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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 アレックス・ペレス アレッシャンドリ・パントージャ マテウス・ニコラウ ムハマド・モカエフ リッキー・シモン

【UFC ESPN55】パワフル&スピーディー=アレックス・ペレスが、2Rにマテウス・ニコラウをKO

<フライ級/5分5R>
アレックス・ペレス(米国)
Def.2R2分16秒by KO
マテウス・ニコラウ(ブラジル)

間合いを測る両者。ペレスが前蹴りを繰り出す。届かない位置でジャブを見せる両者、ペレスがローを蹴る。右ボディと左オーバーハンドのコンビで前に出たペレスが、腹を連続で殴ると最後は右アッパー。ニコラウの左ジャブから、右を伸ばす。ステップインにショートのワンツーを入れたニコラウだが、ペレスは再びボディと顔面のコンビを決め右カーフを蹴る。ペレスのローにニコラウはワンツーをクリーンヒット。ペレスは右カーフを入れる。ニコラウが右ローを蹴り返し、初回が終わった。

2R、ワンツーから右カーフのペレスは、1R同様にボディアッパーとオーバーハンド、そしてアッパーのコンビを繰り出す。続いて右ボディ、左フックを決めたペレスに対し、ニコラウは大きく左に回るとステップインから右をかわされる。ワンツーの左フックを打たれたニコラウが姿勢を乱しい、下がる。そして──ケージに詰まったニコラウに右のダブルから左を見せ、右フックを打ち抜いてKO勝ちを決めた。

「最高の気分だ。皆、デイヴィドソン・フィゲイレド、アレッシャンドリ・パントージャ、ムハマド・モカエフ戦の3連敗のことを口にしていたけど、3週間のキャンプをやり切った。厳しい時をジムで過ごし、コーチと一緒にやってきたから今回の5万ドルを貰えるようなKO勝ちできた。3Rでも5Rも構わない、この僕のスタイルはコリン・オーヤマ・コーチ、柔術コーチのジヴァ・サンタナと創り上げ、ベストトレーニングパートナーのリッキー・シモンがサポートしてくれた。コリンはメンタル面でも支えてくれた」とカムバックを果たしたペレスは話した。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 アリアネ・リプスキ カリーネ・シウバ

【UFC ESPN55】蹴りの応酬→TD&ポジション奪取のカリーネ・シウバが、アリアネを下し4連勝

<女子フライ級/5分3R>
カリーネ・シウバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
アリアネ・リプスキ・シウバ(ブラジル)

カリーネの左ミドルをキャッチして、軸足払いを狙ったアリアネ。二段蹴りで前蹴りを繰り出したカリーネは、スイッチしての蹴りも繰り出す。アリアネの右にダブルレッグを合わせたカリーネがテイクダウンを決め、離れてローを蹴っていく。ここから足を捌いてパスを決めたカリーネは、上四方でノースサウスを狙いつつ、一気にマウントを取りに行く。

ここは足を入れたアリアネは、スイープ狙いから胸を蹴り上げてる。後方に倒れたカリーネ、逆に立ち上がったアリアネがローから飛び込んでパンチを落とす。カリーネはラバーガード、ミッションコントロールからハイガードもクローズを取ってラウンド終了を迎えた。

2R、跳び前蹴りで距離を詰めたカリーネだが、アリアネがワンツーから左ロー、右ボディストレートを入れる。さらに右ハイを蹴ったアリアネは、続く左ミドルをキャッチされてエルボーを狙う。組んだカリーネがテイクダウンからバックへ。上を向いたアリアネはエルボーを落とされる。初回と同様にマウント狙いに足を戻したアリアネは、ここで足関節を狙い50/50を取る。足を抜いた立ち上がったカリーネは、アリアネの立ち上がり際に右ミドルを蹴り込み、そのままバックを取る。

後方に倒れ込んで寝技に持ち込んだカリーネはワンフック、アリアネはヒザ十字狙いから後方にエルボーを入れて時間に。

最終回、蹴りから右を出し合った両者。アリアネが右ストレートをヒットさせ、間合いを嫌がったカリーネが一旦離れる。再び蹴りの距離となり、アリアネが右の前蹴り、左ミドルを蹴るとワンツーへ。カリーネは左ミドルをキャッチしてバックを伺う。正対したアリアネがケージに押し込みヒザ蹴りから離れる。アリアネは左ボディを振るうが、疲れも見られる。そこに左ハイを狙ったカリーネに対し、アリアネも右ミドルを入れワンツーへ。ここで組んだカリーネはケージに押し込まれるも、ボディロック&小外でテイクダウンを決める。

スクランブルでバックに回ったカリーネは、ボディトライアングルでホールドしてタイムアップとなり3-0の判定勝ちを収め、UFC4連勝とした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 ウロス・メディッチ ティム・ミーンズ

【UFC ESPN55】ティーム・ミーンズの踏み込みに左アッパーを合わせたウロス・メディッチがTKO勝利

<ウェルター級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
Def.1R2分09秒by TKO
ティム・ミーンズ(米国)

ジャブで距離をつめて組んだミーンズが、メディッチをケージに押し込む。ウィザーのメディッチはせいたいすると、体を入れ替えて左エルボーを打つ。離れてジャブを当てたメディッチに対し、ワンツー&ヒザ蹴りで組んだミーンズがここもケージに押し込む。メディッチの小手投げから再度クリンチの攻防も、ミーンズが離れる。そのミーンズのステップインにメディッチが左アッパーを合わせる。腰から崩れ落ち左のパウンドを打たれたミーンズを見て、レフェリーが試合を止めた。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 オースティン・ハバート ミハウ・フィグラック

【UFC ESPN55】15分間の鍔迫り合いはオースティン・ハバートが29-28×3でミハウ・フィグラックを下す

<ライト級/5分3R>
オースティン・ハバート(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ミハウ・フィグラック(ポーランド)

すぐに近い距離での打撃戦となり、フィグラックが右カーフを蹴る。ハバートは前蹴りを繰り出すが、フィグラックはローを続け、ワンツーを入れる。右オーバーハンドで前に出るなど圧を高めるフィグラックは、ハバートのシングルからスイッチしたダブルレッグを切る。ハバートはボディストレートを伸ばすが距離がやや遠いか。それでもフィグラックの右にハバートはダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。

すぐに立ち上がったフィグラックはジャブから右を入れる。そして右カーフを入れると、右の蹴りから右ストレートをヒットさせる。ハバートも右を返し、組みのフェイクを織りまぜ右ストレートを当てる。フィグラックは右オーバーハンドを振るい、互いにペースを掴もうとする初回が終わった。

2R、すぐに前蹴りを蹴ったハバート。フィグラックはジャブを当て、パンチから蹴りのコンビをかわす。ジャブを受けながら前に出るフィグラックが左インロー、ハバートは右フックから左ハイを狙う。シングルをスプロールしたフィグラックは、ジャブは当たるが右が届かない。逆に変則の構えでジャブだけでなく右も近い距離で当てるハバートだが、左エルボーを打たれる。左ストレートから左ミドルをスイッチして決めたハバートは、シングルレッグをがぶられる。離れたフィグラックは初回ほど手が出ない。それでもジャブの相打ちを含めジャブを当てるフィグラックがリードフックを届かせたが、一進一退で判断が難しいラウンドとなった。

最終回も即、近い距離で拳を交換する両者。ハバートが右を当て、フィグラックもここで右を当てる。シングルのフェイクを見せるハバートは右ミドルを蹴られ、左の蹴りを返す。とフィグラックは近い距離で組みつき、バックに回る。ケージに押し込み、離れ際にフィグラックは右を放った。ハバートはジャブを当て、右を受けても右を打ち返す。インパクトに差は長いが、手数でハバートが上回るなかフィグラックはシングルから2度目のバックコントロールへ。

ここも右を打って離れたフィグラックがダブルジャブ、ハバートが右ボディストレートをう打つ。フィグラックはワンツーで前に出て、勢いでう回り始める。と、ハバートもシングルでテイクダウンしスクランブルでバックへ。後方に倒れ込みながら、起き上ってトップ狙いのハバートに対し、フィグラックも譲らず立ち上がる。

クリンチの攻防から距離ができると、右で前に出たフィグラックがハバートのシングルをがぶったところでタイムアップに。一進一退、互いに自分の流れとすることも、相手のペースにされることもないまま15分を戦った結果、ハバートが3-0の判定勝ちを手にした。


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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 クリス・パディーヤ ハメ・ジョントップ

【UFC ESPN55】要所のTD奪取、3度目のTDからパウンド&RNC。パディーヤが体重超過のジョントップ下す

<156.5ポンド契約/5分3R>
クリス・パディーヤ(米国)
Def.1R4分33秒by RNC
ハメ・ジョントップ(ペルー)

ジョントップの計量失敗で、キャッチウェイトとなった一戦。右ローを空振りしたタイミングでスイッチしたジョントップが、すぐにオーソに戻す。パディーヤが右カーフ、構えを変えて戦うジョントップは右前蹴りを繰り出し、左ローから右ローへ。パディーヤは一気のダブルレッグ・テイクダウン、直ぐに立ち上がったジョントップにエルボーを入れて離れる。

ローから左ジャブを伸ばしたジョントップに対し、パディーヤが右ストレートをヒット。ジョントップの右ストレートからヒザ蹴りに再びパディーヤはダブルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。パディーヤは抑える気がなく、試合はスタンドに戻る。ジョントップは左ボディから右をヒット。しかし、パンチのコンビで前に出たジョントップの左ミドルをキャッチしてテイクダウンしたパディーヤは、ここでパウンドを選択。立ち上がろうとしたジョントップのバックを制し、両足をフックするとRNCでタップを奪った。


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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN UFC UFC ESPN50 UFC ESPN55   アリアネ・リプスキ アレックス・ペレス ウロス・メディッチ オースティン・ホバート オースティン・レーン カイオ・マシャード カリーネ・シウバ ガブリエル・ベニテス キック ジョナサン・ピアース ジョナタ・ジニス ティム・ミーンズ デミアン・マイア デヴィッド・オナマ ドンテイル・メイス ハニ・ヤヒーラ ビクター・ヘンリー ボクシング マァフゥシャトゥ マテウス・ニコラウ 食事

【UFC ESPN50】ハニ・ヤヒーラと対戦、ビクター・ヘンリー「こっちからサブミッションを仕掛ける」

【写真】ビクターは135.5ポンド、ハニは136ポンドで計量をパスしている (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN55「Nicolau vs Perez」が開催され、ビクター・ヘンリーがハニ・ヤヒーラと戦う。
Text by Manabu Takashima

柔術家として、柔術の技術でUFCを戦い続けるハニのスタイルに最大の経緯を払うビクターは、そんなハニに勝つには掟破りのサブミッションを仕掛けることを明言した。


──ビクター、うっすら汗が見えますね。

「そうなんだ、体重を落としている。もう痩せっぽっちだ(笑)。ドライアウトはそれほどしなくて、水をメチャクチャ飲んでいるんだよ」

──ウォーターローディングですね。

「大体1日に2ガロンほど、飲んでいるよ」

──7.5リットルも!!

「食事は本当に少ない量しか摂っていなくて、あと13ポンド落とすんだ」

──そんな時にインタビューを受けてくれてありがとうございます。ところで前回のジャビット・バシャラットとの試合は、急所蹴りでノーコンテストという残念な結果に終わりました。

「1R、彼は足なのかミドルなのか。それほど低くない蹴りを使ってきて、それがかすったんだよ。ファールカップがずれて、位置を戻した。そしたら2Rになって、今度はモロにカップを蹴られ耐えがたい痛みに襲われた。もう、アレで全てが終わったよ。凄く残念な結果に終わったけど、これもファイトだ。それにジャビットも狙って蹴ったわけじゃないしね。

4日間、腫れて歩くこともできなかった。それでも動けるようになったら、すぐにトレーニングに戻ったけどね。そういうことだよ。今は全く問題ない」

──ああいうアクシデントで試合が終わった時、仕切り直しのリマッチを戦いたくなかったですか。

「それはUFC次第だから。僕の方から誰かと戦いたいと言ったことはない。誰とでも戦うし、もちろんちゃんとした額のファイトマネーが支払われるならということだけどね。でも、僕の方から誰かにチャレンジするとかっていう気持ちはないんだ」

(C)Zuffa/UFC

──ビクターとハニ、日本のファンが思い入れのある選手同士の対戦となりました。

「僕もハニも日本で戦ってきた歴史がある。ただ、それよりもハニという自分が何をすべきかを理解しているファイターと戦えることが楽しみでならない。彼はPRIDEの時代のオールドスタイルを知っている。そういう経験をしてきた選手と戦えることもワクワクするんだ」

──ホイス・グレイシーの時代と違い、誰もが柔術を知っている中で柔術だけでUFCを戦い抜いているハニをどのように思っていますか。

「ハニは本当に尊敬に値するファイターさ。ただ今のファイターが皆、柔術を知っているとは思ってない。皆、半柔術なんだよ。サブミッションファイティングはテイクダウン、ポジショニング、サブミッションという流れでもない。テイクダウン、ポジション、パウンド、そしてサブミッションだ。

みなキックボクシングを続け、パンチを当てるとRNCを狙う。そういう試合ばかりで、彼らが柔術を知っているというわけじゃない。そんななかでハニ・ヤヒーラは数少ない、本当の柔術の使い手だ。デミアン・マイアに並ぶ、MMAで柔術を使いこなすファイターで。本当に凄いと思っている。彼のような拘りを持った選手は凄く重要だ。ハニが何をやってくるのか、相手は分かっているのに止めることができない。凄いことだよ。

今、多くのファイターはただ勝利を目指している。内容は関係ないんだ。ただ勝とうとしている。対してハニは自分が効果的だと信じた技術、柔術を使って勝利を手にしている」

──その意見を持てるビクターは反柔術でなく、柔術が分かっているファイターだと理解して良いですか。

「イエス、ハニ・ヤヒーラほどではないけど、僕は柔術を知っている。僕はレスラーで、キャッチレスリングを通してMMAにおける柔術を理解している。凄くピュアな柔術スタイルをね」

──ビクターもハニも、フィニッシュを目指すというファイト・アイデンティティは同じかもしれないですね。

「もちろん、フィニッシュをするために戦う。しかも、時間はかけたくない。効率く良く稼ぐんだ(笑)。同じ額を手にするなら、短い時間で貰う方が良いだろう(笑)。15分とか25分戦っても、2分でフィニッシュしてもファイトマネーは同額だ。なんで、そんな長い時間戦わないといけない? 当然、少しでも早くフィニッシュする方がエンターテイメントとしても上質だ。

前に日本でRIZIN×Bellatorのショーを観たけど、いくつかの試合は退屈だった。あの時、日本のファンですら携帯に目をやっていたよ。あくびをしながらね。ああいう対抗戦だから、負けらないという気持ちになるんだろうけど、あのファンの反応をみていたら再び対抗戦を組もうとはならないよ」

──ではビクターはどのようにハニとエキサイティングなファイトを披露しようと考えていますか。ハニに勝利するには彼のゲームに付き合わないことが一番です。テイクダウンを切る。突き放す打撃で深追いはしない。寝技には付き合わない。タイロン・ウッドリー×デミアン・マイアのような展開ですね。凄く退屈な試合になってしまいました。

「もちろん、彼の思うように戦わせては勝てない。ハニは低い姿勢で足を取って倒し、抑え込もうとするだろう。でも、そこから逃れる手段はある。それにはハニ・ヤヒーラが何をやってくるのかを理解する必要がある。ただ、逃げようとしてもコントロールされるだけだ。

僕は彼が何を仕掛けてくるから分かっている。対処方法もある。そのなかの一つが、こっちからサブミッションを仕掛けることだ。その機会が訪れれば、サブミッションを仕掛けるのは当然だからね」

──そんなシーンが見られることを楽しみにしています。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「6月22日、ジョシュ(バーネット)がBloodsportを日本で開催するけど、僕も日本に行く予定だ。すぐに皆と会えるね。その前に僕とハニ・ヤヒーラの試合を楽しみにしてほしい。僕らはオールドスクールのMMA、日本で見られた戦いをするから」

■視聴方法(予定)
4月28日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN55対戦カード

<フライ級/5分5R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
アレックス・ペレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン(ブラジル)
バグジン・ガスコフ(ウズベキスタン)

<女子フライ級/5分3R>
カリーネ・シウバ(ブラジル)
アリアネ・リプスキ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョナタ・ジニス(ブラジル)
オースティン・レーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース(米国)
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ウロス・メディッチ(セルビア)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ライト級/5分3R>
オースティン・ホバート(米国)
ミハウ・フィグラック(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
カイオ・マシャード(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ケトレン・ソウサ(ブラジル)
マルニック・マン(米国)

<ライト級/5分3R>
ハメ・ジョントップ(ペルー)
クリス・パディーリャ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
リャン・ナ(中国)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ(中国)
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

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【UFC ESPN55】ビクター・ヘンリーと対戦、極める世界遺産ハニ・ヤヒーラ「極めることが一番安全な戦い」

【写真】柔術をMMAに落とし込んできた年輪が刻まれた――渋い大人になったハニ (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN55「Nicolau vs Perez」が開催され、ハニ・ヤヒーラがビクター・ヘンリーと戦う。
Text by Manabu Takashima

WECがUFCに一本化された2011年からオクタゴンで戦うようになり、12年以上が過ぎ20戦を戦ってきた。完全グラップリング、いや絶対的な柔術スタイルでUFCを戦い続けるハニは今やMMA界の組み付く天然記念物――極める世界遺産といえる。

ある意味、MMA界の奇跡といえるハニ・ヤヒーラは柔術家として21度目のUFCでのファイトに挑む。


──ハニ、お久しぶりです。

「やぁ、元気だったかい?」

――変わりないです(笑)。ハニに最後にインタビューをさせてもらったのが、2021年の11月でした。あれから2年半分、年を取りました。

「ハハハハ。僕もだ。僕もあれから、2年半分年を重ねたよ(笑)」

──ハハハハ。去年の4月にモンテル・ジャクソンにKO負けを喫し、10月のアラテンヘイリ戦もキャンセル。実際のところ、引退してしまうかもしれないと思っていました。

「そうやって心配をしてくれていることに感謝しているよ。これだけ時間を置いたのは、本当に体調の良いときにオクタゴンに戻るべきだと考えたからなんだ。そして、今のコンディションはUFCと契約した26歳の時よりも良いぐらいだよ。しっかりと体の不具合を治し、ファイトキャンプに入る前段階の練習をじっくりとできた。

ただ引退に関しては去年だけでなく、もう何度も考えてきたことだよ。WECがUFCに買収される前ですら、既に考えていた」

──えっ、26歳の時にですか。

「そうだよ。あの時、僕はもう21試合もMMAを戦っていた。何度も手術を経験していたし、このまま現役を続けても体がもつのか。そこは常に自問自答していた。でもUFCとの契約時もそうだし、やっぱり戦うフィールドに気持ちが戻ってしまうんだ。僕の人生のなかでMMAを戦うことが、いかに大きな割合になっているのか。そのたびに、思い知らされたんだ。より強い相手、ビッグファイトをしたい。その気持ちがあるからこそ、ここまで戦い続けることができているんだと思う。

そうだね……26歳の時に初めて引退を本気で考えた。実際、もうその状態に入っていた。それがWECからUFCに契約を移管するファイターのリストに僕の名前もあった。UFCでのファイトは、僕のMMAファイター人生において一番の大きな試合になる。その機会を逃すことはできなかった。結果、UFCで戦うようになり新しい人生を得た。生まれ変わることができたんだ。

そんなUFCでのキャリアも、やはり引退を考えながら積み重ねてきたモノなんだ。30歳という区切りの時も、引退が頭にあった。ジョニー・ベッドフォードに勝った時、これで戦い納めにしようと思った。ただ、戦うことはきっと僕という人間本質なんだ。引退を考える以上に、競争を求めている。いつだって競技者の気持ちでいる。

ただ、戦っていないと生きていけないというわけじゃないんだよ。それなら引退なんて考えない。僕は違う人生を歩める機会も場所もある。でも、結局のところファイトを求めてしまう。そんなことを繰り返していると、ファイトに情熱を傾けることがハニ・ヤヒーラという人間の本質だと思うようになったんだ。試合に出るだけじゃない、試合があるからジムへ行って必死になってトレーニングをする。それが僕の人生で一番大きなパートを占めている。結果、何を求めているんだと言われると、自分への挑戦なんだと思う。だから、今もここにいるんだよ」

──胸に響く言葉です。いやぁ、ハニは格好良いですね。ところでファイトキャンプまではブラジルで過ごしているのですか。

「そうだよ。ブラジリアには自分のチーム、ハニ・ヤヒーラ・ファイティングチームがあるから指導も練習もしている。MMAファイターだけでなく柔術コンペティターも所属していて、打撃コーチ、フィジカル&コンディション・コーチ、柔術インストラクターもいる。僕自身は柔術の練習をよくやっているよ」

――つまり普段は道着を着て練習もしているということですか。

「もちろんだ。毎日、道着を着て練習している」

――おお、ハニは今も柔術家なのですね。

「その通り、柔術家だ。ジウジツ・カという呼び方をしてくれたのは、人生で2人目だ。皆、ジウジテーロと呼ぶようになってしまった。でも、僕は柔術家だ。空手家や柔道家と同じように」

――日本では普通は柔術家と呼ぶので……ジウジテーロですか……。

「そうだよね、柔術家だよ」

――ではATTでのファイトキャンプはどれぐらい行ってきたのですか。

「5週間だよ。素晴らしいトレーニングを積むことができた。最高のトレーニングパートナーがいて、過去に戦ったことがある選手、そして今回の相手と戦ったことがある選手もいる」

――そのうちの1人が元谷友貴選手だと思います。

「そうだ。これまで通りキョージ(堀口恭司)もそうだし、ユーキ・モトヤとも1日に2度練習してきた。モトヤは今、言っていたようにビクター・ヘンリーと戦ったことがあるから、いくつか凄く良いアドバイスしてくれたよ。モトヤが助けてくれて、今回の試合はしっかりと自信を持って戦うことができる。あとはジュンタロウ(牛久絢太郎)もそうだし、最近もう1人日本からやってきた21歳のキッドとも何度か練習をした」

――鶴屋怜選手ですね。

「そうそう、レイ・ツルヤだ。皆、真剣にMMAに向き合うウォリアーだ」

――それにしても打撃が進歩し、テイクダウン防御能力も上がり続けているMMAでハニは、組んで倒してコントロールというハードワークを13年に渡り続け、UFCで20戦も戦ってきたことは凄まじいことかと。

「僕は柔術家だよ。今も柔術を代表してUFCで戦っているつもりだ。柔術が僕をUFCに連れてきてくれて、柔術の技がオクタゴンで戦い続けることを可能にしてくれている。組んで、倒して、極める。それが僕とってはベスト、もっとも簡単に勝利できる戦い方なんだ。だから、僕が勝った試合は一本勝ちが一番多い(UFCで13勝のうち7試合が一本勝ちで、キャリア28勝のうち21試合が一本勝ち)。もう20年以上、柔術をMMAに落とし込むことに人生を賭けてきた。組んでテイクダウンすれば、寝技で仕留める。試合でも練習でも、ずっと続けてきたことだよ」

――とはいえ、世界中のプロモーターが打撃戦を好み、MMAもレベルアップし続けるなかで、このスタイルを貫き通せるのは偉業かと。

「皆、打撃戦が見たい。それは絶対だ。ファンはKOを見たいんだ。でも組んで寝技がなくなれば、もうMMAとはいえない。UFC……MMAは、打撃でKOするだけでなく、組んで倒して極めることができる戦いだ。極めにも、人々は熱狂できる。仮に僕が判定勝ちばかりだと、UFCで戦い続けることはできなかっただろう」

――これだけ組み伏せて極めて勝てるハニなら、パウンドアウトもできるのではないかと。ただ、これまでパウンドで勝ったことはないですよね。

「パウンドを有効に使ったとしても、狙うのはサブミッションだ。殴って勝とうとすると、隙ができる。倒しきれないと、立ち上がられてしまう。つまりドミネイトして、極めることが一番安全な戦い方なんだよ」

――ではビクターとの試合も、倒して極める。その戦い方を貫くと。

「土曜日の夜、良い試合をすること。勝利すること。そしてフィニッシュすること。自信を持って戦うよ。それだけの準備をしてきた。僕の戦いをして、極めるよ」

■視聴方法(予定)
4月28日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

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