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AB MMA o UFC トレイ・ウォーターズ 木下憂朔

UFC298:第3試合・ジョシュ・クインラン vs. ダニー・バーロウ

ウェルター級。

クインランはパンチの強いストライカー。キャリア5戦でコンテンダーシリーズに出場し、47秒でKO勝ち(後に禁止薬物が検出されノーコンテストに)。UFCデビュー戦では相手のローに左をカウンターで合わせて失神KO勝ち。しかし2戦目はファイトウィークに急遽UFCと契約したばかりのトレイ・ウォーターズに、タックルを切られてパンチを貰う展開で判定負けし、MMA初黒星を喫した。キャリア6勝はすべてフィニッシュしての勝利(4KO、2一本勝ち)。31歳。

バーロウは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約。当初はUFC2連敗中の木下憂朔がデビュー戦の相手だったが、木下の欠場によりクインランに変更となった。200cmの長いリーチから繰り出す左のパンチが独特の軌道でよくヒットし、KOに繋がっている。MMA7戦全勝で、うち1RKO勝利が5回。大学時代はバスケットボールでオリンピックを目指していた。28歳。

左ストレートを打ち込むバーロウ。クインランも前手でフックを入れる。バーロウ飛び膝を見せた。ワンツーを入れたバーロウ。クインランは手が出ない。バーロウの打撃を防ぐので精一杯か。間合いを詰めてきたクインラン。バーロウジャブを入れる。左ストレートがヒットしたバーロウ。さらにジャブ。クインラン出ていくがまた左ストレートがヒット。しかしクインランも踏み込んで左を当てた。下がりながら左右のパンチを打ち込むバーロウ。残り1分。距離を取るバーロウ。追いかけて右を当てたクインラン。バーロウワンツー。ワンツー、さらに右。残りわずかで距離を詰めてパンチを打ち込んだバーロウ。ホーン。

1R手数でバーロウ。

2R。詰めるクインランだが、バーロウ下がりながらジャブをヒット。飛び込んだクインランだがパンチをかわしたバーロウ。ジャブから左ミドルを入れるバーロウ。サウスポーにスイッチして左を3連打したクインラン。詰めていくがバーロウジャブで止める。そして左ストレート。クインラン距離を詰めて左右のパンチ連打。ヒットはしないが今までよりも詰められている。バーロウ左右のパンチを打ち込みまた飛び膝を狙う。クインランのミドルがローブローになりタイムストップ。再開。バーロウ出てきた。テンカオ・肘・左フックを見せる。ワンツーがヒット。また左が入った。残り1分。クインラン意表をついたタックル。しかしバーロウ反応して切った。ホーン。

2Rも手数でバーロウ。

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45 AB F1 o UFC   ダニー・バーロウ トレイ・ウォーターズ 木下憂朔

無念! 木下憂朔が2.17『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』を欠場、ダニー・バーロウは代わりにジョシュ・クインランと対戦

古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガしない「体の使い方」 (祥伝社黄金文庫) [ 甲野善紀 ]


木下憂朔UFC3戦目が判明、2.17『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』で無敗のダニー・バーロウと対戦(2023年11月15日)

 こちらの続報。


 2月17日にカリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催する『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』でダニー・バーロウと対戦予定だった木下憂朔が欠場、代わりにジョシュ・クインランがバーロウと対戦することをEuroSportのマルセロ・ドルフ記者が確認したとのこと。

 クインランは昨年4月の『UFC on ESPN 45: Song vs. Simon』でトレイ・ウォーターズに判定負けして以来の試合。

https://twitter.com/yusakukinoshita

 木下憂朔のX、12月26日を最後に更新されていません。続きを読む・・・
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MMA News o ONE UFC YouTube   カイオ・ボハーリョ ジュリアン・エロサ ソン・ヤードン トレイ・ウォーターズ フェルナンド ブラック リッキー・シモン

『UFC Fight Night 223: Song vs. Simon』前日計量動画

Anker Eufy (ユーフィ) Smart Scale P2 Pro(体重体組成計)【アプリ対応/Fitbit連携/体脂肪率/BMI/心拍数/筋肉量/基礎代謝量/水分量/体脂肪量/骨量/内臓脂肪/タンパク質/骨格筋量/皮下脂肪/体内年齢/ボディタイプ / 3Dモデル】ブラック


MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Ricky Simon (136) vs. Song Yadong (136)
・Caio Borralho (185.5) vs. Michal Oleksiejczuk (185.5)
・Cody Brundage (185.5) vs. Rodolfo Vieira (186)
・Julian Erosa (145.5) vs. Fernando Padilla (145.5)
・Waldo Cortes-Acosta (258) vs. Marcos Rogerio de Lima (262.5)
・Josh Quinlan (169) vs. Trey Waters (171)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Martin Buday (265) vs. Jake Collier (265.5)
・Cody Durden (126) vs. Charles Johnson (125.5)
・Irina Alekseeva (140)* vs. Stephanie Egger (135)
・Marcus McGhee (140) vs. Journey Newson (138.5) – 140-pound contract weight
・Hailey Cowan (137.5)** vs. Jamey-Lyn Horth (135.5)

 『UFC Fight Night 223: Song vs. Simon』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレリミナリーカードでイリーナ・アレクシーヴァが140ポンドと4ポンドオーバー。ヘイリー・カワンが137.5ポンドと1.5ポンドオーバー。アレクシーヴァは出場給の30%、カワンは出場給の20%を譲渡し試合は行われます。






 前日計量&フェイスオフ動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ソン・ヤードン vs. リッキー・シモンはソン支持3人、シモン支持8人。

・カイオ・ボハーリョ vs. ミハウ・オレキシェイジュクは11人全員ボハーリョ支持。

・ホドルフォ・ヴィエイラ vs. コディ・ブランデージはヴィエイラ支持10人、ブランデージ支持1人。

・ジュリアン・エロサ vs. フェルナンド・パディリャはエロサ支持4人、パディリャ支持7人。

・マルコス・ホジェリオ・デ・リマ vs. ワルド・コルテス・アコスタは11人全員アコスタ支持。

・ジョシュ・クインラン vs. トレイ・ウォーターズは11人全員クインラン支持。続きを読む・・・
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LFA MMA MMAPLANET o RENA RIZIN RIZIN LANDMARK05 UFC UFN UFN223   エッガー カイオ・ボハーリョ クレア・ロペス コディ・ダーデン ジェイク・コリアー ジェイミーリン・ホース ジュリアン・エロサ ジョシュ・クィンラン ステファニー・エッガー ソン・ヤードン チャールズ・ジョンソン トレイ・ウォーターズ フェルナンド ブライアン・ケレハー ヘイリー・カーワン ホドウフォ・ヴィエイラ マルコ・ホジェリオ・デ・リマ マルティン・ブダイ リッキー・シモン ワルド・コルテスアコスタ

【UFN223】3度目の正直へ。ヘイリー・カーワンが語っていた「アクロバチックタンブリンとMMA」

【写真】下のコンテンダーシリーズの時とは、まるで表情が違ったカーワン。インタビューの3日後に病院に運ばれてしまった…… (C)MMAPLANET

29日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN223:UFN on ESPN+81「Song vs Simon」が開催され、オープニングマッチの女子バンタム級戦でヘイリー・カーワンが、3度目の正直となるオクタゴン初陣をジェイミーリン・ホースと戦う。

昨年のコンテンダーシリーズでUFCと契約を果たしたカーワンは2月25日にアイリン・ペレス戦でデビューを迎える予定だったが、計量前夜に卵巣嚢胞破裂による出血が見られてドクターストップに。


1カ月後の3月25日にタミレス・ヴィダルと仕切り直しのオクタゴン・デビュー戦では、対戦相手がドクターストップとなりまたも試合が流れた。

今大会、ジェイミーリン・ホース戦が組まれたカーワンが注目されるのは、彼女は器械体操、チアリーディング、そしてアクロバチックタンブリンという競技で成功を収めた後に、MMAに転向したというキャリアの持ち主だからだ。

明日のRIZIN LANDMARK05でRENAと戦うクレア・ロペスもMMAPLANETのインタビューで器械体操の経験が、如何にMMAに生きるのかを話しているが、そのロペスにはムエタイ&柔術という格闘技経験があった。

対してカーワンにはMMAを始めるまでコンバットスポーツの経験はなかった。彼女は6歳で器械体操を始めると、高校時代にはチアリーディング選手権、そして大学時代にはアクロバチックタンブリングのチーム戦で2度のオールアメリカンに輝き、個人部門でもナショナル選手権で優勝を果たしている。

大学卒業後、他の大学の指導者となった彼女はその職を辞して地元で就職をしてからMMAジムを訪れる。ここで現在の夫であり、ヘッドコーチのジェイク・ブレナンから「本気でやれるなら、世界チャンピオンを目指せる」と言われ、そのまま会社を辞めてプロMMAファイターを目指すこととなった。

アマ3連勝後にLFAでのプロデビュー戦で黒星を経験するが、その後はLFAがUFC Fight Passでストリーミングが始まったショーで戦うなど常に注目された状態で戦績を重ね、結果として格闘技的にはズブの素人だった彼女は5年で最高峰に辿り着くことになった。

体操系の競技、しかも日本ではほとんど知られていないチアリーディングとマット運動が混ざったようなチーム競技で養われたフィジカルと運動神経が、如何にMMAで役立つのか。

ここでは最初のデビュー戦直前、2月にMMAPLANETが行ったカーワンのインタビューからアクロバチックタンブリンとMMAの相関関係を語った部分を切り取り、ここでお伝えしたい。

ヘイリー・カーワン

「アクロバチックタンブリンは女子だけ行う体操競技で、器械体操にアクロバットの要素を加えたモノ。女子同士が、互いの体を抱え上げて、放り投げ、またキャッチしたり、ホント器械体操に近い競技よ。

チアリーディングのように男の人がいなくて、私は飛び跳ねて、人の支え=ベースもやり、頭の上で他の子を抱える役割と全てをこなしたわ。

体操競技はMMAだけでなく、どのスポーツに転向しても役立つモノよ。自分の体を知り、頭の体のコーディネーションがスムーズだから、他に何を学ぶにしてもスンナリと体にも頭にも入って来て動くことができるから。

体の軸が抜群に強くて、バランスが良い。体は強度があり、柔軟性がある。パーフェクト・ファイターになれる基盤をアクロバチックタンブリンで身に付けることができたともいえるわ。

コンバットスポーツで身に付ける必要があるテクニックって、軸が大切でバランスを取れないといけないでしょ? そしてフレキシブルだし、言うことない。

何よりアジリティはスバ抜けているわ。だって、スピンしながジャンプしたと思ったら、今度はキャッチする側に回るのだから。それに体操の動きは、とてもレスリングに役立ったわ。体の使い方が似ているの。

打撃に関しては素早さと柔軟性が役立ったと思うけど、バランスという部分ではレスリングに一番役立ったわ。あっ、レスリングだけでなく柔術も含め、全てのグラップリングに役立っているはずよ。

もちろん競技的はアクロバチックタンブリンは自分との戦い、パフォーマンスを評価されるもの。でもMMAは相手が私を殴ってきて、投げて、極めにくる。自分を磨く時に、対戦相手がいることを考える必要があるのがMMA。相手によって練習内容も変って来るし。自分たちの持つべき技術を伸ばせば良いっていうことがないのが、コンバットスポーツだから。

だから体操競技がいくらMMAに役立つとしっても、違いの方が大きい。だからMMAを学ぶことが楽しくてしょうがない。しかも対戦相手ごとに、自分のすべきことに変化が加わって、色々な動き、技術を身に付けることができるわけだし」

カーワンとロペスの共通点は、一つの競技を十分にやりつくし、新しいことにチャレンジしたくなったということ。

「ファイトと練習、全ての要素が継続して繋がっている。そんなMMAのアスペクトが大好き」と言っていたカーワンが、UFCという舞台でどのようなファイトを繰り広げるか。

コーディネーションに長けているという利点を持つというカーワンだが、その実、動きのなかで思考が止まったように体が固まることが過去にあった。相手が自分を壊しにくることで、思考と体が止まるのは格闘競技の最大の特徴だ。

そこをスムーズにするのは、精神力の強化のみ。運動と戦いの溝を埋める精神力がカーワンに伴っているようであれば、オクタゴンのなかでも抜群の結果をもたらすだけの運動神経を彼女は持っている。非常に興味深い、ヘイリー・カーワンのUFC初陣だ。

■視聴方法(予定)
4月30日(日・日本時間)
午前5時30~UFC FIGHT PASS

<バンタム級/5分5R>
ソン・ヤードン(中国)
リッキー・シモン(米国)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
コディ・ブランデージ(米国)
ホドウフォ・ヴィエイラ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
フェルナンド・パディーリャ(メキシコ)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
マルコ・ホジェリオ・デ・リマ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・クィンラン(米国)
トレイ・ウォーターズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
マルティン・ブダイ(スロバキア)
ジェイク・コリアー(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ステファニー・エッガー(スイス)
イリーナ・アレクシーワ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ケレハー(米国)
ジャーニー・ニューソン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ヘイリー・カーワン(米国)
ジェイミーリン・ホース(カナダ)

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MIKE MMA o UFC   ガブリエル・ボンフィム グレゴリー・ホドリゲス トレイ・ウォーターズ ブラッド・タヴァレス ムニール・ラジズ

1.21『UFC 283』でブラッド・タヴァレス vs. グレゴリー・ホドリゲス等複数のカードが判明


 UFCが1月21日にブラジル・リオデジャネイロで開催する『UFC 283』でブラッド・タヴァレス vs. グレゴリー・ホドリゲスのミドル級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 タヴァレスは7月の『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でドリカス・デュ・プレシスに判定負けして以来の試合。現在UFCミドル級ランキング14位。ホドリゲスは9月の『UFC Fight Night 210: Sandhagen vs. Song』でチディ・エンジョクアーニに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。


Gabriel de Souza Bonfim(Sherdog)

 同じく『UFC 283』でムニール・ラジズ vs. ガブリエル・ボンフィムのウェルター級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 ラジズは4月の『UFC on ESPN 34: Luque vs. Muhammad 2』でアンジェ・ルーサに判定勝ちして以来の試合。ボンフィムは現在25歳のブラジル人でMMA戦績13勝0敗。9月の『Dana White's Contender Series 53』でトレイ・ウォーターズに1Rヴォンフルーチョークで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


 同じく『UFC 283』でジョジアニ・ヌネス vs. ザラ・フェイリン・ドス・サントスの女子フェザー級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 ヌネスは2月の『UFC Fight Night 202: Makhachev vs. Green』でラモーナ・パスクアルに判定勝ちして以来の試合で8連勝中(UFC戦績2勝0敗)。ドス・サントスは2020年2月の『UFC Fight Night 169: Benavidez vs. Figueiredo』でフェリシア・スペンサーに1R TKO負けして以来2年11ヶ月ぶりの試合で2連敗中。続きを読む・・・
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DWCS2022#07 MMA MMAPLANET o UFC ガブリエル・ボンフィム トレイ・ウォーターズ ボクシング

【DWCS2022#07】ボンフィム弟=ガブリエルは、BOXに付き合いTDからヴァンフルーチョークで一本勝ち!!

<ウェルター級/5分3R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
Def.1R4分30秒by ヴァンフルーチョーク
トレイ・ウォーターズ(米国)

兄の勝利を見届けてケージインのガブリエル・ボンフィム。長身のウォーターズに対し、ジャブを伸ばすが同時にジャブを被弾する。ウォーターズは左ハイから右オーバーハンド、ジャブとリーチの差を生かした攻撃を見せる。ボンフィムがボクシングで対応して、右を伸ばす。ワンツーの連打で果敢に前に出るボンフィムは、リーチに回転数で勝負を掛けているか。

ボンフィムの右に左を合わせていくウォーターズが、左ジャブを入れる。ボンフィムが右の放ち、ジャブも相打ちのタイミングで打っていく。ボンフィムはウォーターソンの打ち終わりに右を狙うも、被弾する数も多い。それでも左を入れ、蹴りの圧力にも負けないでヘッドスリップからパンチを伸ばすボンフィムが左をヒットさせる。デトロイトスタイルといって良いウォーターズを下がらせ、残り1分で左ジャブにダブルレッグを仕掛けたボンフィムだが、ギロチンに捕えられる。

タイトに見えたギロチンだが、タップしたのはウォーターズ。ボンフィムは時計回りで逆側に回ってギロチンを無効化させると、枕にとりヴァンフルーチョーク──まずUFC行きは間違いない13回の勝利、10回目の一本勝ちだった。


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DWCS2022#07 LFA MMA MMAPLANET o UFC イズマエル・ボンフィム カルロス・レアル カール・ウィリアムス ガブリエル・ボンフィム トレイ・ウォーターズ ナリマン・アバソフ ブレネウ・アルベルチ ボクシング 木下憂朔

【DWCS2022#07】12連勝(3KO&9一本勝ち)のLFA王者ガブリエル・ボンフィム&兄イズマエルに注目

【写真】 査定試合が必要なのか?──と思わせる実力者ボンフィムだ(C)Zuffa/UFC

6日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでコンテンダーシリーズ2022年第7週が開催される。

前週の大会で木下憂朔が日本人として初出場、そして契約を勝ち取ったことで俄然注目を集めるようになったコンテンダーシリーズ──今大会は5試合10選手中、ブラジル人選手が5名と半数を占めている。


メインのライトヘビー級戦はブラジル人同朋対決となっているが、なかでも気になるのはコメインでトレイ・ウォーターズと対戦するガブリエル・ボンフィムだ。

木下のライバルになる可能性もあるキャリア12連勝0敗のボンフィムは、その勝利が全てがフィニッシュ──3つのKO勝ちと9つの一本勝ちを誇る。

基本に忠実かつ上攻めのボンフィムは、バックを制してのRNC、抑えて肩固め、スクランブルでのダース&ギロチンと多彩な柔術的フィニッシュを持つ。とはいえ、そのテイクダウン絡みの組み技が強味を発揮できるのも、ボクシングで実戦経験を持つ拳の圧があるからこそ、だ。

しっかりと肩を使った防御が、蹴りとテイクダウンのあるMMAでどれだけ効果的は議論の余地が残るものの、その連係がなくボクシング&レスリングの相手には、肩を当てるという上半身の動きさえ有効活用してしまう。そして伸びる右から返しの左フックは十分なKOパワーも有している。

昨年7月のLFAブラジル大会でウェルター級王座決定Tに出場し、準決勝を戦績7勝0敗のブレネウ・アルベルチを相手にアンダードッグながらKO勝ち。右を当てて、ラッシュで仕留めたが決勝は負傷棄権となったが、今年の3月にカルロス・レアルの返上したベルトが掛けられた王座決定戦でエドゥアルド・ガルヴォンをダースチョークで切って落としLFAの頂点に立った。

対するウォーターズも6勝無敗の選手で、198センチの長身からフリッカージャブ、右ストレートの破壊力は満点のストライカーだ。

完全に左足を大きく前に出した構えながら、器用にもその前足でハイやミドルを繰り出す。

ウォーターズは過去の試合映像では下から潜る相手を潰して、パウンドからバック&スクランブルでギロチンという組みの攻防も見せて一本勝ちも経験している。それでも怖いのやはりスタンドだ。ボクシングに加え首相撲&ヒザ蹴りも接近戦での常套手段で、スタンドは遠近両用だけに、ボンフィムとしてボクシングに頼り過ぎると、危ない相手といえる。

そのボンフィム、1歳年上の実兄イズマエルが第2試合に出場しており、ライト級でアゼルバイジャンのナリマン・アバソフと対戦する。

兄イズマエルは苦戦が予想されるが、コンテンダーシリーズ史上初の兄弟同日サインアップなるかという点でも要注目だ。

■視聴方法(予定)
9月7日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

<ライトヘビー級/5分3R>
ホドルフォ・ベラート(ブラジル)
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ガブリエル・ボンフィム(ブラジル)
トレイ・ウォーターズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
カール・ウィリアムス(米国)
ジミー・ローソン(米国)

<ライト級/5分3R>
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)
ナリマン・アバソフ(アゼルバイジャン)

<女子フライ級/5分3R>
テレザ・ブレダー(チェコ)
ナヤラ・マイア(米国)

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