【写真】56秒KO勝ちも契約がならなかったLFA王者レアルが2度目のチャンスに挑む(C)PFL
8日(金・現地時間)、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオで開催されるPFL CS2022#08の計量が7日(木・同)に行われた。
既に2022年シリーズのロースターが明らかとなっているPFLだが、シーズン制の特徴で第2週から途中出場というケースも多い。チャレンジャーシリーズも最終週を迎え、契約を狙う選手が8名、4試合が行われる。
「Second Chance Night」と銘打たれたチャレンジャーシリーズ最終戦──LFAウェルター級王者カルロス・レアルがメインでクリス・ブラウンと対戦する。レアルは第2週に出場し、56秒でコーリー・カピーをTKOしたが、この日は4試合ともKO決着でPFLはジャラ・フセイン・アルシラウィとクリス・ミクサンが契約を果たした。
勝者全ての出来が良すぎた故に、対戦相手のモロさがマイナスに働くという気の毒な結果となったレアルは、今回LFAウェルター級戦線で3勝2敗とLFA内で格下の相手に如何に強さを見せるか。ブラウンは175.6ポンドと大幅に体重オーバーで、レアルも最後の2ポンドを落とし切ることなく契約マッチに臨むこととなった。
ライトヘビー級でトバイアス・ベイカーと対戦するシメオン・パウエルは、第1週に出場予定だったがビザの取得が間に合わずカール・ウィリアムス戦を逃した英国ファイターだ。泣きの再チャレンジの機会を得て、キャリア5連勝でPFL入りを目指す。
女子ライト級で対戦するジャッキー・キャトラインとジェスリン・ミシェルは共に第3週に出場しており、前者はカーミー・アダムス、後者はユリア・ドーニーを初回でフィニッシュ勝利を挙げているが、揃ってプロデビュー戦ということも影響したか契約を結びそこなった。
とはいえチャレンジャーシリーズへの出場を認めている時点で、PFLは経験不問──パフォーマンスで評価すべき。そんな声があって然りの試合内容だったキャトラインは、世界での活躍はないが国内トップレスラーだった。対してミシェルは元プロレスラーでライト層に受ける、荒くアグレッシブなファイトを見せていた。体格的にも計量で450グラム程度しか差がないとは思えないほどミシェルがおおきい。強さと派手さ、MMAに必要な要素を一面ずつ持つ両者、実力的にはキャトラインか。
■視聴方法(予定)
4月09日(土・日本時間)
午前10時00分~PFL MMA YouTube Channel
■ PFL CS2022#08計量結果
<176ポンド契約/5分3R>
カルロス・レアル: 171.2ポンド(77.65キロ)
クリス・ブラウン: 175.6ポンド(79.65キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
シメオン・パウエル: 205.2ポンド(93.07キロ)
トバイアス・ベイカー: 206ポンド(93.44キロ)
<女子ライト級/5分3R>
ジャッキー・キャトライン: 154.2ポンド(69.94キロ)
ジェスリン・ミシェル: 155.2ポンド(70.39キロ)
<149ポンド契約/5分3R>
アーロン・ブラッキー: 145.4ポンド(65.95キロ)
アリ・ザビアン: 148.2ポンド(67.22キロ)