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【Black Combat10】中村大介と対戦、Double GFC王者パク・チャンス「腕十字でフィニッシュします」

【写真】 サッカーボールキック有り、中村大介というユニファイドMMAの常識に当てはまらない相手との試合でパク・チャンスがどのような戦いを見せるか(C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)にソウル・ソンブク区にある高麗大学校(コリョ・テハッキョ)ファジョン体育館(チェユックァン)で開催される Black Combat10。山本聖悟、中村大介、大原樹理、そして須田萌里と駒杵嵩大が出場し、須田と駒杵はそれぞれがBlack Combatフライ級&女子アトム級王座に挑戦する。
Text by Manabu Takashima

そんなBlack Combat vs DEEPの対抗戦の様相を呈している同大会で、中村と戦うのがパク・チャンスだ。Double GFCフェザー級王座で昨年4月にシン・スンミンに敗れた――K-MMA界ユニファイドルールの強豪にとって、Black Combatで戦う意義とは。そして中村戦後に抱く日本での活躍について話を訊いた。


──パク・チャンス選手、Double GFCフェザー級王者のままBlack Combatに出場するようになりました。なぜ、Black Combatを次の戦場に選んだのでしょうか。

「Black Combatで戦いたいという選手が増え、Double GFCイ・チーフン代表に自分の方からBlack Combatで戦いたいと伝えました。ただ今もDouble GFCのチャンピオンのままですし、Double GFCがイベントを再開すると防衛戦を戦っていきます」

――そのようにプロモーション間を行き来できるのですね。素晴らしいことです。

「ハイ、両方の団体で試合をすることができます」

――ではDouble GFCの王者として、Black Combatのフェザー級王座決定戦でシン・スンミン選手に敗れた事実はどのように捉えていますか。

「やはり敗北後は落ち込みました。でも、すぐにリベンジをしたいという気持ちが強くなり持ち直しました。強い選手と戦いたいからBlack Combatで戦うことを選んだので。今はチャンピオン云々よりも、強い選手と多くの試合を積んでいきたい。そう思っています」

――あの試合はスリップ気味に倒れた後、シングルを取ろうとしサッカーボールキックを被弾してKO負けを喫しました。

「自分はUFCを目指していたので、北米ユニファイドルールに慣れ過ぎて、あの局面でサッカーボールキックがあることが頭に入っていなかったです。全くサッカーボールキックを意識せずにシングルレッグを本能的に仕掛けてしまいました。

練習仲間でBlack Combatで戦っている選手がいなくて、でもチームメイトが自分の練習に合わせてくれています。なので、練習としては問題ないです。今後はRIZINにも出てみたいので、サッカーボールキックにも慣れないといけないと思っていますし。もう少し時間がかかるかもしれないですが、試合を続けることで慣れていくはずです。このルールを消化して、勝っていきたいです」

――練習でサッカーボールキックをやることはできないですが、スタンドにしても打撃の含まれたスパーリングをするときに、何割ぐらい力を入れていますか。

「スパーリングの回数は週に1回で、決して多くないです。なのでスパーリングの時は試合ぐらいのモードでやっています。グローブは大きめのモノを使っていますが」

――ところで9月には豪州のEternal MMAでエリオット・コンプトンと対戦予定でした。結果、キャンセルとなったのですが豪州でUFCへの登竜門といえるプロモーションで試合をしようと思ったのは?

「別にUFC云々があってEternalに出ようと思ったわけではないです。試合のオファーがあり、戦いたいと思っただけで。ただフェザー級のオファーだったのが、1カ月を切って70キロにしてほしいと言われ。それも了承しました。それなのに72キロ、最終的に75キロと言われて、もう無理だと判断して試合は成立しなかったです」

――それはひどい話です。では、20日に戦う中村大介選手の印象を教えてください。

「素晴らしい選手です。戦い方がユニークで、難しく感じるかと思います。過去一番で戦い辛い相手になるはずですが、その分しっかりと練習をしてきました。問題ないです。腕十字でフィニッシュします(笑)」

――おお、掟破りの逆腕十字ですね(笑)。次回大会はDEEP勢も多く出場します。ここで戦うことで、日本のことを意識するでしょうか。

「自分にDouble GFC暫定フェザー級王座決定戦で負けたパク・ジェヒョク選手がGLADIATORでフェザー級チャンピオンになり、強い日本人選手と試合をしています。彼から凄く刺激を受ける一方で、自分も全然できると思っています。日本で戦いたいです」

――では日本のファンに一言メッセージをお願いします。

「いつも日本で戦いたいと思ってきました。今回、中村大介選手にしっかり勝って、日本で戦いたいと思っているので。応援よろしくお願いします」


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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF03 アリソン・バルボーザ エリオット・コンプトン

【ONE FF03】コンプトン、柔術茶帯の腕前は見られず。バルボーザの肩固めに敗れる

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリソン・バルボーザ(ブラジル)
Def.1R2分12秒by 肩固め
エリオット・コンプトン(豪州)

まず左ジャブを伸ばしたバルボーザに対し、コンプトンが右ローを蹴る。ワンツーから左の蹴りを見せたコンプトン。やはり至近距離の打撃戦はお手の物だ。バルボーザも左ジャブを当て、コンプトンが右フック、縦ヒジを繰り出す。組まないバルボーザはジャブを続け、コーナーに詰めてダブルレッグへ。コンプトンはハーフガードから肩固めを狙う。

ハーフで跨いだまま絞めるバルボーザがマウントを取ると、伸ばされた左腕がロープの外に伸びてしまい身動きが取れなくなったコンプトンがタップを強いられた。

「全ての準備ができていた。最高のムエタイコーチがいるからね。彼は打撃戦でくるとは思っていなかっただろうけど、打撃からテイクダウン、そして極めた」と話すバルボーザに1万ドルのボーナスが贈られた。


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【ONE FF03】豪州キック界トップ=コンプトンが、ムエタイに続きMMAでルンピニー勝利を狙う

【写真】ルンピニーでムエタイとMMAで勝利──これは快挙だし、これからそういう選手が増えていって欲しいものだ (C)ONE

3日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムでONE Friday Fights03が開催される。

毎週金曜日のムエタイ&MMAショーは第3週を迎え、初めてMMAが3試合組まれることになった。今回もタイ在住選手が中心で、ONE本戦出場経験のあるタイ人ファイター=シャノン・ウィラチャイが初参戦しヴェノム・トレーニングキャンプに所属するポリア・ゴルプールと戦う。

そんなウィラチャイのルンピニー登場よりも、気になるのがエリオット・コンプトンとプーケット・トップチームに籍を置くブラジル人=アリソン・バルボーザのライト級マッチだ。


ブラジル、中国でキャリアの大半を過ごしてきたバルボーサの戦績は19勝8敗ということだが、ワン・サイに敗れるなどトップクラスで活躍してきたわけではない。今回のONE FF登場は昨年11月にプーケットで行われたフェアテックス・ファイトでの勝利から、ステップアップを果たした形だ。

とはいえこの一戦──注目はバルボーザではなく、対戦相手のコンプトンだ。MMAファンには馴染がないかもしれないが、コンプトンは豪州を代表する1人といえるキックボクサーだ。ONEではニキー・ホルツケン、アンソニー・ンジュグアニ、コズモ・アレッシャンドリらと戦い1勝3敗ながら、キック全般では46勝14敗、MMAグローブ着用のCage Muay Thaiでは世界王座に就いている。

そのコンプトン、実は4歳の時からキックやムエタイだけでなく父スティーブの導きによりテコンドー、ジークンドー、カリなど多くのマーシャルアーツ経験を持っている。何よりも、彼のMMA挑戦に期待が高まるのは、ブラジリアン柔術でも茶帯を巻いているからだ。

グラウンドに持ち込まれても、凌げる。その技術があるコンプトンは、立ち技でその力を十分に発揮できることをMMAデビュー戦で証明している。

昨年7月にホームタウン=ブリスベン郊外のイートンズヒルで旗揚げ興行が行われたBeatdown Promotionsのメインで、コンプトンは日本の大山釼呑助と戦っている。この試合でコンプトンはパンチの圧をかけ、ヒザ蹴りでダウンを奪うとパウンドの連打から、立ち上がったところでもう一度ヒザを突き上げてKO勝ちを決めている。

組み技を見せる機会はなかったが、パンチを意識させてのパーフェクトなヒザ蹴りは鮮烈と表現して良いMMAデビュー戦だった。初陣でキャリア11勝6敗の大山を破ったコンプトンは、2戦目で過去にパンクラス参戦経験もある23勝13敗のキーラン・ジョブリンと対戦予定も、ここを負傷欠場していた。

大山との試合は北米階級のライト級で、ONEライト級ではほぼ通常体重と思われるコンプトンとバルボーザとフィジカルの差は殆どないと思われる。

既にムエタイではルンピニーで勝利を挙げているコンプトンが、MMAでも勝ち名乗りを挙げることがデキるのか。正直、MMAファンには物足りなかったONE Friday Fightsだが、コンプトンのように立ち技で実績のある選手の流入と日本人選手の出場があれば、一気に興味深い週一格闘技ショーとなるだろう。

■放送予定
2月03日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE FF03 MMA対戦カード

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
ポリア・ゴルプール(イラン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エリオット・コンプトン(豪州)
アリソン・バルボーザ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ドミトリー・バブキン(ロシア)
イヴァン・バルシコフ(ロシア)

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