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45 AB DEEP HERO'S o RIZIN UFC アリアネ・リプスキ アレックス・ペレス オーステン・レーン カリーニ・シウバ ジョナサン・ピアース ティム・ミーンズ ハニ・ヤヒーラ パンクラス ビクター・ヘンリー マネル・ケイプ マーニック・マン

UFC on ESPN55:オッズ/予想と展望

マテウス・ニコラウ 1.57
アレックス・ペレス 2.45
ライアン・スパン 1.49
ボグダン・グスコフ 2.70
アリアネ・リプスキ 2.30
カリーニ・シウバ 1.65
オーステン・レーン 2.95
ジョナタ・ディニス 1.42
ジョナサン・ピアース 1.57
デビッド・オナマ 2.45
ティム・ミーンズ 3.50
ウロシュ・メディチ 1.32
ハニ・ヤヒーラ 4.90
ビクター・ヘンリー 1.19
オースティン・ハバード 2.30
ミハウ・フィグラク 1.65
ドンテイル・メイエス 2.05
カイオ・マシャド 1.80
マーニック・マン 3.75
ケトレン・ソウザ 1.29
ハメス・ヨントップ 1.29
クリス・パディーヤ 3.65
イバナ・ペトロビッチ 1.19
リャン・ナ 4.90
ガブリエル・ベニテス 2.70
マハシャテ 1.49

メインはフライ級のランカー対決で、両者初メイン。

当初はニコラウ vs. マネル・ケイプが予定されていた。ケイプのUFCデビュー2戦目で対戦し、微妙な判定でニコラウが勝った後、今年1月に再戦が組まれたものの、ケイプの体重オーバーでニコラウがキャッチウェイトを拒否して中止に(ケイプが限界まで体重を落とさず、試合を有利に進めるためにコミッションの許可が下りるギリギリの体重を維持したとニコラウは主張している)。仕切り直しで組まれた試合はケイプにとっても初メインになるはずだったが、今月に入ってから肋骨を骨折し欠場。

ニコラウはUFCフライ級廃止で一度リリースされてから、ケイプ戦が再契約初戦で、そこからはランカー相手に3連勝し、ランキングも5位に。しかしスタンドでサークリングして距離を取り続け、相手が詰めてきたところにカウンターを狙う戦法で、大会場での試合では大ブーイングを浴びている。昨年4月の前戦では、後のタイトル挑戦者ブランドン・ロイバルにカウンターの膝を効かされ、パンチでダウンしたところにパウンド・肘のラッシュでKO負け。

代役のペレスは現在3連敗中で4年間勝ち星なし。20年11月に当時の王者デイブソン・フィゲイレードのタイトルに挑戦したが、1Rギロチンで一本負け。その後、自身や相手の都合で試合が流れ続け、1年8ヶ月ぶりとなった再起戦の相手は現王者のアレクサンドル・パントーハ。この時も1Rチョークで敗れている。さらにその後も3試合が流れている。その中には、自身の体調不良で中止となった昨年3月のマネル・ケイプ戦も含まれている。復帰は再び1年8ヶ月ぶりとなる今年3月で、無敗のムハンマドモカエフから簡単にテイクダウンは奪わせずに接戦となり、3Rはモカエフのタックルをがぶって切り続けるも、攻めに転じることができずに判定負け。最近は1年半以上のブランクが開く事が多かったが、ケイプ欠場を受けて2ヶ月連続での出場となる。

初メインとなるニコラウが、いつも通り距離を取っての打撃に徹して、ペレスが捕まえられないようだと、退屈な25分間になる可能性もあるが…。

ニコラウ判定勝ち。

プレリムのメインでは、日本でもおなじみのハニ・ヤヒーラとビクター・ヘンリーの対戦が組まれている。ヤヒーラは2006年にMARSに出場後、HERO'Sで活躍。WEC~UFCでも日本人と多く対戦が組まれたが、水垣に敗れたのみで、金原・前田・廣田・田中に勝って4勝1敗。ヘンリーもGRANDSLAM~パンクラス~DEEP~RIZINで活躍し、対日本人は石渡と上田(1勝1敗)に敗れたが、金原・元谷・中島・所らに勝利している。

UFCで20戦して13勝5敗1分け1NCのヤヒーラだが、大きく勝ち越しているにも関わらず、謎の冷遇で、今回を含めて18戦がプレリム扱い。メインカードには3回しか起用されていない。相手も中堅以下の選手(しかし強豪)ばかりがほとんど。22年には元王者ガーブラントとの対戦が組まれていたが、ヤヒーラの負傷で流れている。

ヘンリーは22年にUFCデビューしてまだ4戦しかしていない(2勝1敗1NC)が、36歳とバンタム級では高齢の部類となり、あまり時間は残されていない。これからランカーを目指すなら、門番のヤヒーラには絶対に勝たなければいけないところ。

第1試合開始は28日朝5時から。速報します。

 

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AB o UFC アリアネ・リプスキ

UFC on ESPN+93:第3試合・ルアナ・カロリーナ vs. ユリア・ストリアレンコ

女子フライ級。カロリーナが2ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

ブラジルのカロリーナはムエタイバックボーンのストライカー。しかしグラウンドには穴がある。アリアネ・リプスキには足関狙いから回転して抜け出そうとしたリプスキにカーフスライサーを掛けたが、その体勢から逆に膝十字を極められて一本負け。その後2連勝したものの、モリー・マッキャンとジョアン・ウッドに連敗。後がなくなった前戦は、UFCデビュー戦のペトロビッチ相手に僅差の判定勝ちで生き残った。計量では当初3ポンドオーバーだったが、ストリアレンコ陣営から「あと1ポンド落とさないと試合を受けない」と言われると、さらに1ポンド落としている。限界まで落とさずに試合を優位に進めようという魂胆だったのか?UFC4勝3敗の30歳。

SEI☆ZAのストリアレンコは、TUFではフェザー級UFCデビュー後はバンタム級に。バンタム級では計量時にふらついてドクターストップがかかったこともあったが、前戦からさらに階級をフライ級に落としている。初戦はカロリーナにKO勝ちしているマッキャンで、タックルをかいくぐってテイクダウンしたストリアレンコがバックマウントを奪い、得意の腕十字に移行して1R一本勝ちした。30歳。

パンチをヒットさせて組み付いたストリアレンコ。ボディロック。テイクダウンを狙うがこらえるカロリーナ。こらえてヒザを入れたカロリーナ。左を入れて離れたカロリーナ。詰めていくストリアレンコだが、カロリーナ距離を取りつつパンチをヒットさせる。左ミドル。カロリーナのバックブローをかわして組み付いたストリアレンコ。テイクダウン。しかしケージに上半身を預けて寝かされないカロリーナ。ケージを使って立った。なおもボディロックの体勢のストリアレンコだが、テイクダウンを狙うも小手に巻いてこらえたカロリーナ。離れる。今度はカロリーナの蹴りに合わせて組み付いたストリアレンコ。スタンドバックから後方に倒れ込んで引き込んだ。しかし反転されて下に。ガードからストリアレンコ腕十字!しかし時間がない。カロリーナはクラッチしてディフェンス。外れた。ホーン。

1Rカロリーナ。ストリアレンコ、テイクダウンがなかなか奪えず厳しい展開。

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MMA o UFC アイリーン・アルダナ アリアネ・リプスキ ショーン・ストリックランド ジャレッド・キャノニア ジョシュ・エメット ダナ・ホワイト マッケンジー・ダーン

UFC296:ポストファイトボーナス/総評

・ファイト・オブ・ザ・ナイト:アイリーン・アルダナ vs. カロル・ロサ

・パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ジョシュ・エメット、アリアネ・リプスキ、シャミル・ガジエフ

女子の試合がファイト・オブ・ザ・ナイトになるのは5月のマッケンジー・ダーン vs. アンジェラ・ヒル戦以来今年2回目で、ナンバーシリーズに限れば2020年7月のUFC251(ローズ・ナマユナス vs. ジェシカ・アンドラジ)以来。

ラフモノフはファイト・オブ・ザ・ナイトの受賞はならなかったが、次の試合でそれ以上のご褒美があって欲しい。

メインは大凡戦。昨年も、年内最終戦だったジャレッド・キャノニア vs. ショーン・ストリックランドは両者消極的な凡戦だったが、2年続けてメインが締まらず。特に、負けているのに勝負に行かなかったコビントンは、もともと挑戦自体が否定的に捉えられていただけにいただけない。

コビントンは「自分が3~5R取って勝った。自分がトランプ支持者だからジャッジに負けにされた」と言っているが、恥の上塗りでしかない。

前戦で勝ったにも関わらず、王座挑戦ができなかった(その時点でコビントンの挑戦が決まっていた)ベラル・ムハマッドは「この試合はウェルター級にとってジョークだった」と発言。負けたコビントンは本来タイトルマッチの資格がなく、勝ったエドワーズにしても、失礼な言動をしたコビントンを仕留めて恥をかかせるべきだったとのこと。さすがに次の試合は王座挑戦になるはず。

UFC7連敗となったファーガソンについては、ダナ・ホワイトが「引退して欲しい」とコメント。ピンブレット相手に完敗で、序盤から動きも悪かったので、潮時だろう。しかしダナの口ぶりからすると、本人が引退すると言わなければ止められない様子。少なくともUFCでの次のチャンスはもう無いか。

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AB o ONE UFC UFC296   アイリーン・アルダナ アリアネ・リプスキ シャミル・ガジエフ ジョシュ・エメット

『UFC 296: Edwards vs. Covington』パフォーマンスボーナス

絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み



 UFCが『UFC 296: Edwards vs. Covington』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・アイリーン・アルダナ vs. カロル・ロサ

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・ジョシュ・エメット、アリアネ・リプスキ、シャミル・ガジエフ

 5選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC296 アリアネ・リプスキ ケイシー・オニール

【UFC296】右が冴えたリプスキ、RNC→腕十字でオニールから一本勝ち

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
Def.2R1分18秒 by 腕十字
ケイシー・オニール(英国)

リプスキがワンツー、左フックとパンチをまとめる。オニールもジャブ・右ストレートを返すが、リプスキのパンチの回転力が勝る。距離が詰まるとリプスキは首相撲からヒザ蹴り。オニールががシングルレッグから組んでテイクダウンを狙うが、リプスキは離れる。

リプスキはオニールが飛び込んでくるところを待って右ストレートや右ロー。オニールは右ローを蹴っていくが、そこにリプスキがワンツーを合わせて左ミドルまで蹴る。

さらにリプスキは右ストレートを効かせて、首相撲からヒザ蹴り。オニールが右ストレートから組みつくが、逆に投げてテイクダウンして鉄槌を落とす。立ち上がったリプスキはオニールのステップインに右ストレート・左フックを狙う。

2Rもオニールが積極的に前に出ていくが、そこにリプスキが右フックを合わせ、これでオニールの足が止まる。ここからオニールはパンチをまとめて左ミドルを蹴る。

オニールのシングルレッグを後ろに返して鉄槌とヒジを連打。足を振ってパンチを落とし、亀になるオニールを殴り続ける。ここからリプスキはバックをとってRNCを狙いつつ、最後は腕十字に移行してオニールからタップを奪った。


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o UFC アリアネ・リプスキ

UFC291:第1試合・ミランダ・マーベリック vs. プリシラ・カショエイラ

女子フライ級。

マーベリックはUFC4勝3敗。レスリングがバックボーンで、テイクダウンからグラウンドで攻める展開で2連勝していたが、前戦はタックルを切られ、ジャスダビシアスに打撃で打ち負ける展開で判定負け。ランキングから外れた。先月試合したばかりだが、半月前にジョアン・ウッドが欠場し、代役として出場が決まった。26歳。

ゾンビガールの異名を持つカショエイラ。打撃は上手くないものの、打たれても引かないタフさが武器。UFCデビューから3連敗したが、その後4勝1敗で戦績を五分に戻している。前戦も、ムエタイバックボーンのアリアネ・リプスキ相手に、打撃で押し切って1RKO勝ち。4月にも試合が組まれていたが、体重オーバーで試合が消滅し、約1年ぶりの試合。34歳。

じわじわ詰めるカショエイラ。マーベリックタックルに入ったが、距離が遠く切ったカショエイラ。ワンツー。カショエイラが出て膝を出したが、キャッチしたマーベリックがテイクダウン。ケージ際で寝かされないようにこらえているカショエイラ。両足を束ねたカショエイラ。立ち上がろうと片膝を着いたカショエイラにパンチを入れるマーベリック。投げて寝かせた。ボディに膝。パウンド。ケージ際に詰められて身動きが取れないカショエイラ。残り1分。ケージを蹴って体勢を変えようとするカショエイラだが返せずサイドで押さえ込まれる。マーベリック肘。残りわずかで立ち上がってパウンド。ホーン。

1Rマーベリック。

2R。ハイを入れたカショエイラ。マーベリックがシングルレッグを狙ったが着られる。またタックル。受け止めて引きはがすカショエイラ。じわじわと出るカショエイラだが、手が出ていない。マーベリックのタックルを警戒しているか。シングルレッグ。ケージに押し込んだマーベリック。カショエイラ首を抱えている。倒されかけてケージを掴んだカショエイラ。マーベリック足をかけて倒した。またケージを掴んでいるカショエイラだが寝かされる。下で動けないカショエイラ。マーベリックマウント。カショエイラシザースするが、足の指でケージを掴んでいないか?そのまま後転してマウントからは脱出したが、なおもハーフで下の体勢。マーベリックが肘を入れる。ホーン。

2Rマーベリック。カショエイラにはレフェリーがケージつかみの注意をするが、再三やっているのでもう減点してもいいと思った。

3R。マーベリックタックル。倒せないが離れ際にパンチを入れる。またタックル。テイクダウン。サイドについている。押さえこまれて動けないマーベリック。マウントへ。残り3分。腕十字。完全に伸びてタップアウト!

マーベリック、力の差を見せて圧勝。

カショエイラはテイクダウンディフェンスもリカバリーも出来ず。何度もケージつかみしていたのもいただけない。

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MMA News o ONE UFC   アリアネ・リプスキ

『UFC on ESPN 48: Strickland vs. Magomedov』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点

エグゼクティブ・デシジョン [Blu-ray]


Ariane Lipski defeats Melissa Gatto(MMA Decisions)

 アリアネ・リプスキ vs. メリッサ・ガットのジャッジの採点。Adalaide Byrdが1,2Rガット、3Rリプスキで28-29ガット勝利。Sal D'Amatoがフルマークでリプスキで30-27リプスキ勝利。Chris Leeが1Rガット、2,3Rリプスキで29-28リプスキ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28リプスキ支持6人、28-29ガット支持4人でした。


Karol Rosa defeats Yana Santos(MMA Decisions)

 カロル・ロサ vs. ヤナ・サントスのジャッジの採点。Sal D'Amatoが1,2Rサントス、3Rロサで28-29サントス勝利。Chris LeeとRon McCarthyが1Rサントス、2,3Rロサで29-28ロサ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28ロサ支持7人、28-29サントス支持2人でした。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN48 アリアネ・リプスキ メリッサ・ガト

【UFC ESPN48】打撃の技術力で上回ったリプスキが、ガトの総合力に屈せずスプリット判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
メリッサ・ガト(ブラジル)

右に回りつつ、前に出るフェイクを見せるガト。リプスキが左リードフックを繰り出す。続いて左ミドルを放ったリプスキに対し、ガトが右を伸ばす。距離を詰めたリプスキは、ガトの前進にヒザを突き刺す。ローを蹴り合った両者、リプスキはボディを殴り、顔を狙う。ガトも前蹴り、ワンツーを繰り出すが手数は多くない。左の相打ちから、リプスキが右ロー。そこにガトが右を当てるなど主導権争いが続き、パンチから左の蹴りを入れたリプスキが右フックをヒットさせる。ガトは左ジャブを当て、ボディを入れるとカウンターで左をヒット、出入りのなかで打撃を繰り出すガトが組みつき初回が終わった。

2R、互いに左の蹴りを見せ、ガトが勢いのある右を当てる。リプスキは左ジャブを当て返し、ガトが右カーフを蹴る。リプスキの蹴りに組みついたガトがケージに押し込む。細かいヒザを入れるガトだが、リプスキが右腕を差して投げを決める。両者同時に立ち上がり、ボディロックのガトがテイクダウンを狙う。ケージを使って耐えるリプスキはヒザをもらながら、体を入れ替えた。ここから2度、3度とポジションを変えた両者。残り90秒で離れ、ガトの右の圧が高まる。それでも連打の中で左をヒットさせたリプスキがアッパーを決める。ワンツーから左の蹴り、右のカウンターを決めたリプスキ。静かだが、ゴツゴツとした打撃戦のなかでガトが組みつき、ケージへ。そのまま時間となった。

最終回、ワンツーのガト。リプスキがローからワンツーでフックを打ち込む。さらにハイをかわして右ローを入れたリプスキは右を被弾。リプスキは続けてロングフックのコンビを決めるなど拳の攻撃で上回って来たか。直後のガトのダブルレッグを切ったリプスキは、スイッチを見せて左ミドルを入れる。ガトもダブルジャブを決めるが、左に左を合わされる。残り2分、シングルレッグからバックに回ったガトが足をフックしつつ、性急に背中に乗っていくが前方に落とされる。リプスキはクローズドガードのなかで右を当ててスタンドに戻る。

残り70秒、ここでも慎重な打撃戦が続き、互いにクリーンヒットはなかったが最後にリプスキが左ミドルを入れた。打撃の技術力&インパクトショットの数ではリプスキが上回ったが、MMAとしてトータルで見るとジャッジはどのように判断したか。結果はリプスキがスプリット判定勝ちを手にした。


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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN48 アリアネ・リプスキ アルマン・オスパノフ アルマン・ツァルキャン ウェスティン・ウィルソン キック ケビン・リー ショーン・ストリックランド ダミール・イスマグロフ ブノワ・サンドニ ブラゴイ・イワノフ ブルーノ・フェヘイラ マイケル・モラレス マックス・グリフィン

【UFC ESPN48】UFC無敗のドーソン戦へ、ダミール・イスマグロフ「距離は関係ない。打撃で圧倒する」

【写真】キャリア24勝2敗、UFCでは5勝1敗。中央アジアを代表するファイターといっても過言でない (C)MMAPLANET

1日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN48「Strickland vs Magomedov」が開催され、コメインのライト級3回戦でダミール・イスマグロフが、グラント・ドーソンと対戦する。

昨年12月にアルマン・ツァルキャンに敗れ、オクタゴン初黒星を喫して以来の復帰戦となるイスマグロフ、対戦相手のドーソンはUFCで今だ無敗=7勝1分のレコードを持つ。サブミッションでの勝利が4試合というフィニッシャーに対し、静かな口調で「彼にとって真価が問われる試合になる」と話した。


──週末にドーソン戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材は6月28日に行われた)。

「最高だよ。ここまで試合前に追い込んだことはなかった。人生で最高のパフォーマンスを発揮できるはずだ」

──昨年12月にアルマン・ツァルキャンにUFC初黒星を喫しました。あの試合から、何を学べたでしょうか。

「敗北は勝利よりも学ぶことが多い。ミスをして、弱点もハッキリした。基本、僕はテイクダウンディフェンスが弱点だ。ただし、それだけでなくもっとフィジカルを強くしないといけないと感じた。この2つを克服すれば、常に安定して重いパンチを打つことができるようになる。そこを克服してきたので、今回の試合で証明するつもりだよ」

──やや遠い距離で打撃を駆使し、テイクダウンを奪うことも試合で見せてきました。そんなダミールのバックグラウンドは?

「サンボだよ」

──コンバットサンボですか。

「いや、スポーツサンボだよ。ただ、それほどサンボをやっていたわけじゃないんだ。すぐにハンド・トゥ・ハント・コンバットに転向したから。ハンド・トゥ・ハント・コンバットはヘッドギアをつけていたけど、サッカーボールキックも認められていた。結果、アマチュアMMAを戦う機会を得て、プロMMAファイターになった。金がなかったから、即プロとして活動するようになったんだ」

──ところでダミールはUFCで戦う合間にカザフスタンのMMA大会のなかでヌルベルゲン・シャリポフ、アルマン・オスパノフというトップMMAファイターとグラップリングの試合をやっていますね。

「常にグラップリングの技術力を上げたいと思っている。それには実戦経験を積むことが一番だから、グラップリングの試合に出ているんだ」

──では土曜日に戦うドーソンの印象を教えてください。

「良い選手で、タフな相手だよ。ただし、ドーソンは僕が戦ってきたような強い選手と戦った経験がない。だから、彼にとってもこの試合は真価が問われるはずだけど、僕が打撃で圧倒する。その自信はあるよ」

──ドーソンはダミールと比べると近距離で戦い、打撃からテイクダウンという流れでグラウンドに持ち込みます。

「距離がどうであろうが関係ない。スタンドで戦うと彼に勝ち目はない。ライト級で今も僕はトップ5で戦える力があることを土曜日の試合で証明する」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午前5時~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■ UFC ESPN48対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ショーン・ストリックランド(米国)
アブス・マゴメドフ(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ダミール・イスマグロフ(カザフスタン)
グラント・ドーソン(米国)

<ウェルター級/5分5R>
マックス・グリフィン(米国)
マイケル・モラレス(エクアドル)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
メリッサ・ガト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
イスマエル・ボンフィム(メキシコ)

<ミドル級/5分3R>
ヌルスタン・ルジボエフ(ウズベキスタン)
ブルーノ・フェヘイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ケビン・リー(米国)
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)
ウェスティン・ウィルソン(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
ヤナ・サントス・クニツカヤ(ロシア)
カロル・ホサ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
グラム・クタテラデス(ジョージア)
エルヴィス・ブレネル(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
フアナ・キャロリーナ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
ブラゴイ・イワノフ(ブルガリア)

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JJ・オルドリッチ MMA MMAPLANET o UFN221 アリアネ・リプスキ

【UFN221】組まれてもヒザ、離れてパンチで攻勢のリプスキがオルドリッチからフルマーク判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
JJ・オルドリッチ(米国)

サウスポーのオルドリッチに対し、右を伸ばすリプスキが左ローを蹴る。オルドリッチの右リードフックにカウンターのワンツーを入れたリプスキが右ハイも右を被弾する。オルドリッチの前進をワンツーで迎え撃つリプスキは圧を掛けて右前蹴り、オルドリッチが右フックを振るう。オルドリッチのクリンチにヒザを2発入れたリプスキは、離れてから右縦ヒジを狙う。

右フックを受けても前に出てボディを殴ったリプスキはダブルレッグをケージで耐え、右腕を差し返してヒザをボディに突き刺す。2発目を受けて離れたオルドリッチは、再び首相撲でヒザを貰い、ダブルレッグを切られてヒザを連続で受ける。それでもオルドリッチは左ストレートを当てたが、ヒザ蹴りから右フックで後退しリプスキが初回を取った。

2R、リプスキが左ロー、さらに右インローを蹴る。オルドリッチもワンツー、そして右を伸ばすもカウンターを受ける。リプスキは距離を詰めてワンツー、左ジャブを見せる。右のフェイクから右ハイを蹴ったリプスキがワンツーフックを放つ。間合いを取り直したオルドリッチが左ミドルハイ、リプスキが右ローを蹴る。オルドリッチのテイクダウンのフェイクにパンチを当てにいったリプスキだが、ここは逆に右を受ける。それでも自ら距離を詰めてショートのワンツーを打っていくリプスキは、ダブルレッグをまたも切ってヒザを腹に決める。

抜群のタイミングで狙ったダブルレッグを切られたオルドリッチは、精神的にも厳しいか。リプスキは逆にパンチからハイというコンビネーションを繰り出し、またもテイクダウン狙いを切って今度はヒザを顔面に突き上げる。ワンツーに右を当てたオルドリッチだったが、この回も失った。

最終回、ワンツーからスリーまで纏めるリプスキ。ボディ、右ストレートから左というワンツー、左ジャブから右ボディストレートというワンツーを打ち分け、オルドリッチのテイクダウン狙いを切ってパンチを集中させる。ボディからワンツー、さらにスリー&フォーと攻め込むリプスキに対し、オルドリッチは左を見せてダブルレッグ。ヒップトスを耐えてバックを伺う。このままケージにリプスキを押し込んだオルドリッチだが、左ウィザーのリプスキがヒザを狙う。

一瞬、ワキを潜ってバックに回ったオルドリッチに対し、胸を合わせたリプスキが逆に小外でテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったオルドリッチをケージに押し込み、もう一度テイクダウンを狙ったリプスキは、離れてカーフを蹴る。オルドリッチはワンツーを被弾し、最後の組み狙いも投げらタイムアップを迎えた。リプスキはフルマークの判定勝ちを手にした。


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