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【Gladiator026】チーム・ラカイ初襲来、セビジェーノ✖ズッキーニョス。竹本はタイのデッチプールと!!

【写真】楽しみな一戦だ(C)RING CHAMPIONSHIP

8日(月)、GLADIATORより5月5日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026で竹本啓哉✖デッチプール、チハヤフル・ズッキーニョス✖アドニス・セビジェーノというバンタム級とフェザー級で2つの国際戦が組まれることが発表された。
Text by Manabu Takashima

同大会では既にGLADIATORフライ級王座決定戦=NavE✖オトゴンバートル・ボルドバートルが決定しておりモンゴル、フィリピン、タイとの国際戦が実施されることになる。


バンタム級チャンピオン竹本のMMAマッチは昨年10月にテムーレン・アルギルマーから王座を奪って以来7カ月ぶりとなるが、2月のGLADIATOR CHALLENGER SERIESで竹内稔とPROGRESSフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座防衛戦に敗れており、ある意味再起戦となる。

対するデッチプールはプロMMA戦績8勝5敗のタイ人ファイターで、長谷川賢タレントリレーションズ代表が昨年11月にタイのジムを視察した際に発掘した選手とのこと。ONE WSからコロナ期にはONE本戦に昇格したこともあるデッチプールのONEでの戦績は2勝3敗となっている。

ムエタイは30戦27勝3敗のデッチプール、本名はデッチャディン・ソーンシリスパティンで当然ベースはムエタイだ。と同時にプロボクシングでも戦っており、戦績は9戦5勝4敗で3150 Fight Survivalや伝統のダイナミック・グローブにデッチャディン・ソーンシリスッパティンという名で来日している。

ボクシングは5つの勝利全てがKO勝ちで、MMAも5 KO勝ち&一本勝ちが2試合というフィニッシャーだ。と同時にボクシングで2つのKO負けとMMAで3KO負け、2度の一本負けを喫しており”Be Finished”ファイターでもある。

一方、フェザー級タイトル戦線復帰を目指すズッキーニョスと戦うアドニス・セビジェーノは、昨年6月大会以来来日が途絶えていたフィリピン勢──そしてグラジにとって初めてのチーム・ラカイ所属ファイターの参戦となる。

戦績は3勝4敗だがチーム・ラカイのマーク・サンジャオ総帥の強い推薦の下、今回の来日が決まったというセビジェーノは、Road to ONEフィリピンで優勝しONE本戦契約を勝ち取った。その際にラカイに移籍したセブ出身でなかなか荒っぽい選手といえる。

エドゥアルド・ファラヤンやジョシュア・パシオなど大量離脱劇があったチーム・ラカイは、この1年総合力を高める傾向が強く──打撃で前戦を勝利したズッキーニョスとセビジェーノ戦は、その総合力の高さが問われる一戦となるだろう。

なおプレスリリースに寄せられた4選手のコメントは以下の通りだ。

竹本啓哉
「完全決着率の高いストライカー。こういう選手と試合したかったです。ですが、戦績は僕の方が上。必ず極めて勝ちます」

デッチプール
「日本の皆こんにちわ。タイのダッチプールことデッチャディン(本名)です。日本で素晴らしいトップMMAファイターと戦うことが凄く嬉しい。ただし、僕は彼を倒す。倒したいんだ。ありがとう──KRUB!(=タイで最後につけると、ございますというような意味になる)」

チハヤフル・ズッキーニョス
「勢いのあるフィリピンの選手と戦えることを楽しみにしています。フィリピンMMAというと打撃のイメージでしたが、アドニス選手は積極的に組みも混ぜる、ウェルランディットな選手という印象です。アジアの強い相手と戦ってきている選手なので、どんな勝ち方ができるかで自分の実力が測れる良い機会だと思います。僕は昨年のトーナメントからの連戦で、全ての要素が確実に成長しているので、自信を持って戦います。次期王者候補筆頭と呼ばれる試合をします!」

アドニス・セビジェーノ
「僕はセブ州バンタヤン島出身で、セブ州から国際ステージで戦う唯一のマーシャルアーチストであり、フィリピンで最も成功を収めたMMAチーム=チーム・ラカイの一員であることを誇りに思っている。そして自分の道を追求し、母国フィリピンと家族の誇りと共にある。僕は2人の愛すべき娘の父であり、美しい妻の夫だ。家族の存在が、僕に力とやる気、努力の源になっている。MMAでベルトを巻けるよう全ての局面で技術を磨いている。レッツゴー!」

■放送予定
5月5日(日)
午後12時30分~THE 1 TV YouTubeチャンネル

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MMA o Progress UFC UFC300 YouTube

Bulked Up Max Holloway Shares Conditioning Update & Behind-The-Scenes Training For UFC 300 | Ep 6

Max Holloways shares an update on his bulking progress for his fight vs Justin Gaethje at UFC 300 and more…

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45 Gladiator MMA MMAPLANET o Progress 竹内稔 竹本啓哉

【Gladiator CS01】ミスター・アナコンダ竹内稔が竹本啓哉に必殺技を極めてProgress FSフェザー級王者に

【写真】スタンドレスリングがあるからこそのアナコンダか(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹内稔(日本)
1R1分52秒 by アナコンダ・チョーク
竹本啓哉(日本)

サウスポー同士、竹本が竹内の右腕をくぐりシングルレッグで入るも、これを竹内が切った。竹本はケージ中央でアームドラッグから足をかけていくも竹内は倒れない。距離が詰まると竹内が竹本のヒジを押し上げる。

竹本が右足にシングルレッグで組むと、尻もちを着きながらテイクダウンを狙う。しかし竹内がガブり→アナコンダチョークを仕掛け、最後は竹本の右足を抑えて締めつけ竹本からタップを奪った。

この勝利でProgressフォークスタイルグラップリング・フェザー級のベルトを巻いた竹内は「5月のADCCトライアルに出場しますが、ベルトの防衛戦もやりたい」と語った。


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45 Gladiator MMA MMAPLANET o Progress グラント・ボクダノフ 大嶋聡承

【Gladiator CS01】大嶋のチョイ・バーを防いだボクダノフがキムラを極め、Progress継続参戦をアピール

【写真】ノースサウスから大嶋のワキをすくい、キムラを極めたボグダノフ(C)MMAPLANET

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
Def.2R3分16秒 by キムラ
大嶋聡承(日本)

ボクダノフはケージを背にして回る。手四つから中に入るボクダノフに対し、大嶋がバックステップで下がった。大嶋もシングルレッグで組むも、これはボクダノフがスプロールする。ケージ中央で大嶋が組んだが、倒アームドラッグから引き込み、ボクダノフに2pを献上した。

大嶋がシッティングガードからチョイ・バーを狙うも、これはボクダノフが右腕を抜いた。ボクダノフは大嶋の右足首を抑えてパスを狙うも、今度は大嶋がボクダノフの左腕に対してチョイ・バーを狙う仕草を見せる。ボクダノフが逆側へパスを仕掛けると、今度は大嶋が右腕をキムラで捕えようとする。ここもすぐにボクダノフが離れた。ボクダノフが飛び込むと、大嶋はZハーフからクローズドに戻し、起き上がるボクダノフの首を取ってギロチンを狙うも、極めることはできなかった。

最終回、互いに首を抑えにいくが、ボクダノフが離れた。一度距離を取ったボクダノフがダブルレッグで飛び込み、ケージに押し込み両足をすくい上げる。これで大嶋に背中を着かせたボクダノフにテイクダウン2pが追加された。さらにボクダノフがパスしてノースサウスへ。エビを打つ大嶋を抑え込むボクダノフがニーインザベリーを伺う。大嶋の右腕を取ったボクダノフが、一気に腕を抜いてキムラでタップを奪った。

Progress初挑戦で一本勝ちを収めたボグダノフは、「作戦はシングルレッグからバックを取り、亀にさせてRNCを極めたかった。大嶋選手は強い。これから一緒に練習したい。プログレスは日本で唯一グラップリングに注目してくれている。継続参戦したい」と語った。


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【Gladiator CS01】河名マストの挑戦を受けるパン・ジェヒョク「仮面を被っています。もっと危ないヤツ」

【写真】嫌われているのか──と思うほど、無口なパン・ジェヒョク。まさにKorean Quiet Warrior (C)MMAPLANET

本日16日(金)、GLADIATORの新しい試みGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」が開催される。無観客&配信に特化した大会のメインでGLADIATORフライ級王者パン・ジェヒョクが、河名マストの挑戦を受ける。
Text by Manabu Takashima

昨年6月に一度は倒した相手の挑戦を受けるチャンピオンが、自身がどこで、どのような環境で戦うのかをしっかりと見極めていた。そこがパン・ジェヒョクというファイターのクレバーさ。直径7メートルから6.15メートルになる今回の戦いは、アウトストライカー&ディフェンシブレスラーの彼をどのように変えるのか。その言葉から探ってみたい。


──2月16日、河名選手の挑戦を受けて初防戦を行うことが決まりました。このオファーが届いた時は、どのような気持ちでしたか(※取材は1月18日に行われた)。

「9月にチャンピオンになった後、2カ月後から試合をしたいと思っていましたが、この時期に試合ができることはちょうど良いと思いました。個人的には同じ相手と戦うことは好きではないですが、GLADIATORは河名選手をプッシュしているんだなと思いました」

──つまり河名選手のための選手権試合だと?

「そこまでは思わないですけど、河名選手はGLADIATORでたくさん戦っていますし団体が彼を認めているんだなと」

──河名選手もそうですが、この時期にベルトが欲しいと思っている日本人選手の多くがRoad to UFCを狙っています。ベルトを巻いているパン・ジェヒョク選手は今後のキャリアをどのように考えているのでしょうか。

「RIZINで戦いたいと思っていますが、実現していません。当然Road to UFCやUFCという話があれば良いですし、GLADIATORのタイトルホルダーとして他の団体に挑戦したい気持ちです」

──そのためにも大切な初防衛戦となりますが、改めて河名選手の印象を教えていただけますか。

「前に戦った選手はワンディメンションなレスラーでしたが、それからどんどん打撃が上手くなってウェルラウンダーになっていると思います」

──河名選手はパン・ジェヒョク選手に対して、前回の試合後に腰が柔らかくてテイクダウン防御力が高い。苦手なタイプの選手だと言っていました。

「しっかりと自分のことを評価してもらって、感謝します。パンクラスでもワンディメンションな透暉鷹選手と戦った時も、自分をテイクダウンするのに苦労していました。あの時も圧を掛けて、彼を苦しめることができました。自分自身でも、レスリングはそこそこできると思っています」

──ところで河名選手の12月の試合もチェックされたと思いますが、どのような感想を持ちましたか。

「9月のユン・ダウォン戦を見ても、パンチにパワーを乗せることができるようになってきたと思います。12月のチハヤフル・ズッキーニョス戦は打撃を自信を持っているように感じました。ただ彼が打撃を怖がらなくなっているのであれば、打撃戦にも応じてくるでしょう。そうなると、カウンターを決める場面も増えますね」

──やはりパン・ジェヒョク戦の打撃は、カウンターが一番の武器だと。

「自分の打撃は2つの武器があります。カウンターと、プレッシャーをかけて攻め続けること。この2つの攻撃パターンで攻めようと思います」

──パン・ジェヒョク選手の打撃の圧。河名選手のレスリングの圧。そこが鍵を握りそうなファイトです。

「河名選手が打撃戦が構わなくなっているように、自分もレスリングになっても大丈夫だと思えるだけ練習をしています。次の試合では防御だけでなく、攻めるレスリングを見せることができると思います。それだけ練習してきましたし、だからこそ打撃、レスリングだけでなく柔術も含め全局面で戦えるので河名選手もしっかりと気を付けて戦うことをおススメします」

──今回、無観客での試合になりますが、そのような環境をどのように思っていますか。

「またパンクラスの時の話になってしまいますが、背が高い選手と戦った時(亀井晨介戦)に自分のヒットには会場は静かなままで、相手の拳が届いただけで大きな声援が挙がっていました。あの環境は審判の判断を誤らせると思います。だから無観客は自分にとって有利に働くと思います。

それにジムで練習している時のような楽な気持ちで戦えるんじゃないかと思って、楽しみにしています。ケージが少し小さくなることもポジティブに考えています。本来は広さを使ったファイトを得意としていますが、ケージが小さくなるなら、それだけ圧力がかけやすくなるのでインファイトもしやすくなりますね」

──ところで、自分が韓国人選手をインタビューした時には『男として──』という様な威勢の良い言葉が聞かれることが多いのですが、パン・ジェヒョク選手はいつも本当に落ち着いた返答ですね。

「まだ仮面を被っています(笑)。本当はもっと危ないヤツだと思いますが、試合前は冷静でいたいです。それに日本のファンの人達も、そういうキャラは望んでいないと思います。ファンの皆さんの志向に合わせています(微笑)」

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01計量結果

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク:65.75キロ
[挑戦者]河名マスト:65.65キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉:65.8キロ
竹内稔:65.4キロ

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智:84.2キロ
アン・ジェヨン:84.1キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ:84.0キロ
大嶋聡承:86.0キロ

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良:57.0キロ
チェ・ドンフン:56.6キロ

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【Gladiator CS01】ラスト侍に訊く、剣道とMMA。三上ヘンリー大智─02─「打って勝つな、勝って打て」

【写真】計量台でポージング。剣道、武道について話してもらいましたが、ヘンリーはプロフェッショナルMMAファイターです (C)MMAPLANET

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、アン・ジェヨンと対戦する三上ヘンリー大智インタビュー後編。
Text by Manabu Takashima

高校、大学と剣道で活躍した三上は、その剣道家生活で体に摺り込まれた武の理が、MMAで生きると断言した。表面上の動き、そして内面。武道でありながら競技のある武器術と、無手のコンバットスポーツであるMMAの共通点とは──。

目の前の相手に勝つ競技を戦いながら、戦いの本質がその身にある三上ヘンリー大智──彼以外のMMAは決して口にできないであろう──数々の心理が聞かれた。

<三上ヘンリー大智インタビューPart.01はコチラから>


――個人的にヘンリー選手に以前から伺いたかったことなのですが、剣道がMMAに生きることはあるのでしょうか。

「メチャクチャあります」

――おお。ぜひとも詳しくお聞かせください。素手と武器術は間合いから違ってくると思いますし、どのようにMMAに落としこむことができるのか。同じ剣術でも、前後運動だけのフェンシングよりも、剣道の方がリンクするのではないかと。それぐらいの感覚でしかないので、とても興味深いです。

「色々な要素があり過ぎて、伝えることは難しいのですが……。重量級という立場で言わせてもらうと、剣道は無差別なので凄くすばしっこいヤツ、大きくて一発はあるけどノソソノしたヤツとやろうがルールは全て同じです。状況も全て同じです。そのなかで三本勝負なので、パワーで押せないというのがあります。

スピードに対応しないといけない。小さい人と稽古しているときも、その速さについていかないといけないんです。そうなると大きかろうが、小さかろうが足さばきは必然の要素になってきます。だからいわゆるキックボクサーのゆっさゆっさした動きにはならないんですよ。

前後移動、左右移動ともに重心を一定にして、上下させるのは相手の攻撃を避けるにしても、攻撃を当てるにしても、技の起こりがなかなか見えないので。僕に関して言うと『ここで当たる』という場所に留まらない。『ここには当たらないだろう』という時に当たる。そのような動きが可能になると思います。

あと……一番大きい所は間合いなのかと思います。剣道をやっている時に口を酸っぱくして言われたのが、『打って勝つな、勝って打て』ということなんです。その部分での間合いとか気構え、相手の起こりを捕らえることだとか。あるいはわざと起こりを見せて、相手を誘って打つとか。その辺りの心理的な駆け引きに関して言うと、他のスポーツ……例えばボクシングと違ってダメージを受けずに訓練ができるので、何度失敗してもその訓練ができるのが剣道の特徴ですね。

ボクシングだと打たれ、ディフェンス力がついてくるじゃないですか。でも、その時には打たれ弱くなってしまうかもしれない。でも剣道はそういうことなしで、模擬戦を何度でもできる。そこが違ってくるのかと」

――武道は競技化すると勝利を目的とした技術が発展し、結果スポーツとしてフィジカルの優れた者が有利になります。ただ竹刀があり、防具があることで剣術ではないですが、剣道として武道性は残りやすいのでしょうか。

「自分のなかでは……『これは、そうなんじゃないかな』ということがあります。対人競技で相手と、体の中心が近ければ近いほどパワーの勝負になる。それが離れれば離れるほど、技術の勝負になる。だから弓道は的を狙うものですけど、体格とか関係ないじゃないですか。弓を弾く力は必要でも、的の中心を射るという点においては体の大きさは関係ない。

剣道よりも槍の方が間合いが遠いから、より技術の勝負になる。剣道には鍔迫り合いという近距離での間合いでいなしたりとかするから。空手の場合は競技化すると、突きの距離になるので、竹刀がある剣道とは理屈が変わってくる。そうなってくると、空手は技術の側面が失われるのかもしれないですね。

最初から組んでいる武道、競技は話が違ってくるとは思いますけど。剣道は一つ棒を持つことで、武術の本質に触れられる。でも剣道をやっている時は、そんなことは全然考えていなかったです。振りのスピードとか、足を速く動かした方が勝てるだろうと思っていて」

――つまり西洋スポーツ化した思考だったのですね。

「ハイ。でも剣道を離れてMMAを始めると、『ヘンリーって、こういうところが凄いね』と指摘された動きは、剣道の動きで。意識をしていなかったのですが、そこで初めて『剣道のこういうところが生きるんだ』って気づいたんです。それこそ無意識に摺りこまれていたんでしょうね」

――剣道の動きよりも、剣道の理がMMAに生きる?

「その通りですね。だから組み技でも生きるんですよ。剣道は面を取りたかったら、小手を攻めろというのがあって。小手を取りたかったら、面を攻めろと。それは柔術も同じで。腕十字を取りたかったら、三角を見せて腕十字だとか。マウントを取りたかったら、腕を攻めに行くとか。

ボクシングもそうで。ジャブを見せて、ボディとか。虚実――そこらへんが全て、つながっているんじゃないですかね」

――虚実を織り交ぜた動きが、体に摺りこまれている。そこがMMAで有利に働く?

「それはあると思います。それは自分に剣道を指導してくれた先生のおかげです。高校の時(東海大学付属第四高等学校※現東海大学付属札幌高等学校)の古川和男先生が、その場で勝つための剣道を教えているような先生だったら、こういうような考え方には恐らくなっていなかったと思います。

『こういう風に打て』、『こうやれ』、『ああやれ』という指導だったら、こうやったら当たるというので終わってしまって表面上のことしか理解できていなかった。『勝って打て』──意味分かんねぇってなるんですけど、悩みながらやっていくなかで自分の心に刻まれたんじゃないかなって。それが先生の指導力の賜物だと思います」

──自分の間になっているから、勝っていると。

「ハイ。打つから勝つのではなくて。そういう内面的なこともありますし、さきほど話した足さばきや重心のこともあります。私はエレベーターがあるところは階段でなくエレベーターに乗るようにしています。坂道は重心移動として平気なのですが、階段は本来の重心移動ではないので気持ち悪くて。もう、そういう体になっているのだと思います。

表面的には他にも相手のスピードについてくために、足さばきは磨かれました。それと私は特殊で、中段から上段にスタイルを変えたんですよ。中段と上段って足の向きが逆なので、だからスイッチを使える側面もあって。そこは凄く大きかったかなって思います。

あと中段だと剣先が触れて、『ここなら攻められる』という風に勝負ができるのですが、上段の場合は竹刀同士の触れずに間合いを測らなければならなくて。本当に空間を目で見て、心で認識しないといけないんです。『今、勝っているのか』、『打って良いのか』ということを。そこもMMAに凄く生きています」

──実は以前からヘンリー選手の剣道の動画を見せてもらっていて。とにかく長身を生かして上段の構えから面を打って勝つ。その踏込みなどがMMAに生きるのかどうか、そこが気になっていたのですが……ここまで深い話を聞かせていただけるとは。

「勝つまでの行程が色々とあって、良いのを打ったなというのは相手の気を殺しているというか──間合いを盗んでいる。何よりも自分が攻めている状態で打っています。自分が攻められている状態で打っても一本にならないですし、相手に防がれます。MMAも同じなんじゃないかと」

──まさに武術的な重心の話ですね。

「ハイ、心のバランスです。同じことをしても、守っている時は全く通じないです」

──いや、参りました。それほどまで武の理を理解しているMMAファイターはいないかと。

「でも世界のトップレベルの選手って、スポーツをやっていてもそこに行き着いていると思います。メイウェザーとかも。海外の人達からは、日本の武術は凄いと思われがちですけどトップに行く人は押しなべて皆、同じようなエリア……ゾーンに足を踏みいれていると思います」

──押忍、本当に興味深い話をありがとうございます。今回の試合を終えると、ヘンリー選手はどのようなキャリアアップを考えているのでしょうか。

「そうですね、やるからにはトップを目指していきたいです。今はたまたま格闘技に心血を注いでいる状態なのですが、皆が『努力は実を結ばない』とか考えがちになります。でも私の中では……変な風に聞こえるかもしれないですけど、来世まで自分の努力や頑張ったことは引き継がれると思っています。現役選手生活が輝かしいキャリアにならなかったとしても、そこは諦めずに絶対に来世で花が咲くぐらいの勢いでMMAを頑張っていきたいと思っています。

目指すところは……名前を出して良いか分からないけど、UFCチャンピオンになること。でも、それが叶わなくても自分のやっていることに誇りを持ちたいと思うので、とにかく目の前の一戦・一戦を全力で戦うだけです」

──自分のやっていることに誇りを持つためには、ケージのなかから何を見せないといけないでしょうか。

「う~ん、そこはもう勝手に出てくるものだと思っていて。自分で表さないといけないと考えた時点で、なんか嘘になっちゃうかなって。自分が表現したいから、表現することって本当に自分の本質なのかなって思うんですよ。さっき、前回の試合で無意識になったと話したようにアレが自分を表せている。無意識の状態で、何も考えずに勝手に出てきたものが自分自身だし──。

一つ言えることは、相手に敬意を払うこと。勝っても負けても、相手に敬意を払うこと。多分、自分と同じだけ努力をしているだろうし、負けたくてケージの中に入っていく人はいないと思うから。勝っても負けての相手に敬意を払うこと。そこだけなのかと。勝った後の立ち振る舞い、負けた後の立ち振る舞いに自分のMMA道が出てくるのかなって思いますね」


■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01計量結果

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク:65.75キロ
[挑戦者]河名マスト:65.65キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉:65.8キロ
竹内稔:65.4キロ

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智:84.2キロ
アン・ジェヨン:84.1キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ:84.0キロ
大嶋聡承:86.0キロ

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良:57.0キロ
チェ・ドンフン:56.6キロ

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45 AB Gladiator Gladiator Challenger Series01 LFA MMA MMAPLANET o Progress YouTube   アン・ジェヨン エド・ソアレス グラント・ボクダノフ ダナ・ホワイト チェ・ドンフン チャンネル パン・ジェヒョク 三上ヘンリー大智 和田教良 大嶋聡承 河名マスト 竹内稔 竹本啓哉 長谷川賢

【Gladiator CS01】計量終了 河名マスト「最後の300グラムが……」。ヘンリーはLFA ソアレスCEOと談笑

【写真】エド・ソアレスCEOを見て、「あのダナ・ホワイトみたいな人は誰ですか?」と、和田。PROGRESS長谷川賢代表の「記事ぐらい読んでくださいよ」という返答に 「チェ・ドンフン以外、目に入っていないので」と目をギラギラさせていた(C)MMAPLANET

15日(木)、明日16日(金)に会場非公開&配信に特化して実施されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」の計量が港区の10kolで行われた。
Text by Manabu Takashima

いわゆるアンダーカード無し、MMAとグラップリングが5試合凝縮された新しい試みは全5試合出場10選手全員が計量をクリアした。


ギリギリ度合いが伺える和田教良と9キロの減量を完成させたチェ・ドンフンは、3試合勝利を手にした後に腰に巻かれるベルトを挟んでフェイスオフ。

88キロ級契約で大嶋聡承との組み技マッチに臨むグラント・ボクダノフは、ウェルター級のMMAで戦う時よりも明らかに大きなフレームを維持していた。

その両者、フェイスオフでも笑顔で言葉を交わしていた。

また第3試合のミドル級でアン・ジェヨンと戦う三上ヘンリー大智は、今大会の視察に訪れたLFAエド・ソアレスCEOとポルトガル語で話し「LFAでブラジル大会へ」という魅力的な誘いにも、「今は明日の試合に集中します」と返答。

ソアレスCEOは「これこそ、私が求めるファイター像だ」と感心しきりだった。

Gladiatorの減量といえば、苦戦がいつも伝わってくるのが竹本啓哉だ。

その竹本はコメインでProgressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座を賭けて竹内稔と相対するが、MMAより1階級上の体重リミットにも「設定をそこにして落としてきた」ということで、やはり減量は苦し気であった。

メインでパン・ジェヒョクの持つGLADIATORフェザー級王座に挑む河名マストは、本来は最初に体重を測る予定だったが、全5試合とルールミーティングが終わった頃に会場に姿を現して、パス。

「残り300グラムを落とすのにチョット苦労しました」と苦笑いを見せていた。

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01計量結果

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク:65.75キロ
[挑戦者]河名マスト:65.65キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉:65.8キロ
竹内稔:65.4キロ

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智:84.2キロ
アン・ジェヨン:84.1キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ:84.0キロ
大嶋聡承:86.0キロ

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良:57.0キロ
チェ・ドンフン:56.6キロ

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45 AB GFC Gladiator Gladiator Challenger Series01 MMA MMAPLANET o ONE Progress YouTube チェ・ドンフン ブログ 和田教良

【Gladiator CS01】フライ級王座決定T準々決で和田戦へ、チェ・ドンフン「韓国では面白くない、退屈だと」

【写真】試合のときほど、決めていないですが──インタビュー中のチェ・ドンフンはよく笑う青年で。なんとなく、部屋の様子が格好良かったです (C)MMAPLANET

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」の第一試合でチェ・ドンフンが和田教良と、GLADIATORフライ級王座トーナメント準々決勝で戦う。
Text by Manabu Takashima

昨年12月に初来日を果たし、久保健太にKO勝ちを収めたDouble GFCフライ級王者は──訊くところによると、そのDouble GFCでの防衛戦よりも同トーナメントを選択したとも伝わってくる。

しっかりと相手を見る目と洞察力を持ち、危険を回避できる力があるが故に韓国のでは受けが良くないと話したイケメン王者は、二本目のベルトを狙いつつ、日本から世界に飛び立とうとしている。


──来週の金曜日に日本で2度目の試合が控えています(※取材は10日に行われた)。今の調子を教えてください。

「今、減量中で9キロほど体重を落としている際中です。もう残り2キロほどなので、良い状況です」

──自他ともに認めるイケメンファイターも、減量中は無精ひげが残っているようですね(笑)。

「ハハハハ。試合の日にはしっかりと髭も剃って、きれいな頭にして臨むつもりです。ただ、計量まではこのままでいて相手にタフな印象を与えようかと思っています」

──押忍。フライ級王座決定トーナメント準々決勝を戦うことになりましたが、12月9日の試合はしっかりとKO勝ち。同時に勝負を急がず、堅く戦ったという意見も聞かれました。

「そうですね、コンディションがそれほど芳しくないというのはありました。それでも初回からコンスタントにパンチを入れることができていたのですが、久保選手はずっと目が死んでいなかったです。

自分の理想のファイトスタイルは、確実に倒せるときに仕留めに行くというモノです。無暗やたら倒しに行かなかったのは、久保選手の頑張りがあったからです。なので手堅く戦ったという印象を与えたのかもしれないです」

──逆にだからこそ、チェ・ドンフンという選手は強いという声もありました。

「そのように評価をしてもらえると、凄く嬉しいです。韓国では面白くない、退屈だ、気持ちが入っていないファイターだと言われることもあるので。だから、そんな風な反応があるというのは意外だし、嬉しくもあります」

──それはきっと日本のファンの方が、韓国のファンより目が肥えているんだと思います(笑)。

「アハハハハハ。でも、確かにそんな雰囲気があるとは感じました。GLADIATORで戦う前から思っていたことですが、実際に日本で戦ってみて格闘技に対する文化、リスペクトがあると日本のファンから感じました」

──久保選手との試合、個人的に印象に残っているのは3Rに必死の思いで前に出た久保選手のパンチを被弾したら、そこから逆に前に出て攻勢に転じた点です。ここ一番の気の強さが見えました。

「久保選手が反撃に出た時、自分ではそれほど攻撃を受けたつもりはなかったです。ただ、あの久保選手の戦う姿勢と向き合って、ここは退いてはいけないと強く思ったんです。でも、本当に気合の入ったベテラン選手……意地を感じました。そこについても、前に出た自分のことを認めてもらえるのは本当に嬉しいことです」

──今回も年齢的にはベテランの和田選手が相手ですが、どのような印象を持っていますか。

「前回、和田選手の試合はアップのために余り見ていなかったです。今回の対戦が決まって動画をチェックした印象は、特別に何かが強いという印象は余りなかったです。和田選手のように完全なグラップラーと戦うのは初めてなので、自分の組み技がどれだけ通用するのか、テストのような試合になるので楽しみです」

──切って殴る。組みにつき合う、どちらでしょうか。

「まだ作戦は立てていないのですが、一応XXXXXXXXXを狙おうと思っています。そして、自分のグラップリングを披露できればと思います」

──いや、それは試合前に公言されても書けないですよ(笑)。

「あぁ、そうですね。アリガトウゴザイマス」

──一方で和田選手は「強い相手だからやりたい。ただそれだけです」と言っていました。

「その気持ちに応えるように、フルパワーで立ち向かいます」

──3月3日に残りの準々決勝3試合が行われます。メンバーは把握していますか。

「ハイ、SNSをチェックしました。元チャンピオン、久保選手、モンゴル人選手、ONEチャンピオンシップで戦っていた選手、そしてイ・スンチョル選手がいましたね。彼らを見て、ビビるようなことはありません。まずは初戦を勝って、残りの試合で勝ち上がってきた選手たちと良い試合をするようにします」

──決勝は韓国人対決になるかもしれないという予想も既にされています。

「イ・スンチョル選手が決勝に残って欲しいですね。彼は当然のように決勝に残るでしょう。体格は決して大きくないですが、ウェルラウンダーで簡単に倒せる選手ではないです。韓国人の強さをイ・スンチョル選手との決勝で見せたいです」

──では今回の大会は配信専門大会で韓国でもYouTubeでも視聴されますが、どのような試合をしたいと思っていますか。

「お客さんがいないイベントだとは聞いています。でもお客さんの有無に関係なく、戦うべき相手が目の前にいるのでそこに集中します。それとこんなに素晴らしいイベントを無料で配信してくれるTHE1TVに感謝しています。絶対とはいえないですが、面白い試合をするつもりです。

第1試合。自分と和田選手の試合が大会を盛り上げるオープニングに相応しいファイトになると期待されているからだと聞きました。そのように言われると、張り切りるのみです。それとボーナスを取りに行きます!!(そゆ)」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「久保選手との試合以降、日本のファンからたくさん応援を貰えるようになりました。熱い試合をして日本のファンに喜んでもらえる──そして世界的なファイターになるので、応援よろしくお願いします。試合を見て良かったと思ってもらえる戦いをします!!」

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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【Gladiator CS01】フライ級T準々決勝、チェ・ドンフン戦へ。和田教良─02─「相手がイケメンすぎて……」

【写真】ジョークも交えて燃える和田(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準々決勝としてチェ・ドンフンと対戦する和田教良のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

2022年以降は4勝2分と無敗を貫き、昨年12月にグラジでシン・ジェヒョクに判定勝ちを収めてフライ級T出場をゲットした。とにかく組めば強い和田――というイメージに対して、今回のインタビューでは意外な理想のファイトスタイルも明らかになった。現在35歳、そんな和田がビッグチャンスをモノにするための意気込みを語る。

<和田教良インタビューPart.01はコチラから>


――現在運営されているガイオジムを立ち上げたのは何年のことですか。

「東戦の前やから、2020年9月ですね」

――ガイオジムという名前の由来は何なのでしょうか。

「ピュアブレッド京都に鳩胸ムネオという選手がいて、そのノリで先輩の佐藤拓也さんから『お前のリングネームはキチガイオや』と言われたんですよ。佐藤さんにしてみれば冗談のつもりやったんですけど、そのキチガイオという名前が思ったよりも広まって(笑)。

別に僕がキチガイ扱いされていたわけではなく、鳩胸ムネオっていう名前のリズムが良くて、それに合わせられただけでした。最初は嫌だなぁと思っていましたけど、意外なほど浸透したので、自分としても『まぁ良いか』と(笑)。

それでジムの名前もガイオジムにしました。でも理由を訊かれると……こういう理由なので、一時は『名前を変えようかな』とも思ったんです。ただ、名前は憶えやすいし検索しやすいし、ということでガイオジムのままにしていますね。名前は変えず、名前の由来を変えようかと思ったりしています。海外に『ガイオ』っていう良い意味の言葉がないかなぁ、と考えたり(笑)」

――アハハハ。話を戻すと、ジムの立ち上げも含めて2020年11月の東修平選手との試合前後が大きな転機となったのですね。

「はい。それまで2年近く試合をしていなくて、東戦もスクランブル出場ではありました。でも『このオファーを受けないと、このまま自分も試合をしなくなるんちゃうかな……』と思ったんです。その東戦で気持ちが折れたような負け方をしてしまい、『これは良くない』ということで、そこからもっとMMAに取り組むようになって」

――MMAとの取り組み方が、どのように変わったのでしょうか。

「それまでは『とりあえずMMAやっています』みたいな感じでしたね。週2~3回練習して……何か特別なことをするわけでもなく。そのためにキャリア序盤は全然アカンかったけど、東戦の負けで気持ちの中でも踏ん切りがついたんです。自分の年齢を考えたら、現役を続けられてもあと何年か。だったら、もっと一生懸命やりたいと思って。

現在は日沖発のstArtジムの練習にも参加(C)SHOJIRO KAMEIKE

それから『勝つための練習をせなあかん』と思って、キックボクシングのパーソナルトレーニングも取り入れました。あとは春日井選手の練習会にも参加するようになり、戦績も変わってきましたね」

――若い頃はガンガン練習していて、30歳を過ぎてからペースを落とすケースは多いでしょう。しかし東戦の時点で和田選手は30歳を超えており、そこからよりハードな練習を自身に課すことは難しくはなかったですか。体力面でも、精神面でも。

「確かに自分は珍しいタイプかもしれませんね(笑)。一番大きかったのは腰のヘルニアなんですよ。まずはヘルニアをしっかり治して、それだけの練習にも耐えられる体をつくりました。

怪我をして休み、復帰しては怪我をして休む――なんて生活を10年ぐらい繰り返していたんですよ。1人でやっていたから、間違ったやり方をしていたんだと思います。今はヘルニアをはじめ怪我がなくなったのは大きいです」

――結果、2022年から6戦して4勝2分。和田選手のファイトスタイルはテイクダウン&トップコントロールで、「自身がやるべきことを貫き通している」という印象です。

「ありがとうございます。でも、そのスタイルは『自分がやりたいこと』とはかけ離れているんですよ……」

――えっ!?

「実は打撃戦のほうがやりたくて。でも最初に組み勝っちゃうと、そのまま無難に勝てるので組んだまま進めてしまうんです」

――それは意外でした……。

「ですよね(苦笑)。練習でもパンチ力は褒められるぐらいで。僕自身としては、パンチで相手をブチのめしたいんです。でも組むと、組みでは力量差がある試合が多くて」

――組んで確実に勝てるなら、確実に勝つほうが良くはないですか。

「やっぱり派手な試合をしたい、っていう気持ちもあるんですよ。アマ修斗の時もKO勝ちしていて。でも試合では組んじゃう(笑)。ただ前回のシン・ジェヒョク戦で、いろんな感覚が掴めてきました。ジャブが当たることで『打撃でも行けるかな』という感じも掴んだし、セコンドの指示ですぐ組むこともできましたし。次の試合では簡単に組みに行くと、跳びヒザとか合わせてくるでしょうから、気を付けないといけないですけど」

――次の対戦相手であるチェ・ドンフンは、相手の様子を見ながらしっかりと打ち込んでくるファイターです。

「強いイケメン、っていう感じですね。グラジのフライ級トーナメントの話は聞いていて、出るなら自分も次はイ・スンチョル選手と対戦するのかな、と考えていました。特に理由はないけど、イ・スンチョル選手に勝って、次がチェ・ドンフン選手という流れなのかなと。自分としては、どちらとの対戦でも嬉しいです。『チェ・ドンフン戦どうですか?』というオファーを貰って、僕は『強い相手だからやりたい』――それだけでした」

――では、そのチェ・ドンフンと打撃戦を繰り広げたいですか。

「打撃戦をやっても問題ないと思います。これはMMAだからトータルで勝負して、そのなかで打撃戦をやることもあります。一つ思うのは、チェ・ドンフン選手も強いです。でも、まだ分からない部分も多くて。僕との試合で分かることも多いと思いますよ。もしかしたらメチャクチャ四つが強くて、僕がテイクダウンされるかもしれないですが(笑)」

――アハハハ、自虐気味にオチをつけないでください。ではフライ級トーナメント準々決勝、チェ・ドンフン戦に向けて意気込みをお願いします。

「次の試合は相手がイケメンすぎて、ウチの女性会員さんも『チェ・ドンフン選手を応援する』と言っているんですよ。だからチェ・ドンフン選手とウチの会員さんに中年の力を見せつけてやります! 相手はDouble G王者なので、僕が勝ったらフライ級トーナメントの後にでも韓国でタイトルを賭けて再戦したいです。まずはトーナメント準々決勝、必ず勝ちます」

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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【Gladiator CS01】竹内稔戦で二冠を目指す竹本啓哉─02─「プログレスに強い選手が出て来るキッカケに」

>【写真】グラジのベルトを奪還して以降、竹本の意識は確実に変化している(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(金)、配信に特化して開催されるGLADIATOR CHALLENGER SERIES01「Bang vs Kawana Ⅱ」で、竹内稔とPROGRESSフェザー級王座を賭けて戦う竹本啓哉のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

紆余曲折を経て、当初の発表どおり「ミスター・アナコンダ」竹内稔とのフォークスタイルグラップリング戦に臨むこととなった竹本。グラジエイター王座との二冠を賭けた一戦への意気込みを語る。

<竹本啓哉インタビューPart.01はコチラから>


――GLADIATOR CSは配信に特化したイベントで、無観客で行われます。その点についてはいかがですか。

「嬉しいです。僕も今まで経験がないことに挑戦したくて。無観客の中で試合をすると、どうなるのか――これって選手の性格も出ると思うんですよね。僕自身はどうなるか分かりませんが、最初に竹内戦が決まってから、すごく楽しみにしています。自分でチケットを売ることがないのも楽ですし。もちろん配信を視てほしいので、その案内はしますけど」

――では竹内戦に関するお話の前に、改めて2023年は竹本選手にとってどのような1年でしたか。

「自分にとっては『立て直すことができた1年』だったと思います。初めて1年に2試合も国際戦をやりましたし、初めてのコンバット柔術も楽しかったです。新しい刺激が多くて、かつベルトを巻きなおしたことで、自分を立て直すことができた1年だったと思います」

――ベルトがあると無いとでは、新年を迎えた時の気持ちも違うかと思います。

「もちろん気持ち良く新年を迎えられた部分もありますが、せっかくベルトを獲得したのに――12月の大会で勝った竹中大地選手と上久保周哉選手には見向きもされていませんでした。『眼中にないじゃん……』って、ちょっと心に引っかかっています。だから今年は、竹中選手と上久保選手だけじゃなく、多くの人たちに『グラジのベルトは、これだけの価値があるんだよ』と知らしめていきたいです」

――竹中選手と上久保選手がグラジのケージで、グラジ王者との対戦を希望しなかった点については気になりますか。

「少し傷つきましたね(笑)。僕は強さには興味があるけど、それほど有名になりたいという気持ちはなくて。でもあんなに見向きもされないと、『そうじゃない。このベルトはもっと価値があるんだ』と言いたくなります。僕のことよりも、もっとグラジという大会とベルトに対する認識を高めるために、僕自身も実績を上げる必要があるなって思いました。

さっきも言ったとおり、現役の間にもっともっと強い相手と試合がしたいです。次の相手、竹内選手もグラップリング界では本当に強い相手で。それにしても、最近は竹が絡む選手が多いですね」

――竹中選手、竹内選手と同じカルペディエム三田の竹浦正起選手、そして竹本選手と。

「ここまで竹が多いと、もう竹林ですね(笑)」

――……。

「すみません、余計なことを言いました(苦笑)」

――アハハハ。話を戻すと、これまで竹内選手との絡みはないですよね。

「ないです。自分の周りでいえば去年、アマゾン先生(白木アマゾン大輔)にアナコンダを極めていましたよね。今までの試合について調べたら、本当にギロチンやアナコンダで勝っている試合が多いじゃないですか。ADCC予選も6試合中4回アナコンダを極めていて――とんでもない選手ですよ。その竹内選手とグラップリングで試合をするのは、MMAとは違う緊張感があります」

――MMA以外の試合としては、昨年1月にプログレスのコンバット柔術ルールで江木伸成選手を下しています。打撃のないグラップリングルールの試合は、いつ以来でしょうか。

「一昨年の11月、TOKKUMI(3対3のグラップリング団体戦)ですね。チームカルペディエム名古屋で出場して、2試合がドローで1試合はヒザ十字で勝ちました。グラップリングマッチは自分にとって里帰りみたいな気持ちもあって。何より竹内選手との試合って、異次元対決のような感じなんですよ」

――異次元、ですか。

「自分でも、どんな試合になるか分からないです。えぇ、どうなるんだろう? 自分が普通に勝っちゃう気もしますし、反対にあっさりとアナコンダを極められてしまうかもしれないし……展開が予想しにくい試合ですね。

だって、ADCC予選で準優勝ですから。今のADCCはスタンドレスリングが強い選手が勝つと聞いていたのに、そんななかでアナコンダをバンバン極めていて。完全に我が道を往く『アナコンダ・モンスター』じゃないですか」

――テムーレン戦はシングルレッグで組むことができました。しかし、それは竹本選手がジャブで崩してから入るというMMAならではのお話で。ではフォークスタイルグラップリングだと、どう崩していくのか。

「インサイドで組むシングルレッグだと、相手もアナコンダは極めにくいと思いますけど……、どうなるんでしょうね。安易に組むとアナコンダが待っているので怖いです(苦笑)」

――どうなるのか、それはご自身で試してみるのが一番です。

「自分から極められに行きませんよ! あのアナコンダがあるので、否が応でも慎重になりますよね。きっと形に入られたら一発で極まっちゃいますから。かといって失点もしたくないので、自分から下になるのも嫌ですし。

いずれにしても、どちらが早く自分の得意な形に持ち込むかっていう勝負になりますよね。僕が竹内選手のアナコンダを警戒しすぎて、ただ時間が過ぎていく展開も嫌じゃないですか。アナコンダを食らわないためには、まず自分がテイクダウンに行かなければ良いわけですけど、今までテイクダウンを狙わなかったことがなくて(笑)。

せっかく竹内選手とグラップリングで戦う良い機会だから――という気持ちは、なくはないです。竹内選手のアナコンダって、どれくらい凄いんだろうって楽しみでもありますし。自分も一本を狙いたい。でも試合だから、勝ちに徹したい気持ちもあって。とにかく対策だけはしっかりして、あとは試合展開次第というところですね」

――この試合に勝てば、グラジとプログレスの二冠王者となります。

「二冠王者になったら、防衛戦が大変そうですよね(笑)。でも竹内選手と対戦できるのも、グラジのベルトを巻いたおかげです。今回は自分がチャンピオンになることで、プログレスにも強い選手がどんどん出て来るキッカケになるよう、必ず勝ちます!」

■視聴方法(予定)
2月16日(金)
午後6時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator CS01対戦カード

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]パン・ジェヒョク(韓国)
[挑戦者]河名マスト(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・フェザー級王座決定戦/5分3R>
竹本啓哉(日本)
竹内稔(日本)

<ミドル級/5分3R>
三上ヘンリー大智(日本)
アン・ジェヨン(韓国)

<Progressフォークスタイルグラップリング88キロ契約/5分2R>
グラント・ボクダノフ(日本)
大嶋聡承(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
和田教良(日本)
チェ・ドンフン(韓国)

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