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Report UFC UFN ESPN+45 UFN184 ブログ マテウス・ニコロウ マネル・ケイプ

【UFN187】初回を落とし、2Rを取り返したマネル・ケイプ。スプリットでニコロウに敗れUFC初勝利ならず

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコロウ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
マネル・ケイプ(アンゴラ)

両足にサポーターを着用しているケイプに対し、ニコロウがまず右ローを蹴る。ケイプのローとニコロウのテイクダウン狙いが交錯、直後にニコロウがサウスポーのケイプにミドルを入れる。右カーフを蹴るニコロウ、ケイプはオーソに一瞬構えるが右を振ってサウスポーに戻す。とニコロウが組みついてドライブ、一気にボディロックテイクダウンを奪う。ハーフで抑えたニコロウをクローズドの中に入れたケイプだが、足を抜かれ状態を起こすとギロチンに捕えられる。

立ち上がり頭を抜いたケイプは左足をキャッチして右フックを振るい、左ハイを蹴っていく。続いて後ろ回し蹴りを繰り出したケイプに、ニコロウが右ローを入れ飛びヒザにシングルレッグを合わせて、2度目のテイクダウンに成功する。ケイプの腕十字狙いを察知し、潰したニコラウがガードの中から右のパウンドを落とす。さらにエルボーを打ったニコロウが初回を取った。

2R、ニコロウの右ハイに対し、ケイプはスイッチキックを見せる。ニコロウの左フックに右アッパーを合わせたケイプは、一気に圧を高める。頭が当たったようにも見えたが、流血のニコロウのステップインに左を合わせ、ワンツーからアッパー、シングルを切って左フックをヒットさせる。

流れを掴んだケイプは、攻め急がず冷静にニコロウのテイクダウンを切りながらパンチを伸ばす。ニコロウもフックを返すが、ケイプのパンチの方が回転数が速い。右ヒザを入れたケイプは、左フック。ニコロウが左ボディフックを返すも、圧力もケイプが上だ。ここでニコロウが差し上げテイクダウンを決め、ケイプがすぐに立ち上がる。

残り90秒、右を2つ当てたケイプはテイクダウン狙いを切り、緩急をつけてニコロウを追い込む。自らローでバランスを崩したニコロウが座るが、ケイプは立ったままで待ち構える。スタンドに戻ったニコロウは跳びヒザ、後ろ回し蹴りをかわすが、パンチの圧力の前にラウンドを失った。

最終回、ケイプが左インサイドローを2発蹴り、右を伸ばして左ミドルへ。ニコロウはワンツーから三日月、そして右カーフに続き左クロスを伸ばす。右フックも当てたニコロウは前蹴り、左ジャブを入れる。ケイプは右ジャブを当て返し、シングルレッグを切りニコロウが引き込む。この動きはケイプ優勢を印象付けるのに十分だ。

スクートから立ち上がったニコロウは、右ハイを狙う。ケイプも手数が欲しいが、テイクダウを切って精度勝負か。と、ニコロウの右カーフで姿勢を乱したケイプはワンツーを被弾、さらに頭を振って前に出るニコロウが左を伸ばす。そこに右を当てたケイプはボディを殴られ、左フックを返す。

残り1分、ケイプの左ハイをブロックしたニコロウがテイクダウンを狙う。アッパーを合わせたケイプは、ダブルをもう一度切り、ヒザを2度に渡り突き刺す。スピニングバックフィストから距離を取ってタイムアップを迎えたニコラウ──最終回は、よりアグレッシブさが欲しかったが、ヒザのインパクトでケイプが取ったか。

果たして、ジャッジは割れてニコロウに凱歌が挙がり、ケイプは両手を広げて「なぜだ!」という表情を浮かべたが──結果論として、積極性が欲しかった。


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Report UFC UFN ESPN+43 UFN184 ジュリアン・エロサ ブログ

【UFN185】クリンチアッパーから下がったランドウェアに跳びヒザ一閃、エロサがTKO勝ち

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
Def.1R0分58秒by TKO
ネイト・ランドウェア(米国)

ランドウェアの右ローで試合をスタート。細かいコンビを見せたエロサは、ローの蹴り合いから前蹴りを繰り出す。と、ワンツーを受けたランドウェアは打撃の反応の悪さを露呈したか。ローに右を合わされ、後方にバランスを崩したランドウェアは距離を詰めてきたエロサにダーティボクシングでアッパーを入れ、逆に腰を落とさせる。

直後にエロサはフックを返し、ダーティボクシングでアッパーを連続で打ち込む。下がったランドウェアにエロサは左の跳びヒザ一閃。腰から崩れ落ちたランドウェアにパウンドの追撃を掛けるとレフェリーが即試合をストップし、ランドウェアが猛烈な勢いで抗議する──も、判定が覆ることはなかった。


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Report UFC UFN ESPN+42 UFN184 アリスター・オーフレイム アレキサンダー・ヴォルコフ ブログ

【UFN184】一発目の右ローで気持ちが折れたか、下がり続けるアリスターをヴォルコフが左で仕留める

<ヘビー級/5分5R>
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)
Def.2R2分06秒 by TKO
アリスター・オーフレイム(オランダ)

開始早々、サウスポーへスイッチしたアリスターに、ヴォルコフが右ロー。この一発でアリスターがケージまで下がる。アリスターが距離を取ったところで、ヴォルコフはさらに右ロー。さらにプレッシャーをかけながら右ストレートを伸ばす。ヴォルコフの右ローを食らい、またもケージ際まで下がるアリスターだったが、左スイング2発で前に出ていく。しかし再びプレシャーを強めるヴォルコフ。アリスターの首相撲も突き放す。ここでアリスターの左がヒットし、ヴォルコフの動きが一瞬止まる。だがアリスターは追撃できない。

距離ができると、右アッパー、関節蹴りを繰り出したオーフレイム。さらにダッキングから中に入ろうと試みるが、カットされて尻もちをつく、ヴォルコフはすかさず上を取り、亀になったアリスターにパンチを浴びせる。立ち上がったアリスターを、ヴォルコフは追い立てる。ケージ際でヒザ蹴りをヒットさせるヴォルコフ。アリスターがガードを上げて、ケージを背にする場面が増える。ラウンド残り15秒、ケージ際でヴォルコフがラッシュ。アリスターも終了間際に左を返した。

2R、アリスターの鼻から出血が見られる。ガードを高くして距離をつめるアリスターだが、ヴォルコフが左ジャブを突いて中に入らせない。左ジャブ、さらにワンツーを当てるヴォルコフ。ここでアリスターは組み付いたが、カットしたヴォルコフが回りながらワンツーをヒット。さらにパンチで追撃すると、下がるアリスター。打撃戦を避けてテイクダウンしたいアリスターだが、ヴォルコフがあっさりカット。ヴォルコフが右ストレートから左をを打ちこむと、アリスターは崩れ落ち、レフェリーが間に入って試合を止めた。

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Report UFC UFN ESPN+24 UFN184 コリー・サンドハーゲン フランキー・エドガー ブログ

【UFN184】言葉もない……。28秒──フランキー・エドガー、サンドハーゲンの跳びヒザでKO負け

<バンタム級/5分3R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
Def.1R0分28秒 by KO
フランキー・エドガー(米国)

頭を振って前に出るフランキーに対し、サンドハーゲンが重いローを切る。引き続きローを見せて間合いを図るサンドハーゲンは、フランキーの前進に跳びヒザ一閃。右ヒザでアゴを打ち抜かれたフランキーは、頭からキャンバスに崩れ落ちた。

「アルジャメイン戦の時と違い、僕はモンスターになっている。彼が次の試合に勝つようだと、7月は僕がヤツを眠らせる」とサンドハーゲンは話した。


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Report UFC UFN ESPN+24 UFN184 クレイ・グイダ ブログ マイケル・ジョンソン

【UFN184】動きを止めないクレイ・グイダがアンチエイジ・ファイトでジョンソンからフルマークの判定勝ち

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マイケル・ジョンソン(米国)

左ジャブを伸ばし続けるグイダが、頭を位置を変えながらパンチを出して前に出る。ジョンソンも右ジャブから左を放つとグイダが右フックを振るう。ジョンソンも左フックを返すが、グイダは右を当て、近距離でパンチをまとめると、再び右を当ててから右ハイキックを蹴っていく。ここで組みつき、ケージに押し込んだグイダがテイクダウンを決める。ハーフで抑えたグイダがケージ際でギロチンの機会を伺う。

許さず立ち上がったジョンソンがヒザを突き上げて離れると、アゴに再びヒザを入れ、左ミドルを2発決める。間合いを取りなおした両者、ジョンソンの精度が上がりワンツーフックから3発、4発と当てラウンドが終わった。

2R、パンチを見せてダブルレッグを決めたグイダ。腰をコントロールされかかったジョンソンだが、しっかりとウィザーを取って立ち上がる。押し込み続けるグイダがシングルレッグを執拗に仕掛け、ハイクロッチとの連係で削っていく。切って鉄槌を入れたジョンソンは、ヒザを入れるも息が相当に荒くなっている。

グイダはシングルで再びケージにジョンソンを押し込む。倒れず耐えたジョンソンが、体を入れ替え押し込み返す。残り1分で離れたジョンソンは、右フックを被弾する。両者、腰を下げてワイドスタンスの打撃戦はジョンソンが自分の戦い方ができていない表れだ。このままケージにジョンソンを押し込んだグイダはしてやったりの表情で、ホーン後に自陣に戻った。

最終回、すぐに距離を詰めたグイダがテイクダウンを切られ、殴られながら右を当てる。グイダが頭を動かすたびに反応してしまうジョンソンは、1分を経過したところでシングルでヒザをつかされケージに押し込まれる。胸を合わせて立ち上がり、シングルを切ろうとするジョンソンだが、そのまま尻もちをつかされる正座状態でケージに押し込まれる。

半分が過ぎ、スクランブルでバックに回ったグイダがついに両足をフックする。パンチからRNCを決めたグイダが、背中を反らせる。手首を掴んで耐えるジョンソンだが、強烈な四の字フックに捕らえられ厳しい時間に。そのままバックグラブを続けたグイダが、タイムアップと同時にケージを中でランニングを見せ、大きなゲップ一閃。

39歳、15分間動き続けたグイダがフルマークの判定勝ちを手にした。


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Report UFC UFN ESPN+24 UFN184 アレッシャンドリ・パントージャ ブログ マネル・ケイプ

【UFN184】パントージャがUFCらしい打撃戦でケイプに快勝。「ベルトを忘れてベストと戦いたくなる」

<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マネル・ケイプ(アンゴラ)

すぐに圧力をかけて前に出るパントージャに対し、ケイプは足を使う。右を当てて組みに行ったパントージャだが、ケイプが切る。パントージャは右カーフからミドル、ケイプはケージの前を左右に動くもミドルを蹴られる。ケイプは左を伸ばして距離を取り直したが、ここでパントージャが右カーフを当てる。ダブルは徹底して切るケイプに、パントージャは右カーフを効かせパンチに繋げる。

静かに試合を圧すパントージャがカーフからミドルを見せ、ケイプはサウスポーの時間が増える。そこにワンツーを入れたパントージャは左ロー、ケイプがオーソになってもインサイドの左ローを続ける。インサイドローで削られるケイプはサウスポーに左アッパーを届かせる。直後にパントージャが右ミドルを入れ、手をついたトリッキーに蹴りを見せたケイプはトップを許しパウンドを被弾。立ち上がりながらテイクダウンを仕掛けたところで時間となり、パントージャが初回を取った。

2R、パントージャが右カーフを蹴り、ローには右を合わせる。ケイプの構えに捉われることなく足と腹への蹴りから、パンチを入れるパントージャのリズムで試合は進む。ボディを入れたケイプ、間合いを取り直したパントージャが右をカウンターで伸ばす。手数は多くないが、圧力で上回ってきた感のあるケイプはミドルを蹴られても、姿勢は乱れない。

残り90秒、手数が欲しいケイプが左を伸ばす。パントージャは蹴り中心のファイトとなり、ケイプが左ハイからワンツー、ダブルレッグでバックに回る。パントージャは前転からガードを取り即スタンドに戻ったが、再びケイプが組んだところで時間に。圧力的にはケイプがラウンドを取り返したが、ジャッジはどのように判断するだろうか。

最終回、ハグから戦闘再開となりパントージャが左ジャブを当てる。ケイプの後回し蹴りは遠く、パントージャのシングルもまた届かない。となると蹴りの距離になり、パントージャが右ローから右ミドルを見せる。前に出たパントージャを待ち受けて左を当てたケイプが左を当てる。

パントージャは右を返し、両者が間合いを図る時間に。パントージャはワンツーからスリー、フォーと見せケイプは手数が増えない。飛び込んで右アッパーを見せたケイプだが、右ハイを受けそうになりヒヤリする場面に腰を振ってパントージャを挑発する。ケイプは左ボディストレートも攻撃量は増えない。それでも左をケイプが当てると、パントージャがパンチの応酬に応じて打ち負けず、右ミドルを入れる。

最後の30秒でダブルレッグからバックに回ったケイプは、スクランブルでヒザを受けそうになり、離れて再びダブル。ここもバックを取ったところで時間に。最終回、目に見える攻撃が欲しかったケイプはランク5位のパントージャに0-3で敗れた。

判定に不満げなケイプだったが、この裁定は妥当だ。勝者はバックステージインタビューで「良い相手だった。日本のプロモーションからやってきた選手と試合を組んでくれて感謝している。時にはベルトを忘れて、ただベストと戦いたくなるから。彼はハイレベルのストライカーだから、自分の打撃の成長を見せたかった。フィゲイレドと戦うには、マネルを相手に自分の試合をしないといけない。モレノが戦えないなら、僕がいる」と話した。


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Report UFC UFN ESPN+24 UFN184 ブログ ベニール・ダリューシュ

【UFN184】ノンストップアクションの消耗戦、フェレイラをスプリットで下したダリューシュが6連勝を達成

<ライト級/5分3R>
ベニール・ダリューシュ(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)

サウスポーのダリューシュがローを蹴られ、蹴り返すと右フックを打っていく。さらにワンツーから左を伸ばし、シングルレッグへ。ダブルに切り替えるとフェレイラがオモプラッタからゴゴ、腕十字へ。腕を抜いたダルーシュは、続くスクランブルでシングルを再び仕掛け腹固めを取られそうになりながら立ち上がる。

打撃戦になると左をダリューシュが当て、右を打ち返したフェレイラのボディに左ヒザを入れる。これが効いて崩れたフェレイラはディープハーフで煽り、クローズドガードを取る。ハイガードに立ち上がったダリューシュに対し、フェレイラは足関節からカーフスライサーを仕掛ける。ダリューシュは足を抜いてパウンド、スクランブルでバックに回ろうとするもフェレイラが胸を合わせて離れ右をヒットさせる。ダリューシュは右を打ち返した直後に右前蹴りで顔を射抜かれラウンド終了となった。

2R開始直後にパンチ、ハイキックの交換を見せた両者。ダリューシュは左ローもワンツーを合わされシングルレッグからボディロックテイクダウンを決める。足を一本抜きたかったダリューシュだが、フェレイラはクローズドを取り立ち上がろうとするところで蹴り上げへ。

オモプラッタを察知され、スクランブルでもバックに回られたフェレイラは前転して足関節&リバーサルを仕掛ける。先に立ち上がったダリューシュはバックにこそ回り切れなかったが、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。すぐに立ち上がったフェレイラに執拗に組みつき、上を取ったダリューシュが左のパウンドを落としハーフで抑える。フルガードに戻したフェレイラにパンチを落とすダルーシュは、スクランブルを許さずこの回を取った。

最終回、左ミドルを蹴ったダリューシュは続いて左ローを入れる。スイッチしたフェレイラだが、左を被弾するもシングルを切ってパンチを入れる。ここでフェレイラの急所にローが当たり、試合が中断される。再開後、フェレイラが右ミドルを蹴り、ダリューシュは左を伸ばすが相当疲れており、シングルが決まらない。それでも左をヒットさせたダリューシュ。ニータップを切り、距離を取ろうとしたフェレイラがレフェリーとぶつかる。

続く攻防で蹴り足をキャッチされたダリューシュが、引き込むように下になると、足を絡ませ50/50&スイープへ。足を抜いて離れたフェレイラだが、ついにダリューシュがボディロックテイクダウンを決める。フェレイラはスクランブル狙いから前転するもバックを取られ、前方に振り落としパウンドを落とす。立ち上がりながらダブルレッグをダリューシュが仕掛け、尻もちをつかさせたところでタイムアップに。

ノンストップの消耗戦はジャッジの裁定は割れ、ダリューシュが判定勝ちを手に連勝を6に伸ばした。


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Report UFC UFN ESPN+24 UFN184 チェ・スンウ ブログ ユーゼフ・ザラル

【UFN184】チェ・スンウ、打撃でリードしTD&クリンチゲームでザラルから判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ(韓国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ユーゼフ・ザラル(米国)

代役の代役でスクランブル出場となったザラルと、1年2カ月振りのファイトとなるチェ。チェが左ミドルハイをまず見せ、ローからワンツーを繰り出す。ザラルは飛び込んで左フック、そしてステップジャブを伸ばす。チェは右カーフを蹴り、ザラルは左右に回る。右ハイ、ワンツーのチェに対し、ザラルはジャブからテイクダウンを狙う。ケージに押し込まれたチェはオーバーフック&ヒジを押し込んで耐える。

ダブルレッグも倒されなかったチェは、ブレイク後に前蹴りからワンツーも左フックをカウンターで受ける。チェは右エルボーを当て、左ミドルを入れると最後はテイクダウンを決め終盤に攻撃をまとめた。

2R、チェはダブルジャブをいれ先手を取ると、クリンチへ。体を入れ替えたザラルがシングルからハイクロッチへ。足を外に出してとされないチェが、エルボーを側頭部に打ち下す。残り半分でブレイクが掛かり、チェが右から左を伸ばす。さらにワンツーからクリンチでザラルをケージに押し込むと、右腕を差し上げてテイクダウン。スタンドで待ち受けてスコアリングしたチェは、自らの前蹴りでバランスを崩したザラルが立ち上がってきたところでケージに押し込み、この回も取った。

最終回、ザラルはジャブを当てるが息が荒い。チェはローを蹴り込み、すぐにテイクダウンを決める。ここもグラウンドへいかず、ザラルが立ち上がるのを待ってワンツー、そして右ストレートを当ててクリンチへ。腕を取って体を入れ替えたザラルは、初めてテイクダウンを決めるとギロチンへ。

ネックロック気味のギロチンを防ぎ、続く三角も対処したチェが結果的にトップに。クローズドのザラルにエルボー、鉄槌を落とし立ち上がったチェはこれ以上スタンドに付き合う必要はない。残り2分を切り、ハイクロッチでテイクダウンをザラルが狙う。ヒザたちから立ち上がり、時間を使ったチェはバックを譲りながら防御に徹する。

胸を合わされ、ポジションを入れ替えたチェは盤石の押し込みへ。ギロチン狙いからザラルが押し込み返したところでタイムアップに。チェ・スンウが見事な危機管理&ポイントスコアでオクタゴン連勝を決め、「アンダードックだったからテイクダウンでも寝技でも、自分のデキることを全てやろうと思った」と話した。


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Interview UFC UFN ESPN+42 UFN184  エルダル・エルダロフ アレッシャンドリ・パントージャ ブログ マネル・ケイプ

【UFN184】「僕は日本のファンを代表してUFCで戦う」。パントージャ戦へ、マネル・ケイプ─02─

【写真】しっかりと日米の違いについて話してくれたケイプ。マクスにもUFCロゴが入り、すっかりUFCファイターとなっているが日本のファンへの感謝の気持ちを忘れることはない (C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)のネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN184:UFN on ESPN+42「Overeem vs Volkov」でアレッシャンドリ・パントージャとUFCデビュー戦を戦うマネル・ケイプ・インタビュー後編。

RIZINとUFCは別物だ。ルールもMMAへの思考も違う。そんなRIZINで戦うことで、UFCで戦えるよう成長できたとケイプは話す。

日米MMA観の違いを尋ねると、ケイプならではというべき答が聞かれた。

<マネル・ケイプ・インタビューPart.01はコチラから>


──対戦相手であるパントージャの印象を教えてください。

「強いよ。それは分かっている。でも、僕ほどじゃない。そして、僕は絶対に彼を軽く見ないで戦うよ」

──RIZINはリングを使用し、サッカーボールキックが認められるなど、UFCとは別のフォーマットで戦ってきました。ケージで戦うためにアジャストは必要でしたか。

「本来、僕はリングよりもケージに適したファイターだ。だから日本で戦う時は、少し大変だった。ボクシングの練習はリングでするけど、MMAの練習をリングでしたことはなかった。だからポジション的にもリングは難しいことが多くて。

つまりオクタゴンでの戦いは問題ないということだよ。オクタゴンで戦うことで、僕の試合はパーフェクトになる」

──テイクダウンディフェンスにも自信がありますか。

「テイクダウンに限らず、どんな攻撃に対しても、パントージャの仕掛けに対して準備はできているよ」

──この1年で最も伸びた点はどこだと思っていますか。

「MMAに必要な全ての局面で、進化した。柔術、ボクシング、キックボクシング、レスリング、テコンドー、全てで成長した。よりディティールを理解した。僕が何を言っているのか、土曜日の夜になったら分かるはずだ」

──常にアグレッシブ、殴り合い上等のマネルですが、UFCではより戦略を駆使し、ポイントメイクを行ってくる選手も多いです。言ってみればRIZINとUFCではMMA哲学が違います。その辺りのことをどのように捉えていますか。

「確かにUFCとRIZINではMMAフィロソフィーが違う。例えばさっきも話に出たサッカーボールキックだけど、僕は1度としてあの蹴りを使ったことはない。対戦相手がダウンしても、グラウンド状態にある相手の顔や頭を蹴ることはなかった。

UFCはよりファイターを守ろうとしている。もちろんRIZINでは決められルールを使って戦うべきだよ。彼らはそうやって他と差別化をしているのだから。UFCもRIZINも同じスポーツだけど、より選手の安全をルール面から考慮しているのがUFCだ」

──だからRIZINの方がエキサイティングで、ポイントメイクなど……。

(質問を遮って食い気味に)「分かるよ。何が言いたいのかは。日本はファミリアーでUFCのように勝敗を気にはしても、最重要視はしていない。パフォーマンスをより重視している。ファンに何を見せることができるのかが、最も大切なんだ。

とにかく動くこと、それで負けてもね。そう感じていたし、分かっていた。米国はもっとビジネスだ。勝利が必要。常に勝利が必要になってくるんだ」

──私は日本のMMA記者ですが、勝敗以上に大切なモノは勝敗を最重視するからこそ生まれると思っています。精神的に「勝ち負けじゃない。攻める」という姿勢で攻めることができるのは大したものだと思う反面、格闘技は自分の体を守る術を駆使すべきでもあり。あくまでも個人の考えですが、ファイターは勝利が必要です。

「イエス、Fighter needs win。今、言ったことに通じてくるけど、僕も負けても構わないぐらいの気持ちで攻めるよ。でも、実際に負けちゃいけないんだ。敗北は自分の状況を悪くする。仕事としてファイトは負けられない。

勝って稼がないといけない。負けると、戦う機会を失くすかもしれない。だから、常にハングリーでなければならないお。敗北を気にしないって、精神的に戦いやすいんだよ。時には、当たって砕けろという状況は起こる。そこもファイターの資質を問われる瞬間だね。

そういうことも含め、日本のRIZINというプロモーションで戦った素晴らしい経験が生きてくる。RIZINでは最高の経験をさせてもらった。日本で学んだこと、全てに感謝している。今も僕を一番応援してくれるのが、日本のファンだ。

世界で僕が知られるようになったのは、日本で戦うようになったからだよ。RIZINでの日々はより大きな舞台で戦う自信を僕に与えてくれた。ビックショーで苦も無く戦えるのは、日本で戦ってきたからだよ。UFCで戦うことは簡単だ。それだけ僕は日本でタフになれたんだ」

──RIZINファンの皆さんも、マネルのUFCでの成功を願っているはずです。UFCという場所の厳しさを理解したうえで。

「心配しないで大丈夫。僕は皆にサムライの精神を与えてもらったから。サムライはどんな場面でも怖がらない。僕は日本のファンを代表してUFCで戦う。ここでも僕が優れたファイターだと証明するために、勝ち続ける。日本で戦ってきた成果を見せるよ。サンキュー・ソーマッチ。アリガト」

■視聴方法(予定)
2月7日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS

■ UFN184対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
フランキー・エドガー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
マリオン・ルノー(米国)
メイシー・チアソン(米国)

<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン(米国)
アスカル・アスカル(米国)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
ベニール・ダルーシュ(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
クレイ・グィダ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・ロドリゲス(米国)
ダニーロ・マルケス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チムール・ヴァリエフ(ロシア)
マーチン・デイ(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ジャスティン・ジェインズ(米国)
デヴォンテ・スミス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
カロル・ホザ(ブラジル)
ホセリン・エドワルツ(パナマ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マクマン(英国)
ララ・プロコピオ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ユーゼフ・ザラル(米国)
チェ・スンウ(韓国)

<140ポンド契約/5分3R>
オード・オズボーン(米国)
デニス・ボンダル(ウクライナ)

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Interview UFC UFN ESPN+42 UFN184 コリー・サンドハーゲン フランキー・エドガー ブログ

【UFN184】バンタム級2戦目=サンドハーゲン戦前のフランキー・エドガー「血を滴らせながら栄光を掴む」

【写真】フランキー・エドガーの常にフランキー・エドガーだ(C)Zuffa/UFC

6日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN184:UFN on ESPN+42「Overeem vs Volkov」で、コリー・サンドハーゲンと対戦するフランキー・エドガー。

最小、最速のUFCライト級チャンピオンはフェザー級ではワールドタイトルを手にできず、バンタム級へ転向を果たした。39歳になったレジェンドは、そのバンタム級での2戦目でサンドハーゲンという正にこれから世界の頂点を上り詰めようという若き強豪と相対する。

彼の試合を、あとどれだけ見ることができるのだろうか。創意工夫とハードワークの大切さを、我々に教えてくれたフランキー・エドガー──サンドハーゲン戦前に行ったZoomインタビューで聞かれた彼の言葉を伝えたい。


──タフな新鋭コリー・サンドハーゲン戦を控えています。

「コリーは凄く強い。その彼と戦い、勝利することでタイトル奪取の青写真を描いているよ」

──ところで2019年12月に韓国のコリアンゾンビに敗れた際、引退を考えることはなかったでしょうか。

「ノー、全く考えなかったよ。良いパンチをもらってコリアンゾンビには負けた。でも自分ではベストを尽くしたし、まだやれることは前回のペドロ・ムニョス戦で示せたと思っているよ」

──マーク・ヘンリーやヒカルド・アルメイダが引退の進めるような話は?

「それも全くなかったよ。彼らは僕の実力を理解しているし、ジムでどのような動きができているかも誰もよりも分かっているからね。そして、僕がこのスポーツにどれだけ真剣に向かい合っているのかも」

──そしてフランキーが言ったようにペドロ・ムニョス戦で勝利をしました。バンタム級で戦うことに関しては、もう8、9年前にマーク・ヘンリーが提言していたことが思い出されます。その時がついに来たわけですが、135ポンドでの自身のパフォーマンスをどのように感じていますか。

「マークが正しかったんだ。凄く適しているよ。ただフェザー級時代も良い戦いができていた。ライト級からフェザー級と戦ってきた。それが僕の歴史になっている。これからはバンタム級で歴史を紡いでいくよ」

──バンタム級で世界王座を奪取するという意志を持ち続けているわけですね。

「それがゴールだからね。どの階級でも世界チャンピオンを目指す。ライト級でそれを成し遂げた。フェザー級では近づけたけど、タイトル奪取はならなかった。同じようにバンタム級でも戦っていくだけさ」

──サンドハーゲンはバンタム級でも大きく、フィジカルアドバンテージがるように思えます。

「サンドハーゲンは背が高くて、遠いレンジで戦える選手だよ。ただし、そういう試合こそ僕がずっと戦ってきたモノだから。彼は他とは違う打撃を駆使し、グラウンドも柔術を使ってとても強い。でも、僕のパンチの方が上回っているよ。簡単な試合にはならないけど」

──フランキーはMMAに革命を起こしたフットワークの使い手です。フェイクを織り交ぜ、最終的にパンチを当てるか、テイクダウンを決める。しかし、そういうハードワークの末にテイクダウンを奪ったとしても、今や多くの選手がすぐに立ち上がる術を身につけ、グラウンドでホールドすることが困難になっています。

「MMAは進化している。ただし、僕は自分の打撃、柔術、レスリングを信じている。この一つでアドバンテージを握れると、他の局面でもアドバンテージを持つことになる」

──39歳になったことを指摘されると思いますが、この年齢をどのように感じていますか。

「それは自然なことだからね。39歳になってもやれることは、もう長いキャリアで証明し続けてきた。自分の体のことだ、僕が一番分かっている。だから、ずっとこのスポーツで成功を手にすることができたんだ。

そのうえで年を重ねることで、より自分の体をケアするようになった。階級を下げたことも、僕が戦い続けることを後押ししてくれている。バンタム級にしたことでよりヘルシーになっているし、動きも上がっていることはジムで確認済みだからね」

──今のMMAではジムの移動が盛んに行われ、大きなジムに世界各国から選手が集まってくる状況です。そんななかフランキーはずっとヒカルドとマークの下で練習をしてきました。

「何があろうが2人を信じているよ。僕らの関係はコーチとファイターというよりも、家族のようなモノだから。多くの選手は敗北を経験すると、自分の中に原因を見つけようとせず、外部に敗因があるよう求めているんだ。

僕はそういう風にはならない。試合に勝てるのはコーチのおかげだ。そして敗北の責は僕にある」

──素晴らしい言葉です。フランキーはATTやサンフォードMMA、チーム・アルファメールに移ろうと考えたことはありませんか。

「ノー、ないよ。全くない。僕はニュージャーが好きすぎるんだ(笑)」

──アハハハ。とはいえヒカルドとマークの下には、新しい選手も集まってきていますね。

「新しい練習パートナーができることは、いつだって歓迎しているよ。そこにヒカルドとマークというベースがあって、彼らがやってくるのだから。ザビット・マゴメドシャリポフ、チムール・ヴァリエフ、そして最近ではコディー・ガーブラントと世界のトップファイターが合流した。彼らと一緒にマークやヒカルドの指導を受けることは、僕の財産になっているよ。

彼らはこのスポーツの将来を担う存在だ。そんな彼らと練習でやりやっていることで、試合でもやれるという自信を得ることができるんだ」

──土曜日が待ちきれないほど楽しみです。どのような試合を世界に見せたいでしょうか。

「これがフランキー・エドガーだという試合を皆に見てもらいたいと思っている。厳しい攻撃を受け、血を滴らせながら栄光を掴むんだ」

──セイフティ・エリアで戦うことはない……と。

「いいかい? 卵は割らないとオムレツを創ることはできないんだよ(笑)」

──最高です。フランキー、インタビューを受けてくれてありがとうございます。

「日本のファンに伝えてほしい。君たちのようにMMAを理解しているファンはいない。本当に日本では素晴らしい時を過ごすことができた。土曜の夜の試合を楽しみにしてほしい」

■視聴方法(予定)
2月7日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS

■UFN184対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
フランキー・エドガー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
マリオン・ルノー(米国)
メイシー・チアソン(米国)

<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
マネル・ケイプ(アンゴラ)

<バンタム級/5分3R>
コディ・ステーマン(米国)
アスカル・アスカル(米国)

<ライト級/5分3R>
ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
ベニール・ダルーシュ(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
クレイ・グィダ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マイク・ロドリゲス(米国)
ダニーロ・マルケス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チムール・ヴァリエフ(ロシア)
マーチン・デイ(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ジャスティン・ジェインズ(米国)
デヴォンテ・スミス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
カロル・ホザ(ブラジル)
ホセリン・エドワルツ(パナマ)

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マクマン(英国)
ララ・プロコピオ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ユーゼフ・ザラル(米国)
チェ・スンウ(韓国)

<140ポンド契約/5分3R>
オード・オズボーン(米国)
デニス・ボンダル(ウクライナ)

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