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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 山内渉 清水清隆

【Shooto2022#07】プロMMA生活に幕――清水清隆のラストマッチは44秒、山内渉のパンチでストップ

【写真】唐突に訪れたフィニッシュ。実は――(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
Def.1R0分44秒 by KO
清水清隆(日本)

山内が左ミドルを連打する。さらに左ジャブと左ハイを見せる山内に対し、その攻撃をスウェーでかわす清水。山内は細かい打撃で相手を中に入れさせない。清水がダブルレッグで飛び込もうとしたところで、山内の右フックが清水の頭部をかすめた。そのまま山内がダブルレッグをスプロールすると、崩れ落ちる清水――そのまま動きが止まった清水に、山内がパンチの連打を浴びせると、レフェリーが試合をストップした。

清水は仰向けになり「ストップが早くないか?」という表情を浮かべた。しかし完全に動きが止まり、パンチを連打されてのレフェリーストップは致し方ないか。

勝者の山内は「清水さん、今日は戦ってくれて、ありがとうございました。僕がMMAを始めた頃から憧れていた選手で、勝てたことが嬉しいし、とても自信になりました。これからは僕が清水さんの代わりにフライ級で頑張っていきます」と宣言。
今回がラストファイトとなった清水は「負けた人間がマイクを持っちゃうのはアレですが……自分は腹いっぱいの現役生活でした。結果は出せなかったんですけど、忘れられない1日でした。自分に皆さんがしてくれたことを少しでも返していけるように、今後も頑張っていきます」と語り、ケージを後にした。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 修斗 石井逸人 藤井伸樹

【Shooto2022#07】打ち合い&TDの応酬、ハードすぎるファイトは藤井が石井をスプリットで下して新王者に

【写真】激闘を制した藤井は、チームへの感謝を述べた(C)MMAPLANET

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
藤井伸樹(日本)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
石井逸人(日本)

開始早々から石井が左ジャブを突き続け、左ミドルハイ。藤井は右ローからワンツー、それを石井がバックステップでかわす。石井の右カーフをかわした藤井が、ボディストレートから石井にケージを背負わせる。サークリングでケージ中央に戻る石井が右カーフを当てるも、藤井がダブルレッグで組みついた。しかしケージに押し込まれながら、石井が首投げでテイクダウンを奪う。

袈裟で固める石井、藤井が頭を抜いて立ち上がった。ケージ中央でジャブとローを見せ合う両者、石井の右カーフがクリーンヒットする。藤井の右に対し、石井がワンツーを返した。石井の右カーフを受けた藤井もカーフを打ち返す。石井は左ジャブから右カーフ。藤井も左ジャブで石井をケージに追い込む。

藤井の右ボディストレートの打ち終わりに、右ストレートを伸ばす石井。ワンツーを当てる石井の顔面に、藤井の右も当たる。さらに藤井の左ジャブがヒット。石井もインサイドから右を突いた。互いが左ジャブと右カーフを出し合うなか、藤井が左ボディストレートを突いた。石井は右ストレートから返しの左フック。石井が果敢に前に出たところでラウンド終了のホーンが鳴ったが、レフェリーが割って入る前に藤井の右ストレートがクリーンヒットし、石井がグラついていた。

2R、左ジャブを突く石井に右カーフを当てる藤井。石井の右ストレートが顔面をかすめ、さらに前に出て来た藤井に石井が組みついた。石井に投げられた藤井は立ち上がるも、バックを奪われてしまう。しかし正対した藤井、再び組み合いから石井に投げられるも立ち上がってバックに回る。

石井はケージに押し込まれながら藤井の右腕を取ってキムラを狙った。強引にグラウンドへ持ち込んだ石井だったが、ここで藤井がトップを奪ってパウンドを落とす。三角で対応しながら藤井はスタンドへ。藤井の左ボディがクリーンヒットする。体がくの字に曲がった石井はダブルレッグで組みつき、ケージ際でボディロックに切り替えて投げる。しかしテイクダウンすることはできず、藤井がトップからバックマウントへ。

パンチで削りながらRNCを狙う藤井。左腕を相手の首に回し、パンチで削りながら絞り上げる。しかし腕は石井のアゴの上に。藤井は右腕を回し、パームトゥパームで絞り上げるが、これは極まらず。ここでスクランブルに持ち込んだ石井が、相手をケージ際で抑えてパンチを連打していった。

最終回は開始早々、石井が跳びヒザを繰り出した。これはかわされたものの、左右のパンチで藤井の動きを止めた石井。組みついて相手をケージに押し込んで、離れ際に左ヒジを当てる。さらに石井の左ジャブと右クロスがヒット。ワンツーを当ててから組みつく石井、しかし藤井がケージ際で体勢を入れ替え、シングルレッグで石井に尻もちを着かせた。

すかさずバックに回った藤井は、ケージ際でバックマウントへ。さらに三角で捕えた藤井がパンチの連打を浴びせる。石井は藤井をケージに押し込んでパンチを打ち込むも、藤井の三角は解けない。その藤井をリフトアップしてマットに叩きつける石井。その体勢のままパンチを打ち合う両者。藤井の足のクラッチが解けると、すぐにパンチを打ち下ろす石井だったが、藤井も立ち上がる。

残り1分、両者はケージ中央で打ち合う。ここで石井が組みつくも、藤井がスプロールすると石井の動きが止まった。しかし藤井のダブルレッグをスプロールする石井は、スタンドに戻ってフラフラになりながらも激しい打ち合いを展開し、ラウンド終了のホーンと同時に左ハイを打ち込んだ。そして、そのままマットに倒れ込んだ。

裁定は1人のジャッジがフルマークをつけるスプリットで藤井が勝利。環太平洋のベルトを巻いた藤井は「皆さんの前で勝つことができて良かったです。ただ、疲れた……(場内、笑)。今日はあと1試合、清水さんの引退試合を見届けたいと思います」とメインに繋げるコメントを発した。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 大竹陽 新井丈

【Shooto2022#07】ストロー級王者の新井が大竹を右ショートで沈め、フライ級王座決定戦出場をアピール

【写真】ストロー級ならが一発で相手を沈める右を持つ新井。フライ級でもこの威力は通用しそうだ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
Def.1R4分10秒 by KO
大竹陽(日本)

サウスポーの大竹が距離を詰めるが、すぐに新井がプレッシャーをかける。右ローで相手のバランスを崩した新井が、スイッチしながら相手を追い詰めていく。左カーフで相手の足を跳ね上げた新井。大竹は左アッパー、左ハイ、左ストレートを打ち込むも、新井の前進が止まらない。新井の左ジャブに右フックを合わせる大竹だったが、新井がケージに押し込み尻もちを着かせる。

立ち上がった大竹に対し、前進を続ける新井。右ストレートを胸元に当てたあと、左フックを振るったが、これは大竹にかわされた。大竹は頭を下げた新井の顔面に左ヒザをクリーンヒット。さらに右ジャブを突きながらサークリングする大竹。新井はインサイドから右ストレートを打ち込み、右ボディ、右ストレートとパンチを上下に散らす。

サークリングする大竹を追う新井、しかし大竹の左ストレートも新井の顔面を捉える。大竹の左ハイをブロックした新井が、残り1分で再びケージを背負わせ、右ショート一発で大竹を沈めた。

「フーッ! 自分は(パンチを)もらっても良いと思っているんで、そのほうが楽しいでしょ? フライ級でもどこまで行けるか。(ストロー級の)ベルトを獲ったけど、まだ右肩が軽いなって。ストロー級チャンピオンの俺とフライ級1位の関口(祐冬)君が、平良君の返上するベルトを争うのは?」とフライ級王座挑戦元をアピールした。
ここで関口がケージインして新井とにらみ合い、「試合が決まれば何時でもやります」と答えた。このまま新井×関口の世界フライ級王座決定戦は実現するのか。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 キック 修斗 後藤丈治 須藤拓真

【Shooto2022#07】修斗初参戦の須藤がヒールでランカー後藤の足を破壊しテクニカル一本勝ち

【写真】須藤が代名詞の足関節で衝撃的なフィニッシュ(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
須藤拓真(日本)
Def.2R2分01秒 by ヒールフック
後藤丈治(日本)

サウスポーの後藤に対し、須藤が牽制の右ローを見せる。後藤は左ミドル。須藤も右ミドルを返した。後藤の左ハイが須藤の顔面もかすめる。ここで須藤がマットに背中を着けていくも、後藤はそれに乗らず。立ち上がった須藤のボディに、後藤が左ストレートを突き刺した。

左ハイで相手をケージに背中を着かせた後藤は、左ストレートの打ち終わりに右ハイを狙われるも、バックステップでかわす。ジワリジワリと相手をケージに詰めていく後藤が左ハイ、さらに左ストレートを繰り出す。後藤の左ハイをブロックした須藤だが、手数が少なくなっていく。蹴りを散らしてきた須藤の蹴り足をキャッチした後藤は、再び相手にケージを背負わせて左ハイ。須藤が飛び込んで後藤の左足に組みついていったが、すぐに後藤が離れた。今成ロールからシッティングガード、スライディングから後藤の足を刈りにいく須藤。しかし後藤は距離を取り、スタンドに戻るとプレッシャーをかけていく。須藤の蹴りに対してパンチをまとめる後藤は、ケージ際で左ストレートを当てた。さらに須藤のパンチと蹴りをかわして、ハイを見せて初回を終えた。

2R、足を使いながら右のサイドキックを見せる須藤。ローを繰り出す後藤に対し、一気に距離を詰めるが後藤が離れた。後藤のパンチ連打をかいくぐり、シングルレッグで組みついた須藤が、そのまま足関節のセットアップに入る。

体を反転して逃れようとする後藤の左足に対し、内ヒールを狙う須藤。後藤は足を抜こうと試みるが、決して足を離さない須藤。後藤が仰向けになったところで絞り上げると、後藤のヒザが抜けてしまったのかレフェリーが試合をストップした。

修斗初参戦の須藤が、世界ランカーの後藤の足を破壊して衝撃の勝利を飾った。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 修斗 小生由紀 澤田千優

【Shooto2022#07】TDで上回る澤田が小生をドミネイト。インフィニティ優勝&初代女子世界アトム級王者に

【写真】新王者の澤田が修斗女子世界のベルトとインフィニティ優勝ベルトとともに(C)MMAPLANET

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-17.
小生由紀(日本)

サウスポーの澤田に対し、小生は距離を詰めた。澤田のテイクダウンに合わせて小生が右ハイを相手の顔面に当てるも、そのまま押し込まれてグラウンドへ。ハーフガードの小生を抑え込んだ澤田は、相手の頭をケージに向ける。小生の顔面を抑えて、左ヒジを落とす澤田。小生がスイープを狙い、潰されるも下からの三角に切り替えた。頭を抜いた澤田が立ち上がる。小生も立ち上がったが、澤田が組みついて首投げでテイクダウンを奪う。

袈裟からサイドに回った澤田に対し、小生が体を反転する。澤田は小生の右腕をアメリカ-ナに捕えつつ、トップに戻った。立ち上がる両者。スタンドの打ち合いで、澤田の右ストレートが当たる。さらに前へ出て来た小生にボディロックで組みつき、グラウンドに持ち込む。ハーフガードの小生をに右のパンチとエルボーを落として初回を終えた。

最終回、小生の右ミドルをキャッチした澤田が、そのまま小生に背中を着かせる。しかし澤田はグラウンドに行かず、背中を着けた小生にローを浴びせる。小生の蹴り上げでバランスを崩した澤田、しかし立ち上がった小生に組みついて、今度はしっかりとグラウンドに持ち込んだ。

ハーフガードの小生は下から潜っていくも、相手の顔面を押して引きはがし、右パウンドを連打する澤田。小生は下から澤田の左足を取ったが、足を抜いた澤田がサイドに回る。さらに袈裟から相手の左腕を抑え、パウンドを連打する澤田。ハーフに戻した小生の顔面にエルボーを落とす。澤田の動きに合わせて足を上げた小生、澤田は立ち上がり、シッティングガードのローを浴びせる。立ち上がる小生。しかし右ミドルをキャッチされ、グラウンドに持ち込まれた。

澤田はマウントに移行し、パンチとヒジを浴びせながらバックマウントへ。再び仰向けになった小生に対し、澤田はマウントから腕十字を狙ったが、ここは極まらなかった。

裁定はジャッジ3者とも、2ラウンド戦で3ポイント差をつけて澤田が勝利。
MMA4戦目で初代女子世界アトム級王者となった澤田は、「まだまだ足りないことばかりなので、これからも精進します。兄も獲れなかったベルトを巻いて嬉しいです。もっと認めてもらえるように頑張ります」と語った。


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MMA MMAPLANET o ONE Shooto Shooto2022#07 キム・ソユル ライカ 修斗

【Shooto2022#07】Double GFCストロー級王者のキム・ソユルがライカをRNCで絞め落とす

【写真】フィニッシュこそRNCだが、キム・ソユルはパンチでもライカに劣っていなかった(C)MMAPLANET

<女子フライ級/5分3R>
キム・ソユル(韓国)
Def.3R2分18秒 by RNC
ライカ(日本)

ケージ中央を取るライカ。左腕を回しながら、右を伸ばして距離を測る。右ローを繰り出すライカ、キム・ソユルは右クロスを繰り出す。距離を詰めてきたキム・ソユルに左ジャブを合わせたライカ。しかしキム・ソユルのパンチ連打を受けてしまう。右ストレートを伸ばした時に頭を下げてしまうライカの頭に、キム・ソユルのパンチがヒットする。ライカも左ジャブ、右ストレートを伸ばす。

ライカがキム・ソユルの左ミドルをキャッチしたが、すぐに相手も足を抜いた。プレッシャーを強めるライカ。ライカの左フックを当てると、キム・ソユルもショートの連打を見せる。組みついたキム・ソユルを突き放すライカ。キム・ソユルがボディロックからテイクダウンを奪ったが、すぐにライカが立ち上がる。テイクダウンのフェイントから右ストレートを放つキム・ソユル。右ミドルから右ストレートに繋げるキム・ソユルに対し、ライカは相手の胸元にパンチを集めていった。

2R、キム・ソユルが蹴りとパンチのコンビネーションを見せる。下がるライカ。キム・ソユルは相手が前に出て来るとパンチを合わせて、バックステップで距離を作る。ライカはインサイドから右ストレートを伸ばした。クラウチングスタイルから飛び込んで左フックを打ち込んだライカ。パンチを上下に散らすライカに組みついたキム・ソユルは、相手をケージに押し込む。

ライカは左のオーバーフックでディフェンス。キム・ソユルが足技で削りながら、ケージ中央に向けて投げてグラウンドへ。立ち上がるライカのバックに回ったキム・ソユル。ライカはケージ際へ向かう。正対したライカだが、首相撲から離れたライカ。しかし疲労が見られるライカに、キム・ソユルが左前蹴りをヒット。ライカのボディロックをカットしたキム・ソユル、ライカは笑いながら頭を下げてパンチを打ち込む。残り20秒でライカが組みつき、シングルレッグから相手をケージに押し込む。離れ際に右を打ち込んでいった。

最終回、ライカが前に出る。ワンツーから下がるキム・ソユルにライカがプレッシャーをかけていく。キム・ソユルはバックステップを踏みながら、細かいパンチをライカの顔面に集める。ライカの左フックがヒットするも、後続打が当たらない。ライカがダッキングすると、前蹴りを打ち込むキム・ソユル。相手が距離を詰めてきたところで、ボディロックで組みつきテイクダウンを奪った。

ケージ際でバックマウントを奪ったキム・ソユルは、立ち上がるライカの首に左腕を回していく。そのままRNCでライカを絞め落とした。
Double GFCストロー級王者のキム・ソユルが、1階級上のライカを相手に修斗初戦を勝利で飾った。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 新井拓巳 齋藤奨司

【Shooto2022#07】新井が齋藤をTDをし続け、試合はドローも優勢ポイントでトーナメント決勝進出

【写真】新井がテイクダウン作戦を徹底し、結果はドローも新人王T決勝へ(C)MMAPLANET

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
新井拓巳(日本)
Draw.1-0:20-18.19-19.19-19.
齋藤奨司(日本)
※優勢ポイント2-1で新井が決勝進出

サウスポーの新井が距離を詰めて左ハイ。齋藤は右ローを見せる。組みついてくる新井を捌く齋藤。新井が遠い距離から飛び込むも、齋藤がスプロールする。しかし新井が再チャレンジで組みつき、齋藤に尻もちを着かせた。齋藤は左のオーバーフックでバックは許さないが、新井がボディロックから背中を着かせる。すぐに立ち上がって足を抜いた齋藤に対し、新井がしつこく組みつき再び尻もちを着かせた。

ケージに背中を着けている齋藤の足を畳んでいく新井がパウンドを落とした瞬間に齋藤が立ち上がった。新井は齋藤をケージに押し込み、シングルで転がしていく。立ち上がった齋藤の頭が当たったか、新井がダウンするも試合は続行。パンチを繰り出す齋藤に、新井が組みついて背中を着かせ、スクランブルから齋藤を制する。

オーバーフックから投げた齋藤を潰す新井、しかし齋藤も立ち上がって打撃戦へ。ここも新井が齋藤からテイクダウンを奪うも、抑え込みきることができない。齋藤は立ち上がり、組みに来た相手をギロチンに捉えて引き込むも、これはすぐに新井が頭を抜いた。そのまま新井がケージ際でトップをキープして初回を終えている。

最終回、齋藤が右ロー。距離を詰める新井に対して左ボディを突き刺すが、新井もそのまま組みつきダブルレッグで齋藤に背中を着かせた。バタフライガードから新井を蹴り上げる齋藤。さらに下から左腕を取ると見せかけて、右腕を取って腕十字を狙った。腹ばいになった新井の右腕を伸ばす齋藤だったが、ここは腕を抜かれてしまう。新井はスタンドに戻ると、すぐに組みついて齋藤に尻もちを着かせる。

齋藤の左足を抑えてケージに押し込む新井。齋藤はガードに戻した齋藤が立ち上がる。新井の左ミドルに対し、齋藤は右フックを振るっていくが届かない。新井が一旦距離を置いてから飛びこみグラウンドに引きずりこむ。立ち上がる齋藤、相手のボディに右ヒザを突き刺してから下がる。前に出て来る新井を首相撲に捉えたが攻撃には至らず、パンチを振りながら下がったところに組みつかれた。

またも新井が齋藤の左足を抑えてグラウンドへ。齋藤はケージに背中を着けながら、足を抑えている相手にコツコツとパンチを打ち込む。それでも新井は最後に一瞬、齋藤の背中をマットに着けて試合を終えた。

裁定はジャッジ1人が新井につけたが、残り2人がドローとし、公式結果は引き分けとなった。しかし優勢ポイントは2-1で新井に。この結果、新井が新人王トーナメント決勝に進出した。


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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#07 UFC   キム・ソユル チャンネル ボクシング ライカ 山内渉 新井拓巳 清水清隆 齋藤奨司

【Shooto2022#07】清水戦=山内渉&新井戦=齋藤奨司─02─「山内が不利とか全然ない。絶対に勝つ」

【写真】必死さ、気持ちが出るファイト。チームで戦うという点でも魅力がある。そして両階級の活性化という部分でも、この2人は要注目だ(C)MMAPLANET

今日27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催される『Shooto2022#07』で清水清隆、新井拓巳と対戦する山内渉&齋藤奨司対談後編。

修斗フライ級とバンタム級の注目株、FightFarmの同期ながら先輩・後輩的な関係で切磋琢磨してきた両者だが、今回は山内が実績のあるベテランファイターの引退試合の相手を務め、齋藤は新人王トーナメントの準決勝に挑む。イベントのなかでポジションが違う戦いに臨むが、負けられないのはどの試合も同じだ。引き続き齋藤と山内に2人が同じ大会で戦うことの長所を尋ねると、両者の信頼関係が明確に伝わってきた。

<山内渉&齋藤奨司対談Part.01はコチラから>


──実際、山内選手はランカー対決が続いているわけですし、その辺りに思うところはないですか。

齋藤 仲間なんで、良い刺激を貰っています。山内は良い勝ち方をしてランカーを食っているし、今回のマッチメイクも妥当です。山内が不利とか全然ないです。絶対に勝つと思っているし、だから俺も勝って山内に繋げたいです。ほぼ毎日一緒に練習していますし。

──一緒に練習をしているからこそ、自分が強くなれると思える点はどこでしょうか。

齋藤 面と向かって言うのは、恥ずかしいです(笑)。あっ、田村さんです。

──おお、ご無沙汰しています。「山内選手、軽視していてゴメンナサイ」って話を最初にさせていただきました。

田村彰敏 アハハハハ。ほんと、2人でやりあって頑張っていますよ。山内は本番に強いんですよ。

──と田村さんからの言葉もあった山内選手、齋藤選手と練習することの良さってどこでしょうか。

山内 全部です。特に打撃……僕の打撃の基礎は空手で、顔への免疫がなかったので。そこから奨司さんにボクシングを教えてもらって。MMAにおける組技も、奨司さんは寝技になった時の対処方法とか僕とは全然違うので、そういう面でも自分が何をすべきかを練習しながら学ばせてもらっています。

齋藤 山内とはMMAを始めた時期がほとんど同じで、アマ修斗も殆ど一緒に出てきました。2人で切磋琢磨することでレベルが上がっています。山内がレベルアップして、僕がやられる部分とかあり、そうやって練習の中でお互いに欠点を埋めていけます。年は違いますけど、ライバルみたいな形でお互いに刺激を受けながらやっていけるので、凄く良い関係です。

──先ほど、齋藤選手が清水選手との引退試合の相手に抜擢された山内選手が勝つと断言してくれました。

山内 一つの試合です。引退試合とか考えずに、いつも通りに倒しに行くだけです。選んでくれたことは嬉しいですけど、あまり深く考えずに普通に倒してステップアップにつなげたいです。

──そう思わないと引退試合の相手って、務められないですよね。対戦相手の格闘家人生をぶつけられるような感じですし。

山内 ホント、そういうことも考えずに判定とかでなく、完全決着でいきたいです。清水さんはこれまで負けた試合は全部判定っぽいので、最後に僕がきっちり決着をつけて安心して……。

齋藤 安心して?  安心して引退してくださいって? アハハハハ。

山内 あっ、安心してじゃないですね(苦笑)。最後の試合で、僕が完全決着できればと。

──引導を渡すということですね。過去の対戦相手と比較して一番の実績のある選手との試合を終えてからのことはどのように考えていますか。

山内 勝って修斗のタイトルに近づきたいです。

──フライ級は世界王者がUFCに参戦中で、環太平洋王座がありません。そして宇田悠斗選手はDEEPに参戦中です。

山内 そうですね……平良選手や宇田選手が戻ってくるのか分からないですけど、僕が勝って膠着状態の修斗フライ級を動きのあるモノにしたいです。

──齋藤選手が対する新井選手は、DREAMERSの最終選考試合で中村倫也選手の相手でした。

山内 それよりもジムの先輩の(齋藤)翼さんが試合をしているので(※2021年1月。齋藤が2-0の判定勝ち)、そっちの方を意識していました。どっちかと言うと。でも、別にこの試合に想いがあるかかといえば正直ないです。新人王Tの準決勝でチームの皆とやることをやってきたので、やるべきことをやって勝って駒を進めたい感じです。

──3月と7月に続き、同時出場になります。同時出場と別々に出る時、調整段階も含めてどちらが良いと感じていますか。

山内 僕は断然、一緒の方が良いです。1人で戦うよりも。

齋藤 僕も同じ方が良いです。減量で苦しむ期間も同じだとか(笑)。試合に向けて練習、体調管理、モチベーションの上がり方も1人の時とは違ってきます。チームとして、その大会に向けて動いてくれますし、全員が一つになって練習もできています。

──アッチの方が、調子が良いなという風に気になることはないですか。

山内 僕はないです。

齋藤 僕もないです。あんま、そういうのないよな? 2人の間で「勝ってやる」とか。

山内 ないです。

──では先陣を切る齋藤選手、どのような試合をしたいですか。

齋藤 もちろんフィニッシュして、山内に繋げたいです。

山内 僕も完全決着で終わらせるように頑張ります。

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#07計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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ABEMA ARAMI MMA MMAPLANET o SARAMI Shooto Shooto2022#07   キム・ソユル チャンネル パンクラス 中村未来 久遠 修斗 内藤頌貴 剛毅會 大竹陽 小生由紀 山内渉 後藤丈治 新井丈 新井拓巳 松嶋こよみ 海外 清水清隆 澤田千優 石井逸人 藤井伸樹 須藤拓真 高岡宏気 齋藤奨司

【Shooto2022#07】キャリア1年半、4戦目で修斗のベルトへ─澤田千優「タイトルが懸かっているのも縁」

【写真】松嶋こよみとマンツーマンで空手の稽古に臨む澤田(C)MMAPLANET

27日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#07。インフィニティリーグ2022女子アトム級最終戦で澤田千優が小生由紀と対戦する。ポイント的に圧倒的に優位に立つ澤田は、キャリア4戦目で修斗世界王座が見えている。

デビュー戦で分けた小生を相手に、この間にMMAファイターとして身に着けた動きを見せることを誓い──澤田はケージに足を踏み入れる。


──9月の試合が流れ、ポイント的には不戦勝で3P追加。勝ち点が8Pという状態で最終戦を迎えます。

「ハイ。4Pを取るつもりだったので、試合がなくって1P少ない得点になってしまいました」

──とはいえ中村未来選手と久遠選手を破り、初回でフィニッシュされない限り優勝という状態で迎える小生戦です。

「あまりそういう風に初回で一本取られなければ良いとか、得点のことは考えずにしっかりと勝とうと思っています。得点争いとかでなく」

──デビューから1年7カ月、4戦目で修斗世界王座獲得が目前に迫っています。

「アマチュアがこの階級は意外と多かったみたいで、世界にも階級があるアトム級が制定されたと聞いていました。リーグ戦があることで、試合がコンスタントにできたことはモチベーションをキープできた面でも凄く良かったと思っています。ここまでリーグ戦は勝ててきましたけど、練習してきたことが出ないことも少なくなかったので、今回の試合は自分がやってきたことが試合で出せると体感できる……そんな機会を得られたので良かったと思っています。

タイトルに関しては他の団体のレベルを知っている人からすると、『なんだ?』となるとは思います。それは自分でも思う節もあるので。でも、ここで懸けられているモノなので私は勝って取るだけです」

──たしかにデビュー戦やキャリア3戦以下の選手が多く参加したリーグ戦、そこで世界タイトルが懸かるのは出場選手の意志に関係なく、そういうものかと思ったのも事実です。スミマセン。試合に前なのに。

「でも、そう思われることも分かります。ただ、ここでタイトルが懸かっているのも縁でもあるので有難く受け止めてチャンスをしっかりと掴んで……海外に行きたいです」

──そのためにもしっかりとベルトを巻く必要がありますが、対戦相手の小生選手はデビュー戦でドローだった相手ですね。

「自分が1年少しの間にレスリングだけだったのから、如何にMMAにアジャストしてきたか。やってはいけないこと、やらないといけないことを出せる試合になるんじゃないかと思いつつ……自分にそう言い聞かせつつ楽しみたいと思います」

──前回の試合とどこが一番違うと思いますか。

「空手? レスリングを生かすための打撃を岩﨑先生に習ってきたし、柔術もロータス世田谷の柔術クラスに通わせてもらっています。MMAのための柔術、MMAのためのグラップリングを八隅さんに習ってきました。10月から剛毅會の内弟子になったので、道場の業務があって練習スケジュールが変わってきました」

──現状、どのような練習スケジュールになっているのですか。

「剛毅會の空手は週に1度か2度、T-GRIPでMMAレスリングとスタンドレスリングを週に1度、柔術が週に2度──技術練習と八隅さんが元気なときにスパーリングの相手をしてもらっています(笑)。AACCは水・木とグラップリングベースのMMAスパーリングをやっています。SARAMIさんが試合前の時は水曜日にパンクラスイズム横浜でも練習させてもらっていました。

ただ凄く練習時間が増えたというのではなくて、練って練習をして体を休める時間ができた感じです。どうしても女子の私のようなサイズの選手はいないので、レスリングにしても技術的にはまだですけどバンタム級とかの選手と打ち込みをして、スパーリングでは大塚さんが凄く上手く相手をしてくれるので、当たりに行って鍛えてもらっています」

──空手、柔術、レスリングと練習場所が増えてAACCの女子選手とのスパーリングで成長は感じられていますか。

「絶対にあります。考え方とか、何ができていないでやられるのか。今はすぐに尋ねることができる環境になったので。来週とかでなく、明日聞こうってなれる環境は言葉は良くないけど時短になります。練習の密度が違うというか。AACCだけの時もなぁなぁな練習をしようとは思っていなくて、自分で自分を追い込んではいました。でも、ただ頑張るだけになってしまって。そこはもどかしさを感じていたので、今は何がダメだったかを指摘してもらえるので、取捨選択がしやすくなったので密度が濃くなったと思います」

──小生選手は下攻めが得意な選手という印象がありますが、どのような戦いをしたいと考えていますか。

「前回と同じ態勢にはならないと思うし、下になられても危なくない位置取りをして戦います。テイクダウンをしても、相手の嫌なことを仕掛けて小生選手の柔術ができないよう寝技をやります。やっぱりテイクダウンは取りたいので、テイクダウンをして自分の位置で戦う。引き込みには付き合わないです。空手で突っぱねます」

──空手で突っぱねる。MMAではなかなかない表現ですね。

「そこは徹底しないと。小生選手のやりたいところで、もつれないようにしたいです。MMAレスリングが少しできるようになって成長した姿を見て欲しいです」

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#10計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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【Shooto2022#07】計量終了 2階級上(?!)でも戦いたいDouble GFCストロー級王者キム・ソユル✖ライカ

【写真】チャンスを逃したくない気持ちは誰よりも強いかもしれない──キム・ソユル (C)THEONE

明日27日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto202#07の計量が、港区の10KOLで行われた。

環太平洋バンタム級選手権試合をコメインに従え、メインに組まれた引退試合=山内渉戦が組まれた清水清隆は1回目の計量が56.75キロとわずかにオーバーとなり、再計量で56.7キロに落としパスしている。

この他、後藤丈治と戦う須藤拓真はバンタム級リミットから200グラムオーバーだったが、再計量で61.2キロとし無事、注目の修斗初戦を戦うこととなった。

さらに2022年度新人王決定T準決勝フライ級で打威致と戦う須藤晃大も1度目は56.8キロだったが、再計量で56.7キロとし、結果的に全選手はクリアしている。


そんな後楽園ホール大会で、クラスAマッチの国際戦ながら2回戦のインフィニティリーグより前に組まれた一戦に注目だ。ライカ✖キム・ソユルは9月大会で組まれていたが、キムがビザを取得できずキャンセルに。ライカは急遽対戦に応じた杉山恵とドローだった。

今回は18日(金)の発表で来日とライカと仕切り直しの一戦が発表されたキム・ソユルは、キック出身でMMAは2戦目でONE Warrior Seriesと契約。桐生祐子とSARAMIに勝利し、平田樹にONE本戦で敗れているネイリン・クローリーに敗北を喫するなど3勝1敗だった。コロナでONE WSが活動と休止すると母国に戻り昨年12月30日にDouble GFC女子ストロー級王座を獲得している。

ONEアトム級は実質ストロー級、Double GFCでも前述したとおりストロー級のベルトを手にしているが、この一戦は本来はパンクラス参戦経験のあるホン・イェリンと暫定アトム級王座を賭けて戦う予定だったが、ホンの欠場で代役のソン・ヘユン(※デビュー戦)に相手が変更されたことでストロー級王座を争ったという経緯があった。

つまり1年前は減量をすればアトム級で戦うことができたキム・ソユルにとってフライ級で戦うことは生易しくない。どれだけ母国にいても試合機会に恵まれていないのか……ある意味、今大会に出場する女子選手のなかで最もハングリーなのがキム・ソユルという見方もできるだろう。

計量時の体重差は800グラムでも、キム・ソユルはリカバリーはないと考えるのが妥当で、2階級差のライカとは得意といえども打撃でやりあうのは危険だ。しかし、元来の気の強さとキックのスキルがあることで、立って戦うことも十分に考えられる。逆にライカは自ら組むことが増えており、組まれた組まれたで体格差はハンデとなる。

そんななか腕十字やRNCで秒殺したこともあるキム・ソユルは、一瞬の勝負時にフィニッシュを狙うことも多いに考えられるだろう。

ライカ戦後、SARAMIが望めばリベンジ戦や今大会で決まる女子アトム級戦線でも活躍も見込めるキム・ソユルのパフォーマンスに要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月27日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#10計量結果

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.75キロ→56.7キロ
山内渉:56.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 石井逸人:61.1キロ
[挑戦者] 藤井伸樹:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
新井丈:56.6キロ
大竹陽:56.7キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.9キロ
須藤拓真:61.4キロ→61.2キロ

<フライ級/5分3R>
内藤頌貴:56.7キロ
高岡宏気:56.4キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優:47.4キロ
小生由紀:47.3キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来:47.4キロ
久遠:47.6キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:56.5キロ
キム・ソユル:55.7キロ

<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
齋藤奨司:61.1キロ
新井拓巳:61.0キロ

<2022年度新人王決定T準決勝フライ級/5分2R>
須藤晃大:56.8キロ→56.7キロ
打威致:56.6キロ

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