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Column MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 UFC   インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ ガブリエル・アウベス・ブラガ クリス・ウェード ジョシュ・シルヴェイラ タイ・フローレス バッバ・ジェンキンス ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#07】試合結果 フェザー級はピネド&ブラガ、LHはシルヴェイラ&カサンガネイが勝ち残る

【写真】ピネドは1986年6月生まれの27歳。UFCでは1勝1敗でリリースもペルーのインカFCやブラジルのアレナ・グローバルからPFLと契約を果たした(C)PFL

4日(金・現地時間)にテキサス州サンアントニオのボーイングセンター・アット・テックポートでPFL2023#07が開催された。

PFL2023年シーズンもプレーオフに突入し、フェザー級とライトヘビー級でファイナル進出ファイターが決まった。前者はヘスス・ピネドとガブリエル・アウベス・ブラガのペルー×ブラジルの南米対決に。後者はジョシュ・シルヴェイラとインパ・カサンガネイがシーズン・フィナーレで相対することに。

ピネドとブラガはシーズン初戦で対戦しており、その時はブラガがスプリット判定勝ちを収めている。とはいえピネドは昨年王者のブレンダン・ラグネーンを初回KOし、準決勝でもバッバ・ジェンキンスのテイクダウンを切って打撃で圧倒し世界に衝撃を与えている。

一方、ブラガも元WSOFバンタム級王者のマルロン・モラエスに続き、準決は負傷欠場したモヴィッド・ハイブラエフとの注目の一戦は実現しなかったが、ウェードにスコアこそ2-1だったが内容的には文句なしの快勝だった。ピネドとブラガの決勝戦、PFLが新しい時代に突入した印象を与える顔合わせだ。

PFL2023#07
<フェザー級準決勝/5分3R>
○ヘスス・ピネド(ペルー)2R4分40秒
TKO
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×バッバ・ジェンキンス(米国)
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
○ジョシュ・シルヴェイラ(米国)1R4分46秒
TKO
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×タイ・フローレス(米国)
<フェザー級準決勝/5分3R>
○ガブリエル・アウベス・ブラガ(ブラジル)3R
判定
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×クリス・ウェード(米国)
<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
○インパ・カサンガネイ(米国)1R2分24秒
KO
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×マールシン・ハムレット(ノルウェー)
<ライト級/5分3R>
○エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)3R
判定
×キオニ・ディッグス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○サッド・ジーン(米国)1R1分54秒
TKO
×アリ・オマー(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○リサ・マールディン(米国)1R3分06秒
RNC
×デザリー・ヤネス(米国)
<<ウェルター級/5分3R>
○アンソニー・アイヴィー(米国)1R2分34秒
RNC
×カーソン・ハードマン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○チェルシー・ハケット(豪州)2R4分22秒
RNC
×カイ・ベネット(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ビリー・エレカナ(米国)3R
判定
×チャック・キャンベル(米国)
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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 バッバ・ジェンキンス ヘスス・ピネド

【PFL2023#07】ジェンキンスはTDを奪えず、ピネドが連打でKO勝ちーー決勝でブラガへのリベンジを誓う

<フェザー級準決勝/5分3R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
Def.2R4分40秒 by TKO
バッバ・ジェンキンス(米国)

ともにサウスポー。まずはジェンキンスが左ローを入れる。しかし左ハイを放った時に足を滑らせ、苦笑いを浮かべた。そのジェンキンスがシングルレッグで組みつくもテイクダウンは奪えず。一旦離れ、再びシングルレッグでドライブする。ジェンキンスはピネドをケージに押し込みつつ、ダブルレッグに切り替える。さらにシングルレッグでから右足をすくう。耐えるピネドをパンチで削るジェンキンスは、投げを放ったところにピネドのパンチを受けてしまう。

ジェンキンスは離れるも、ピネドが打撃で攻め込む。ケージを背負い、パンチを受けたジェンキンスがダブルレッグで入った。シングルレッグに切り替えたジェンキンスがピネドに尻もちを着かせる。ここで立ち上がるピネドをリフトして、しっかりグラウンドに持ち込むジェンキンスだが、ピネドもすぐに立ち上がった。ジェンキンスのローを受けながらプレスをかけるピネド。右ミドルからワンツー、パンチでジェンキンスの動きを止める。

ここでアイポークがあったか、ジェンキンスが目を抑えながら下がる。しかし試合は中断されないため、ピネドが構わずパンチで攻め込んだ。ピネドの右を受けてダウンしたジェンキンスがシングルレッグで組みつくも、ピネドがパンチを浴びせていった。

2R、ピネドが頭を下げるジェンキンスに右ハイを見せる。ピネドはサークリングしながら頭を振り、中に入ろうとするジェンキンスに左を打ち下した。さらに打ち下ろしの左を当てたピネドが、ジェンキンスをケージに詰めてパンチの連打を浴びせる。ジェンキンスはテイクダウンで凌ごうとするも、全てピネドに切られてしまう。ピネドはジェンキンスのダブルレッグをスプロールしながらボディにパンチを打ち込む。それでも食らいついてくるジェンキンスに対し、ピネドはバックを狙うもミス。ジェンキンスがトップを奪った。

ピネドはクローズドガードで守りながら、両手を広げて煽る。観客がブーイングを飛ばすなか、レフェリーがブレイクをかけた。立ち上がったジェンキンスの右目が腫れ、出血も見られる。ドクターチェック後、再開されてジェンキンスが右ジャブを突く。しかしピネドが左ストレートでジェンキンスをグラつかせ、さらに連打を浴びせる。ピネドの右足にしがみつこうとしたジェンキンスだが掴むことはできず。そのまま体を起こすことができないジェンキンスを見て、レフェリーが試合を止めた。

この結果により決勝はピネド×ブラガに。両者は今シーズン初戦で一度激突しており、ブラガがスプリットながら判定勝利を収めている。試合後のインタビューで「金や栄光のためにやっているんじゃない。ブラガにリベンジ、イエス。一度戦い、ファイナルで戦う」と語ったピネドは、セコンド陣と抱き合い涙を流した。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 ジョシュ・シルヴェイラ タイ・フローレス

【PFL2023#07】フローレスを首相撲からのヒザ連打でストップ。LH級決勝はシルヴェイラ×カサンガネイに

【写真】ヒザを左右で打ち分けていた――素晴らしい勝利(C)PFL

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)
Def.1R4分46秒 by TKO
タイ・フローレス(米国)

サウスポーシルヴェイラに対し、フローレスがローで攻める。左右フックを振ってシルヴェイラにケージを背負わせるフローレスだが、組みついたところでシルヴェイラの首相撲に阻まれてしまった。シルヴェイラの右ローでフローレスがバランスを崩した。強引に距離を詰めたフローレス。シルヴェイラが首相撲で体勢を入れ替え、離れてからプレスをかけていく。シルヴェイラの左右フックが当たるも、フローレスが反撃を見せる。

サウスポーにスイッチしたフローレスが左ローから組みつく。シルヴェイラは首相撲からヒザを突き上げ、フローレスをケージに押し込んでいく。体勢を入れ替えられたシルヴェイラが離れた。互いにストレートを伸ばすなか、シルヴェイラがフローレスの左ハイをかわす。頭を下げて突っ込んで来るフローレスに、シルヴェイラが右ジャブをカウンターで合わせる。

頭を下げて組みついたフローレスがシルヴェイラをケージに押し込む。しかしシルヴェイラが首相撲から右ヒザをクリーンヒット。腰を落としたフローレスに左右フックを浴びせ、さらにヒザを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

昨シーズンは準決勝敗退に終わったシルヴェイラが、今年は決勝進出を果たした。「殴るのは難しいからレスリングで組み立てて、その時がくればヒザを入れようと思っていた。右を2つ、左を1つ。ドタバタしていたのを見て、最後のヒザを入れた。彼が続けられたか、分からないけどストップがかかり良かった。ファイナル? ベストガイが勝ち残る」と語ったシルヴェイラは、ケージインしたカサンガネイと握手してフェイスオフを行った。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 ガブリエル・アウベス・ブラガ クリス・ウェード ボクシング

【PFL2023#07】組みたいウェードをブラガがパンチでコントロール。スプリットで下しトーナメント決勝へ

<フェザー級準決勝/5分3R>
ガブリエル・アウベス・ブラガ(ブラジル)
Def.2-1:30-27.29-28.27-30.
クリス・ウェード(米国)

サウスポーのブラガにウェードが近づく。オーソドックスにすいっちしてサークリングするブラガに組みつくウェード。ダブルレッグでケージに押し込まれたブラガは、離れて反対にプレスをかけてローを繰り出す。ブラガが右ストレートを伸ばすと、ウェードもパンチから左インローに繋げる。ブラガが右を強振してウェードにケージを背負わせた。

ケージ中央に押し戻したウェードの顔面に、ブラガの左フックが突き刺さる。ウェードの左ミドルをブロックしたブラガはガードを固めて右ハイを見せた。スイッチしながら左右のパンチ、左右のローを打ち込むブラガの右ストレートがウェードの顔面を捉えた。ウェードもスイッチしながら左の蹴りを散らすも、ブラガの前進を止めることはできない。残り1分半、ウェードがシングルレッグで組みつき、ダブルレッグに切り替えてブラガに尻もちを着かせた。

すぐに立ち上がったブラガが、オーソドックスから左ジャブで距離を測る。さらに右の前蹴りからサウスポーにスイッチすると、ウェードもサウスポーから右ジャブを伸ばした。やや見合う展開が多くなったところで初回が終了した。

2R、ブラガが右ローを当てる。続いてブラガのアイポークで試合が中断したが、すぐに再開された。右前蹴りを散らすブラガを強引にケージへ押し込んだウェードが、グラウンドに持ち込みトップからギロチンへ。これは極まらずもボディロックでトップをキープする。背中をケージに着けているブラガは、ウェードの頭を抑えて立ち上がろうと試みる。ウェードがサイドに回ろうとしたところでブラガが立ち上がった。

スタンドに戻るとブラガが体勢を入れ替えてウェードをケージに押し込む。ここはウェードが離れて打撃戦へ。しかしスタンドではブラガが手数と正確性で上回っている。サウスポースタンスから右ジャブを突くウェードは、オーソドックスにスイッチして右ボディストレートを伸ばした。ブラガはウェードの左ミドルをキャッチして右ストレートを繰り出す。疲労か動きの落ちたウェードに対し、ブラガはショートのパンチとローを当てながら、速い右ストレートを打ち込んでいく。さらに右跳びヒザから組みつき、ウェードをケージに押し込んで2R終了を待った。

最終回、ウェードが左ジャブを連打しながら距離を詰めるも、ブラガが右に回って回避する。ここまで取られているとみたか、積極的に仕掛けるウェードの右ショートがヒットする。ケージにブラガを詰めてパンチを当てるウェードは、下がるブラガにテイクダウンのフェイントを織り交ぜながらパンチを放つ。さらに組みながらダーティボクシングへのコンビネーションを見せるウェードだが、クリーンヒットがない。

ケージ中央でブラガのワンツーがウェードのアゴに突き刺さる。またも動きが落ちたウェードに対し、コツコツとローを当てるブラガは、前に出て来るウェードにカウンターの左フック、右ストレートをヒットさせる。ボディロックで組んだウェードがドライブし、ブラガがウィザーで耐える。ウェードは左腕を差し上げて揺さぶるも、ブラガを倒すことはできない。場内からブーイングが飛ぶなか、試合終了のゴングが鳴った。

裁定は2-1でブラガの勝利に。1人のジャッジがウェードに30-27を付けたのは疑問しかないが--。ともあれプロデビュー以来12連勝と無敗を保つとともに決勝進出を果たしたブラガは「彼はタフだった。世界のベストファイターと戦ってきて。その相手をドミネイトできると証明するために戦い、それがなった。PFLで最年少チャンピオンになる。僕にはアーミーが控えている。チーム、そして父。彼にこの勝利を捧げたい」と、決勝に向けて意気込みを語っている。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#07 インパ・カサンガネイ マールシン・ハムレット

【PFL2023#07】鮮やかなパンチのコンビネーションでハムレットを沈めたカサンガネイがLH級決勝に進出

<ライトヘビー級準決勝/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
Def.1R2分24秒 by KO
マールシン・ハムレット(ノルウェー)

ハムレットが距離を詰める。カサンガネイはワンツーで前に出るが、下がったところにハムレットに組まれた。ボディロックからバックコントロールに移ったハムレットがカサンガネイを揺さぶっていく。カサンガネイはケージに背中をつけてウィザーで耐えるも、ハムレットがボディロックからクリーンテイクダウンを奪った。しかしカサンガネイもすぐに立ち上がる。

離れた両者。カサンガネイがサウスポーにスイッチして左ミドルハイを見せる。オーソドックスに戻したカサンガネイがガードを固めてプレスをかけ、ケージを背負ったハムレットに右ボディストレート→左フック→右ストレートのコンビネーションを放つ。この右ストレートがハムレットのアゴを貫き、さらに左フックを追撃するとハムレットは左側にバッタリと倒れ、カサンガネイのKO勝ちとなった。

トーナメント決勝に進んだカサンガネイは「練習でぶっとばされ、毎日が挑戦で。チームのおかげで、今の僕がある。まだ終わっていない。ここにはベストになるためにきている。まだ1試合残っている」と語った。


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