて、あんまり記憶がないッス。安芸君の応援で四国から来てくれた熱い応援団に拍手をお願いします。しっかりと防衛戦でチャンピオンとしての責務を果たせて、ホッとしています。修斗史上初の二階級同時制覇、見たい人は拍手お願いします。山内君、ストロー級チャンピオンとフライ級のベルトを賭けてやろうよ。修斗の歴史に名を刻む新井丈の姿を見に来てください!」とフライ級王座戦出場をアピールした。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 ボクシング 竹中大地 藤井伸樹

【Shooto2023#05】1~2Rをバックコントロールで制した竹中、藤井の猛攻を振り切り現環太平洋王者を下す

【写真】やはり--大激闘に(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
竹中大地(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
藤井伸樹(日本)

サウスポーの竹中に対し、藤井が左ジャブを繰り出す。竹中は左ミドルを当てる。さらに左ストレートを突き刺し、左ハイへ。藤井は竹中の左ハイをかわす。右フックを振るう竹中は、さらに蹴りを散らした。ここで藤井が組みつくも、竹中が両腕を差し上げて藤井をケージに押し込む。藤井はウィザーで耐える。藤井の右腿に手をかけた竹中が引き回すも、藤井は倒れない。

離れた両者、竹中が左ミドル、左ショートを当てる。藤井も右を返した。竹中の右ジャブが顔面を捉える。藤井の右ストレートも当たっている。距離を詰める藤井にボディロックで組みついた竹中がバックへ。藤井はキムラで竹中の右腕を抑えるも、竹中がそのクラッチを外してバックコントロールからグラウンドに持ち込み、バックマウントの状態で初回を終えた。

2R、藤井がワンツーから距離を詰めていく。竹中が右アッパーを突き上げた。サークリングする竹中に右を浴びせる藤井が、組みついてきた竹中をケージに押し込む。竹中は左腕で藤井の首を取り、ギロチンへ。藤井がサイドに動くと、首を抑えたまま顔面へ右ヒザを突き上げる。嫌がった藤井がヒザを着く。竹中の動きが止まると藤井が立ち上がった。

スタンドでは藤井が打撃で前に出ると、竹中が組みついてバックに回りリフトしてマットに叩きつける。起き上がる藤井のバックに回った竹中は、バックマウントに移行して藤井の体を伸ばしていく。立ち上がる藤井に絡みつく竹中は、藤井のキムラを切ってバックマウントからマウント→バックマウントへ。四の字フックで藤井の動きを止め、RNCを狙うも藤井もクラッチを許さない。凌いだ藤井がスタンドでゾンビ化。右ストレートでグラつかせて竹中をケージに追い込んだ。

最終回、竹中が左ミドルを当てるも、藤井の前進が止まらない。竹中のローを払った藤井が前に出る。パンチを効かせ、ダーティボクシングから右ハイを当てた。明らかに効いている竹中が下がる。藤井も竹中の右ジャブを食らいながら前に出ていく。完全に発動した藤井が、シングルレッグを切られるも右ストレートで竹中の顔面を跳ね上げる。

ケージ際での打ち合いで竹中のパンチを食らった藤井の動きが止まる。すかさず竹中が組んでグラウンドに持ち込む。バックに回る竹中。起き上がる藤井に尻もちを着かせてバックマウントを狙う。ここで藤井がトップを奪った。立ち上がる竹中のバックを奪った。竹中の右目が大きく腫れている。RNCは極められなかったが、立ち上がった竹中を藤井がケージに押し込んでいる。残り30秒で竹中がギロチンで引き込むも、藤井は背中にある竹中の顔面に右ヒジを浴びせ続けた。

裁定はジャッジ3者とも1ポイント差で竹中の勝利を支持。竹中が国内復帰戦を激闘の末に制した。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 キック ヤックル真吾 山内渉 新井丈

【Shooto2023#05】ヤックルをKOした山内は、タイトルマッチの相手に関口ではなく新井丈を指名!

【写真】タイトル挑戦に名乗りを上げる鮮やかなKO勝利(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
Def.1R1分10秒 by KO
ヤックル真吾(日本)

ヤックルが左ジャブから距離を詰める。山内はローとミドルを散らし、ケージを背負うも組みついた。しかしヤックルがボディロックからグラウンドに持ち込む。ハーフガードで守る山内がケージキックを狙ったが返せず。下から三角を狙いつつ立ち上がった山内が、右ストレートを当てた。ヤックルは前のめりに倒れ、山内が追撃を浴びせようとしたところでレフェリーが割って入った。

KO勝ちした山内は「年内にベルトが欲しいので、誰でもいいのでタイトルマッチを組んでください。一番強いヤツを倒したいです。実質フライ級1位の新井丈選手、ベルトを賭けて戦いましょう」と、次の相手に新井丈を指名した。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 キック 内藤頌貴 新井丈 関口祐冬

【Shooto2023#05】フライ級ランカー対決は関口が内藤からTDで競り勝ち、次はタイトルマッチを希望

【写真】前戦で新井丈に敗れた関口が、再びベルトを目指す(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
内藤頌貴(日本)

サウスポーの内藤が距離を詰めてロー。関口が右ハイを返す。関口はサウスポーにスイッチして右ジャブから左ローを見せた。さらにオーソドックスに戻してスライディングキックを見せる。左ストレートを伸ばす関口に、内藤が右ローを当てた。さらに関口が距離を詰めてきたところに、右ショートをカウンターで当てる。たがいにフェイントを掛け合うが、内藤が前に出ていく。

関口は右前蹴りを当てて離れた。内藤のワンツーをかわす関口。しかし内藤のカウンターをもらってバランスを崩してしまう。組みついた関口がケージに押し込んでいくも、内藤がウィザーで耐える。内藤は肩パンチを連打してケージ中央まで押し戻した。細かいステップを見せる関口が、左手を着いて右ハイを見せるも当たらず。さらにスライディングキックも見せ、終了間際にはダブルレッグを仕掛けたがスプロールされた。

2R、関口が右オーバーハンドを繰り出す。内藤が距離を詰めてきたところに右フックを当てた。シングルレッグはかわされ、内藤にケージへ押し込まれてしまう。しかし態勢を入れ替えた関口が反対に押し込んでいく。肩パンチから離れる内藤。両者、フェイント&パンチも当たらず。

関口がダブルレッグで飛び込み、内藤をケージに押し込む。肩パンチの打ち合いから、腕を差し上げていた関口がダブルレッグに切り替えた。しかし内藤が離れる。ケージ中央で関口が挑発し、内藤も挑発し返す。関口は下を見ながら上に打ち込み、両手を広げて挑発するなどトリッキーな動きを見せる。しかし互いに決定打はない。

細かいステップを見せて内藤をかく乱しようとしているのか。しかし内藤に距離を詰められた関口は、ダブルレッグで入るもテイクダウンを奪うことはできない。ところが2R終了直前、ついに組んだ関口が内藤に背中を着かせた。

最終回、関口はオーソドックスでスタート。右スイングを振って内藤を近づけさせない。関口の左フックをかわした内藤がバランスを崩す。ケージ中央で飛び込んだ関口が、足を払ってテイクダウンを狙う。マットに手を着きながら立ち上がった内藤をケージに押し込む関口。ここで関口からのバッティングが起こり、試合が一時中断される。

再開後、関口が低い体勢で入っていく。ケージ中央で左スピニングバックキックを見せる関口は、再びダブルレッグで組みついた。内藤はケージに押し込まれながらウィザーで耐える。離れた内藤は、組んで来る関口にヒザを浴びせた。関口は食らいついて、シングルレッグで内藤をケージに押し込む。しかし内藤の右オーバーフックが強く、テイクダウンすることはできない。

ケージ中央の打ち合いで関口の左ストレートが内藤の顔面を捉えた。またも組みつく関口だが、内藤が倒れない。関口は離れて再び組みつく。ここで内藤に尻もちを着かせて、パンチで削りながら背中を着かせて試合終了のホーンを聞いた。

裁定はジャッジ3者とも1ポイント差で関口の勝利を支持。生き残った関口は、山内×ヤックルの勝者とのタイトルマッチを希望した。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 キック スソン 加藤ケンジ

【Shooto2023#05】距離の取り合いからスソンが加藤を右カウンターで沈め、ランキング入りなるか

【写真】見事なフィニッシュ(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
スソン(日本)
Def.3R4分17秒 by KO
加藤ケンジ(日本)

サウスポーの加藤が左ローを打ち込む。スソンはパンチを打ち返そうとするが、飛び込むも加藤の顔面に届かない。対する加藤が飛び込んで左ストレートを伸ばした。しかし加藤が前に出たところでスソンがカウンターでパンチを当て、グラつかせる。サークリングするスソンがケージ中央を取った。互いに通り距離から一気に距離を詰めて打撃を振るう。

加藤の前蹴りを掴むスソン。次第にスソンが距離を詰めるように。加藤のパンチをサイドステップでかわすスソンが左ローを当てる。加藤は右フックから組みついてスソンをケージに押し込む。しかしスソンが体勢を入れ替えて押し込み返した。加藤はケージ際を脱出。スソンはケージ中央で右スピニングバックキックを見せる。スソンが右ミドルを放つと、加藤もキャッチしに行った。

2R、加藤が距離を詰めると、スソンが右跳びヒザを加藤のボディに突き刺す。互いにステップを踏みながら距離を取り合うなか、加藤がスソンの右ミドルを受けながら右フックを当てていく。スソンは立て続けに右ローを当てるが、加藤の足が止まらない。ケージに追い込まれながらスソンも加藤の右フックをかわした。加藤は右ボディストレートを散らす。

スソンはサウスポースタンスから右ハイ、そして左ストレートを伸ばすが当たらず。加藤の動きが止まったところでロー、ハイと蹴りを散らす。加藤もローからパンチの連打でスソンにケージを背負わせる。ステップと位置取りが展開されるが、互いに決定的な一発は見られていない。加藤がパンチを振るうと、スソンはガードをかわして回る。残り30秒で組んだ両者、加藤の口から出血が見られた。

最終回、開始早々に加藤が前に出る。しかし、かわしたスソンの右カーフキックが当たる。スソンの左フックをかわした加藤だが、右インローで足を跳ね上げられてしまう。加藤が蹴りから前に出たところに、スソンの右ストレートがカウンターでヒット。加藤が尻もちを着いた。すぐに立ち上がり、加藤もパンチを返す。スソンはサウスポーにスイッチしてパンチを当てている。

スソンが右ローを放ったところに加藤がパンチを振っていくと、スソンがバランスを崩した。すかさず加藤が連打で攻め立てるも、捕まえることはできず。ケージ中央でワンツーをクリーンヒットさせた加藤は、右ミドルから右フックを振るう。加藤が飛び込んだところに右を合わせたスソンは、立ち上がった加藤をケージに押し込む。離れる加藤。加藤が前に出ると、スソンの右がカウンターで加藤のアゴを捉えた。この一撃で加藤は背中から倒れ、スソンのKO勝ちとなった。

現在、加藤は世界バンタム級10位。ランカーに勝ったスソンは新たにランキング入りか。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 YUKI オーディン 修斗 結城大樹

【Shooto2023#05】DREAMERSオーディンが修斗初参戦。ランカー結城大樹をパンチで追い込み判定勝ち

【写真】1R中盤からオーディンのペースに(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
オーディン(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19.
結城大樹(日本)

互いに打撃で探り合うなか、結城の左ジャブがオーディンの顔面を捉える。右の前蹴り、右ローを繰り出す勇気に対し、オーディンは距離を詰めることができない。オーディンの左ローに、結城がワンツーを返す。さらに結城が左ハイを見せたところで、オーディンもパンチを見せる。結城の右クロスをもらったオーディンが距離を詰めていく。

結城のシングルレッグをスプロールしたオーディンが左ジャブ、さらに右ストレートを当てる。さらにオーディンの右カーフが当たり、結城がバランスを崩す。プレッシャーを強めるオーディンに対し、結城もケージを背にするがすぐに中央へ戻った。しかしオーディンが結城にケージを背負わせる場面が多くなった。手数は結城のほうが多いものの、オーディンの右も当たる。さらに左ジャブを突き刺したオーディンが左右フックで結城を追い詰めていった。

2R、結城がシングルレッグからオーディンをケージに詰めた。起き上がるオーディンのバックに回った結城が右足を差し入れるも、すぐにオーディンが離れる。ケージ中央を抑えたオーディンがプレスを強めていく。結城はオーディンの右フックをかわし、シングルレッグで飛び込むもオーディンがガブった。結城は立ち上がって首を抜き、離れて戦う。結城の左ジャブに対し、オーディンが頭を振って近づく。結城がシングルレッグで組んでくると、オーディンは足を抜いてスタンドに戻る。

テイクダウンできない結城は左ジャブを突き続けるが、オーディンも上下にパンチを散らす。オーディンの左ジャブを結城が嫌がり始めた。オーディンは左ボディブロー、左ボディストレートを突き刺す。ボディが効いた結城が下がると、オーディンがパンチでラッシュを仕掛ける。結城は鼻から出血。オーディンの左ジャブ、左フックで攻め込み、グラついた結城に首相撲から右ヒザを入れていった。

オーディンが修斗初参戦で、フェザー級3位の結城をマジョリティ判定で下した。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 エンゼル☆志穂 修斗 藤野恵実

【Shooto2023#05】修斗初参戦の藤野が開始早々にエンゼル☆志穂からダウンを奪い、RNCで仕留める

【写真】藤野が1Rの一本勝ちで4p獲得(C)MMAPLANET

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
Def.1R3分06秒 by RNC
エンゼル☆志穂(日本)


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2023#05 浜松ヤマト 磯部鉄心

【Shooto2023#05】徹底したバックコントロールからRNCを狙った浜松が磯部をマジョリティ判定で下す

【写真】1Rはレスリングのような展開から、2Rにフィニッシュを狙った浜松(C)MMAPLANET

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
浜松ヤマト(日本)
Def2-0:20-18.20-18.19-19.
磯部鉄心(日本)


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