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ONE ONE TNT02 ONE118 Report キム・キュソン ブログ ワン・シュオ

【ONE TNT02】九分九厘、敗色濃厚だったワン・シュオがカウンターの右エルボーでキム・キュソンをKO

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ワン・シュオ(中国)
Def.3R1分51秒by KO
キム・キュソン(韓国)

身長及びリーチで圧倒的に優るキムの蹴り技の前に、ワンは距離を詰めることができない。それでもローを蹴り、キムのローはチェックしていく。ジャブから右を伸ばすキムに対し、ワンはローから左フック、そして右ハイのコンビネーションを見せる。キムは右ミドルを入れると、首相撲からヒザを見舞う。離れたワンは飛び込んで縦ヒジ、そして左を打っていく。キムは右ミドルを蹴り、ローに左フックを合わせる。

さらにワンツーから首相撲&ヒザ蹴り、ワンツーフックとキムの圧が強くなる。続いて右ジャブから右ローを蹴ったキムのペースで試合は進み、最後の30秒でも左フックから、右フック、そして左ミドルを入れ、ジャブを2つ決めた。

2R、キムは左インサイドロー、左ジャブを伸ばしてリードフックに続き右クロスを打っていく。空間を支配しているキムの右ローはカットするワンだが、攻め手は見つからない。左ボディに続く、右ハイでスリップしたキムは、立ち上がり際にワンのヒザを受けそうになる。これで勢いづいたか、ワンは左エルボーを飛び込んで入れ、蹴りもキャッチしてフックを見舞っていく。

間合いを取り直したキムはワンツーボディ、そして顔へのコンビネーションからローを蹴る。ワンは右ローのチェックを続ける。残り90秒、組まれたワンが逆にヒザをボディに突き刺す。ペースを握り切らせないワンだが、ボディから顔面とフックを被弾する。ワンはミドル、エルボー、前蹴りと声を大ながら繰り出すが、左フックを打たれて動きが止まる。この回もキムがリードした。

最終回、左インサイドローから右ミドルを蹴ったキムの距離の支配が続く。ワンは気合とともに動き出すため、その初動から見えてしまう。対して、一つ目の攻撃からツー、スリーとワンが予期できない攻撃を繰り出すキムのペースで試合を進む。しかし、そのキムが左をステップインして放ったところ、右エルボーをカウンターで打ち込む。

この一発で腰から崩れておちたキムは、動けずパウンドの追撃でKO負け。2試合連続でフィニッシュされたキム・キュソン、シンガポール在住だが休息が必要だろう。「1Rと2Rは、相手の身長、リーチに対してチャレンジの時間だった。勝てて凄く嬉しい。エルボーを正確に打たれるタイミングを計っていた。簡単じゃなかったけど、最後は正しいタイミングを見つけることができた」とワンは落ち着き払って逆転勝ちを振り返った。


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ONE ONE Inside the Matrix02 ONE113 Report キム・キュソン ブログ 若松佑弥

【ONE113 Inside the Matrix02】若松佑弥、106秒でキム・キュソンをKO。マクラーレン戦をアピール!!

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
若松佑弥(日本)
Def.1R1分46秒by KO
キム・キュソン(韓国)

7センチ長身のキム・キュソンに対し、若松は左ジャブを伸ばす。右に回り右から左、そして左ジャブからローと入れる若松だが、キム・キュソンの左ジャブを被弾する。一瞬動き止まったが、下がらずステップジャブを繰り出す若松はキム・キュソンの右にも左フックを打っていく。さらに鋭い右を見せた若松は、キム・キュソンの蹴りに間合を取り、出てくるところで左を当てる。

キム・キュソンも詰めて右ロー、続く右ハイは空振りになり若松がワンツーから右を放つ。直後にキム・キュソンの右に右ストレートを合わせる。腰から崩れ落ちたキム・キュソンに右のパウンドを2つ当て勝負は決した。

快勝にも厳しい顔のままの若松は、勝利者インタビューで「1年間試合ができなくて、今まで自分が強くなったのか凄く自問自答していて。キム・キュソン選手も気合が入っていて。最後当てることができましたが、一発良いのをもらってしまいました。とりあえずKOできて嬉しいです。次はリース・マクラーレン選手とやってKO勝ちしタイトルに挑戦したいです」と話した


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News ONE ONE Inside the Matrix02 ONE113 エコ・ロニ・サプトラ キム・キュソン キャムラン・アバソフ ジェイムス・ナカシマ ティモフィ・ナシューヒン ピーター・バウシュト ブログ プリシーラ・ガオール モン・ボー 若松佑弥

【ONE113 Inside the Matrix02】計量&ハイドレーション結果 第1試合=女子アトム級戦はGP査定試合?

【写真】デビュー戦同士の時とはいえ、現UFC世界女子ストロー級王者ジャン・ウェイリに勝利しているモン・ボー──要注目だ (C)MMAPLANET

本日6日(金・現地時間)、中継されるONE113「Inside the Matrix02」の最終計量及びハイドレーション結果がONEより発表されている。

ONEでは水抜き禁止、北米MMAより実質1階級の体重が上限となり、ハイドレーション・テストが試合の2日前と前日に行われている。体重はリミット+500グラム、ハイドレーションは1.0250以下という規定が設けられており、1日でもパスできないと試合当日の朝に再計量が必要になっている。


世界ウェルター級選手権試合をメインに、MMAのみ5試合が組まれている今大会。オープニングから女子アトム級で新チャイナ・パワー=モン・ボーが、インドネシアのプリシーラ・ガオールと対戦。恐らくは来年の開催が決定している女子アトム級ワールドGPの査定試合になるであろう注目のマッチアップだ。

なおハイドレーションと計量結果は以下の通りとなっている。

※赤字の選手の名前をクリックするとインタビューに跳びます

■視聴方法(予定)
11月6日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE App
毎週木曜、26時05分~テレビ東京「格闘王誕生! ONE Championship」

■ONE113 Inside the Matrix2対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ:83.7キロ/ 1.0207
[挑戦者]ジェイムス・ナカシマ:81.6キロ/ 1.0083

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン:76.6キロ/ 1.0044
ピーター・バウシュト:76.4キロ/ 1.0044

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン:61.15キロ/ 1.0191
若松佑弥:61.2キロ/ 1.0140

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ:60.8キロ/ 1.0237
ラモン・ゴンザレス:60.65キロ/ 1.0099

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
プリシーラ・ガオール:51.45キロ/ 1.0156
モン・ボー:52.1キロ/ 1.0195

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Interview ONE ONE Inside the Matrix02 ONE113 キム・キュソン ブログ 若松佑弥

【ONE113 Inside the Matrix02】キム・キュソン戦へ、若松佑弥─02─「失神させるより、嫌倒れさせる」

【写真】多くの人が前編の後半から、今回の前半を読んでいると吹き出すだろう──何を言っているだ(笑)と。しかし、若松の言葉はそこからどんどん胸に響くようになるはずだ(C)KEISUKE TAKAZAWA

6日(金・現地時間)に中継されるONE113「Inside the Matrix II」。同大会でキム・キュソンと対戦する若松佑弥インタビュー後編。

独特の感性と、語感で話す若松佑弥──そこにも笑わば笑え、開き直りの精神と苦手なことが逃げない姿勢が感じられた。

誤魔化さない、自分を全うする若松の受け答えは、微笑を浮かべつつどうしようもなく胸に響いた。

<若松佑弥インタビューPart.01はコチラから>


──料理、教習所、洗濯、給付金の申請。それら私生活に存在する試練と向かい合うことで、自分もできるという自信になりましたか。

「ハイ。自分はもう立派な大人だって……。『嫌だ』って逃げるんじゃなくて、どんどん身を粉にしてじゃないですけど、自分を犠牲にして家族を支えていかないといけないと思っています」

──料理は上手くなりましたか。

「ハイ。分量とか全然測らないで、ある程度もうできるようになりました」

──得意料理は?

「牛スジでスープを創るとかですかね」

──おお、めっちゃ美味しそうですね。圧力鍋を駆使してですか。

「ハイ。圧力鍋使っています」

──凄いじゃないですか。自分なんて、今だに昔の圧力鍋のイメージで破裂するみたいな怖さがあります。圧力鍋使えるって格好良いですね。

「ハイ(笑)」

──圧力鍋を使う時、私は家内の助けが必要になります。

「アハハハ。そうなんですよ。僕もそうだったのが、そこを『できるんだ』って強く思って使えるようになりました。書類を書くのも『俺なんて、中卒だから無理』と思っていたのが、『俺は格闘技ができるんだから、一般ピープルの奴らができることができなわけがない』って頑張るようにしました!!」

──偉いっ!! 私は給付金の申請から青色申告まで家内に任せっぱなしです。

「いやいやいや、僕も妻の力を借りて──です」

──そういうところを我慢して、それがMMAに生きるのですか。

「う~ん、やっぱり上手くいかないことばかりなんですけど、失敗を気にし過ぎてネガティブでいるよりも自分を信じる。全然ダメなスパーリングとかあっても、『俺は絶対にでいるんだ』って思えるようになりました。

マイケル・ジョーダンも試合でシュートを9000本外したそうなんです。皆、生きていると上手くいかないことばかりだし、割り切るわけじゃないですけど。前はできないと『俺はできない。ダメだ』ってなっていました。色々と考えても上手くいかない。そうすると、潰れてしまって『もういいや、好きに戦おう』とかなって。

でも今は私生活も練習も、色々と上手くいかなくてもイライラしないで『大丈夫、大丈夫』って言い聞かせてできるようになりました。これまでこうやって生きてきたのですが、今でも試合に出ることは怖いし、やりたくないです。でも、自分は戦うことでしか金を稼ぐことができないので。それは我慢してやるしかないんです」

──お子さんができると、それによって付随することで人生観すら変わったようですね。

「自分はビビりで心配性で、色々と考えちゃうんです。だから、もっと楽にできないなかって思うことはあります。でもこないだまで子供だった自分が、武蔵っていう子供を育てるようになって……。時が経つのは早すぎるので、今をしっかりと生きないといけないと思っています」

──シンガポールでの試合、武蔵君とも暫らく離れ離れですね。

「でもロックダウン(※正確には緊急事態宣言)になった時、カミさんの実家に預けて離れていたことがありますし。まぁ、試合に行くのは仕事です。子供のことはカミさんに任せて、試合に集中します。寂しいですけど、離れていることで試合に集中できるかと思います」

──ONEフライ級戦線を考えると、アドリアーノ・モライシュとデメトリウス・ジョンソンの戦いが終わった時に、勝者に挑戦できる位置にいてほしいです。

「それは……今回の試合に勝っても、もう1つ、2つは勝つ必要があると思います」

──上位勢で手を合わせていないリース・マクラーレンが、アレクシ・トイヴォネンに圧勝しました。

「強かったですね。強くなっています。マクラーレンに負けていないっていうのを見せるには、今回の試合で普通に圧倒して勝つしかないです。全ての局面で圧倒して、触らせないでパンチで嫌倒れするぐらいにしたいです。失神させるより、嫌倒れですね」

──意識を途絶えさせるのでなく、心を折ると。

「ハイ、『こいつのパンチ、対策立てて練習してきたのと全然違う』って思わせて、嫌倒れ……心を折って圧倒したいです」

──失神させるよりも、完勝かもしれないですね。

「練習だとMMAグローブでガチで殴り合うことないでしょうし。バンテージを嵌めたMMAグローブで、メチャクチャ速いスピードでガンガン殴っていたら、『もう早く終わらせてくれて』って思ってくるはずなので。それでも韓国人選手は気持ちが強いと思うので、それを潰すぐらいの勢いで全てをぶつけます」

──ズバリ作戦としては。

「狙いは中に入ってジャブをガンガン当てて、インサイド・ロー。カーフも蹴ってから、右ストレートを入ようと思います。そこでガードを固めてくると、もう思い切り連打で……ワンツーでガードの上からでも叩き折るつもりで戦います。死にいくぐらいでの気持ちでやります!!」

■視聴方法(予定)
11月6日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE App
毎週木曜、26時05分~テレビ東京「格闘王誕生! ONE Championship」

■ONE113 Inside the Matrix2対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]ジェイムス・ナカシマ(米国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
若松佑弥(日本)

<ムエタイ59キロ契約/3分3R>
ロッキー・オグデン(豪州)
ヨゼフ・ラシリ(イタリア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
ラモン・ゴンザレス(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
プリシーラ・ガオール(インドネシア)
モン・ボー(中国)

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Interview ONE ONE Inside the Matrix02 ONE113 キム・キュソン ブログ 若松佑弥

【ONE113 Inside the Matrix02】キム・キュソン戦へ、若松佑弥─01─「生きていれば明日は来る」

【写真】この写真、若松も良い表情だが、長南さんが相手を目で殺しに掛かっているのが凄く良い(C)KEISUKE TAKAZAWA

11月6日(金・現地時間)に中継させるONE113「Inside the Matrix II」。活動再開後のメガ大会で初登場となるのが若松佑弥だ。

RIZINという舞台で戦いながら、DEEPでも考えうる最強の相手と戦う。UFCを目標に現状で最強の相手を欲する米山と、同じ志向の元谷は、その同じ言葉に情念がなく、アッサリと口にする。

4月に決まっていた2020年のスタートは、パンデミックにより大幅に変更が加わることになったキム・キュソン戦、シンガポールへ向かう直前に若松は何を語っていたのか──。

この間に人生観が変わり、それがMMAでの強さに通じていると若松は言い切った。


──いよいよ溜めてきたモノを爆発させることができます。今回の試合が決まった時の気持ちを教えてください。

「この試合に関しては半年以上、試合の延期が続いていたので、10月30日ということを聞いてもあまり入れ込まないようにしていました。気持ち的には『あったら良いな』というぐらいで。やっぱりコロナで、外国での試合はどういうことになるのか本当に分からないので。

取りあえず7割ぐらいの感じで、ケガをしないよう気を付けて練習をし、正式に決まったら追い込んでいこうという感じで、オファー前から練習をしていました。試合の2カ月ぐらい前から、しっかりとやりこもうと思っていて。そうしたら僕の場合は8月の終わりとオファーも早かったのでちょうど良いタイミングでした」

──Matrix大会はシンガポール入りができなくなる選手や、コロナ関連で試合ができなくなるなど色々と大変な面もあるようですね。

「そういう部分でも僕の相手はシンガポール在住の韓国人だったので、心配が少なくて良かったです」

──では対戦相手のキム・キュソン選手の印象は?

「背が高くて、気が強いですね。やっぱり韓国人選手ですし、技術云々よりも負けられないっていう気持ちで来ると思います」

──ぶっちゃけていえば、勝つとタイトル戦に近づくような相手と若松選手の試合を組んで欲しかったというのはありました。

「でもキム・キュソンはジェヘ・ユースタキオに負けていますけど、競り合っていますし。侮ることはできないです。楽な相手ではない。韓国人選手はムキになってくるので、そことやっぱり背が高いことですね。気になるのは」

──HEATに来日した時は、あれほど上半身が大きいというイメージはなかったです。

「あの身長で、あの上半身だと本来はフライ級に収まらないと思うんです。だから胴体だけデカくて、足とかメチャクチャ細いし、ピグモンみたいな」

──ピグモンですか(笑)。

「ピグモンです、ホントに。あっ、でもバカにしているじゃないすよ。リスペクトしたピグモン」

──アハハハハ。

「でも、実際にそうだと思うんです。身長の割にはリーチもそれほどないし。

──若松選手に期待されるのは、もう当然のように勝ってほしい。それだけです。

「そのプレッシャーがあるので……。自分との戦いという気持ちでやってきました」

──スバリ仕上がり具合を教えてください。

「これまでのファイトキャンプと違って、2試合分ぐらい経験を積むことができました。グラップリングにしても、凄く成長して……試合をしていない分、色々なことをやってきて自分としては成長できたと思っています」

──1年間ブランクが空いたことに関しては、どのように捉えていますか。

「う~ん、ブランクに関してはケガをして試合ができなかった時もありましたし、気持ちが入れば問題ないと思います」

──この1年で一番成長できた部分はどこでしょうか。

「人生観……とかですかね。それは戦いだけでなく、生きるにも生活することに関しても。以前は怒りを感じたり、イライラしても練習は練習、私生活は私生活という風だったんですけど、なんかこう……私生活でも料理とか作ったり、自動車学校に行ったり、給付金を申請したり……色々と試練があるじゃないですか?」

──し、試練ですか? 料理をすることが!! その考えはあまり聞いたことがないです!! 教習所は私はもう遠い昔ですが、申請の書類作成は分かります。

「料理も教習所も、申請も自分は一家の大黒柱なので全てを抱えて、自分で動かないといけないと思っています。育児、教習所に行って、洗濯をする」

──そして練習と。それは大変です。

「これは短気な若造、オラオラのヤツには乗り切れないと思います。ここはもう宮本武蔵みたいに、無の心境で心を落ち着かせて次から次へとクリアしていかないと」

──つまりは上手くいかないことにも、イライラせずに向き合ってきたということですね。

「人生って、こんなもんだって思って。別に試合に勝とうが負けようが、試練ばっかだし。生きていくのは皆、そうで。生きていれば明日は来るし、乗り越えないとMMAファイターなんてただのニートになってしまいます。現実逃避して。自分は死ぬまで、人間ってこういうことなんだという覚悟ができたと思います」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
11月6日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE App
毎週木曜、26時05分~テレビ東京「格闘王誕生! ONE Championship」

■ONE113 Inside the Matrix02対戦カード

<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] キャムラン・アバソフ(キルギス)
[挑戦者]ジェイムス・ナカシマ(米国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ピーター・バウシュト(オランダ)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
若松佑弥(日本)

<ムエタイ59キロ契約/3分3R>
ロッキー・オグデン(豪州)
ヨゼフ・ラシリ(イタリア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
ラモン・ゴンザレス(フィリピン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
プリシーラ・ガオール(インドネシア)
モン・ボー(中国)

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