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【Special】河名マスト「強くなる……試合の準備をしておくだけ」&中村倫也「治癒を待つ」─03─

【写真】取材をした時──1カ月以上前の右拳と、今の拳の状態は相当に違っています (C)MMAPLANET

2月16日のGLADIATOR CHALLENGER SERIES01でパン・ジェヒョクを破ってGLADIATORフェザー級のベルトを巻いた河名マストと、同17日(土・現地時間)のUFC298でオクタゴン2戦目=カルロス・ヴェラを下した中村倫也の対談、最終回。
Text by Manabu Takashima

お蔵入り厳禁。カルロス・ヴェラ戦で思うように戦えない時、中村倫也は何を思っていたのか。そして右拳の骨折からの復帰と、河名マストの今後とは? ファイターの凄まじさを改めて思い知ることとなった言葉が続いた。

<中村倫也&河名マスト対談Part.02はコチラから>


──確かにギロチンのセットアップをじっくりするのもヴェラの特徴でした。

中村 自分がレスラーなので、テイクダウンを誘っておいてギロチンを仕掛けてくる。足関よりも、そっちを気にしていました。

──それにしてもディープハーフへの対応など、しっかりとできていました。倫也選手は自分が使わない技も動画などを見て研究するのでしょうか。

中村 そうですね、試合映像もチェックしますし。足を抜く時にカーフスライサーを取られないようにするとか。外掛けの対処は頭にありました。でもヴェラも要所で、足を金網に引っかけていて細かい反則をしているんですよ。アレには腹が立っていました(笑)。

──ところで今もギブスが見られますが、拳のケガをしたのはどのタイミングだったのでしょうか。

中村 3Rの初っ端ですね。なので、パウンドに関するとそれまではケガは関係ないです。当たらなかった時に、どういうリアクションがあるのかとか考えていました。そうですね、今回のパウンドのイメージは……パウンドは上体を剥がさないと打てないので、相手を放す。

──そうすると、スクランブルに持ち込まれないですか。

中村 ハイ。放す……離れるのですが、相手と自分の距離がS極とN極が反響しあっているぐらいのイメージで。引っ付いていると殴れないけど、反響しあっているぐらいの距離でないと立たれるので。殴られた相手が嫌がって動いてできるスペースは、自分のモノ。そのイメージをずっと刷り込んでいました。刷り込んでいたんですけど……。

河名 フフフフフ。

──マスト選手が笑っていますが。思ったようにいかなかった、と。

中村 原因の一つはカフェインの摂り過ぎもあると疑っています。

──えっ?

中村 とにかく頭に血が上りやすかったです。フワッと1テンションを上げようとすると、3、4、5と上がってしまうような感覚がありました。加えて、アリーナにあるエネルギーが影響してしまって自分の感情をコントロールすることが難しかったです。

──少しワイルドになっていました。試合中は上手くいかないことで、粗くなっていたのかと思っていたのですが……カフェインですか。

中村 上手くいかなかったから雑になったというのもあります。でも、テンションが上がってしまっていた方がずっと大きな原因ですね。その状態でブーイングが聞こえるようになってきて……。

河名 (笑)。

中村 「うわぁ。皆、お金を払って観に来てくれているのに。時間を無駄にしちゃっている。皆の時間を無駄にしている。俺は悪者だ」みたいな意識が、表面に出てきてしまって。

──そんなに皆のことを考えてくれるなら、MMAファイターでなく政治家になって欲しいです(笑)。驚きました。そこでファンのことを考えているなんて。

中村 そうなると「どうにかしなきゃ」みたいになって。その結果、行ったらダメなのに頭から行ってしまったり……そんな瞬間もありました。でも、やっぱり観に来てくれた人のことは想ってしまいますよ。

──マスト選手は?

河名 想わないです。

中村 いや、それはない。絶対に食らうから(笑)。

──いや、マスト選手は森戸新士選手とグラップリングの試合をした時に、「5分2R、空調の音が聞こえるような試合をする」と宣言していますから。

河名 そうです。お客さんの時間を無駄にしているとか、それは考えないです。

中村 それが考えちゃうんだって(笑)。「この時間をどうにかしないと」ってなっていると、拳が折れた。もう「もっとつまらない試合になること確定!! 皆、本当にゴメン」みたいになりました。「確定だけど、俺、勝たないといけないから。もっとつまらない選択をし続けないといけない」という自分を受け入れることが、本当にしんどくて……。

──久しぶりに使わせて頂きますが、「モノが違います」ね。中村倫也は──。

中村 そんな風になっていると、三角がきて。「おい、おい、おい。こんなこと、考えている場合じゃない」って(笑)。

──「ファンのために」という発言はいくらでも聞かれますが、プロモーターへの配慮でなくお客さんのことをそこまで考える選手が果たして存在しているのか。逆に中村倫也が理解不能です。

河名 そのギリギリのところで、皆のことを考えられる……今回はアクシデントもあったけど、それができる倫也だから皆が応援したくなる。そこはあります。求めているモノが高いから。

──自分が指導者なら、ファンなんて芋だと思ってとか言ってしまうはずです。いやぁ、理想が高いです。高過ぎる。

中村 本来は戦う理由は自分にあるべきです。今回は外に、自分の心が動かされ過ぎました。会場がAPEXだと、ああいう風になっていないのと思うので。ちょっと勉強になりました。髙谷さんは『岡見(勇信)はあのブーイングが続いても、シカトできるんだからスゲェよなぁ』と言っていました。でも、それで乱れないのは凄い。考えさせられましたね、髙谷さんは笑っていましてけど。

──アハハハ。でも、それだけ自分に集中できる岡見選手の凄さの一端ですね。ともあれ2人揃って勝利しましたが、倫也選手はしばらく休まないといけないですね。

中村 ハイ。経過は良いのですが、折れた面が揃わないとダメで。中指を引っ張って、面を合わせているんです。

完全に拳が折れていた状態で、勝ち名乗りを受ける。左腕で良かった(C)Zuffa/UFC

──折れた瞬間の感覚は?

中村 バキっと折れて、拳を握ろうとすると凹ッと拳頭と甲の間にもう一つ関節ができたのかって思うぐらい膨らんでいて。「あぁ、これか!」と。そしたら折れたところから血が流れてきたのか、生温かくてヌルとってしてきて。そうしたら、感覚が無くなりました。ただ痛いとかではなくて、「これは折れているな」と。

──ダウンしても自分の形まで持って行けばと挽回したり、拳がそんな風になってもファンのことまで気に掛けてしまうとか。凄まじいです。

河名 いえ、そんな凄いことでは(苦笑)。

中村 傷もこのまま我慢して、ひっつけばまた離れることは0パーセントになると言われていますし。それまで本当にちょっとした衝撃も与えてはダメなので、何もできない状況ですけど。

──一人遊びもできない?(笑)

中村 ダメですね(笑)。

河名 いや……そこはサウスポーなので、大丈夫なはずです(笑)。

中村 ハハハハハハ。ハイ、そうですね。厳密にいえば利き手ではないので、大丈夫です。

──中学の時に小指を脱臼して、薬指と束ねて固定されていたのでOKマークみたいな形で中指、人差し指、親指でやっているヤツもいました。

中村 それ、高島さん自身じゃないですか(笑)。

──アハハハハ、妙にディティールがハッキリしていましたか(笑)。ただ、利き腕でないとしても本当に不便ですよね。

中村 この状態で、腕を振るだけでもポキッとずれるかもしれないです。だからコップの水をこぼさないで歩くぐらいのイメージで生活をしています。今は全然体は動かせないです。でも、焦りもない。これまでの自分なら焦っていただろうけど、今はできることをやろうと。瞑想や呼吸トレーニング、ゆっくりと四股を踏んだり──ですね。

──でもボルトを入れたりしないということですね。

中村 ハイ、自然治癒にしました。だから、『そんことできるのか』って拳をやったことがある選手たちから、注目されています(笑)。

河名 この治癒の仕方はどうなるのか。画期的なんじゃないかと思います。

中村 だから、次は……今年の9月か10月にはできる……できると思っています。「今年は厳しい」という人もいますが、しっかりと揃っているので骨ができれば──。1カ月間固定し、1カ月間リハビリをする。そこから練習を徐々に始めると、4カ月ぐらいすれば試合はできる。それまでは本当に慎重に生活をします。

──とはいえ倫也選手は9月、10月の話ができる状況にあります。一方で、マスト選手の方は……。

河名 見えない未来です(笑)。

中村 Road to UFCがあれば、5月に試合だよね。一発目が。

──いつ頃に出場の有無は分かるのでしょうか。

河名 全く分からないです。4月には決まるとはなっているようなのですが。

中村 そうなるとタイトですね。

河名 引っ掛かれば、試合期間とかもう全てを受け入れるので──それで、良しです。引っ掛からなければGLADIATORからLFAのルートができたので(※LFAフェザー級王者で、2022年8月に敗れた)アライジャ・ジョンズの首を獲りに行こうかと思います。

中村 そうなったとしたら、アライジャ・ジョンズは2年間でこんなに変わるのかっていうことを味わうと思いますよ。

──基準がハッキリしていないですし、本当にUFCは大変です。そのような状態だから、言ってみれば「Road to UFCに出られるよ」詐欺も横行していますし、『話してみるよ』レベルの話に皆がすがってしまうような感じで。

これからの──これからも専大レスリング部同期コンビに期待大

中村 それ、聞きます!!

河名 でも待つだけです。ここは本当に自分のコントロールできる部分ではないので。強くなる……試合の準備をしておくだけです。

──人事を尽くして天命を待つ、マスト選手。そして……。

中村 治癒を待つ、自分です(笑)。

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【Special】河名マスト&中村倫也、2/16 GCS01&2/17 UFC298を振り返る─02─「7の集中力」(マスト)

【写真】取材はまだ冬の装いが必要な下北で行われたものです (C)MMAPLANET

2月16日のGLADIATOR CHALLENGER SERIES01でパン・ジェヒョクを破ってGLADIATORフェザー級のベルトを巻いた河名マストと、同17日(土・現地時間)のUFC298でオクタゴン2戦目=カルロス・ヴェラを下した中村倫也の対談、第2弾。
Text by Manabu Takashima

お蔵入り厳禁。技術と精神の交差点──That’s MMAというファイトを自ら、そして盟友の考察を踏まえて振り返りたい。

<中村倫也&河名マスト対談Part.01はコチラから>


──河名ポジション(笑)。和製マッド・リンドランドかランディ・クートゥアーか。いずれにせよ、グレコローマンレスラーの強味が出るポジションですね。

河名 そこがオアシスなんです。

中村 オアシス(笑)。MMAは砂漠の中でいかにオアシスを見つけることができるのか。自分にとって良い場所を如何に創るのかという勝負ですからね(笑)。

──初回はピンチを脱し、自分のペースに持って来ることもできました。ただ、そこからどうなるかは分からない。2Rはどのように戦おうと思っていましたか。

河名 初回は取られたとは思いました。でも、前の試合では創ることができなかった自分の形……オアシスに辿り着けたので、自分としては行けるという気持ちでした。ポジティブな気持ちで臨めました。

中村 まだ10分あるなかで貰う怖さと比較すると、あの短時間でフィニッシュが近いというところまで創り直すことができたことによるパン・ジェヒョクへのプレッシャーの方が上回ったんじゃないかと。僕も「良しッ!!」となりました。

──結果的に2R以降、パン・ジェヒョクの質量が下がりました。

河名 これは僕の想像ですけど、フィニッシュできる選手ではないので初回にフィニッシュができそうだったのに反撃された。そこに不安を感じてしまうようになったんだと思います。彼がフィニッシュをしてきた選手なら、その感覚があるのであんな風になっていなかったんじゃないかと。彼の戦略にもKOがなかった。でも、初回に倒せるかもというシーンが訪れたことでパン・ジェヒョクが自分のペースを乱したんじゃないかと。

──なるほぉ。本当に勝負の綾とはどこにあるのか、分からないものですね。そして2Rは河名選手が圧倒しました。

河名 クリンチの攻防が続かず、ボディロックテイクダウンで倒せたことが大きかったです。前回の試合ではケージを上手く使われたので八隅さんからも「頭を中に入れて、ケージから離れろ」と言われてきた組手がハマりました。ちゃんとフォールが取れる、背中をつけさせて殴る。動いてきたら自分も動いて、常に安全な場所にいるということが徹底できました。

──3Rはボディロック以前に、ダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪うことができました。

中村 僕は3Rばかりか、2Rの中盤でもう勝利を確信できました。

──そうなのですね!! さすがの信頼感です。私は勝つならテイクダウン後、フィニッシュとか狙われなくて抑え込み続けろ──と思っていました(笑)。スタンドに戻されるな、と。

河名 入りの時点ではとにかく何としても、もう1回倒す。そういうつもりでテイクダウンに入りました。2Rの攻撃が効いていたので、パン・ジェヒョクは手首を掴むだとか身を守る動きしかしてこなかったです。スクランブルに来る動作がなかったので、そこは安心して戦えました。あとは「時間よ、過ぎろっ!!」と。

中村 アハハハ。僕的にはサイドバックで削って、最後は仕留めたいのかなっていう感じで視ていました。

河名 仕留められるというプランは僕にはなかったのですが、3Rに入る前に八隅さんから「取るなら肩固めかバックチョーク」という指示はありました。パウンドでTKOできるとは思っていなかったです。

──あれだけ殴っていても!!

河名 そこは自分への不安よりも、パン・ジェヒョクの頑丈さへの不安が上回っていた感じです。

──最後はアレクサンドル・カレリンかという俵返しも見られました。

中村 アレはもう印象付けですよね。あれで背中を見せたパン・ジェヒョクは、心が折れてしまっていましたね。

──そんな河名選手の激勝を見終え、水抜きに入ったであろう中村選手。気持ちは上がりましたか。

中村 12月の試合で打撃は大丈夫だという風に覚悟を持てたとはいえ、その怖さを乗り越えて自分を出す……。格闘家の誰もが目指していて、一番難しいことをやってのけましたよね。マストもマイクで言っていたように「自分を信じてやりきることができた」という姿に力を貰えました。

──良い話ですが、中村倫也には「そんなもん気にせず、寝ていてくれ。他人のことを気にする余裕があって良いのか」という気持ちもあります(笑)。

中村 アハハハハハ。それはそうなんです。試合の1カ月前の自分が、試合直前の自分がこうなっていると分かれば怒っていたと思います。でも、あの時の自分って……なんだろう、自分の選択を信じるだけで。そこに不安を感じると、試合にモロにでてしまうんです。

──凄くリアルです。

中村 もう起きている自分を認める。ここで「寝ないといけない」という風に自分の行動にネガティブになると、試合の動きに影響を与えます。もう自分のやることは全肯定しないといけない時間帯ですね。だからセコンドの中村京一郎と2人で大騒ぎして、喜んでいました。

ただ最初にライブ配信を視始めた瞬間、ヘンリー(三上大智)の相手が急所を抑えているところだったんです。解説が「3度目は……」とか言っていて、「えっ、3回目なの? どんな試合」って(笑)。

──ハハハハハ。では改めて河名選手、パン・ジェヒョクに勝ってどのような気持ちでしたか。

河名 素直に安心、ですね。通過点という認識ではいたのですが、そのチェックポイントを通らないと次には向かえないので。ただ、あの晩は眠れなかったです。勝った興奮とかではなくて、本当に疲れて体が強張ってしまって……。まだスタートラインにすら立っていないのに、こんなにしんどいのって(苦笑)。

──難敵でした。個人的に中村選手がデビュー3戦目でアリアンドロ・カエタノと戦ったような。ただUFCばかりかRoad to UFCも出る権利を得ることは非常に大切ですが、しっかりと力をつけておかないと……上手く立ち回っても、ここから上手く生き残れるのですかという想いもあるので、本当に素晴らしい勝利でした。

河名 ありがとうございます。倫也もそうですけど、UFCで戦っている連中ってどんな想いでやっているのかとか色々と勝ってからも考えました。それで1日空けて倫也の試合があって。試合の時には一晩寝て、友人3人と勝利を祈りながら視ていました(笑)。

──ピンチがあったわけではなく、ほぼ一方的に攻めているようで仕留めきれない面倒な相手でした。結果、マスト選手とパン・ジェヒョク戦のようにディティールが覚えきれていないです。

中村 アハハハハ。

──MMAとグラップリングは違います。ただし、グラップリングにパンチがなくてもグラップリングで有効な技は、グラップリングでの対処方法を知っておかないとMMAは戦えない。同時にカルロス・ヴェラの足関節のエントリーは、グラップリングのように絶対にカカトを抱えに行くのではなくて、やはり殴られないようにという頭がある入りだったかと。上も下も思い切ることができない。そんな歯がゆさを勝手ながら感じてしまって。

中村 ハハハハハ。

──でも倫也選手のカカトが浮くと、ハッとなる。

中村 戦っていて……自分のテーマとしては、とにかく上になったらキープして殴り続ける。8月の試合は隙間を埋めて、そこからゲームを創ろうとしたのですが。やっぱりダメージを与えないとフィニッシュに繋がらないので、そこを見直して──。自分は空間ができても重心をコントロールするのはデキる方なので、その隙間から殴ってダメージを蓄積させる。そして隙間を増やして、どんどん殴る。そういうプランでした。でも……う~ん、体の分厚さという面で体力差がありました。

河名 手足が太いわけじゃないのに、胴骨だけ異常に太い(笑)。力が強いんですよね、そういう選手は。

中村 髙谷(裕之)さんも「あの胸毛は力が強いぞ」って、鼻をクンクンして(笑)。

河名 アハハハハハ。匂いで判別する(笑)。

中村 案の定、強かったです。ATTに行った時に思ったのですが、僕らが知らなくても強いヤツはゴロゴロいる。レスリングの世界でもそうですけど……。だからヴェラのような相手は、練習では思い切りパウンドが打てないので極められてしまいます。そういう感じの相手でした。同時にチームの雰囲気として勝って当たり前、次のために1Rから2Rに終わらせるという雰囲気もありました。そんな雰囲気で迎えてしまったのも、良くなかったです。

──それは取材をさせてもらっている我々の方にも、「今回は勝つでしょう」という空気を纏っていることがあるかと思います。

中村 そこも含めて、打撃の展開になるという予想が偏っていたので、終わらせられるチャンスでピッと体が反応するところまで持って行けなかったです。反省して、改善していきたいと思っています。

河名 もっと打撃の交換があると思っていたのですが、あっさりと寝技の展開になりましたね。相手が寝技にそれだけ自信があったのか。こうなると、ちょっと違う集中力……8や9とかの集中力ではなくて、どこで来るか分からない相手の仕掛けをカットし続けないといけない7ぐらいの集中力をずっと保つ必要がある。そういう集中力が必要な試合でした。

(C)Zuffa/UFC

7の集中力を持続する。

それには、そのポジション……組手に集中力を使う必要があって、バンバン殴れるモノではないですし。パウンドを打つために9、10の集中力を使うと、4に落ちる時間ができるので。

中村 結果として、確かにそういうこともあったかもしれないです。やりにくいというのはMMAPLANETのインタビューで、ヴェラのチームメイトであるタン・リーが言っていた通りです(笑)。

ただ本当にボトムから足関節の展開になるとは思っていなかったです。そこに対する準備は相手が代わったことを差し引いてもなかった。

──逆にそれであれだけ対応できたのですね。

中村 そこは体が覚えていました。野瀬(翔平)選手、風間(敏臣)選手と戦う時に練習してきたことが、たまたま生きました。

──テコンドーと50/50柔術の選手なので、足関節も十分にあり得たかと。

中村 それよりもギロチンでくるかと思っていました。

<この項、続く>


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Оливейра про бой с Царукяном на UFC 300 и титульный шанс…

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UFC on ESPN+97:オッズ/予想と展望

タイ・トゥイバサ 1.80
マルチン・ティブラ 2.05
ブライアン・バトル 1.56
アンジュ・ルーサ 2.50
オヴィンス・サン・プルー 5.10
ケネディ・エンジーチュクー 1.18
クリスチャン・ロドリゲス 2.60
アイザック・ダルガリアン 1.52
パニー・キアンザド 3.00
メイシー・チアソン 1.41
ジェラルド・マーシャート 1.41
ブライアン・バーバリー3.00
ナタン・レビー 3.70
マイク・デイビス 1.29
ジョジアニ・ヌネス 1.70
チェルシー・チャンドラー 2.20
ジャフェル・フィーリョ 1.56
オデー・オズボーン 2.50
ティアゴ・モイゼス 1.24
ミッチ・ラミレス 4.20
ジョシュ・クリバオ 1.52
ダニー・シウバ 2.60
ジャケリン・アモリム 2.05
コーリー・マッケンナ 1.80
ハラランボス・グリゴリオウ 1.61
チャド・アンヘリガー 2.40

メインはヘビー級。

トゥイバサはKO勝ち後に行うシューイ(シューズにビールを注いで飲み干す)のパフォーマンスが人気を博し、コロナ後の8試合でAPEXでの出場は1度だけ、大会場での盛り上げ要員として重宝されてきた。今回は3年ぶりのAPEX大会登場(当初は先月のUFC298で組まれていたが、今回に延期された)。5連勝でランキングも3位まで上昇し、フランス大会のメインでは元暫定王者・ランキング1位のシリル・ガーンとの対戦も組まれた。勝てばタイトル戦のチャンスも十分あり得たが、パンチでぐらつかせて大いに沸かせたものの、逆転KO負けで連勝ストップ。さらにパブロビッチ、ボルコフにもKO負けで現在3連敗となり、ランキングも9位まで下降した。ボルコフ戦は寝ても立っても劣勢の展開での完敗で、実力的に現在のランキングが適正に思える。

ティブラはトゥイバサより1つ下の10位で、直近9戦で7勝2敗だが、勝った相手は下位ランカーがほとんど。前戦では後の暫定王者トム・アスピナルと対戦したが、1分少々でKO負け。ティブラもボルコフと対戦し完敗している。

両者とも、今後もタイトル戦線に絡んでくることはなさそうな者同士。トゥイバサKO勝ち。

セミ以下は女子バンタム級ランカー対決があるものの、いつも通りのAPEXクオリティの地味ラインナップ。そんな中で、UFC2戦目のアイザック・ダルガリアンがメインカードに抜擢されている。プロMMAデビューからわずか11ヶ月、5戦のみのキャリアだが、全試合1RKO勝ちでUFCと契約。そこからデビュー戦まで1年半もブランクがあったが、UFCデビュー戦もテイクダウンからのパウンドラッシュで1RKO勝ち。今回の相手はUFC3勝1敗で、超新星のロザスJr.にキャリア初黒星をつけたクリスチャン・ロドリゲス(ただし、2試合連続体重オーバーしており、今回からフェザー級に変える)。相手のレベルが上がったが、連続KOをキープすることが出来るか。

第1試合開始は17日朝5時から。速報します。

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【Special】河名マスト&中村倫也、2/16 GCS01&2/17 UFC298を振り返る─01─「あっ、ヤバい」(倫也)

【写真】遠近法です(C)MMAPLANET

2月16日、会場非公開で開催されたGLADIATOR CHALLENGER SERIES01でパン・ジェヒョクを破ってGLADIATORフェザー級のベルトを巻いた河名マスト。同17日(土・現地時間)、カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで行われたUFC298でオクタゴン2戦目=カルロス・ヴェラを下した中村倫也。
Text by Manabu Takashima

それぞれのレスリング人生を歩み、それぞれのMMA道を生きる両者。専修大学同期レスラーコンビが互いの──そして自身の試合を振り返った。


──個人的に倫也選手とマスト選手を同時に取材というのは、2022年1月のFight&Lifeの対談以来になります。

中村 あぁEXFIGHTでやったインタビューですよね。

──そのEXFIGHTという固有名詞を倫也選手の記事で使うことが許されるようになり感無量です(笑)。

河名 アハハハハハ。

中村 本当に皆さんのご理解があって。ご迷惑をお掛けしてばかりなのに、本当にありがとうございます。

──ハハハハ。今回は日本時間で2月16日にマスト選手の試合があり、18日に倫也選手の試合がカリフォルニアであった。計量前日だったと思いますが、倫也選手はマスト選手の試合の方はチェックされたのでしょうか。

中村 夜中にライブで視ていました。結構、時差ボケが酷くて……午前1時半ぐらいから「今日も眠れねぇな」っていう風になっていて。そのまま3時ぐらいになって、あと3時間もすれば水抜きが始まるかっていう時だったんですけど、「もう寝れないんだからしょうがない」っていう気持ちでYouTubeの配信を視ることにしました(笑)。

──本来はしっかりと睡眠をとっている時間だったと。

倫也 ハイ。起きて水抜きをしながら、ディレイでチェックしようと思っていました。で3時ぐらいになっても眠れないのと同時に、『マスト、これから試合か』ってなるとソワソワしてしまって(笑)。なら、もう良いやと思って起きてチェックしました。そうしたらヘンリー(三上大智)の急所蹴りがいきなり映って(笑)。

マスト アハハハハハ。

──戦前の予想はどのようなモノだったのでしょうか。

倫也 勝つ。前回の試合と違って初見ではないので、何度もぶつかるなかでマストが上回っていくというのは、何となく分かっていました。ポイント、ポイントを押さえて勝つことができるとは思っていましたね。

──マスト選手も9月、12月の試合を経て自信は深めているようでした。

河名 ハイ。戦略でいうと前回は足を触ってテイクダウンを狙うとディフェンスされたので、今回は触ったらドライブする。そして背中から落として倒すということでした。レスリングでいえば4Pのテイクダウンを取るという算段です。パン・ジェヒョクにKOパンチはないと踏んで、勇気をもって選択した戦略でした(笑)。

──すると……。

中村 ストレートを打ち抜かれた時、ハッとしました。正面からドンと打たれるシーンはあったのですが、あそこは横から抜かれていたので『あっ、ヤバい』ってなり、凄く怖かったです。

──あの後のGLADIATORの3月3日大会のストップを見ていると、あの試合も止められていても致し方ないかと思いました。

河名 負けた選手が試合後に不満顔を浮かべている時って、あれで止められた時なんでしょうね。一応、意識があるけど殴られ続けているっていう。

──立ち上がった時に、背中を向けたまま殴られた。あそこもストップがあるのかというシーンでした。

中村 色々なことが頭をよぎりました。頑張ってくれるんだろうけど、このまま殴られる試合は視たくないとか。ここから行くんだったら、1分間マジで貰わずに組みつけとか。同時に思いましたね。

河名 あの前に同じ形でワンツーを貰っていて。アレと同じで、入ってつこうとしたら『エッ?』ってなりました。

中村 あぁ、なるほど。

河名 ただ追い打ちがパンチでなく、浴びせ倒しのように倒されたのは助かりました。あそこでもう一発、スコンと貰っていたら本当に終わっていたと思います。背中を向けたのは、相手の片手をワキの下にもってきたかったかたです。

──ウィザーにとろうと。

河名 ハイ。触って、ケージの近くでオーバーフックの態勢に持ち込む。本能的にそう動いていました。片手で殴られるのは仕方ないと。僕は向き合う方が怖かったです。

──結果、正対してオーバーでなくアンダーフックでパン・ジェヒョクの動きを止めることができたかと。

河名 ハイ。とにかくケージに救いを求めていました。あのまま殴られ続けていたので。ただ触っていれば組みには戻せる。力は出ないけど、意識はあったので何とかなる──そんな心理状態でした。

──その言葉通り、シングルレッグで組み直してボディロックでテイクダウンを奪いました。

河名 櫓投げを仕掛けて、投げられまいと戻ってきたところを投げる。相撲でいうと呼び戻し、仏壇返しですね。

──あそこで流れが変わりました。

中村 あの時、真っ直ぐに地面を押すことができていて……パン・ジェヒョクをケージに運ぶときに、ヒザがブレることなく力を真っ直ぐに伝えることができていた。そこで大丈夫だとは思ったんです。にしても、あそこまで反撃するのかって(笑)。あれで『おお、良し良し』と(笑)。

──その後のパウンドから肩固め、マウントへ。パン・ジェヒョクがスクランブルに持ち込もうとすると、オーバーフックで浴びせてからのクリンチアッパー。あのオーバーフックのダーティーボクシングが強力で。会場内では凄い音が響き渡っていました。

河名 これまでクラッチを組んで固めるということに徹底していたのを、パン・ジェヒョクが僕の手を一本取ってくるという組手だったので──顔が空くと殴ろうと思っていました。あえて胸と胸の間に空間を創っていつでも動けるようにして、尚且つ殴れるように。そこはずっと練習をしていて、あの形になると八隅(孝平)さんは『河名ポジション』って叫んでいます(笑)。

中村 アハハハハ。

<この項、続く>



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【UFC298】スペインにUFCのベルトが─拳の圧で上回るトプリアが、右フックでヴォルカノスキーをKO

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
イリャ・トプリア(スペイン)
Def.2R3分32秒by KO
アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

オクタゴン中央のトプリアに、ハイキックをまず蹴ったヴォルカノフスキー。ワンツーに距離を取ったヴォルカノフスキーは、左ロー、左ミドルを蹴る。トプリアはやや前足重心から右オーバーハンドを繰り出し、ヴォルカノフスキーが左の蹴りを構えを変えながら続ける。逆に右カーフで、姿勢を乱させたトプリアがカーフ。さらに右を見せつつ、圧を掛けるチャレンジャーが右を蹴りに合わせる。

姿勢を乱した直後に右カーフを蹴られたヴォルカノフスキーは、スイッチして構えを戻す。王者は左ミドル、右ロー。トプリアはワンツーからスリー&フォーとパンチを続け、右をヒットさせる。左ミドルをブロックして、右を伸ばしたチャレンジャーだがヴォルカノフスキーがカーフを2度蹴り込む。トプリアは組みのフェイクを見せてカーフ、逆にヴォルカノフスキーが組みつくとヒザを放って離れた。残り10秒、牽制し合った両者──初回は挑戦者のラウンドとなったか。

2R、挑戦者は左ジャブ、さらに右オーバーハンドからワンツーの左を伸ばす。構えを変えるヴォルカノフスキーは左に回り、左の蹴りも拳の圧は挑戦者が上か。ワンツーで左フックを当てたトプリアが、近距離でボディにショートのコンビを打ち込む。追うトプリアとの回るヴォルカノフスキーという展開のなかで、トプリアがローに右を合わせる。そしてカーフに続けたチャレンジャーは、ジャブを被弾すると上体を振って前へ。離れ際に左をヒットさせ、カーフに繋げたトプリアはジャブに右を合わせた。ヴォルカノフスキーは右ローからジャブを当てた直後に、トプリアが右を当て下がる。

左&右で前に出たトプリアが、ヴォルカノフスキーの右に右を合わせてフックを打ち抜く。腰から崩れ落ちたヴォルカノフスキーは、衝撃的な王座陥落となった。

「本当に嬉しい。人生は自分で創っていくんだ。君自身だ。どれだけ怖くても、自分で責任を取る。僕を見て欲しい」と新チャンピオンは話した。一方、敗れたヴォルカノフスキーは「長い間フェザー級チャンピオンだった。再戦はスペインでやりたい」とコメントした。


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