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DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o UFC クリス・ダンカン ダナ・ホワイト チャーリー・キャンベル ヴィニシウス・サルヴァドール

【DWCS2022#02】巨大逆転勝ち、クリス・ダンカンを始め5人の勝者が全員UFCへ。ダナ・ホワイト、ご満悦

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン(英国)
Def.1R1分43秒by KO
チャーリー・キャンベル(米国)

右ローを2発蹴ったダンカンの前進に、キャンベルが右を入れてダウンを奪う。一旦離れ、左フック→右スピニングバックフィスト→左ハイを蹴ったキャンベルは右カーフを入れる。ジャブで態勢を整えようとするダンカンは、右ミドルを2つ見せる。続く右カーフで姿勢を乱したキャンベルが、左アッパーを決める。さらに右ローの蹴り足を前に着地させ、スイッチしたキャンベルの右でダンカンが再び崩れる。

すぐに立ち上がったダンカンに対し、右の追撃をキャンベルが決める。ダンカンはテイクダウン狙いに切り替えるが、キャンベルが離れて打撃の展開が続く。と、思い切り踏み込んで右アッパーを決めたキャンベルは、ここも組んできたダンカンのシングルに足を抜く。と、続く右アッパーが空振りに。

すると右を打とうとして、がら空きになったキャンベルのアゴをダンカンの右が打ち抜き、ダウンを奪う。キャンベルは続く右のパウンドで失神。大逆転勝ちという言葉の範疇には収まらない――巨大逆転勝ち――僅か103秒の試合時間で、信じられないほどのドラマが生まれたメインを終え、ダナ・ホワイトは満面の笑みを浮かべた。

「コンテンダーシリーズが帰ってきた」と開口一番に話したダナはビリー・ゴフ、ワルド・コルテスアコスタ、フランシス・マーシャル、ヴィニシウス・サルヴァドール、ダンカンという5人の勝者とサイン。全員を絶賛し、コンテンダーシリーズ史上最高のイベントと評した。


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DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o   キック シャノン・ロス ダナ・ホワイト ヴィニシウス・サルヴァドール

【DWCS2022#02】サルヴァドールがロスをTKO――歓喜のダナ・ホワイトがケージに入って祝福

<フライ級/5分3R>
ヴィニシウス・サルヴァドール(ブラジル)
Def.2R4分22秒by TKO
シャノン・ロス(豪州)

サウスポーのサルヴァドールに対し、ロスが左ローを蹴る。リーチで勝るサルヴァドールはロスの踏み込みにパンチを合わせていくが、ロスが右をステップインから当てる。さらにローをキャッチしつつ右を当てたロスだが、跳びヒザから着地したサルヴァドールの左ロングフックを被弾してダウンする。

殴られながら立ち上がったロスは、パンチを纏められながら右を返して組んでいく。切ったサルヴァドールが手をついてカポエイラ・キックを繰り出す。ロスも右を当てて間を取り直すと、右オーバーハンドを再び決める。ガードが低いサルヴァドールは、スウェイでパンチをかわして首相撲&ヒザを顔面に突き上げる。パンチの打ち合いのなかで左フックを当て、跳びヒザは距離が合わなかったサルヴァドールは、前に出てきたロスの右に右を合わせて2度目のダウンを奪う。

ここも殴られながら立ち上がったロスは、ボディを抉られながら手を出し続ける。頭を取りに行ったロスは、ケージに押し込まれても右を振るって前に出てタイムアップ。ダナはこの時点でスタンディングオベーションを送った。

2R、ロスの左ジャブに対し、右ストレートをヒットさせたサルヴァドールは、息を整えているのか慎重な立ち上がりに。よりアグレッシブなロスだが、ローがサルヴァドールに急所に入り試合が中断する。再開後、右ミドルを決めたロスが、飛び込むような右を伸ばす。サルヴァドールは右ミドルをブロックして。荒いフックから首相撲へ。離れて回るロスに対し、サルヴァドールはケージを背負ってアンデウソン・シウバのように手を広げて挑発する。

ロスは距離を詰めず、「お前が来い」とばかりに引き込んでサルヴァドールをケージから離れさせた。動きが落ちたサルヴァドールはヘッドムーブでパンチをかわせなくなっており、ロスが圧を掛ける。果敢に前に出るロスが右を当て、左から右フックを振るう。アイポークがあったとアピールするロスは、流されると前に出てケージを背負ったサルヴァドールにパンチを纏めていく。

ここで攻めに逸ったロスは、 右を受けて足が泳ぐ。左フック、ボディとパンチを纏めたサルヴァドールが、最後は右を打ち抜いてダウンを奪いKO勝ちを決めた。と、ダナ・ホワイトはケージの中に入りサルヴァドールを祝福するという過去に見せたことのない行動に出た。


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DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o ボクシング ローラ・サンコ

【DWCS2022#02】more than boxing――マーシャルが、判定ながらTDを織り交ぜマシューズに完勝

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
コナー・マシューズ(米国)

ローを蹴り合う両者、一転してパンチをアグレッシブに交換する。右を当てて前に出たマシューズに対し、マーシャルがダブルレッグを決める。ギロチンからスイープ狙いのマシューズ、首を抜いて立ち上がったマーシャルとすぐにパンチを打ち合う。左フックから左ジャブで前に出るマーシャルは、続くダブルレッグを切られると右を当てる。マシューズはワンツーの右を被弾し、組まれてケージに押し込まれる。シングルからバック狙いのマーシャル、右を差して耐えたマシューズが離れる。

ジャブ、右ストレート、あるいはそのコンビで優勢のマーシャルが、ダブルジャブから右を伸ばす。続く右を受けて、間合いを取り直したマシューズをダブルレッグで倒したマーシャルがサイドからマウントへ。背中を見せたマシューズが立ち上がり、ワンフックで後方に倒れて両足をフックさせたマーシャルがトップに移行しようとし、スクランブルに持ち込まれる。それでもケージにマシューズを押し込んで状態で、ラウンドを終えたマーシャルが初回を取った。

2R、まず右を当て、左から右のコンビを見せたマーシャルの右で、マシューズの動きが止まる。即座に組んだマーシャルがボディロックでテイクダウンを決める。ここでマシューズが、外掛けの外ヒールを仕掛ける。ロールして足を抜いたマーシャルが、スクランブルで胸を合わせてマシューズをケージに押し込む。体を入れ替えた離れたマシューズは、右カーフに右を合わされる。さらにワンツーを決めてダブルレッグでテイクダウンを奪ったマーシャルが、ハーフ&潜り狙いのマシューズにエルボーを連打する。腰をずらして立ち上がったマシューズに、流れるような動きでテイクダウンを決めたマーシャルが、クローズドの中からエルボーを打ち下ろす。

マシューズは下からエルボーが精いっぱいで、ガードを開くことができない。ケージに押し込まれ腰を切ったマシューズの腕十字狙いを潰したマーシャルがワキ差しパスへ。Zハーフで耐えるマシューズに左右のヒジを落とすマーシャルは、クローズドに戻されると腰を上げて右のパンチを打ちつけ、腕十字を余裕で受け流し時間に。

最終回、マシューズが右を当てたが、すぐにマーシャルが圧を掛けて右アッパー、左フックを放つ。マシューズはカーフを蹴るも、拳の攻撃はマーシャルが上回り左を被弾する。マシューズは左ジャブをヒットさせるが、このままでは逆転勝ちは無理だ。

レベルチェンジのフェイクを織り交ぜて、余裕を持って戦うマーシャルは右、そして左をヒットさせて前に出る。右から左、そして左&右のコンビ、ボディと猛攻を仕掛けるマーシャルは、ジャブから右ストレートも打ち込む。しっかりとテイクダウンを決めていたマーシャルが、最終回はボクシングを続ける。マシューズも勢いのある右や左フック、ジャブを繰り出すが、マーシャルは無暗に打ち合いを避けるファイトで、最終回もしっかりと戦い切った。

「More than Boxing」とローラ・サンコが評したMMAらしさを見せたマーシャルは、判定勝ちという結果に「もう少しでKOだった」と言いつつ、満足な表情を浮かべた。


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DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o シモン・サムトリツキー ダナ・ホワイト ビリー・ゴフ

【DWCS2022#02】左ハイでダウンを喫したゴフが、動きが落ちたサムトリツキーを連打で仕留める

<ウェルター級/5分3R>
ビリー・ゴフ(米国)
Def.1R3分37秒by TKO
シモン・サムトリツキー(イスラエル)

右ローから右オーバーハンドを見せたゴフだが、牽制の打撃戦のなかでサムトリツキーの左ハイを食らってダウンする。ガードの中からパンチを落とすサムトリツキーに対し、ゴフは足関節を仕掛ける。防いでバックを取りに行ったサムトリツキーは、背中を預けて立ち上がったゴフをリリースして左ハイを蹴っていく。ここで蹴り足をキャッチしたゴフは、パンチを狙いつつ離れるが、右フックを被弾する。

サムトリツキーは左ミドルを決め、組まれ際に右アッパーを入れる。それでもシングルレッグに出たゴフは、ケージにサムトリツキーを押し込む。押し込み返したサムトリツキーは、オーソで左ハイを狙い、サウスポーにスイッチ。組まれると、オーソで離れる。ここでサムトリツキーの動きが落ちるや、ゴフはアッパーから前に出て、ミドルをキャッチしてリリース後にパンチをまとめる。完全にガスアウトか、動けなくなったサムトリツキーから、ゴフがパンチの連打で逆転KO勝ち――ダナ・ホワイトは立ち上がって拍手を送った。


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BELLATOR DEEP DWCS2022#02 MMA MMAPLANET o UFC キック クリス・ダンカン シャノン・ロス ダナ・ホワイト チャーリー・キャンベル ビチェスラブ・ボルシェフ ベラトール ヴィニシウス・サルヴァドール 仙三 山本聖悟 獅庵 金原正徳

【DWCS2022#02】UFCへ!! メインはBellator3勝のダンカン×Bellatorで2KO勝ちのキャンベル!!!

【写真】目指すは世界最高峰、ダンカン×キャンベル (C)Zuffa/UFC & BELLATOR

2日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ2022年の第2週が開催される。

フィニッシュを狙う姿勢が見えない試合が続き、シメコメでダナ・ホワイトが激怒するという波乱の幕開けとなった今年のコンテンダーシリーズ。今大会の出場選手は、オクタゴンのなかで何をすべきか身に染みているはずだ。


そんな今大会の注目はずばりメインのチャーリー・キャンベル×クリス・ダンカン=ライト級の一戦だ。

ダンカンは昨年もコンテンダーシリーズに挑み、ビチェスラブ・ボルシェフの左フックでKOされており、捲土重来のファイトとなる。アイルランドとイタリア、Bellatorの欧州サーキットで3勝を挙げながらUFCを目標に掲げるダンカンに対して、キャンベルもコロナ禍のベラトール・モヒガンサン大会で2KO勝ちを収めている。

ダンカンは組んで倒して――削ってから極めを狙うスタイルで、いわゆる働きアリ系の気持ちが入ったファイターだ。テイクダウンもレスリングだけでなく柔道系の投げも持ち、寝技は果敢にポジションを奪取して殴る。前向きになりすぎリバーサルを許すことも少なくないが、アグレッシブなMMA&柔術のグラウンドワークこそ彼の真骨頂といえるだろう。

対してキャンベルは右オーバーハンド、ヒザ蹴りが光るウェルラウンダー型のストライカーだ。ベラトールの2試合は強烈なローキックが勝因となっている。組みたいダンカンの前足を潰し、上下に散らした打撃でKO狙いのファイトを展開するか。とはいっても、そこはセラ・ロンゴMMA期待の新鋭は組み技の耐久力と攻撃力も兼ね備えている。

アグレッシブな両者がフィニッシュを狙う――コンテンダーシリーズに欠かせないファイトがもともと期待できる両者だが、ダナの発破が悪い方向に影響すれば、ドタバタで不確定要素が増えるファイトになるかもしれない。

またコメインのフライ級でヴィニシウス・サルヴァドールと対戦するシャノン・ロスも気になる選手だ。注目すべきはACBの豪州大会に出場して、しっかりと2勝を挙げている点だ。世界の最高峰を目指すために、母国大会とはいえAACBで戦う選択をするには気持ちの強さは欠かせない。そのACB豪州大会でロスは、TUF27ファイターで――HEXで仙三や獅庵、PXCで山本聖悟に勝利し、DEEPで金原正徳に敗れたチャーリー・アラニツを破っている。

アジアの人種のるつぼ=豪州は最軽量級からヘビー級まで国際的な舞台で結果を残す選手を輩出している。そういう面でもフライ級のロスのパフォーマンスは気になるところだ。

■視聴方法(予定)
8月3日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWCS2022#02対戦カード
<ライト級/5分3R>
チャーリー・キャンベル(米国)
クリス・ダンカン(英国)

<フライ級/5分3R>
シャノン・ロス(豪州)
ヴィニシウス・サルヴァドール(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
ダニーロ・スザーチ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ビリー・ゴフ(米国)
シモン・サムトリツキー(イスラエル)

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