カテゴリー
GFC GFC10 MMA MMAPLANET o ONE RIZIN Wardog YouTube キム・テフン 中務修良 海外

【GFC10】フライ級転向&海外を見据える中務修良─02─「これだけ体が動けるんだ」

【写真】GFC代表からファイトボーナスも支給されたとか—―(C)GFC

4日(土)、韓国はクミイチで開催されたGFC10で、キム・テフンをTKOで下した中務修良のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

キム・テフン戦で感じたフライ級転向の手応えは、中務の中に海外での試合に対する目標を生み出していた。その陰に秘められた試合への集中力についても語ってくれた。

<中務修良インタビューParty.1はコチラ


――キム・テフンもスクランブル出場であったうえ、対戦相手との実力差があったことも事実です。そのような中でも、中務選手としては出したかったものは出せたという手応えがありましたか。

(C)GFC

「そうですね。作戦としては、しっかりと距離を設定しながら、打撃を当てつつ組みつくことでした。前回のエイドリアン戦と同じく足関節も――とは思っていましたが、一発目の左パウンドがガードの間からアゴに入ったんですよ。それで相手が体を丸めてしまったので、『これはパウンドでいけるな』と思いました。

(C)WARDOG

そもそもグローブがすごく薄かったので、『これはパウンドが効く』とは考えていて」

――そうだったのですね……。試合後にはキム・テフンに何と声をかけていたのですか。

「通訳を通じて『急遽試合を受けてくれて、ありがとうございました。すごく男らしいです。かっこいいです』と伝えました。とにかく試合ができて良かったです。すると本来対戦する予定だったウ・ジウォン選手がケージに入ってきて。その場では『次は試合をしましょう』と言っていたのに、控室に戻って話をすると『いや、どうなるか分からない』とか――だから、次がウ・ジウォン選手とのタイトルマッチになるかどうかは分かりません(苦笑)。

ただ、試合前には会場で韓国の子供たちが『一緒に写真を撮ってください!』と言ってくれたりとか。試合後もGFC代表の方が『すごく良い試合だった』と。韓国に行って良かったです。会場にONE関係者の方がいらしていて『ONEに推薦したい』というような話もありました。といっても『そういう声をかけていただいた』という程度で。今後交渉があるかどうかは分かりませんが、そうやって海外の方に評価していただいたのが嬉しいです」

――ちなみに、今後ストロー級で戦いたいとは思いますか。

「いや、う~ん……今回フライ級で試合をして、すごく調子が良かったんです。だから『やっぱりフライ級で戦ったほうが良いかな』と思っています。ストロー級の試合は、良いお話があったら考えますね。今はフライ級のほうに気持ちは動いています」

――フライ級の体をつくっていく中で、練習の中でも成果は感じているのでしょうか。

「それが――僕って、練習ではメチャクチャ弱いんですよ(笑)」

――アハハハ。練習で強いのに試合で力を出せないよりも、そのほうが良いと思います。

「ありがとうございます。それこそ出稽古先でも、キャリアで劣る相手にやられたりとか。でも試合になると何かが違うんですよね」

――練習と試合では何が違ってくるのでしょうか。

「練習している人からは『試合になると勢いが違う。思いきりが良い』と言われます。確かに僕は練習だと思いきりは良くないし、相手のことも見すぎてしまうんですよ。実は沖縄に行った時、RIZINで対戦した砂辺光久さんと練習させてもらったんです。試合では僕が勝ったのに、練習では砂辺さんにボッコボコにされて(笑)」

――えぇっ!? まず砂辺選手と練習していることが驚きです。

「アハハハ。砂辺さんからは『試合ではあれほど前に出てきていたのに、なぜ練習では出て来ないんですか?』と言われました。僕も『いやぁ、それが分からないんですよ』としか答えられなかったです(苦笑)」

――試合になるとスイッチが入るのですね。

「今回の試合だと――映像には映っていなかったと思いますけど、僕は『殺してやる』と思って相手のことを睨んでいました。セコンドからも『気持ちが入りすぎだよ!』と注意されるぐらいで」

――どの段階でスイッチが入るのでしょうか。

(C)WARDOG

「入場して相手を見た瞬間ですね。入場前は『自分のほうが強い。絶対に勝てる』と自己暗示して、入場したあと相手を見たら『コイツをブッ殺したる』と思っています。それでも試合中は冷静で、セコンドの声もよく聞こえていますし。しっかり考えながら動くこともできていますよ」

――それは気持ちが高まると同時に、集中力が高まっているのですか。

「そうです、そうです。だんだんと研ぎ澄まされている感覚があります」

――正直なところエイドリアン戦も試合前に負傷があったことはともかく、あれほど足関節にこだわるのは危ないのではないかと思っていました。しかしご自身の中でも冷静に、『これは取れる』と考えられるほど集中力が高まっていたのですか。

「はい。エイドリアン戦は最初、外ヒールでバキバキと音が鳴りました。でもこれでタップしないのであれば、一度サドルに組み替えて内ヒールでいけば極められると思ったんです。エイドリアン選手の足の力が強くて、なかなかサドルに入れなかったものの、一度入ってしまえば極められると考えていましたね」

――なるほど。何より今回の韓国遠征は実り多きものになったようですね。

(C)SHOJIRO KAMEIKE

「出場してよかったです。相手の負傷でタイトルマッチが無くなった時は、断ろうかどうか考えましたけど――まず勝ったことで韓国関係者の方々にも名前を知っていただくことができました。フライ級でこれだけ体が動けるんだ、ということにも気づくことができて。

僕自身、次はどの大会に出るのかは分かりません。海外になるのか、あるいは国内で戦うかも決まってはいないです。いずれにせよ来年の頭には、またフライ級で試合をしたいと思っています。2024年もよろしくお願いします!」

The post 【GFC10】フライ級転向&海外を見据える中務修良─02─「これだけ体が動けるんだ」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
GFC10 Interview K-MMA キム・テフン ブログ 中務修良

【GFC10】フライ級転向の手応えを掴んだ勝利、中務修良─01─「KIDさんのパウンドが頭に浮かんだ」

【写真】ポスチャーもしっかりしていたキム・テフン戦のパウンド連打(C)MMAPLANET

4日(土)、韓国はクミ市で開催されたGFC10で、WARDOGストロー級王者の中務修良がキム・テフンをTKOで下した。
Text by Shojiro Kameike

試合直前で対戦相手が変更となったものの、従来のストロー級ではなくフライ級の試合で、中務はキム・テフンをテイクダウンからパウンド連打で仕留めている。そのパウンド連打によって、フライ級でも戦うことができる自信を掴んだという中務。まずはキム・テフン戦の内容を振り返ってもらうと、彼の脳裏には憧れだったファイターの姿があった。


――キム・テフン戦のTKO勝利、おめでとうございます。

「ありがとうございます!」

――中務選手にとっては、今回が初の海外試合でした。

「そうですね。今までも海外の試合のオファーは頂いていました。でも当時は、それほど海外の試合に魅力を感じていなかったことと、タイミングも合わなくて今回が初めての加害遠征になったんです」

――では海外での試合に興味が大きくなったのは、いつ頃なのでしょうか。

「前から海外で試合をしてみたいとは思っていましたが、その気持ちが強くなったのは最近ですね」

――格闘技とは関係ないお話になりますが、これまで海外旅行の経験はあったのですか。

「はい。旅行ではないですが、いま勤めている会社の出張で、中国とカンボジアに行ったことがありました。コロナ禍になってからは出張もなくなっていましたけど……。
あとは勤務体系も変わったんですよ。RIZINで砂辺光久選手に勝ったあと、勤めている会社が格闘技に対してすごく理解を示してくれて。それまではフルタイムで勤務したあと、夜に練習していました。それが砂辺戦のあとは週2回、昼まで働いたあとに練習へ行って良いことになっています。その日の夜はしっかり休むことができるようになったことも大きいですね」

――なるほど。今回は初めての海外での試合といえど、それほど不安はなかったわけですね。

「思っていたよりも、日本との違いは感じなかったです。対戦相手も韓国の選手だし、もっとアウェイな感じを味わうと思っていたんですよ。でも全然――もともと時差がないためかコンディションも良かったですし、韓国の人たちも温かく迎えてくれました」

――それほど現地で不都合を感じることもなかったのですか。

「いや、それが――出稽古で行かせていただいているISHITSUNA MMAの林巧馬代表に、『海外遠征で何か注意することはありますか?』と相談していたんです。ISHITSUNA MMAの選手が中国で試合をした時の話を聞いていて」

――あの伝説の中国遠征ですね。

「計量でプラス500グラムはOKと聞いていたのに、現地へ行ったら無しになっていたとか。そういうことも含めて、今回の窓口になってくれていたワードッグの柿原勇気代表にも、いろいろとプロモーターに確認してもらっていました。

その中で大変だったのは、ホテルにサウナがあると聞いていたのに、行ってみると無かったんですよ。僕は現地で1.5~2キロぐらい水抜きをする予定で。でも帯同してくれていた現地のワードッグ関係者の方が、ホテルの近くでサウナを探してくれたので大丈夫でした。困ったことといえば、それぐらいでしたね」

――契約体重がフライ級で良かったですね。ストロー級契約だと水抜きの量も多くなるでしょうし……。

「それは本当に良かったです。ただ、海外にストロー級の選手って少ないのでしょうか。海外でストロー級の相手や試合を探しても、なかなか見つからなくて」

――ストロー級は少ないかもしれません。まずUFCをはじめとして北米では男子ストロー級を実施していないのと、アジアでもONEのストロー級は実質フライ級ですから。中務選手としてはフライ級で試合をしてみて、いかがですか。

(C)GFC

「いやぁ、メチャクチャ調子が良かったですね(笑)。以前、NavE君と練習していた時には、すごくフィジカルの差を感じていました。当時は『フライ級のNavE君がこんなに力が強いんやったら、自分がフライ級で戦うのは無理かなぁ』と思っていて。でも、そのあとに体づくりを始めて、実際にフライ級で試合をしてみると、これからはフライ級でもやっていけるんかなっていう自信を持つことはできました」

――キム・テフン戦でも相手がスクランブル出場で、しかも実力差があったとはいえ、開始早々のシングルレッグはスピードが速かったです。あのスピードもフライ級で体づくりができていたことも影響していたのでしょうか。

「ありがとうございます。でも、あのシングルレッグはミスってしまったんですよ」

――えっ、そうだったのですか。ミスしているようには見えませんでした。

(C)GFC

「マットの上にスポンサーのバナーが貼られているじゃないですか。あのあたりがダブついていて、滑ってしまったんですよ。だから本当は相手の前足に組みつきたかったのに、結果的に奥足を掴む形になってしまいました」

――オーソドックスのキム・テフンに対し、かなりのスピードで奥足である右足を触っていたので「凄い!」と思っていました。あれはミスというか偶然性が高かったのですね(苦笑)。

「アハハハ、実は狙って奥足に入ったんじゃないです。でもメチャクチャ調子は良かったですね。そのあとのパウンドも――ずっとパウンドは強化していて、試合でもストロー級の試合とは違う出力と回転力が出ました」

――確かに、キム・テフンに背中を着かせてからパウンド連打に至る動きもスムーズで、また重心もしっかりしていたように感じられました。

(C)GFC

「MMAにあって他の格闘競技にないものって、やっぱりパウンドじゃないですか。僕は東京にいた頃、KIDさんのファンでKRAZY BEEに入っていました。KIDさんのパウンドって凄かったですよね。MMAで面白いものを見せたいと考えた時に、KIDさんのパウンドの凄さが頭に浮かんで――だから僕もパウンドで魅せたいと思うようになっていました。ストロー級の時には出なかったパウンドが、フライ級では出せるようになって良かったです」

<この項、続く>

The post 【GFC10】フライ級転向の手応えを掴んだ勝利、中務修良─01─「KIDさんのパウンドが頭に浮かんだ」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
GFC GFC10 MMA MMAPLANET o Wardog キム・テフン 中務修良

【GFC10】中務が代役キム・テフンを速攻テイクダウン&パウンドアウト。王者ウ・ジウォンと向かい合う

【写真】勝ち名乗りを受ける中務。ケージを下りるキム・テフンのダメージは深そうだ(C)WARDOG

<フライ級/5分3R>
中務修良(日本)
Def.1R by TKO
キム・テフン(韓国)

サウスポーの中務が左インローを当てる。キム・テフンのワンツーを交わした中務は奥足にシングルレッグで組みついか。テイクダウンを奪い、そのままトップからパウンドを連打。キム・テフンがガードを固めて防戦一方になったところで、レフェリーが試合をストップした。秒殺勝利となった中務は、スクランブル出場で試合を受けたキム・テフンに駆け寄り言葉を掛けた。試合後は当初対戦予定であったウ・ジウォンがケージインし、挨拶後に中務と写真に収まった。次こそ対戦=タイトルマッチが実現するか。


The post 【GFC10】中務が代役キム・テフンを速攻テイクダウン&パウンドアウト。王者ウ・ジウォンと向かい合う first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB ABEMA GFC MMA MMAPLANET o RIZIN Wardog YouTube キム・テフン チャンネル ブログ 中務修良

【GFC10】WADROG王者の中務修良、直前で対戦相手変更&王座変更も「今後は海外&フライ級も視野に」

【写真】チームWARDOGとともに韓国へ!(C)WARDOG

4日(土)、韓国クミ市で開催されるGFC10で、WARDOGストロー級王者の中務修良がフライ級でキム・テフンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

今年3月にグラジエーターでフィリピンのエイドリアン・バトト・シェマーと対戦し、ヒールで斬って落とした中務が韓国GFC(Gentleman Flower Fighting Championship)のフライ級王座に挑戦する――はずだったが、直前で同級王者ウ・ジウォンが負傷欠場となり、代わりにキム・テフンとのノンタイトル戦に臨むことに。現地で試合前日、午前中に本計量を終えて17時から始まる公開計量(セレモニアル計量)を待つ中務に、海外の試合に挑む理由と今後の抱負について訊いた。


――本計量を終え、公開計量を待つ間にインタビューを受けていただき、ありがとうございます(※取材は11月3日に行われた)。

「こちらこそ、タイトルマッチではなくなったのに――ありがとうございます! 計量はプラスマイナス500グラムまで認められていたので、57キロでパスしてきました。キム・テフン選手も直前のオファーだったと思いますが、計量はクリアしていました」

――当初はウ・ジウォンの持つGFCフライ級王座に挑む予定でしたが、王者が練習中の怪我で試合ができなくなり、代わりにキム・テフンとのノンタイトル戦に臨むこととなりました。

「もともとタイトルマッチだから試合を受けた、というところもあって。それだけに僕もモチベーションは高かったです。王者が負傷欠場で対戦相手が変わると聞いたのは、本当に数日前でした。最初は『タイトルマッチとして試合を行うことは変わらない』と言われていたのですが、それがノンタイトル戦になると聞き、正直モチベーションも下がったんです」

――国内ではなく海外で戦うのですから、尚更ですね。

「間に入ってくれているワードッグの柿原勇気代表からも、『タイトルマッチだから受けた試合だし、出場自体を断ってもいいよ』と言われました。で、どうしようかな……と考えた末に、僕にとっては今後のキャリアを考えた時に、海外での試合経験は重要だと思ったんですよ」

――今後は海外での試合を優先させていきたいのでしょうか。

「そうですね。国内の団体とも交渉しながら、決まらないことが続いていて。一方で柿原さんからは『海外からのオファーが多い』と聞いています。特に韓国からのオファーが多いそうで、それなら海外に出ていくのもアリなのかなと思いました」

――結果、ノンタイトル戦でも出場することにしたわけですね。代わりに中務選手と対戦することになったキム・テフンはほぼ情報がありません。

「そうなんですよ。せっかくインタビューしていただくのに、あまり試合の話ができずに……すみません」

――いえいえ、まさに状況が状況ですから。格闘技サイトの戦績を見るとMMA2戦2敗です。プロモーターとしては、どうしても中務選手に出場してもらいたい。そのためにこの短期間でフライ級に落とせる選手を探したものの、戦績から考えてタイトルマッチにはできない……という判断だったのかもしれません。

「まぁ、そういうことなんだと思います。まずウ・ジウォン選手が出られないと確定してから2日後に、柿原さんを通じてキム・テフン選手の話が来ました。でも情報が全くないし、他の方が試合映像を探してくれたのですが、レガースを着けた試合が一つ見つかったぐらいで……。もう考えようがないから『分かりました。受けます!』と返事をしました(苦笑)」

――試合を受けるか受けないかを判断する材料もないですからね。

「僕も今回はフライ級で――通常のストロー級よりも減量がないし、それで良いかなと思いました。相手が直前のオファーで体重を落とせず、かなり体重差のあるキャッチウェイトになるのでは……という心配もなかったわけではないです。でもキム・テフン選手も計量をクリアしてくれたので、まずは感謝したいですね」

――今年3月にはグラジエーターに出場し、フライ級戦でエイドリアン・バトト・シェマーに一本勝ちしています。同フライ級王者のニャムジャルガルが王座を返上しているので、大きな動きがあるかもしれません。

「僕も年齢が年齢なので、もうストロー級まで落とすのはキツくなってきました。そのためにフライ級の体をつくっていたところですし、ちょうど良いと思っています。まずは今回の試合に勝って、フライ級も視野に入れていきたいと思います。よろしくお願いします!」

■視聴方法
11月4日(土)午後5時00分~
Gentleman Flower Fighting Championship公式Youtubeチャンネル

The post 【GFC10】WADROG王者の中務修良、直前で対戦相手変更&王座変更も「今後は海外&フライ級も視野に」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET o エイドリアン・バトト・ジェマー 中務修良

【Gladiator021】ワードッグ王者の中務が肋骨負傷をはねのけ、バトトをTDからヒールで斬って落とす

強い打撃を見せたバトトを、中務が組みで封じた【写真】(C)MMAPLANET

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
Def.1R3分39秒 by ヒールフック
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

サウスポーの中務が左インローを繰り出す。バトトは右ストレートを合わせた。パンチを伸ばすバトトに対し、中務がニータップでテイクダウンを奪う。背中を着かせた中務がケージ際まで運び、バトトの頭をケージに押し込んでいく。フックガードでディフェンスするバトト、中務が上半身を起こすと手を抑えにかかる。

中務がパスを仕掛けたところでスクランブルに持ち込んだバトトが立ち上がった。そしてケージに押し込んでから尻もちを着かせた。中務はガブりながらバトトの右足を取って外ヒールで絞り上げる。ケージ際まで回ってディフェンスるするバトト、中務は自身がケージ際に回り再びヒールを仕掛けていく。バトトもトーホールドで応戦するなど、足関節の攻防が続くなか、中務がないヒールに再チャレンジしてタップを奪った。

勝者の中務は試合2週間前に肋骨が折れていたことを告白し、「もっともっと強くなって頑張ります」と語った。


The post 【Gladiator021】ワードッグ王者の中務が肋骨負傷をはねのけ、バトトをTDからヒールで斬って落とす first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o ONE Progress UFC YouTube ゆうと エイドリアン・バトト・ジェマー キック キム・ウィジョン チェ・ドンフン チャンネル テムーレン・アルギルマー ハシャーン・フヒト フェルナンド ボクシング 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 海外 花澤大介 長谷川賢 阿部光太

【Gladiator021】NavEに挑戦、ニャムジャルガル二元インタビュー「米国に行ってUFCで戦う」

【写真】1998年3月22日、バヤンホンゴル県バヤンボラグ村出身 。ウランバートルのジムでは「地方、遊牧民の選手の体力とハングリー精神こそMMAで成功する谷めに必要。ウランバートルはもやしっ子ばかりだ」という意見が多く聞かれた (C)MORIYAMASAN

明日26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021のメインでGladiatorフライ級選手権試合=王者NavE×挑戦者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルが組まれている。

MMAPLANETではグラジエイターのタレントリレーションズ代表の長谷川賢がモンゴル視察を行った際に同行取材をし、現地でニャムジャルガルのインタビューを行っていた。ここでは1月末にウランバートルで録ったインタビューと、挑戦が決まってからリモート取材で訊いたニャムジャルガルの声をお届けしたい。

世界に飛び立ちたい無敗のフライ級選手が語る――知られざるモンゴルMMA界の実情とNavE戦への意気込みとは。


――今日は立ち技、グラップリングとミットとスパーを見せてくれましたが、これまでの格闘技歴を教えてください。

「12歳からモンゴル相撲を始めて、14歳から柔道とサンボをそれぞれ18歳までやっていました」

――それらの競技での何か結果は残していますか。

「コンバットサンボではモンゴル選手権で2度銅メダルを取っています。柔道ではモンゴル学生選手権で銀メダル、アジアオープンで3位になっています。モンゴル相撲では県でナチン(ハヤブサ=5回戦進出した選手の称号)になっています」

――どうしても興味深いのはモンゴル相撲の経験です。これだけの小兵でナチンになる。それだけテクニカルだったと思われますが、ニャムジャルガル選手自身、モンゴル相撲の技でMMAでも有効だと思われるモノはありますか。

「たくさんあります。ウムスフ(肩車)、ウゥルフ(一本背負い)、フムルフ(内股)、ガルアチフ(外無双)、それとパンツを掴んで良いので相撲の上手投げのような技もあります。ウムスフは最近のモンゴル相撲は筋力が増えてきているので、あまり見られなくなりました」

――ところでニャムジャルガル選手は格闘技をして、生活していきたいという気持ちがあったのでしょうか。

「ハイ。ただし、それは私がおかれた環境というのも影響していると思います。私の従妹にはモンゴル相撲の力士、そして力士を日本に送る仕事をしている人もいます。私自身は2017年頃からモンゴルでもMMAの人気が高まり、この年から練習を始めました」

――それはバヤンホンゴル県での話でしょうか。

「まれた村には15歳までいて、17歳の時にバヤンホンゴル県の県庁所在地のバヤンホンゴルに引っ越して柔道やサンボを続けていました。そしてMMAの選手を目指して2016年にウランバートルに来て、その後も1年間は柔道を続けていました。翌年からバットバエル先生の指導を受けています。

正直、田舎にいた方が空気も綺麗ですし、筋力トレーニングに関しては問題ないです。ただし練習パートナーや指導者の問題があるので、ウランバードルに来る必要があります」

――では19歳の時からバットバエル・コーチの指導を受けているのですね。

「キックボクシング、柔術と先生の下では一カ所で練習できるのは大きかったです。ただモンゴル相撲は倒せば終わりでしたが、柔術では投げても下から攻撃をされて本当に戸惑いました。もちろん、今では完全に慣れて何も問題ないです」

――MGL-1FCのフライ級王者ということはモンゴル最強のフライ級ファイターといっても過言でないと思います。今後、どこを目指して練習していますか。

「将来的には米国に行ってUFCで戦い、アジア人でもチャンピオンになれることを示したいです」

――ONEではなく、UFCなのは?

「ONEは試合間隔が長く感じます。UFCの方がたくさん戦えると思います。何より世界のトップ選手が集まっているUFCで勝負したいです」

――ステップアップ方法、UFCへの筋道というのはモンゴルにいて見えているのでしょうか。

「ダナー・バットゲレルのマネージャーとコンタクトを取っていて、これから3連勝ぐらいするとUFCと話ができると聞いています(※この後、ONE THE ROADマネージメントとUFCとの交渉に関して契約を結ぶ)」

――ところでモンゴルには兵役があると聞きました。韓国のMMAファイターも兵役がキャリアを積むうえで弊害になる場合があります。モンゴルはどうなのでしょうか。

「18歳から兵役の招集が始まっています。自分にも毎年のように招集令が届きますが、これまでは理由をつけて断っています。正直、行かないままで終わらせたいと思っています。モンゴルの兵役は1年、練習がそれだけできなくなることは選手として後退してしまうので、行きたくないです。

兵役とは自分の国を守って、貢献することです。自分としてはMMAで活躍して、モンゴルを世界に知らしめることで貢献したいです。兵役に就いているのと同じような気持ちでMMAを戦っています」

■グラジエイターに来日が決まってからのインタビュー(※3月4日)

――ウランバートルでインタビューをさせてもらってから、3週間後に来日が決まりました。

「オファーをもらった時は本当に嬉しかったです。これまで海外の大会で戦ったことがなかったので、本当に盛り上がりました」

――いきなりタイトルに挑戦することに関しては?

「最初のオファーは、グラジエイターで試合をする気持ちはあるかという意思確認でした。当然のようにイエスと即答しました。それがタイトルマッチになり、正直にいえばとても驚きました。他の選手を飛び越えてタイトルマッチを戦うことになったので、今度はコーチともしっかりと相談し、このような滅多にないチャンスを受けることにしました」

――グラジの櫻井代表からは、ニャムジャルガル選手との対戦をオファーした日本人選手が断った。そのタイミングでNavE選手に挑戦予定だったチェ・ドンフン選手が負傷。そしてニャムジャルガル選手に挑戦権が回ってきたと聞きました。

「幸運でした。最初はタイトマッチという話はなかったので、2試合、3試合と勝ち続けて初めてタイトルに挑戦できるという気持ちでいました。それがいきなりチャンピオンに挑戦することになって短期間でステップアップできるチャンスだと思っています」

──長谷川賢氏がジムで練習を視察した際、日本行きのチャンスが回ってくる自信はありましたか。

「あの時は理由があって、それほど練習ができていない時期だったので、自分のなかでは満足いく動きができなかったです。なので日本に行けるとは思っていなかったです」

──では、あの時とは違う動きを日本で見せるという気持ちが強いですか。

「あれから十分に練習できているので、タイトル戦では可能な限り自分の持てる力を出して戦いたいです」

──チャンピオンのNavE選手の印象を教えてください。

「実はまだ映像を見ていないです。できるだけ早く見て、対策を練りたいと思っています」

──日本でどのような試合がしたいと思っていますか。

「チャンピオンは柔道出身だと聞いています。自分も組み技が得意です。自分のレスリング力の方が上だと証明したいです。と同時にチャンピオンのNavE選手が自分の挑戦を受けてくれることに、とても感謝しています。3月26日は火が出るような激しい試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30~ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(日本)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

The post 【Gladiator021】NavEに挑戦、ニャムジャルガル二元インタビュー「米国に行ってUFCで戦う」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube ゆうと エイドリアン・バトト・ジェマー キム・ウィジョン チャンネル テムーレン・アルギルマー ハシャーン・フヒト フェルナンド 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 海外 花澤大介 長谷川賢 阿部光太

【Gladiator021】神田T-800周一と対戦、テムーレン・アルギルマー「サーカスの団員になるために――」

【写真】にこやかな好青年だが、SNS世代で結構なトラッシュトーカーという一面もある (C)MORIYAMASAN

明日26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021で、バンタム級チャンピオン神田T-800周一と戦うテムーレン・アルギルマー。

モンゴルを代表して、10年以上のキャリアを誇るダムランプレウ・バーサンクフーの愛弟子テムーレンは、MGL-1FCで挑戦者決定戦で勝利もその後タイトル戦が実現しないなど、母国で試合の機会に恵まれていない。そんななか得たグラジでの試合、関係者に感謝の念を抱きながら、対戦相手の神田には手厳しい言葉を言い放った。


――テムーレン選手、1月のウランバートルでマザーライMMAの練習を取材させていただいた時、お嬢ちゃんがずっとパパの練習をケージの外から見て、泣き続けていたのが忘れられないです。

「娘でなく、息子なんですよ(笑)。ただ、自分は息子が泣いているのは気にせずにスパーリングに集中していました。普段はお祖父ちゃんとお祖母ちゃんに見てもらっていることが多いので、息子を練習に連れて行くことはほとんどないんです。あの日はたまたまですね(笑)」

――あの時、長谷川賢氏が視察に訪れていて、実際にグラジからオファーがあった時にはどのように思いましたか。

「あの日、スパーリングを軽めにやるという指示があったので、自分の100パーセントを見せることができなかったです。それでも自分が選ばれると、強く思っていました。でも実際にオファーが来た時には、凄く興奮しましたね。モンゴルではなかなか対戦相手が見つからなくて、海外で試合がしたいと思っていたので凄く嬉しかったです」

――軽めだったのですね。力が入らず、柔らかい動きができるという印象でした。

「そうですね、基本的にはアレが自分のスタイルです。視察されているからといって、何か気に入られるような動きをするつもりはなくて、しっかりと自分の動きをしようと思っていました。いつもスムーズな動きを心がけていますが、試合になると相手もいますし、倒さないといけないわけですから、相手の能力次第ですが激しく打ち合うこともあります」

――そもそもテムーレン選手はMMA以前に、何か格闘技の基礎があったのですか。

「学生の頃は色々なスポーツをやっていました。バスケットボール、バレーボール。格闘技は柔道とモンゴル相撲をしており、どのスポーツでもそれなりの成績を残していました」

――ではMMAを始めたのは?

「高校生の時にダムランプレウ選手やナラントンガラグ選手のMMAの試合はよく見ていて、興味を持っていました。ちょっと荒々しいところもあったので、いつかやってみたいと思っていたんです。当時は地方に住んで、夏休みにサーカス団員の募集があってウランバートルに来ました。最初はある程度トレーニングする期間をおいて、お客さんの前で演技をすると思っていましたが、1カ月半ぐらいで正式にアクロバットをお客さんの前に出て演じることになりました。そんな時、シリンベーリ・ジムで1日体験入門に参加して。それ以来、MMAに夢中になりサーカスはすぐに辞めました」

――なんとも……日本ではまずない経歴ですね。ダムランプレウ選手と練習をするようになったのもシリンベーリ時代からですか。

「2017年11月にMMAを始めて、ダムランプレウ先生もシリンベーリで練習をしていていました。そして2018年になってから、指導を受けるようになりました」

――現状、テムーレン選手はMMAファイターとしてどのような特徴がある選手だと自己判断していますか。

「打撃が好きですが、組みも嫌いでないです。自分としては芸術的、美しい戦いをしたいです。そしてお客さんが喜ぶ面白い試合ができればと思います」

――では神田選手の印象を教えてください。

「その前にこのオファーをくれたグラジエイターの関係者の皆さんに感謝の言葉を伝えたいです。そのうえで対戦相手に関しては、試合をチェックしましたが……正直、面白くない試合をする選手でした。グラップリングが好きな選手だと思いましたが、もっともっとしっかり練習してくださいと言いたいです。

(C)SHOJIRO KAMEIKE

ただ試合を受けてくれたチャンピオンには感謝しています。

自分は、きっとこれまでに戦ったことがない相手になるはずです。みんなが喜んでくれる激しい試合をしましょう」

――モンゴルで会った時は髪の毛が真っ黒でしたが、今はブロンドが入っています。それは戦闘仕様なのでしょうか。

「いえ、試合が決まる前に銀色に染めて、それから金髪しました。特に試合を考えてではなくて、個性を強調したかったからです(笑)」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30~ザ・ワンTV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(日本)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

The post 【Gladiator021】神田T-800周一と対戦、テムーレン・アルギルマー「サーカスの団員になるために――」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
DEEP Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube ゆうと キム・ウィジョン チャンネル テムーレン・アルギルマー ハシャーン・フヒト パンクラス フェルナンド 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 江木伸成 竹本啓哉 花澤大介 長谷川賢 阿部光太

【Gladiator021】計量終了。大会MVPを狙う前田吉朗、江木は「憧れの選手を相手に自分らしさをみせる」

【写真】計量後、細かくルールを確認していた前田吉朗。江木は憧れのレジェンドを相手に、前回の敗戦を払拭できるか。 (C)SHOJIRO KAMEIKE

明日26日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR021の公開計量が、同じく豊中市のスモーカージムで行われた。出場選手は全員、一発で計量をパスしている。


モンゴルとフィリピン、さらに韓国からの刺客をグラジエイターとワードッグの王者が迎え撃つ形となった今大会。まずメインのGladiatorフライ級選手権試合、「想像していたよりも大きかった」と感想を述べている王者NavEは、爆発力と連打の強さがあるモンゴルMMA王者ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルを組み伏せることができるか。

プログレスのフォークスタイルグラップリングには、元DEEP&パンクラス王者で、昨年にMMAを引退した前田吉朗が出場する。会場に遅れて登場した前田は「MMAを引退してから筋肉も落ちていたけど、練習していると体も戻ってきた」と自信を見せる。さらに長谷川賢プログレス実行委員会代表に、大会MVPについて金額と条件を確認。長谷川代表は「まずは試合に勝つこと。そのうえで試合内容から考えます」と苦笑いを浮かべた。前田は集合写真でも手でMVP獲得をアピールしている。

一方、前田と対する江木は1月大会の敗戦(竹本啓哉に一本負け)について「MMAに出ることを意識して、意地になってスタンドレスリングで戦おうとしすぎてしまいました。今回は試合に勝つことだけに集中できています」と語る。さらに前田に対しては「WECでミゲール・トレースと戦った試合を見て、大ファンになりました。以来、学生時代からずっと動画を見ていた憧れの選手です。でも相手が前田さんだから、プログレスだからということは関係なく、自分らしさを見せたいです」と意気込みを語った。

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021計量結果

<ストロー級/5分2R>
田中優樹:51.55キロ
木村旬志:52.10キロ

<バンタム/5分2R>
今村豊:61.25キロ
谷口武:60.65キロ

<バンタム級/5分2R>
藤原克也:60.90キロ
秋田良隆:61.10キロ

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE:56.45キロNavE
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル:56.55キロ

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一:61.15キロ
テムーレン・アルギルマー:61.30キロ

<55キロ契約/5分3R>
中務修良:54.80キロ
エイドリアン・バトト・ジェマ―:54.10キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分2R>
前田吉朗(日本):60.50キロ
江木伸成(日本):59.85キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分2R>
世羅智茂:75.45キロ
大嶋聡承:77.30キロ

<バンタム級/5分3R>
ゆうと:60.85キロ
キム・ウィジョン:61.45キロ

<フライ級/5分2R>
中西テツオ:56.60キロ
宮川日向:56.60キロ

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド:65.70キロ
藤岡陸:65.70キロ

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾:76.10キロ
阿部光太:76.95キロ

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分2R>
ハシャーン・フヒト:60.50キロ
花澤大介:64.10キロ

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ:当日計量
北原蓮:当日計量

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈:当日計量
飴山聖也:当日計量

<バンタム級/5分1R>
藤井丈虎:60.85キロ
吉田開威:61.05キロ

<バンタム級/5分1R>
武田純忠:60.90キロ
有田一貴:60.85キロ

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠:56.45キロ
那須裕次郎:55.80キロ

The post 【Gladiator021】計量終了。大会MVPを狙う前田吉朗、江木は「憧れの選手を相手に自分らしさをみせる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube ゆうと エイドリアン・バトト・ジェマー ブログ 中務修良

【Gladiator021】柔術家? ナックモエ? 比からの刺客#02、エイドリアン・バトト「フィリピンの力を」

【写真】「MMAで成功すれば、ケージグラップリングでも戦ってみたい」と話していた(C)MMAPLANET

明日26日(日)に豊中市の176 BOXで開催されるGLADIATOR021にフィリピンからエイドリアン・バトト・ジェマーが来日し、中務修良と対戦する。

12月にフィリピンのボクシング、ムエタイ、MMAマネジャーのククイ・エロルデが支配下選手を集め、トライアウトを行った。1月の来日したジョン・オルニドに続き、グラジ出場を決めたバトトにインタビューを試みた。


――まずグラジエイターからオファーがあった時は、どのような気持ちでしたか。

「もちろん、嬉しかったよ。国際的な舞台で戦いたいと思って、ここ数年間練習をしてきた。そして、こういう機会が巡って来ることを願って準備してきたから、感謝しているよ」

――昨年12月にエロルデ・ボクシングジムでトライアウトがあり、あの時長谷川賢氏がジョン・オルニドとバトトに関しては、MMAだけでなくグラップリングも見てみたいとリクエストをしました。あの時は、日本から招かれる自信はありましたか。

「もちろんだよ。グラジエイターが自分を選んでくれる自信はあった。自分を信じているからね」

──グラジエイターは1月の大会でジョン・オルニド選手を招聘し、バトトにオファーを出しませんでした。オルニド選手が日本で戦うと知った時、どのような気持ちでしたか。

「嬉しかったよ。ただ少し、ジェラシーはあったかな。ジョン・オルニドは僕の友達で、先にオファーがあったから。でも友達が日本で戦う機会を得ることができて、素直に嬉しかった。と同時に彼が経験豊かなファイターと戦うことには、ナーバスになってしまったのも事実だよ」

──反則決着は残念でしたが、キャリア3勝0敗のオルニド選手が笹選手を相手に初回を取るような試合をしました。あの試合から、バトトは何かしら影響を受けましたか。

「ジャッジとレフェリーの判断は尊重しないといけないけど、ファイターとしてノーコンテストになるべきだと思う。まぁ、試合結果に関してこれ以上は言わない。そして、オルニドに再戦の機会を与えてほしい。何より、オルニドは僕に自信を与えてくれた。フィリピン人ファイターだって、国際的なステージでグラップリングができると。

フィリピン人選手は、日本の選手は素晴らしいグラップラーだと思ってきたから。柔術も柔道も日本で生まれた。このスポーツは日本のカルチャーの一部だし。日本人選手の寝技の力を僕らはずっと尊敬してきたんだ。でもジョン・オルニドは、僕らだって自分の力を発揮することができるという自信を与えてくれた。日本という柔術、柔道、マーシャルアーツの国で戦ってもやっていけるとね」

――事実、バトトはトライアウトの時、レスリングと柔術という部分で印象的なスパーリングをしていました。

「ムエタイベースのMMAファイターとしては、ちゃんとグラップリングとレスリングができていると自分では思っている。でも、打撃の方が自信があるのも確かだよ」

――いやぁ、トライアウトの時点でバトトがムエタイ出身とは思わず、柔術家だと勘違いしていました。

「今、グラップリングはほぼ毎日練習しているんだ。次の試合に向けて、より力をいれているのも確かで。でも、また立ち技もやり込んで、本当の意味でのマーシャルアーチストとして戦ってきたいんだ。それに柔術とレスリングが成長したことで、打撃もさらに良くなった。テイクダウンを恐れる必要がなくなったからね。今、僕は寝技でもスタンドでも戦えるよ」

――道着の練習もしているのですか。

「逆に柔術の練習はほぼ道着有りだよ(笑)。ノーギの方が少ない。道着の練習をすることは、凄く精神的に鍛えられる。道着を掴まれると、動きが制限されるから思ったように戦えなくなる。だからこそ、ノーギになると自由に感じられ、凄く動きやすくなる」

――なるほどぉ。ところで中務選手はレスリングベースです。それだけでなくケージのレスリングの使い方を熟知しています。彼とレスリングをやりあうことにどれだけ自信がありますか。

(C)SHOJIRO KAMEIKE

「この試合は凄くタフになると思っている。

その分、チャレンジングだよ。そうだね、僕は彼のレスリングのことを尊重している。でも、この試合は僕のモノ。立ち技、レスリング、寝技の全てに自信を持っている。確かに彼の技術的にもレスリングの技は豊富だ。そして、とても強い。でも僕は立ち技、寝技、レスリングでも勝てる自信がある」

──会場のファン、YouTubeで視聴できる母国のファンにどのような試合を見せたいと思っていますか。

「フィリピンの力を見せたい。ボクシングと打撃だけの国じゃない。MMAだって、強くなっている。それにグラップリングも成長しているよ。フィリピンは色々なマーシャルアーツが盛んだから。そして個人的に、この試合はフィリピンの子供達に見てほしい。若い世代の目標となれるような、選手になりたいんだ。マーシャルアーツに興味のない若いフィリピンの皆に、良い影響を与えたいと思っている」

――フィリピンのMMAといえばチームラカイの印象が強いですが、メトロマニラのMMAファイターとして、自分たちも負けてないという想いはありますか。

「もちろん、僕らだって彼らのように外国人選手と真っ向勝負できる。ただ、フィリピンを代表して日本で戦うことはプレッシャーにもなっている。ここで勝ってメトロマニラのファイターの勢いを見せたい。彼らがグラジエイターを始め、日本の他のプロモーションで戦えるように」

――ではバトトの将来の目標は?

「ベルトをこの腰に巻くこと。ここで勝って、グラジエイターのタイトルに挑戦したい。そしてフィリピンでは自分の街で、柔術をしっかりと指導して次の世代のフィリピン人ファイターが常に日本から戦い機会を得られるよう力になりたい」

――素晴らしい言葉です。今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。

「まずノブ(中務)が、僕に戦うチャンスを与えてくれて感謝している。でも、そんな君にタフファイトをプレゼントするよ。日本のファンには、グラジエイターの会場で火花が散るような激しい試合の目撃者になってほしい」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマー(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

The post 【Gladiator021】柔術家? ナックモエ? 比からの刺客#02、エイドリアン・バトト「フィリピンの力を」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator Gladiator021 MMA MMAPLANET NavE o Progress YouTube ゆうと キム・ウィジョン キ・ウォンビン コンバット柔術 チャンネル チョ・ソンビン テムーレン・アルギルマー フェルナンド 世羅智茂 中務修良 中西テツオ 修斗 前田吉朗 大嶋聡承 平本丈 木村旬志 森戸新士 海外 神田周一 藤井伸樹 野尻定由 阿部光太

【Gladiator021】テムーレン戦へ、神田T-800周一─02─「怖くてワクワクして、やりがいがあります」

【写真】恐怖に打ち克、自分に勝って相手に挑む。その姿勢に人は魅かれます(C)MMAPLANET

26日(日)に豊中市176BOXで開催されるGladiator021で、モンゴルからの刺客テムーレン・アルギルマーと対戦するバンタム級チャンピオン神田T-800周一インタビュー後編。

韓国、フィリピンに続き、モンゴルを掘り始めたグラジエイターのチャンピオンとして、いやMMAファイター神田周一として、この状況をどう想うのか。そしてテムーレン戦で、どのような自己証明をするのかを尋ねた。

<神田T-800周一インタビューPart.01はコチラから>


――グラジでの試合は昨年4月の王座決定戦以来、11カ月振り。その間、闘裸男で野尻定由選手に勝利。貴重な勝利だったのですが、その後は野尻選手が負けがこんでしまいました。

「野尻君は思い切りが良いので、良い時と良くない時の差が大きいのかもしれないです。体の強さは感じられたので、コツコツと積んでいけば安定した結果を残せる選手になると思います。基本的にはダイナミックな選手で、逆をいえば脆さがある。そこをつかれると……という試合になりますね」

――野尻戦の勝利から修斗のオファーは?

「正直、なかったです(笑)。修斗の有り方だと、僕が出たいといえば試合は組んでもらえるはずです。でも後楽園ホールとか、修斗で――ということで、今の僕はMMAをやっているわけではないので、そこにワクワクできなくて。

そりゃあ藤井伸樹選手と戦わせてもらえるなら、僕もワクワクします。僕は強さと触れ合い、自分の強さを確認したい。むしろ、今回のような試合の方がワクワクします」

――修斗も藤井選手との試合をいきなり組むことはできないでしょうし、ならばベルトを持つグラジでテムーレンというモンゴル人選手を迎え撃つ方がワクワクしますか。

「1月大会もチョ・ソンビン、キ・ウォンビンが来て、フィリピンのジョン・オルニドが笹選手と戦った。コンバット柔術ですけど、江木(伸也)君と竹本(啓哉)は結局、竹本が勝った。バンタム級戦線も動きが活発ですし、同時にごちゃごちゃで3月には誰と試合をするのかなぁと展開は見えていなかったです。

実力的には十分に強い選手だし笹選手や竹本選手と戦うことも、あるかと思っていました。それにチャンピオンとして海外から選手が来ることにニヤニヤしていて良いのかという気持ちもありました。でも、ニヤニヤしてその場に入らせてもらおうと思います。チャンピオンとして踏ん反り返えって、待つつもりはない。だって、ワクワクするじゃないですか。怖いけど。

チョ・ソンビンのような韓国人選手と、ストーリーはないけど試練のノンタイトルマッチとか、タイトルマッチがあるかな。あれば良いなっていう気持ちにさせられました、チョ・ソンビンと戦った中川選手、恰好良かったです。叩き上げで、厳しい相手と戦う。負けたけど、本当に格好良かった。僕もああいう風に、強い選手と戦うMMAファイターでいたいです。

そういう意味で、僕が一番ワクワクさせられるのがグラジエイターなんです。本当にこの状況はめちゃくちゃワクワクします。お金が掛かってしまいますけど、トーナメントをしてほしいぐらいです(笑)」

――結果、蒙古襲来と。

「長谷川さんがモンゴルに行っているSNSを見て、ちょうど福岡で柔術の大会があって、ラーメンでなくモンゴル料理屋にいるタイミングだったんです。僕、モンゴル料理が好きで(笑)」

――アハハハ。

「塩ゆでの羊、じゃがいもと人参と一緒に煮た羊、あと餃子みたいなの(※ボーズ)を食べていて。『長谷川さん、やりよったな』、『グラジエイター、やりよったな。モンゴルを掘るか』って思いながら、モンゴル料理を食っていて(笑)。ただ、いきなり僕とは思っていなかったです。でも、僕がツイッターで反応したのを長谷川さんがチェックしてくれたみたいで……こうなったかと」

――実際にオファーが来た時の気持ちは?

「面白い!!と思いました。グラジエイターがその気なら、僕はやりますよって。グラジエイターが攻めるなら、僕も攻める」

――ここで、少しテムーレンの練習映像をチェックしていただけますか。

「(試合映像を見終わって)こういうのを待っていたんです。良い感じに怖さとワクワク感がある状況を……でも、実感が急にわいてきました」

――とはいえ、この勢いがあるからこそ神田選手がここまで積んできたことをぶつける相手かと。

「準備もそうですけど、本番も今までやってきたことしかできないので。そうなると、相手が誰であろうと――ということに行き着いて。自分がやるべきことをやるだけです」

――いやぁ、明らかに表情が変わりました。厳しい眼になっています。

「韓国、フィリピン、そしてモンゴル。国内で、ここまで測れない強さに触れるチャンスってないんですよね。怖くてワクワクして、やりがいがあります。何より緊張感が僕のなかにあります。いよいよだなって」

――そういう相手と戦い、何を見せて自己証明をしたいと考えていますか。

「う~ん……コツコツと積み上げてきた地味なところですね(笑)。僕だって派手に勝ちたいけど、自分で選んだかのか。選ばざるを得なかったのか。結果的にこうなったのかは分からないですけど、僕が積み上げてきたモノ……そういう地味で諦めないところを出して、勝ちたいです。森戸新士に揉まれていますからね、大丈夫ですよ」

■視聴方法(予定)
3月26日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator021対戦カード

<ストロー級/5分2R>
田中優樹(日本)
木村旬志(日本)

<バンタム/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
秋田良隆(日本)

<Gladiatorフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]NavE(日本)
[挑戦者]ニャムジャルガル・トゥメンデムベレル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
神田T-800周一(日本)
テムーレン・アルギルマー(モンゴル)

<55キロ契約/5分3R>
中務修良(日本)
エイドリアン・バトト・ジェマ―(フィリピン)

<Progressフォークスタイルグラップリング78.5キロ契約/5分✖2R>
世羅智茂(日本)
大嶋聡承(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
前田吉朗(日本)
江木伸也(日本)

<バンタム級/5分3R>
ゆうと(日本)
キム・ウィジョン(韓国)

<フライ級/5分2R>
中西テツオ(日本)
宮川日向((日本)

<フェザー級/5分2R>
フェルナンド(ブラジル)
藤岡陸(日本)

<ウェルター級/5分2R>
橋本健吾(日本)
阿部光太(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング・バンタム級/5分✖2R>
ハシャーン・フヒト(日本)
花澤大介(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
佐藤フミヤ(日本)
北原蓮(日本)

<アマMMAバンタム級/3分2R>
平本丈(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分1R>
藤井丈(日本)
吉田開威(日本)

<バンタム級/5分1R>
武田純忠(日本)
有田一貴(ブラジル)

<フライ級/5分1R>
古賀珠楠(日本)
那須裕次郎(日本)

The post 【Gladiator021】テムーレン戦へ、神田T-800周一─02─「怖くてワクワクして、やりがいがあります」 first appeared on MMAPLANET.