カテゴリー
Report UFC UFN232 ウロス・メディッチ ブログ ミクティベク・オロルバイ

【UFN232】UFC初陣=キルギスのオロルバイが、超絶コントロールからネッククランクでメディッチ下す

<ウェルター級/5分3R>
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)
Def.2R4分12秒by ネッククランク
ウロス・メディッチ(セルビア)

サウスポーのメディッチが。まず左ミドルを蹴る。さらにミドル、ハイと左の蹴りを続けるメディッチは組みの展開でオロルバイを崩してヒザ蹴りを入れる。ニーを続けたメディッチを抱え上げ、大内刈りの要領でテイクダウンを決めたオロルバイが、スクランブルでも豪快なボディロックテイクダウン、そしてスラムを見せる。メディッチは正対して立ち上がると、シングルから足を抜く。ならばとレベルチェンジしたオロルバイが、ダブルレッグで倒し――スクランブルでここもバックに。

オロルバイは正面に回ってダブルレッグを決め、倒してスクランブルという流れのなかでメディッチが背中をつける。蹴り上げを捌いたオロルバイが、ここもスクランブル狙いのメディッチのバックに回り、ワンフックで後方から殴る。嫌がって引き込んだメディッチに左右のパンチを入れ、ボディロックでコントロールしたオロルバイが初回をリードした。

2R、初回と同様に左ミドルを蹴ったメディッチに対し、オロルバイは右を振ってダブルレッグ。メディッチは背中をつかされ、ハーフバタフライ&リストをとってパンチを防御する。トップの圧が高まり、背中を見せたメディッチは立ち上がることはできず、オロルバイのボディトライアングルに捕まる。足がルーズになり、メディッチがスクランブルを仕掛けてもオロルバイは強力なボディロックで立たせない。バック&ワンフックで殴り、絞めに移行したオロルバイがネッククランクの要領でタップを奪った。

ショートノーティス出場で一本勝ちしたオロルバイは「これはまだ始まり。これからはライト級で戦う。ショートノーティスだからウェルター級で戦い、それほど打撃も使わなかったんだ」と話した。・


The post 【UFN232】UFC初陣=キルギスのオロルバイが、超絶コントロールからネッククランクでメディッチ下す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AB LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN UFN232 アマンダ・ヒーバス ウロス・メディッチ クリス・ダンカン ジェイク・マシューズ ジョゼ・アルド ジョーダン・ラヴィット チェイス・フーパー チャド・アンヘリガー チャールズ・ジョンソン デニス・チュルリン トレイ・オグデン ハファエル・エステヴァン ブレンダン・アレン ペイトン・タルボット ボクシング マイケル・モラレス ミクティベク・オロルバイ レオ・サントス 平良達郎

【UFN232】名門ノヴァウニオンから11勝0敗でUFC初陣、ハファエル・マカパ「世界が僕を認識する」

【写真】通訳をしてくれたのはノヴァウニオン総帥デデこと、アンドレ・ペデネイラス。ハファエル・エステヴァンのニックネームは、そのものずばりマカパだ(C)MMAPLANET

18日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN232:UFN on ESPN+90「Allen vs Craig」で名門ノヴァウニオン所属のハファエル・エステヴァンがオクタゴン・デビューを迎える。
text by Manabu Takashima

デビュー以来11連勝、巧みなポジションとパウンドを融合させた──ある意味、ノヴァウニオンらしいファイターのエステヴァンが、LFAでフライ級王者だったチャールズ・ジョンソンとのUFC初陣を前に、自信のほどを語った。


マカパは128ポンドで、計量失敗。キャッチ戦でジョンソンと戦うこととなった(C)Zuffa/UFC

──ハファエル、ついにUFCデビューを迎えます。

「5月に予定されていたデビュー戦では、減量中に体調を崩してしまって。でも、今回はバッチリだ。体重もしっかり落ちていて、いよいよUFCで戦えるから凄く嬉しい」

──そんなハファエルがMMAファイターを目指すようになったのは、なぜですか。

「ジョゼ・アルドとヘナン・バラォンがUFCのチャンピオンとして活躍しているのを見て12、13歳の時にマカパで柔術を始めた。この時からMMAファイターになりたかったけど、その過程で柔術でも世界チャンピオンになれれば良いなとは思っていた。でも第一の目標はMMAでチャンピオンになることだった。

マカパでは3年間、柔術だけの練習をして15歳の時にリオデジャネイロに移り住んだんだ──ノヴァウニオンで練習するために。アルド、バラォンがいたからね。デデの下でボクシング、レスリング、そして柔術も学ぶようになった。ノヴァウニオンで練習を積み、MMAで戦うようになった。そして11連勝し、UFCで戦えるようになったんだ。UFCでやれるだけの下地は十分にできているよ」

──過去の試合映像を見ると、素晴らしいグラウンドの攻防を繰り広げていますが、絞めや関節技よりも殴って削り、パウンドで仕留めるという試合が多かったです。

「僕はどの局面でも対応できるだけの力を持っている。サブミッションでフィニッシュできる状況なら、サブミッションでフィニッシュする。でも、それだけのスペースがなければ間違いなくパンチで削って、フィニッシュを狙う。当然、エルボーも使ってね。試合の流れと相手の反応次第だよ。サブミッションで仕留めるのか、殴って終わらせるのかは」

──なるほど。とはいえ、今のMMAはあれだけ寝技で技術の交換が見られるのはブラジルに特化した状況かと思います。寝技につき合わない、柔術は防御のために使う。そのようなスタイルのなかで戦うことをどのように思っていますか。

「15年間、ずっと倒して寝技に持ち込む練習をし続けてきたんだ。それにノヴァウニオンでは立ち上がろうとする相手を、寝技から逃れることができないようにするトレーニングには特に力を入れてやっている。チャールズ・ジョンソンが僕と寝技で戦いたがらないことは絶対だよ。でもね、どれだけそんな風に試合を組み立てようとしても、この試合はグラウンドで決着をつける」

──では、そのジョンソンの印象を教えてください。

「チャールズ・ジョンソンのことは凄く尊敬している。でも、自分が勝利することに絶対の自信を持っている。ジョンソンはとてもテクニカルなムエタイ・ファイターだ。僕はさっきも言ったように凄く順調に仕上げることができた。今の僕は手のつけられないファイターになっているよ。何より、チャールズ・ジョンソンを倒すためには、全て必要なことは何でもやってきたからね。凄く激しいトレーニングをこなしてきた。だから試合が終わった時、レフェリーが僕の手を挙げる。絶対だ。

土曜日の試合が終わった後、世界が僕を認識するようになっている。如何に僕が優れたファイターが、UFCの皆が理解するだろう」

──ところでUFCフライ級には平良達郎選手が活躍していますが、彼の印象の教えてくれませんか。

「もちろん、タイラのことは知っている。素晴しいファイターだよ。もし、彼と戦える日が来るなら大歓迎だ」

──では日本のファンにメッセージをお願いします。

「いつの日か、日本で戦いたいと思っている。ノヴァウニオンでは、多くの選手から日本の良い思い出を聞かされてばかりだから、実際に僕も日本で彼の思い出のような体験をしたい。そして、土曜日の試合でも日本のファンの声援をパワーに変えて勝ちたいと思うから、ぜひとも僕を応援してほしい」

──最後にデデ、ジョン・ホーキ、シャオリン・ヒベイロ、レオ・サントス、ホブソン・モウラと20年以上も前から日本で活躍してきた名門ノヴァウニオンを代表して、UFCで戦うことをどのように思ているのかを教えてください。

「今、名前が挙がったファイターたちは僕にとって、人生の目標のような存在だ。僕はまだ若いからシャオリン世代のファイターは既に米国に移り住んで会ったことがないけど、アカデミーでは今も伝説として色々な逸話が残っている。もちろん、ノヴァウニオンを代表して戦うことは、これ以上ない僕の誇りになっているよ」

■視聴方法(予定)
11月19日(日・日本時間)
午前4時~UFC FIGHT PASS
午前3時30分~U-NEXT

■UFN232対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ブレンダン・アレン(米国)
ポール・クレイグ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ(豪州)
マイケル・モラレス(エクアドル)

<ライト級/5分3R>
ジョーダン・ラヴィット(米国)
チェイス・フーパー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ペイトン・タルボット(米国)
ニック・アギラー(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)
ルアナ・ピネイロ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピレース(米国)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
チャド・アンヘリガー(カナダ)
ホゼ・ジョンソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ダンカン(英国)
デニス・チュルリン(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
ミック・パーキン(英国)
カイオ・マチャド(ブラジル)

<148ポンド契約/5分3R>
ルカス・アレクサンデル(ブラジル)
ジャカ・サラギ(インドネシア)

<136ポンド契約/5分3R>
ルシエ・プシオワ(チェコ)
アイリン・ペレス(アルゼンチン)

<ライト級/5分3R>
ニコラス・モタ(ブラジル)
トレイ・オグデン(米国)

<138ポンド契約/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
ハファエル・マカパ・エステヴァン(ブラジル)

The post 【UFN232】名門ノヴァウニオンから11勝0敗でUFC初陣、ハファエル・マカパ「世界が僕を認識する」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA Result LFA164 アイザック・トムソン サビーナ・マゾ ダニエル・フロンザ ブログ ミクティベク・オロルバイ

【LFA164】試合結果 上位4カード8試合で米国人ファイターの出場は1人。#01フィーダーショーの現実

【写真】UFCをリリースされ、再起戦が古巣でのタイトルマッチとなったマゾ(左)が女子フライ級王者に(C)LFA

4日(金・現地時間)、テキサス州エルパソのサウスウェスト・ユニバーシティ・パークでLFA164「Mazo vs Lavado」が行なわれた。

メインのLFA女子フライ級王座決定戦では、UFCをリリースされたサビーナ・マゾが、再起戦でサンドラ・ラバドを判定で破UFCへのカムバックへの一歩を踏み出した。

今大会は、そのメインがマゾがコロンビア、ラバドがペルー人ファイターのマッチアップだったが、コメイン以下のウェルター級も国際色豊かなラインナップとなっていた。

コメインではルーマニアののダニエル・フロンザが米国のジェイリン・フラーを、キルギスのミクティベク・オロルバイがブラジルのグラウシオ・エィザリオを破り、同じくブラジルのラリアン・ドゥグラスを豪州のアイザック・トムソンが下している。

上位4カードに米国人選手の出場は1人だけ、さらにラバド以外の非米国人ファイターも米国のジムに所属している。UFCを目指す――以外の選択がプライオリティにない北米フィーダーショーの現実だ。

LFA164
<LFA女子フライ級王座決定戦/5分5R>
○サビーナ・マゾ(コロンビア)5R
判定
×サンドラ・ラバド(ペルー)
<ウェルター級/5分3R>
○ダニエル・フロンザ(ルーマニア)1R3分36秒
TKO
詳細はコチラ
×ジェイリン・フラー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ミクティベク・オロルバイ(キルギス)2R1分39秒
TKO
詳細はコチラ
×グラウシオ・エリジアリオ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○アイザック・トムソン(豪州)2R1分45秒
TKO
詳細はコチラ
×ラヒアン・ドゥグラス(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
○ジョザイア・レイエス(米国)3R
判定
×ジョーダン・バークホルダー(米国)
<ライト級/5分3R>
○イライ・ブラジライ(イスラエル)3R
判定
×ジェイムス・プリーザント(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○ネイラ・レップ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)3R2分06秒
TKO
×マハイラ・ケラー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○トラヴィス・エレラノ(米国)1R2分20秒
KO
×コーリー・ウィンダム(米国)
<フライ級/5分3R>
○リヴィオ・ヒベイロ(ブラジル)1R3分40秒
三角絞め
×リカルド・ラミレス(メキシコ)
<フェザー級/5分3R>
○ジェレミー・アルバ(米国)3R0分57秒
TKO
×リッキー・メイネズ(米国)
The post 【LFA164】試合結果 上位4カード8試合で米国人ファイターの出場は1人。#01フィーダーショーの現実 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA LFA164 MMA MMAPLANET o アイザック・トムソン キック グラウシオ・エリジアリオ ミクティベク・オロルバイ

【LFA164】今度はキルギス人アルファメール・ファイター、オロルバイがエリジアリオを組み&パンチで

<ウェルター級/5分3R>
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)
Def.2R1分39秒by TKO
グラウシオ・エリジアリオ(ブラジル)

豪州人アルファメール・ファイターのアイザック・トムソンに続き、今度はキルギス人のアルファメール・ファイター=ミクティベク・オロルバイが出場し、KINGS MMAのエリジアリオと対戦。右カーフを蹴ったエリジアリオに対し、オロルバイがワンツーからスリーを繰り出す。ジャブを続けるオロルバイは左ロー、圧を掛けてジャブを当てる。エリジアリオの左リードフックは空振りに、オロルバイがボディを打つ。エリジアリオもコンビで繰り出すも、オロルバイはジャブから右ストレートを放ち、スピニングバックキックへ。ケージを背負いながら、ワンツーを返すエリジアリオはパンチの交換に応じる風でいて、跳びヒザを繰り出す。

右回りのエリジアリオに右スピニングバックキック、ローから左ミドルを入れたオロルバイは右ストレートをクリーンヒットさせる。エリジアリオもワンツーの右をヒットし返すが、ケージを背負った状態が続く。オロルバイが左の蹴りをブロックされても、ジャブを伸ばし右ストレート。さらにダブルレッグも、すぐに離れる。エリジアリオがワンツーを見せ、左フックを入れる。と、足払いを見せたエリジアリオが右ローを蹴ったが、オロルバイが左を顔面に当てた。

2R、ジャブから前に出るオロルバイ。ローを蹴るエリジアリオだが、右に逆に右ストレートを打ち抜かれ効かされる。左目の下をカットしたエリジアリオは、パンチの圧からダブルレッグで簡単にテイクダウンを許すと、立ち上がったままパンチを落とすオロルバイの前にハーフからスクランブル狙いを潰される。

パンチを落とされ、背中を見せたエリジアリオはバックから強烈な勢いのパンチに動きが止まり、小外刈りで崩されるとそのままマウントを取られる。即パウンドを入れたオロルバイ、動かないエリジアリオを見てレフェリーが試合を止めた。オロルバイは通算戦績を10勝1敗1分けとした。


The post 【LFA164】今度はキルギス人アルファメール・ファイター、オロルバイがエリジアリオを組み&パンチで first appeared on MMAPLANET.