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【UFN229】デモパウロス戦へ、村田夏南子─02─「相手の気持ちを折りに行く試合をしたい」

【写真】とにかく雰囲気の良さが伝わるMe,We (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC Apexで開催されるUFN229:UFN on ESPN+87「Dawson vs Green」で、ヴァネッサ・デモパウロスと対戦する村田夏南子のインタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

2年4カ月振りの試合、トラウマになりかねないタイでの負傷を乗り越えて、再びオクタゴンの頂点を目指す村田は負傷前より強くなったと力強く──いや、いつものようにボソボソと語った。

<村田夏南子インタビューPart.01はコチラから>


──筋量自体が減ってしまっていた形ですか。

「筋量は測っていないので分からなかったですが、動くのが辛かったです(笑)。年が明けるとやって良い練習がどんどんと増えて行って。最初はそれでも軽いモノからだったのですが、マウスピースを創ってもらってヘッドギアをつけていたらグラップリングも打撃もマスがOKになり、そこまでガチじゃないですけど普通に練習ができるようになったのは1月の終わりぐらいですね。2月になってから、どんどん強度を上げてやってきました」

──練習を再開するうえで、理不尽なケガの仕方がトラウマになることはなかったですか。

「怖いです。やっぱり試合だったらしょうがないですけど、練習で知らない人に打ち抜かれたので。ただ自分がスパーリングをしているよりも、他の人のスパーリングを見ている方が怖くて。やっぱりヒザを合わされているところとかあるので。怖いッスね。練習はヘッドギアを必ずして、毎週のように歯医者さんに通っていました」

──そうだったのですね。

「揺れの確認や、神経が生きているのかそうじゃないのか、ずっと分かっていなかったので。先生も神経を少しでも残したいと思ってくれていたので、神経の反応を毎週のようにチェックしてくれて。時間は掛かりました」

──練習の強度を上げるイコール試合がしたいということだったのですか。

「練習がちゃんとやれるようになったら、その気持ちは強くなりました。でも長い間、試合をしていなくてスパーリングでも感覚が掴めないところあったので、感覚を戻そうとやってきました」

──そして、今日の練習のように弾けるような動きが見られるようになったと。

「でも、上手くいかないことの方が多いです」

──それは負傷前と比較して、ですか。

「いえ、新しいことを取り入れているからです」

──底上げをしているということですね。

「ラスベガスに行ってジェシカ・アンドレジとかと練習したり……、最終的にNYに行ってと一緒に練習していたんですけど、打撃が上手で。魅津希ちゃんにその打撃の部分を教えてもらって、自分はレスリングを教えて……みたいな感じで。打撃が伸びて、寝技はMe,We、IGLOOの山田海南江選手と練習をして底上げをしてきました」

──では復帰戦の相手、デモパウロスに関してどのような印象を持っていますか。

「これまで自分より背の高い人との試合が多かったのですが、同じぐらいの身長で珍しいです。タフで勝っても負けても頑張っている印象があります。だからこそ、相手に負けない強い気持ちを持たないといけない。相手の気持ちを折りに行く試合をしないといけないです」

──この間の苦労を経験したことで、より強い想いをもってオクタゴンに足を踏み入れることができるのでしょうか。

「それは思わないです。う~ん、練習をしていたら勝ちたいという気持ちが強くなります。試合は絶対に勝てるモノではなくて、練習をするのは勝率を上げるためです。練習をして確率を上げて……でも、相手もやっていて。自分も打撃の部分、寝技の部分、全ての面で底上げしてきたので。相手のパンチが見えてきたから、テイクダウンのカウンターも合わせることができます。それができるようになってきました。組んだら前以上にできます。それに気持ち的にも強くなったかと(笑)」

──トップ10、トップ5にステップアップするために、今回はどのような試合をしたいと思っていますか。

「ここで勝つのと負けるのでは、次の相手が代わってきます。上に行くために勝たないといけない相手──気持ちを折りに行く試合をしたいです」


■視聴方法(予定)
9月24日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFN229対戦カード

<ライト級/5分5 R>
グラント・ドーソン(米国)
ボビー・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョセフ・パイファー(米国)
アブドゥル・ラザク(米国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・モロノ(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドパー(米国)
ライアン・グレン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フィリッピ・リンス(ブラジル)
イオン・クテレバ(モルドバ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)
ディアナ・ベルビシャ(ルーマニア)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr(米国)
アオリーチーラン(中国)

<女子ストロー級/5分3R>
村田夏南子(日本)
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)

<フライ級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
マテウス・メンドンサ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
モンタナ・デラロサ(米国)
JJ・オルドリッチ(米国)

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MMA MMAPLANET o UFC UFN205 アマンダ・レモス ジェシカ・アンドレジ

【UFN205】UFC史上初、ジェシカ・アンドレジがスタンディング肩固めでレモスから一本勝ち

<女子ストロー級/5分5R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
Def.1R3分13秒by 肩固め
アマンダ・レモス(ブラジル)

左ジャブを伸ばすレモスが、右カーフを蹴る。さらに右カーフから右ストレート、オーソに構えサウスポーに戻る。とオーソからワンツーを放つレモスの右カーフでアンドレジの体が一回転する。巧みに構えを変え、蹴りとパンチを繰り出すレモスに対し、アンドレジはなかなか手が出なかったが、左フックで距離を詰めると振るった左腕を絡みつけスタンドで肩固めを仕掛ける。

5R戦、どこまでタイトに絞めるのか、それとも抑え効果を期待しているのか。果たしてアンドレジは思い切り力を込めていく。寝技に持ち込まれないよう耐えていたレモスが、タップした。

「この動きをコーチと凄くたくさん練習してきた。コーチが信じろと言ってくれて、テイクダウンに行く必要はなかった。ストロー級が私の階級、もし世界戦のスポットがあるなら機会を与えて欲しい」と勝者は話した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN205   アマンダ・レモス イケ・ビジャヌエバ クラウジオ・プエレス クレイ・グイダ シャルル・ジョーダン ジェシカ・アンドレジ ジョーダン・ライト マネル・ケイプ マフクアンドレ・バリユー マルチン・プラチニオ メイシー・バーバー ランド・バンナータ

【UFN205】計量終了 マネル・ケイプ欠場大会。グイダ、ジョーダン✖バンナータ、ライトに注目

【写真】ケイプ欠場、グイダの試合を愉しみたい(C)Zuffa/UFC

22日(金・現地時間)、23日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEX で開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Lemos vs Andrade」の計量が行われている。

女子ストロー級のアマンダ・レモスとジェシカ・アンドレジのブラジリアン対決がメインの今大会──イベント2日前にマネル・ケイプが禁止薬物トリナボル使用に絡み欠場が決定、スムダーチーとの試合がキャンセルされるという事件が起こっている。

MMAPLANETでは現地の火曜日に両者の個別取材を行っていたが──ケイプは「スムダーチーは距離を取りたがるけど潰して殴り、テイクダウンも決めて勝つ」と話していた。一方、スムダーチーも「僕の持ち味は散打で養った距離のコントロール。ケイプは僕に近づくことはできないし、そのタイミングでATTでトレーニングしてきたレスリングで上を取る」と話しており、距離がどうなるのか楽しみだっただけに非常に残念なケイプの転落劇だ。


日本のファンにとっては目玉カードが消滅した今大会。クレイ・グイダ✖クラウジオ・プエレスに続き、注目したいのはシャルル・ジョーダン✖ランド・バンナータのフェザー級戦と190ポンド契約戦のジョーダン・ライト✖マフクアンドレ・バリユーか。

勝ち負けを繰り返しているジョーダンだが、外を取って正面で相手の攻撃を受けないことを念頭に、右ヒザや右ストレートを果敢に打ち込む。結果、この果敢さが裏目に出てパンチを被弾してしまうことも少なくない。つまり彼の試合は、ローラーコースターファイトになりやすい。一方のバンナータはジョーダンがかわそうとする右を主武器に、打たれても前に出るタイプだ。

両者揃っていつ当てて、いつ被弾するか。圧を掛けても、攻撃を受けてはいけない位置まで攻め込む傾向もあり、予想が難しい一戦となる。

一方、キャッチウェイト戦となったライトとバリユーの一戦──、ライトも勝ち・負けをオクタゴンで繰り返しているファイターだ。ライトの格闘技いや武術歴は豊富だ。彼によると極真と松濤館空手をあわせたような養秀会空手を学び、12歳からはイノサント・アカデミーへ。シラット、カリ、ジークンドーに取り組んできた異色のファイターだ。

しかもバランス感覚をシラットで身につけたというライトは、ジークンドー流のワンインチ・パンチをMMAで狙うと公言している。そんな夢のようなファイトが世界の最高峰で可能なのか。もちろん、ほぼほぼ無理だ。それでもライトは、UFCで2勝2敗という結果を残している。ジョーダンは3勝3敗1分け──UFCで五分の戦績を残している選手の実力のほどを確認したい2試合、だ。

■視聴方法(予定)
4月24日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
アマンダ・レモス: 115ポンド(52.16キロ)
ジェシカ・アンドレジ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ: 154ポンド(69.85キロ)
クラウジオ・プエレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子フライ級/5分3R>
メイシー・バーバー: 125.5ポンド(56.92キロ)
オンタナ・デラロサ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 240.5ポンド(109.08キロ)
チェイス・シャーマン: 249ポンド(112.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
シャルル・ジョーダン: 144.5ポンド(65.54キロ)
ランド・バンナータ: 146ポンド(66.22キロ)

<190ポンド契約/5分3R>
ジョーダン・ライト: 190ポンド(86.18キロ)
マフクアンドレ・バリユー: 188.5ポンド(85.5キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドワイト・グラント: 170.5ポンド(77.34キロ)
セルゲイ・カンドスコ: 169.5ポンド(76.88キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ: 205ポンド(92.99キロ)
イケ・ビジャヌエバ: 205.5ポンド(93.21キロ)

<バンタム級/5分3R>
アオリーチーラン: 136ポンド(61.69キロ)
キャメロン・エルス: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
プレストン・パーソンズ: 170ポンド(77.11キロ)
エヴァン・エルダー: 170ポンド(77.11キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マルチン・プラチニオ: 205ポンド(92.99キロ)
フィリッピ・リンス: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ディーン・バリー: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイク・ジャクソン: 170ポンド(77.11キロ)

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ABEMA EXILE HIRO MMA MMAPLANET o UFC ジェシカ・アンドレジ 中村倫也 修斗 大尊伸光 宇佐美正パトリック 岡見勇信 髙谷裕之

【POUNDSTORM】「格闘家が主役」中村倫也が修斗ブラジル王者カエタノ。パトリックは大尊伸光と対戦!!

【写真】主役はこの2人だ(C)MMAPLANET

2日(水)、東京渋谷区のセルリアンタワー東急ホテル・ボールルームで4月24日(日)、墨田区の両国国技館で開催されるPOUNDSTORMの記者会見が行われた。

まずPOUNDSTROMの発起人としてEXILE HIRO氏、髙谷裕之、岡見勇信が登壇し、司会者との質問に答えるというトーク形式で会見は進んだ。

続いて大会当日にパフォーマンスを行うEXILE SHOKICHI、白濱亜嵐、武知海青、さらに出場選手として中村倫也、宇佐美正パトリックがステージに現れた。


トークのなかではHIRO氏から「髙谷監督と岡見君との出会いによりLDH martial artsが立ち上がり、2人の夢に共感し友に夢を叶えさせていただきたいと思いチームを創りました。そこで選手を集コミュニケーションをとって積み、2人の夢に自分の夢を乗っけて今に至ります」と同大会が行われるようになった経緯が聞かれた。

髙谷と岡見の夢とは「格闘技の素晴らしさを届ける」、「これからの選手を応援し、世界との差を埋める」、「子供たちが格闘家を目指す、そんな夢を見ることができる舞台を創る」こと。その舞台がPOUNDSTORMになる。

会見を通して印象に深かったのはHIRO氏が「試合がメイン。主役はあくまでも選手で、アーティストは選手の試合が引き立つイベントにする」と話したように、とにかくMMAが軸にある舞台となることが繰り返しアーティストの口から発せられたことだ。

その主役となるMMAの試合は第1部がFIGHTER BATTLE AUDITIONの最終選考を兼ねた5試合。第2部が格闘技界注目の若手選手が出場する3試合。第3部がLDH martial arts/EXFIGHT所属の中村倫也と宇佐美正パトリックが、それぞれアリアンドロ・カエタノと大尊伸光と戦う試合で構成されることが明らかとなった。

中村と戦うカエタノはキャリア23勝6敗1分、元UFC世界女子ストロー級王者ジェシカ・アンドレジと同じパラナVTの所属で、2020年12月には修斗ブラジル・スーパーバンタム級(※63.5キロ)王座を獲得している。

「僕ぐらいのキャリアの選手では戦うことができない位置にいる相手だと思います。わざわざブラジル、地球の裏側からやってくるという意味、髙谷さんや岡見さんを始め、この試合が組まれるためにご尽力くださった意味をしっかりと捉えて、キャリアの差を熱量で埋めて当日は両国を爆発させたいと思います」と中村が意気込みを語った。

一方パトリックは元修斗環太平洋ライト級王者との対戦について、「自分自身は挑戦者のつもりでいるので。チャレンジャーという気持ちを忘れずにしっかりと戦おうと思います。自信はメチャクチャあります」と話した。

会見はHIRO氏の「LDH martial artsを通じて選手の皆さん、ご家族の皆さん、関係者の方とか本当にたくさんの人と僕らも出会うことができています。そういう方々が笑顔になり、幸せにある仕組みを絶対に創っていきたいと思うので、POUNDSTORMを成功させてLDHのテーマであるLOVE、DREAM、Happinessを実現したいです」という言葉でライブ配信は締めくくられた。

その後の質疑応答では「格闘技単独のビッグショーも視野に入れているのか」という質問に対し、HIRO氏が「もちろん考えています。POUNDSTROMもそうですし、EXFIGHTなど色々な大会に挑戦しているので、選手の皆さんが良い形で戦える場所を提供したいです。さきほども言いましたけど、チーム一丸となって色々と面白いエンターテイメントを創っていきたいので、その時の状況に合わせて様々なイベントを創っていきたいと思います」という返答が聞かれた。

この発言を受けて髙谷も「アマチュアの大会、EXFIGHTシリーズを主催していて、段階を踏んで夢を描けるような舞台を創っていくので格闘技一本でも楽しめる良い大会を創りたいと考えています」と言葉を続けた。

試合とエンターテインメントの合体という部分で「試合とLIVEがぶつかり合わず、相乗効果のあるイベントにするので、雰囲気、メリハリを大切に。そして格闘技ファンとそうでない人も巻き込んで新たなエンターテイメントとして確立させる」というPOUNDSTROM、J-MMAの新機軸となるか──更なるカードの発表が待ちたい。

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BELLATOR LFA LFA123 MMA MMAPLANET UFC アスカル・アスカル ジェシカ・アンドレジ マイロン・サントス リスクルベク・イブライモフ リチャード・パレンシア 田中路教

【LFA123】1年間で10勝、12-0 の21歳=マイロン・サントスがLFA初陣で元TUFのエルゲーダと対戦

【写真】これまでと同じようなファイトをエルゲーダ相手にデキるようなら、サントスは田中にとって強敵になる(C)LFA

4日(金・現地時間)にインディアナ州ハモンドのホースシュー・ハモンド・カジノでLFA123「Argueta vs Santos」が開催される。

シカゴと州境を挟んだハモンドはイリノイ州がMMAを認める以前から、シカゴエリアのファイターがIRON HEART CROWNなどで戦ってきたMMA歴の長い街だ。そんなハモンドでのLFAでは、メインとコ・メインでバンタム級の試合が組まれている。

ダニエル・エルゲーダ×マイロン・サントス、アスカル・アスカル×リスクルベク・イブライモフの2試合の勝者は、LFAバンタム級王者リチャード・パレンシアが年頭にBellatorと契約を果たしたため、これから田中路教とベルトを争うライバルになる可能性が高い。


いわばベルトを賭けた戦いへの選考会ともいえる2つのカード、最大の注目は21歳&12勝0敗のマイロン・サントスだろう。ジェシカ・アンドレジの同門のサントスは、2019年3月のプロMMAデビューから、コロナ・パンデミック発生の翌2020年3月までに10試合の経験を積み、10勝で6つのフィニッシュ勝ちを手にしている。

どっしりとした構えでパワフルな打撃を繰り出すサントスは、急いで戦わない一方で瞬発力とスピードも十分にある。それでいて、じっくりと戦えるのが最大の強味だ。そんなサントスと戦うダニエル・エルゲーダは、LFAとCombate Americasで主にキャリアを積み、TUF29に出演したマッチョ・グラップラーだ。

フレームの大きさではサントスに遅れを取るが、低い姿勢で組みつくとワキを潜ってバック奪取、もしくはテイクダウンをしてパス狙いからバックという風に、エルゲータは背中を取ることで活路を見出そうとすることが予想される。

サントスに非凡さを感じるのは組んでくる相手に対し、ジャブ、ヒザ、そしてKOパワーのある右ストレートをカウンターで打ちこめる点だ。とはいってもこれまでの対戦相手の多くは経験値が高くないファイターで、負け越している相手も含まれている。よってTUF29ベテランで、6勝0敗のエルゲータと戦うことでサントスの実像が分かる。そんな見方が成り立つ顔合わせだ。

なおコ・メインのバンタム級ではパレスチナ人ファイターのアスカル・アスカルとキルギスのリスクルベク・イブライモフが相対する。

ねちっこい攻めが信条のアスカルを、如何にイブライモフがジャブで突き放し、テイクダウン狙いをスプロールできるか。いずれにせよ、消耗戦になることは間違いない。

■視聴方法(予定)
2月5日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■LFA123対戦カード

<バンタム級/5分3R>
ダニエル・エルゲーダ(米国)
マイロン・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
アスカル・アスカル(パレスチア)
リスクルベク・イブライモフ(キルギス)

<ライト級/5分3R>
ジョシュ・ストリーカー(米国)
ミゲール・ジャコブ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ペイトン・ブレジンスキー(米国)
コディ・デイヴィス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ホルストン・ウィリアムス(米国)
ローガン・ネイル(米国)

<フェザー級/5分3R>
アルベルト・ロドリゲス(米国)
ボー・サマニゴ(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・リーニー(米国)
ケヴィン・フェルナンデス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイラー・ハフネグル(米国)
ゲイブリエル・モタ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ラブリック(米国)
アレクサンダー・ケカ(米国)

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MMA UFC UFC266 キック シンシア・カルヴィーロ ジェシカ・アンドレジ

【UFC266】強い、パンチ力が違う。アンドレジが初回終了6秒前にシンヴィーロをTKOで破る

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
Def.1R4分54秒by TKO
シンシア・カルヴィーロ(米国)

UFCで初の20戦目を迎えた女子選手=アンドレジが、距離を詰めカルヴィーロが左右に回る。アンドレジは右ロー、カルヴィーロは遠い距離でハイを繰り出す。続いてサイドキックを見せたカルヴィーロだが、右を当てた直後に右オーバーハンドを被弾する。ジャブにしても、パワーが違うアンドレジは左フック&右ロー、回るカルヴィーロを追いかけて右フックを打ち込む。カルヴィーロもジャブをヒットさせて間合いを取り直すが、左に左フックを合わされ、左右のフック、続いて左フックを打たれる。

アンドレジは左フックに続き、ワンツー、さらにローと支配し、左フックを連続で打っていく。左ローのアンドレジは、続く右ローを蹴られ左ローから左フックを当てる。カルヴィーロは左ボディストレートで距離を取りに行くが、アンドレジは左アッパーを当て真っすぐ下がるカルヴィーロにパンチをまとめる。さらに右を当てて、ケージに詰まったカルヴィーロに集中砲火、TKO勝ちを決めた。


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Report UFC UFC261  グラチアン・サジンスキ ジェシカ・アンドレジ ブログ ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC261】ミズ・パーフェクト、シェフチェンコがTDからコントロールでアンドレジを寄せ付けず完勝

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ(キルギス)
Def.2R3分19秒by TKO
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)

場内ではヴァレンチーナ・チャントが起こるなか、シェフチェンコがワンツーを繰り出す。アンドレジのローをキャッチしたシェフチェンコはボディロックテイクダウン。立ち上がったアンドレジをもう一度倒す。直ぐに立ち上がるアンドレジだが、バックを取られたままだ。リリースしたシェフチェンコが後方から左ハイを狙った。

ワンツー、スリーをシェフチェンコがヒットさせると、アンドレジが効いたような動きを見せてクリンチへ。小外からボディロックテイクダウンを決めたチャンピオンがハーフで抑える。足をフックする前にRNCを組んだシェフチェンコが、上を向かれて対応に絞めを解く。それでも胸を合わせず背中を取り、スタンドに戻ってもバックコントロールを続ける。ここから正面に回ったシェフチェンコはヒザをボディに入れ、もう一度テイクダウンを決める。サイドで抑えた王者が初回を完全に支配した。

2R、右リードフックを見せるシェフチェンコは、組んで投げを打ってきたアンドレジをボディロックでテイクダウン。ハーフで抑えられ、ボディを殴られたアンドレジはなんとかスクランブルに持ち込むが、豪快なリフトを決めてきたポジションでも、体を振られまたもボディロックテイクダウンを決められてしまう。

シェフチェンコはクルスフィックスに取り、パンチからエルボーを連打。暴れても腕を抜くことが出来ず、エルボーを被弾し続けたアンドレジ。レフェリーが試合を止めた。ずば抜けた強さを見せつけたチャンピオン、彼女と互角に戦うには現状のバンタム級のトップファイターが、減量を上手くしてフライ級に落としてくるケースしか考えられないか。

「私は皆を驚かせるのが好きなの。打撃を使わなくても、私のファイト。何でもできる。ストップされるまで厳しく殴ったわ。私は誰とでも戦う。ここにいるから」と話し、続いてロシア語、スペイン語で言葉を続けた。


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News UFC UFC261 カマル・ウスマン ジェシカ・アンドレジ ジャン・ウェイリ ブログ ホルヘ・マスヴィダル ローズ・ナマジュナス ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC261】計量終了 約14カ月振りの有観客イベントはウスマン✖マスヴィダルなど3つの世界戦

【写真】今回が5度目の王座防衛戦となるシェフチェンコ。全く穴が見えないチャンピオンに対し、アンドレジが無類のパワーを発揮するか (C)ZUFFA/UFC

23日(金・現地時間)、24日(土・同)にロリダ州ジャクソンビルのヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC261「Usman vs Masvidal 2」の計量が行われた。

UFCにとって昨年3月7日のUFC248=ラスベガス・Tモバイルアリーナ大会以来の有観客イベントは、パンデミック真っただ中の昨年5月にUFCの活動再開に協力したフロリダ州ジャクソンビルが開催地となった。


チケットが瞬く間にソールドアウトになった同大会は3階級の世界戦が組まれるヒストリックイベントとなる。

メインは昨年7月の再戦=世界ウェルター級王者カマル・ウスマンにホルヘ・マスヴィダルが挑む。ウスマンは2月に友人対決となったジルベルト・ドリーニョに勝利してから、僅か2カ月のインターバルで、ウスマンに完敗を喫して以来の試合がダイレクトリマッチとなるマスヴィダルを迎え撃つ。

昨年の試合は、スクランブル発進のマスヴィダルがただケージに足を踏み入れたことに価値があるような状況で、勝負は一方的にウスマンがコントロールしている。そこから誰にも勝っていない挑戦者というのも首をかしげざるを得ない、ベストの状態のマスヴィダルを期待したい。

その他の世界戦は共にアジア国籍の女子世界王者──キルギスのフライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコと中国人のストロー級王者ジャン・ウェイリがそれぞれジェシカ・アンドレジ、ローズ・マナジュナスの挑戦を受ける。

今やUFCのP4Pといっても過言ないシェフチェンコは5度目の防衛戦で、ウェイリは2度目のタイトルディフェンディング・ファイトとなる。

また今大会では上海のUFC PIのUFCアカデミー出身の3人の中国人ファイター=ロン・チュウ、アオリーチーラン、リャン・ナがUFC初陣を戦う。

■視聴方法(予定)
4月25日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC261計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 169.5ポンド(76.88キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ: 114.5ポンド(51.94キロ)
[挑戦者]ローズ・ナマジュナス: 114.5ポンド(51.94キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェシカ・アンドレジ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 185ポンド(83.91キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 206ポンド(93.44キロ)
ジミー・クルート: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドゥワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
ステファン・セクリッチ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブランダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
カール・ロバーソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)
パット・サバティニ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
ケヴィン・ナティヴィダッド: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 126ポンド(57.15キロ)
アオリーチーラン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アリアニ・アルネロッシ: 115ポンド(52.16キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

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Report UFC UFN ESPN+38 UFN180 ケイトリン・チューケイギアン ジェシカ・アンドレジ ブログ

【UFN180】底知れないパワー。ジェシカ・アンドレジが右ボディでチューケイギアンをKO

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
Def.1R4分58 秒by TKO
ケイトリン・チューケイギアン(米国)

リーチ、上背の差は明らかな両者。長身のチューケイギアンに対し、踏み込んでフックを振るうアンドレジが懐に飛び込んでケージに押し込む。両ワキを差されているアンドレジだが、首をコントロールしてチューケイギアンを崩しテイクダウンを奪う。ハイガードのチューケイギアンを持ち上げてスラムしたアンドレジは、続く腕十字に立ち上がり、足感狙いも対処して足を引き抜く。

立ち上がったチューケイギアンは組んでボディをヒザに突き上げるも、アンドレジがケージに押し込んで離れる。ワンツーを振るうチューケイギアンは、右ローを蹴られて倒れこむ。スタンドで待ち受けるアンドレジは、組んでのヒザにもチューケイギアンをケージに押し込むなど、アンドレジはフライ級に上げたことでパワーを感じさせる動きを続ける。

チューケイギアンも踏み込みに右ヒザを見せると、ローにも細かいヒザを続けバックブローを繰り出す。入ろうとするアンドレジにヒザを見せるチューケイギアン、ならばとアンドレジは頭を上げたまま粗いフックでふみこんで、シングルでリフトしてスラムで叩きつける。殴られながらもすぐに立ち上がったチューケイギアン、逆にケージに押し込まれたアンドレジは力を使っただけの費用対効果があったのか。頭を抱えられ状態から逃れたチューケイギアンが左ヒザ、直後に右エルボーを狙う。しかし、同時に右ボディフックを受けたチューケイギアンが反対側のケージまで下がる。アンドレジは跳びヒザで距離を詰め左ボディに続き、右ボディフックを打ち抜く。チューケイギアンは腹を抱えてしゃがみ込み、レフェリーが試合を止めた。

「1位を倒した。バレンティーナ・シェフチェンコに挑戦させて欲しい。彼女は体重を落とし過ぎているから、ボディを狙えって控室でコーチに言われていたの」とアンドレジは興奮気味に話した。


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Report UFC UFC251 ジェシカ・アンドレジ ブログ ローズ・ナマジュナス

【UFC251】圧力に負けず、ナマジュナスがアンドレジ相手にリベンジ成功

<女子ストロー級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28,29-28
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)

頭を振ってフック、ローを蹴るアンドレジ。ナマジュナスが左ジャブを当て、アンドレジは左右のローを蹴っていく。アンドレジの前進を左ジャブで止めにかかるナマジュナスは、ローに右ストレートを合わせる。左から右フックを振るうアンドレジに対し、左ジャブ、右ストレートをナマジュナスが打っていく。さらに左ヒジを見せたナマジュナスだが、アンドレジが左フックを当てる。頭を振るのがディフェンスでなく、勢いをつけるような動きになっているアンドレジは、ナマジュナスの左ジャブを受けても常に圧力をかけていく。クリンチ狙いに首相撲からヒザを入れたナマジュナスはワンツー、右ストレートを当てる。ダブルを切って、再びヒザを入れるなどアンドレジの動きが見えているナマジュナスは、左ハイをガードし初回を取った。

2R、頭を振り過ぎて、力が逃げているようにも見えるアンドレジ。左右のローを蹴り、左ミドルを狙うも、ナマジュナスが左を当てる。跳びヒザは距離が合わなかったナマジュナスに、アンドレジが右ストレート、ローを蹴り込む。踏み込みにアッパーを合わせたアンドレジだが、ナマジュナスは右ボディフックを打たれてなお左ジャブを連続でいれる。アンドレジは右を入れ、跳びヒザをかわされたナマジュナスが背中からマットに落ちる。

すぐに立ち上がったナマジュナスは右から左フック、ローを蹴り合いヒジを繰り出す。ナマジュナスはテイクダウン狙いを切って離れるが、手数で上回るアンドレジはボディフック、ナマジュナスが首相撲&ヒザを入れる。左フックを2つ当てたアンドレジが、この回を取った。

最終回、左右のフックで前に出るアンドレジがボディから顔面を狙い、左ハイを蹴る。左ジャブを当てたナマジュナスは、手数では譲るが右をしっかり当てる。ただし、こうなると手数と勢いで判断しがちなジャッジはアンドレジにポイントを与えることになるだろう。と、アンドレジは左フックをかわして右を当てると、鼻をカットし大量の出血が見られるナマジュナスを投げ捨てる。

一旦、下に収まったナマジュナスは蹴り上げからスタンドに戻ると、後ろ回し蹴りに続きワンツーの右を打ち込む。首相撲&ヒザを貰ったアンドレジは右を返し、左ジャブを当てていく。軸が乱れるようになったナマジュナスは右フックを被弾するが、ワンツーを返しダブルレッグを決める。その刹那、スイープで上を取ったアンドレジはトップで固めることなく、ナマジュナスの動きに合わせてスタンドへ。アンドレジは右アッパー、ナマジュナスが飛び蹴りを見せたところでタイムアップとなった・

鼻の頭をカットし、左目の下も大きく腫らしたナマジュナスはスラムで敗れ王座を失った1年2カ月前のリベンジを果たした。