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45 BELLATOR Bellator CS2024#01 MMA MMAPLANET o ティム・ワイルド

【Bellator CS2024#01】ワイルドなパンチのマノエル・ソウザが、左フックでワイルドからKO勝ち決める

<ライト級/5分3R>
マノエル・ソウザ(ブラジル)
Def.1R4分48秒by KO
ティム・ワイルド(英国)

間合いを測り、相手の出方を見る両者。粗いフックを振って前に出るソウザに対し、ワイルドが距離を取ってジャブを狙う。ソウザはスイッチして組みつき、ケージへ。体を入れ替えたワイルドはヒザをボディに貰いながら離れる。ソウザは再び大振りのワンツーで前に出るが、ワイルドが左ジャブを当てる。ワイルドは右カーフからジャブ、ソウザは思い切り踏み込むがワイルドの姿はなくケージに肩からぶつかる。

ワイルドはジャブから右も、ここにソウザが左フックを当てる。ハンドスピードは速いが、ワイルドが外を取り続けて届かない場面が目立ったソウザだが、ラウンド終了間際にも右フックを空振り。直後にワイルドの右に左フックを打ち抜く。この一発でワイルドが前方に頭から崩れ落ち、ソウザが衝撃のKO勝ちを手にした。

キャリア11連勝、7度目のKO勝ちとしたソウザは「この試合のために打撃の練習に力を入れていた。動きが多く、カットもされた。でもジャブに合わせる練習をしてきたし、その時を待っていた」と話した。


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【Bellator CS2024#01】That’s MMA fighter=ジェレミー・ケネディ―02―「3つの要素のうち、2つは」

【写真】大会自体は90分後にスタート (C)PFL

1時間20分後に開始するBellator Champions Series2024#01「Belfast」でBellator世界フェザー級王者パトリシオ・フレイレに挑戦するジェレミー・ケネディ・インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

ミックスというよりも、メルト。全てが融合したスタイルの持ち主は、打・倒・極の回転でストロング・ベースを持つファイターに勝つには、打撃、レスリング、柔術の3つの局面のうち2つで相手を上回る必要があると言い切った。

<ジェレミー・ケネディ・インタビューPart.01はコチラから>


――練習をしてきた中で、このスタイルを構築するうえで影響を受けた選手はいますか。

「そうだね……。誰か一人、練習仲間で影響を受けたファイターがいるとすれば、それはビビアーノ・フェルナンデスだよ。僕とビビアーノと同じジム、彼の近くで練習をすることで成長できた。試合数はそれほど多くないかもしれないけど、トーナメントで勝ち、本当に長い間ONEの世界チャンピオンに君臨し続けていた。そんなビビアーノの背中をずっと見ていたんだ。

ビビアーノって、本当に大変な幼少期を送っていて。ファイトのことだけでなく、そこで学んだ人生哲学を色々と教えてくれた。人生の先生的な存在でもあったんだ」

――なるほど。技術的にはジェレミーのMMAは、打撃・テイクダウン・寝技に切れ目がないです。

「僕が心がけているのは、全てを使うのではなくてミックスすること。打撃とレスリング、グラップリングがつながっている。一度としてベスト・ストライカーになったことはないし、ベスト・レスラーにもベスト・グラップラーにもなったことはない。でも、この3つを融合させることなら、僕の右に出る者はいないと思っている」

――その3つを回転させ、打撃が使えるレスラーに勝てると踏んで、跳ね返されることが日本の選手には多いです。

「それは組み合わせ……チョイスの問題だと思う。対戦相手の仕掛けに、自分が何を使って対抗するのか。強いストロングベースを持つ相手に対し、上回ることをどうぶつけるのか。強豪レスラーに対し、僕は打撃と柔術で上回ることができる。柔術ファイターには打撃とレスリングで上回っている。ストライカーにはレスリングと柔術だ。3つの要素のうち、2つは相手を上回るだけの技量が必要で。3つの要素をミックスできても、劣る部分を1つというレベルにしないといけない」

――う~ん、言うは易く行うは難し――を地で行っているのがジェレミーなんですよね。

「それは僕が凄く若い頃から、マーシャルアーツの練習をしてきたからだと思う。積み上げてきたモノが違う。13歳の時に柔術を始め、カナダ、米国、タイとたくさんのジムを巡り、小さなピースを一つずつ組み合わせてきた。得意なモノだけでなく、苦手なモノもね。好き嫌いに関わらず、必要なモノを集めてきたんだ」

――なるほど。大局的なMMAではなく、ディティールにこだわって積み上げたきというわけですね。では、そんなジェレミーにとってパトリシオとはどのようなファイターでしょうか。

「この階級では少し小さいけど、凄く優秀なファイターだよ。距離の取り方が上手い、カウンターパンチャーで一発一発に力がある。なにより、これだけトップにいるから5Rの戦い方を知り抜いている。その経験が最大の強みだろう。

でもね、僕の方が全てにおいて上だ。打撃でも、レスリングでも。背中をつけさせると、戻させない。もう、僕の時代がやってきたと思っている」

――今のパトリシオはディフェンシブ・アタッカーと呼ぶべき、慎重な試合運びをすることが多いです。

「それこそRIZINでのクレベル・コイケとの試合が、最適な例だよね。今は少し安全に戦うようになった。と同時に、効果的な攻めができる。ただし僕を相手にした場合、爆発力のある試合はできないと思う。間合いを重視して、カウンター狙いという試合をしてくるだろう。テイクダウンされることを嫌がるだろうから。そこを考えて、しっかりと準備してきたよ」

――ではどのような試合を世界に発信したいと思っていますか。

「立ち技から寝技まで、フルスペックの試合を見せたい。パトリシオの打撃に応じるし、レスリングに応じて、グラップリングにも応じる。試合が5Rになるなら、それだけのガソリンが入っていることを証明する。僕の全てを見せたい」

――日本のコアファンにとって、ジェレミーのスタイルは大好物です。そんな日本のファンにメッセージをお願いします。

「Xで日本のファンとも、意見の交換をたくさんさせてもらっているんだ。僕のキャリアのゴールは日本で戦うこと。PFL傘下になってもBellatorとRIZINの関係が続いてほしい。そして、日本で戦いたい」

■視聴方法(予定)
11月23日(土)
午前1時30分~ U-NEXT

■ Bellator CS2024#01対戦カード

<Bellator世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
カール・ムーア(アイルランド)

<Bellator世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] パトリシオ・フレイレ(米国)
[挑戦者]ジェレミー・ケネディ(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ(英国)
アーロン・ジェフリー(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド(英国)
マノエル・ソウザ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
キアラン・クラーク(アイルランド)
ダリウス・マフィ(英国)

<フェザー級/5分3R>
ネイサン・ケリー(オランダ)
ヴィカス・シン・ルフル(インド)

<ヘビー級/5分3R>
アブラハム・バッドリー(英国)
アイザイア・ピンソン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・トレイナー(英国)
グラント・ニール(米国)

<ライト級/5分3R>
アルフィー・デイヴィス(英国)
オスカー・オウンズワース(英国)

<130ポンド契約/5分3R>
ネイト・ケリー(アイルランド)
ジョーダン・エリオット(英国)

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45 AB ACA BELLATOR JAM LFA MMA o ONE YouTube   カール・ムーア コーリー・アンダーソン ジェレミー・ケネディ ティム・ワイルド ファビアン・エドワーズ ブラック レアンドロ・イーゴ 体組成

『Bellator 302: Anderson vs. Moore』前日計量動画

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MAIN CARD (Max 3 p.m. ET)

・Corey Anderson (204.6) vs. Karl Moore (204.6) – for vacant light heavyweight title
・Champ Patricio Freire (145) vs. Jeremy Kennedy (145) – for featherweight title
・Fabian Edwards (185.6) vs. Aaron Jeffery (185.2)
・James Gallagher (145.4) vs. Leandro Higo (145.1)
・Manoel Sousa (155.6) vs. Tim Wilde (155)

PRELIMINARY CARD (MMA Junkie, 12 p.m. ET)

・Ciaran Clarke (135.5) vs. Darius Mafi (135.3)
・Nathan Kelly (146) vs. Vikas Singh Ruhil (147)*
・Abraham Bably (257.4) vs. Isaiah Pinson (242)
・Grant Neal (205.4) vs. Luke Trainer (203.8)
・Alfie Davis (155.6) vs. Oscar Ownsworth (155)
・Jordan Elliott (129.5) vs. Nate Kelly (129.1) – 130-pound contract weight

 『Bellator 302: Anderson vs. Moore』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードでヴィカス・シン・ルヒルが147ポンドと1ポンドオーバー。出場給の一部を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・コーリー・アンダーソン vs. カール・ムーアはアンダーソン支持10人、ムーア支持1人。

・パトリシオ・“ピットブル”・フレイレ vs. ジェレミー・ケネディはピットブル支持8人、ケネディ支持3人。

・ファビアン・エドワーズ vs. アーロン・ジェフェリーは11人全員エドワーズ支持。

・ジェームズ・ギャラガー vs. レアンドロ・イーゴはギャラガー支持3人、イーゴ支持8人。

・ティム・ワイルド vs. マノウエル・ソウザは11人全員ソウザ支持。続きを読む・・・
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o カール・ムーア グラント・ニール コーリー・アンダーソン ティム・ワイルド トフィック・ムサエフ

Bellator302:オッズ/トフィック・ムサエフ欠場

コーリー・アンダーソン 1.22
カール・ムーア 4.20
パトリシオ・ピットブル・フレイレ 2.05
ジェレミーケネディ1.80
ファビアン・エドワーズ 1.68
アーロン・ジェフリー 2.24
ジェームズ・ギャラガ2.05
レアンドロ・イーゴ 1.77
ティム・ワイルド 1.83
マノエル・ソウザ 2.00
キアラン・クラーク 1.08
ダリウス・マフィ 8.50
オスカー・オウンズワース -
アルフィー・デイヴィス -
ルーク・トレイナー 2.40
グラント・ニール 1.61
ネイサン・ケリー 1.10
ヴィカス・シン・ルフィル 7.75
エイブラハム・バッドリー 1.52
アイザイア・ピンソン 2.60
ネイト・ケリー 1.18
ジョーダン・エリオット 4.50

プレリムでアルフィー・デイヴィスと対戦予定だったトフィック・ムサエフだが欠場(理由は非公開)。デイヴィスは代役のオスカー・オウンズワースと対戦する。

セミフェザー級タイトルマッチでは、最終P4Pランキングで4位だったパトリシオ・ピットブルがアンダードッグになっている。

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45 AB BELLATOR GLORY MMA MMAPLANET o PFL アレックス・ポアタン キック セドリック・ドゥンベ ダコタ・ディチェバ ティム・ワイルド ビソングール・シャンソウディノフ ボクシング

【PFL Euro2023#01】PFLヨーロッパはパリから。欧州のアレックス・ペレイラ=セドリック・ドゥンベ登場

【写真】キックで75勝、45KOのKO勝利の元GLory世界王者。こういうところを掘り続けられると、大変なことになるッ!!(C)PFL

18日(木・現地時間)にPFLが、PFL Europe 2024シーズン初イベントを3月7日(木・同)にフランスはパリのアコー・アレナで開催し、カード第一弾としてウェルター級のセドリック・ドゥンベ✖ビソングール・シャンソウディノフを組むことを発表している。
Text by Manabu Takashima

Bellatorの買収と、2月24日のサウジアラビアにおけるPFLとBellatorの王者対決PPV大会「PFL Champion vs Bellator Champion」の早々の実現。MMA界を席巻するPFLにとって6つの軸の一つであるPFL International Leaguesの一環として、昨年から活動しているPFL Europeのカレンダーがレギュラーシーズンに先立ち明らかとなった。

PFL Euro 2ndシーズンはパリでスタートを切り、7月8日に英国/イングランドのニューカッスル大会、9月28日には英国/スコットランドのグラスゴー大会を経て、日時&開催地未定の決勝大会が行われることに。つまりPFL League Seasonがレギュラーシーズン2戦(6イベント)+プレーオフ(3イベント)&フィナーレ(1イベント)の10大会で構成されるのと違い、ユーロシーズンは4イベントで成り立っている。

PFL Euro2023はバンタム級、ライト級、女子フライ級、そしてライトヘビー級の4階級で8人トーナメント戦として実施され──バンタム級ではドイツのクルシェド・カホロフ、ライト級はポーランドのヤクブ・キャスバ、女子フライ級は英国のダコタ・ディチェバ、ライトヘビー級はスロヴェニアのヤコブ・ネドーが制し、それぞれが優勝賞金10万ドルを獲得している。


今年、トーナメントが組まれる階級は現時点で分かっているのは、昨年は実施されなかったウェルター級の1階級のみで、出場選手はライト級王者カズバの名前が挙げられているが、他の3階級と出場ファイターのアナウンスはこれからとなる。

欧州全域からファイターが集まっていた2023年シーズンだが、ヨーロッパはBellatorがもとから英国のみならず、アイルランドやイタリア、フランスでマーケットを開拓してきた土地だ。昨年もダブリン、パリと2大会を開き、2022年はミラノ、ダブリン、ロンドン、パリで合計5大会を行っている。それらの大会にはいわゆる欧州枠とされる選手が出場しており、北米イベントに進出するファイターを見出してきた。

フェザー級のキアラン・クラーク(アイルランド)、ジョシュ・オコーナー(英国)、アザエラ・アジョウジ&イーブ・ランジェ(フランス)、ライト級のティム・ワイルド(英国)、ウェルター級のルカ・ポリク(モルドバ)らはPFL Euroのラインナップに加わるようだと、優勝候補に十分になり得る。果たして、他の3階級と出場選手がどのような顔ぶれとなるなるのか非常に楽しみな2024年のPFL欧州の戦いだ。

その戦いの幕開けで早々に決定したセドリック・ドゥンベ✖ビソングール・シャンソウディノフ。ドゥンベはカメルーン出身で、時期で有名なフランス中部リモージュを拠点とする。

昨年9月のPFL欧州デビュー戦となったジョーダン・ゼボ戦で09秒左フックでKO勝ちというインパクトを残したドゥンベのMMAレコードは5勝0敗で、全試合がKO勝ちとなっている。前述した左フックは大外を回るロングと、ワキをしめてコンパクトに射貫くケースがあり、とにかくスピードが半端ない。

顔面のみならず、腹を効かせた後の仕上げはヒザ蹴りや上への蹴りが流れるように繰り出される──この辺りはさすが元GLORY世界ウェルター級王者で83戦75勝7敗1分、45のKO勝ちを誇る強豪キックボクサーだっただけのことがある。

欧州&PFL版、アレックス・ポアタンといっても過言でないドゥンベに相対するシャンソウディノフは、パリ在住のチェチェン人ファイター。戦績は8勝0敗でAres FCウェルター級戦線で活躍してきた。上背はないが、ボクシング&レスリングと柔道の足技を融合させ、グラウンドで強力なパウンドとエルボーを持つ。

ドゥンベにとって、リーチの差はあっても潜るようなテイクダウンを持つシャンソウディノフは分の良い相手なのか、それとも苦手とするタイプなのか。MMAファイターとして総合力が問われる対戦であり、またこのような選手をしっかりとフランス・パリ大会で重用できるのはPFLの市場が多岐に渡っている表れといえる。

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AB AJ・マッキー BELLATOR F1 ISAO MMA o PFL ジェイソン・ジャクソン スミコ・イナバ チムール・カイズリエフ ティム・ワイルド デニス・キルホルツ パッチー・ミックス ピーター・バウシュト ヤーソラフ・アモソフ ラフェオン・スタッツ ラマザン・クラマゴメドフ リチャード・パレンシア

Bellator301:オッズ

ヤーソラフ・アモソフ 1.23
ジェイソン・ジャクソン 4.40
セルジオ・ペティス 2.60
パッチー・ミックス 1.52
ラフェオン・スタッツ 2.20
ダニー・サバテロ 1.70
AJ・マッキーJr 1.39
シドニーアウトロー 3.10
パトリッキー・フレイレ 5.70
アレクサンデル・シャブリ 1.15
タイレル・フォーチュン 1.60
マルセロ・ゴルム 2.40
デニス・キルホルツ 2.30
スミコ・イナバ 1.65
チムール・カイズリエフ 1.25
ジャスティン・ゴンザレス 4.10
アーチー・コーガン 1.09
ピーター・バウシュト 8.00
ケリー・テイラー・メレンデス 1.44
サブリエ・セングル 2.85
マテウス・マトス 1.43
リチャード・パレンシア 2.90
マイク・ハメル 1.46
ティム・ワイルド 2.80
イスラム・マメドフ 1.68
キリス・モタ 2.24
コディ・ロー 1.36
ジェフェウソン・ポンチス 3.25
ラマザン・クラマゴメドフ 1.13
ランデル・ウォレス 6.25
イーブス・ランドゥー 1.49
ISAO 2.70

現時点で発表されているBellator最後のイベント。年内はもう無さそうだが、ほぼ本決まりと言われているPFLの買収が完了した後も、しばらくは(契約消化もあり)イベントは続くと見られている。今回も、契約消化目的で大量の試合が組まれている。

メインのウェルター級タイトルマッチは、27戦全勝のアモソフが大幅フェイバリット。セミバンタム級王座統一戦は、GP優勝で暫定王者のミックスがフェイバリット。7年半ぶりのBellator出場となる第1試合のISAOはBellator4勝1敗(ただし、すべてヨーロッパ大会でヨーロッパ勢との対戦)のイーブス・ランドゥー相手にアンダードッグ。

GPの試合で5Rマッチにもかかわらず、ワンマッチのマッキー vs. アウトローやスタッツ vs. サバテロより前に組まれているパトリッキー vs. シャブリは、一回戦でムサエフに勝っているシャブリが、サトシに勝っている元王者パトリッキーに対し大幅フェイバリット。

mmajunkie.usatoday.com

計量結果。パッチー・ミックスは初回計量でオーバーしたものの、再計量でクリア。ケリー・メレンデスのみリミットをオーバーしている。

第1試合開始は18日朝7時。プレリムは4時間で11試合組まれているが、時間の都合上入り切らなかったものは全試合終了後のポストリムファイトに回される(U-NEXTでは後日配信となる)。

速報します。

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【Bellator301】第二次サークルケイジ挑戦──ISAO「ここをクリアして、今後のことはそれから」

【写真】勝負どころで、上を取り切る力は国内随一のISAO。今回こそBellator初勝利を期待したい(C)MMAPLANET

17日(金・現地時間)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで開催されるBellator301でISAOが、イーブ・ランジュと対戦する。
text by Manabu Takashima

契約成立もなかなか試合が組まれないなかで、Bellator売却という話が公然として伝わるようになった。そしてようやく決まった7年5カ月振りのサークルケージへにリベンジの時。第一次ベラトール挑戦はゴイチ・ヤマウチ、ジャスティン・ローレンスに2試合連続フィニッシュ負けに終わったISAOは、MMAファイターとしてより穴が少なく、勝ち筋の見える試合を遂行するファイターに成長した。

ベラトール後の戦績は実に9勝1敗、フェザー級KOPに君臨し国内トップどころを勝ち続けた結果、海外での戦いを最優先とするために国内での活動を控えるように。あくまでも世界で戦うことに拘り、今回の試合が2年半振りの実戦となるISAOに話を訊いた。


――ようやく仕切り直しのサークルケージ挑戦となりましたが、この間にBellatorとRIZINの対抗戦が日本でも行われました。あの時などはどのような気持ちでいましたか。

「もどかしい気持ちはありました。マネージャーもプッシュしてくれていたのですが、ベラトール側も内部組織で色々なことがあってなかなか組まれなかったです」

──内部組織の問題、つまりは売却問題が浮上し消滅だとか色々な話が聞こえるようになってきたかと思います。

「買収問題が表立って出てきたので、『本当に大丈夫かな』という不安はありました。でも、試合を組んでもらって良かったです」

──現状、301大会以降の発表がないままで。PFLへの売却も最終的な金額の面で結論が出ていないという話も伝わってきます。同時にShowtimeがボクシングとMMAの中継を止めるというニュースもあり、契約下にある選手も将来が気になることばかりかと。

「僕自身は……ベラとオールの大元のオーナーが代わるのかは分からないのですが、興行は2年ぐらいあるという風にも言われてはいます。でも、分からないですよね」

──買収した側は、支配下にあった選手の契約を履行しないといけないようです。

「あぁ、でもそうですよね。契約してあるので」

──ともあれ2021年5月の中島太一戦以来、実に2年半振りの実戦となります。この間、ずっと海外を目指して試合機会を待ち続けていたのでしょうか。

「中島選手に勝ってから、Pancraseの体制が変わることになって。福井(幸和)代表がティキ・ゴーセンのアーセナルと繋がっているので、海外を狙うためにマネージメント契約をしました。その契約にも少し時間が掛って、契約してから──やっぱりUFCに出たかったので交渉をしてもらっている間に、網膜剥離になってしまったんです」

──えぇ、そうだったのですか。

「ハイ。去年の5月に見え方に違和感があったので検査をすると、網膜剥離で。手術をして、そこから練習を再開するまで5カ月かかりましたし。そうしているとUFCは年齢的なこともあって難しくて。待っていても時間が過ぎるだけなので一旦、区切りをつけました。ティキの方からは『Bellatorなら話を持って行けるだろう』という流れになり、なら違うところでやろうと方向を変えました。ベラトールと契約をさせてもらってから、なかなか試合が組まれなかった形ですね」

──これだけ試合がない間にRIZINフェザー級戦線が非常に盛り上がってきましたが、傍で眺めていた歯がゆい気持ちはなかったですか。

「そうですね、やっぱり一番の目標がUFCだったので。あのタイミングでは、やはりUFCに行きたかったです。網膜剥離後に練習を再開する時には、ベラトールの話がありました。5カ月ほど練習ができていかったので、体創りからボチボチ始めたような状態だったので。

RIZINに関しては、それほど鑑賞もしていなかったですし……あんまし……自分はチャンスがあるなら海外で戦いたかったので。それでベラトールとも契約できたので、そこで頑張るという想いだけでした」

──海外で戦うという揺るぎない想いは、前回の挑戦で結果を残せなかったことに関係していますか。

「そこが一番の糧になって、これまでやってきたというのはあります」

──それなのにベラトールの今後が不透明になってしまったと……。

「でも、今回は決まっているわけですし。ここをクリアして、今後のことはそれから考えます!」

──勝敗、パフォーマンスともに大切になってきますね。だからこそ、ここでどのような試合を見せたいですか。

「前回の試合から空いてしまったのですが、この間に課題を持って取り組んできたので成長した姿、パフォーマンスを見せられればと思っています」

──課題というのは?

「組んで倒した後ですね。どうしても、なかなかフィニッシュに辿り着けていなかった。まずは勝つこと、判定でも勝つことが大切なんですけどフィニッシュまでの流れを強化できればというのがあったので、今年の春からカルペディエム青山に通わせていただいて。世羅(智茂)先生や、スタッフの先生とハイレベルなグラップリングの練習ができました」

──つまり成長してきた部分というのは、カルペディエム青山で学んだグラップリングになると。

「極め技に関しては、出していければと思っています(笑)」

──対戦相手のイーブ・ランジュの印象を教えてください。

「身体能力の高い動きと、ダンサーをやっていたようなリズミカルな予想の難しい動きの持ち主ですね。バネがあって、勢いのある攻撃をしています」

──独特な構えとリズム、スイッチも綺麗ではないです。

「一見、荒々しいイメージですが、実際に向かい合うとどうなのか。当てる時は思い切り当てるというスタイルですしね。散打やグラップリングの大会にも出ていますね」

──ISAO選手の言われた予想が難しい動き、跳び系の技などに特徴があるように感じました。

「そうですね、跳びヒザ、跳び蹴り。回転系の動きは少なかったのですが、それもやってくるかもしれないですね。一番はそういう攻撃だと思いますが、割と組み技や寝技もできます。寝かせても油断せず、組んでみてどれだけの力量なのか……ですね。そういう相手ですけど、彼の攻撃につき合わず、後手後手にならないように自分の攻撃、打倒極をやりきたいです。力で負けるなら、違う動きで勝負する。全部を混ぜて攻撃するのは、いつも通り変わらないです」

──では改めて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「久しぶりの試合ですが、その間培ってきたこと、やってきたこと、成長した姿を全部ぶつけて勝ってきます」

■視聴方法(予定)
11月18日(土)
午前5時30分~ U-NEXT

■Bellator301対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
[挑戦者]ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者] セルジオ・ペティス(米国)
[挑戦者]パッチー・ミックス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
ダニー・サバテーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
AJ・マッキーJr(米国)
シドニー・アウトロー(米国)

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
マルセロ・ゴルム(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ(オランダ)
スミコ・イナバ(米国)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コーガン(米国)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<女子フライ級/5分3R>
ケリー・テイラー・メレンデスべ(米国)
サブリエ・セングル(トルコ)

<バンタム級/5分3R>
マテウス・マトス(ブラジル)
リチャード・パレンシア(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル(米国)
ティム・ワイルド(英国)

<160ポンド契約/5分3R>
イスラム・マメドフ(ロシア)
キリス・モタ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
コディ・ロー(米国)
ジェフェウソン・ポンチス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)
ランデル・ウォレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ(フランス)
ISAO(日本)

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【Bellator296】人生2度目の$100万獲得へ。ギグラースイープ=ベルナウイが、ラバーガードのプリマス戦

【写真】どのようなMMAになるのか。ガードワークの妙が見られることに期待 (C)BELLATOR

12日(金・現地時間)、フランスは花の都パリのアコー・アリーナで開催されるBellator296「Mousasi vs Edwards」の計量が11日(木・同)に行われた。

昨年と同じく5月開催となったパリ大会、メインはミドル級のタイトル挑戦権争い元王者ゲガール・ムサシとファビアン・エドワーズが組まれた。メインをオランダ✖英国人対決に譲った10名のフランス勢、とりを務めるのはライト級ワールドGP準決勝でブレント・プリマスと対戦するマンスール・ベルナウイだ。


日本ではRoad FCライト級100万ドル争奪Tウィナー、そしてRoad FCライト級チャンピオンとして知られるベルナウイが、昨年10月のアダム・ピコロッティ戦以来2戦目のサークルケージインとなる。当初ベルナウイはGP準々決勝でシドニー・アウトローと対戦予定だったが、そのアウトローが禁止薬物使用より出場停止の処分を受け、元ライト級世界王者プリマスと戦うこととなった。

キャリア20勝4敗、最後の敗北は7年前のマテウス・ガムロ戦。以来、100万ドル獲得後に2年半のバカンス──いやブランクを挟み、8試合連続フィニッシュ勝利を手にして来た。そのうち6試合がRNCで一本勝ち、ある意味チョークマスターのベルナウイだが、フィニッシュに至るまでのプロセスに忘れてはならないスイープがある。

ハーフガードを取り、相手の足を挟んだ側とは反対側にひっくり返すスクープスイープ、そして足をクロスした側に返すブリッジスイープのコンビネーション、いわゆるギグラースイープに関してMMA界随一の使い手といえる。

この状態に入られることで対戦相手は頭のある方へ、あるいは尻の方にひっくり返される仕掛けを意識しすぎ、腰を蹴り上げられエレベーション、または潜りと変幻自在のスイープの餌食となるケースもしばしば。

ベルナウイは相手の動きに反応するだけでなく、動かない相手への創りにも長けていることで、ギグラースイープを何度も試合中に使い、テイクダウン&スクランブルの攻防での疲弊が極端に少ないファイトをやってのける。

ある意味、現代MMAにおいてファイターはテイクダウンを奪ってもスクランブルゲームになるのは承知の上だろう。しかし、しっかりと相手の背中をマットにつかせているにも関わらず、上下を入れ替えられると精神面でも相当に削られてしまう。

そんなギグラースイープ・マスターのベルナウイにとって、プリウスはキャリア最悪の相手になる可能性がある。直近の試合は10カ月前でアレクサンドル・シャビリーの右クロスにKO負けを喫しているが、プリマスは寝技力に定評があるMMAグラップラーだ。

ケージ&サブオンリーのSUBでクレイグ・ジョーンズにはRNCで敗れているが、OTとはいえあのジェイク・シールズを腕十字で下しているプリマスは、かつてのイリマレイ・マクファーレンを想わせる10thPlanet柔術家といっても過言でないだろう。

ただしマクファーレンが極め系であるのに対し、コントロール系のプリマスは判定では不利になるケースが少なくない。ただし、今回の試合に関しては下になることを厭わないプリマスだからこそ、ベルナウイのスイープに対しても平常心をキープして戦うことができる。

よってベルナウイのBellatorデビュー戦となったピコロッティのようにスイープの仕掛けに対し、トップを維持することに頭が行き過ぎて、バックを許すような失態はまずない。ばかりかサブオンリーで見られるような、抵抗せずに下になることを選択するような摩訶不思議なMMAが見られるかもしれない。

ではバックを取ってからの極めの強さをベルナウイが発揮にするには、どうすれば良いのか。ここで問われるのがパスガードの強さだ。パスの圧力に負け、プリマスが背中を譲りつつ防ぐという心理になるとベルナウイはバックを奪取し、鉄板のフィニッシュコースに持ち込める。

対して、プリマスがパスは平気。また足を戻せるという思考で戦うようなら……パウンド有りMMAにおいて15勝目にして初の判定勝ちをベルナウイが手にすることもあり得る。

結果、ベルナウイが人生2度目の100万ドル獲得に近づくわけだが、いずれにせよプリマスが勝つにはアグレッシブなラバー系のガードワークが欠かせない試合となる。

■視聴方法(予定)
5月13日(土)
午前0時30分~ U-NEXT

■Bellator296計量結果

<ミドル級/5分3R>
ゲガール・ムサシ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ファビアン・エドワーズ: 184.8ポンド(83.82キロ)

<ライト級ワールドGP準々決勝/5分5R>
マンスール・ベルナウイ: 154.6ポンド(70.12キロ)
ブレント・プリマス: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドゥグラス・リマ: 185.8ポンド(84.27キロ)
コステリョ・ファン・スティーニス: 185.8ポンド(84.27キロ)

<ライト級/5分3R>
チボー・グッチー: 155.6ポンド(70.57キロ)
キーン・ムサ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<女子フライ級/5分3R>
デニス・キルホルツ: 125.2 ポンド(56.78キロ)
パウラ・クリスチーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ウェルター級/5分3R>
オリバー・エンカンプ: 170ポンド(77.11キロ)
ルカ・ポクリ: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース: 155.8ポンド(70.66キロ)
デヴィ・ギャロン: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 145.8ポンド(66.13キロ)
ピオトル・ニジェルスキー: 146.2ポンド(66.31キロ)

<141ポンド契約/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 140.6ポンド(63.77キロ)
ケヴィン・ペッシー: 140.4ポンド(63.68キロ)

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド: 156ポンド(70.76キロ)
クリス・ゴンザレス: 155.4ポンド(70.48キロ)

<フェザー級/5分3R>
ファバカリ・ジェッタ: 145.4ポンド(65.95キロ)
キアー・ハーヴィー: 145.8ポンド(66.13キロ)

<150ポンド契約/5分3R>
アザエル・アジュジ: 150ポンド(68.03 キロ)
ジョルジュ・サジュ: 149.6ポンド(67.85キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブーマハ・キャマハ: 170.1ポンド(77.15キロ)
フーマン・ドゥビエンヌ: 172.4ポンド(78.19キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョゼ・アウグスト: 205.2ポンド(93.07キロ)
サイモン・ビヨン: 205.6ポンド(93.25キロ)

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BELLATOR Bellator287 MMA MMAPLANET o ソウル・ロジャース ティム・ワイルド

【Bellator287】3度のペルヴィアンネクタイは極まらず。ロジャースがワイルドのローとジャブに下る

<ライト級/5分3R>
ティム・ワイルド(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ソウル・ロジャース(英国)

前に出るロジャースが右を振るう。ワイルドは前蹴りから左ボディ、右ローを決める。スイッチし左右に回るワイルドに組みついたロジャースがダブルレッグからボディロックテイクダウンを決める。ケージを蹴ってスクランブルに持ち込んだワイルドをギロチンに捕え、がぶりからバックに回ったロジャースは、ここからトップに移行する。蹴り上げを捌きパスを狙うロジャースがハーフで抑え、もう一本足を抜く。スクランブルでがぶったロジャースはペルヴィアンネクタイへ。足のロックを外したワイルドは、2度目のペルヴィアンネクタイも防いでスタンドに戻った。ワイルドが前蹴りからワンツー、シングルを切って後ろ回し蹴りを狙ったところで初回が終わった。

2R、サウスポーから左ミドルハイを入れたワイルドが、スーパーマンパンチで右を伸ばす。右ローに組んだロジャースがダブルレッグを決めるも、ワイルドがすぐに立ち上がる。ボディロックテイクダウンを切って離れたワイルドに左を当てたロジャースは、右オーバーハンドを繰り出す。ギリギリのところでかわしたワイルドだが、ワンツーに下がるなど回るのとは違うステップを見せるように。

後ろ回し蹴りにバックを取ったロジャースだが、ワイルドが前転からトップを取る。ロジャースはクローズドガードを取り、下にステイする。オープン、ニーシールドからスイープを狙い、シングルに出たロジャース。ワイルドが立ち上がりスタンドに戻る。左ボディフックから右ストレートを伸ばすワイルドは、右のカウンターを決めワンツーへ。ガードの上から左ハイを2度蹴ったワイルドがラウンドを取り返した。

最終回、ワークリングからジャブを伸ばすワイルドが、リードアッパーを当てる、フックを返して組むロジャースだが、切られてワンツー&ローを被弾。ロジャースは目尻、ワイルドは鼻血を見せるなから、スタンドの打撃戦をリードするワイルドがジャブを決める。ダブルで押し込んでもテイクダウンが奪えないロジャースは厳しい展開に。それでも足払い狙いから右を当てたロジャースはローを蹴って回るワイルドを追いかけ、パンチを打たれながらも前に出て左右のフックを振るう。と、ワイルドの右ハイをキャッチしてテイクダウンい持ち込んだロジャースが、ここでもスクランブルでがぶってペルヴィアンネクタイへ。ワイルドは足を捌くが、バックを譲り両足のフックを許す。

ボディトライアングルを解き、トップ狙いのロジャースはここでスクランブルのワイルドを逃して時間に。ロジャースは最後のテイクダウンとペルヴィアン、バックグラブがローとジャブより評価を受けることができるか──。結果、ジャッジの裁定は割れワイルドに凱歌が挙がった。


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BELLATOR Bellator287 MMA MMAPLANET o RIZIN ROAD FC UAEW UFC   アダム・ピコロッティ キ・ウォンビン クォン・アソル サルバツホン・ハミドフ シモン・ビヨン ジャスティン・ゴンザレス ソウル・ロジャース ダニエル・スカティッツィ ティム・ワイルド デヴィ・ギャロン ニキータ・ミハイロフ パンクラス ファビアン・エドワーズ ベラトール マンスール・ベルナウイ ユ・スヨン

【Bellator287】計量終了 ベルナウイはRoad FC時代の強さを維持しているのか。タジキのハミドフにも注目

【写真】 強さを争う場ならカスピ海沿岸と中央アジアを掘らないと嘘(C)BELLATOR

29日(土・現地時間)、イタリアはミラノのかつてはパラリードの名で親しまれていたアリアンツ・クラウド・アリーナで開催されるBellator287「Piccolotti vs Barunaoui」の計量が、28日(金・同)に行われている。

今大会のメインはアダム・ピコロッティ×マンスール・ベルナウイのライト級マッチ。来年開催が予定されているライト級ワールドGPに向け、ベルナウイの査定試合という見方が出きる一戦だ。


Road FCライト級王座挑戦権が懸けられたライト級Tを経て、王者クォン・アソルに勝利した暁には100万ドル(※トーナメント優勝時点で20万ドルを獲得)を手にするという1年10カ月のロングランタイトル奪取劇から、3年5カ月──ついにベルナウイが実戦復帰を果たす。

Road FC王座奪取後、ベルナウイは大舞台で戦うことを念頭におき、RIZINからの出場交渉には首を縦に振ることなく長いバカンス期間に入ってしまった。コロナ禍で練習拠点をプーケットからパリに移し、ついに雌伏の時を終える。

ベルナウイはRoad FCではクォン・アソルを始め、カビブ・ヌルマゴメドフの盟友シャミール・ザハロフ、日本の下石康太、在韓モンゴリアン=ムングトスズ・ナンディンエルデン、キム・チャンヒョン、RTU出場でGladiatorライト級王者のキ・ウォンビンという7人から全て一本勝ちを手にしている。

しかも、下石とザハロフは3Rでそれ以外の選手は5分以内に仕留めているというフィニッシャーだ。とはいえザハロフと下石相手には盤石のコントロールということはなく、スクランブル戦を経て──特に下になったときの悦妙のスイープ奪取力でポジションを挽回して勝利に結びつけていた印象がより強い。

あの一瞬の機転と、集中力を切らさないファイトがこれだけのブランクを経て如何に維持できているのか。さらにいえば英&北米系ファイターとの対戦経験が少ないこと、ピコロッティとは上背の差がほとんどなくフィジカル的な優位さは求められない影響があるのか──も気になるベルナウイのワールドステージ初陣だ。

同じライト級でソウル・ロジャース、フェザー級ではジャスティン・ゴンザレスら注目選手が戦うメインカードに対し、プレリミで見逃せないのがオープニングファイトでジョゼ・マリア・トメと対戦するサルバツホン・ハミドフだ。

キャリア18年、元UFCファイターのブラジリアン・ファイター=トメは戦績40勝9敗3NCの40歳。対するハミドフは17歳でプロデビューを果たし、過去6年間で13の勝利を積み重ねてきた無敗のタジキスタン人選手だ。

ハミドフはUAEWではZEUSバンタム級王者でパンクラスにも来日経験のあるユ・スヨンをケージレスリングの消耗戦で下している。基本、シングルからケージにつめてテイクダウン&トップもしくはバックコントロールで試合を支配するスタイルだが、相手を削るなかでパウンドアウトや前後の絞めを持つ。

ベラトール・バンタム級戦線でケージレスリング&スクランブルの雄といえばタイガー・マゴメドフ。そのマゴメドフやニキータ・ミハイロフと北の勢力争いに割って入ることができるのか──楽しみな中央アジア(所属はロシアントップチーム)の俊英の初登場だ。

■視聴方法(予定)
10月30日(日)
午前1時00分~ U-NEXT

■Bellator287計量結果

<ライト級/5分5R>
アダム・ピコロッティ: 155.2ポンド(70.39キロ)
マンスール・ベルナウイ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ミドル級/5分3R>
ファビアン・エドワーズ: 185.4ポンド(84.09キロ)
チャーリー・ウォード: 185.2ポンド(84.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ソウル・ロジャース: 155.3ポンド(70.44キロ)
ティム・ワイルド: 155.8ポンド(70.66キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャスティン・ゴンザレス: 145.2ポンド(65.86キロ)
アンドリュー・フィッシャー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
デヴィ・ギャロン: 155.8ポンド(70.66キロ)
ダニエル・スカティッツィ: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ミドル級/5分3R>
コステリョ・ファン・スティーニス: 185.4ポンド(84.09キロ)
カミル・オニシュチョク: 185.4ポンド(84.09キロ)

<ライト級/5分3R>
チボー・グッチー: 155.9ポンド(70.71キロ)
アルフィ・デイヴィス: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
キアラ・ペンコ: 115.1ポンド(52.2キロ)
マヌエラ・マルコネット: 115.8ポンド(52.52キロ)

<フェザー級/5分3R>
イーブ・ランジュ: 145.6ポンド(66.04キロ)
ヴァルテル・コグリアンドロ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
シモン・ビヨン: 205.8ポンド(93.34キロ)
ドラゴス・ズッコ: 203.4ポンド(92.26キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコロ・ソッリ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ブハマ・キャマハ: 170.9ポンド(77.51キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・トレイナー: 204.8ポンド(92.89キロ)
ルーカス・アルシーナ: 204.4ポンド(92.7キロ)

<181ポンド契約/5分3R>
スティーブン・ヒル: 179.9ポンド(81.6キロ)
アンドレア・フージ: 181ポンド(82.1キロ)

<バンタム級/5分3R>
サルバツホン・ハミドフ: 135.8ポンド(61.59キロ)
ジョゼ・マリア・トメ: 135.6ポンド(61.5キロ)

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