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MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto Shooto2022#04 ダイキ・ライトイヤー 修斗 加藤ケンジ

【Shooto2022#04】切れ味鋭い打撃対決は、加藤ケンジがダイキ・ライトイヤーを左フックで沈める

【写真】相手のパンチはダメージを殺し、誘い込んでフィニッシュした加藤(C)SHOJIRO KAMEIKE

<バンタム級/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
Def.1R3分35秒 by KO
ダイキ・ライトイヤー(日本)

オーソドックスでスタートした加藤が右ロー、下がってサウスポーにスイッチする。ダイキが右ストレートを伸ばし、加藤の顔をかすめた。ダイキの右前蹴りを捌きながら前に出る加藤が右フックを振るう。そのパンチをかわしたダイキがダブルレッグで組みつき、加藤をケージに押し込んでいく。ケージを背にして首相撲からヒザを突き上げる加藤、ダイキも首相撲から左ヒジを打ち込んで離れた。ケージ中央でオーソドックスの加藤に左ジャブを当てたダイキ。加藤は右ローを打ってから距離を取る。

ダイキの右ストレートをかわした加藤はサウスポーにスイッチし、距離を詰めてから左ミドルハイ、さらに左ストレートを当てた。しかしダイキもすぐさま右クロスを返す。この一発を受けて距離を取り、オーソドックスにスイッチした加藤。ダイキが距離を詰めて組みつき、右腕を差し込んで加藤をケージに押し込む。ダイキの投げを加藤も耐えてブレイクが掛かった。

再開後、右ローを散らしながらオーソドックスで相手を誘う加藤。ダイキの動きが一瞬止まったところに左フック一閃。このパンチがクリーンヒットし、ダイキが背中からダウンし、レフェリーが試合を止めた。

タンカで運ばれるほどのダメージを負ったダイキ。勝者の加藤は「立て続けにRIZINで試合がありましたが、自分はアマチュアから修斗でやっているので、ずっと修斗にも出続けるつもりです。寝技もサトシやクレベルたちと(練習していて)、寝技の部分も今後見せられればと思います」と語った。


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MMA MMAPLANET o RIZIN Shooto Shooto2022#04 キャプテン☆アフリカ 修斗 長田拓也

【Shooto2022#04】長田拓也とのタフファイトを制したキャプテン☆アフリカが世界王座再挑戦をアピール

【写真】勝者と敗者、ともに気迫が見えた熱戦だった(C)SHOJIRO KAMEIKE

<ライト級/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
Def.3-0:29-28.28-27.28-27.
長田拓也(日本)

サウスポーのキャプテンが左ミドル、長田も右ローを返す。右スピニングバックフィストを見せたキャプテンは、長田の右ローを捌いて左ローを当てる。サークリングする長田の動きを左ロー、左ミドルで止めようと試みるキャプテン。長田の右ローに左ストレートを合わせたキャプテンだが、長田も右カーフを当てた。

キャプテンは左ローで相手のバランスを崩したあと、相手をケージに追い込み右フックを当てたが、長田の右フックもキャプテンの顔面を捉えた。するとキャプテンがニータップで組みつき、シングルレッグからハイクラッチで長田をケージに押し込んでいく。ボディロックでグラウンドに持ち込んだキャプテンは、サイドに移行して抑え込む。

ケージ際でマウンを奪ったキャプテンがパンチを落とす。エビで逃れようとする長田を肩固めで抑え込んだキャプテンが、さらにマウントからパンチと右ヒジを落とす。長田の左腕を抑えて左ヒジを叩き込むキャプテン下から抱え込む長田をマットに叩きつけ、ガードに戻した長田にパンチを連打して初回を終えた。

2R、キャプテンが左インローを当てた。長田も右ローを返す。キャプテンの左ローに左フックを合わせた長田。キャプテンは左ミドルと左ローで削っていく。下がった長田を追い立てるキャプテン、右アッパーと右スピニングバックフィスは当たらず。ケージ中央でダブルレッグを切られたキャプテンは、長田の右バックスピンエルボーをもらいながら組み付くも、これも長田にカットされてしまう。

やや疲労が見られるキャプテンのダブルレッグをギロチンでかわした長田がトップへ。ケージ際でフルガードのキャプテンを抑え込む長田。コツコツとパンチを落としながら、頭をあげて左ヒジを落とす。下から足手のリストを取るキャプテンに対し、長田はクラッチを振りほどいてパンチとヒジで削る。残り1分でパウンドを連打する長田。さらに残り20秒で左右の鉄槌を落とし続けたが、キャプテンも耐えきった。

最終回、前に出たキャプテンが、長田の右スピニングバックフィストの打ち終わりに左ローを合わせた。オーソドックスから左ジャブを突くキャプテン、スイッチしながら蹴りを放つ。サウスポーから左ミドル、左ローを打ったキャプテンがバランスを崩したところに長田が組みついたものの、キャプテンが切り返して長田に背中を着かせた。

ハーフガードを取る長田を抑え込むキャプテン。ブリッジする長田に対して肩固めを狙うキャプテンが、左腕を巻いて絞りこんでいく。長田はハーフガードでキャプテンの肩固めを凌ぐ。半身になった長田からマウントを奪ったキャプテンは、バックマウントへ。さらにマウントへ戻るキャプテンは、ここから肩固め→マウント→バックマウントとポジションをキープし続ける。残り1分で肩固めで絞り上げるキャプテンだったが、これは極まらず。最後はバックマウントからRNCを狙うなど、相手の動きを抑え込み続けた。

判定は1Rと3Rをキャプテン、2Rを長田が取った形でキャプテンが判定勝利。試合後、キャプテンは修斗世界王座奪取とRIZIN出場をアピールした。


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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#04 キック 野尻定由 青柳洸志

【Shooto2022#04】魂の逆転劇。青柳洸志のバックキープを凌いだ野尻定由が最終回にパウンドアウト

【写真】2R終盤にパウンドを効かせた野尻が最終回、一気にフィニッシュへ(C)SHOJIRO KAMEIKE

3日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでShooto2022#04が開催された。ここでは復活を賭した野尻定由と青柳洸志と対戦をレポートしたい。
Text by Shojiro Kameike

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
Def.3R0分27秒 by TKO
青柳洸志(日本)

青柳が前に出て距離を詰めると、ケージを背負った野尻がワンツーで右ストレートを当てた。すぐに距離を取って左ジャブを突く野尻。追う青柳は組みついてボディロックからグラウンドに持ち込んだ。すぐに青柳は左足をかけてバックを狙う。さらに立ち上がった野尻からバックマウントを奪い、グラウンドに戻して四の字ロックで固めた。右腕を野尻の首に回す青柳。野尻はケージキックを狙うも、青柳がバックをキープする。

ここで野尻が体をずらしてバックマウントを解き、バックマウントに戻そうとした青柳に対してスクランブルに持ち込んで、立ち上がり相手をケージに押し込んだ。ケージを背にした青柳は、左腕で野尻の首を取っている。対する野尻は青柳の右足をハイクラッチで抱え上げ、さらにダブルレッグへ移行しようとしたところで、青柳がギロチンで絞りこんだ。

スクランブルの状態で野尻をガブり、ダブルレッグに切り替えて相手をケージに押し込む青柳。野尻が両腕を差し込んできたところで、ダブルレッグで足をすくい、相手に背中を着かせた。ハーフガードの野尻をパスした青柳は、サイドから右ヒジを落としていった。

2R開始早々、野尻がダブルレッグを仕掛けた。パンケーキで返した青柳の左足に食らいつく野尻。しかし青柳が野尻の首を抑えてガブる。立ち上がった野尻をケージに押し込んだ青柳は、払い腰を狙うも倒せず。すぐさまシングルレッグに切り替えて野尻に尻もちを着かせた。

下になった野尻は、青柳の右腕を取ってキムラを狙う。青柳はピッタリと体をつけ、右腕と野尻をケージに押し込み、キムラを外した。右手を抜いた青柳はボディロックで野尻をケージに押し込む。起き上がる野尻、押し込む青柳。ここで青柳がボディロックからグラウンドに持ちこもうとしたが、耐えた野尻がトップを奪い、スタンドの状態から右パウンドを落とした。

このパウンドをかわしながら、野尻のバックに回った青柳。バックマウントから四の字ロックに移行した青柳が、野尻の首に右腕を回す。野尻は幾度も四の字をほどこうとしたが、崩せないとみるや相手のフックを抱えながら起き上がり、ケージ際でトップを奪った。青柳の足を振りほどきながらパウンドを連打する野尻。左のパウンドが幾度となく青柳の顔面を捉えた。

雄たけびを挙げて最終回を迎えた野尻が、右ローからダブルレッグでテイクダウンを奪う。すぐさまマウントに移行した右ヒジを連打、さらに右パウンドを落とし続けると青柳の動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。

勝利した野尻は「やったー!」と叫び、「オレはまだ終わっていないんで、ここからどんどん上がっていきます! あと僕の出身は大阪の吹田市です!!」とアピールしてケージを下りた。


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MMA MMAPLANET o ONE Road to UFC Shooto Shooto2022#04 UFC キシシ キャプテン☆アフリカ ダイキ・ライトイヤー 中村倫也 修斗 加藤ケンジ 和田教良 奇天烈 宝珠山桃花 山本健斗デリカット 山本空良 後藤陽駆 藤谷敦史 野尻定由 野瀬翔平 長田拓也 青柳洸志 飯田建夫

【Shooto2022#04】対照的な2試合を経て。青柳洸志戦へ、野尻定由「やはり自分の長所は思い切りの良さ」

【写真】持ち味を消すことはない。あの敗北を頭の片隅において戦うことができれば──(C)MMAPLANET

3日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAでShooto2022#04が開催され、野尻定由が青柳洸志と対戦する。

福岡の期待の新鋭はインフィニティリーグでキャリアの優る選手たちを相手にドロー2つで得点こそ伸ばせなかったが、負け無しで乗り切った。しかし、その後は1階級上の山本空良にRoad to ONEで敗れ、修斗公式戦では中村倫也に秒殺負け、奇天烈のドローと厳しい時を経験している。

特にここ2戦は良さがマイナスになり、その良さが息をひそめた試合となり、自分探しの状況に陥っていた。結果、自分の良さを再確認できた野尻が復活を賭した一戦の前にその心境を話してくれた。


──明日が計量、日曜日に青柳洸志選手との試合が迫ってきました。今の心境は?

「調子はバッチリです」

──試合を控えている状態ですが、まず1月と5月の試合を振り返っていただけますか。1月の中村倫也戦は試合開始直後に跳びヒザを仕掛け、左のカウンターを受けてパウンドアウトとなりました。

「めちゃくちゃ調子が良くて、負ける気がしなくて。それでぶっ飛び過ぎたところがあって。自分の悪いところですね……。アレをやろうと試合当日に決めて。本当に軽率な考えだったと思います」

──あの奇襲は動き出しが撮影をしていても見えたのですが、狙いはヒザを当てること、それとも反応させて組んでいくことだったのでしょうか。

「しっかり当てようとは思っていました。ただ、当たらなくても相手が下がったところで自分のペースに持ち込もうと。本当にバカでした……」

──そこにカウンターというのは、予測することも難しいですし反応することも本当に難しいかと。

「あれは……。もう……あの瞬間がフラッシュバックして、夜も眠れなくなりました……」

──奇襲が外れましたが、成功する場合もあるわけですし。そして5月の地元福岡での闘裸男における奇天烈戦は、中村戦の敗北から立ち直るべく試合でしたが結果はドローでした。

「手痛いドローでした。焦らず戦おうと……ぶっ飛ぶことなく戦おうと思っていたら慎重になり過ぎました」

──そこも、慎重だから勝てる時もあるわけですしMMAは難しいです。この2つの試合を経験して、野尻選手の気持ちとしてはどのような試合をしようという風になりましたか。

「思い切り戦うことも大切で、慎重に戦うことも大切です。でも、自分としては思い切り戦おうと思います。やはり自分の長所は思い切りの良さなので。それが無謀な攻撃にならないように思い切りの良さ7割、考えて戦うのを3割という感じで仕上げてきました。自分は極端な性格なので、落ち着いて戦おうとすると落ち着きすぎてしまう場面があるので。なら思い切り戦いたいです。そのなかで如何に考えることができるか。その2つの感情があって、分けた練習をしてきました」

──その練習は赤崎道場で?

「ハイ。出稽古はしていないです。フィジカル・トレーニングだけ、以前にお世話になっていたところにまた通うようにしています」

──では青柳選手の印象を教えてください。

「相手に何もさせないで抑え込んでくるグラップラーです。ただパワーはアッチの方が上でも、自分の方がスタミナと回転力はあります。そこで勝負して、動き続けます。先に相手の形にはめられると厳しくなるので、相手のペースに持っていかせずに、自分のペースで試合を創ろうと思います」

──同じ福岡、同世代の野瀬翔平選手がRoad to UFCバンタム級初戦を突破しました。

「置いていかれたな……という気持ちがあって、悔しいです。だからこそ、俺もやってやるという気持ちになっています」

──キャリアの再構築、日曜日の試合に向けて改めて意気込みの方を宜しくお願いします。

「ここで負けるようだったら、大舞台への道はなくなると思っています。絶対に……死んでも勝とうと思います」

■視聴方法(予定)
7月3日(日)
第1部:午後1時~ Twit Casting LIVE

<バンタム級/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
加藤ケンジ(日本)

<ライト級/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
長田拓也(日本)

<バンタム級/5分2R>
前川大輔(日本)
當房桂(日本)

<フライ級/5分2R>
井口翔太(日本)
綿谷誠(日本)

<ライト級/5分2R>
石田拓穂(日本)
後藤陽駆(日本)

<バンタム級/5分2R>
キシシ(日本)
小川隼人(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
青柳洸志(日本)

<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
飯田建夫(日本)

<バンタム級/5分2R>
奇天烈(日本)
和田教良(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント準決勝フェザー級/5分2R>
藤谷敦史(日本)
木村総一郎(日本)

<2022年度新人王決定トーナメント1回戦バンタム級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
渡邊富紀恵(日本)

<フェザー級/5分2R>
宇藤彰貴(日本)
麻植裕太(日本)

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DEEP MMA MMAPLANET o RIZIN Road to UFC Shooto Shooto2022#04 Torao UFC ウリジブレン キック キャプテン☆アフリカ ダイキ・ライトイヤー パンクラス 中村倫也 修斗 加藤ケンジ 和田教良 奇天烈 小野島恒太 山本健斗デリカット 平川智也 森戸新士 石井逸人 野尻定由 野瀬翔平 長田拓也 飯田建夫

【Shooto2022#04】夏の大阪大会、追加カード。闘裸男で痛み分けの野尻と奇天烈が、青柳&和田と対戦

【写真】5月の闘裸男でドローだった野尻と奇天烈が、それぞれ青柳&和田と対戦する (C)TORAO

16日(木)、Sustainより7月3日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2022#04の追加カードが発表された。

RIZINからの帰還組対決=ダイキ・ライトイヤー✖加藤ケンジ、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカとGladiatorのプログレス提供試合で森戸新士の極めを体感した長田拓也との一戦、さらにPOUNDSTORMで河名のマストのコントロールに封じ込まれた山本健斗デリカットが、フェザー級世界1位ながら2回戦で飯田建夫と仕切り直しの戦いに挑む。

そんな上位カードと新人王トーナメント、そして夏の大阪大会恒例になりつつあるCKC2022=キックのワンデートーナメントなどが既に発表されていた大阪大会に7試合が加わった。


うち唯一の3回戦が野尻定由✖青柳洸志のバンタム級戦だ。昨年のインフィニティリーグで準優勝。リーグ戦に出場した小野島恒太と石井逸人が環太平洋に絡み、それぞれがベルトを手にしたのとは対照的に、野尻は1月にUFCに向かってまっしぐら──の中村倫也に秒殺される。

5月には地元福岡の闘裸男で再起を目指し奇天烈と対戦もドローに終わった。福岡出身で同世代として注目を集めた野瀬翔平が、Road to UFCでは元UFCファイターのウリジブレンを倒して準決勝進出を決めたのとは対照的に、野尻は足踏み状態にある。

そんな野尻と対戦する青柳は2020年の連敗から、2021年は連勝で持ち直した。通算戦績7勝4敗1分もやはり昨年12月の大阪大会で平川智也を下した白星は大きく、勢いがついているはず。野尻としても、中村倫也戦で外れたボタンを掛け直すには、持ち味の組みとコントロールに通じる総合力をフル回転させたいところだ。

また野尻と福岡でドロー、2020年1月に青柳に勝利している奇天烈はパンクラス~DEEP、GLADIATORなど経て4月の四国FORCE大会で修斗初参戦&初勝利を挙げた和田教良と戦うことも決まっている。

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