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【Road to UFC2023Ep05】神田コウヤの前に立ち塞がるリー・カイウェン「スタミナも200パー自信がある」

【写真】3人インタビューした中国人ファイターで、通訳が必要なく英語での取材が可能だったリー・カイウェン(C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep05のフェザー級準決勝で、神田コウヤと対戦するリー・カイウェン。
Text by Manabu Takashima

全身くまなくタトゥーに彩られ、英語を駆使し、爆発力のみ――といっても過言でないファイトで見る者を圧倒するカイウェンのプレファイト・インタビューは当然のように自信しか伝わってこないものとなった。


――とてもリラックスして見えますね。

「もの凄く良い感じで来ている。日曜日の試合が待ちきれない。俺が勝つことは分かっている。そこは絶対だ。シンガポールはONEの時から戦ってきた、ある意味ホームのようなものだし」

――初戦のルー・カイ戦は、暴力的なまでの爆発力を見せつけました。

「ちょっと試合を速く終わらせ過ぎた。俺の試合は、いつだってあんな感じだ。皆も熱狂していただろう? だから、ああいう戦いを見せるんだ」

――では神田選手の印象を教えてください。

「彼の戦い方は、俺にとってあまり馴染みのないモノだ。あれだけリーチが長いのに、レスリングを主武器にしている。テイクダウンは良い。打撃も悪くない。良いファイターだよ。でも、俺の方が強い。俺もレスラーだし、レスリングで勝負しても負けない。仮にテイクダウンを奪われても、サブミッションを極める。打撃で戦いたいなら、どうぞ。受け立つよ。

とにかく退屈な試合だけはしたくない。ぶん殴って、KOする。彼のテクニックで気になるモノは何もないからね。エルボー? 全く気にならない。俺はケージの中に入ると、勝敗なんて気にしない。いかに、相手をグチャグチャにするかだ。エルボーもニーも気にしない」

――短時間ならカイウェンが嵐のようなファイトでKOする。そこを凌ぐと、削って神田選手という見方もあります。

「フフフフ。カンダがそうしたいなら、トライすれば良い。俺はスタミナ合戦になっても200パーセントの自信がある」

――もう1つの準決勝、イー・チャア×キム・サンウォン戦はどちらが勝ちあがると予想していますか。

「間違いなくイー・チャアだ。彼はフ〇ッ〇ン・アニマルだ(笑)。分かる? 本当に強いファイターなんだ。俺とイー・チャアは上海のUFC PIで毎日スパーリングをしている。凄く近い関係だよ。ただ彼と決勝を戦うことは問題じゃない。なんせ、毎日ケージのなかで殴り合っているんだからね。それがどこか違う場所で、いつもやっていることをやり、金儲けができる。な~んの問題もない。ただ、良いことしかな」

――練習は互いのためでもありますが、試合は絶対的に自分のためです。それでも同じような感覚なのですか。

「決勝まで行けば契約がなったも同然だ。だから勝敗は抜きにして、新しいカイウェンを見せる試合にしたい。自分が何者かを証明する試合にするんだ」

――今朝、コンテンダーシリーズを視ていてカイウェンは、コンテンダーシリーズ向きだと思いました(※取材は24日に行われた)。

「ただ、俺としては試合数が多いことはありがたいと思っている。それにアジアのファイターにはRoad to UFCが存在しているのだから、そこで戦うもんだ。自分のやるべきことを全うするのが、ファイターの仕事だから。それに俺は何年も前にUFCとサインできる状態にあったけど、いろいろな事情があってUFCで戦うことはならなかった。

Road to UFCでもコンテンダーシリーズでも問題ない。俺はUFCで戦う力がある。だから、UFCが日本大会を開く時に、日本のファンに会えることを楽しみにしている。もちろん、今回の試合は日本のファンの皆はカンダを応援するだろう。でも月曜日になると、カンダをぶっ倒した俺のことを尊敬し、サポートしてくれることになるはずだ。だから、日本のファンのMMAを応援する気落ちにはいつも感謝している」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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【Road to UFC2023Ep05】豪腕カイウェンと準決勝。神田コウヤ─02─「ぺースを握ってタフファイトに」

【写真】恐怖心を持ちつつ、勇気で上回ることが求められるタフファイトへ (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023 Ep05のフェザー級準決勝で、リー・カイウェンと対戦する神田コウヤのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

今年5月のRTU初戦は、イープークールーをタフファイトの末に判定で下した。上海開催で対戦相手は中国人ファイターという、完全アウェイの中で神田は何を感じたのか。次戦の相手も同じ中国のリー・カイウェンだ。RTUフェザー級随一のハードヒッターとの決戦を控えた神田が、その決意を語る。

<神田コウヤ・インタビューPart.01はコチラから>


――RTU準々決勝のイープークールー戦はハードな乱打戦となりました。あれだけのタフファイトになることは想定していましたか。

「想定はしていましたね。当日の第1試合で、グラジエーターのベルトを獲ったニャムジャルガル選手がすごいタフファイトをやっていたじゃないですか。相手のトップノイも1Rから飛ばしまくって、お互いドロドロになりながらフルラウンド戦っていましたよね。あの試合を見て、セコンド陣と一緒に青ざめていたんです。『これはキツいぞ。お前の試合も同じような展開になるから覚悟しておけ』と言われて」

――やけに不安を煽る言葉ですね。誰に言われたのですか。

「代表の鶴屋(浩)さんです。『15分間、絶対にキツい試合になる。でもファイターとしての仕事だから、キッチリと仕事をこなせよ』って。鶴屋さんは試合前に結構そういうことを言いますよ(笑)」

――そのような言葉をプレッシャーに感じることはないでしょうか。

「人によってはプレッシャーに感じるかもしれないけど、僕は一切ないですね。自分は最初から『試合ってキツいものだ』ということが分かっているし、鶴屋さんも僕のことを分かっているからこそ、そういう風に言ってくれるのかもしれないです」

――鶴屋代表も神田選手のことを幼少期から見ていますから、性格も分かっているのでしょうね。プレッシャーでいえば、今年のRTUは中国人ファイターのためのRTUという要素は強いです。完全アウェイの状況で戦うことに対し、プレッシャーはありませんでしたか。

「いや、それも無かったですね。まずUFCのスタッフさんは選手のことを平等に扱ってくれますし――確かに歓声とかは完全にアウェイでした。でも自分にとっては完全アウェイという状況が、良い影響を与えてくれたと思います。逆に日本開催だと、僕のほうがプレッシャーも大きかったでしょうし。日本だと応援してくれる方も多いので」

――パラエストラCNWは会場に駆けつけてくれる応援団が多いですしね。

「前回は上海開催だから、いつも来てくれる応援団の方々は一人もいない。そのぶん気楽に戦うことができました。それとRTU初戦というのも大きかったです。イープークールー選手が初戦で誰か日本人選手を倒して、次に自分と試合するという状況だったら、また違ってくると思います。僕はその日本人選手と比べられるわけで――そんな比較対象もなくて、プレッシャーなく戦えましたね。

相手のほうが中国開催だからプレッシャーはあったんじゃないですか。試合映像を見返すと、イープークールー選手は後頭部に円形脱毛症みたいなものがあって……。めちゃくちゃストレスが大きかったと思います。試合当日は応援団が多いし、普段からUFC PIという恵まれた環境で練習している。自分がイープークールー選手の立場なら『ここで負けるわけにはいかない』と考えてしまいますよね。それだけ自分や中国のMMAに投資してくれている人がいるわけで。相手にとっては、それがプレッシャーになったかもしれないです」

――なるほど。では神田選手にとっては、自分の力を出し切れた試合でしたか。

「はい、出し切った感はありました。根負けもしなかったですし。こういうタフな試合に勝つのは、自分にとっても良い経験になると思っています。今後の糧になるというか。一番嫌なのは先に相手から攻められ、良いパンチをもらって自分が失神するような展開ですよね。8秒でKOされた2試合目のように」

――準決勝の対戦相手、リー・カイウェンは先にガンガン攻めて来るファイターです。

「前回のルー・カイ戦は会場で見ることができなかったんですけど、あとで試合映像を視て、まず『強いな』って思いました。今回のRTUのフェザー級はリー・カイウェンとイー・チャアを決勝で戦わせたい構図なのかもしれないですね」

――中国サイドからすれば、その組み合わせが一番盛り上がるでしょう。ただ、神田選手としてはそうなるわけにはいかない。リー・カイウェンの印象を教えてください。

「まさに剛腕ですよね。一発のある、厄介な相手です。ただ、剛腕なだけじゃなくて冷静さもありますよね。ルー・カイ戦のKOも最初にフックで頭を下げさせ、そこに右アッパーを突き上げているので。打撃の精度はメチャクチャ高いと思います」

――あれだけ打撃で攻めてくる相手との対戦経験はありますか。

「打撃が得意な選手はいました。青井人選手や五明宏人選手とか。でも、リー・カイウェンのような剛腕タイプはいなかったです」

――初めてのタイプとの対戦に向けて、すでに対策はできているのでしょうか。

「自分がやることは決まってきています。相手がパンチを振ってくる時に、自分がどう動くかが大切だと思うんですよ。そこで下がってはいけない。自分からも攻めていくことが、最大の防御になりますね」

――剛腕タイプに対しては、真っ直ぐ下がってしまうと危険ですよね。

「真っ直ぐ下がってしまうと、走ってパンチを振りながら追いかけてくるでしょうね。1Rだけ――いや、1分間だけの勝負ならリー・カイウェンが一番強いと思いますよ。まずは自分からペースを握って、タフファイトに持ち込みたいです」

――では最後に、RTU準決勝への意気込みをお願いします。

「自分としてはいつもどおり、勝つために最善を尽くすのみです。今回もU-NEXT、あるいはUFCファイトパスで中継されますので、入会されている方には視ていただきたいです。まだ入会されていない方も、この機会にご入会ください!」

――その辺り、定番の締めコメントになっていますね。

「格闘技は会場であっても中継であっても、ライブが一番面白いですから。海外の試合を日本で視られるのは凄いことだと思うので、皆さん宜しくお願いします」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

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お蔵入り厳禁【Road to UFC2023】初戦突破、上久保周哉─02─「苦戦することを望んで、ここにきている」

【写真】ダウンを喫してからの逆転勝利(C)Zuffa/UFC

5月27&28日の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されたRoad to UFC。4人の日本人選手が、準決勝に勝ち残った。そのうちの1人、上久保周哉インタビュー後編。

お蔵入り厳禁。組みを拒否して戦うバールガン・チィルイイースーとの試合に勝つことで、上久保は何を得られたのか。またアジアの中で日本の立ち位置をどのように捉えているのか──と訊いた。

<上久保周哉インタビューPart.01はコチラから>


──SASUKE選手と丸山数馬選手が韓国勢にフィニッシュされ、野瀬翔平選手は中国人選手に惜しい星を落としました。そして鶴屋怜選手と原口伸選手はインドネシア人ファイターに楽勝し、神田コウヤ選手と上久保選手が中国の選手に競り勝った。

「まぁ、SASUKE選手の相手は実際に試合を見るまでどんな感じが分かっていなかったですが、あのパンチは技術の上に成り立っているモノでした。どう見ても、作戦を立てて戦っていました。技術を持っているうえで我慢強い。そういう部分も含めて、しっかりと強い選手が出てきています」

──韓国ではUFCにフェザー級に既に4人も在籍していて、そのうえでキム・サンウォンのようなファイターがいるということになります。

「それと神田選手の相手は、PIの選手ではないですよね。今回、PIからは8選手が出場していたようです。リー・カイウェンに負けたルー・カイは、PIの選手と戦うことになるからPIを離れてアルファメールで練習していたと聞きました。ただ、リー・カイウェンもアルファメールで練習をしていた時期がある。なんか同じ輪のなかでやっていますよね」

──PIがあって、普通に米国に練習をしに行っている。そこにもC-MMAの現実が見えます。何より視ている我々の身が改めて引きしまった一番の試合は上久保✖バールガン戦でしたが……(苦笑)。

「アハハハ。『こんなに苦戦するとは』って(笑)。でも、逆にこれまでが上手く行き過ぎていたと自分では思っています。ONEで戦ってきた相手と違い、100パーセントの警戒と100パーセント勝つために作戦を立てて、しっかりと時間を掛けて準備している。なら、こういう試合になることは十分にあり得ます。

それを越えないといけないし、自分も待っていた部分がありました。苦戦することを望んでONEを辞めて、ここにきている。だからこそ自分の伸びしろもたくさん分かりました。試合では練習はしていても、試してこなかったこともたくさんあったので。今回は引き出しをだいぶ、開けさせてもらいましたね。練習でやってきたことを本番で、試し斬りできた。だから、そういう場をくれたことに関してはPIの人に感謝しています」

──本音をいえば、引き出しを出すのはUFCとの契約後にしてほしかったです。

「アハハハハ。自分もこんなところで──初戦から全力で戦うことになるとは思っていなかったです。ただトーナメントって誰と当たるか分からないし、イー・チャアのように分かっていなかったけど蓋を開けてみればメッチャ強い。そんなヤツと、いきなり当たることもあるだろうって思っていたので。

そういう選手とUFCと契約する前に当たって、自分の伸びしろを見つけられた方が良かったです。まだ時間もいっぱいあるし、やれるじゃんって思えるので」

──フェザー級は大変。でもバンタム級はそうでないと思っていたら、全くそんなことはなかったと。ただし、現時点でフライ級はそうでもないという予想通りになっています。

「フライ級……言っちゃなんですけど、そうですよね」

──ところで頂柔術で指導をしてくれる磯野元さんは、今回の試合に関してどのように言われていましたか。

「試合の日は磯野さんが珍しく、凄く喜んでくれていました。『ヨッシャー!!』って。自分が勝った云々よりも、磯野さんが喜んでくれて嬉しかったです。判定で勝利が告げられた時、自分ちょっと笑っているんですけど、あれは磯野さんを見ていたからなんです(笑)」

──磯野さんって実は涙もろいところがあるかと。

「泣いてはいなかったですけど(笑)、喜んでくれました。そして試合後には、色々と今後について話しました。ただ磯野さんにしても、今回の試合は想定内だったと。『100パーセント勝つもりなら、ああくるよ』って。自分が自分と戦うならそうするという部分も、磯野さんとほぼほぼ同じ考えで。今回は付き合わない相手とどう戦うという部分で、想定の範囲内のことを突破しきった。

それと磯野さんからは『彼は組みの選手で、組んで勝って来た。その選手に完全防御という選択をさせた時点と、さらにソレを突破できたことは大きい』とは言ってもらえました」

──なるほどぉ!! ストライカーが拒否しきって、打撃をガンガン入れてくる展開は今も頭にありますか。

「ストライカーだと、あんなに粘れないと思います。バールカンも組み力が凄く強いから、組んで受け止めて返すことができる。そういう体力がありました。体が組みをやってきたということで、対応力もついている。だからこそ3Rの終盤まで粘られたということはあります。

ただし組んでいた部分で、自分がもっとやらないといけなかったこともたくさんあります。今、自分がやっている練習環境のなかで同じ階級ぐらいでやっていると──ボディロックを組んだ時、最高の展開はバックを取ることです。それが練習で、いえば簡単にバックを取ることができてしまっていた。練習のなかでそうなることが多いので、上手くいかなかったときもバック狙いを続けてしまいました。やはり練習でも成功することが一番多いので。

でも、今回の試合では切り替えないといけなかった。その切り替えが、遅かったです。もちろんバックを取る力を伸ばすというのは当然ですが、相手も力が入っているところに正面からぶつかっていくよりは、絶対に色々な方向からアタックしていく方が良いです。結果として今回テイクダウンを取れたのも、バールカン自身を動かした時で。彼が止まっている状態でバックが取れたわけでなく、動かせて疲れた時に取れました。だから相手を動かす練習ですね。自分がたくさん動くことも大切だけど、とにかく相手を動かせる。くっついて踏ん張ると力は入るけど、くっつかない──力が入らないところを創る。自分の力が入るところで勝負した時は、相手も力を入れることができるので五分にしからならないので。

そういうところで自分は両足をついていていも、相手は片足にさせるよう動かす。五分じゃないところで勝負し続ける。ダメだったら切り替えていく。ソレを繰り返しできるようスピードを上げていく。今回もやっていたけど、もっと速くしないといけないです。

身体的なスピードと判断力の速さ。同時に今回もペースは上げていたのですが、ペースが速いから良いというわけでもなくて。リズムを変えたりすることも必要ですし、体力があるからトップスピードで走り続ければ良いというわけでもない──という話も磯野さんとしました」

──つまりは勝って、学ぶモノが多い試合だったということですね。

「そうですね。反省というか、次へ……次ではなくて今後の材料を得られるという部分で凄く収穫になりました。同時にこれまで半信半疑で出してこなかった部分を出すことによって、自分の良さに確信を持つこともできました」

──その次、準決勝の相手は野瀬選手に勝利したシャオ・ロンです。そして、あと2試合勝てばUFCです。

「あと2試合……とりあえず2度、試合ができる目途が立っているのはありがたいです。試合ができない期間が長かったので、試合を用意してもらえる状況に感謝しているぐらいですね」

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【Road to UFC2023Ep03】ロン・チュウ戦へ─脱力KTTホン・ソンチャン「イケメンなのでボコボコに(笑)」

【写真】メチャクチャハードな練習をしていながら、こんな風にRoad to UFCに向き合えるのも素敵だ (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03に出場し、元UFCファイターのロン・チュウと対戦するホン・ソンチャン。

TOP FC時代に日本のファンの記憶にも残っているであろう──佐藤豪則と2度に渡る急所蹴り→ノーコンテストという珍事を経験し、その後は4年近いブランクがあった。

その激しい練習に知られたKTTで自らを苛め抜く日々を送りながら、ホン・ソンチャンはRoad to UFCに対して非常に肩の力が抜けた向き合い方をしていた。


──気を悪くされると申し訳ないのですが、ホン・ソンチャン選手といえばどうにも佐藤豪則選手と2度に渡り急所蹴りでノーコンテストになった事件が忘れられないです。

「まだ、覚えているのですか(苦笑)」

──いやぁ、忘れられないですよ(笑)。

「佐藤選手との試合以降、ヒザより上は蹴られないようにしています(苦笑)」

──アハハハハ。

「あれは100パーセント、自分のミスなので。今でも佐藤選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。申し訳ありませんでした」

──2017年7月の佐藤選手との2戦目から、2021年5月まで3年10カ月もの長期間ブランクがありました。

「練習自体していない時期が凄く長かったです。プロMMAファイターを続けていると経済的な問題を抱えていましたし、自分のやりたかったこともったので。その後、親しい先輩とジムを運営することになり、そこで軽く汗を流しているとやっぱりMMAは楽しくて。それで復帰を決めました」

──このハードなKTTの選手練習に戻ってこられるものなのですね。

「運営しているジムがKTTの支部ですし、KTTで練習するからこそ、遣り甲斐を感じることができます。KTTでの練習後に食事をすることが、一番の楽しみです(笑)」

──復帰する際の目標はどこにあったのでしょうか。

「特定の目標はなかったのですが、ジム運営をしながらちゃんと生活の基盤を持ちつつ、機会があれば試合に出よう。それぐらいでした。ただ、ここにきてRoad to UFCで戦うという流れになり、もう簡単な気持ちではやれないですよね(苦笑)」

──勝てばUFCというRoad to UFCだからこそ、世界最高峰を目指そうという気になったのですか。

「そうですね。負けたらどうしようとかという気持ちもありますが、それでも自分がやるだけやって試合に出れば満足できるんじゃないかなと思っています」

──ライト級には原口伸選手が出場しています。互いに勝ち続ければ絶対に当たることになるのですが、彼が昨年11月にチームメイトのキム・サンウォン選手に勝っていることは意識しますか。

「もちろんですよ。当然じゃないですか(笑)。ただ、まずは1回戦のロン・チュウです。元UFCファイターですし、今は彼だけに集中しています。自分よりも経験豊富ですし、上手い選手です。しっかりと準備もしてきました。イケメンなのでボコボコに殴ってやりたいです(笑)」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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【Road to UFC2023Ep02】本命か台風の目か。1R1分11秒KO、1が並んだ有言実行リー・カイウェン

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
Def.1R1分11秒by KO
ルー・カイ(中国)

いきなり飛びヒザを見せたリー・カイウェン。クリーンヒットはせず、距離を取り直す。リー・カイウェンは左ローを蹴り、ルー・カイがワンツーを繰り出す。右ミドルのルー・カイは左ミドルをキャッチしてテイクダウンへ。切ったリー・カイウェンが右アッパーを入れ、下がったルー・カイに右フックに続き右アッパーを打ち込みダウンを奪う。

パウンド受けながら立ち上がったルー・カイもパンチで呼応するが、右を被弾してヒザをつく。ここでもルー・カイは起き上ったものの左を被弾し崩れ、立ち上がっても右を受け手またヒザをつく。懸命にスタンドに戻ったルー・カイは左フックを打ち込まれダウン。試合が決した。

とルー・カイと抱き合い、涙を見せたリー・カイウェンは「絶対に諦めるな。夢のため、家族のため、絶対に諦めちゃダメだ。前に進むんだ。(ルー・カイが引退を告げた)。続けて欲しい、辞めて欲しくない。彼はデキる。俺もデキる。ダナ、俺を見ろ。俺を知れ。そして契約書にサインするんだ♫」と話しから、歌声を披露した。


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o ONE PRIDE UFC ルー・カイ 神田コウヤ

Road To UFCシーズン2エピソード2:第5試合・リー・カイウェン vs. ルー・カイ

フェザー級トーナメント一回戦。

中国のカイウェンはONEで12戦して9勝3敗の戦績を残している。五味に似ているため、中国のファイアーボールキッドとも呼ばれている。フェザー級だったが、最後の2戦はバンタム(水抜きなしの145ポンド)に落としたものの、21年12月に現王者のファブリシオアンドラージと対戦し、早々に肩を脱臼して1RKO負け。しかし中国勢の中では実力がはっきりしている方。27歳で10勝5敗。

ルー・カイは2年連続の出場で、初戦はONE PRIDE王者に実力差を見せつけ2Rパウンドアウトで勝利。2戦目は優勝しUFCとの契約を果たした韓国のイ・ジョニョンに42秒でKO負け。28歳で8勝4敗1NC。昨年のRoad To UFCの後は試合を行っていない。

勝者は神田コウヤと準決勝で対戦する。

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DEEP o RIZIN リー・カイウェン ルー・カイ 中村大介 五明宏人 関鉄矢 青井人

Road To UFCシーズン2エピソード2:第3試合・イーブーゲラ vs. 神田コウヤ

フェザー級トーナメント一回戦。

中国のイーブーゲラは33歳で22勝11敗1分け1NC。ほぼ中国国内のみのキャリアだが、近年はファイトパスで中継されているJCKを主戦場としており、比較的実力が明らか。現在6連勝中。

DEEPフェザー級暫定王者神田は代役でRIZINに出場し関鉄矢に2RKO負けしたが、そこから連勝し、21年12月に牛久の王座に挑戦。接戦だったが4-1の判定負けで王座獲得ならず。そこから青井人、中村大介に連勝し、今年2月に五明宏人に勝利して暫定王座を獲得。180cmの長身で、レスリングがバックボーンだが、長いリーチからの打撃や組んでからの肘が武器。

神田いきなりタックル。ケージに押し込むと肘を一発入れた。イーブーゲラ入れ替えるが、背中でクラッチする神田。外掛けテイクダウンを狙う神田だが、イーブーゲラこらえた。レフェリーブレイク。神田のハイをキャッチして倒したイーブーゲラだが、押さえ込まずパンチを入れる。神田立った。またタックル。今度は切れずに下になったイーブーゲラ。下からしがみつくイーブーゲラ。引き剥がした神田。上からパウンド。ハーフにした神田。イーブーゲラ立ち上がり離れた。スタンド。タックルに膝を合わせたイーブーゲラだが、神田そのまま組み付いて押し込む。ダブルアンダーフック。残り1分。ケージにもたれてこらえるイーブーゲラ。肘を入れて離れた神田。パンチで出た神田。残り10秒は両者出ていかない。ホーン。

1R神田。

2R。神田タックル。イーブーゲラバックステップしてかわした。イーブーゲラがミドル。神田もらったがタックルへ。掴ませないイーブーゲラ。神田またタックル。しかしイーブーゲラはクマせず離れる。神田ワンツー。神田またワンツー。イーブーゲラはタックル警戒だが打撃の手数が減っている。神田が打撃で先手を取る展開。右ハイ。プレスする神田だが、イーブーゲラの左をもらった。神田ワンツー。カーフ。イーブーゲラのジャブがヒット。神田も左を当てた。タックル。が、切られて左をもらった。噛んだも左を当てる。イーブーゲラが飛び込むタイミングでタックルに入ったが切られた。神田タックル。足首を掴んで倒した。イーブーゲラがケージで立つ。ホーン。

2Rはタックルを切られる展開が続いたが、イーブーゲラの手数が減った分、神田のラウンド。

3R。神田タックル。切られてパンチを貰ったが、すぐに打ち返す神田。神田またタックル。切られてパンチを貰う。イーブーゲラの左をもらいバランスを崩した神田。詰めた神田が組みに行くが、逆に両脇を差された。差し返すがイーブーゲラ離れる。両者疲れが見える。パンチで体が流れ気味。詰めた神田がパンチを入れるが、イーブーゲラも打ち返しヒット。神田タックル。四つに組んだが引き剥がされる。神田のワンツーがヒット。右が入ったがイーブーゲラの右ももらう。両者ふらついてきた。神田が前に出ていく。イーブーゲラの蹴りをキャッチしてこかした。しかし立たれる。残り1分。両者疲れているが手を出していく神田。積極的に手を出している。イーブーゲラは打ち終わりに打ち返している。逆にタックル。切った神田。ふらふらになりながら手を出していくイーブーゲラ。タイムアップ。

ファイトパスの水垣解説では、2R・3Rに前に出た神田がパンチを貰って首がのけぞる場面が何度かあったのが不利に見られるかもしれないとのことだったがどうか。

30-27×2、29-28の3-0で神田勝利。

勝ったがいつもの神田ではなかった。無理にタックルに行き切られる展開が続き、パンチを貰って危ない場面もあった。この後のメインで行われるリー・カイウェン vs. ルー・カイの勝者と準決勝で対戦する。

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【Road to UFC2023Ep04】2日目、日本勢の殿を務める原口伸「行き過ぎるぐらいの方が良いかと思う」

【写真】まるでMMA界に染まっていない。そんな感じで、UFCへの入り口に立てることになった原口。体格差を越え、結果を残して欲しい (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード04に日本勢のしんがりとして原口伸が出場する。

2019年天皇杯フリースタイル70キロ級優勝。五輪にない階級の日本一レスラー原口は、そのレスリングでの世界進出をコロナで阻まれた。5勝1NCのレコードを引っ提げ、MMAにおける世界一への入り口=UFCへの道準々決勝に挑む。

世界で勝負するならフェザー級ということを本人も十分に自覚しているなかで、ライト級で得た出場権──1階級以上大きく見えるアジアの猛者を前にして「ワクワクしている」と原口は言い切った。


──いよいよ、ですね。今の気持ちを教えてください。

「もう、やるだけ。落ち着いた気持ちで過ごせています」

──濱村健さんから空港でお兄さんの央選手とのツーショットの写真を送ってもらったのですが、バンタム級の央選手が大きくて……。

次戦は海外──という話も伝わってくる兄・原口央と(C)HAMMER KEN

「いやぁ、78キロぐらいまで頑張って増やしたのですが、フレームは変わらないです。

動いていると体重は落ちますし、今も73キロぐらいしかなくて。全然、減量は厳しくないです」

──体格が全てではないですが、やはりキ・ウォンビンなどと比較すると2階級違うのではないかと。

「同じ階級の選手もこっちで何人か見ました。確かに大きいですけど、そこはもう覚悟してやってきたので大丈夫です」

──緊張とワクワク、どちらが大きいですか。

「ワクワクの方が断然デカいです。もしかしたら、まだ戦うっていう実感がわいていないだけかもしれないですけど(苦笑)。でも、何か良い緊張感でいられています。上海に来て、特に戸惑うこともなく、レスリング時代の海外遠征を思い出しました。なので自分的には余り普段と変わりなくやれています」

──レスリング時代にアジアで喫したモンゴル人選手相手の黒星、MMAになりましたがアジアで勝つリベンジができそうですか。

「あの試合の反省を忘れたことはないので……」

──そこをウィンドリス・パティリマにぶつけると。

「普通にガッツがある選手で、打たれ強いように見えました。レスリングでモンゴル人にやられた時のように──後手に回らないよう、自分から攻めます。と同時に熱くならないよう、頭は冷静に戦わないといけないです」

──正直一発貰って、カッとなることも心配です。

「大丈夫。まぁ、大丈夫です(笑)」

──そんなかRIZINでBRAVE勢が厳しい戦いが続き、DEEPで央選手が勝利してジムの連敗を止めました。

「同門の人たちが結構負けていたので、こういう時こそ自分が流れを変えるつもりでいました。俺はジムの連敗も関係ない。それを証明できると思っています」

──では日曜日、どのような試合を日本のファンに見せてくれますか。

「日本人らしからぬ戦い方……ではないですけど、よく言われる野性的な戦い。そこを全面に打ち出して、そういう戦いで外国人を相手にしてもガンガンと力を発揮する。そして、しっかり勝ち取りたいので、応援よろしくお願いします。ここまで来ると、行き過ぎるぐらいの方が良いかと思っているので、思い切り攻めます」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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【Road to UFC2023Ep03】自己証明─再び。野瀬翔平「実力を伴ってUFCにステップアップしないと」

【写真】師匠の弘中先生と、右はマネージャーの前田桂さん。前田桂さんも濱村健と同様に面倒見の良い人物──関西弁だが (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたバンタム級準々決勝で野瀬翔平がシャオ・ロンと対戦する。

昨年に続き2年連続のトーナメント出場、その前回大会は初戦で元UFCファイターのウリジブレンに勝利も準決勝で中村倫也に131秒でKO負けを喫した。世界の頂点を目指す戦いで、同胞と戦い完敗──この1戦が野瀬にどのような変化をもたらしたかのか。

「自分でもビックリした」と連続参戦に関して話した野瀬は、去年よりもMMAファイターとして成長し、UFCで戦うという気持ちもより強くなっている。


──Road to UFCに2年連続で出場が発表された際、正直なところ本当に驚きました。野瀬選手自身は、申し込んでいたとしてもどれぐらい出られると思っていたのでしょうか。

「正直、自分でもビックリしました。国内で修斗のランキングに入って、ベルトを狙うという道筋を立てていたので。またチャレンジできることはビックリでしたが、嬉しかったです」

──3月に修斗で新井拓巳選手に一本勝ちした時は、もう出場は決まっていたのですか。

「そうだったみたいですが、僕には知らされていなかったです。それが(弘中邦佳)先生たちの意向だったようで。あの時、僕自身は修斗でやっていくつもりだったので、それはそれで落とせない戦いなので、そういうつもりで戦っていました。で、勝った直後に舞台裏で教えてもらって……凄く驚きました」

──あの一戦、覚醒したような強さだという評判になりました。Road to UFCで戦ったことで、何かが変わったということはありましたか。

「それは感じています。去年の2試合、勝ちと負けを経験して。中村(倫也)選手に負けて、練習にもより身が入ったし。風間(敏臣)選手が契約したと知った時も、凄く悔しくて。さらに練習でギアが上がって、凄く強くなっている感覚がありました。だから絶対に負けないし、絶対に極めることができると思っていました」

──中村選手は同じ日本人に負けた。しかも差を見せつけられて敗れた。あの試合の経験をどのように今後に生かそうと思いましたか。

「試合中の感覚、勝負勘が中村選手は凄かったです。ケージ際で貰ったヒザとか、練習でなかなか顔面にヒザを入れるとかできなので、如何に練習で試合を意識してやることができるのか。それをまた考え直してやってきました。

中村選手は圧とかではなくて、試合の感覚──センスがあると思いました。あんな風にピンポイントでヒザを効かされてしまったので。しかも壁で組み直し際に。そんなに思い切り入ったわけではなかったのに、綺麗に効かされてしまいました」

──同じように中村選手を相手に完敗を喫した風間選手が契約できたことが、悔しかったという風に言われていましたが。

「正直、格好悪いし、口にすべきことでもないのですが……。あの……今はそんな風には一切思っていないですけど、『シャッフルさえなければ』というのは正直思いました。それはやっぱり思うし、悔しかったし……。『準決勝でシャッフルがなかったら俺はUFCと契約できたのか』とは正直思いました。でも、今は気持ちを切り替えて、しっかりと優勝をして実力を伴ってUFCにステップアップしないといけないと思っています」

──私なら一生言い続けますよね。「あの時、急にシャッフルしやがって。UFCのバカやろうが」と(笑)。

「アハハハハ。でも、こうやってまた挑戦できますし。過去最高に調子が良いので、自信を持って挑めます」

──対戦相手のシャオ・ロンはコンテンダーシリーズに出て、負けている選手です。

「試合映像はそのコンテンダーシリーズのモノしか見つけられなかったのですが、組みに関しては絶対に僕の方が強い。一本取れる自信があります。ただ大振りの打撃は一発があるので、そこは気を付けないといけないです。組めば勝てる。そういう気持ちはあります」

──現時点でアウェイと感じることはありますか。

「全くないです。アブダビ、シンガポールと同じように調整できています。全く問題なく、普通に過ごせています」

──去年のシンガポールの時よりも、弱冠余裕が感じられますね。

「シンガポールの時よりは、心の余裕があります」

──現時点では『なんで、アイツなんだ』という声も国内の選手から聞かれることもあるかもしれないですが、その声を払拭できる勝利を期待しています。

「『なんでコイツなんだよ』と思われているかもしれないですが、1回戦が終った時には『コイツなら』と期待してもらえるような試合ができると思っています。そこを注目してほしいです」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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【Road to UFC2023Ep03】キム・サンウクと対戦、丸山数馬「鹿児島でプロ昇格を目指す頃からUFC志望」

【写真】濱さんこと濱村健氏に、やや苦笑いの丸山。濱さんはカメラを向けられると常にこんな感じですが、じつは凄く面倒見が良い頼れる人です──関西弁ですが (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード03で組まれたライト級準々決勝で丸山数馬が、キム・サンウクと対戦する。

矢地祐介、松嶋こよみ、河名マストらが応募し、落選したRoad to UFCに出場を決めた丸山数馬。失礼ながら、この発表を機に彼の顔と名前が一致した──そんなMMAPLANETの読者も少なくないだろう。

未知強だらけのRoad to UFCへ、日本発の未知強=丸山数馬にこれまでのMMA歴とそのMMA感を足早に尋ねた。


──上久保選手の取材の際に頂柔術で練習をしているところを拝見させていただいたことがあるかと思いますが、初めましてと挨拶すべきかもしれないです。

濱さんのプチ上海情報。汗を流す丸山編

「こちらこそ初めまして、宜しくお願いします」

──本当に本当のことを言わせていただくと、出場メンバー発表があった時に『えっ?』という感覚に陥りました。

「まぁ、そうなりますよね(笑)」

──そこで丸山選手の試合記録などを調べさせていただいたのですが、昨年3月のカナダでの試合を最後に実戦から遠ざかっていました。そのカナダ以外にも台湾、中国、豪州など数多く海外で試合を経験している。いつ頃から、海外志向だったのでしょうか。

「僕は鹿児島が地元で、鹿児島にいる時にプロに昇格しました。その時がパンクラスが世界標準と掲げるようなタイミングで、あの頃からUFCで戦いたいと思っていました」

濱さんのプチ上海情報。巨大なPI外観編

──プロになる時の目標がUFCだったのですね。

「本格的に練習を始めて、プロ昇格を目指すところからですね。2012年のUFC日本大会のインパクトが大きかったです」

──その後、RIZINも生まれUFCを目指す選手は当時よりずっと少なくなりました。その部分、丸山選手は如何でしたか。

濱さんのプチ上海情報。PIでマッサージを受ける丸山編

「僕はUFCが目標というのは変わらなかったです」

──UFCは日本人に優しくなく、ルートも明確でないですが。

「わざわざUFCが米国でアジア人、日本人を呼ぶメリットはないですからね。それでも……やっぱり世界最高峰の舞台で、目指すなら世界一のプロモーションで戦いたいという気持ちが変わることなかったです」

濱さんのプチ上海情報。巨大なPI内観

──なるほど。Tri.Hスタジオ所属ですが、鹿児島から東京に出てきて──どのようにハマの関西人こと濱村健さんの所に行き着いたのですか。

「もともと鹿児島のnico mma dojo所属で、上京するために資金集めをするために仕事をしていて、フリーになって2014年に上京しました。その時に鹿児島出身の菊野克紀さんに相談をさせてもらって、菊野さんも同じタイミングでアライアンスを離れた時で。『俺の後輩だから』と出稽古に僕を連れて行ってくれました。

菊野さんのお供でいくつかのジムを回り、その流れでGENスポーツで練習するようになり、そこで濱さんと出会って。Tri.Hスタジオの所属になり、今に至る感じです」

──濱村さんはMMA以外で凄く多才な方ですし。

濱村健 アハハハハ。

「濱さんの下でやるようになっても、UFCに行く気持ちは変わらなかったです」

──昨年3月から試合に出ていないのは、何か理由があったのでしょうか。

「正直に言うと、椎間板ヘルニアとか……体の具合が良くなくて。2022年の上半期は殆ど動けなかった状態でした。下半期になって動けるようになって、パンクラスで戦おうかと思っていたのですが、Road to UFCの公募があって。ただ、自分的にはちょっと気後れした部分はありました。前の試合で負けていることもあるし。そうしたら濱さんから『これ、応募しようや』と連絡があって」

濱さんのプチ上海情報。丸山のオフィシャル撮影編

──応募しようや(笑)。

「『そもそも目指しているところやろ』と。それで前向きになれて応募したところ、出られるようになりました」

──まさに調子と気運が上がっての参戦。初戦のキム・サンウクという選手には、どのような印象を持っていますか。

「グラップラーなんですが、自分のやってきたことが素直に出てくる選手。泥臭く、しつこいMMA、自分のスタイルを貫くタイプの選手です」

濱さんのプチ上海情報。PI内で進む決戦場創り編

──対して丸山選手は、どのような試合をしたいという想いはありますか。

「今やっている練習の場でも、自分の強味はそつなくオールラウンドでできることじゃないかと思っています。器用貧乏っていうことではなくて、地道に実力もついてきているのでオールラウンドの自分の実力を皆さんに届けられれば良いと思います」

──では濱村さんとも阿吽の呼吸で頑張ってください。

「ハイ、セコンドはもう抜群なので頑張ります」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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