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【DEEP Osaka Impact2023#03】5連勝を賭けた桑本征希戦へ、前薗渓─02─「まだ本当のMMAを知らん」

【写真】自信を実績に変えることができるか。前薗のキャリアに注目だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催される「DEEP Osaka Impact2023#03」で、桑本征希と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

MMAを始めてアマチュアも含めて全勝中の前薗は、現在24歳。そのテイクダウンとグラウンドコントロールを武器に、前回のDEEP大阪大会では4連勝中の瀧口脩生を肩固めで下した。DEEP大阪大会でも目立つ存在となった前薗に、次の試合と今後の目標について訊くと——時おり自信のある笑顔を浮かべていた。

<前薗渓インタビューPart.1はコチラ


――たとえばDEEP東京大会で「序盤」「中盤」「終盤」「メイン」と選手の層を分けた場合、今はどの層まで勝てると思いますか。

「う~ん、今の自分のレベルなら『中盤』かなって思います」

――前薗選手は今までMMAの打撃という面では証明できていない面もあるかもしれません。ただ、組み技が柔道でもレスリングでもなくMMAの組み技として成立しているように感じます。

「そこは意識しています。まず高校から大学に進学して、柔道からレスリングへと競技を変える時に、メチャクチャ試行錯誤しました。それは今も同じで、やっぱり柔道やレスリングからMMAに変わる時から、ずっと考え続けています。

でも、今はまだ感覚でやっているところも多いですね。試合の中で自分がどう組んでいるかというのも、記憶がないところもあって。それこそ東京でも大阪でも打撃が強い上位の選手を相手にどう組むのか、って考えると危ない部分もあるとは思います」

——特にMMAにおいて、ケージを使う攻防を意識してはいませんか。

「はい。僕はレスリングでグレコやったんで、フリースタイルのような綺麗に相手の足を刈るようなテイクダウンは苦手なんです(苦手)。まず相手の懐に飛び込んだら、ドドドッってケージまで持って行く。ケージに押し込めば、そこからはグレコの良さを生かせると思うので。そうしたケージの使い方というのは考えています」

――国内でも海外でも構いませんが、憧れのMMAファイターはいますか。

「MMAを始めるキッカケになったのは、エンターテイナーという部分でコナー・マクレガーです。格闘家として——アスリートとして憧れるのはマイケル・チャンドラーですね」

――もしマクレガーとチャンドラーが対戦していたら……。

「そうなるとヤバかったですね。『どっちを応援したほうが良いんだろう?』って(笑)」

――アハハハ。

「チャンドラーについては、体がガッチリしているじゃないですか。僕は体を鍛えるのも好きで。ライト級でそれほど身長は高くないけど、本来はレスリングをやっていてテイクダウンも強い。チャンドラーのファイトスタイルを参考にすることはあります」

——ではMMAをやるうえでの目標は、どこに置いているのでしょうか。

「ずっとRIZINに出るのを目標にしています。またRIZIN大阪大会があれば、ぜひ呼んでほしいという気持ちはありますね」

——今までRIZIN大阪大会の出場メンバーを見て、自分のほうが強いと思うことはありましたか。

「はい。もちろん全員ではないけど……。『自分のほうが——』と思うことは、たまにあります。それよりも早く今の自分のポジションから飛び出したい、という気持ちが強いですね。まずDEEPの東京大会を荒しに行きたいです」

——マクレガーやチャンドラーが戦っているUFCへ、と考えたことはないですか。

「そこまでは考えたことがないですね。何か現実味がなくて……。僕、まだMMAの試合で良いパンチをもらったことがないんですよ。だから正直言って、自分でも『まだ本当のMMAを知らん』と思っています。一回良いのを食らったら、『まぁこんなものか』となるかもしれないけど(苦笑)、とにかくホンマのMMAを知らんような気はしています」

——要は、マトモに打撃をもらうまえに倒しているということですね。

「まぁ、そういうことです(笑)」

——次に対戦する桑本征希選手は、関西でもストライカーに属します。その桑本選手の打撃で本当のMMAが……。いや、やめておきます。

「え、何ですか?」

——次の相手には打撃をもらわない、という顔をしていますよ。

「アハハハ、そうですか。まぁ、いつもどおり戦えば問題ないと思います。僕の中では前回、瀧口脩生選手に勝てた(7月、肩絞めで勝利)ことが凄く自信になっています」

——ちなみに東京在住の選手のほうが、東京大会に出やすいかもしれません。そのために泉佐野を離れ、関東でMMAをやろうとは思わなかったですか。

「そう考えたことはあります。でも今のところ、どこにも引っ越すつもりはないですね。やっぱり泉佐野が好きなので」

——泉佐野のどんなところが好きですか。

「住んでいる人たちの人柄——でしょうか(笑)。良い感じに発展していて、だけど都心ほど疲れる環境でもなく。別に買い物にも困らない場所なんですよ」

——泉佐野のご紹介、ありがとうございます。今、練習場所はこの吉田道場のみですか。

「基本はこのジムで、土曜日はたまに母校の大阪体育大学レスリング部で練習させてもらっています。おかげで組みについては、MMAでも問題なくやってこられていると思います。そういえば今回の大阪大会で、もともとメインで風我選手と対戦する予定やった濱口奏琉がおるじゃないですか。濱口は大学の後輩で、今もよく練習するんですよ」

——……という話を持ち出したことは、『コイツはメインに出るけど、実力は自分のほうが上なんだよなぁ』と思っているわけですね。

「いやいや、そんなことは——カワイイ後輩ですから(笑)」

——今、明らかにそういう顔をしていました(笑)。では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「次の試合も、いつもどおりやって、戦績も5連勝にします。DEEP東京大会やRIZIN大阪大会に出られるよう、煌びやかなアピールできる試合をします!」

■DEEP Osaka Impact2023#03視聴方法(予定)
11月26日(日)
午後1時~ツイキャスPPV

<フェザー級/5分2R>
秋田良隆(日本)
藤田宇宙(日本)

<フェザー級/5分2R>
木村総一郎(日本)
森田敢流(日本)

<バンタム級/5分2R>
関本龍翔(日本)
田中壱季(日本)

<バンタム級/5分2R>
キシシ(日本)
キャプテン禎(日本)

<フライ級/5分2R>
マルザヘンペーソク(日本)
飴山聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
上谷章(日本)

<バンタム級/5分2R>
井上暉也(日本)
千種純平(日本)

<フェザー級/5分3R>
三村亘(日本)
古根川充(日本)

<バンタム級/5分2R>
MG眞介(日本)
山﨑鼓大(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
牧野滉風(日本)

<フェザー級/5分2R>
前薗渓(日本)
桑本征希(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古林礼名(日本)
永易加代(日本)

<バンタム級/5分2R>
上荷大夢(日本)
八尋大輝(日本)

<ウェルター級/5分2R>
小林裕(日本)
角野晃平(日本)

<ライト級/5分2R>
泉彰洋(日本)
大野“虎眼”賢良(日本)

<アマチュアルール 49キロ/3分2R>
セアリ(日本)
SAAYA(日本)

<マチュアルール 58キロ/3分2R>
サナエ(日本)
山口恵(日本)

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【DEEP OSAKA IMPACT2023#02】松岡ハヤト戦へ、松場貴志─02─「メインディッシュにふさわしい試合を」

【写真】このノリから試合になると変わる。やはりファイターだ(C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2023#02のメインで、松岡ハヤトと対戦する松場貴志のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

これまで試合によってムラがあったという松場。インタビューでも答えにムラがないわけではない。話が進むにつて、相変わらずの松場ワールドが展開される。とはいえ初のメイン出場は本当に嬉しそうな松場の、次の試合へのムラムラ具合をお届けしたい。

<松場貴志インタビューPart.01はコチラから>


――リングアナウンサーさんの話はさておき、次の対戦相手である松岡ハヤト選手の印象を教えてください。

「ちゃんと研究していますよ」

――ですから、研究した結果を……。

「試合映像から研究して、キングジム神戸の小西さんとはハンバーグをこねるように対策を練ってきました。パラエストラ加古川の堂垣さんとは、つみれをこねるように作戦を練ってきましたよ」

――ハンバーグとつみれで、こね方がどう違うのか教えていただけますか。

「ハンバーグはいろいろと入れなきゃいけないんです。臭みを消すために。つみれは--どうなんだろう?」

――間違いなくハンバーグ、つみれを両方ともつくったことがなさそうですね。

「アハハハ」

――キングジムとパラエストラ加古川で練習している内容は異なるのでしょうか。

「どのジムでも練習している内容は変わらないと思います。大切なのは、チームメイトやセコンド陣とのコミュニケーションじゃないですか。どれだけ細かいコミュニケーションを取れているかであって」

――「そろそろ試合のムラがなくなりそう」と仰っていましたが、今はそれだけチームメイトやセコンド陣とコミュニケーションを取ることができている証ではないですか。

「そうですね。パラエストラ加古川に移籍した頃は、少しだけど緊張していたかもしれないです。でも、それよりワクワクしているほうが大きくて。楽しい環境だからこそ、今もしっかりとコミュニケーションが取れているんだと思います」

――ジム移籍とDEEP出場が重なりながら、大阪大会のメインまで昇りつめました。

「本当にありがたいことです。これからも大阪大会でメインに出続けることになれば、あのリングアナウンスを受けることができるんですねぇ」

――その話は、もう大丈夫です(苦笑)。

「こんな他の団体から来た僕をメインで使ってくれるなんて、DEEPに対して愛しかないですよ」

――急に真面目モードになっても困りますが、今後DEEPではどのような展開を考えていますか。やはりDEEPフライ級のベルトを目指すのでしょうか。

「今後のことはまだ分からないですけど……、いま考えているのは、とりあえず自分の武器を磨くことだけですね」

――では次の松岡戦は、どのような試合を見せて勝ちたいですか。

「これは相手どうこうではなく、自分の問題で。あとは大阪大会のメインということもあるので、コース料理のメインディッシュのような試合をしたいです。例えるなら――」

――例えるのですね(苦笑)。

「僕が学生の頃、部活で疲れて帰宅すると、晩ごはんがイワシフライと大根の煮物だったんです。僕は肉が食べたいのに――それこそ牛肉なんか出たことがなくて」

――……。

「そんなおかずでは、白ごはんが進むわけがないんです。お母さんには申し訳ないけど、僕は分厚いステーキを想像しながら唾液を出して、その唾液で白ごはんを食べていました。今回の大阪大会に来てくれる人たちには、そんな想いをさせたくない」

――その例えは、晩ごはんを用意してくれていたお母さんに失礼だと思います。個人的には、お母さんがつくってくれたイワシフライのほうが……。

「いやいやいや。冷凍ものを揚げただけのイワシフライじゃダメですよ。特に学生時代は無理! だから見ただけでヨダレが出るような、白ごはんをかきこみたくなるような試合を用意しておきます!」

――そこまで言っておきながら、試合当日はイワシフライを出さないですよね。イワシフライのような試合がどういうものかは分かりませんが。

「それは絶対にないです。ちゃんと400グラムの牛肉をご用意します」

――ありがとうございました。インタビューは以上です。

「え!? 次の試合への意気込みとかは聞かないんですか?」

――……では最後に、次の試合への意気込みをお願いします。

「ありがとうございます。7月30日は、メインディッシュにふさわしい試合をします。そして皆さんが大好きな分厚いステーキのような熱々の試合をして、松場貴志の勝利者インタビューというフライドポテトを添えさせていただきます」

――フライドポテトはメインディッシュの添え物であり、試合後ならデザートで良いのではないでしょうか。

「いや、完全に決まりましたね! 皆さん、次の試合はよろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
7月30日(日)
午後2時00分~ツイキャス

■DEEP Osaka Impact2023#02対戦カード

<フライ級/5分3R>
松場貴志(日本)
松岡ハヤト(日本)

<バンタム級/5分3R>
中本龍平(日本)
谷岡祐樹(日本)

<フェザー級/5分3R>
瀧口脩生
前薗渓

<バンタム級/5分3R>
MG 眞介(日本)
牧野滉風(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
マルザヘンペーソク(日本)

<ストロー級/5分2R>
松田亜莉紗(日本)
谷山瞳(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
浪速亭☆爆美(日本)

<バンタム級/5分2R>
中務太陽(日本)
上田祐樹(日本)

<メガトン級/5分2R>
江畑秀範(日本)
土井淳(日本)

<バンタム級/5分2R>
山﨑鼓大(日本)
上荷大夢(日本)

<ウェルター級/5分2R>
山田聖真(日本)
角野晃平(日本)

<バンタム級/5分2R>
八尋大輝(日本)
飴山聖也(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
上谷章(日本)

<フライ級/5分2R>
松原聖也(日本)
綿谷誠(日本)

<フェザー級/5分2R>
田中壱季(日本)
今村滉(日本)

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ACA DEEP DEEP JEWELS DEEP Tokyo Impact DJ.taiki MMA o Road to UFC RYO RYOGA UFC   パンクラス 内山拓真 山口コウタ 島袋チカラ 川名TENCHO雄生 木下尚祐 桐生祐子 泉武志 泰斗 海飛 濱口奏琉 野村駿太 雅駿介 須田萌里 風我 駒杵嵩大 鹿志村仁之介

『DEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUND』&『DEEP TOKYO IMPACT 2023 2ND ROUND』試合結果


▼第8試合 DEEP ライト級 5分3R
〇野村駿太(BRAVE)70.75kg
[判定3-0] ※29-28×3
×川名 TENCHO 雄生(北海しゃぶしゃぶ/Y&K MMA ACADEMY)70.65kg

▼第7試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇雅 駿介(CAVE)61.65kg
[判定3-0] ※19-18×3
×内山拓真(ボンサイ柔術)61.70kg

▼第6試合 DEEP ライト級 5分2R
〇泉 武志(FIGHTER'S FLOW)70.75kg
[判定3-0] ※20-18×3
×井上竜旗(AACC)70.65kg

▼第4試合 DEEP ライト級 5分2R
〇岩倉優輝(NICE BAD GYM)70.50kg
[2R 4分08秒 TKO] ※左フック
×森 俊樹(MYD)70.80kg

▼第3試合 DEEP フライ級 5分2R
〇濱口奏琉(パラエストラ和泉)57.20kg
[判定3-0] ※20-18×3
×武利侑都(KRAZY BEE)57.05kg

▼第2試合 DEEP バンタム級 5分2R
×清太郎(K-clann)61.15kg
[2R 1分27秒 リアネイキドチョーク]
〇諏訪部哲平(IGGY HAND’S GYM)61.10kg

▼第1試合 DEEP フライ級 5分2R
〇亀田一鶴(和術慧舟會 HEARTS)57.00kg
[1R 0分42秒 TKO]
×浅井優一(MYD)56.80kg

▼アマチュアファイト
DEEP JEWELS ストロー級 3分2R
×須田美咲(リバーサルジム立川 ALPHA)51.90kg
[判定1-2]
〇横瀬美久(BELVA)51.10kg

 3月25日にニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 1ST ROUND』の試合結果。メインイベントは野村駿太が川名 TENCHO 雄生に判定勝ちしています。第5試合で予定されていた島袋チカラ vs. RYOGAはRYOGAが減量中に病院搬送され中止になっています。


▼第8試合 DEEP バンタム級 5分3R
〇DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)61.70kg
[判定3-0] ※29-27×2, 29-28
×鹿志村仁之介(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)61.10kg

▼第7試合 DEEP フライ級 5分3R
〇駒杵嵩大(fightbase 都立大)57.00kg
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28
×風我(フリー)57.00kg

▼第6試合 DEEP JEWELS アトム級 5分2R
〇須田萌里(SCORPION GYM)47.75kg
[2R 0分53秒 リアネイキドチョーク]
×桐生祐子(FourRhombus)48.10kg

▼第5試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇木下尚祐(和術慧舟會 GODS)61.75kg→再計量61.70kgでパス
[判定3-0] ※20-18×3
×朝比奈龍希(トラフォース赤坂)61.65kg

▼第4試合 DEEP バンタム級 5分2R
〇窪田泰斗(FourRhombus)61.15kg
[判定2-1] ※19-17×2, 18-18マスト海飛
×海飛(和術慧舟會 HEARTS)62.30kg→15時30分までの再計量62.2kg
※500g超過で-2Pからスタート。海飛勝利の場合はノーコンテスト

▼第3試合 DEEP 55kg以下 5分2R
〇マサト・ナカムラ(レンジャージム)57.95kg
[1R 1分45秒 リアネイキドチョーク]
×高柳京之介(K-clann)57.90kg

▼第2試合 DEEP ライト級 5分2R
〇倉本大悟(トラフォース赤坂)70.75kg
[判定3-0] ※19-19マスト倉本×2, 20-18
×前田啓伍(Tristar Gym)70.15kg

▼第1試合 DEEP バンタム級 5分2R
×岩見 凌(KIBA マーシャルアーツ)61.50kg
[2R 0分49秒 リアネイキドチョーク]
〇山口コウタ(パラエストラ八王子)61.65kg

▼DEEP ウェルター級 3分2R アマチュア特別ルール
〇YUGO(BreakingDown)77.50kg
[1R 2分38秒 TKO] ※パウンド
×TAKASHI・鈴木貴士(K-Clann)74.55kg

 同じくニューピアホールで開催された『DEEP TOKYO IMPACT 2023 2ND ROUND』の試合結果。メインイベントはDJ.taikiが鹿志村仁之介に判定勝ちしています。続きを読む・・・
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【DEEP TOKYO IMPACT2023#01】川名雄生と戦う、野村駿太「行けるという気持ちだけです」

【写真】気落ちを高めるということでなく、確かな自信が感じられた(C)MMAPLANET

25日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2023 1stで、川名TENCHO雄生と戦う野村駿太。

伝統派空手からMMAへ転向し、昨年はDEEPで2勝を手にした。キャリア4勝1敗、6戦目でキャリア30戦越えの川名と試合に臨む──MMAファイター野村の心境を尋ねた。


――今週末、試合が迫ってきました。今の調子はいかがですか。

「昨日で体を動かすのは終えて、今日から体重調整に入ります(※取材は22日に行われた)」

──伝統派空手の大会は無差別というイメージなのですが、空手時代に減量の経験はあったのでしょうか。

「体重別の大会もありましたけど、基本は体重制ではないので空手時代に減量の経験は殆どなかったです。体重別の時も1、2キロをスッと落として出るみたいな感じで。階級を合わせるために落とす程度、減量をして体格差のアドバンテージを考えるというレスリングやMMAのような考え方は空手ではなかったです。当日計量ですし、なかには凄く落とす人もいましたが、結果が伴っているようには見えなかったですね」

──ではMMAに転じて、減量に戸惑うことはなかったですか。

「デビュー戦の頃は知識もないなかで、77キロから落としていました。ただ真似ただけで『落ちるだろう』って感じで。あとは気合で落として、脱水症状みたいになっていました(苦笑)。計量を終えて水を飲んでも、全部汗で出てしまうような感じで『これは良くない』と思いました。あれから色々な人にアドバイスを貰ったり、自分で研究をして自分に合った減量ができるようになっています。

今は普段の体重も増えて、10キロぐらい落としていますね。でも胃が強いのか、リカバリーでも普通に食事ができますし、減量は自分に優位になっていると思います。試合までの期間でこのタイミングでは〇キロにして、この時期にはこういうモノを食べようという風に機械的で落とせています。苦じゃないとは言えないですけど、恐れはなくなりました。もうここまで来たら、水抜きを頑張るだけです」

──昨年はDEEPで戦うようになり、泉武志戦と小金翔戦で勝利しました。しっかりと経験が積め、結果も残せたかと。

「レスラーの泉選手、リーチのあるオールラウンダーの小金選手。練習をしていて『こういう選手と戦ったどうなるんだろう?』と思っているタイプの選手と、良いタイミングで戦わせてもらえました。MMAって年間で3試合か4試合までしか戦えないので、不安な部分も多かったですけど、あの2試合で通用するところがあって自信になりましたし、課題も見つけることができました。小金選手との試合は1Rで倒せないといけなかったし、泉選手との試合はレスリングを気に過ぎて……気持ちが出ていなかったです。だからこそ結果を出せて上で戦うにはもっと努力が必要だと思えたので、そこも良かったです」

──では川名選手の印象を教えてください。

「修斗のチャンピオンで、RIZINでもジムの先輩の武田(光司)さんと戦っていて、実績も経験もある選手だと思います。一発で試合を決めることもできるので、そこはチョット気を付けたいです。ただ、今の自分の練習でできていることを出せば、しっかりと倒せるという自信があります。それだけの選手と練習していますし、行けるという気持ちだけです」

──ここで勝つと、タイトルも見えてくるかと思います。

「5月に大原選手と上迫選手のタイトルマッチがあるので、タイミングが合えばベルトを狙いたいです」

──先ほど名前が出た武田選手が、RIZINに参戦中です。同じ階級の先輩がいることは、何か進路に関係してきますか。

「武田さんはRIZINで戦っていますが、自分はRoad to UFCに挑戦したいという気持ちがあります」

──なるほどぉ。そうだったのですね。実はRIZINに話を振ろうと思ったのは、宇佐美正パトリック選手が活躍しており、そこへ誘導しようとしていました(笑)。

「アハハハ。パトリック選手には負けていますし、あの大きな舞台で良い勝ち方ができている選手なので刺激になります。周囲もパトリック選手の試合があると、そこに触れてきますし(笑)。それこそ自分が『もっと』と思える気持ちの一つが、パトリック選手の活躍でもあります」

──パトリック選手と戦った時とは、野村選手は違うファイターになったかと。

「あの時は空手家で、今はMMAファイターの野村駿太になれたと思っています。空手家の野村駿太が、ボクサーのパトリック選手と戦った試合でした。もし次に戦うことがあれば、MMAファイター同士として戦いたいです」

──押忍。では最後に川名選手との試合に向けて意気込みのほどをお願いします。

「実績も名前もある選手なので、ここでしっかりと勝って上で戦えるようにします」

■視聴方法(予定)
3月25日(土)
午前11時40分~DEEP チャンネル-YouTube

■ 対戦カード

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生(日本)
野村駿太(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
内山拓真(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
井上竜旗(日本)

<フライ級/5分2R>
島袋チカラ(日本)
RYOGA(日本)

<ライト級/5分2R>
岩倉優輝(日本)
森俊樹(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
武利侑都(日本)

<バンタム級/5分2R>
清太郎(日本)
諏訪部哲平(日本)

<フライ級/5分2R>
亀田一鶴(日本)
浅井優一(日本)

DEEP TOKYO IMPACT2023#02

■視聴方法(予定)
3月25日(土)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube

■ 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
鹿志村仁之助(日本)

<フライ級/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
風我(日本)

<女子アトム級/5分2R>
須田萌里(日本)
桐生祐子(日本)

<バンタム級/5分2R>
木下尚祐(日本)
朝比奈龍希(日本)

<バンタム級/5分2R>
窪田泰斗(日本)
海飛(日本)

<55キロ契約/5分2R>
マサトナカムラ(日本)
高柳京之介(日本)

<ライト級/5分2R>
倉本大悟(日本)
前田啓伍(日本)

<バンタム級/5分2R>
岩見凌(日本)
山口コウタ(日本)

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DEEP DEEP108 MMA MMAPLANET o キック 山本有人 濱口奏琉

【DEEP108】フューチャーキング優勝の19歳・濱口奏琉がプロデビュー、山本有人をユナニマスで下す

【写真】レスリングの試合にも出場し続けている濱口が、プロMMAデビュー戦を勝利で飾った(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.19-18.
山本有人(日本)

濱口がオーソドックスから右ローを当てる。サウスポーにスイッチし、オーソドックスに戻して右ストレートを狙った濱口に対して、山本がカウンターのダブルレッグで尻もちを着かせた。立ち上がった濱口は右ローと右ストレート、さらに右の跳びヒザを繰り出しながら組みついた。左腕を差し上げて山本をケージに押し込む濱口。ケージ中央に戻り、再び右ローを狙う。山本は濱口の右ローの打ち終わりを狙い、グラウンドに持ち込んだ。そのまま濱口をケージに押し込む山本。しっかりとボディロックで相手の動きを固める。

ケージを背にしながら、山本の右耳元にパンチを打ち付ける泉が、立ち上がり山本をケージに押し込んだ。さらにバックを狙いながらグラウンドに持ち込む泉。立ち上がり離れた山本がパンチの連打で泉を追い立てる。泉のシングルをスプロールした山本、パンチの連打を浴びせると泉の表情が歪んだ。体勢を立て直した泉が組み合いから山本をケージに押し込み、初回を終えた。

最終回開始早々、濱口の右がクリーンヒット。そのままグラウンドで濱口が鉄槌を連打する。山本はスクランブルからシングルレッグで泉をケージに押し込んだ。上半身を起こす濱口に対し、右腕を差し上げた山本。濱口は体勢を入れ替え、山本をケージに押し込みながらヒザで削っていく。ケージから離れた両者、山本がパンチを振り回すも、かわした濱口が右の前蹴りをヒット。さらに山本のテイクダウンをスプロールした濱口がバックを狙う。

立ち上がる山本をケージに押し込む泉。展開がないと離れた泉に対し、山本はノーガードで近づく。すると右ローを当てた泉。相手の右バックスピンキックの打ち終わりに飛び込んだ山本だが、泉がスプロールしてそのままケージに押し込んだ。立ち上がり、距離を詰める山本。泉は打撃からダブルレッグで飛び込むも、これは山本がスプロール。すると泉は離れてから、再度テイクダウンを狙う。これを凌いだ山本が打撃で泉をケージ際に追い込む。泉に打ち合いを要求する山本、しかし泉は下がりながらニータップで山本に背中を着かせて試合が終わった。

判定はジャッジ3者とも濱口の勝利を支持。濱口がプロデビュー戦を判定勝利で飾った。


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ARAMI DEEP DEEP108 MMA MMAPLANET o 上迫博仁 中村大介 修斗 内山拓真 劉獅 北岡悟 原虎徹 大原樹理 山本有人 本田良介 杉山廣平 松嶋こよみ 泉武志 海飛 渡部修斗 濱口奏琉 石塚雄馬 赤沢幸典 野村駿太 雅駿介

【DEEP108】上迫博仁と対戦、北岡悟「世の中はどうなっても良いから僕の試合はやってほしい」

【写真】計量後にはちょっとしたフラットな時間が北岡にも訪れる──という印象を勝手ながら持っておりインタビューを敢行(C)MMAPLANET

明日10日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP108 IMPACTで北岡悟が上迫博仁と戦う。

昨年はDEEP2連敗。3年以上勝ち星から遠ざかっている北岡から、試合前の取材で心境を聞きだすことは非常に難しい。それも彼の格闘家としての矜持ということは十分に理解しつつ、一瞬のエアポケットともいえる瞬間──計量直後に北岡の話を訊いた。


──北岡選手、計量を終えたタイミングでインタビューをお願いします。

「……。答えられる限りのことは、答えましょう(笑)」

──計量を終えて、今の気持ちを教えてください。

「いや、特にないですよね。グフフ」

──ホッとしないですか。

「いや、当たり前のことだから。まぁ、去年の2回よりも上手くやっていると思います」

──それは減量がということですか。それとも仕上がり事態が、ですか。

「両方かな」

──つまり去年の2試合では問題があったと。

「あの時はどうだったかとか、あの時は失敗したとかいうのは嫌なんですけど。昨年の2回より、今回は良いです」

──肌の感じが良いように見えます。

「本当かよ!!(笑)」

──いや、本当に。こけていてもカサカサの場合と、艶がある場合とあって。

「おお、そういうことですか。まぁ、それなりに反省とか学習はしているので。ハイ」

──では、試合を明日に控えて。改めてどのような心境でこの試合に臨んでいますか。

「特に言いたくないですよね、それは」

──じゃあ、いつのタイミングで聞いたらエェねんってなるわけですよ。このところ、試合後に話を聞けないではないですか。

「試合後は話せないですよね。勝っていないから。まぁ敗者は語る資格がないので。僕はずぅっと負け続けているから、語る資格がないと思っている。だから、今回はそういうフェーズでやっている感じですよね」

──北岡選手がどういう考えであることは重々理解しているつもりなので……。だから、試合後に話を聞ける機会を与えてくれよってなるわけですよ。本当は記者として、こんな中立でない意見は言ってはいけないのですが。

「あぁ、ありがとうございます」

──そんななか、昨日、安倍元総理が凶弾に倒れるという事件がありました。これは東日本大震災の時も同じだったのですが、「俺はずっとこれをやって生きてきたけど、こんな時にMMAの原稿なんて書いて良いのか」って思ってしまうんですよ。

「あぁ……元首相が亡くりましたよね。逆ですね、僕の場合は。世の中はどうなっても良いから僕の試合はやってほしいと思っちゃいます。それこそ、震災の時もそうでした。DEEPの試合が決まっていて、僕は世の中がどうなっても良いから試合があってくれって思っていました。

昨日に関しては、試合が無くなることはないと思っていました。ただ、世の中がどうなろうが僕は試合がしたいなと思っています」

──こういう状況だから、格闘技で明るくなって欲しいという選手側の意見もあります。

「言っている人いましたね。そういうこと。身の程を知れよって。グフフフフ」

──そう言った選手も本心でしょうし。でも、北岡選手からそういう言葉が出てくると違うなってなりますよね。自分なんかは、世の中がどうなるのかって考えてしまう気質なんです。

「いや、家族がある人は心配になって当然ですよ。でも、僕は家族がいないから。グフフフフ。だから、僕が試合をすることと、そこは関係ないですよね。ご存知だと思うけど、コロナの時も練習していましたし。結膜炎になっても練習して、奥さん、彼女、その時のオンナが皆、結膜炎になるっていうパンデミックを練習仲間で起こしたこともありますしね」

──それは威張って言うことではないです。でも、何が起ころうが関係ないと。

「ただ、僕って地元が奈良じゃないですか。そして実家が比較的、〇〇的なんです。僕は東京に来た20年間、ニュートラルであり続けたいんですけど。だから事件が奈良で起こったので、そこでちょっと思うことはありました。今回の選挙は珍しく実家から期日前選挙で〇〇に投票してって連絡があって。親には『時間があれば』って言う風に答えたとかあったから。そこだけですね」

──北岡選手が実家の選挙ネタを話してくれたので、私もイーブンにしないと申し訳ないですね……。実はもう30年以上昔に、ちょっと故意の暴力で友人にケガをさせてしまったことがあって。その相手の家が〇〇で。以来、自分でなく実家に長い間選挙前になると連絡があって、『あんたは本当に厄介なことをしてくれた』と母に言われたことがありますよ。

「おお、おおおお。それも伏字で書いていください(笑)。でも、試合の前日に世の中に何が起ころうが気にしていられないですよ。それより自分のことで精いっぱいだから。それじゃダメだって、自分ことだけ考えていては──とも思っていますよ。

ジムのヤツらが、自分のことで精いっぱいなので。全体を俯瞰できたほうが自分のためになるとも思ったりしますし」

──それというと松嶋こよみ選手のセコンドでシンガポールに来ている時に、今回の試合について話を聞こうかと思ったのですが、『ここにはセコンドで来ているので、自分の試合の話はしません』という反応がありそうで、尋ねられなくて。

「アハハハハハ。スイマセン。気を遣ってもらって。でも、時間があったら話していましたよ。それにタケ大宮司を使って、自分の練習をしていたので」

──その松嶋選手の勝利で、何か影響はありましたか。

「あまり関係ないです。でも嬉しいですよ、力にはなるけど──それはそれ、これはこれなんで。ただケガがなかったから、僕のスパーリング相手を毎週してくれたので。そうでなくても、彼の試合前も相手はオーソドックスなのに、サウスポーの僕の相手をしてくれていて。その辺も思うところはあるんですけど……うん、試合後に言いましょう。試合後に言えるようにしましょう。ハイ」

──宜しくお願いします。では北岡選手は世の中がどうであろうが──と思っていますが、そんな北岡選手を応援し続けてくれている人たちに最後に一言、お願いします。

「世の中のことは気にせず。僕の試合のことを気にしてくれている変態の皆さん、いつもありがとうございます──ですかね(笑)」

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■DEEP108計量結果
<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理:70.3キロ
[挑戦者] 石塚雄馬:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.6キロ
上迫博仁:70.25キロ

<フェザー級/5分3R>
中村大介:66.3キロ
ユータ&ロック:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗:61.6キロ
内山拓真:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
本田良介:57.1キロ
杉山廣平:56.95キロ

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス:52.3キロ
ARAMI:52.25キロ

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:119.9キロ
アンディコング:96.4キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.7キロ
海飛:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
原虎徹:57.0キロ
風我:57.1キロ

<バンタム級/5分2R>
山本有人:61.55キロ
濱口奏琉:60.95キロ

<ライト級/5分2R>
泉武志:70.8キロ
野村駿太:70.75キロ

<フェザー級/5分2R>
劉獅:66.1キロ
鷹辰:66.0キロ

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【DEEP108】計量終了 上迫博仁「明日の自分にワクワクします」✖北岡悟「言いたいことはありません」

【写真】上迫のマイクをご覧の表情で聞いていた北岡。真意は不明(C)MMAPLANET

10日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP108 IMPACTの計量が中野区中野サンプラザ15階で行われた。

全12試合、24選手が1度目の計量でクリアし明日に臨むこととなった。

それぞれが明日への抱負を語る中で、上迫博仁と対戦する北岡は「この場で話すことない」とピシャリと言い切った。また、あまり触れたくないおかしな空気だったのがアンディコングは覆面を被り、ブラジル国旗のショーツを着用して……ロシアン・スタイルと口にしたり、対戦相手の赤沢幸典も思わず吹き出して中指を立てた。

以下、出場全選手の明日への意気込みをお届けしたい。


石塚雄馬
「連勝をしてこういったタイトルマッチという大きなチャンスを頂きましたけど、自分はもう新人ではないので。負けたら後がないという覚悟でやっています。明日、勝つか負けるかで今後が大きく変わって来ると思っていますので、ぜひ頑張りたいと思います」
大原樹理
「やることはいつも通りですので、普通に蹴散らしてしっかりとベルトを防衛します」

上迫博仁
「久しぶりの試合になるんですけど、明日の自分にワクワクします。楽しみたいと思っているので、皆さん、応援よろしくお願いします」
北岡悟
「この場に特に言いたいことはありません」

ユータ&ロック
「明日は自分へも、中村さんへも厳しく攻めていこうと思います。宜しくお願いします」
中村大介
「色々なことが起こっているんですけど、明日こうして大会があって42歳にもなって、まだ現役でフェザー級で強いユータ選手と試合ができて本当に幸せを感じています。明日はいつも通り、自分のプロレスリングを思い切りぶつけて一番DEEPを楽しみたいと思います」

内山拓真
「明日はボンサイの強さを見せつけて、僕が勝ちます」
渡部修斗
「3年振りにDEEPで試合ができて嬉しく思います。あとは自分がやってきたことを信じて、自分らしく全力を尽くして戦います」

杉山廣平
「DEEPフライ級、僕に注目してください。明日の試合、見てください」
本田良介
「フライ級盛り上がっているんですけど、しっかりと差をつけて本田良介が要るんだぞっていうところをしっかり見せつけます」

ARAMI
「水抜きし過ぎて声が返れているので手短に。戻ってこられて嬉しく思います。ちょっとケガをしていて1年ぐらい出られなかったのですが、こんな大舞台を用意してくださったDEEPの方々に感謝しています。応援して下さる皆さん、明日は楽しい試合をするので、皆さんも楽しんでください」
ケイト・ロータス
「前回負けてしまったにもかかわらず、大きな舞台を用意してくださったDEEP関係者の皆さま本当にありがとうございます。ここ数日、少し暗いニュースが続いていると思うんですけど、明日は少しでも見てくれている方が明るくなれるような試合ができたらなって思っております」

アンディコング
「明日は俺の日ですぅ。殺すか。ロシア・スタイルでいますよぉ。564、83」
赤沢幸典
「なんか明日はアンディ選手の日なんで、みんな楽しみにアンディ選手がケージでぶっ倒れているところを見てください。多分、大の字に倒れると思うんで。1Rで終わらせます」

海飛
「明日もしっかり丁寧に勝つので。応援よろしくお願いします。押忍」
雅駿介
「盛り上げて勝ちます。最高の日にします」

風我
「ちょっとお姉ちゃんが有名になっていて。自分、負けたくないんで。今、2連勝中……まだたった2連勝なんで、お姉ちゃんの6連勝、とりあえずそこを目指して頑張っているんで、明日も勝ちたいと思います」
原虎徹
「前回、情けない試合をしたので今回、階級も変えてしっかりと自分の実力を見せて勝ちたいと思います。以上です」

濱口奏琉
「デビュー戦なんですけど、圧倒して勝ちたいと思います」
山本有人
「明日は濱口選手のデビュー戦、しっかりと躓いてもらおうと思っているんで、よく見てください」

野村駿太
「明日、しっかりと勝って上まで駆け上がっていくので応援よろしくお願いします」
泉武志
「ここまでやってきたことを明日はしっかりと出して、勝ちたいと思うのでよろしくお願いします」

鷹辰
「今回、急な代打っていう形で出させてもらうんですけど、本来自分はこんな大きな大会に出させてもらうようなレベルでないと思います。けどしっかりと劉獅の相手になって、しっかりと盛り上げて、第1試合からバチバチの試合を見せたいと思います。劉獅選手、元警察官と聞いているんですけど、自分は昔、凄くお世話になりました(笑)。今は三児の父として頑張っています。長くなりましたが、しっかり第1試合から盛り上げますんで、皆さん宜しくお願いします」
劉獅
「1週間前ぐらいに相手がケガをしてしまって。急なオファーを受けてくださった鷹辰選手、ありがとうございます。今回、劉獅という名前でやらせてもらうんですけど、高塩竜司では勝ったり負けたりで。良い試合もたくさんしてきたと思うんですけど、勝ったり負けたりで波があるということで。劉獅になった俺は強いんだよというところをまず、しっかりと証明したいと思います。倒すというようり、しっかりと制圧します」

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■DEEP108計量結果
<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理:70.3キロ
[挑戦者] 石塚雄馬:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.6キロ
上迫博仁:70.25キロ

<フェザー級/5分3R>
中村大介:66.3キロ
ユータ&ロック:65.6キロ

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗:61.6キロ
内山拓真:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
本田良介:57.1キロ
杉山廣平:56.95キロ

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス:52.3キロ
ARAMI:52.25キロ

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典:119.9キロ
アンディコング:96.4キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.7キロ
海飛:61.6キロ

<フライ級/5分2R>
原虎徹:57.0キロ
風我:57.1キロ

<バンタム級/5分2R>
山本有人:61.55キロ
濱口奏琉:60.95キロ

<ライト級/5分2R>
泉武志:70.8キロ
野村駿太:70.75キロ

<フェザー級/5分2R>
劉獅:66.1キロ
鷹辰:66.0キロ

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【DEEP108】佐伯繁代表インタビュー最終回「北岡悟✖上迫博仁は、人間味のある試合になる」

【写真】1分けを挟み6試合、勝ち星のない北岡の現状を鑑みた上でのセミファイナル出場。これも佐伯イズム(C)MMAPLANET

10日(日)、東京都文京区のTDCホールでDEEP108を主宰する佐伯繁代表インタビュー最終回。

勝負論だらけのラインナップにあって、密かな話題を呼ぶ中村大介✖ユータ&ロック戦。それでも大会のヘッドラインはDEEPライト級選手権試合であり、セミファイナルは北岡悟✖上迫博仁のライト級戦が組まれた。

この2つのカードへの想いが、佐伯イズムの表れだ。

<佐伯繁インタビューPart.02はコチラから>


──ユータ&ロック✖中村大介戦、佐伯さんの話を伺っているとさらに期待度が上がります。

「いや、でもね……この試合、発表すると意外と反応が良かったです(笑)」

──意外と(笑)。

「だから時代背景とタイミングが合致したんだと思うんですよね。ユータ&ロックがバズっています(笑)」

──一時期のフェザー級の盛り上がりがあり、やや出尽くした感があるなかで最強幻想が現れたと。

「本当にそうですね。ただ、今大会はその上に2つありますからね」

──北岡悟選手と上迫博仁選手の後がない対決がセミです。

「ここは正直、悩みました。この位置で戦う理由は、2人とも元チャンピオンだからです。結局、現役のチャンピオンもそうだしベルトを巻いたことがある選手の試合は上位にきます。そこでいえば大原樹理選手と石塚雄馬選手のタイトル戦がメインでは、弱いという指摘も受けました。注目されやすいのはユータ&ロック✖中村大介かも知れない。

ホントにメインが終わったあとの会場の雰囲気が、大会の評価になりますし。そういうなかで北岡選手と上迫選手の試合は、ここかなと。厳しい状態に2人ともあります。だからこそ、あえてセミで組んだというのもあります。この試合はどちらが勝っても、最後は人間味が出るような試合になるんじゃないかと思って」

──そして、注目はより北岡選手に集まると思います。今の北岡選手が、どこまで戦えるのかと。

「そこ関しては、北岡選手の方からかなり早い段階で7月に試合がしたいという風に言っていたのですが、対戦相手はタイミング的に上迫選手が浮上したということですね。正直に言って、上迫選手は手強いです。今の北岡選手と上迫選手が戦うという試合については、僕も色々と考えました。

そういう空気に反応するのが、何よりも北岡選手ですよね。だから、他に候補もいたなかで一番手強い選手と戦いたいという気持ちを持っているのが北岡悟なんだなって。一番危険な相手と戦いたいと……」

──北岡選手らしいですが、やはり名前のある選手がキャリアの終盤でどういう風な相手とどうのように戦うのか。ファンも色々な感情があって、とにかく見るんだ──という風になるのでしょうね。

「実際、そういうことだから他の選手だって提案しましたよ。で、結果としてこうなりました。今日ぐらいに煽りVが挙がってくるはずですが、ほとんど何も話さないです」

──それは自分たちも経験上分かります。だからもう、試合を見るしかない。そういう報じ方もあるかと……逃げかもしれないですが。

「分かります。うん、それは分かります。だからこそ、分かりやすいVになったと思います。ただ上迫選手も結構、切羽詰まっていますよ。それがVTRで口にしている『ギリギリでも、判定でも何でも良いから勝ちたい』という言葉に表れています。お互いそうだと思いますが、北岡選手にとって欠点の無いタイプの上迫選手との試合は厳しいモノになるでしょうね」

──押忍。そしてメインです。大原選手は今も試合をどんどんしたいということなのでしょうか。

「ハイ。でもRIZINで負けていなくて、これもタイミングが合わないという部分はどうしても出てきてしまっていました。でも、大原選手は常に試合をやりたいんですよ。減量がそれほどないから、いくらでも戦いたいタイプで。

今、DEEPで試合をするとなると川名TENCHO雄生選手にも勝って連勝中の石塚選手の挑戦を正規王者として迎え撃つ……変わり種で相手を持って来ることもできたのですが、しっかりと勝って上がってきた石塚選手とタイトルマッチで戦うのが一番良い形と思って、話をさせてもらいました」

──RIZINで活躍しても、大原選手はそのスタンスを持ち続けているのですね。

「いやぁ、余りにもその気持ちが強いから、『少しは休んで』って言っちゃいますよ(笑)。チャンピオンだし、どの相手とも戦えるわけじゃないです。だから、なかなか簡単じゃないんですよ(苦笑)。どんどん試合をしたいと言ってくれても。

それに前回のアキラ戦があったように、やっぱり大原選手は勝ち方が問われる。石塚選手はようやく手に入れたチャンス。きっと最後のチャンスだと思っているはずです。修斗の前世界王者の川名選手を初めてスタンドでKOしたわけですし、挑戦者に相応しい。しっかりとしたメインイベントになるのかな──と僕は思っています」

──最終的に結果を残してきた人が、収まるところに収まっている佐伯イズムです。

「好みで試合は組めないですから。正直、なかなか大変な選手もいますよ。だからって試合を組まないという選択はないです。それはない。必要な選手には試合をしてもらいたいですからね。そこは間違いなく、向き合ってくれる選手とは僕はやっていきます。

そうでないと、嫌いじゃないけど変わり者のDJ.taikiと向き合っていないでしょ(笑)。

好き嫌いだけでマッチメイクはできない。これまでの実績や貢献も考慮しますし、同時にここから上がっていこうという選手たちには、戦う必要がある相手との試合は避けられないとは伝えたいです。

だから前の試合で負けている選手がタイトルマッチとか、そういう風にはいかないですよ。正直、RIZINに出たことで勘違いしちゃう選手もいます。でも、ちゃんと地に足をつけて……RIZINから望まれる選手になってほしい。そういうことを、凄く感じる近頃です」

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP108対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 石塚雄馬(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
上迫博仁(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
ユータ&ロック(日本)

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗(日本)
内山拓真(日本)

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
杉山廣平(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
ARAMI(日本)

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
アンディコング(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
海飛(日本)

<フライ級/5分2R>
原虎徹(日本)
風我(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
濱口奏琉(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分2R>
劉獅(日本)
鷹辰(日本)

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【DEEP108】石塚雄馬の挑戦受けるライト級正規王者─大原樹理「DEEPのベルトは誰にも渡す気はない」

【写真】言葉の端々の自信が感じられる──ミスターDEEP直前の大原樹理(C)SHOJIRO KAMEIKE

10日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP108のメインイベントで、DEEPライト級王者の大原樹理が、石塚雄馬を挑戦者に迎えて初防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

昨年7月に暫定王座を獲得した大原は、今年3月に正規王者の武田光司がベルトを返上したため、大原が正規王者に認定された。これまで勝利と敗北を繰り返してきた大原は現在、DEEPとRIZINで7連勝中。大原の中で、どのような変化があったのだろうか。そしてホームであるDEEPのベルト防衛戦で、大原が王者として目指すものとは。


――次の試合に関するお話を聞く前に……お名前の表記が「樹里」から「樹理」になっていますが、改名されたのでしょうか。

「いえ、実はもともと本名は樹里ではなく樹理なんです。たぶん『じゅり』と打ち込んだら最初に変換されるのが里のほうなので、みんなそっちを使っていたと思うんですよね。表彰状とかは樹理で書いてもらっていました。まぁ、どっちでもいいかなぁと思いながら(笑)」

――DEEPからのリリースも今回から「樹理」となっていますので、MMAPLANETでも今後は大原樹理と表記します。その大原選手が保持しているDEEPライト級王座は、今年3月に正規王者の武田光司選手がベルトを返上し、暫定王者であった大原選手が正規王者に認定されました。

「できることなら統一戦で正規王者になりたかったです。でも、こうなった以上は仕方ないので……。まずは欲しかった正規王者の肩書を取ることはできたので、これから正規王者として頑張っていきたいです」

――武田選手にリベンジしたいという気持ちは、今でも持っていますか。

「何て言うんでしょうね……。これは当事者同士しか分からない気持ちかもしれないです。リベンジしたい気持ちはありますけど、今後もう交わることはないだろうなと思っています。それでも正直なところ、今はオレのほうが上だと思っていますから。もし今、試合することがあれば――3回負けても4回目に勝てば、それが勝ちですからね」

――2019年12月の武田戦で敗れて以降は7連勝しています。この期間に大原選手の中で、何か大きな変化などはあったのでしょうか。

「前チャンピオンに負けて、よりベルトへの執着心が強くなったことが一つあります。あとはお世話になっている接骨院で毎朝、体幹トレーニングを見てもらっていて。その影響がすごく大きいなと思っています」

――体幹トレーニングですか。ここ最近の試合で大原選手のスタンスが変化してきていて、オーソドックスでもサウスポーでもなく、正面立ちに近いスタンスでナックルを当てきるパンチが増えているように思っていました。

「あぁ、そうですね。ここ2年ぐらい体幹トレーニングをやっていて、その効果が少しずつ出てきています。おかげで以前よりも強いパンチを打ち込むことができていると思いますね。あとはパンチと蹴り、蹴りとパンチの繋ぎも良くなりました。どんな体勢からでも強く殴ることができています。

完全な体幹トレーニングなので、外の筋肉ではなくインナーマッスルを鍛えているんですよ。身体の大きさはそんなに変わらないんですけど、組まれた時に倒されにくくなりましたし、倒されても立ちやすくなったりとか。そういったところが、だいぶ変わりました」

――それは大原選手にとって、大きな自信に繋がっているのでしょうか。

「はい。RIZINの2試合は、その成果が大きく出ていたと思います。毎朝毎朝、キツいトレーニングで……。トレーニングは1日30分ぐらいなんですけど、その30分はエグいぐらい追い込まれています」

――体幹トレーニングを始める前は、そういった体づくりは取り組んでいなかったのですか。

「……筋トレが嫌いなんですよね(苦笑)。それで先生に1日15分から30分ぐらいならできるだろうと言われて、短い時間でキツいメニューをやることになりました」

――その結果7連勝を飾っていますが、ご自身の中では過去のインタビューで発言している、ミスターDEEPに近づいていると思いますか。それともすでに……。

「まだ近づいている段階かなぁと思います。どうなったらミスターDEEPなのかと言われたら、DEEPと聞いたら誰の名前を連想するのか、ということだと思うんですよ。その点でいうと、まだDEEPと聞いたらいろんな名前が出て来るじゃないですか。皆が皆、DEEP=大原樹理だと思ってくれたら、ミスターDEEPになれるのかなと」

――今回はDEEPのビッグマッチでメインを務める。それもミスターDEEPへの階段を一歩ずつ上っているのではないかと思います。

「DEEP100回目の大会で自分はセミに出たんですけど(2021年2月のDEEP100で北岡悟にKO勝ち)、あれから5戦やってビッグイベントのメインを任せてもらえるようになった。そこは少しだけ成長できたのかなって思います」

――今回の試合にあたり、DEEP佐伯代表からは、どのように声をかけられたのでしょうか。

「それが試合順を聞いたのは、煽りVを撮っている時だったんですよ(笑)。しかもプレッシャーをかけられました。興行が成功するか失敗するかはメインにかかっているから、って。『頑張りまーす』と答えましたけど(苦笑)」

――現在の大原選手にとっての目標は、DEEPのベルトを防衛することなのでしょうか。それとも他の舞台で勝つことですか。

「RIZINで勝つことは、素直に嬉しいですよ。見ている人の数が違うし、勝てば反響も大きいので。でもDEEPで勝ってもRIZINで勝っても、応援に来てくれる人や親、彼女はみんな喜んでくれる。それが一番だし、やっぱり自分の中ではDEEPのベルトを防衛することが大切なんです。10年以上このベルトを追いかけてきて、やっと獲ったものですから。たとえRIZINに出続けることになっても、DEEPのベルトは誰にも渡す気はないです」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP108対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 石塚雄馬(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
上迫博仁(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
ユータ&ロック(日本)

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗(日本)
内山拓真(日本)

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
杉山廣平(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
ARAMI(日本)

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
アンディコング(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
海飛(日本)

<フライ級/5分2R>
原虎徹(日本)
風我(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
濱口奏琉(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分2R>
劉獅(日本)
鷹辰(日本)

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【DEEP108】本田良介戦へ、杉山廣平─02─「負けたとしても胸を張れるような試合、そのために頑張ろう」

【写真】上の言葉は勝敗を度外視しているわけでは決してない。勝つために覚悟を決めた言葉だ(C)MMAPLANET

10日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP108で、本田良介と対戦する杉山廣平のインタビュー後編。

これまでの杉山のキャリアは、決して平坦なものではなかった。連勝のあとに連敗を喫すること3回――本人が言うとおり、他のトップ選手と比べてれば出遅れているのかもしれない。しかし、その差を埋めようと千葉へ移り、DEEP初戦で勝利を収めている。そこで杉山に心境の変化と本田戦について、そして今後の目標を訊いた。

<杉山廣平インタビューPart.01はコチラから>


――これまで杉山選手は3回、2連敗を喫しています。ご自身の中で1敗だけでなく2連敗となる要因は何かあったのでしょうか。

「ありますね。2連敗した理由というより、3連敗って結構キツいじゃないですか。だから3連敗は絶対に避けたい、っていうプレッシャーがありました。それと負けるたびに、何か得られるものや変わるものがありますよね」

――負けて得られるもの……それが2021年3月の伊藤戦でKO負けしたあと、千葉へ練習環境を移したことだったのですね。また、それまでパンクラスを主戦場としていて、昨年9月の駒杵戦からDEEPで戦うこととなりました。DEEPについては、どのような印象を抱いていましたか。

「当時はまだDEEPのフライ級が、それほど盛り上がってはいなかったですよね。だから印象というのは特になかったです。でも駒杵戦の日のメインが暫定フライ級タイトルマッチで、自分がRIZINで負けていた伊藤にも借りを返したいっていう気持ちがありました」

――そのDEEP初戦で駒杵選手に勝利したことは、ご自身にとっては大きな自信になったでしょうか。

「はい。正直、駒杵選手のことはよく知らなかったんです。でも噂では、結構強いぞって聞いていました。Fighting Nexusでチャンピオンになっていて、僕との試合がDEEP初戦で。僕もDEEPで試合するのは初めてだったし、強いという噂を聞いていたので、プレッシャーはありました。そのなかで勝ち切ることができたのは、すごい自信になりましたね」

――2連敗後のDEEP初戦、そして相手が他プロモーションの王者ということで、プレッシャーは大きかったのですか。

「そうですね……プレッシャーというか、格闘技って自分との戦いだと思うんですよね。試合の日に、いかに自分を出すことができるか――そこが勝負だと考えていて。あの日は自分に勝つことができたんじゃないか、という感じです」

――それまでの敗戦は、つまり自分に負ける時があったのですね。

「負けたらどうしよう、とか試合前に思うことがありました。試合で負けて泣くことも多かったですし」

――えっ、それは意外です。

「でもUFCとかを見ていると、負けた選手も胸を張っていて。最後は自分に勝った選手と握手をしているじゃないですか。最近は負けて引退する選手も多いけど、みんな胸を張ってケージを降りていますよね。自分もそうなりたいと思ったんです。そのためには、試合でしっかりと自分のパフォーマンスを出すことが大事なんじゃないのかな、って。だから、負けたとしても胸を張れるような試合をしよう、そのために頑張ろうと思いました」

――現在の練習環境であるパラエストラ千葉ネットワークには、軽量級の強豪が揃っています。そういった強豪との練習のなかで、自分に負けることもないですか。

「いや、もうね……自信を失くしますよ(笑)。アハハハ、でもその中でも自分との勝負だと思っているので。自分を磨くことができるように練習しています」

――なるほど。試合のお話に戻ると、初戦が駒杵戦で次が本田戦というのは、噂されるDEEPフライ級GPへの出場者決定マッチの様相を呈しており、かつ杉山選手への期待もうかがえます。そこで大事な一戦となる次の試合、本田選手の印象を教えてください。

「諦めない、すごく気持ちが強い選手だと思います。毎回激闘になって、そのなかで絶対に気持ちが折れない。たとえ怪我をしても勝ち切っている選手ですよね」

――本田選手も前の試合で駒杵選手に勝利しています。その内容は、まさに気持ちが折れずに逆転のKO勝ちを収めていました。お互いに同じ相手と試合をしているということで、見えてくるものはありますか。

「参考にするとしたら……今言われたように、前回は途中まで駒杵選手が勝っていた試合だったじゃないですか。最後、駒杵選手にミスがあってKOされたという感じで。僕は駒杵選手にフルマークで勝っていますよね。だから自分と本田選手では、レベルの差があるんじゃないかと思っています」

――では本田戦に向けて、意気込みをお願いします。

「相手は気持ちの強い選手です。また自分との戦いになると思います。ここでしっかり勝って、このフライ級でトーナメントが行われるなら、その火付け役になっていきたいです」

――本田戦、そしてDEEPフライ級での戦いを経て、その先の目標はありますか。

「今はDEEPのチャンピオンになることだけです。他は考えていないですね。DEEPのベルトを獲ったら、もうあんまりやりたくないですね(苦笑)」

――もうやりたくないとは?

「何て言うか、DEEPのチャンピオンになって、防衛し続けてチャンピオンのまま辞めたいっていう気持ちがあるんですよ。千葉に来て、それだけDEEPのチャンピオンになることに懸けていますから」

■パラエストラ千葉ネットワーク 鶴屋浩代表の杉山廣平評
「ウチに来て太田忍、怜や扇久保博正と組んで練習していて、今もどんどん強くなっています。楽しみにしてほしいですね。次もすごく良い試合になると思います」

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP108対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 石塚雄馬(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
上迫博仁(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
ユータ&ロック(日本)

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗(日本)
内山拓真(日本)

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
杉山廣平(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
ARAMI(日本)

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
アンディコング(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
海飛(日本)

<フライ級/5分2R>
原虎徹(日本)
風我(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
濱口奏琉(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分2R>
劉獅(日本)
鷹辰(日本)

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