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【DEEP107】神龍誠が藤田大和にニンジャチョークを極めてフライ級王座統一「UFCオファー待っています」

【写真】神龍の一瞬のチャンスをモノにする力はズバ抜けている(C)MMAPLANET

<DEEPフライ級王座統一戦/5分3R>
神龍誠(日本)
Def.3R0分57秒 by ニンジャチョーク
藤田大和(日本)

サウスポーの神龍が、いきなり左フックを放つ。藤田がローからミドルへ。神龍の右サイドキックをすくい上げた藤田がトップを狙うも、神龍がスクランブルから立ち上がった。藤田の右ストレートをかわした神龍がパンチを返す。藤田は右ミドル。右ストレートから神龍の足をキャッチし、グラウンドに持ち込む。神龍はスクランブルへ。藤田がガブってから離れた。藤田が蹴り足をキャッチして右ボディストレートを当てる。藤田の右インローを受けたあと、神龍がシングルレッグで飛び込み、ケージ際で藤田に尻もちを着かせた。

藤田の左足を抑えた神龍、ボディロックで引き、立ち上がり際に右サッカーボールキックを狙った。藤田も立ち上がる。神龍はパンチ、互いに蹴りを出し合う。藤田の右インローが当たる。神龍の左ストレートをかわした藤田が左フック、神龍の蹴りをかわした藤田がグラウンドに持ち込むも、神龍が下から三角を狙った。すぐに立ち上がった藤田。組んだ神龍がそり投げでテイクダウンし、立ち上がって藤田の顔面へ右のサッカーボールキック、さらにパウンドを打ち込んでいった。

2R、藤田が左ジャブを突き、右ミドルを打ち込む。神龍も左インローを放っていく。藤田の右ハイを食らいながらキャッチした神龍がグラウンドへ持ち込んだ。フルガードの藤田にパンチを打ち込む神龍。藤田も下からパンチを返しながらガードワークで凌ぐ。神龍のパスに対し、ケージ際まで下がった藤田がフックガードになるも、神龍が足を一本越える。ハーフガードの藤田に、右ヒジを落とす神龍。藤田の右腕を取ってキムラを仕掛けるが、腕を抜いた藤田がケージ際でパンチを連打。フックを食らった神龍だが、ダブルレッグで組んでいく。

離れた藤田に再び組みつき、バックを狙う神龍。ケージ際で正対した藤田が、左腕を差し上げて神龍をケージに押し込む。しかし神龍が差し返して、体勢を入れ替えた。藤田の足を踏み、削る神龍。小外刈りからシングルレッグに切り替えた神龍が、尻もちを着いた藤田の顔面に左の拳を当てていく。藤田もボディへパンチを返す。残り10秒で両者が立ち上がった。

最終回、神龍は右の関節蹴り。距離が詰まると、藤田がボディを連打するが、神龍が首相撲からヒザを突き上げる。そのままケージに押し込んだ藤田の首を取った神龍が、ニンジャチョークでタップを奪った。

王座を統一した神龍は、「次は世界で戦いたい。UFC、オファーを待っています」と宣言した。


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CORO DEEP DEEP107 DJ.taiki MMA MMAPLANET o

【DEEP107】DJ.taikiのパンチをもらいながら、最終回にバックを奪ったCOROが暫定バンタム級王者に

<DEEPバンタム級暫定王者決定戦/5分3R>
DJ.taiki(日本)
Def.5-0:30-26.30-27.29-28.29-28.29-28.
CORO(日本)

サウスポーのDJとの距離を詰めたCOROが右ミドルハイ。相手にケージを背負わせる。DJの左ローをかわしたCOROが右ロー、さらに距離を詰めていく。サウスポーへのスイッチも見せるCORO、左フックと右ハイで追う。DJはオーソドックスから左ジャブを当てる。DJは下がりながら左インロー。COROは右ハイから右ストレートを打ち込むが、DJが打ち終わりに左ストレートを放った。

DJの左ストレートに、左フックを繰り出すCORO。DJは右ローから左ストレートにつなげる。COROは右前蹴り、右拳を見せながら右ハイを放ったが、足を滑らせた。スクランブルに持ち込CORO、DJはネルソンで捉え、ケージ際へ。DJが左腕を差し込んでCOROを抑え込み、初回を終えた。

2R、スイッチするDJにケージを背負わせるCORO。DJは飛び込んで右ジャブを当てる。COROは左ボディストレートから右に繋げた。COROもスイッチして様子をうかがう。DJが左ストレートを当てて下がる。DJの左ストレートをかわして組み付いたCORO、DJはすぐに離れる。プレッシャーをかけてくるCOROに左インローを当てるDJが、左ストレートを突き刺す。COROも右ショート、左ジャブを当てた。COROは大外刈りから、立ち上がるDJの顔面に左ヒザを繰り出す。

ケージ中央でパンチを当てるCORO、DJの顔面から流血が見られる。DJの左ストレート、右ジャブがヒット。COROも左ジャブを当てる。DJの左三日月蹴りがCOROのボディに突き刺さり、さらに左ストレートを当てた。ラウンド終盤にはDJが右フックも当ててCOROを下がらせた。

最終回、顔面が細かく切れているDJ。プレッシャーを強めると、COROは足を使って左ジャブを当てる。さらに右ヒザをボディに突き刺したCOROは、ダブルレッグでDJに尻もちを着かせた。相手の足を畳みながら、バックマウントを奪ったCORO。四の字ロックでDJの動きを止める。DJはケージに足を置いて、バックのCOROに体重をかける。さらに反転して正対しようとしたDJ、COROはツイスターから再びバックに戻った。COROはバックからパンチ、鉄槌、エルボーを連打。COROがバックをキープして試合終了のゴングを聞いた。

試合終了後、勝利を確信したか喜びを見せるCORO。フルマーク、4ポイント差をつけるジャッジもいた結果、COROが暫定王座を獲得した。


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DEEP DEEP107 MMA MMAPLANET o 神田コウヤ 青井人

【DEEP107】壮絶フィニッシュ。初回からペースを握った神田、青井が逆転しかけるも最後はKOで仕留める

<フェザー級/5分3R>
神田コウヤ(日本)
Def.3R2分25秒 by TKO
青井人(日本)

サウスポーの神田が右ローを連打、さらに右ハイを繰り出す。左ストレートから右ローに繋げる神田。青井は右ミドルを返す。神田はスイッチしながら、オーソドックスから右ローへ。青井が左フックを返すと、神田は離れてパンチから右ローに繋げていく。青井の右ハイをブロックした神田、細かくスイッチしながら右ローを放つ神田の顔面へ、青井は右ストレートを伸ばす。青井の右ミドルハイをブロックした神田、右ミドルをキャッチされるとすぐに離れた。

細かく蹴りを繰り出す神田に比べて、青井は手数が少ない。青井が右ストレートを見せると、神田は左右のフックからローへ。青井の右インローを一瞬嫌がった神田、さらに青井が右ストレートを当てていく。青井の右足から出血が見られるなか、青井は右ボディストレート。さらに左ジャブから右ストレートを狙うも、再度右ストレートを放ったところに神田がニータップを合わせて、テイクダウンを奪い初回を終えた。

2R、左右のストレートから右ローに繋げる神田。青井の右ストレートに左ハイを合わせる。青井も距離を詰めて右ショートを狙う。オーソドックススタンスからボディロックで組みつき、グラウンドに持ち込んだ神田はサイドへ。青井が神田の左腕に両足を絡ませる。神田は右ヒジとパンチを青井の顔面に落としていく。

エビを打った青井の顔面に左のパウンドを落とした神田。さらに立ち上がり際に神田が左ヒジを当て、青井の右目上を大きくカットした。蹴りのペースを上げる神田。青井もパンチと右ミドルを返すも、手数は神田のほうが多い。残り30秒で左ストレートから組みつき、テイクダウンを奪った神田が左ヒジを落とす。青井はスクランブルに持ち込んだが、神田が離れてラウンドが終了した。

最終回、細かくスイッチする神田は蹴りで距離を取る。青井も右ショートを連打でヒット。パンチを食らった神田はアゴが上がり、ケージ際で尻もちを着く。一気に攻め立てる青井、神田は立ち上がり青井をケージに押し込む。離れると青井の右ストレートがヒット。明らかに神田の動きが落ちた。神田の顔面からも多量の出血が見られる。青井の前進に、左テンカオを合わせる神田。青井の動きが止まると組みつき、ケージへ押し込んでいく。

ここで離れた青井が右ヒジ、体勢を崩した神田が左ヒジをを返すと青井がダウン。神田が追撃のパウンドを落としたところで、レフェリーが試合を止めた。


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DEEP DEEP107 MMA MMAPLANET o 福田龍彌

【DEEP107】冴えわたる福田龍彌のゲームメイク、ビョン・ジェウンを振り切りフルマークで判定を制す

<58.5kg以下/5分3R>
福田龍彌(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ビョン・ジェウン(韓国)

サウスポーの福田に対し、ビョン・ジェウンが右ハイ。さらに様子を見る福田に右ミドルハイ、右ミドルと蹴りを繰り出していく。福田は距離を詰めて右アッパー、ビョン・ジェウンはダブルレッグで組みつき、福田をケージに押し込む。両脇を差し返した福田が体勢を入れ替え、押し返した。ビョン・ジェウンが引き込む形でグラウンド状態になるも、すぐに立ち上がった。そのビョン・ジェウンに左腕を差し上げてケージに押し込む福田。両肩の肩パンチを入れていく福田。右ヒザをボディに突き刺しながら、さらに肩パンチを打ち上げる。

レフェリーがブレイクをかけて、離れた両者。ビョン・ジェウンの右ハイをかわした福田、組みつくもビョン・ジェウンが右ヒザを打ち込むと離れた。しかしビョン・ジェウンは体勢を低く構えると左ヒザを打ち込み、さらに左ストレートを打ち込んだ。ビョン・ジェウンのダブルレッグをスプロールした福田は、左ストレートから左右ボディブローで攻め立てる。最後は福田がビョン・ジェウンをケージに押し込む形で初回を終えた。

2R、ビョン・ジェウンが距離を詰めると、福田が右ジャブで迎え撃つ。ビョン・ジェウンはシングルレッグ、さらにボディロックから右ヒジを打ち込むが、福田が差し返してビョン・ジェウンをケージに押し込んだ。ここで福田が何かをアピールするも、試合は続行される。ビョン・ジェウンが遠い距離から飛び込むが、これを切った福田が左右フック、ボディからアッパーを打ち込んでいく。福田の左ストレートをかわしたビョン・ジェウンが、シングルレッグからグラウンドに持ち込むも、すぐに福田が立ち上がり、左腕を差し上げる。ビョン・ジェウンは体勢を入れ替えて投げでグラウンドへ。

福田がガードポジションから立ち上がり、左ボディを突き刺す。さらに右ボディアッパーを打ち込む福田。相手の左ストレートをかわしながらダブルレッグで入ったビョン・ジェウンは、福田をケージに押し込み右ヒジを入れる。離れると右アッパーをヒットさせる福田に対し、ビョン・ジェウンは右ミドルから右ロー。福田の左ストレートもビョン・ジェウンの顔面をかすめる。福田の左をかわしたビョン・ジェウンが左フックを入れるも、それをかわした福田が立ち位置を入れ替え、ビョン・ジェウンにケージを背負わせた。

最終回、ビョン・ジェウンの右ミドルを福田がキャッチする、福田の右フックをかわしたビョン・ジェウンがボディロックで組みつき、テイクダウンを仕掛けるが、福田は倒れず。ビョン・ジェウンもスクランブルに持ち込むが、福田が離れて細かいパンチを当てる。福田の左ストレートに合わせてシングルレッグを狙いながら、バックに回るビョン・ジェウン。福田はこれをかわして離れると左を当てる。ケージ際の組み合いでは、ビョン・ジェウンの右バックスピンエルボーがヒット。福田の右アッパーに合わせて組みつくビョン・ジェウン、離れた福田がパンチを打ち込む。

ブロックするビョン・ジェウンが前に出て来ると、右ジャブを当てる福田が、左ストレートにつなげる。福田の細かい左右のパンチがビョン・ジェウンの顔面を捉える。いきなりの左ストレートがクリーンヒット。ビョン・ジェウンはダブルレッグで飛び込み、シングルレッグで切り替えたが福田が差し合いから、こかしてビョン・ジェウンに背中を着かせた。スクランブルでバックに回った福田は、そのままビョン・ジェウンをケージに押し込む。パンチを入れながら離れた福田に対し、ビョン・ジェウンは攻め返せず最終回を終えた。

常にラウンド終了時は自身が良い体勢で終えていた福田が、フルマークで判定をものにした。


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DEEP DEEP107 MMA MMAPLANET o 伊藤裕樹 関原翔

【DEEP107】関原のグラウンドコントロールを凌いだ伊藤裕樹が、ラスト30秒のド突き合いを制して判定勝利

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
Def.3-0:29-27.29-28.28-28.
関原翔(日本)

※ドローのジャッジはマスト判定で伊藤

サウスポーの伊藤に対し、関原が右インローから右ハイ。伊藤も左インローを返す。互いに蹴りでけん制するなか、伊藤が左ボディストレートを伸ばす。関原は関節蹴りのような形で足を伸ばしたが、伊藤が相手にケージを背負わせてパンチを繰り出した。関原はそのパンチに合わせて左フックをクリーンヒット。腰を落とした伊藤が組みつくと、関原が右腕を差し上げて伊藤をケージに押し込む。一度離れた伊藤が再び組みつくと、関原がまたも右腕を差し上げ、さらにバックを狙う。

ここで離れた伊藤。関原は大きなフックで追う。関原が中に入ったところで頭が当たる。さらに関原が中に入るところで、伊藤が左のテンカオを合わせたが、関原もヒザを見せた。伊藤は左ストレートを当てるも、関原は必ずパンチを入れている。残り1分近くで組みついた関原、伊藤は首を取ったあと、相手にケージを背負わせてパンチを振るう。しかしガードが空いてしまい、関原のパンチも伊藤の顔面をかすめる。残り15秒で伊藤の左ストレートがクリーンヒット。さらに首相撲でヒザを突き刺したあと、ケージに詰めてパンチを連打していった。

2R、距離を取る伊藤。関原は左の関節蹴りから左ミドルハイを見せる。左ストレートを伸ばす伊藤に対し、関原の右ローで伊藤がバランスを崩した。前に出る伊藤を、右ヒザで迎え撃った関原。組みついて相手をケージに押し込み、バックに回ってグラウンドに持ち込んだ。伊藤も起き上がりスクランブルへ。関原がケージに押し込み、いったん離れてから再びダブルレッグで組みつく。さらにボディロックからグラウンドに引きづりこんだ関原。立ち上がる伊藤を再び投げようと試みたが、ここは伊藤が耐えた。

立ち上がった伊藤をケージに押し込む関原。両者が離れてケージ中央へ。伊藤の左ストレートに右ローを合わせた関原が、さらに右フックを打ち込む。組みついた伊藤はハイクラッチから関原に背中を着かせた。スクランブルに持ち込む関原。伊藤の眉間から出血が見られ、ドクターチェックが入る。再開後、関原の右が伊藤の顔面を捉えた。伊藤もケージを背負いながら左を入れる。さらに左ボディストレート。関原は伊藤の左ボディストレートに右飛びヒザを合わせ、さらにケージ際で右テンカオを入れた。

最終回、関原が右ストレート、左フックから組みついてバックに回る。左足を差し入れた関原がグラウンドに持ち込んだが、伊藤が立ち上がる。自ら突き放した関原、伊藤とパンチで打ち合う。伊藤は右ボディアッパー、左ストレートを繰り出すが、かわした関原が組みついてバックを狙う。関原の右腕を取った伊藤が、ヒジを極めながら体勢を入れ替えた。離れた両者は打ち合うも、関原は打ち合いから組みつく。離れた関原に左ストレートを当てる伊藤。組みついてきた関原をパンチで追い詰めるが、関原も打ち返して組みつき、伊藤をケージに押し込む。そしてバックを狙う関原の右腕を取った伊藤が、グラウンドに持ち込んだ。

スクランブルからテイクダウンした伊藤はバックへ。RNCを狙いながらバックマウントを奪った。関原の顔面からも出血が見られる。しっかりと足を差し込んだ伊藤が右腕を関原の首に回す。動く関原に対し、マウントに移行した伊藤は、立ち上がる関原のバックマウントを狙ったが、両者は離れた。ラスト30秒、パンチで打ち合う両者だが、伊藤の左右フックがヒットして、関原の顔面が腫れあがり、動きが落ちた。関原が一方的に伊藤のパンチを受ける展開に。レフェリーはストップせず、試合終了のゴングが鳴ると関原はそのまま崩れ落ちた。

裁定は1人のジャッジがポイントでドローにつけるも、マスト判定で伊藤の勝利を支持。伊藤がユナニマスで伊藤が判定勝ちを収めた。
勝者の伊藤は


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DEEP DEEP107 MMA MMAPLANET o RIZIN 修斗 木下尚祐 神田コウヤ 青井人

【DEEP107】フェザー級戦線トップ=神田コウヤと対戦、青井人「何をやってきても別にエェかなって」

【写真】 楽しめるのが一番――だ(C)MMAPLANET

8日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP107で青井人が神田コウヤと対戦する。

修斗でプロデビュー後、連勝で環太平洋王座挑戦にまでこぎつけた青井は、そこでの敗戦からリズムが崩れたかのように逆転負けを連続して経験した。

心機一転、RIZIN経由でDEEPに戦いの場を移した青井は、かつての勢いを取り戻している印象を2月の木下尚祐戦で見せていた。DEEPフェザー級戦線のトップである神田戦を前に青井に心境の変化、そして戦ううえでの違いを尋ねた。


――神田コウヤ選手との試合が近づいてきました。今の気持ちを教えてもらえますか(※取材は5月5日に行われた)。

「今の気持ちは別にいつもと変わらないです。普通の……普段通りなんと、あとは楽しみかなぁ」

――修斗での連敗、RIZINでも乗り切れていない風だった青井選手ですが、2月のDEEP初戦=木下尚祐戦では吹っ切れたというか、連勝街道中のような勢いが感じられる勝ち方でした。何か心境の変化があったのでしょうか。

「今年に入ってぐらいから、メンタルや考え方が変わりました。以前は試合前には不安があって、今は相手と関係なくてそういう気持ちがなくなりました。自分が今やっていることを試合という場で出せるのかが楽しみになりました」

――では連勝中なども、不安が多かったのですか。

「前は緊張して、いっぱいいっぱいになっていました」

――そのような精神状況だったとは思いもしなかったです。イケイケどんどんのような感じで戦っていたのだと思っていました。

「全然余裕はなかったです。ずっと不安でしたし。ただ、何か意識して変わったわけじゃないんです。色々な人と話したりして、心境が変わってきて。前の試合も緊張は多少はしていましたけど、恐怖心とか不安はなかったです」

――恐怖心と不安がないと、やはり動きも変わるという感覚はありましたか。

「う~ん、どうなんですかね。動きとかスタイルは練習で変わっていたので、以前とは比較できないのですが……精神的な部分で変わったかどうかは、なんともいえないです。あんまり変わっているとは思わないですし」

――攻め疲れて逆転負けが続き、攻めることが怖くなるのかもしれないと思っていたのですが、全くそんなことはなかったですね。

「まぁ、動きは練習通りです。戦っていて相手が弱ったり、効いたと思ったら本能的に行きます。そこに至るまでで、昔はひたすら打って、投げてという部分があったんですけど、そういう部分は練習で修正してきました。そういう風に色んなところを直して、今に至るっていう感じです」

――今回の対戦相手の神田コウヤ選手は、牛久選手に挑戦した試合も互角でした。そう考えると日本のフェザー級のトップの一角にいると考えることができます。どのような印象を持っていますか。

「背が高くて、リーチがある。打撃もオールラウンダーで勢いもある。気持ちも強くて、良い選手やなと思います。こっちの攻撃をかわしてパンチがあったり、ヒザもあるのでそこは危ないかなぁと思います。

当たったら倒れるかもしれないし。組みもレスリングがベースで強いですし、なんでもできるイメージです。相手に合わせた攻撃が上手いです」

――そのような神田選手に対して、青井選手は自分のどこに自信を持って戦いますか。

「う~ん、全部ですかね。全てにおいて自信はあるし。それでやられたら、しょうがないかなって(笑)。僕は練習中から自分を貫き通すことを考えているので、神田選手が何をやってきても別にエェかなって思っています」

――ある意味、DEEPに戦場を移した時点でキャリアの再構築的なところはあるかと思いますが、現状の目標はどこにおいていますか。

「もちろん神田選手に勝つことなのですが、そこから先は取り敢えずDEEPのベルトは獲りたいです。それは神田選手に勝った直後の試合でも良いし、数試合挟んでも構わないです。とにかく色々な人戦ってみたいです」

――では日曜日の試合、どのようなところをファンの皆さんに見てほしいですか。

「修斗時代の僕と違うところ。木下戦とも違うところ。毎日進化しているので、その進化したところと楽しんでいるところを見てほしいです。今は前よりMMAが楽しいので」

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【DEEP107】神龍誠とフライ級王座統一戦、藤田大和「休む前のほうが強かった。以前のほうが速かった」

【写真】世界を目指すことができるチャンピオン同士の対戦を前に藤田が何を語ったか (C)SHOJIRO KAMEIKE

8日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP107でフライ級正規チャンピオン神龍誠と暫定チャンピオン藤田大和が王座統一戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

この試合は当初、2月26日に行われる予定であったが、神龍が新型コロナウィルスに感染し、体調不良のため今大会へ延期されていた。これまで自身の王座に暫定の2文字がついていたことに不満を述べていた藤田は、この延期と今回の試合について、どのように考えているのか。対戦相手である神龍の復帰戦と現在、そして自身の成長まで語ってくれた。


――試合を4日後に控えてのインタビューとなります。すでに顔も引き締まってきています。

「練習は終えて、あとは打ち込みで動きを確認するぐらいの状態ですね。体重もしっかり落ちてきています」

――もともと今回の王座統一戦は今年2月26日に行われると、昨年11月末には発表されていました。それが2月上旬に、神龍選手が新型コロナウィルスに感染したため5月8日大会にスライドされることが決定したという経緯があります。藤田選手が試合の延期を聞いたのは、いつ頃のことだったのでしょうか。

「正式決定を聞いたのは、発表される直前だったと思います。ただ、選手間の噂レベルでは(神龍が)コロナに感染したという話が聞こえてきていました。その時点では、まだ試合が延期になるかどうかは分からなくて。僕としては、試合はやるんだろうなと思っていましたけど……」

――その結果、試合の延期が正式決定された時は……。

「やっぱりか、というぐらいの気持ちでした。噂レベルで聞いた時から、もしかしたら試合がなくなるかもしれないという覚悟はあったので。主催者からも事前に聞くことはできていましたし。そもそもコロナ禍のなかでは仕方ないことですしね。ただ、自分としては試合をやりたかったなという気持ちは大きかったです」

――特に藤田選手が待ち望んでいた王座統一戦でした。

「そうですね。延期になっても練習は休まずにやっていましたけど、正式決定を聞いてから1~2日ぐらいは気持ちが入らなかったです。でもすぐに立ち直ることはできました」

――その時点で通常の練習も一度落ち着くものなのでしょうか。

「いえ、僕というかMe,Weは普段から試合前のような練習が多いんですよ。だから試合が延期されても練習量が減ることはないですね。あとは体重と気持ちの調整ぐらいで」

――同じMe,We所属の倉本一真選手からお聞きしましたが、1週間ぐらいのスパンで練習メニューが組まれ、毎週末が試合のような練習スケジュールをこなしているそうですね。

「アハハハ、そうなんです。めちゃくちゃキツいんですよ……(苦笑)」

――では改めて、神龍選手の印象についてお聞かせください。昨年10月に行われ、判定勝ちを収めた福田龍彌選手との復帰戦は、どのような感想を持っていますか。

「途中までは福田選手が勝つのかなと思っていましたけど、最終回にダウンを取って、これは判定勝ちだなと。でも採点を見ると、フルマークもあったじゃないですか」

――採点はジャッジ3者がそれぞれ30-26、30-27、29-28とつけていました。

「アグレッシブに攻めていたのは、誠君だったと思います。それでもフルマークは不思議な気もして――彼が苦戦したことは間違いないですよね。それも復帰戦だから仕方ないのかな、とは思いましたけど。それでも最後に明確なダウンを取ったのは、さすがでした」

――あの試合の流れで最後にパンチを当ててダウンを奪えるのが、神龍選手の強さなのだろうと思います。一方、あの試合を点ではなく線として捉えた場合……以前の試合と比較すると、印象は違いますか。

「それは……休む前のほうが強かったですよね。特にスピードに関しては、以前のほうが速かったと思います」

――それは藤田選手の中で想像していた範囲でしたか。それとも想定外のことだったのでしょうか。

「あの試合については、福田選手が勝つんじゃないかと予想していました。復帰戦で、こんなに強い相手を当てて大丈夫なのかなって。福田選手はキャリアもあるし、平良(達郎)選手に負けたとはいえ、平良選手が強いチャンピオンでしたからね。それだけ強い選手と、いきなり復帰戦で対戦するのは、危ない橋を渡るなぁと思いました。でも、その福田選手に勝ったのは、さすがです」

――ということは、神龍選手に勝利した福田選手と対戦する可能性もあると考えていましたか。

「それはあると思っていましたね。複雑な気持ちでした(苦笑)」

――結果は神龍選手が福田選手に勝利し、そのまま王座統一戦という流れになりました。ちなみに神龍選手に取材オファーを出したところ、今回は試合に集中したいとのことで、辞退の返答がありました。これについては、どう思いますか。

「あまり喋りたくないんですかね……。どうなんだろう? 僕としては特に気にならないです」

――まず福田選手との試合の内容を見て、神龍選手に勝つ道筋も見えたのでしょうか。

「そうですね……見えたものもあるし、以前よりも強くなっている部分もありました。ただ、あの試合だけでは分からないですよね。誠君も試合までに仕上げてくるでしょうし。そこは彼がどうこうではなく、自分次第でもあるので」

――では福田選手との試合前から、つまり休む前の神龍選手に対しては、どのような印象を持っていましたか。

「グラップラーですよね。動きが速いし、止まらない。試合では常に動いている印象でした。でも対戦したら……という感じでは見ていなくて、具体的に考え始めたのは僕が暫定王座を獲得してからです。

彼もそんなに試合をしていなかったですし。中村優作さん(2019年12月、神龍が判定勝ち)や伊藤盛一郎君との試合(2020年8月、神龍がギロチンで勝利)は、そういう意識では見ていなかったですね。だから意識して見たのは、前回の福田選手との試合ぐらいです」

<この項、続く

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【DEEP107&DEEP JEWELS37】5月8日後楽園ホールで神田コウヤ×青井人、伊藤×関原、長野×ロータス

【写真】この試合は見逃せない! (C)MMAPLANET

17日(木)、DEEPより5月8日(土)に東京都文京区後楽園ホールで開催されるDEEP107 IMPACT とDEEP JEWELS37の追加カードが発表された。

既出の通り、JEWLES37ではDEEP JEWELS フライ級GPの準決勝~決勝戦が中井りん、杉山しずか、栗山葵、Te-aの間で行われ、またDEEP107では106大会のメインからスライドしたDEEPフライ級王座統一戦=正規王者・神龍誠×暫定王者・藤田大和の一戦が決まっている。


今日の発表では昼の部のJEWELS37で女子ストロー級マッチ=長野美香×ケイト・ロータスの2回戦。夜の部のDEEP 107でフェザー級=神田コウヤ×青井人、フライ級で伊東裕樹×関原翔の3回戦が明らかとなった。

神田✖青井は超見ものだ。青井は修斗でのデビュー時から世界を狙える器と目されながら、高橋遼伍の持つ修斗環太平洋フェザー級王座に挑戦した試合で腓骨を骨折、長期離脱後は攻めを凌がれて逆転負けという悪循環に陥っていた。

その青井、RIZIN参戦を経て今年の2月にDEEPに初参戦を果たすと木下尚祐戦ではその爆発力をコントロールし、メリハリのついたファイトを──殺気を帯びたまま展開するという成長ぶりを見せていた。

対する神田コウヤや平田直樹との接戦を制し、昨年12月に牛久絢太郎の持つDEEPフライ級王座に挑戦も惜敗、MMAとしてイニチアチブを取られることもなく微差で敗れた。

ベースはレスリングだが、長身&長いリーチを生かしてアウトの打撃、インのレスリングを駆使する神田とスピード&爆発力の青人の対戦は、ともにここをクリアすることで更なる成長が望める生き残りを賭けた査定試合となる。

他方フライ級の一戦は2月大会で福田龍彌にKO負けを喫した伊藤が、同大会で元ストロー級王者の越智晴雄に勝利した関原とのマッチアップとなった。DEEP106後に「フライ級はRIZINがトーナメントをやることになるかもしれないけど、DEEPでもGPができるだけ層を厚い」と佐伯繁代表が話していたようにロースターが揃っている。

王者対決に挑む両者、伊藤と関原、RIZIN参戦の福田以外に杉山廣平、駒杵嵩大、本田良介と粒揃いのフライ級戦線は1大会ごとに勢力分布が変わるやもしれない注目の階級だ。そして2020年、2021年と5月の後楽園大会は中止&延期となってきたため、今年こそはという力の入ったカードが揃いそうだ。

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