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【UFC192】初回終了間際にダウンを喫したメネス、左ボディから右フックで見事な逆転勝利

<バンタム級/5分3R>
ネイサン・メネス(米国)
Def.2R2分10秒by TKO
トニー・グレイブリー(米国)

構えを変えるメネス、右を振るって前に出たグレイブリーがケージに詰めてエルボーとヒザを入れる。離れたグレイブリーに鋭い右を2発当てたメネスは、テイクダウン狙いにもすぐに離れ左に右を合わせていく。スイッチし右ジャブ、オーソに戻し左ジャブを伸ばすメネスは右アッパー、グレイブリーが左フックを打ち返す。グレイブリーが組んで内股でテイクダウンを決める。

スクランブルで、メネスをがぶったグレイブリーだがケージに詰められダブルレッグでテイクダウンを許す。殴られながら立ち上がったグレイブリーに対し、メネスは右を入れダブルレッグもケージを背にして耐える。グレイブリーはヒザをボディに突き刺し、押し込み続ける。ボディを打ち合う両者、メネスはヒザを腹に入れて離れると右ストレート、続いて左ジャブを入れる。グレイブリーはすぐさまクリンチへ、離れたメネスにローを蹴っていく。ミドルに左ジャブを合わせたメネス、グレイブリーは左右のミドルを蹴りラウンド終了直前に右フックを打ち込んでダウンを奪う。シッティングでパンチを被弾したメネスは、時間に救われた。

2R、直ぐに距離を詰めて右フックを振るったグレイブリーが、ケージにメネスを押し込んで右エルボーを入れる。続くエルボーの際に離れたメネスがワンツー、グレイブリーが左を振るう。ダブルレッグを切ったメネスが、左ジャブをから右ストレート。グレイブリーも右を返す。ジャブの差し合いから、グレイブリーが右ストレート。ブロックしたメネスは、左ボディフックを入れる。グレイブリーの右フックに対し、メネスが右フックを打ち込む。

目を剝いて、ケージにもたれてから前方に崩れたグレイブリーをパウンドアウトしたメネスが逆転TKO勝ちを決めた。「面白い経験をしたよ。でも大丈夫だ。コーチがボディを打てと言ったんだ。ボディが入ったらフックが当たると思った。年内にもう1試合したい」とUFC3連勝を決めたメネスは話した。


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Report UFC UFN ESPN+41 UFN183 ジェラウド・ジ・フレイタス トニー・グレイブリー ブログ

【UFN183】豪快なTDを連続奪取も、終盤は打撃を避けたグレイブリーがフレイタスにスプリット勝利

<バンタム級/5分3R>
トニー・グレイブリー(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
ジェラウド・ジ・フレイタス(ブラジル)

右から左ジャブを連打し、右を伸ばしたフレイタスは、グレイブリーが組みつくとテイクダウンへ。切り返した上を取ったグレイブリーがサイドを取る。シッティングから立ち上がったフレイタスが右フックを振るい、左ジャブ、そしてハイキックを蹴っていく。ワンツーに右をカウンターで狙ったグレイブリーは、ダブルレッグに切り替えてテイクダウン。フレイタスの腕十字をスラムし、オモプラッタも防いでパウンドを落とす。

腕を通さない三角という武器を持つフレイタスに対し、グレイブリーは立ち上がってローを蹴っていく。フレイタスは顔面への蹴り上げも、UFCではスタンドに戻った方が良いが粘り、グレイブリーがグラウンドに呼応する。そのタイミングで足を絡めつつ、グレイブリーが反応するや、その隙に安全にスタンドに戻る。しかし、直後にダブルから肩に担がれたフレイタスは、マットに叩きつけられ下でラウンドを終えた。

2R、右をヒットしたフレイタスが、組んで小外刈りでテイクダウンもグレイブリーはスクランブルからバックを取る。ここから正面に回ると、フレイタスが離れる。右ミドルからボディロックのフレイタスは、勢いのあるグレイブリーに投げられてガードを強いられる。グレイブリーはハーフからのスイープ狙いに対し、ケージを使ってトップを維持し殴っていく。

バタフライガードからスリープ、スクランブルに持ち込んだフレイタスがスタンドに戻る。離れて左フック、右アッパーを放ったフレイタスは、シングルレッグでテイクダウンを取られるもすぐに立ち上がる。ダブルからボディロックのグレイブリーは、打撃戦を避けたような試合になるが、5度目のテイクダウンを決め、腕十字を防いだ。

最終回、右オーバーハンド、左フック、再び右を当てたフレイタス。グレイブリーはすかさずダブルレッグへ。フレイタスは簡単に下になってしまう。ハーフで抑え、左のパンチを落とすグレイブリーはアグレッシブに見えて、非常に手堅い戦いを見せている。フレイタスはフルガードに戻し、三角狙いもグレイブリーが察知して左足を抜いていく。上体を起こして立ち上がったフレイタスが右ハイ、グレイブリーは左ミドルを返す。ワンツーで右をクリーンヒットされたグレイブリーがダブルレッグからケージに押し込む。

残り70秒で離れたフレイタスはパンチでラッシュをかけ、2度に渡りダブルレッグを切る。左右のフックを入れ、ヒザ蹴りのフレイタスだったがグレイブリーが4度目のトライでテイクダウンを決める。立ちあがったフレイタスはヒザ蹴り、パンチを続けタイムアップに。

しっかりと勝ち切っているグレイブリーだが、判定がスプリットに割れて判定勝ち。この展開で1票を譲るのは打撃を避けすぎため。グレイブリーにとって良い教材となる勝利だった。


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