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【PFL】ジェイク・ポールがファイター&ビジネスマンとして、PFLと契約。「PPV収益の半分を選手に還元」

【写真】10月29日にアンデウソン・シウバをボクシング8回戦で戦い、判定で下したジェイク・ポール。果たしてMMAではどのような相手と戦い、どれぐらい稼ぐことができるのか(C)ESTHER LIN/SHOWTIME

5日(木・現地時間)、PFLよりジェイク・ポールと2つの契約を交わしたことが発表された。

有名YouTuberからプロボクサーとなり、コロナ時代にMMAファイターとボクシングマッチをPPVとして実施し、米国の格闘業界を席巻しているジェイク・ポールがPFLと専属契約で2つの事項に合意した。


まず1つはPFLがスタートさせる PFL PPV Super Fights(以下PFL PPV SF)の最初の契約選手となり、MMAファイター人生のスタートを切ること。もう1つはジェイク・ポールとビジネスパートナーで元UFCのチーム・ファイナルシャル・オフィサーだったモースト・ヴァリューバブル・プロモーションズのナキーサ・ビアダリアンがPFL PPV SF Divisionを展開していくというものだ。

後者はPFLの従来のシリーズとは別にPPVショーを開き、収益の50パーセントをファイターが手にすることができるプラットフォームを確立させるというもの。彼らをしてファイターズ・ファーストで収益確保を目的とし、長期間に渡りファイターの擁護できるプランがPFL PPV SFだという。

「俺はボクシングのリングでポジティブな衝撃は無限大だということ証明してきた。それと同じことをMMAでやってみせる」とリリースにコメントを寄せているジェイク・ポールは、さらに「ハードワークと献身さは何でも可能性にすることをもう一度見せるために、PFLのスマートケージに足を踏み入れる。ケージの外では俺の情熱と調整力でPLFをスポーツとして進化させ、男女揃ってファイターを守る。短期間で多くのことを達成してきたPFLを俺は信じている。だから俺はPFLを選び、ファイターとビジネスマンの両面で専属パートナーになるんだ。PFLの選手、他のトップMMAファイターを招き、彼らや彼女達が過去に経験したことのないような報酬を受け取ることができるよう継続的にプロモートする」と言葉を続けている。

リリース以外で早くもPFLのYouTube動画でジェイク・ポールはネイト・ディアズに「最初はボクシング、2戦目はMMAで戦おう」と呼びかけている。過去にボクシングマッチでベン・アスクレン、タイロン・ウッドリー(✖2)、アンデウソン・シウバを破ってきたジェイク・ポールのMMAでの能力は如何ほどなのか。その彼が契約第1号となったPFL PPV SFは2023年には2度の開催、将来的により多くのPPVショーを開いていく予定とのことだ。

かつてダナ・ホワイトが袖にしたジェイク・ポールが、UFCと繋がりが公然の秘密といえるPFLへの登場──は、MMAの未来が大きく転換する最初の一歩となるのか。果たしてジェイク・ポールの根底にある「ポジティブなインパクト」がMMAにとってポジティブな未来となるのか。それともマネーがMMAのスポーツ性を破壊するのか、果たして。