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【Special】月刊、青木真也のこの一番:6月─その参─伊澤星花✖本野美樹「頭抜けて良かった」

【写真】この逸材が、どのようにさらなる強さを身につけていくか (C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

引き続き2021年6月の一番、第三弾は20日に行われたDEEP JEWELS33からDEEP JEWELSストロー級選手権試合=伊澤星花✖本野美樹戦について語らおう。


──青木真也が選ぶ2021年6月の一番、最後の試合をお願いします。

「伊澤星花✖本野美樹です。伊澤選手は3試合目とかなんですよね」

──ハイ。デビューが去年の10月で、12月のノンタイトル戦で本野選手に判定勝ち、今回は1Rで一本勝ちしDEEP JEWELSストロー級王者となりました。

「3戦目とは思えない完成度の高さがあります。前回のノンタイトルのときはフィニッシュでなかったけど、タフなゲームを勝ち切った。試合内容としては、前回の方が決着はつかないという部分でも良い試合で。仕上がっているなって思いました。

技術体系として、この選手は蹴りがある。サウスポーの相手に対して、蹴ってから頭を抜いてテイクダウンへ行く。独特いうか……僕は頭を抜いていきたいけどいけないんです」

──そのまま詰める感じですね、青木選手は。

「ハイ、サウスポーに対して手前の方に抜いて入ることができなくて。アレができるのは独特だし、どういう感性でやっているのかなって。いや良い選手です」

──首を取られる恐怖とかが、ないのですかねえ。

「あぁ、まだ3試合だからそういうのがなく、思い切り戦えているのかもしれないですね。知らない強さもあるけど、しっかりとした強さを持っていると思います。

男子でも女子でもサブミッションがあるのは強い。特に今の女子のレベルだと強いです」

──極めの前の動きからして、しっかりとしていると感じました。

「ニールアダムス式、いやヤスケビッチ式というか」

──背中にのっていないヤスケビッチのような感じだったかと。

「そうですね、ゴロンと返して。しっかりと技量があります。ストロー級だけど、大きくなるかもしれないからフライ級もあるかもしれないですね。ここから、どういう風に可能性が広がっていくのか」

──国内はアトム級までが盛んですが、ストロー級とフライ級は海外ではマーケットが広がっています。

「僕らの時代と違い、国際戦は少ないし。特にコロナ禍においては韓国人選手まで来日できなくなっている。この国内の土壌で、どうやって育てていけるのか。こういうことをいうとアレだけど、女子格闘技は若さとルックスが大切じゃないですか」

──ハイ。

「これ言っちゃうと、フェミニストたちに怒られそうだけど(笑)」

──アハハハハ。それは怖いですよね。そういうリツイートとかありますしね。でも、実際に存在する事象について話しているだけですし、そこまで気を回すと何も発言できなくなります。

「まぁ、そうですよね。そういうので怒られるのは嫌だけど、女子格闘技界には若さとルックス重視というのが、可視化できない部分であるのは確かだと思うんです。そこってフェアな判断がされないってある」

──はい。ルックス以上に顕著なのは、年齢ですよね。30歳過ぎは、35歳過ぎは……という判断で契約をしないプロモーションは絶対に存在します。

「明確にありますよね。その基準で救われる人がいるのも、当然で。それはそれで良いと思っています。ソッチで救われる人がいても良い。でも選手として、競技者として可能性のある人間がやっていける活路って、どこかないのかなって思っちゃうんです。やっぱり、それってないんですよね……」

──そう青木選手が思うということは、伊澤選手はそれだけ可能性があるということでしょうか。

「そう思っています。日本に韓国人選手が入ることができれば、韓国の女子MMAには日本にいないストライカーがいるだろうし、そういうところと交わって経験を積んで欲しいですし。とうしても日本の女子MMA選手は柔道OGが多いので。と同時に伊澤選手は打撃の勘も悪くないと思います。ここまで強いなって思った選手は、久しぶりです」

──そこまで、ですか。青木選手がそこまで買うポテンシャルがあるのであれば、なおさらどのようなキャリアアップができるのか気になりますね。女子選手はもともとベースになっている競技で培った強さが、かなり大きな割合を占めていると思います。

「村田夏南子、渡辺華奈、その通りですよね。村田選手はもとから強かった。そこにMMAの技術を練習で修得していった。渡辺選手は吉田秀彦です。柔道のままで結果を残した」

──下手をすると、戦って強くなる土壌がUFCやBellatorなのかもしれないです。

「ハイ、これは北岡さんも言っていたけど、女子はまだUFCやBellatorでもレベルの差が大きい。男子ほど詰まってない。だから結果を残せば、引っ張れる確率は高くなる。それが日本でできるのか、海外に照準を持っていくのか」

──本人も外の世界でDEEP JEWELSの強さを見せたいと明言していました。そうなると……現状ではどれほどの財政状態にあり、日本から選手を招聘できるのか分からないのですが、Invicta FCはもうキャリア5戦以下の選手はいくらでも出場していますよね。

「あぁ……そうなっちゃいますよね。強かった選手がごっそりUFCにステップアップしてしまったので、もうグラスルーツショーです」

──それこそファイトマネーを抑えることができるレベルの戦績だと思います。

「UFCやBellatorに行ってから、ビジネスしてくださいと。でもインヴィクタでチャンピオンになるとUFCかBellatorへはいける。国内で力をつけて、海外から引っ張れる。それは正しいし、そうあるべきものです。でも、現実はそうじゃない。だからこそ、どうすれば良いのかを考えるのが大人の役割になってきます」

──強く、成長できるマッチアップと結果を残すこと。まさに理想論ですね。

「そうやって次世代に繋いでいくのが、あるべき姿です。僕が女子MMAに触るとクサしているように受け取られることが多いんですけど、全くクサしていなくて。伊澤選手のキャリア3戦にして、あの完成度。頭抜けて良かった──男子でもなかなかない完成度の高さで。

だから、次が楽しみで期待できると、本気で思いました。だから甘い蜜の存在をかき分けることができる指導者が必要だし、メディアもそういう役割を担うべきだと真面目に考えちゃいましたね」

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DEEP JEWELS33 MMA RIZIN 竹林エル

【DEEP JEWELS33】仕切り直しのプロ初陣&初勝利、総斗會三村道場所属・竹林エル「1試合、1試合……」

【写真】打撃のなかで、テイクダウンにごく自然と対応できているのは──現時点でもセンスと日々の努力の融合と思われた (C)MMAPLANET

20日(日)に行われたDEEP JEWELS33で竹林エルが音波を破り、仕切り直しのMMA初陣で判定勝ちを収めた。

総斗會三村代表と竹林。三村代表は三軒茶屋のゴリラビルにあった時代のスーパータイガージムから、木口道場で練習をしていた日本総合格闘技の第一世代。1998年に福井に総斗會を開いた

年末のRIZINでは計量オーバーの相手と戦い、腕十字で敗れるもノーコンテストに。仕切り直しのMMAデビュー戦で、キャリア4勝2敗でアトム級GPに出場予定だった音波を相手に、下馬評を覆す判定勝ちを収めた。

テイクダウンに対応した鋭い打撃の持ち主、福井からやってきた高校3年生のプロMMAファイターに試合後、所属する総斗會の三村光輝代表と共に話を訊いた。


──正直、女子MMAへの知識が圧倒的に記者として欠けているのですが、竹林選手の動きを見て良い打撃を出す、そして組みに対処していることで、驚かされました。

竹林 ありがとうございます。

──知り合いの記者に、『この選手、どこの選手なんですか?』と尋ねると、『禅道会系の空手で活躍して、アマJEWELSで連勝して、RIZINにも出ていますよ』と説明を受けました。でもインターバルになり、セコンドを見ると『アレ、三村さんやないか!!』と

竹林 アハハハハ。

──『あぁ、総斗會所属なんだ。あの3人ぐらいでMMAの練習をしていた道場から、こんな選手が出てきたんだ』と嬉しくなった次第です。もう5年ぐらい前ですかね、総斗會の取材に行かせてもらったことがあって。

竹林 ハイ、そう聞きました。

三村 金沢まで北陸新幹線が開通した時に、福井に路面電車が見たいからってやってきて、ついでにジムの取材をしてくれたんだよ。

──それを言っちゃぁ……(苦笑)。でも、本当にアマチュアを含め、あれだけの少人数で練習していたことを凄く思い出してしまって。いつぐらいから総斗會で練習を?

竹林 高1の6月です。

三村 2年ぐらい経つんかな。

──まだ高校3年生なのですね。なぜ、総斗會でMMAを始めたのですか。

竹林 最初はMMAでなく空手をやっていました。空手を9年……実質10年ほどやっていて、空手の最後の大会に出て格闘技は辞めようと思ったけど、なんか楽しくなってMMAを続けることにしたんです。

三村 キッズで活躍していて、ウチに入ってきて高1の終わりに、最後に大会に出て思い出を創って辞めようとしていたんです。その時に私が、2カ月後にあったJEWELSのアマチュア大会に出てみないかと伝え、MMAの練習を始めました。

──三村代表から見て、彼女にはキラリと光るモノがあったのでしょうか。

竹林 フフフフ。

三村 いやぁ、なかったです。打撃に関しては、空手なりの基本はできていましたけど、テイクダウンも関節技も寝技も分からない。そこは練習せずに空手の大会に出ていただけで。それでもウチに来るようになり、グラップリングとか色々なクラスには出ていたんです。

華奢に見えるのですが、力は強いんです。だから自力があるといえば、あったのかもしれないです。

──空手から組み技の練習をするようになって、どのように感じましたか。

竹林 楽しいけど、難しいです。

三村 アマチュアJEWELSで3連勝して、勝っていたから面白かったんだと思います。

──総斗會では女子の練習相手はいるのですか。

竹林 女の子はいないです。

──あのう……自分が取材に行かせていただき、その後もチョモランマ1/2選手の試合などで総斗會の方をお見掛けすると、個性的な方がおられて……。

竹林 〇田さん? おじさんですよね? あのモヒカンの。

──あの時はモヒカンではなったですけど、三上(洋祐)さんとFBで繋がっていて、モヒカンになっているのを見ました。

竹林 アハハハハ。〇田さんですね。よく〇田さんとはスパーしています。

三村 もう〇田は、竹林にボコられています(笑)。

──なるほど(笑)。RIZINでは対戦相手の体重オーバーで試合をした結果NCという形になり、今回が仕切り直しのプロデビューでした。そして、周囲の声は音波選手に注目が集まっていた試合で、格上の相手に判定勝ちながらしっかりと勝てました。

竹林 格上、格下は全然気にせんけど、ただただ自分が緊張していました。勝てたことは嬉しいでのですが、自分がやってきたことは全部は出せていないし、そこはちょっと悔しいです。

三村 全然、動きは悪かったです。

──えぇ、そうなのですか。確かに腕十字の対処はそんな感じでしたが、打撃は良かったように見えましたが……。

三村 いやぁ、本来はもっと動ける子ではあります。

──〇田さんをボコるぐらい戦いたかったですか(笑)。

竹林 〇田さんとやっているときぐらい、動きたかったです(笑)。

三村 僕のなかでは、もっと圧倒して勝ってほしかったですね。それだけの力はあるので。

──現時点でMMAファイターとしての目標はどのように考えていますか。

竹林 何も決めていないです。取りあえずは1戦、1戦こなしていくことです。いつも会長が試合のたんびに目標というか、ミッションのようなモノを創ってくれます。だから、それをこなしていきながら勝っていきたいです。

三村 正直に言えば、目標なんてないんですよ(笑)。本当にないです。選手のことも、高島さんの女子格闘技ぐらい知らない(笑)。

──そうなのですか!!

竹林 ハイ、ホントに知らなくて(笑)。誰と試合をしたいと聞かれても、分からないです。

──そんな竹林選手を三村代表はどのように育てていきたいと考えているのでしょうか。

三村 そうですねぇ。本当に欲がない子なんです。誰のようになりたいとか、MMAに興味を持って始めた子ではないので、そこは任せたいです。まだデビュー戦に勝っただけですし、勝ち負け関係なく経験は積ませたいですね。ポテンシャルはあるので。

──そういう風に先生に言ってもらいましたが。

竹林 ねぇ……(笑)。

三村 お菓子も食べたい年ごろで、減量も嫌がりますからね。

──可能性のある選手を見ていると、女子MMAも楽しくなってくるので、ぜひとももっと楽しませてください。

竹林 ハイ、頑張ります。ありがとうございます。

三村 練習は本当によくやっています。週に7日やっていますから、その点においては私も真剣に指導をしたくなる。そういうモノは持っています。

──また、強くなって福井で取材できる日を楽しみにしています。

三村 新幹線の開通は1年延びましたが、また路面電車を見るついでで構いませんのですが、道場に来てください(笑)。

──言い方……。ただ、本当に福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れが見られる田原町駅が日本で一番好きな駅なんですよね。

竹林 本当ですか(笑)。ちょっと分からないですけど、田原町は自分の学校の近くですよ(笑)。

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DEEP JEWELS33 MMA 大島沙緒里 青野ひかる

【DEEP JEWELS33】冴えるキムラ・リバーサル、大島沙緒里が青野ひかるを抑え込んでアトム級GP優勝

<DEEP JEWELSアトム級GP決勝/5分2R>
大島沙緒里(日本)
Def.5-0:20-17.20-17.20-18.20-18.20-18
青野ひかる(日本)

いきなり青野が右のスイングを当てる。大島が前に出てきたところを、青野がテイクダウン。大島も返そうとするが、青野がバックに回る。しかし切り返した大島が袈裟固めへ。そこから青野の左腕を両足で挟み、コツコツとパンチを当てる。青野はこの状態から脱出し、トップへ。大島はフルガードを取って、左腕で相手の首を抱える。頭を抜いた青野はパスを仕掛けるが、大島は青野の左足を取ってヒザ十字を狙う。

足を抜いた青野がトップに戻ると、大島は得意の形でスイープに成功。青野もバックを狙うが、大島は青野の左腕を取っている。アームロックは極まらなかったものの、ハーフガードの青野にパンチを落とす。そして再び青野の左腕を取り、アームロックからひっくり返すと腕十字の体勢へ。青野は凌ぐが、今度は青野の左足を取ってヒザ十字からアンクルロック。青野も大島の左足に対して外ヒールを狙う。両者が足を取り合うなか、大島はアキレスの体勢になったところで1Rが終了した。

最終2R、打撃が交錯し、青野がテイクダウンしたかに見えたが、大島が青野の左足に外ヒールを仕掛ける。青野は体を起こしてディフェンス。大島はケージ際で、なおも足に食らいつく。そのなかで大島は青野の左腕を取りアームロックで切り返してトップへ。パスして再度からパンチとヒジを落とす。青野は潜ろうと試みるも、大島がトップをキープする。

ここで再び青野の左腕を狙う大島。袈裟固めからのパンチを織り交ぜながら、抑え込む。青野は下から足を大島の頭に懸けるが、体勢を入れ替えることができない。次第に大島のパンチに対して嫌な表情を見せる青野。大島は左ヒザで青野の右腕を抑えてパンチを落とす。ハーフガードに戻す青野。再びパスした大島は、鉄槌を落とし続け、最後まで上のポジションを保ち続けた。

ジャッジ全員がフルマークをつける判定で大島が勝利。DEEPミクロ級に続き、DEEP JEWELSアトム級のベルトも獲得した。


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DEEP JEWELS33 MMA 伊澤星花 本野美樹

【DEEP JEWELS33】伊澤星花が本野美樹のリベンジを許さず。1Rで腕十字を極めてストロー級王座を獲得

<DEEP JEWELSストロー級選手権試合/5分3R>
本野美樹(日本)
Def.1R3分12秒 by 腕十字
伊澤星花(日本)

前に出た伊澤が右インローからダブルレッグでテイクダウンを奪う。上四方から鉄槌を落とす伊澤。本野が切り返して立ち上がり、左脇を差してケージに押し込む。しかし伊澤が体勢を入れ替えてボディロックへ。グラウンドに持ち込もうとするが、本野が耐える。それでもテイクダウンに成功した伊澤が、サイドから鉄槌。パスして本野の右腕を狙う。

本野の右腕を取り、アームロックを狙いながら、腕十字に切り替える。一度立ち上がり、そこから再び腕十字を狙うが、本野が反転。それに合わせて伊澤が腕を伸ばし、本野がタップした。

一本勝ちでストロー級王座を獲得した伊澤。


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ARAMI DEEP JEWELS33 MMA 奈部ゆかり

【DEEP JEWELS33】ARAMIのビクトル投げ→ヒザ十字を凌ぎ、奈部ゆかりが組み勝って3-0で判定勝利

<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
ARAMI(日本)

サウスポーのARAMIに対し、距離を詰めていく奈部。足を使うARAMIを奈部は右ローで止める。そして組み付いてケージ際の攻防に。ARAMIが体勢を入れ替えて離れる。ARAMIの左ストレートをバックステップでかわす奈部。ARAMIが組み付いてケージ際へ持っていくも、奈部が首投げでテイクダウンを奪う。ARAMIが立ち上がり、試合は再びスタンドへ。

互いに距離を伺うなか、前に出てきた奈部に左を振りながら組み付いたARAMI。しかし奈部が反対にARAMIをケージに押し込む。ケージ際の攻防が続くが、AMARIが一度ギロチンを狙ってく飛びつくが、これはすぐに諦めて戻る。離れてケージ中央へ。シングルレッグダイブで奈部の左足を抱えたARAMIが、ケージへ押し込んでいく。ここでも奈部が体勢を入れ替え、払い腰気味に相手を崩してグラウンドに持ち込む。

そのままバックを狙う奈部だったが、ARAMIも立ち上がり、差し合いの攻防が続く。スタンドでバックに回った奈部に対し、ARAMIは右足を取って足関節を狙ったところで1Rが終了した。

最終2R、距離を詰めた奈部が右を振るう。ARAMIは左ストレートを返しながら、組み付いて奈部に背中を着かせる。しかし立ち上がってバックに回る奈部。相手をケージに押し込み、太ももへヒザを打つ。ダブルレッグに切り替えた奈部は、リフトアップからテイクダウンし、ケージに押し込んだ。ARAMIはケージに背中を着けて立ち上がるが、奈部は構わずボデロックを維持し、足を入れてテイクダウンを狙う。

ケージ際での差し合いが続いたが、ARAMIは相手の首を抱えて飛びつくも頭を抜いた奈部がバックに回る。そして引き倒してグラウンドに持ち込んだ奈部。ARAMIは起き上がり、ビクトル投げからヒザを狙っていくが、奈部が凌ぎ切った。

判定は3者ともフルマークで奈部の勝利を支持した。


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DEEP JEWELS33 HIME J-CAGE Report ブログ 藤田翔子

【DEEP JEWELS33】HIMEがパンチで主導権を握り、藤田にフルマーク+減点1の3ポイント差で判定勝利

<ストロー級/5分2R>
HIME(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-17.
藤田翔子(日本)

足を使って回るHIMEに対して、藤田は左ジャブと右ローを伸ばす。飛びヒザで飛びつくHIME。引きはがした藤田は距離を保つが、HIMEが組み付いて首投げの体勢へ。頭を抜いた藤田がバックに回り、離れる。ケージ中央で左ローを放つ藤田。相手のワンツーをかわしたHIMEは、再び組み付いて首を抱えるが、そのまま藤田がケージに押し込み、引き倒してグラウンドに持ち込む。

すぐパスに成功した藤田はサイドへ。HIMEは下から藤田の頭に足を掛けていくが、それをふりほどいた藤田はサイドをキープする。またも同じ体勢から足を掛けるHIMEに対し、藤田は上四方に。ここで抜けたHIMEはガブってから、藤田のバックに回る。立ち上がった藤田はケージ際へ。HIMEはそのままバックをキープし、引き倒す。すぐに起き上がる藤田、HIMEはそのままバックを奪っていった。

最終2R、前に出る藤田が右ハイ。2度目のハイはキャッチされかける。HIMEがパンチで前に出てきたところを、藤田は組み付いてケージに押し込み、バックを狙う。倒せないとみるや離れた藤田。HIMEの左ジャブに、藤田はワンツーを放つ。HIMEのパンチが藤田の顔面にヒット。藤田は右ハイを当てる。HIMEはパンチを振りながら前進、藤田の蹴りをもらいながらも左右のストレートを当てていく。

藤田の左ミドルの打ち終わりに右を狙うHIME、藤田も組み付きバックを狙うがテイクダウンには至らない。HIMEが相手にケージを背負わせて、右ストレートをヒット。次第にHIMEの右のヒット率が高くなっていく。藤田の左ミドルに右を合わせるHIME。パンチをもらってアゴが上がる藤田は、ダブルレッグでテイクダウンに成功するが、抑え込め切れない。残り10秒でHIMEがパンチの連打を当てた。

判定はフルマーク+藤田の体重オーバーによる減点も加わり、ジャッジ3者とも3ポイント差をつけ、HIMEが勝利した。


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DEEP JEWELS33 MMA にっせー 大島沙緒里 青野ひかる

【DEEP JEWELS33】青野ひかるがTDから腕十字でにっせーを仕留め、アトム級GP決勝は大島×青野に

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
青野ひかる(日本)
Def.1R1分39秒 by 腕十字
にっせー(日本)

飛び出した青野が、にっせーにケージを背負わせてシングルレッグダイブ。しつこく食らいついてくる相手をかわし、にっせーが青野をケージに押し込みながらバックに回る。体勢を入れ替えた青野が、アンクルピックで、にっせーに背中を着かせる。そのままケージに押し込みながらパスガード、そしてマウントに移行する青野。相手の頭を抱えるが、にっせーがリバーサル。その瞬間、青野が相手の右腕を取って腕十字へ。耐えたにっせーだが、仰向けになったところでタップした。

大島に続き、青野も一本勝ちでGP決勝へ。
アトム級GP決勝は、大島沙緒里×青野ひかるに決まった。


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DEEP JEWELS33 J-CAGE Report パク・シウ ブログ 大島沙緒里

【DEEP JEWELS33】大島沙緒里がダウン後の腕十字でパク・シウにリベンジ! アトム級GP決勝へ

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
大島沙緒里(日本)
Def.1R2分28秒 by 腕十字
パク・シウ(韓国)

大島が左ジャブから入る。前蹴りのフェイントから、前後の出入りが激しい大島。低空のテイクダウンはパク・シウにかわされる。大島が距離を縮めると、バックステップで自分の距離を保つパク・シウ。ケージ中央で大島はシングルレッグダイブへ。これはパク・シウも足を抜いて下がる。ケージ中央で打撃が交錯するなか、大島は前に出ていく。

前に出てくる大島にカウンターの左を合わせるパク・シウ。ケージ際で大島の顔面に右フックをヒットさせると、大島は腰を落とす。パク・シウはすぐにトップを奪ったが、ここで大島がパク・シウの右腕を取って腕十字へ。パク・シウは上から体重をかけて潰していくも、大島がうつぶせになって絞り上げたところで、パク・シウはタップした。

大島がリベンジを果たすとともに、GP決勝へ駒を進めた。


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DEEP JEWELS33 DEEP101 KINGレイナ MMA ONE パク・シウ 住村竜市朗 大島沙緒里 東陽子 米田奈央 鶴屋怜

【DEEP JEWELS33 & DEEP101】計量終了 鶴屋怜の対戦相手が6.95キロオーバーで試合が中止に

【写真】DEEP 2Days 4Showsのトリは住村✖米田のウェルター級マッチ(C)DEEP

19日(土)、20日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS33とDEEP101の計量が同所で行われた。

2日間4大会、DEEPウィークエンド2日目の計量は両大会で体重オーバーが見られた。まずDEEP101の第1試合でプロ2戦目に挑む鶴屋怜の対戦相手=岡崎鷹士郎が、フライ級の一戦でフェザー級に相当する64.15キロ、6.95キロオーバーの大失態を見せる。

怜、そして父・浩もそれでも対戦を要望したが、プロモーション側は体重差があり過ぎるため中止を決定。結果、岡崎の失格で鶴屋は不戦勝扱いとなった。


さらに第2試合で佐藤拳駿と戦うはずだった畠山祐輔が、減量の影響で体調を悪化させ、午前中に救急車で搬送されて失格に。佐藤は計量を済ませており、彼も鶴屋と同様に不戦勝が決まった。

なおK-Clannを離れフリーとなったKINGレイナは、リミットの1.5キロアンダーでパスし、パンクラシスト=東陽子との対戦に臨む。

DEEP JEWELSでは藤田翔子が、400グラムオーバーでイエローカードが提示されマイナス1Pからスタート。HIMEが勝利した時のみ試合が成立することとなっている。

DEEP 101

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午後4時50分~PPV SPWN

■ DEEP 101計量結果

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.55キロ
米田奈央:77.5キロ

<女子64キロ契約/5分2R>
KINGレイナ:62.5キロ
東陽子:63.7キロ

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.15キロ
伊藤裕樹:56.9キロ

<バンタム級/5分2R>
石司晃一:61.5キロ
CORO:61.55キロ

<59キロ契約/5分2R>
ヒロヤ:58.90キロ
関原翔:58.95キロ

<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.2キロ
山本歩夢:66.2キロ

<フェザー級/5分2R>
畠山祐輔:──キロ
佐藤拳駿:65.15キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.8キロ
岡崎鷹士郎:61.15キロ
 
DEEP JEWELS33

■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午前11時30分~PPV SPWN

■ DEEP JEWELS33計量結果

<DEEP JEWELSアトム級GP決勝/5分2R>
TBD
TBD

<DEEP JEWELSフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 本野美樹:52.15キロ
[挑戦者] 伊澤星花:51.5キロ

<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり:57.2キロ
ARAMI:56.95キロ

<ストロー級/5分2R>
藤田翔子:53.5キロ
HIME:52.5キロ

<51キロ契約/5分2R>
音波:50.95キロ
竹林エル:50.3キロ

<ライト級/5分2R>
ひしぬまjujcyさやか:69.05キロ
ぽちゃんZ:69.8キロ

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
青野ひかる:47.5キロ
にっせー:47.4キロ

<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
パク・シウ:47.6キロ
大島沙緒里:47.55キロ

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DEEP JEWELS33 DEEP Tokyo Impact DEEP101 KINGレイナ MMA キック 吉村海飛 山口コウタ 平田直樹 神田コウヤ 酒井リョウ 鈴木琢仁

【DEEP Tokyo Impact】計量終了 酒井✖SAINTがメインの第一部で、鈴木琢仁&ボクダノフの柔術勢に注目

【写真】メインで組まれた酒井リョウ✖SAINT──絵になる?! (C)DEEP

18日(金)、19日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2021~ 1st ROUND~及び~ 2nd ROUND~の計量が行われた。

新宿FACEからニューピアへ、リングからケージへ──箱と舞台が変わって開かれる東京インパクト大会。2部制興行の第一部のメインは酒井リョウ✖SAINTのメガトン国際戦だ。

第二部の締めはフェザー級の新世代対決=神田コウヤ✖平田直樹。酒井✖SAINTは当然として、神田✖平田の両者も問題なく計量を終えている。


1部では柔術の力をDEEPのケージでも魅せることができるか──勢いにのるボンサイ柔術から、鈴木琢仁が出場し石塚雄馬と対戦する。さらには柔術系ではグラント・ボクダノフのMMAデビュー戦も非常に楽しみだ。

パンクラス&DEEPのアマチュアを制した裏格闘DREAMERS=吉村海飛は、山口コウタとデビュー戦対決へ。

第2部では若い力の台頭が目立つフェザー級戦線で、その標的なった高塩竜司が、生き残りをかけて鬼山班猫とのマッチアップ。KINGレイナとのキック2連戦を経て、K-Clannに移籍した熊谷麻里奈が村山多笑を相手にMMA初勝利を目指す一戦などが組まれている。

また同大会の合間には20日のDEEP101とDEEP Jewels33の計量を行われる。

DEEP TOKYO IMPACT2021~ 1st ROUND~

■視聴方法(予定)
6月19日(日・日本時間)
午後5時15分~PPV SPWN

■ 計量結果

<フェザー級/5分3R>
神田コウヤ: 66.05キロ
平田直樹: 66.25キロ

<フェザー級/5分2R>
オーロラユーキ: 65.85キロ
小川顕広: 66.15キロ

<バンタム級/5分2R>
力也: 61.65キロ
伊澤カズト: 61.45キロ

<フェザー級/5分2R>
鬼山班猫: 66.0キロ
高塩竜司: 66.15キロ

<女子58キロ契約/5分2R>
熊谷麻里奈: 57.8キロ
村山多笑: 57.6キロ

<フライ級/5分2R>
RYOGA : 56.9キロ
風我: 56.85キロ

<ストロー級/5分2R>
竜己: 52.15キロ
キンタ・ジ・エンド: 52.65キロ

DEEP TOKYO IMPACT2021~ 1st ROUND~

■視聴方法(予定)
6月19日(土・日本時間)
午後12時15分~PPV SPWN

■計量結果

<メガトン級/5分2R>
酒井リョウ: 104.8キロ
SAINT: 103.05キロ

<ライト級/5分2R>
鈴木琢仁: 70.5キロ
石塚雄馬: 70.5キロ

<フライ級/5分2R>
鮎田直人: 56.85キロ
加藤瑠偉: 56.95キロ

<ウェルター級/5分2R>
グラント・ボクダノフ: 77.5キロ
田中一矢: 75.55キロ

<女子ミクロ級/5分2R>
KYOKA:──キロ
古林礼名:──キロ

<メガトン級/5分2R>
KENNY中村: 113.4キロ
関野大成: 96.0キロ

<フェザー級/5分2R>
吉村海飛: 65.5キロ
山口コウタ: 65.6キロ

<ライト級/5分2R>
Street♡★Bob”洸助: 70.4キロ
拳太郎: 70.8キロ

<ストロー級/5分2R>
林豊: 52.35キロ
中村真人: 52.7キロ

<ストロー級/5分2R>
多胡力翔: 52.65キロ
根本元太: 52.55キロ

<フェザー級/5分2R>
渡辺純: 65.6キロ
高橋辰也: 65.75キロ

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