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【Level-G】泉武志撃破から、新居すぐる戦へ。森戸新士「一番警戒しないといけないのは、アームロック」

【写真】11月23日には韓国で賞金1000万ウオンが掛かった柔術のトーナメントに出場するという森戸。Breakthrough Combat01のMVP70万円は奥方がソファを購入できると喜んでくれたそうだ (C)MMAPLANET

明日10日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるLevel-G。CROSS x OVER Cage04内で実施されるサブオンリー大会のメインで、森戸新士が新居すぐると対戦する。
Text by Manabu Takashima

森戸は10月30日にはBreakthrough Combat旗揚げ戦で、自らの保持するProgress暫定ウェルター級王座の防衛戦を泉武志相手に行い、2分28秒に三角絞めを極めている。Level-GはBreakthrough Combatと同様にケージ使用のグラップリング大会だが、ポイント制ではない。そんなルールの違う戦いに連続参戦する森戸に、その心得を訊いた。


──Breakthrough Combat旗揚げ戦で、泉武志選手に三角絞めで一本勝ち。正直、三角絞めでの一本は驚かないのですが、そこまでに2Pを献上しても下になることを選んだ。そこに柔術家の自負を感じました。躊躇することはなかったですか。

「躊躇はなかったです。下からでも、しっかりと組めたら絶対に極める自信はあったので。なら序盤から、汗もかいていないうちに狙っていこうと思いました」

──下になった森戸選手に対して、泉選手が付き合うことがないと思っていました。そして、付き合うことはなかったです。

「そうですね。あの展開は予想していたのですが、5分3R──15分間も逃げ続けることはないので。相手が組んでくることもあるし、自分もポイントは関係なく、もう1回立ち上がって再度2Pを献上しても引き込むとか色々と手段は考えていました。あのまま続いていると、もう一度立ち上がって引き込んでいたと思います」

──立ち上がって1Pを挽回し、ここから2Pを失って3Pのビハインドになっても?

「そういう風なポイントゲームよりも、早い段階で仕留める。一本を狙うために、組み立てていました」

──ケージがあると、バッツスクートでも圧力をかけることができるということでしょうか。

「ハイ。ケージがあると、相手が逃げるのにも限界があります……。僕自身、柔術での場外際での微妙な部分で勝敗がつくのが一番モヤモヤするというか──。それも含んでの競技なのですが、ケージはそういうのがないから良いですね」

──ADCCアジア・オセアニア予選では、延々と場外の板の間で戦わされたこともありました(笑)。

「そうですね(笑)。いつ、ブレイクが掛かるのかと思っていました」

──MMAファイターとの壁レスの練習は、今も続けられているのですか。

「摩嶋(一整)さんやMMAファイターと練習をすると、スパーリングのなかで普通に壁の攻防はあります。ただ、バッツスクートで壁に追い込むという練習をすることはないです」

──座って圧を掛ける。その後のサブミッションがあるからですが、改めて凄いことだと思います。

「Progressを戦ってきたなかで距離感も分かってきていましたし、河名(マスト)選手との試合で同じような展開になったこともあったので。ああいう風になるとどう戦うのかっていうのは、頭のなかにありました。

足を抱えさえすれば、どんな展開も創ることができるので焦ることなく戦えましたね」

──10月14日のROMANでは道着でスラム&足関節有り、10月30日はケージでノーギ&ポイント有り、11月10日はケージ&ノーギでサブオンリー。この短期間でルールが違う戦いが続くと、どのような準備をしているのでしょうか。

「今回はたまたま色々と話を頂いて、集中して試合をしたのですが、基本的にはチャンスを頂くと試合を受けるようにしています。なのでルールセットは違っても、これまでやってきたことを出せるように色々と想定してやっています。

そのなかでProgressに出てきたことは大きいですね。柔術だけでなく、グラップリングもずっとやってきているので。なので、ずっと準備をしてきたことになりますし、それを試合で出す。他のルールでもやってきたことが、Progressにも生きます」

──MMAファイターと戦うのと、グラップラーと戦うのでは気持ち的に違う面はありますか。

「う~ん、戦う上で気持ち的にはそれほど変わりないです。どの試合も心境はそれほど変わらないので。ただケージであったり、プロの舞台というのは普段とは違う心境にはなります」

──とはいえ、MMAファイターとの戦いは絶対の自信を持っているのではないでしょうか。

「MMAファイターは一旦組めば、戦いやすいです。サブミッションに対するディフェンス力だったり、技術でのディフェンス力は柔術家の方が詰めてやっているよう感じます」

──半面、難しい部分はありますか。

「寝技に付き合ってくれない選手と戦って、フィニッシュまで持って行くのは簡単ではないです。そこが課題だったのですが、克服できたという感覚はあります。組みたくない相手にも、極める力をつけることはできています。

ただMMAファイターと一括りにはできないですね。摩嶋さんとか普段から練習していて、めちゃくちゃやり難いので(笑)」

──では練習仲間でなく、摩嶋選手のようなMMAファイターが出てくることを期待したいです(笑)。

「そうですね。摩嶋さんはきっとProgress最強だと思うので(笑)」

──ところで暫定のベルトを守りましたが、正規王座についてはどのように考えていますか。

「それはもうチャンスがあれば、戦いたいです(笑)」

──ジョセフ・チェンが再び日本にやってくるのか、ですね。そして次はLevel-Gで新居すぐる選手との注目マッチが控えています。

「柔術とグラップリングとやってきて、MMAの選手と戦うという貴重な機会が続いていますね。しっかりと勝って、柔術・グラップリングの強さを見せたいと思います」

──新居選手は独特な極め力があるかと思います。

「得意技、一発の強さがあるので緊張感がありますね。でも、そこに気を付けながら普通にやれば勝てるかなと」

──普通に柔術をやっていれば、シザースチョーク&アームロックは掛からない?

「今まで極められたことはないので(苦笑)。ただ実際に食らってみないと何ともいえないです。ポジション力とかで勝てると思うので、そういう危うい展開にならないで勝てるようにしたいと思います」

──サブオンリーですが、引き込むと付き合ってもらえない可能性はあります。対して、組んで倒せば絶対に寝技の展開になる。その辺りはどのように考えていますか。

「試合展開次第というのはありますが、触ってみて決めようと思います。やっぱり一番警戒しないといけないのは、アームロックで。スタンドの攻防になるなら、スタンドで背中を見せて創ってきたりしてくると思います。

でも、そこも分かっていれば大丈夫です。7月に摩嶋さんと戦っているので、その時に一緒に対策を考えました。今回は自分が対戦する縁を貰えたので、しっかり圧勝したいです(笑)」

──なるほどです。10分1Rという試合タイムは、同じケージでもグラップラー寄りかと。

「ハイ。やはりラウンド制だと、残り時間が少ないと防御に徹することができて、仕切り直しがあります。でも10分だとポジショニングがブツ切れになることがないので、僕としては戦いやすいです」

──押忍。Level-Gは初出場ですが、高橋サブミッション雄己選手が、競技者としてだけなくグラップリングを盛り上げるために活動している大会です。

「高橋サブミッション選手は、以前タッグを組んで戦ったこともある仲なので(※2020年8月、Battle Hazard07で岩本健汰&山中健也と対戦。結果はドロー)。あの時に初めて会って、いきなりタッグを組んで試合をしたんです(笑)。Quintetでも同じ大会に出たりしてきて、サブミッショ選手がやるLevel-Gはずっと見てきましたし、出場できることは素直に嬉しいです。

高橋さんはセルフプロデュース力もあるし、業界を変えようという想いが伝わってきます。陰ながら応援してきましたし、彼の大会のメインに出場するので盛り上げることができるように結果を残して、内容のある試合をしたいです」

■Level-G視聴方法(予定)
10月10日(日)
午後3時00分~ Twit Casting LIVE(KROSSxOVER Cage04内)

■ Level-G対戦カード

<ウェルター級/10分1R>
新居すぐる(日本)
森戸新士(日本)

<ライト級/10分1R>
内田タケル(日本)
安楽龍馬(日本)

<バンタム級/7分1R>
渋谷カズキ(日本)
佐藤光(日本)

<ウェルター級/7分1R>
室谷勇汰(日本)
ラルフ・マルコリーニ(日本)

<バンタム級/7分1R>
橋本敦貴(日本)
漆田直輝(日本)

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45 Breakthrough Combat01 MMA MMAPLANET o Progress キック 森戸新士 泉武志

【Breakthrough Combat01】倒されたら極める。森戸が泉を三角絞めで下し、Progress暫定王座を防衛

【写真】倒されたら倒されたで、そのまま極めに行くプランだった(C)MMAPLANET

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
森戸新士(日本)
Def.1R2分28秒 by 三角絞め
泉武志(日本)

開始早々、泉が距離を詰めて崩した。森戸が尻もちを着いたため、これが引き込みと判断され泉に2pが与えられた。森戸はシッティングガードで前に出て、泉を下がらせる。ケージ中央で止まった森戸に対し、泉が足を掴んでパスを狙う。

森戸はシッティングのままプレスをかける。泉をケージに詰めて左足を掴んだが、ここは泉がトップへ。森戸はケージに詰められながら、泉の右腕を取って十字へ。泉が体を起こして腕を抜こうとすると、森戸が三角絞めに切り替える。泉はケージキックで逃れようとするも、ケージ中央でタップした。

一本勝ちで暫定王座の防衛に成功した森戸は「プラン通り1Rでフィニッシュできたので嬉しいです。相手が回って逃げるのも予測通りでしたが、極める自信はありました。相手が三角に対して差し込んできたので、極めることができました。またMMAの強い選手と対戦したいです。レスリングをやってみたい気持ちもありましたけど、できれば汗をかくまえに極めたいと思っていました」と語った。


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o Progress

Breakthrough Combat 01:セミファイナル・森戸新士 vs. 泉武志

グラップリングProgress暫定ウェルター級タイトルマッチ5分3R。

いきなりタックルを狙う泉。首相撲からいなすと森戸は引き込み気味に下になり、泉に2ポイント。立たずに座ったまま詰めていく森戸。下から足を掴んだ森戸。泉ガードに入る。腕十字。筆を引き抜こうとした泉だが三角に。タップアウト。

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45 Breakthrough Combat01 MMA MMAPLANET o Progress RIZIN 中原由貴 中川晧貴

【Breakthrough Combat01】「MMAを意識して戦った」中原がTDで2p。中川はスクランブルも届かず

【写真】まさにMMAグラップリングを見せた中原。これぞProgressの意義だ。(C)MMAPLANET

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴(日本)
Def.2-1
中川晧貴(日本)

中川がスイッチしながら触りに行く。前に出てケージを背負わせた中原が、左足にシングルレッグで組みつき、すぐ右足に切り替えて尻もちを着かせた。中川も立ち上がり、がぶりながら離れる。しかし中原が再びシングルレッグで足を取り、中川をケージに押し込む。右足を引く中原。中川も右オーバーフックで耐える。中原は右足首を取って崩しにかかるも、ここも中川が耐えた。

右オーバーフック&右足を差し込む中川を、中原はボディロックから引き倒しに行く。凌いだ中川をケージに押し込み続ける中原。中川は正対しきれず離れた。距離を取って足を触りにいく中川に対し、中原がシングルレッグで組みつき、ダブルレッグに切り替えて尻もちを着かせた。中原の右腕をキムラで抱え、立ち上がる中川。そのまま腕を取ろうとしたところで初回終了のゴングが鳴った。

最終回、ケージ中央で組むと中原が崩しにかかる。プレスをかけてから手四つで中川をケージに押し込む中原は、シングルレッグに切り替えてリフトするも、中川は倒れず。ならばと中原はダブルレッグで組み、完全にテイクダウンを奪って2pを獲得した。ケージに背中を着けた中川を、中原が胸を合わせて押さえ込む。

中原は連続してパスを仕掛けるも、中川がフックガードで守る。ハーフガードから立ち上がろうとする中川を、首に圧力をかけて押さえる中原。中川がガードに戻して中原の右肩を抱えるが、それを振りほどいた中原がパスを狙い続ける。立ち上がった中原の足を狙った中川が、そのまま立ち上がってスクランブルの1pを得て試合を終えた。

ポイント2-1で勝利した中原は「(中川は)腰がメチャクチャ重かった。やってみると難しいルールですね。楽しかったです。ここでパウンドが混ざって、さらに――途中からMMAを意識して戦いました」と、Progressルールについて語った。さらに来場しているRIZINの柏木氏に「試合お願いします」とアピールしている。


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45 Breakthrough Combat01 MMA MMAPLANET o Progress 有松息吹 林源平 森戸新士

【Breakthrough Combat01】テイクダウン2pで林を下した19歳の有松「ボグダノフ選手に挑戦を」

【写真】有松のセコンドには森戸新士がついた。しっかりプラン通りの戦いか(C)MMAPLANET

<Progressミドル級/5分2R>
有松息吹(日本)
Def.2-0
林源平(日本)

サウスポーに構える有松が右足で足払い。ケージまで下がった林が、頭を下げて前に出る。組んで右腕を差し上げた有松がドライブするも、林がアームドラッグから横に抜けた。押し込んでくる有松を捌く林だが、いなされケージを背負ってしまう。林が前に出ると、有松がいなしてケージに押し込んだ。崩してバックを狙う有松。すぐさま林が背中をケージに着けた。

右腕を差し上げ、相手の右手首をコントロールする有松。しかし攻めきれずに一度離れる。距離が近くなると有松が、いなしてバックを狙う。林もすぐに正対する。残り30秒で有松が、いなしてからバックに回り、右オーバーフックで守る林をテイクダウンして2Pを獲得した。

最終回、手四つで探る両者。林が前に出るも、ケージを背負った有松が右に回る。林の頭が有松の顔面にぶつかり、バッティングのため有松に休憩が与えられる。試合再開後、やはり有松が、いなし&バックを狙う。手四つから突き放す林がダブルレッグを狙うも、これは浅かったか。バックステップでかわした有松が、手四つから林をケージに押し込む。右腕を差し上げた林は頭をおっつける。林が有松の右手首を押さえて差し替えると、有松が離れた。

ケージ中央で組み合いから、有松が足払いを仕掛ける。スタンドでいなす有松が、再び林をケージに押し込んだ。右腕を差し上げる展開は変わらず。林は離れ、シングルレッグで飛び込んだ。有松はカウンターでアナコンダを仕掛けるも、これは林が体を起こして防いだ。残り1分30分で林が押し込んでいくも、有松がかわし続ける。頭を着けて押し込む林。しかし有松が2Pで逃げ切った。

19歳の柔術家、有松はインタビューで「相手は凄く力が強くて、圧が凄かったです。これからは力を強くしたり、体重も増やしたいです。次はグラント・ボグダノフ選手に僕の挑戦を受けてほしいです」と語っている。


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45 AB Breakthrough Combat01 MMA MMAPLANET o Progress Road to UFC UAEW シンバートル・バットエルデネ ブログ 吉野光

【Breakthrough Combat01】メインでシンバートルと対戦。吉野光「現状突破。僕にピッタリの大会」

【写真】中東で戦った期間の答え合わせとなるシンバートル戦だ(C) MMAPLANET

本日30日(水)、会場非公開で開催される配信イベント=Breakthrough Combat01のメインでシンバートル・バットエルデネ戦を戦う吉野光は、2年半振りの国内での試合となる。
Text by Manabu Takashima

この間、吉野はUAEWで3試合を戦い1勝2敗という戦績で、オファーが途絶えていた。それでもUFCを目指すことに変わりはない。Breakthrough Combatの指針は現状打破。この言葉にこれ相応しいファイターはいまい。


──2年半振りの国内での試合です。まず、ここについてはどのような気持ちでしょうか。

「周囲からは、日本で試合をしないのって言う風に言われていました。でも個人的にはUAEWとかでずっと試合に出るつもりだったんです。それが連敗中でなかなか試合も組まれない状態で、燻っている感もありました。そのなかで、凄く良いタイミングでオファーを貰えたと思います。凄くモチベーションが高いです」

──今回、国内で戦うことはステップダウンになるのでしょうか。

「これまでやってきたことの延長線上にあります。連敗をしてしまったのでUAEWに出られなくなったことは仕方がないのですが、実はBreakthrough Combatの試合に出ることを決めて3日後ぐらいにUAEWからオファーがあったんです。

でも、もうこっちでやると返答していたので。そこは筋を通そうと思いました。それにステップダウンをしたという意識もなくて、一から創りなおす。試合自体、1年も空いたので新人になったつもりで勝ちまくってやろうと思っています。

しかも、この大会のコンセプトは現状打破。自分にぴったりだと思っています。試合がなくて困っていたところで、国際戦を組んでもらって、それが海外に繋がる。本当に良いオファーを貰えました」

──未知のモンゴル人ファイターが相手です。

「体が強くて、勢いがある感じですね。体感したことがない感じでくるのかなっていうのは、人種だけで想定しています」

──つまりはロシアやブラジルに跳ね返されたところから巻き返すには、絶好の対戦相手ではないかと。

「その通りですね。あの2試合は凄く良い経験になりました。ただロシア人にもブラジル人にもフィジカル負けはしていないです。リネット・ハバロフは『パワーが強かった』、ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラも『柔道が凄かった』と言ってくれたので。通用する部分は、自信を持っています。あの2人と戦えたことで、今回の相手の情報がなくてもアレ以上はない。怖いモノはなくなりました。

自分が目指しているレベル、あの2人の領域にいられるように意識して練習してきました。もともと攻めしか考えていないです。練習で不利な状況になっても、攻めることしか頭にない。常に攻める。ハバロフと戦って思ったことは、スタンドバックの状態は絶対に起こり得る攻防じゃいですか。そこが絶対的に強い。自分もここの形は絶対に強いという意識をもって、練習をしてきました。

僕って技術系の選手じゃないと思っています。フィジカル有りきのテクニック、技。今回の試合でも、そこを見せようと思います。普通のヤツがやろうと思ってもできない。大内刈りもフィジカルがあって決まる技なので、そこを意識していこうと思っています」

──試合はメインです。

「そこはあまり意識していないです。試合はなるべく早く終わらせたい。ただ注目度は高いし、あまりフィニッシュ率は高くないけど、フィニッシュをして『吉野。やべぇぞ』っていう試合を見せて次に繋げたいです。

ここで連敗を止めて、良い勝ち方をして勝ち続けることRoad to UFCにも通じてくる。Road to UFCには毎年応募していても、選ばれていないです。だからこそ、逆に俺を選ばないとおかしいだろうっていう状況を創りたいです」

■視聴方法(予定)
10月30日(水)午後6時30分~
ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat01計量結果

<バンタム級/5分3R>
吉野光:61.5キロ
シンバートル・バットエルデネ:61.5キロ

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士:76.45キロ
[挑戦者]泉武志:──キロ※当日計量

<58キロ契約/5分3R>
風我:57.85キロ
オトゴンバートル・ボルドバートル:57.9キロ

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴:71.85キロ
中川晧貴:71.85キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.85キロ
チョ・ジュンゴン:56.4キロ

<Progressミドル級/5分2R>
有松息吹:82.4キロ
林源平:84.1キロ

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45 AB Breakthrough Combat01 Gladiator MMA MMAPLANET o Progress UFC YouTube エンフオルギル・バートルフー オトゴンバートル・ボルドバートル シンバートル・バットエルデネ チャンネル チョ・ジュンゴン テムーレン・アルギルマー ボクシング 中原由貴 中川晧貴 久保健太 吉野光 林源平 森戸新士 泉武志 風我

【Breakthrough Combat01】キャリア3戦目、吉野光戦へ。シンバートル「繊細さで上回っていれば勝てる」

【写真】目指す舞台は、UFCというシンバートル。今回がキャリア3戦目となる (C) MMAPLANET

本日30日(水)、会場非公開で開催される配信イベント=Breakthrough Combat01のメインで吉野光と戦うシンバートル・バットエルデネは、これがキャリア3戦目というファイターだ。
Text by Manabu Takashima

2戦目で元Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーを下し、シャンダスMMAの新兵器と呼ばれるようになった。4日前に22歳になったばかりのモンゴリアンMMAニュープロダクトに話を訊いた。


──日本で戦うことが決まりました。

「話が来た時は、本当に嬉しかったです。練習仲間のオトゴンバートルやダギースレンが日本で試合をしてきたので、自分も本当に日本で試合がしたいと思っていました。その想いが叶うので、メチャクチャ練習をしています」

──5月にテムーレン・アルギルマー選手に勝利し、シャンダスMMAの新兵器という風に呼ばれています。

「凄く嬉しいです。テムーレン選手に勝って、日本の人々が自分に興味を持ってくれて嬉しい限りです」

──ところで対戦相手の吉野選手は日本で名の通った吉野光選手です。キャリアも15戦以上あります。対して、シンバートルはキャリア2戦。試合を受けることに躊躇することはなかったですか。

「確かに経験豊かで、強い相手です。ただし自分も、このシャンダス・ジムで強くて経験のある選手たちと練習をしています。その練習の成果を見せたいです。シャンダスMMAでは今年の1月からトレーニングをしています。

ナラントンガラグ先生が指導し、活躍している選手が多いのでシャンダスに入門したんです。それまでの1年はマザーライMMAで練習をしていました」

──つまりテムーレンとは元チームメイト対決だったのですね。

「そうですね。まぁ、試合ですから。試合となれば、以前の同門とかという気持ちはなくなります。目の前にいる相手なので、殴るだけです」

──その練習仲間から日本で戦うことに関して、アドバイスはありますか。

「皆から貰っています。皆が教えてくれますが、敢えて言うとエンフオルギル・バートルフー選手から『自分がやれることをやれ』と言われたことが一番残っています。なのでレスリングで勝負します。自分が一番できるもので、戦います」

──フオルギルは日本で戦ったことはないかと思うのですが……。レスリングで勝負、コンバットサンボやシュートボクシングの国内大会で結果を残しているシンバートルですが、もともとバッググラウンドはレスリングだったのですか。

「自分はホブスゴル県で生まれ育ったのですが、子供の頃からモンゴル相撲と柔道をやってきました。県の大会レベルで優勝したぐらいで、大きな大会で結果を残すということはなかったです。ただ、試合にはよく出ていました。なので自分のベースはモンゴル相撲と柔道です」

──それでいてコンバットサンボやシュートボクシングのように打撃のある競技でも結果を残しているのですね。

「実はまだ打撃の練習はしていなかったのですが、なぜか打撃のあるルールの方が戦いやすと感じていました」

──吉野選手は柔道出身、組み技の強さが売りの選手ですが、レスリング勝負ということは組みでやり合える自信があるということですね。

「ヨシノは色々な技を持っていますね。柔道がベースなのは明白です。私はレスリングで対抗します。自分のレスリングの技術は、ヨシノの柔道よりも繊細です。その繊細さがあれば、彼を上回ることができます。

何よりも、ファンの人達につまらない試合は見せたくないです。スキルのある、技術的に高い試合を見せたいと思うので自分は準備万端で日本へ行きます。ヨシノもそのつもりで、調整をしてほしいです」

■視聴方法(予定)
10月30日(水)午後6時30分~
ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat01計量結果

<バンタム級/5分3R>
吉野光:61.5キロ
シンバートル・バットエルデネ:61.5キロ

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士:76.45キロ
[挑戦者]泉武志:──キロ※当日計量

<58キロ契約/5分3R>
風我:57.85キロ
オトゴンバートル・ボルドバートル:57.9キロ

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴:71.85キロ
中川晧貴:71.85キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.85キロ
チョ・ジュンゴン:56.4キロ

<Progressミドル級/5分2R>
有松息吹:82.4キロ
林源平:84.1キロ

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【Breaktrough Combat01】中川晧貴とMMAファイター同士のProgress。中原由貴「冒険しようかと」

【写真】MMAファイター✖グラップラーとは違う、グラップリング=打撃のないMMAとなるか (C) MMAPLANET

本日30日(水)、会場非公開で開催される配信イベント=Breakthrough Combat01。同大会はMMAが3試合、Progress=グラップリングマッチが3試合組まれている。そのProgress戦にはグラップラーが2名、MMAファイターが4選手出場しており中原由貴が中川晧貴と相対する。
Text by Manabu Takashima

ビクター・コレスニック戦の敗北以来、半年ぶりの実戦がMMAファイター同士、72キロ契約のグラップリング戦となった中原を計量直後にインタビューした。


――中原由貴選手が長谷川賢率いるBreakthrough Combat旗揚げ戦に出場し、中川晧貴選手とProgressルールで戦う。意外なことのオンパレードです。

「意外ですよね(笑)。でも僕はノーギが好きでチェックしていたんです。ヘンゾ・グレイシーのところに行って、ああいう人達と触れ合ったりして。グラップリングも好きなんですよ。

CJIやADCCもチェックしていましたし、実はこの間のQuintet(19日開催)のチームRIZINのメンバーで戦う予定だったのが、いつの間にかメンバーから外れていました(笑)」

──アハハハハ。そして、今大会出場が決まったと。

「最初はもうカードが揃ってしまって難しいかと聞いていたのですが、新たにオファーがあって良かったです」

──Progressルールはケージのなかで、ポイント制のあるグラップリングです。

「フォークスタイルレスリングも昔はチェックしていて、グラウンドではボディクラッチができないルールの練習もチラッとしていたことがあるんです。かつ、そこにサブミッションが許されているので、打撃の練習を減らして触れる練習……組みの練習を増やしてきたので、楽しみですね。

MMAでは交われない選手と実戦で戦えることができますし、Progressのコンセプトを聞くと、純粋なグラップリングというよりはMMA寄りですよね。やっぱり取りに行くときに、簡単に下になるのではない。MMAに生きるように考えて戦えます。それにポイント制なので、余裕ができればチョット引き出しを開けて冒険することもできますよね」

──ではMMAファイターでもある対戦相手の中川選手ですが、どのような印象を持っていますか。

「打撃がないので殺伐とはしないとはいえ食って掛かってこられるかと思っていたので……そうでもないのかと」

──それは中川選手の性格によるところかと思います(笑)。

「でも食ってやるというのは絶対にあると思っていたので(笑)。僕も僕で、ルールが違うとのびのびとやりたい──というのはおかしいですけど、トライしたいという気持ちですね。

このルールはスクランブル重視だし、視てくれる人が面白い試合ができれば良いですね。練習ではなく、勝敗がかかったなかでどれだけリスクを取れるのか。そこが実戦だからこそ、という部分で。やっぱりポイント制はミソです。リードしてしまえば、一本さえ取られなきゃリスクを冒すことができます。

打撃があるとリードをしていても、ワンミスで全てが変わってしまいます。でも、グラップリングでポイント制なら自分なりに戦い方も考えることがありますね。

この1年はケージ際で寝かせ切ることにメチャクチャ取り組んできました。そこをMMAを戦う前に、実戦で相手がシリアスに動いて来るところで試せる。それは凄く楽しみにしています」

──中川選手はMMAでも倒してバックを取るというスタイルを貫いている選手です。

「そこは……普段からMMAの組みでやってきて、スクランブルもしてきたので僕も自信があるところです」

──MMAに生きるグラップリングで、それが次の試合が組まれるアピールに少しでもなればと思います。

「ハイ」

──なかなかMMAの試合は組まれないですか。

「かすりもしないですね。アハハハ。でも、それは覚悟の上で。MMAはRIZINでやると決めているので、こういう機会も大切にしたいと思っています」

──RIZINは超RIZINや大晦日大会、数字系重視のビッグショーと地方のLANDMARKがあり、そこにナンバーシリーズということで……。いうと中原選手タイプの選手が、なかなか試合が巡ってこないというのはありますね。

「現状、自分だけでないですしね。どうしてもイベント数も関係してきますしね」

──そこに中央アジア、コーカサスの脅威が加わりました。

「どえらいことになっていますね(笑)。今回もそうだし、練習を続けてグラップリング、サブオンリーも含めて来年は出ていこうかなと(笑)。MMAがなくても、実戦経験は必要です。明日のProgressでも、ちょっとはアピールしようかと思います」

■視聴方法(予定)
10月30日(水)午後6時30分~
ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat01計量結果

<バンタム級/5分3R>
吉野光:61.5キロ
シンバートル・バットエルデネ:61.5キロ

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士:76.45キロ
[挑戦者]泉武志:──キロ※当日計量

<58キロ契約/5分3R>
風我:57.85キロ
オトゴンバートル・ボルドバートル:57.9キロ

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴:71.85キロ
中川晧貴:71.85キロ

<フライ級/5分3R>
久保健太:56.85キロ
チョ・ジュンゴン:56.4キロ

<Progressミドル級/5分2R>
有松息吹:82.4キロ
林源平:84.1キロ

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【Breakthrough Combat01】Progressでグラップリング初挑戦、中川晧貴「諦めんかったら強くなれる」

【写真】チハヤフル戦を経て、中川は何かスッキリした表情を浮かべた(C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(水)会場非公開で開催される配信イベントBreakthrough Combat01にて、中川晧貴が中原由貴とProgressルールで対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年7月のGladiatorフェザー級挑戦者決定トーナメントの初戦で、チハヤフル・ズッキーニョスに判定負けを喫した中川。試合後、バックステージでの落ち込み様を見た関係者からは「このまま中川はMMAを辞めしまうのでは……」という声も聞かれた。そんな中川がプログレスのケージグラップリングから復活するまでの道のりには、所属する道場リライアブルならではの雰囲気があった。


――今回プログレス初挑戦が決まりました。中川選手としてはMMAで敗れたあとの復帰戦だけに、MMAを戦いたいという気持ちはなかったですか。

「いや、それはなかったです。『おぉグラップリングなんや』と思って。今までグラップリングの試合に出たことがなかったんですよ」

――えぇっ!? それは意外です。柔道ベースでMMAのファイトスタイルを考えても、グラップリングマッチの経験があると思っていました。

「実は初めてなんですよ(笑)。自分としては新鮮な感じです。グラップリングでどこまでやれるかな、というワクワク感があります」

――これまでグラップリングマッチに出場する機会はなかったのですか。

「柔術はやりたいとは思っていたんです。最近は同じジムの石田拓穂とかが柔術の試合に出ていて。考えていたのは、それぐらいですね」

――しかし、柔術の試合に出たことはない?

「はい、出たことはないです(苦笑)。ウチのジムでも以前、上田祐起がグラジでプログレスに出たことがあるぐらいじゃないですか」

――これまで中川選手が出場している大会でも、プログレスの試合は行われていました。中川選手としては、どのように見ていましたか。

「もちろん会場でも観てはいました。でも自分がやるとは思っていなかったので――メチャクチャ気を抜いていましたね」

――アハハハ。単に一人の観客として観ていた、と。

「はい(笑)。自分は寝技が得意というか、MMAの中でも寝技をやる選手なので、観ていて展開がある試合は面白かったです。ただ、今もまだルールがピンと来ていなくて。要はMMAとして有利なポジションを取ると、ポイントが入るということですよね」

――それが一番分かりやすい言葉です。ポイントが入るのはテイクダウン、リバーサル、バックグラブ、そしてスクランブルで立ち上がる……全てMMAのためのグラップリング、というルールになっています。対して、引き込んだら相手にポイントが与えられます。

「それでも極める自信がある選手は、引き込んで極めたりしていますよね。森戸選手とか」

――森戸選手は先にポイントでリードし、引き込んでも逆転されないほど引き離してから極めに行くパターンがありますね。

「あぁ、なるほど。そう聞いて安心しました。自分は引き込むのが好きじゃないし、テイクダウンしてバックに回るのが得意なので。そこでポイントを取っていれば――」

――個人的には中川選手の試合スタイルを考えると、得意なルールではないかと思っています。その前に前回のチハヤフル戦について、お聞きします。本人としては判定で勝っていると思っていましたか。

「……そうですね。ギリギリで勝っているとは思いました」

――実際、中川選手が勝っていたという声も聞かれます。とはいえ負けは負け。その事実をどう受け止めていたのか。

「……」

――試合後、関係者から「心配になるほど中川選手が落ち込んでいた」と聞きました。

「……、……そうですね。まずは代表(田中淳リライアブル代表)に対して、メチャクチャ申し訳ないと思って。ジムとしてチハヤフル選手に連敗中だったし、そこで自分も負けてジムの看板に泥を塗ってしまった。あとは試合でチャンスもあったのに、極めきれなかった悔しさもありました」

――「あの落ち込み具合から立ち直ることができるのか」という心配の声もありました。

「だいぶ悩みました。『ここで負けていて、俺は今後どうするんやろう?』って。やけど自分の中では負けたと思えない、というか。判定は負けやったけど、自分の中では負けていない。すごく中途半端な気持ちやったんですよ」

――試合で完膚なきまでに叩きのめされた末の判定負けであれば、その時点で諦めていたかもしれないですね。

「確かに、そんな負け方やったら自分も納得できると思うんです。でも納得できんかった。そんな頃に代表が『そろそろジムに来いよ』と連絡をくれて――代表からの連絡が嬉しかったです。やっぱり負けは負けで、みんなに顔も合わせにくかったし。代表から言われんかったら、そのままジムに戻っていなかったかもしれないです」

――田中代表も、そんな中川選手の気持ちに気づいて連絡したのでしょう。

「代表も気さくな感じで連絡をくれて、ジムに行ったら言われたんです。『お前が諦めんかったら俺たちもサポートするし、まだまだ強くなれる』って。その言葉を聞いて自分も悔し涙が出ました。すると、さらに代表が『涙が出るぐらいやから、まだまだ頑張れるぞ』と――そう聞いて、自分も諦めずに頑張ろうと思いました」

――素晴らしいですね。MMAを続けると決めて次の目標などは考えましたか。

「今の段階では、何も言えないですよね。トーナメントも初戦敗退で、そんな自分に何ができるのか。だから、組まれた試合をやっていく。何でもやってみる。そう考えました。

もうひとつ――自分のキャリアについて考えないといけない、と思うようにはなりました。今までも行き当たりばったりなことは多かったんです。試合のオファーが来たら受けて、試合をする。でもこれからは、ちゃんと先を見据えて戦っていかないといけない。どんどん自分からもチャンスを掴むようにしないとダメやな、って」

――その一環として、今回のプログレス挑戦があると。

「対戦相手は二転三転しましたけど、どれも名前のある相手でした。自分からオイシイ話です。最終的に決まったのが中原選手って――まさかのONEやRIZINで試合をしているビッグネームで。自分からすれば雲の上の選手じゃないですか。中原選手もMMAの試合しか視ていないですけど、柔道ベースでグラップリングも強いと思います」

――MMAでの組み方は、似ていますよね。スタンドの組みはボディロックで始まり……。

「はい。そこは自分の強みでもあるので、負けないです。試合は最初に相手のグラップリングを確かめたいけど、5分2Rやからそんな時間もない。早めに仕掛けていかないといけないなら、最初から自分が攻めていきますよ。初のグラップリングで、中原選手というビッグネームを乗り越える新たな中川晧貴を視てください!」

■視聴方法(予定)
10月30日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat01対戦カード

<バンタム級/5分3R>
吉野光(日本)
シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]泉武志(日本)

<58キロ契約/5分3R>
風我(日本)
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴(日本)
中川晧貴(日本)

<フライ級/5分3R>
チョ・ジュンゴン(韓国)
久保健太(日本)

<Progressミドル級/5分2R>
林源平(日本)
有松息吹(日本)

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【Breakthrough Combat01】泉武志とProgress防衛戦、森戸新士「しっかり組んでくる相手は極めやすい」

【写真】戦うことで強くなる――Progress暫定ウェルター級王者、森戸新士(C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(水)会場非公開で開催される配信イベントBreakthrough Combat01にて、Progress暫定ウェルター級王者の森戸新士が、泉武志の挑戦を受ける。
Text by Shojiro Kameike

森戸にとっては昨年9月、暫定王座決定トーナメント決勝で世羅智茂を下して以来のプログレスルールとなる。この間、森戸は2度のADCC予選とムンジアルに出場したなかで、森戸が感じていた手応えを語る。


――1年1カ月ぶりのプログレスルールで、保持する暫定王座の初防衛戦を行います。

「プログレスはオファーがあれば、いつでも出たいと思っていました。またオファーがあって嬉しいです」

――昨年の世羅戦以降、ADCC予選やムンジアルに挑戦するなかで、プログレスの試合も頭にはあったのでしょうか。

「プログレスの試合をすることで、グラップリングに関して成長できた面があります。ジョセフ・チェンのような世界的強豪とも対戦させてもらい、自分の立ち位置も確認できましたし、自分の技術研究にも役立っています。今は暫定王者として強い選手との試合が組まれれば、やり甲斐はありますね」

――ADCC予選は2度とも敗れ、世界大会は出場ならず。初挑戦のムンジアルも初戦で敗退しました。その結果については、どのように考えていますか。

「ムンジアルではダニエル・ジニスという、ブラジレイロを連覇している強豪と対戦しました。試合はアドバン1つでリードしていましたが、最後の10秒でアドバンを取り返され、レフェリー判定で負けています。

不甲斐ない結果だと思いますし、アドバン差1つでギリギリの試合をしていたので負けても仕方ないです。もっと自分に実力があればペースも握れたし、一本も取れました。ただ、やりようによっては世界で戦えるという手応えもあって。またムンジアルには挑戦したいです」

――ADCCの1次予選では豪州の強豪フィス・アレンと、0-0でレフェリー判定負け2次予選ではダニエル・エヴァンスと延長ラウンドまでもつれ込みました。その点では、せめぎ合うことができているという自信はあるのですか。

「勝ち切れていないので、まだまだ――と思います。そこで勝ち切るために、どうするべきかを考えて取り組まないといけないです」

――ではADCC予選以降、どのような取り組みがあったのですか。

「もちろん技術面で自分に足りないところを補う練習です。広島にいると、なかなか他の凄く強い選手と練習することもできないし、そこは東京と違うところで。その分、僕は試合に出ることで定期的に強い選手と当たる。そのために今年も毎月のように試合に出続けています」

――さらに広島、山口で強豪選手を招いてセミナーを行っています。森戸選手自身も韓国でセミナーを行い、現地の選手とも練習していますね。

「基本的にセミナーには本当のトップ選手しか呼ばないです。トップ選手と技術交流することによって、中国地方の技術の底上げにもつなげたい。そのためにはトップ選手の技術を見ることが一番だと、僕自身が一番分かっています。だから、トップ選手の技術を見る機会を会員さんに対して提供していきたいです」

――そんななかで昨年プログレスで敗れているジョセフ・チェンのセミナーを、今年春にレオス柔術アカデミーで開催したことには驚きました。

「アハハハ、そうですね。ジョゼフ・チェンとは試合した時から『今度ウチでセミナーやってよ』というノリで話をしていて。彼は岩本健汰選手と練習するために、よく東京には来ているじゃないですか。機会があれば広島まで足を伸ばしてセミナーを――という話はしていたんです。それで向こうからコンタクトしてきてくれて、セミナー開催が決まりました。

僕の場合はジョセフ・チェンに限らず、セミナーに呼ぶ前にその選手について研究します。実際にセミナーでも教えてくれる技を試しますし、僕がフォローに回ることもあって。そのなかで自然と、彼らの技が自分の技術体系の中に組み込まれるんです。ジョゼフ・チェンのセミナーではキャンピングパスを通じて考え方が分かり、いろんなパスガードに生かせるようになりました」

――そして10月14日はROMAN柔術で柳井夢翔選手と対戦し、ドローに終わりましたが、以前と少し試合スタイルは変わっていないですか。もちろんルールや対戦相手によって異なるとは思いますが……。

「えっ、そうですか。今回は初めてのヒール有り柔術だったので、今までよりも攻めが足関節寄りになっていたかもしれないです。ヒール無しなら、同じ相手でもまた違う展開になるでしょうね。もっとパスからバックテイクを狙いに行くとか。

ROMAN柔術の試合は、ズボンを掴むことが禁止だったんですよ。僕はよくズボンを掴んでスイープしてからスタックパスを狙うのですが、ズボンを掴めないので『スイープは難しいだろう』と思い、最後は足関節を狙いに行きました」

――ルールが変われば、それだけ戦術も変わります。毎回同じ質問になるかもしれませんが……そのROMAN柔術から2週間で、プログレスルールに切り替えることはできますか。

「基本こんな感じでやってきたので、そんなに違和感はないです(笑)。選手としてグラップリングで世界一になりたいなら、グラップリングに絞るべきかもしれません。本当にムンジアルで世界一になりたいなら、道着に絞るべきだとは思います。でも、両方やるスタイルも良いかな――と」

――ではプログレスルールで対戦する泉武志選手の印象を教えてください。

「プログレスのルールだと、やりづらいというか……一番強い選手ですよね(笑)。プログレスはレスリングベースのMMAファイターが強いルールだからこそ、柔術家よりMMAファイターと対戦できるほうが嬉しいです。その相手に一本勝ちを狙う。どんな試合も一本を狙ってナンボで、狙えるところが自分の強みだと思っています」

――柔術家とレスリング出身のMMAファイターでは、後者のほうが極めやすいですか。

「基本的にはそうだと思いますけど、河名マスト選手には負けていますからね(苦笑)。レスラーの場合、いなして組ませない強さもあります。特にMMAファイターは、そういう練習をするじゃないですか。そんなMMAファイターを極められるようにならないといけない。しっかり組んでくる相手は極めやすいです」

――対戦相手がMMAファイターになると多くの場合、対戦相手に関する判断材料はMMAの試合しかありません。それはグラップリング、あるいはプログレスルールを戦ううえで影響を及ぼしますか。

「影響はないです。僕は柔術もグラップリングも、そんなに相手のことを研究するわけでもないので。他の人のセコンドにつく時は研究しますけど――だから本当は、誰かに研究してほしいですね(笑)。

とにかく次も極める自信はあります。どう極めるかは、相手がどう組んでくるかによっても違いますけど、自分の中ではいくつも方法をイメージできています。その方法のどれかにハメてやります」

■視聴方法(予定)
10月30日(水)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Breakthrough Combat01対戦カード

<バンタム級/5分3R>
吉野光(日本)
シンバートル・バットエルデネ(モンゴル)

<Progress暫定ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]森戸新士(日本)
[挑戦者]泉武志(日本)

<58キロ契約/5分3R>
風我(日本)
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)

<Progress72キロ契約/5分2R>
中原由貴(日本)
中川晧貴(日本)

<フライ級/5分3R>
チョ・ジュンゴン(韓国)
久保健太(日本)

<Progressミドル級/5分2R>
林源平(日本)
有松息吹(日本)

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