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【LFA179】ヴァニト・アントニスが右スでダウンを奪い、ネトをパウンドアウト。新ウェルター級王者に

<LFAウェルター級選手権試合/5分5R>
ヴァニウト・アントニス(ブラジル)
Def.1R3分41秒by TKO
ジェラウド・ネト(ブラジル)

キャリア18勝6敗の王者ネトに対するは、15勝6敗のアントニス。そろそろメジャー昇格がないと先が見えるキャリアになりつつある両者のウェルター級選手権試合。間合いを測るネトが前蹴り、アントニスがワンツーを振るう。前に出てワンツーからダブルレッグのネトが、ケージにアントニスを押し込みテイクダウンを狙うが、スイッチで姿勢を崩されボディロック&パンチの連打を受ける。

立ち上がったチャンピオンはアントニスのヒザを急所に受けて試合が中断される。再開後、左ハイをかわしたネロが再度ワンツーからテイクダウンを狙うも、距離が合わない。続いてシングルのチャンピオン、切ったアントニスが右を当てる。ややワイルドなパンチで圧を掛けるアントニスに対し、ネトが右カーフ、左フックは空振りに。それでも右を当て、ワンツーから左ミドルと攻勢のネトが再び左ミドルを決める。

アントニスのロングをかわしたネトもパンチが長くなっている。と、アントニスの右ストレートがネトをまともに捕らえダウンを奪う。足を払われたネトは、鉄槌を受けると背中を見せて亀で動きを止める。右の鉄槌を連打したアントニスがTKO勝ちで新チャンピオン。となり、ベルトが巻かれると涙を流した。


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Brave CF LFA LFA166 MMA MMAPLANET o ジェラウド・ネト マグヌス・コンハード

【LFA166】トータルドミネーションも、仕留めそこなった印象が残ったネトが新ウェルター級王者に

<LFAウェルター級王座決定戦/5分5R>
ジェラウド・ネト(ブラジル)
Def.3-0:49-45.49-45.49-43
マグヌス・コンハード(ブラジル)

BRAVE CFでキャリアアップに失敗し、母国のローカルショーからLFA参戦2戦目で王座決定戦を戦う機会を得たネトに対し、コンハードが右カーフを蹴る。続くステップインにダブルレッグを合わせたネトは、ギロチンを防ぎスクランブルでバックに。キムラから引き込んだコンハードだが、足を制することができずネトが上を取りにくる。コンハードは腕十字に移行するも腕を抜かれてガードを強いられる。ガードを取ったコンハードは、足関節を狙う。スプロールの要領で足を伸ばしたネトは、そのコンハードの足を越えてマウントへ。

コンハードは懸命に足をきかせようと戻したところ、逆にネトが外ヒールをセットする。ロールして逃れようとするコンハードに対し、ネトはトップを選択。ここでも下からキムラのコンハードが上を取りに行き、乗ってきたネトに腕十字を狙う。体重をかけてヒジを抜いたネトは、結果的にサイドで抑える状態に。上四方に移行したネトはシングル狙いにバックに回る。前転からガードに戻したコンハード。今時珍しい、寝技の攻防が続いた初回はネトがリードしたか。

2R、ワンツーで前に出たネトのダブルレッグにコンハードがギロチンも、初回同様に頭を抜かれる。ならばと腕十字を狙ったコンハードだが、腕を抜かれてパンチを落とされる。右足に絡み、外ヒール狙いのコンハードはここもヒザが抜かれており、上から殴られる。コンハードは自ら背中をつけてハーフガードを取ったが、ネトがパスを決める。半身のコンハードは背中をつけ、マウントを取ったネトがパンチから腕十字へ。コンハードのグリップは切れなかったが、上を選択したネトが上四方からスクランブルでサイドバックに。

ネトは真後ろにつくと、両足をヒット。前転したコンハードからマウントを取る。コンハードは左エルボーを落とされ、肩固めをセットされると足も抜かれる。ニーインからマウントに戻ったネトがこの回も取った。

3R、ネトが左ジャブに右オーバーハンドを返し、左ミドルを蹴る。明らかに疲れているコンハードは、ボディロックからスラムを許し頭を抱える。ネトはハーフからワキ差しパスのプレッシャー掛け、ニーシールドには立ち上がって右の拳を打ち込む。コンハードが背中をつけた状態から、ハーフで潜ろうとしたが潰され腕を狙われる。ヒールの仕掛けを察知したネトは鉄槌&ヒジを落とすと、潜ってきたコンハードにエルボーを連打する。ニーシールドを越えたネトはバックを制して、コンハードの背中を伸ばす。殴られたコンハードは半身でハーフを取り時間まで耐えきった。

4R、自らケージを背負ったコンハードに対し、ネトはスーパーマンパンチを放つ。圧倒的に動きが悪いコンハードだが、ネトは打撃でなくダブルレッグで倒しマウントへ。背中を見せたコンラッドを跨ぎ、三角狙いのネトだが頭を抜かれる。下を選択したコンハードは逆に三角を仕掛けるも、担がれてパスを許す。サイドで抑えたネトはエルボーを落とし、上四方から背中を向けたコンハードにヒジを打ちつける。上体を起こしてエルボーを落とすネトは、ハーフに取られるとキムラを狙われる。腕を抜いて抑えるネトはニーシールドをパス、同時にマウントに。残り30秒、防御に徹する相手に徹底して抑えと重視のネトは、一方的な寝技の試合も緊迫感がなくなってきた。

最終回、思い切り左フックを入れたネトは、打撃で攻めることをせずにテイクダウンへ。下なったコンハードが三角絞めへ。腕を伸ばしに掛かったコンハードだが、一発逆転とはならず腕と頭を抜かれてトップを取られる。ネトはマウントを取り、肩固めへ。そのまま抑えるネトのタイトル奪取が近づく。2分近く抑えたネトはマウントに戻し、鉄槌を連打する。とにかく寝技は耐えるコンハード、ネトは最後に鉄槌を連打し試合を締めた。

当然、勝者はネトでその腰にベルトが巻かれたが、コンハードとすれば立ち技の方が嫌だったはずだ。コンハードにとっては、勝てなくても生き残れる──状況に持ち込み続けたネトは、勝利者インタビューで3週間前に右ヒザを負傷していたことを明かし、「今日は申し訳なかった。2度目の判定勝ちなんだ。勝つために必要だった。ダナ、コールを待っている」と言葉を続けた。


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