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【Special】J-MMA2023─2024、Road to UFC決勝へ。原口伸「全然、負ける気はしないです」

【写真】既に計量を終えている両者。ロン・チュウはかなり戻してきそうな体をしており、当日はフィジカルの差は出てきそうだ (C)Zuffa/UFC

2024年も早くも1カ月が過ぎ、MMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、こらからの1年について話してもらった。
Text by Manabu Takashima

J-MMA2023-2024、第十九弾はRoad to UFCライト級ファイナルを控える原口伸に話を訊いた。

3日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるRoad to UFC2023 Finalでロン・チュウと対戦する原口は、いわばレスリング一本槍のMMAスタイルを今回の決勝まで全うすると断言。MMAファイターとしての底上げは、UFCとの契約後であることを明らかとした。

なおRoad to UFCバンタム級決勝はシャオ・ロンの負傷欠場で不成立、フェザー級はリー・カイウェンが4.5ポンドのリミットオーバーとなっている。

■2023年原口伸戦績

2月12日 Grachan59 X BRAVE FIGHT27
〇 1R3分57秒 by TKO 小谷直之(日本)

5月28日 Road to UFC2023Ep04
〇 2R1分25秒 by TKO ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)

8月27日 Road to UFC2023Ep06
○ 3-0 パク・ジェヒョン(韓国)


──昨年の今頃はGrachanライト級王座防衛戦の準備をしていたかと思います。あの時、1年後にUFCとの契約まで一歩のところにいる自分を想像できていましたか(※取材は16日に行われた)。

「Road to UFCに出ることを目指していましたけど、声も掛かっていない状況で。気持ちとしてはあやふやな感じでした。現実味がなかった、それが本当のところですね」

──対して決勝を控えるだけとなった今の心境を教えてください。

「Road to UFC出場が決まった時から、心のどこかで優勝するもんだと思い、普段の生活から練習への取り組みができていました。なので、ようやく来たかというぐらいの感覚です」

──10月にお兄さんの央選手と対談をさせていただいた時、試合に向けての練習に関して悩みがあって病んでいるという発言もありました(笑)。

「あっ、でも次の日にはケロッとしていました(笑)」

──アハハハ、何なのですか。それは(笑)。

「気楽にはやれてなかったですね(苦笑)。今から思うと、色々と背負ってしまってやりたいこととデキていることが噛み合っていなかったです。僕は完璧主義みたいなところがあると思うので、上手くいかないとモヤモヤしてしまうということはあります」

──12月9日に当初は予定されていた決勝戦ですが、その1カ月少し前に韓国で央選手がRoad FCのグローバルT決勝をキム・スーチョルと戦いました。敗れはしましたが、あの激闘を傍で見て何か得ることはできましたか。

「兄貴という一番近い存在が、キム・スーチョルというメチャクチャ強い相手と対峙する。その緊張感はセコンドでも、味わうことができました。キム・スーチョル選手は普段はニコニコしていて凄く良い感じの人なのですが、試合になると殺気に溢れていて。MMAファイターになって初めて、怖いと感じました。アレを感じ取れたことは良かったです。

その怖いと感じた選手に向かっていく──アニキの覚悟が見えました。あそこは自分が見習わないといけない部分ですね。そこは決勝戦に向けて、良い経験になりました」

──同時になかなか日程がハッキリせず、2カ月ズレたことをどのように捉えていますか。

「僕にとってはプラスです。一番大きなことは開催地が上海からラスベガスになったことですね。米国はホームではないですけど、アウェイでもない。中立の場所なので」

──十数時間の飛行機の旅、時差もある。それでもベガスの方が良いと。

「ラスベガスと聞いて、『良しッ!』ってなりました。ラスベガスはMMAのメッカですし、意識しないところでテンションが上がっていたと思います。経験という部分では相手の方がずっとあって。だからこそ、この2カ月という時間は少しでも詰めることができたと思いますし」

──対戦相手のロン・チュウですが、準々決勝と準決勝の試合を見返して思っていた以上に手強い選手だと思うようになりました。

「Road to UFCから見るようになって1回戦は強烈なKO勝ちをして、強さを見せて準決勝は判定で手堅く勝っていた。最初は韓国人選手をマークしていたのですが、ロン・チュウの方が全然強いですね(苦笑)。

それでも全然、負ける気はしないです。なんか燃えていますね」

──テイクダウン対策は徹底してくると思います。

「得意なのはバレていますよね。すぐに行ってダメなら、我慢するのも手かと思っています。打撃戦につき合うということではなくて、動いてタイミングをずらしてテイクダウンへの意識が薄まった時に一気に狙う。切られて、そのまま続けるとそこは防がれるので、そういう風に戦おうかと考えていますし、練習もしています。

ただし自分のテイクダウンは初速なんかは、普通のMMAファイターと違うと思っています。だから、基本は切られないと考えています。でも相手が準備をしているところで仕掛けると切られます。準決勝では、相手が準備しているのに仕掛けて切られたので……言ってみれば、プレッシャーをかけても仕掛けない。そこで相手が出てきたところで、仕掛けるとかタイミングに変化を持たせようと思います」

──組んで倒しても、立たれる。だから、組みは淡泊になり打撃戦が多くなるのも今のMMAです。組み技は疲れるという意識を持っていますか。

「疲れます。でも、自分の武器なので。最後は離れると死ぬぐらいの意識でやっています。それでも無理から打撃をするよりも、組んでいる方が……そうですね、体力的には疲れますが、気持ちは一切折れないです。そこで相手が嫌がるような素振りを見せれば、また元気になりますし」

──UFCでは準決勝の動きだと、切られるだけでなくパウンドを打たれるかと思います。今回はその辺りも意識することはありますか。

「次の試合はトーナメントの決勝ですし、今持っている強さをぶつけます。勝ちに徹するというか、全てをぶつけて戦います。そうなると、これまでやってきた打撃の展開になることもあるだろうし、結果的にそうなれば先を見越していることになるかもしれないですね。理想は倒して殴る。でも、パウンドでは隙間ができてスクランブルに持ち込まれるので、エルボーとか密着して打つ方向で考えています。

テイクダウン後の相手の処理が上手いと、テイクダウンから後の勝負になります。テイクダウンは取れるので。意識は倒した後、そこから何をやるのかは3パターンほど用意していて、そのうちのどれかを当てはめる。相手の動きとかでなく、そこにはめ込みます」

──契約することがデフォルトとして、2024年はどのような活動をしていこうと考えていますか。

「それこそUFCを契約した後は、MMA選手として完成度を上げていきたいです。だから契約した後は、少し時間を空けるかもしれないですね。UFCデビューは夏から秋、その前に海外で練習もしてみたいです。トーナメント中は勝つ事に集中してきたので、終わればMMAを楽しめる時間も創りたいと思っています。幸い、今回の試合でビザも取れ、アッチで練習する障害はなくなったので米国──キルクリフFCとかで練習したいですね。また、しっかりと考えますけど、MMAを……知らない世界を味わいたいです」

──そのためにもロン・チュウ戦、クリアしてください。

「ハイ。一部では厳しいとか言われているようですけど、僕は勝つことしか考えていないです。そうやって自分を信じ込んでいるので、それを当日にしっかりと見せることができれば……と思っています」


■視聴方法(予定)
2月4日(日・日本時間)
午後1時30分~UFC FIGHT PASS
午後1時15分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Final計量結果

<Road to UFCライト級T決勝/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
原口伸: 155.5ポンド(70.53キロ)

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
リー・カイウェン: 149.5ポンド( 67.81キロ)
イー・チャア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<Road to UFCフライ級決勝/5分3R>
鶴屋怜: 125.5ポンド(56.92キロ)
チーニョーシーユエ: 125.5ポンド(56.92キロ)

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MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 UFC キ・ウォンビン バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ

【Road to UFC2023Ep04】準々決勝最終試合はキ・ウォンビンがDQ。バーハートゥブールゥが準決へ

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)
DQ 2R2分22秒
キ・ウォンビン(韓国)

サウスポーのバーハートゥブールゥ、キ・ウォンビンともに間合いを測ってステップを踏む。バーハートゥブールゥのステップインに右を合わせて行ったキ・ウォンビンが右ハイを見せ、右カーフを蹴る。バーハートゥブールゥの右に左フックを当て、右ローにつないだキ・ウォンビンは右ローにも右を振るっていく。

左三日月から左を効かせてたバーハートゥブールゥは右から左を当て、さらに左ストレートをヒットさせる。キ・ウォンビンも無茶な打ち合いでなく、打撃戦に応じる左を被弾して鼻血を流す。ワンツーに左を入れたキ・ウォンビンは右オーバーハンドに左ストレートを合わされるなど、打撃戦は劣性だ。

バーハートゥブールゥは飛び込んで右を当てると、振りが大きくなったキ・ウォンビンに左を打ち込む。左を打たれながら組んだキ・ウォンビンがボディロックからテイクダウンからキムラへ。そのまま引き込むように寝技に持ち込むも、バーハートゥブールゥが腕を引き抜き立ち上がると──時間となった。

2R、互いにローを蹴り、キ・ウォンビンは右ハイ。バーハートゥブールゥの右フックをかわして右カーフを効かせる。パンチと見せかけ、レベルチェンジから組んだバーハートゥブールゥだがテイクダウンを取れずエルボーを被弾する。疲れが見えるバーハートゥブールゥに対しキ・ウォンビンは左から右を当てる。直後にバーハートゥブールゥはアイポークがあったとブレイクを要求する。

ドクターチェックを受けたバーハートゥブールゥは左目が見えないという仕草を見せる。タオルで目を拭き、ドクターがタオルに水を浸して目を拭くよう指示する。それでも目を気にするバーハートゥブールゥは2分強のインターバル後、試合再開に応じた。キ・ウォンビンは圧を高め、左から右を打ち抜く。倒れてシングルに出たバーハートゥブールゥに対し、キ・ウォンビンの追撃のパンチが4度後頭部に入ったとしてレフェリーが試合を止める。

耳の後ろから後頭部を殴られたバーハートゥブールゥはマットに倒れたまま立ち上がられない。結局バーハートゥブールゥは試合続行不可能となり、キ・ウォンビンは反則負けとなった。「4度注意した」というレフェリー、必死に戦っている時に英語を話せないキ・ウォンビンがこの指示を聞きとることは難しかったもしれないが、UFCは英語社会。反則前は致し方ないのだろう。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 UFC イ・チャンホ ラナルドラ・プラタップ・シン

【Road to UFC2023Ep04】イ・チャンホ、インドのシンをグラウンドで圧倒。初回パウンドTKO勝ち

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
Def.1R3分52秒by TKO
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

サウスポーのイ・チャンホが跳びヒザをボディに入れて組みつく。後方にテイクダウンしたイ・チャンホは、簡単にパスを決めてサイドでシンを抑える。サイドからアメリカーナのイ・チャンホは、エルボーに移行する。マウントを跳ね返した伸だが、直ぐい背中をつけてアウトサイドのヒールを狙う。反転して、足を抜いたイ・チャンホが再びマウントへ。

肩固めを狙いつつ、殴っていく。思い切り右を打ちつけ、下から抱きつくシンにパンチパンチで突き放したイ・チャンホはシザースにもマウントを続ける。殴られても、アメリカーナ、キーロックも耐えるシンだが、エルボーからパンチを受けてついには背中を見せる。左の連打を続けたイ・チャンホがTKO勝ちで、準決勝進出を決めた。「打撃もできるけど、ケガをしたくないからグラップリングで攻めた」と勝者は笑顔を浮かべた。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 UFC ウィンドリス・パティリマ 原口伸

【Road to UFC2023Ep04】原口伸、パティリマを相手にせず2Rにパウンドアウト。日本勢は4人が準決勝へ

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
原口伸(日本)
Def.2R1分25秒by TKO
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)

右を伸ばしたパティリマ、原口は右ローからダブルレッグでテイクダウンを奪う。両足を束ねてコントロールしサイドで抑えた原口はワキ腹にヒザを突き刺す。ここから右ヒジを落とした原口は右腕を差していたパティリマをがぶりクレイドルで背中をつかせる。左手で足を抱えて、右のパンチを落とす原口。さらにパンチの続けると、頭を抱えて再びクレイドル、ここを解くとパティリマが下からエルボーを打っていく。

原口はパティリマの頭を殺し、ウィザーで固定して殴っていく。レフェリーのアクションという声に頷いた原口がパンチを纏める。ここでパティリマがクローズドガードに戻したが、原口はヒジを打ちつける。残り90秒、右エルボーを打たれたパティリマが背中を譲る。得意のサイドバックからパンチを打ちつけた原口は、アンクルピックでテイクダウンを奪い返し両足を束ねて左のパンチを打ち込む。腰を上げて左右のパンチを落とした原口が、パティリマに何もさせずドミネイトした。

2R、ここも右ローからダブルでドライブした原口がテイクダウンを早々に決める。パティリマは頭を抱えに来るが、かまわず原口はパウンドを打っていく。両足を挟んでパンチのスピードを上げると、鉄槌に移行して殴り続ける。動けないパティリマを見て、レフェリーが試合を止めた。

「いつもパウンドで勝っちゃっているので、しっかり一本を取れる勝ち方を目指してきたんですけど決着パウンドに頼っちゃったので、次はしっかり一本、スタンドの打撃を見せれるようにしたいです」と原口は話した。7人出場の日本人選手、結果は4人が準決勝進出を果たした。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 UFC エプライム・ギンディン ダールミス・チャウパスゥイ

【Road to UFC2023Ep04】ダールミス・チャウパスゥイ、エプライム・ギンディンを秒殺RNC

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
Def.1R0分58秒by RNC
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

真っ直ぐは走って組みにいったダールミスだが、いなされバックをギンディンに取られる。RNCを仕掛けられそうになったダールミスは胸を合わせると上を取り、強引な返しを仕掛けたギンディンからマウントを奪う。ダールミスはエルボーを落としてバックマウントに移行、背中を伸ばしてRNCを極めた。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 Road to UFC2023Ep04 UFC ピーター・ダナソー

【Road to UFC2023Ep04】ダナソー、跳びヒザでカイ・シャンをKO。「タイ男子初のUFCファイターに!!」

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
Def.1R4分23秒by KO
カイ・シャン(シンガポール)

前後左右のステップを踏むカイ・シャンに対し、ダナソーが右ローを蹴る。直後に組んだカイ・シャンがテイクダウンを決める。すぐにスタンドに戻った両者、ダナソーの右に組んだカイ・シャンがヒザを突き刺す。パンチを振るうと組まれるダナソーだが、ケージを使って倒されず体を入れ替えて離れる。ダナソーは右を当て、右ミドルもカイ・シャンがダブルレッグでテイクダウンを奪うバックに回る。

足をフックさせないで立ち上がったダナソーは、離れたカイ・シャンのダブルを切ってエルボーを入れる。と、右を打たれたカイ・シャンが後方に姿勢を乱す。ダナソーは首相撲から右ヒザをボディに入れる。間合いを取り直したカイ・シャンだがダナソーは右跳びヒザ一閃。アゴにこれを受けたカイ・シャンが一発で失神──ダナソーが衝撃的なKO勝ちを手にした。

「タイ人男子、初のUFCファイターになりたい」と勝者は話した。


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【Road to UFC2023Ep04】2日目、日本勢の殿を務める原口伸「行き過ぎるぐらいの方が良いかと思う」

【写真】まるでMMA界に染まっていない。そんな感じで、UFCへの入り口に立てることになった原口。体格差を越え、結果を残して欲しい (C)Zuffa/UFC

27日(土・現地時間)&28日(日・同)の両日に、中国は上海のUFC PIにおいて開催されるRoad to UFC。2日目のエピソード04に日本勢のしんがりとして原口伸が出場する。

2019年天皇杯フリースタイル70キロ級優勝。五輪にない階級の日本一レスラー原口は、そのレスリングでの世界進出をコロナで阻まれた。5勝1NCのレコードを引っ提げ、MMAにおける世界一への入り口=UFCへの道準々決勝に挑む。

世界で勝負するならフェザー級ということを本人も十分に自覚しているなかで、ライト級で得た出場権──1階級以上大きく見えるアジアの猛者を前にして「ワクワクしている」と原口は言い切った。


──いよいよ、ですね。今の気持ちを教えてください。

「もう、やるだけ。落ち着いた気持ちで過ごせています」

──濱村健さんから空港でお兄さんの央選手とのツーショットの写真を送ってもらったのですが、バンタム級の央選手が大きくて……。

次戦は海外──という話も伝わってくる兄・原口央と(C)HAMMER KEN

「いやぁ、78キロぐらいまで頑張って増やしたのですが、フレームは変わらないです。

動いていると体重は落ちますし、今も73キロぐらいしかなくて。全然、減量は厳しくないです」

──体格が全てではないですが、やはりキ・ウォンビンなどと比較すると2階級違うのではないかと。

「同じ階級の選手もこっちで何人か見ました。確かに大きいですけど、そこはもう覚悟してやってきたので大丈夫です」

──緊張とワクワク、どちらが大きいですか。

「ワクワクの方が断然デカいです。もしかしたら、まだ戦うっていう実感がわいていないだけかもしれないですけど(苦笑)。でも、何か良い緊張感でいられています。上海に来て、特に戸惑うこともなく、レスリング時代の海外遠征を思い出しました。なので自分的には余り普段と変わりなくやれています」

──レスリング時代にアジアで喫したモンゴル人選手相手の黒星、MMAになりましたがアジアで勝つリベンジができそうですか。

「あの試合の反省を忘れたことはないので……」

──そこをウィンドリス・パティリマにぶつけると。

「普通にガッツがある選手で、打たれ強いように見えました。レスリングでモンゴル人にやられた時のように──後手に回らないよう、自分から攻めます。と同時に熱くならないよう、頭は冷静に戦わないといけないです」

──正直一発貰って、カッとなることも心配です。

「大丈夫。まぁ、大丈夫です(笑)」

──そんなかRIZINでBRAVE勢が厳しい戦いが続き、DEEPで央選手が勝利してジムの連敗を止めました。

「同門の人たちが結構負けていたので、こういう時こそ自分が流れを変えるつもりでいました。俺はジムの連敗も関係ない。それを証明できると思っています」

──では日曜日、どのような試合を日本のファンに見せてくれますか。

「日本人らしからぬ戦い方……ではないですけど、よく言われる野性的な戦い。そこを全面に打ち出して、そういう戦いで外国人を相手にしてもガンガンと力を発揮する。そして、しっかり勝ち取りたいので、応援よろしくお願いします。ここまで来ると、行き過ぎるぐらいの方が良いかと思っているので、思い切り攻めます」

■視聴方法(予定)
5月27日(土・日本時間)
Episode01
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode02
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

5月28日(日・日本時間)
Episode03
午後7時00分~UFC FIGHT PASS
午後6時30分~U-NEXT

Episode04
午後9時00分~UFC FIGHT PASS
午後8時50分~U-NEXT

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode01対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準々決勝/5分3R>
SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
ウズアズベク・ジャフフ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

■ROAD TO UFC AISA2023 Episode02対戦カード

<Road to UFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode03対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode04対戦カード

<Road to UFCライト級T準々決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

<Road to UFCライト級準々決勝/5分3R>
ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準々決勝/5分3R>
エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

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