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45 DEEP DEEP JEWELS MMA MMAPLANET o 古瀬美月 彩綺

【DEEP JEWEL44】彩綺が左一発で古瀬に36秒KO勝利「みんな私のファンになってください!」

<49キロ契約/5分2R>
彩綺(日本)
Def.1R0分36秒by TKO
古瀬美月(日本)

サウスポーの彩綺が左ミドルを蹴る。古瀬がシングルレッグに入るが、彩綺はテイクダウンさせない。彩綺は右フックから左ストレート、古瀬も右を返す。古瀬がサウスポーにスイッチして前に出ると、彩綺が左の蹴りのフェイントからショートの左ストレート。この一撃で古瀬が前のめりにバタリと倒れ、彩綺が衝撃の秒殺KO勝利を収めた。

試合後、彩綺は「今回、私のファンになってくれる人を増やそうと思って、この試合に臨みました。だからみんな私のファンになってください!大沢さんとハーツのみんないつもありがとう!また(DEEP JEWELSに)出ます。佐伯さん、次はヒジありでお願いします!」と喜びを爆発させた。


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【DEEP JEWELS44】古瀬美月戦へ。ブレイキングダウン出身、彩綺「毎日練習しているって当たり前だから」

【写真】ブレイキングダウン出身だから試合が組まれる――なんて言わせない気持ちの持ち主(C)SHOJIRO KAMEIKE

24日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS44で、彩綺が古瀬美月と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

ブレイキングダウンを経てDEEPジュエルスでプロデビューした彩綺は、ここまで1勝2敗だ。2戦目は竹林愛瑠にKO勝ちを収めたものの、続く須田萌里戦ではわずか49秒で敗れている。まだプロとして確かな実績を残すことができているわけではない。それでも彼女の言葉の中に、現在の女子MMAで必要な言霊が感じられた。


――本日は和術慧舟會HEARTSでインタビューを行っています。彩綺選手は現在フリーランスということですが、HEARTSが練習場所のひとつなのですか。

「はい。もともと格闘技を始めてブレイキングダウンからDEEPジュエルスに出るようになった時、私はタイにいたんです。だから日本でMMAの練習環境がなくて。その時、タイにいらっしゃっていた渋谷莉孔さんに『日本で試合が決まっているけど、セコンドもいない。練習場所もない。MMAの練習もできていない』と相談したら、その場で渋谷さんが大沢(ケンジHEARTS代表)さんに電話してくださって。『来週あたり一人連れて行きます』と――そこからHEARTSに通って、大沢さんに指導してもらうようになりました」

――なるほど。まずはタイで格闘技を始めた経緯からお願いします。

「大学に通って幼稚園の先生になるための資格を取って、一応企業からも内定はもらっていたんですよ。でも日本で働きたくないなぁと思っていたところに、大学のゼミの先生から『タイの幼稚園が空いているよ』と言われて。その場で親に電話して『タイに行ってくるわ』って決めました(笑)。私は父が日本人で母は台湾人で、海外に行くことに対して特に抵抗もなく『良いじゃん、行ってきなよ』と」

――現地の幼稚園というのは、日本人のお子さん向けだったのですか。

「そうです。日本からタイに駐在しているご家庭とか、タイで会社を経営している方のお子さんが多かったですね。最終的には日本に帰るから、子供には日本の教育を受けさせたいという子たちが通う幼稚園でした。で、幼稚園に勤務している時に、メチャクチャ太っちゃったんですよ。タイって、ごはん美味しいじゃないですか(笑)」

――アハハハ。

「私はずっとバレーボールをやっていて、大学でも4年間やっていたんですよ。運動ありきの人生を歩んできて、それがタイで初めて運動をしない生活を送っていると……『あれ? 人ってこんなに簡単に太るんだ!』って。だからダイエットのためにムエタイを始めました。タイに行って3年目ぐらい、25歳ぐらいの時ですね」

――現地でムエタイの試合にも出場したのですか。

「バンコクのクルーダムジムというところに通っていて、始めて4カ月で『試合に出てみないか?』と言われました。それでヘッドギア、サポーター、レガース有りの試合に出て、TKO勝ちしました。私はタイでバレーボールのコミュニティに入っていたので、その友人たちが試合を観に来てくれて、当日のメインイベントよりも私の試合が盛り上がりましたよ。私自身も大学までずっと部活をやっていて、その時は目標がないことに不安を覚えるようにもなっていたので、試合に出て良かったなと思いました。あとはクインテッドにも出ていた柔術家の市川奈々美さんがバンコクにいて、市川さんから柔術を教わっていました」

――ムエタイ+柔術で本格的にMMAを……。

「いえ。今考えると、当時は何をモチベーションに練習していたかは分からないです。でもちょうどその頃に、ちょうどその頃に日本でブレイキングダウンが人気になったじゃないですか。たまたま書類を送ったら受かり、出場することになって。ブレイキングダウンに出たことが縁で、今のようにDEEPジュエルスに出させてもらうようになりました」

――急激な変化ですね。

「でもブレイクダウンの中心は男子で、女子の出番は続かなかったんですよね。でも私も遊びでMMAをやるつもりはなくて。そうしたらDEEPジュエルスの関係者に声を掛けていただいて、日本のジムの練習に参加させてもらうようになったんですよ。当時はまだタイにいて、タイからブレイキングダウンもDEEPジュエルスのデビュー戦も出ていました。当時は大変でしたね。コロナ禍なのでPCR検査を受けて、いろいろ確認して――という」

――彩綺選手はブレイキングダウンに出たあと、どうしたいという希望はあったのですか。

「なんか……正直、ブレイキングダウンの女子って見ていられないじゃないですか」

――……。

「いや、本当に。自分からすると『この子たちって次は何を目指して生きていくんだろうか?』という感じでした。実際プロになったのは私と対戦した土木ネキぐらいで。私とは覚悟が違うんじゃないか、と収録現場でも思っていましたね。他の人と喋ることもなかったし。

私は、ブレイキングダウンに出ることが決まってからは『この試合次第で、自分の人生が変わる』という覚悟を持って挑んでいました。ムエタイを始めてから現地の幼稚園も退職していたんですよ。コロナ禍で幼稚園も、どんどん閉鎖していきました。授業もリモートになっていって……。でも幼稚園はお子さんを直接お預かりすることに意味があるわけで。それがリモートって『私たちがいる意味ある?』と。なんか自分の存在意義みたいなのも見失っている時期でしたね」

――ずっとバレーボールをやってきていて、格闘技を始めて、改めて体を動かすことに対する喜びがあったのではないですか。

「う~ん。私って大学時代は落ちこぼれだったんですよ。周りは春高バレーに出場した子や、大学を卒業したら実業団に入るような子もいて。私は試合に出られないのに練習を続けていた状態でした。すると4年生になるとメンタル面でもたなくなるんですよね。私は試合のメンバーに選ばれない。どんどん後輩たちに抜かれていく。

でも格闘技って個人競技だから、練習していればオファーはもらえるじゃないですか。そこにプライドとかは関係なく、泥臭くても練習していればオファーはもらえる。自分次第で試合に出ることができる、という点に喜びはありましたよね」

――根っからのスポーツマンなのですね。SNSで目立って試合に出る、ということではなく……。

「アハハハ。大切なのは、ソレではないので」

――ブレイキングダウンに出て、知名度は上がりましたか。

「知名度というか、私ってタイにいたじゃないですか。昔からの友人からすると、消息不明みたいな感じだったんですよ。それが4年ぶりに日本に帰ってきて、髪の毛の色も変わっているし、驚かれましたね(笑)。いろんな友人が連絡をくれました。そこから、いろんな人との繋がりで――日本でMMAを始めたら、DEEPジュエルスの関係者からも『すぐにプロでやれるよ』と言われて出場が決まりました」

――ずっとバレーをやってきただけに、身体能力の素養はあったでしょうね。

「でもMMAはやればやるほど難しいですよ。最初の頃は感覚でやっていて、自分は何ができて何ができていないかも分からない。何ができないかを相手に説明できなかったです。今は何ができているわけでもなく、何ができないかを必死に説明できるようにはなりました。アハハハ」

――ではブレイキングダウンを経て、DEEPジュエルスというプロの舞台でMMAを戦うようになった時の印象を教えてください。

「何て言うんでしょうね? なんか会場がシラケちゃっている時があるんですよ。なかには『発表会感覚でやっているんじゃないかな?』と思うこともあって。もちろん全員じゃないけど……もっとお客さんを取り込もうという考えはないのかな、と感じたりはしますね」

――少なくとも彩綺選手のように「ここで人生が変わる。人生を変える」と思って試合に臨んでいるようには見えないわけですか。

「そうかもしれないですね。たとえば『毎日練習やってきました。試合で発揮できるように頑張ります』みたいなことを言いますよね。『いやいや、練習するのは当たり前だから。その自己満足みたいな発言は何だよ』と内心は思っています(笑)。

ファイターだから勝つことを目指すのも当然で、そのうえで自分に何ができるのか。デビュー戦は判定勝ちで。9月の2戦目は『今までの女子ではなかった試合をします』とアピールして、結果は相手のアゴを粉砕してKO勝ちでした。それで大会MVPをもらった時に、『私がやりたかったのはコレなんだ』と思いました。別に自分が女子MMAを背負うとか、そういうことでは一切なくて。自分がやりたいことができていると感じて、『須田萌里選手と対戦したい』と伝えて、いざ試合が実現したら49秒で負けてしまいました(苦笑)。あんまり言いたくはないけど、経験の差は大きかったです」

――どのような点に経験の差を感じたのでしょうか。

「引き込まれることも想定していたし、腕を極めに来ることも分かってはいました。私も練習はしてきたものの、どこかで『腕を極められるかもしれない。首を取られるかもしれない』という不安があって。そんな自分が49秒間の中で露わになってしまいました。

『MMAって、こういうことなんだな』と思いましたね。2戦目でKO勝ちした時は、ほぼほぼ組んでいないんですよ。でも須田戦は引き込まれて、パッと終わってしまいました。須田選手にしてみれば、引き込んで極めに行けば確実に勝てる。その選択をしたのも当然です。やっぱり格闘技って残酷なものだよなぁ、って」

――残酷、ですか。

「どれだけ練習していても、試合は49秒で終わることもあって。だけど勝った時の喜びって、世界が変わるような感じですから。勝ちと負けって天と地ほどの差で――これがMMAなんだなって思いました。私はまだプロ3戦で、その差を体験できたことは大きいです。

だから須田戦のあとも寝技はしっかり練習してきましたし、打撃もやっています。それは当たり前なんだけど……何て言うんでしょうね。自分がもっと自信を持って戦えるように、つくり上げています。だから……とにかく良い試合します! 私のことを知っている人も、知らない人も私のファンになるような試合をしますから。今大会で一番の試合を見せます」

■視聴方法(予定)
3月24日(日)
午後5時05分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV、U-NEXT

■ 対戦カード

<DEEP JEWELSアトム級選手権試合/5分3R>
[王者]パク・シユン(韓国)
[挑戦者] 伊澤星花(日本)

<49キロ契約/5分3R>
桐生祐子(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<49キロ契約/5分2R>
古瀬美月(日本)
彩綺(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
斎藤百湖(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
LIBBY(韓国)

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈(日本)
細谷ちーこ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
MAHINA(日本)

<キック52キロ契約/2分2R>
島村優花(日本)
せりな(日本

<フライ級/5分2R>
谷山瞳(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

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45 AB ABEMA DEEP Grachan MMA MMAPLANET o イゴール・タナベ キック ギレルメ・ナカガワ クレベル・コイケ トミー矢野 パンクラス ミスター・ホンデ ユン・チャンミン 中村京一郎 中村倫也 中谷優我 井村塁 修斗 前田浩平 古瀬美月 向坂準之助 山本歩夢 岡見勇信 巌流島 平本蓮 平田樹 松岡拓 椿飛鳥 溝口司 田嶋椋 秋山成勲 諸石一砂 野瀬翔平 青木真也 鶴屋怜

【FAW2024#01】再開、格闘代理戦争─01─。経験の中村。打のホンデ、超絶組み技力=ナカガワ&トミー矢野

【写真】4年振りの格闘代理戦争。後列がコーチ勢、前列が出場選手たち(C)MMAPLANET

14日(木)、明日15日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争 THE MAXの計量及びトーナメント組み合わせ抽選会が行われた。

格闘技界の人材発掘を目的とし、2017年にABEMAが開始したリアリティTVショー=格闘代理戦争。キックとMMAの両部門で計5シーズンが実施され、MMAでは平田樹、韓国のユン・チャンミンが優勝し、前田浩平、椿飛鳥、古瀬美月らを輩出してきた。

そんな格闘代理戦争が、現役ファイターをコーチにプロキャリア5戦目までの選手に参加資格があるという形で4年振りに行われることとなった。

準々決勝は69キロ契約で3分✖3R(裁定は10Pラウンドマスト)、ドローの場合はマスト判定で決着がつけられる。明日の準々決勝後は4月に準決勝、5月に決勝が実施されるという短期決戦かつハードなトーナメントとなるという話も伝わってくる。

既に番組内で青木真也&中谷優我、秋山成勲&ミスター・ホンデ、平本蓮&向坂準之助、岡見勇信+中村倫也&中村京一郎、クレベル・コイケ&ギレルメ・ナカガワ、イゴール・タナベ&トミー矢野というコーチ陣&出場選手が発表されていた。


そして本日実施午後2時に実施された計量時に鶴屋怜&諸石一砂、田嶋椋&松岡拓という残り2枠のコーチ&出場選手が発表された。

「名前のない選手が優勝すれば、名前が売れて優勝賞金がもらえるので今後に生かせるので凄く良い企画」と格闘代理戦争の印象を語った鶴屋は、21歳で最年少コーチ就任となる。今回の出場選手と比較しても、8人中5人が彼より年上で、秋山との年齢差は実に27歳だ。

また約2週間後にパンクラスで井村塁戦が控える田嶋は、一般公募から出演が決まり、「格闘技は実力だけでなく知名度も必要になってくる。ここで知名度を上げて大きな舞台で戦う」という明確な参戦理由を話した。

ここでからは出場選手の計量結果と戦績を比較し戦力分析を行ってみたい。

中谷優我:68.85キロ(TEAM青木真也)
プロMMA戦績1勝1敗(※DEEP)
巌流島ルール1勝
打〇
倒〇〇
寝〇〇〇

ミスター・ホンデ:68.35キロ(TEAM秋山也勲)
プロ&アマキック36戦24勝
WBKF世界スーパーフェザー級王者
Breakingdown 2戦2勝
打〇〇〇〇〇
倒???
寝???

向坂準之助:65.45キロ(TEAM平本蓮)
極真空手4年
打???
倒???
寝???

中村京一郎:68.6キロ(TEAM岡見勇信+中村倫也)
MMA戦績4勝1敗(※Poundstorm、EXFIGHT、GRACHAN)
打〇〇〇〇
倒〇〇〇
寝〇〇〇

ギレルメ・ナカガワ:68.9キロ(TEAMクレベル・コイケ)
2023年IBJJFアジア茶帯ライトフェザー級3位
アマMMA10戦10勝(※DEEP SPルール等)
打〇〇
倒〇〇〇〇〇
寝〇〇〇〇〇

トミー矢野:68.8キロ(TEAMイゴール・タナベ)
2023年IBJJFムンジアル茶帯フェザー級3位
2023年IBJJFアジア茶帯フェザー級3位
2023年マリアナス・オープン茶帯オープン優勝
2023年JBJJF全日本ノーギ茶帯フェザー級優勝
アマパンクラスSクラストーナメント・ライト級優勝
打???
倒???
寝〇〇〇〇〇
※紫帯時代に南日本柔術選手権フェザー級で野瀬翔平に4-2で勝利

諸石一砂:68.95キロ(TEAM鶴屋怜)
プロMMA 2戦2勝
打〇〇〇〇
倒〇〇
寝〇〇

松岡拓:68.5キロ(TEAM田嶋椋)
アマMMA 15戦10勝5敗
2023年アマ修斗全日本ライト級3位
打???
倒???
寝???

MMAとして一番経験があるは中村、プロで4勝1敗の戦績を残しPOUNDSTORMで両国国技館という大舞台で戦っている。中谷と諸石もDEEP、修斗でプロとして戦っている。後者は長崎総合科学大学附属高等学校時代にサッカー部で、あの国見高校を長年率いていた名称・小嶺忠敏監督の指導を受けており、パンチだけでなく蹴りの強さも定評がある。

ミスター・ホンデの打撃の強さ、ナカガワと矢野の組みの強さは絶対的だ。MMA、トータルで見れば未知数だが、ナカガワはDEEPのアマMMAでも勝利しており、ケージで戦った経験もある。対してBreakingdownで2勝を挙げているポンデと、アマパンクラス優勝経験がある矢野は得意分野以外の部分で、どれだけの修練度があるか。

3分✖3Rという試合タイムを考えると──ブレイクのタイミング等は不明だが、組み技に秀でたファイターは極めだけでなく、ゲームコントロールができるという優位性を持つ。

とはいえ矢野がテイクダウンゲームを仕掛ける姿が想像でないのも事実。近づく、下になるという柔術では苦もない距離設定をどのように克服しているのか──幼少期からMMA思考だったとも聞くトミー矢野は要注目だ。

同様に突き抜けた打撃力を誇り、見るからにフィジカルが強そうなホンデは最もデンジャラスなファイターといえるだろう。

対して未知なのは松岡拓と向坂準之助の両者だ。前者のアマ修斗全日本3位という実績は誰もが残せるものではないが、プロ5戦目まで参加可能なことを考えると心もとない。向坂に関しては、一般募集から一度は合格も負傷欠場となった山本歩夢、溝口司という両者と比較すると格闘家としての実績不足は明白だ。同時にトーナメント戦は、組み合わせという要素が大きく作用する。その抽選の模様は後編で。

<この項、続く>

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DEEP DEEP JEWELS HIME o ONE   アム・ザ・ロケット ケイト・ロータス パク・シウ 古林礼名 古瀬美月 山崎桃子 斎藤 斎藤百瑚 村上彩 桐生祐子 竹林愛留 青野ひかる 須田萌里

『DEEP JEWELS 42 ~10th Anniversary~』試合結果

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▼第11試合 メインイベント DEEP JEWELS ミクロ級タイトルマッチ 5分3R
×アム・ザ・ロケット(フリー)王者 43.6kg
[判定0-5] ※28-29×5
〇村上 彩(フリー)挑戦者 43.8kg
※村上が新ミクロ級王者に

▼第10試合 セミファイナル DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R
〇パク・シウ(KRAZY BEE)48.95kg
[判定3-0] ※30-27×3
×HIME(毛利道場) 48.95kg

▼第9試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
〇須田萌里(SCORPION GYM) 48.5kg
[判定3-0] ※20-18, 19-19マスト須田×2
×ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)48.8kg

▼第8試合 DEEP JEWELS ストロー級 5分2R
×青野ひかる(FIGHT LYNX)52.55kg
[判定0-3]
〇桐生祐子(FourRhombus)52.25kg

▼第7試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇NORI(PRAVAJRA)56.9kg
[判定2-1] ※20-18、18-19、19-18
×斎藤百瑚(EX FIGHT)57kg

▼第6試合 DEEP JEWELS ミクロ級 5分2R
×山崎桃子(坂口道場一族)43.2kg
[判定0-3] ※18-20×3
〇古林礼名(GSB 多治見)44kg

▼第5試合 DEEP JEWELS アトム級 5分2R
×古瀬美月(K-PLACE)47.9kg
[判定0-3] ※18-20, 19-19×2マストイェジ
〇イ・イエジェ(Team aom)47.8kg

▼第4試合 DEEP JEWELS 50kg以下 5分2R
×竹林愛留(総斗會三村道場)49.7kg
[1R 2分19秒 TKO] ※ドクターストップ、口から出血
〇彩綺(フリー)49.8kg

▼第3試合 DEEP JEWELS ミクロ級 5分2R
-ちびさい KYOKA(SAI-GYM)43.15kg
[1R ノーコンテスト] ※上瀬がRNC極めるも800g体重超過で無効試合
-上瀬あかり(毛利道場)46.15kg ※体重超過

▼第2試合 DEEP JEWELS ライト級 5分2R
×ぽちゃん Z (パラエストラ東京/レグルス池袋)70.1kg
[2R 1分41秒 TKO] ※パウンド
〇細谷ちーこ(ABLAZE 八王子)69.95kg

▼第1試合 DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇奥富夕夏(リバーサルジム新宿 ME,WE)57.05kg
[1R 3分16秒 TKO] ※パウンド
×鈴木“BOSS”遥(SAI-GYM)56.9kg

▼DEEP JEWELS ストロー級 3分2R アマチュア SPルール
〇サラ(fightbase 都立大)52.5kg
[判定2-1] ※20-18, 19-19マスト愛温, 19-19マストサラ
×愛温(CAVE)52.25kg

▼DEEP JEWELS 49kg以下 3分2R アマチュア SP ルール
×須田美咲(リバーサルジム立川 ALPHA)48.9kg
[1R 1分13秒 フロントチョーク]
〇槇原未来(AACC)49.0kg

 9月10日に東京・ニューピアホールで開催された『DEEP JEWELS 42 ~10th Anniversary~』の試合結果。メインイベントのミクロ級タイトルマッチは村上彩がアム・ザ・ロケットに判定勝ちし新王者に。セミファイナルはパク・シウがHIMEに判定勝ちしています。続きを読む・・・
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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS42 MMA MMAPLANET o しなしさとこ イ・イェジ キック 古瀬美月

【DEEP JEWELS42】ミドルとレスリングで優位に立ったイ・イェジが、古瀬美月をマスト判定3-0で下す

【写真】久しぶりのファイトで、確かなMMAファイターとしての成長を見せつけた (C)MATSUNAO KOKUBO

<アトム級/5分2R>
イ・イェジ(韓国)
Def.3-0:19-19.19-19.19-19 ※マスト判定はジャッジ3者ともイ・イェジ
古瀬美月(日本)

開始早々、古瀬が距離を詰める。互いに前蹴りを繰り出したあと、イ・イェジが古瀬の蹴り足をつかんでドライブする。古瀬も一度は体勢を入れ替えたが、イ・イェジが右腕を押し上げてケージに押し込み続ける。差し合いから古瀬がイ・イェジをケージに押し込み。ボディロックからテイクダウンを狙う。しかしイ・イェジは立ち上がると、古瀬のダブルレッグをスプロールして、再びケージまでドライブした。右腕を差し上げて揺さぶりつつ、ボディにヒザを突き刺す。パンチを上下に散らして差し合いを制するイ・イェジは、シングルレッグからパンチを上下に散らしていく。ここでレフェリーがブレイクをかける。

ケージ中央に戻ると打撃の交換から、イ・イェジが古瀬の右足をすくいながらドライブし、右腕を差し入れてケージに押し込む。なんとかイ・イェジの顔面を引きはがそうとする古瀬だが、ここでまたもレフェリーがブレイクをかける。ケージ中央で古瀬が前蹴りから飛び込んだが、ここでトップを奪ったのはイ・イェジだ。古瀬も下からイ・イェジの右腕に腕十字を仕掛けるも、極めることはできず。そのままイ・イェジはトップから抑え込んで初回を終えた。

最終回、イ・イェジが右カーフキックを連続で当てる。左右のミドルをボディに突き刺したイ・イェジが組みつくも、ここで古瀬が左腕を差し入れてケージに押し込んでいく。しかしイ・イェジが体勢を入れ替えて、古瀬はウィザーで耐える。イ・イェジはシングルレッグを狙うも捕えきれず。古瀬がケージから離れた。ケージ中央でイ・イェジが左右のミドルを当てる。古瀬の右ストレートをもらったイ・イェジが組んでケージへドライブした。イ・イェジケージに押し込みながら右フックを古瀬の顔面に叩き込む。

ウィザーの古瀬からクリーンテイクダウンを奪ったイ・イェジに対し、古瀬は下から足を利かせ、イ・イェジの左足を抑えながら立ち上がる。バックをうかがう古瀬がパンチで削りながら、イ・イェジに尻もちを着かせた。さらにパスからバックに回った古瀬が、ボディロックからイ・イェジに背中を着かせる。すぐにスクランブルに持ち込んだイ・イェジに対し、立ち上がった古瀬はギロチンへ。頭を抜いたイ・イェジが鉄槌を落としていった。

裁定はジャッジ尾3者ともドローとなったが、マスト判定はいずれもイ・イェジに。勝利したイ・イェジはマイクを握り、日本語で挨拶。ケージサイドに座っていた過去に対戦経験のある、しなしさとこと握手を交わした。


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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS42 DEEP Tokyo Impact HIME MMA MMAPLANET o アム・ザ・ロケット イ・イェジ ケイト・ロータス パク・シウ 佐伯繁 古林礼名 古瀬美月 山崎桃子 斎藤 村上彩 桐生祐子 竹林愛留 青野ひかる 須田萌里

【DEEP JEWELS42】アム・ザ・ロケット&イェジは無事に来日&計量クリア 佐伯代表「2人とも減量がキツくなくてよかった…」

【写真】台風の影響が心配されたが来日組のアム・ザ・ロケット(左)、イ・イェジ(右)は無事に計量をクリア (C)Takumi Nakamura

明日10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP Tokyo Impact 2023#05&DEEP JEWELS42「10th Anniversary」の計量が、9日(土)に新宿区のホテルローズガーデンにて行われた。

2大会合わせて25試合50名が参加した計量は2部構成で行われ、第1部にDEEP Tokyo Impact 2023#05出場選手、第2部にDEEP JEWELS42「10th Anniversary」出場選手が登場。DEEP JEWELS出場の上瀬あかりを除く全選手が無事に計量をクリアしている。


8日に台風13号が関東地方に接近するなか、DEEP JEWELSにはタイからアム・ザ・ロケット、韓国からイ・イェジの2選手が来日。イェジこそ予定通りに来日できたものの、アムは天候不良の影響をもろに受け、宿泊ホテルに到着したのが深夜2時頃だったという。

DEEP佐伯繁代表は「仮に来日できても、空港からホテルまで移動できるか分からなかったからホントに心配しましたよ。2人とも減量がキツくなくてよかった。問題なく計量をパスしてくれたけど、これが減量のキツイ選手だったら大変だったよ!」と胸をなでおろしていた。

実際にアムは計量後に「久々に適正階級で試合ができるし、ベルトは絶対に渡しません。自分が防衛することを確信してます」と話し、改めてコメントを求めると「日本に到着するんが遅れましたけど体調は問題ないです。練習している時から勝つイメージしかないし、KOか一本で勝てると思っています」と自信をのぞかせていた。

村上もバキバキ・ボディを披露

■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット:43.06キロ
[挑戦者]村上彩:43.80キロ

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ:48.95キロ
HIME:48.95キロ

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里:48.50キロ
ケイト・ロータス:48.80キロ

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる:52.55キロ
桐生祐子:52.25キロ

<フライ級/5分2R>
NORI:56.9キロ
斎藤百瑚:57.00キロ

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子:43.20キロ
古林礼名:44.00キロ

<アトム級/5分2R>
古瀬美月:47.90キロ
イ・イェジ:47.80キロ

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留:49.70キロ
彩綺:49.80キロ

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA:43.15キロ
上瀬あかり:46.15キロ

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z:70.10キロ
細谷ちーこ:65.95キロ

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏:57.00キロ
鈴木”BOSS”遥:56.90キロ

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ:52.50キロ
愛温:52.25キロ

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.90キロ
槇原未来:49.00キロ

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【DEEP JEWELS42】実戦復帰=古瀬美月戦へ、イ・イェジ「JEWELSで戦うことで、もっと成長できる」

【写真】組の粘りはあった。MMAとして、その強みをいかに試合に出せるようになっているのか注目 (C)MMAPLANET

10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS42「10th Anniversary」にイ・イェジが出場し、古瀬美月と戦う。
Text by Manabu Takashima

K-MMA版高校生ファイターとして注目されデビュー戦の相手が、しなしさ。2戦目が久遠と無茶でキャリアの序盤を過ごしたイ・イェジは、ニームバリューを実力が追いかけるキャリアを過ごしていた。確かな実力を育みつつあったなかでのコロナ時代突入で、今回が実に3年10カ月ぶりのファイトとなるイ・イェジに話を訊いた。

イ・ユンジュンの下でMMAを学び始めたイ・イェジが、仕切り直し&巻き返しの一歩を踏み出す。


――2019年11月にプロ修斗で勝利して以来、実に3年9カ月振りの試合となります。コロナもあったのですが、この間はどのように過ごされていたのでしょうか。

「なかなか試合ができない状況でも練習はやってきたのですが、試合という明確な目標がなかったので、張り合いはなかったです。ただ、ジムでは子供達の指導を続けて過ごしていました」

――韓国内でもコロナ後もMMAイベントは行われてきましが、オファーはなかったのでしょうか。

「試合に関しては、修斗からはトーナメント出場のオファーがあったのですが、コロナの関係で入国が難しくて……。試合のオファーは、それぐらいでした。ただし、MMAに関する想いは変わりなかったです。いつ、試合ができるのか──そういう不安はあったのですが、MMAから気持ちが離れることは一切なかったです」

──韓国国内で試合のチャンスはなかったのですね。その一方で国内外で韓国の女子選手も試合に出るようになっていたことに対し、焦りはなかったですか。

「しっかりとした練習ができていなかったので、あの時に試合がなくて今となっては良かったと思います」

──というのは?

「ウォンジュにあるチームJ MMAで練習をしてきたのですが、どうしても地方都市なので練習相手も限られていました。なので、もっと色々な選手と交流をして練習をしてみたいと思って、今年の2月にソウルに引っ越しました」

――そうなのですか!!

「ハイ。もっと強くなりたかったので。今ではチームaomに所属してイ・ユンジュン監督の指導を受けています」

──Road FCバンタム級チャンピオンだった?

「ハイ、そうです。Roadジム・アップジョンのなかにチームaomという選手チームがある形です。ほとんど男子選手ばかりなのですが、女子は私を含めて3人います。1人はRoad FCで戦っているペク・ヒョンジュ選手、それとセミプロでもう1人いて。その選手はかなり大きいのでハードな練習になっています。

今はDEEP JEWELSで試合が決まり、しっかりと準備期間があって、目標もある練習ができるので凄く充実しています。韓国と比較しても、日本は女子選手が多いですし、ステップアップできる環境だと思います」

――DEEPからオファーがあった時は、どのような気分でしたか。

「3年間、いつ試合ができるのか分からない状態だったので、オファーがあった時は正直驚きました。DEEP JEWELSは日本の女子MMAの中心で、ここからステップアップをしていった選手も多いです。私もDEEP JEWELSで試合をすることで、もっと成長できると思っています」

――2月に引っ越しをしたということで、既に半年以上新しい環境で練習していることになります。この間、どのような点が成長できたでしょうか。

「これまで知らなかった技術なども学びましたし、そこはレベルアップできたと動いていて思います」

――イ・ユンジュンさんは病気が原因で現役生活を退きましたが、超一流のウェルラウンダーでした。コーチとしてどのような人物ですか。

「もちろん素晴らしい選手だったので、現役時代に培った技術を全て教えてくれます。ただ、一番指摘されることは『最後は自分。どれだけ自分が強くなりたいと思っているのか。ただ習ったことを繰り返すだけでなく、自分で考えて頑張らないといけない』ということで。そういう点でも、素晴らしい指導者です」

――なるほどぉ。では対戦相手の古瀬選手について、どのような印象を持っていますか。

「凄く優しそうな顔つきをしているのに、試合ではかなりタフな相手になります。私も負けずにバチバチやりあいたいです。古瀬選手は私と同じように、女子高生ファイターとして注目されていた時期があります。その時から彼女を知っているファンも多いと思いますし、そういう風に知名度がある選手なのでとにかく皆に喜んでもらえる試合がしたいです」

――では、今後の目標を教えてください。

「アトム級は世界に進出するには、難しい階級です。ただし、私のベストの階級はアトム級なので、とにかくアトム級で頑張りたいです。まだまだなのですが、一つひとつ勝利を積み重ねてアトム級のチャンピオンになりたいと思います」

――イ・イェジ選手、今日はありがとうございました。最後にファンに一言メッセージをお願いできますか。

「久しぶりの試合ですが、自分のできることをしっかりとアピールして、面白い戦いをします。応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後5時05分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV
午後4時30分~U-NEXT

■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット(タイ)
[挑戦者]村上彩(日本)

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる(日本)
桐生祐子(日本)

<フライ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
古林礼名(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
イ・イェジ(韓国)

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
上瀬あかり(日本)

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z(日本)
細谷ちーこ(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ(日本)
愛温(オランダ)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
槇原未来(日本)

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【DEEP JEWELS42】ミクロ級王者アム・ザ・ロケットに挑戦、村上彩「動きはミクロ級の方が良いです」

【写真】計量前日のインタビューは、異例。有難いのと同時に、心身ともにそれができる状態にある (C)SHOJIRO KAMEIKE

10日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS42「10th Anniversary」で、村上彩がアム・ザ・ロケットの持つミクロ級王座に挑む。
Text by Shojiro Kameike

普段はアトム級(47.6キロ以下)で戦うことが多い村上にとって、ミクロ級(44キロ以下)の試合は2021年12月の古瀬美月戦以来となる。そんな村上が計量前日に、MMAPLANETのインタビューに応じてくれた。アトム級から、さらに4キロ近く体重を落とすだけに心配されたが――リモート画面に現れたのは元気で、かつ自信にあふれる村上だった。


――計量前日に取材を受けていただき、ありがとうございます。先ほどSNSで公開されていましたが、体がバキバキで顔色も良いように見えます。

「ありがとうございます。メチャクチャ絞れていますよ!」

――これまではアトム級で試合をすることが多かった村上選手ですが、ミクロ級まで落とすと、何か影響はありませんか。

「減量の影響っていうのは、特にないですね。みんな減量しているし、他の人と同じぐらいの影響だと思いますよ。ただ、やっぱり動きはミクロ級のほうが良いです。体が軽いほうが動きも速くなるし、それは練習から実感しています。私は固めるタイプの選手ではないので」

――村上選手はポジショニングやサブミッションなど、どんどん自分から動いていくタイプですよね。

「はい。今までアトム級の試合では、相手が重いと感じることはないけど、自分の動きが重いという時もありました。私の中では、やっぱりミクロ級がベストだと思います。アトム級で試合をしながら、プロモーターさんにも『タイトルマッチができるならミクロ級のほうが良いです』と伝えていて」

――やはりストロー級に比べてアトム級は選手層が薄くなりますし、ミクロ級となれば、っさらに試合も組みづらかったでしょう。

「だからこそ逆に挑戦しやすい、という状況ではあります。まずミクロ級のベルトを獲ってから、アトム級も狙いたいです。今回分かったのは、『しっかりと常に体をつくって練習しながら階級を上げたほうが、アトム級でも動きやすいだろう』ということですね」

――なるほど。これまでアトム級で試合をする時は、それほど体重を落とす必要もなかったのですか。

「2キロぐらい落とすだけなので、計量当日に水抜きをするぐらいでクリアできます」

――今日インタビューを行ううえで一つ心配だったのは、減量の影響で口がカサカサになり喋ることが難しいのではないかと……。

「アハハハ。確かに口の中は渇いていますけど、声は聞き取りづらいですか?」

――いえ、ハッキリと伝わってきます。

「良かった。いつもと同じように、普通に喋ることができますよ」

――ということは、良い体重の落とし方ができているということですよね。

「どうなんでしょうね。ミクロ級は久しぶりだから、良い減量ができているかどうか……。といっても、そもそも契約体重までは絶対に落とさなきゃいけないし、それに向かって頑張るというだけですけどね(笑)。でも前にミクロ級で試合をした時――2年ぐらい前に古瀬美月さんとミクロ級で試合をしていて(※2021年12月、古瀬美月に腕十字で一本勝ち)。その時よりも良い落とし方ができていると思います」

――今回はミクロ級のタイトルマッチで、しかも国際戦となります。この試合に向けて何か変えてきたところや、新しく取り組んだものはありますか。

「国際戦だから、というのは特にないです。柔術では外国人選手と試合をしていますけど、それほど日本人選手との違いは感じていなくて。外国人選手でも力が強いとか、体が柔らかいとかは人によりますよね。それよりも、私は攻められたら弱いというか。自分が優位ではない状況や、疲れている時は試合中に躊躇してしまうことがあります。そういう状況にどう戦うのか――相手どうこうよりも、自分に何ができて何をやりたいか。とにかく自分自身を高めていくことを考えています」

――つまりメンタルの部分ですね。今年4月のサダエ・マヌーフ戦はノンストップで動き続け、しっかりと判定勝ちしています。サダエ戦で躊躇という部分は見えませんでした。

「あの試合は、ちゃんと頭で考えながら動くことができました。私は思考が停止すると動けなくなるんですよ。でも試合中に『これが良いかな。これは無理かな。次はこう来たら、これをやろう』と考えることができれば、そのとおりに動くことができます。だから試合中の思考の切り替えや集中力も大事になってきますよね。その部分を生かすことができたという点では、前の試合は良かったと思います。でも今までで集中力が高かったのは、古瀬戦なんですよ」

――やはりミクロ級がベストであると。

「そうなりますね(笑)。相手との相性もあるでしょうけど」

――では次の対戦相手であり、王者でもあるアム・ザ・ロケットの印象を教えてください。

「動きが速いです。私と同じように、ミクロ級ならもっと速くなると思います。アムさんもミクロ級がベストじゃないですか。彼女が打撃と寝技のどちらで来るか分からないけど、私との試合は打撃で来るかもしれないと考えています」

――アムはMMAだとグラウンドで仕留めることが多いものの、やはりムエタイらしい打撃も持っています。アムの打撃については、どう考えていますか。

「それはセコンド陣が教えてくれたことがあって――『自分からKOするつもりで行けば、相手の打撃も効かないから』と。KOできるものなら、やってみろ。そういう気持ちで行けば怖くないし、そう思いながら練習でも取り組んでいます」

――ミクロ級がベストである両者の対決は楽しみです。

「私もムエタイの選手を対戦するのは初めてなので、すごく楽しみですね。でも私は、自分が『これをやる』と決めたことをやり通すだけで。今回はヒジ有りなので、パウンドだけでなくヒジもしっかり入れていきたいです。ヒジがあればグラウンドの展開も変わりますし。明後日は私がチャンピオンになります。皆さん、ぜひ試合を楽しんでください!」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後5時05分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV
午後4時30分~U-NEXT


■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット(タイ)
[挑戦者]村上彩(日本)

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる(日本)
桐生祐子(日本)

<フライ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
古林礼名(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
イ・イェジ(日本)

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
上瀬あかり(日本)

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z(日本)
細谷ちーこ(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ(日本)
愛温(オランダ)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
槇原未来(日本)

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【DEEP JEWELS42】10周年記念大会でHIME戦、パク・シウ「目標は自分の力の40~50パーセント出すこと」

【写真】昨年4月のDEEP OSAKA Impact以来のケージ出場で、どのような進化した姿を見せるか (C)MMAPLANET

10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS42「10th Anniversary」にて、パク・シウが約1年5カ月ぶりのDEEP出場──2年3カ月振りのDEEP JEWELS参戦を果たし、HIMEと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

一昨年大晦日のRENA戦を皮切りに、昨年はRIZINを主戦場に戦ったパク・シウ。RIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリでは1回戦で浅倉カンナ、準決勝で浜崎朱加に勝利して決勝進出を果たすと、決勝では伊澤星花とスプリット判定までもつれる接戦を演じた。伊澤戦から約9カ間「試合に負けて後悔や落ち込んでいる暇があるなら、その時間にトレーニングをした方がいい」とMMAファイターとしての底上げのための練習を続けてきた。HIMEとの一戦ではその成果を見せたいと語った。


――昨年大晦日のRIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリ決勝の伊澤星花戦はスプリットでの判定負けという結果でした。あの試合を振り返ってもらえますか。

「昨年は試合数が多かったので、試合で見つかった自分の悪い部分を修正する時間がなかったです。それが試合に出てしまったかもしれません。今回は約9月間、試合間隔が空いたので、昨年の試合で見つかった課題を修正する練習ができました。またコンディションもすごくいい状態です」

――判定結果が物語っているようにどちらが勝ってもおかしくない試合だったと思います。そういった負けを経験して、気持ちを切り替えることに苦労はなかったですか。

「プロで試合をしている以上、勝つこともあれば負けることもあります。伊澤選手に判定負けしたことを後悔はしていませんし、それを引きずることもないです。後悔する・落ち込んでいる暇があるなら、その時間にトレーニングをして次の試合に向けて備えた方がいいですよね? 私はいつもそういう気持ちで練習しています」

――RIZINではRENA選手、浅倉カンナ選手、浜崎朱加選手、そして伊澤選手とトップ選手たちと試合が続きました。どのようなことが経験やプラスになりましたか。

「まず本当のプロフェッショナルなファイターとして試合をしていると感じていました。あとは色んなタイプの選手たちと戦えたことも大きな経験になりました」

――伊澤戦以降は、練習において何か特別に意識することはありましたか。

「試合期間が空いたので対戦相手のことを意識せず、自分のMMAのレベルを上げるための練習ができました。打撃、レスリング、グラップリング…それぞれの技術を伸ばすことを意識し、それぞれの技術で自分の弱点だったところを克服しています」

――日本ではKRAZY BEEが主な練習場所ですか。

「そうですね。基本的にはKRAZY BEEが主です」

――パク・シウ選手は打撃の印象が強いですが、レスリングやグラップリングの強化についてはいかがですか。

「まず私は周りから『打撃が強い』と言ってもらえるのですが、世界のトップレベル選手と比べるとまだまだだと思っています。KRAZY BEEに打撃専門のトレーナーさんがいるので、その方のもとで打撃の技術を伸ばす練習をしています。レスリング・グラップリングについては全体的なレベルアップが必要で、そうした練習をやりつつ、試合になった時に自分が得意な打撃とどう組み合わせて使うのかが大事だと思っています」

――実際にこの半年間でどんなスキルが伸びていると感じていますか。

「練習で成長は感じていますが、それを試合で出すことが難しいし、試合で出せなければ意味がないので、次の試合でそれが分かるのかなと思います」

――では対戦相手のHIME選手の印象を教えてください。

「私は対戦相手の映像をあまり見ないので、細かいことは分からないですが、もともとバスケットボールの選手で背が高くて身体能力が高い選手だと思います。成長のスピードも速いと思うので、前回の試合よりも今回の方が間違いなく強くなっていると思います」

――言える範囲で構わないので、どのような試合をイメージしていますか。

「相手は打撃が強くて、私も打撃が好きなので、打撃戦になると思います。私は新しいコンビネーションも練習しているので、それを試合で出したいです。あとはレスリングとグラップリングもたくさん練習しているので、テイクダウンしてサブミッションでも勝ちたいです。いざ試合でどうなるかは楽しみにしていてください」

――まだ試合で見せたことがないパク・シウ選手のことを見せられそうですか。

「今までの試合は自分が持っているものの20パーセント程度しか見せることが出来ませんでした。今回の目標はそれを40~50パーセント出すことで、それが出来たらとてもいい試合になると思います」

――今回は約1年5カ月ぶりのDEEP参戦となります。久しぶりにDEEP JEWELSで戦うことをどう感じていますか。

「RIZINでずっとリングの試合をやってきて、今回は久々のケージなので、まずそこを楽しみにしています。また前回DEEP JEWELSに出た時よりもたくさんの人が応援に来てくれるので、そういう人たちの前で戦うことも楽しみです」

――今回の復帰戦をクリアしたあとの目標を聞かせてください。

「私はアトム級・スーパーアトム級で試合をしていますが、今はRIZINのスーパーアトム級チャンピオンになることが一番の目標です。それを実現出来たら階級を上げて、50キロ以上の階級にもチャレンジしていきたいです」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後5時05分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV
午後4時30分~U-NEXT

■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット(タイ)
[挑戦者]村上彩(日本)

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる(日本)
桐生祐子(日本)

<フライ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
古林礼名(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
イ・イェジ(日本)

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
上瀬あかり(日本)

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z(日本)
細谷ちーこ(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ(日本)
愛温(オランダ)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
槇原未来(日本)

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DEEP DEEP OSAKA IMPACT2023#02 MMA MMAPLANET o 上荷大夢 中本龍平 八尋大輝 古瀬美月 山﨑鼓大 松場貴志 松岡ハヤト 松田亜莉紗 濱口奏琉 瀧口脩生 牧野滉風 谷岡祐樹 飴山聖也

【DEEP OSAKA IMPACT2023#02】松岡ハヤト戦へ、松場貴志─02─「メインディッシュにふさわしい試合を」

【写真】このノリから試合になると変わる。やはりファイターだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2023#02のメインで、松岡ハヤトと対戦する松場貴志のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

これまで試合によってムラがあったという松場。インタビューでも答えにムラがないわけではない。話が進むにつて、相変わらずの松場ワールドが展開される。とはいえ初のメイン出場は本当に嬉しそうな松場の、次の試合へのムラムラ具合をお届けしたい。

<松場貴志インタビューPart.01はコチラから>


――リングアナウンサーさんの話はさておき、次の対戦相手である松岡ハヤト選手の印象を教えてください。

「ちゃんと研究していますよ」

――ですから、研究した結果を……。

「試合映像から研究して、キングジム神戸の小西さんとはハンバーグをこねるように対策を練ってきました。パラエストラ加古川の堂垣さんとは、つみれをこねるように作戦を練ってきましたよ」

――ハンバーグとつみれで、こね方がどう違うのか教えていただけますか。

「ハンバーグはいろいろと入れなきゃいけないんです。臭みを消すために。つみれは--どうなんだろう?」

――間違いなくハンバーグ、つみれを両方ともつくったことがなさそうですね。

「アハハハ」

――キングジムとパラエストラ加古川で練習している内容は異なるのでしょうか。

「どのジムでも練習している内容は変わらないと思います。大切なのは、チームメイトやセコンド陣とのコミュニケーションじゃないですか。どれだけ細かいコミュニケーションを取れているかであって」

――「そろそろ試合のムラがなくなりそう」と仰っていましたが、今はそれだけチームメイトやセコンド陣とコミュニケーションを取ることができている証ではないですか。

「そうですね。パラエストラ加古川に移籍した頃は、少しだけど緊張していたかもしれないです。でも、それよりワクワクしているほうが大きくて。楽しい環境だからこそ、今もしっかりとコミュニケーションが取れているんだと思います」

――ジム移籍とDEEP出場が重なりながら、大阪大会のメインまで昇りつめました。

「本当にありがたいことです。これからも大阪大会でメインに出続けることになれば、あのリングアナウンスを受けることができるんですねぇ」

――その話は、もう大丈夫です(苦笑)。

「こんな他の団体から来た僕をメインで使ってくれるなんて、DEEPに対して愛しかないですよ」

――急に真面目モードになっても困りますが、今後DEEPではどのような展開を考えていますか。やはりDEEPフライ級のベルトを目指すのでしょうか。

「今後のことはまだ分からないですけど……、いま考えているのは、とりあえず自分の武器を磨くことだけですね」

――では次の松岡戦は、どのような試合を見せて勝ちたいですか。

「これは相手どうこうではなく、自分の問題で。あとは大阪大会のメインということもあるので、コース料理のメインディッシュのような試合をしたいです。例えるなら――」

――例えるのですね(苦笑)。

「僕が学生の頃、部活で疲れて帰宅すると、晩ごはんがイワシフライと大根の煮物だったんです。僕は肉が食べたいのに――それこそ牛肉なんか出たことがなくて」

――……。

「そんなおかずでは、白ごはんが進むわけがないんです。お母さんには申し訳ないけど、僕は分厚いステーキを想像しながら唾液を出して、その唾液で白ごはんを食べていました。今回の大阪大会に来てくれる人たちには、そんな想いをさせたくない」

――その例えは、晩ごはんを用意してくれていたお母さんに失礼だと思います。個人的には、お母さんがつくってくれたイワシフライのほうが……。

「いやいやいや。冷凍ものを揚げただけのイワシフライじゃダメですよ。特に学生時代は無理! だから見ただけでヨダレが出るような、白ごはんをかきこみたくなるような試合を用意しておきます!」

――そこまで言っておきながら、試合当日はイワシフライを出さないですよね。イワシフライのような試合がどういうものかは分かりませんが。

「それは絶対にないです。ちゃんと400グラムの牛肉をご用意します」

――ありがとうございました。インタビューは以上です。

「え!? 次の試合への意気込みとかは聞かないんですか?」

――……では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「ありがとうございます。7月30日は、メインディッシュにふさわしい試合をします。そして皆さんが大好きな分厚いステーキのような熱々の試合をして、松場貴志の勝利者インタビューというフライドポテトを添えさせていただきます」

――フライドポテトはメインディッシュの添え物であり、試合後ならデザートで良いのではないでしょうか。

「いや、完全に決まりましたね! 皆さん、次の試合はよろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
7月30日(日)
午後2時00分~ツイキャス

■DEEP Osaka Impact2023#02対戦カード

<フライ級/5分3R>
松場貴志(日本)
松岡ハヤト(日本)

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
谷岡祐樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
瀧口脩生
前薗渓

<バンタム級/5分3R>
MG 眞介(日本)
牧野滉風(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
マルザヘンペーソク(日本)

<ストロー級/5分2R>
松田亜莉紗(日本)
谷山瞳(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
浪速亭☆爆美(日本)

<バンタム級/5分2R>
中務太陽(日本)
上田祐樹(日本)

<メガトン級/5分2R>
江畑秀範(日本)
土井淳(日本)

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
上荷大夢(日本)

<ウェルター級/5分2R>
山田聖真(日本)
角野晃平(日本)

<バンタム級/5分2R>
八尋大輝(日本)
飴山聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
上谷章(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
綿谷誠(日本)

<フェザー級/5分2R>
田中壱季(日本)
今村滉(日本)

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