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【Gladiator025】草原のモカエフ、モンゴルのフューチャー=オトゴンバートル「久保選手は父親世代」

【写真】百戦錬磨の久保健太に対して、どのようなMMAを見せることができるか (C)MGL-1FC

3日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR025では、2月16日のGLADIATOR CHALLENGER SERIES01に続き、フライ級王座決定トーナメント準々決勝が3試合組まれている。
Text by Manabu Takashima

元王者NavE。タイ在住で初めての凱旋試合となる藤沢彰博。チェ・ドンフンと並ぶ韓国の新鋭イ・スンチョル。そしてモンゴルからツェルマー・オトゴンバヤル、久保健太と対戦するオトゴンバートル・ボルドバートルの2選手が出場する。

昨年5月にモンゴルを訪れた中村倫也が「めちゃ負けず嫌いで、レスリングが強い。キャリア序盤に無理をして変なダメージを溜めることがないと、かなり上に行きそうです」とポテンシャルを認めるのが、プロ2戦目のオトゴンバートルだ。

IMMAFアジア大会2位、レスリングをベースに1年半に渡りジャダンバ・ナラントンガラグの下でMMAを学び、1月にプロデビューを果たしたばかり。草原のモカエフ──そしてモンゴルのフューチャーこと、オトゴンバートルに話を訊いた。


──昨年の5月にシャンダスMMAで練習を見させていただいた時と比べると、髪の毛が伸びましたね。

「切ろうかと思っていたのですが、練習に集中しすぎで散髪に行くことができなかったんです(笑)」

──なるほどです(笑)。1月にMGL-1FCのおけるプロデビュー戦で勝利しました。プロデビュー戦を終えて、どのような気持ちでしたか。

「1月のMGL-1FCで試合をしたのは、イレギュラー的でした。本来はIMMAFの世界大会で戦うつもりだったのですが、ビザが間に合わず出場できなくなりました。今度はどうしようかとナラントンガラグ先生と相談したところ、『世界大会にいけないのであれば、プロデビューをしたらどうか』とアドバイスをもらい出場を決めたんです。

MGL-1FC20が12月初旬から1月に延期されたのですが、対戦相手(ツォグトゲレル・ニャムゲレル)は予選から勝ち上がってきた選手で気合いが入っていました。得意の組み技で勝負するという作戦でしたが、一発貰ってしまいドタバタと組むような試合になってしまいました。結果的に勝つことができて良かったですが……」

──IMMAFはトーナメント戦ですが、1試合に集中して戦うことで何か違いはありましたか。

「やはりアマチュアとプロの大会は違いました。アマのトーナメント戦は1回戦の相手は、全くどういう選手が分からないです。だから対策の立てようがなく、探りながら戦う必要があって凄く難しいです。勝ち上がると、戦う相手の試合もチェックはできるのですが、やはり分からない相手と戦う難しさはあります。

プロの試合は1、2カ月前に相手が決まっているので、作戦を立て対策練習をして準備ができます。そこはまた違う難しさはあるとは感じていました」

──レスリングからMMAに転向したのは、どのような理由があったのでしょうか。

「自分は小さな時からUFCの試合を視てきて、いつかMMAをやりたいと思っていました。実はレスリングをする前に、ボクシングを少しだけ齧っていました。そこからレスリングに転向しましたが、ある程度の成功を手にしたらMMAをやろうという気持ちでいました。なのでMMAファイターになったのは、自然な流れです」

──正式にはいつ頃からMMAを?

「2022年の9月からMMAの練習を始めました。レスリングはきっぱり辞めて、MMA一本でやっていこうと思って。それでナラントンガラグ先生に習いたいと思って、2022年の6月にメッセンジャーで『先生の下で練習をしたいので、私を受けいれてもらえないでしょうか』と尋ねたのですが、全く返事が来なかったです(笑)」

──アハハハ。それで9月から練習を始めたということなのですね。返事が届かなかった間、他のジムで始めようとは?

「やっぱりナラントンガラグ先生の指導を受けたかったので、待っていました。もう1度メッセージを書こうか、直接ジムに尋ねようかと考えていた時に返答がありました。あとから聞いたのですが、先生にはものすごい数のメッセージが届くので、その中に埋もれてしまっていたそうです。で9月になって、自分が送ったメッセージに気付いて返信をくれたという流れです」

──3カ月も待つことができる。オトゴンバートルは気が長いのですね(笑)。

「自分はバヤンホンゴルという地方都市の出身なんですが、レスリングの練習ができたので返事を待っていました。あのまま返事がなければウランバートルに行って、直談判しようということも考えていました」

──詳しくは分かっていないのですが、モンゴルでは他の街とウランバートルは全然違うという話をよく聞きました。シャンダスMMAで練習をするということは、ウランバートルでの生活がスタートすることになるわけですが、戸惑いはなかったですか。

「最初は大変でした。地元で生活している時は、レスリングの練習をするのも歩いて数分の距離でした。それに家族もいて、何も不自由なことはなかったです。でもウランバートルに来ると、とにかく渋滞だらけで移動をするのが大変で。1人暮らしの環境創り、そして生活のリズムを掴むことにも苦労しました」

──現状は働きながら、練習をしているような形なのでしょうか。

「MMAの練習を始めた時は、仕事もしていました。今は幸運なことなのですが、スポンサー企業がついてくれて練習に専念し、仕事は免除されて給料を支払ってもらっています」

──フルタイムのプロMMAファイターなのですね。

「そうですね(笑)」

──そのなかでプロ2戦目にして王座決定トーナメント出場という現実、どのように考えていますか。

「こんな大きなチャンスが巡って来るとは、全く想像していなかったです。1月の試合後にすぐにオファーをもらった時は、ビックリしました。信じられなくて、ナラントンガラグ先生に相談したのですが、『挑戦したいなら、止めない。しっかりと自分で考えて結論を出しなさい』と言ってもらえました。結果的に、このオファーを受けることにしたのですが、全く想定していなかったです。ただし、今はこのチャンスをモノにして絶対にチャンピオンになれる。そう信じて、練習をしています。トライしたいのではなくて、結果を残すために戦います」

──では対戦相手の久保選手の印象を教えてください。

「試合映像は見ました。打撃が強い割に、判定勝ちが多いです。自分としてはレスリングがベースなので組みには自信があるのですが、打撃でも勝負したいと思っています。MMAファイターとして完成度をあげたいですし、打撃にも自信を持っているので」

──このベルトは同じチームのニャムジャルガル・トゥメンデムベレルが巻き、それをステップにRoad to UFCと契約。先日、UFCとサインに至りました。そのベルトを賭けて戦うことについてどのような気持ちですか。

「ニャムジャルガルさんとは当然のように、一緒に練習をする間柄です。そして『次のチャンピオンはお前だ』と言われています。もちろん、そのつもりです。次のチャンピオンは自分になると確信しています」

──ニャムジャルガルはグラジ初戦で7秒KO勝ちという衝撃を残しましたが、オトゴンバートルはどのような試合を日本でしたいと思っていますか。

「久保選手は自分のキャリアからも、組んでくると思っているはずです。でも自分は打撃でも勝負するつもりです。立ち技の激しい試合を日本の人達に見て欲しいです。こういうと失礼かもしれないですが、久保選手は自分の父親の世代、そういう年齢です。自分は久保選手より遥かに若いです。若い人間のスピードと勢いを見せつけたいです。なので久保選手にはしっかりと練習してきて欲しいです。激しく、興味深い試合をしましょう」

■視聴方法(予定)
3月3日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■Gladiator025対戦カード

<GLADIATOR暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
田中有(日本)
ジョン・ハングク(韓国)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
NavE(日本)
藤沢彰博(日本)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
久保健太(日本)
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)

<Gladiatorフライ級王座決定T準々決勝/5分3R>
イ・スンチョル(韓国)
ツェルマー・オトゴンバヤル(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
石田拓穂(日本)

<フェザー級/5分3R>
ハンセン玲雄(日本)
桑本征希(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
上荷大夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
福田泰暉(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
土本暉弘(日本)

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
八木祐輔(日本)

<フライ級/5分2R>
澤田政輝(日本)
田中義基(日本)

<ライト級/5分2R>
八木敬志(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<フェザー級/5分2R>
田口翔太(日本)
髙橋惺哉(日本)

<フェザー級/5分1R>
向井琉綺弥(日本)
岩田虎之助(日本)

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45 MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o ナムナンバヤル・トール ハタンバータル・フーヘンフー

【MGL-1FC20】北米プレリミ負け知らずのハタンバータルを圧倒、ナムナンバヤルが新ライト級王者に

<MGL-1 FCライト級王座決定戦/5分5R>
ナムナンバヤル・トール(モンゴル)
Def.3R2分58秒 by TKO
ハタンバータル・フーヘンフー(モンゴル)

サウスポーのナムナンバヤルがワンツーで前に出ると、ハタンバータルが右をヒット。ナムナンバヤルは怯むことなくワンツーで左を打ち込みダウンを奪う。ハタンバータルもすぐに立ち上がってクリンチへ。ここからケージ際の攻防が続き、押し込んだナムナンバヤルが右のパンチを入れ、ダブルランダ―フックの状態に。ボディロックテイクダウンを耐えるハタンバータルだが、小外掛けでテイクダウンを奪われる。

勢いよくパウンドを落とすナムナンバヤルは、一度呼吸を落ち着け左のパンチを打ちこむ。ハタンバータルは半身になって立ち上がると、右ハイへ。ナムナンバヤルがキャッチしてテイクダウンも、寝技にはいかずスタンドで待ち受ける形で組んでパンチ、ヒザを繰り出す。ハタンバータルもヒザを返すが、距離ができるとナムナンバヤルの拳の圧力が明らかに上回っている。とナムナンバヤルは、ローで姿勢を乱したかと思いきや、そのままダブルレッグでテイクダウンに成功する。下で殴られる展開のなかでハタンバータルは、クローズドガードを取ってラウンド終了を迎えた。

2R、すぐにクリンチの攻防となり、ナムナンバヤルがハタンバータルをケージに押し込む。ワキを潜ってバックに回ったナムナンバヤルは、後方からヒザを顔面に打っていく。正対したハタンバータルは離れるが、ワンツー、左フックを被弾する。ナムナンバヤルは右ミドルを掴んでテイクダウンも、ここもすぐにスタンドを選択する。ハタンバータルはまたも右ミドルをキャッチされて倒されると、ナムナンバヤルはパウンドへ。懸命にクローズドガードを取るハタンバータルだが、これでは反撃に出ることはできない。

ナムナンバヤルも足を抜くことなく、ガードの中にステイし動きは少なくなる。このまま2分30秒、トップキープ&細かいパンチを落とすナムナンバヤルが手堅くリードを広げた。

最終回、ワンツーの右を当てたナムナンバヤルが前に出て、ハタンバータルが左に回る。深追いしないナムナンバヤルだが、それでも体格差を生かして左ストレートを顔に届かせる。さらにパンチの応酬で右クロスを打たれて腰が落ちたハタンバータルが、右ハイを繰り出すもブロックしたナムナンバヤルは、右フックに右を合わせてラッシュをかける。後方に倒れ込んだハタンバータルはパウンドを連打され、目尻のカット、そして鼻血と流血が激しくなる。ナムナンバヤルはここでも一度、呼吸を整えてから左のパウンドへ。

腕を抱えて防御態勢のハタンバータルに対し、レフェリーはドクターチェックを要請する。ハタンバータルを見てドクターは続行不可能と判断──ナムナンバヤルがTKO勝ちでMGL-1FCライト級のチャンピオンベルトを腰に巻いた。


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45 MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o エンフトルガ・ガンボルド キック トゥルバヤル・フレルバートル

【MGL-1FC20】エンフトルガの豪腕は空転。トゥルバヤルがTD、マウント&パンチからRNCで一本勝ち

<ライト級/5分3R>
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)
Def.3R3分09秒by RNC
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)

右前蹴りから左右のフックで距離を詰めたエンフトルガが、組んでバックへ。すぐに離れたトゥルバヤルも近距離での打撃戦に応じ、組みの中でヒザを狙う。ボディロックテイクダウンを決めたトゥルバヤルは、スクランブルからケージを使って立ち上がろうとしたエンフトルガに対してパスガードを決めてサイドで抑える。エンフトルガは大きめのコーナーポストを利して立ち上がるも、すぐにトゥルバヤルが小外掛けで倒し、スクランブルでバックを制する。

両足をフックされ、背中を伸ばされたエンフトルガは一度上を向き、さらに半身になって絞めは耐えるがパウンドを連打される。マウントとバックマウントを行き来するトゥルバヤルが継続してパウンド、さらに鉄槌を落とす。残り1分、頭を抱えられてパンチを打たれたエンフトルガだが、マウントを取られたままで初回終了まで耐えきった。

2R、ローに右を合わせたエンフトルガが右オーバーハンドから右フック、スピニングバックフィストを当てるがボディロックから小外刈りでテイクダウンを許す。ガードの中に入ったトゥルバヤルは、しっかりと抑えつけエンフトルガはクローズドを取り続ける。トゥルバヤルが左足を抜くが、エンフトルガもすぐにフルガードに戻す。右足を抜かれそうになるとエンフトルガが戻すという展開から、トゥルバヤルはガードの中にステイするようになる。

残り半分、クローズドのエンフトルガが背中をマットにつけたまま過ごし、スクランブルに持ち込む動きはできない。何とか半身になって肩を押すエンフトルガだが、トゥルバヤルは立たせない。必死で暴れヒザ立ちまでなったトゥルバヤルを潰しマウントを取ったトゥルバヤルは、背中を伸ばすと強烈な勢いで左右のパンチを落とし時間となった。

最終回、距離を詰めてスピニングバックキックを蹴ったがエンフトルガが右フックをヒット。ここも組んだトゥルバヤルがボディロック&小外刈りでテイクダウンを決める。同時にマウントを許したエンフトルガはケージキックからスクランブル。エンフトルガはネルソンを許さず正対しようとしたが、またもボディロックテイクダウンで倒され、背中を譲る。

ワンフックで背中を伸ばしつつ殴るトゥルバヤルが、両足をフック。背中が伸びたエンフトルガは頭を守って殴られる。トゥルバヤルはRNCのセットへ。半身で不完全に見えたが──気持ちが切れたようにエンフトルガがタップ、勝負は決した。


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45 Gladiator MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o エンフアムガラン・エルデネトール キック スフバット・オトゴンスレン テムーレン・アルギルマー

【MGL-1FC20】前フライ級王者スフバットが、エンフアムガランのシングルをギロチンで斬って落とす

<バンタム級/5分3R>
スフバット・オトゴンスレン(モンゴル)
Def.1R3分43 by ギロチンチョーク
エンフアムガラン・エルデネトール(モンゴル)

昨年11月のBLOOM FC旗揚げ戦で来日予定も、諸事情でビザが取得できなかったスフバットは、元MGL-1FCフライ級王者だ。エンフアムガランには前Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーがコーナーマンを務める。

そのエンフアムガランはレスリングベース、兵役に就いていた関係で1年振りの試合となる。サウスポーのエンフアムガランに対し、スフバットが右ハイキックも空を切る。直後にエンフアムガランはダブルレッグでテイクダウン、スクランブルでバックに回り後方に倒していく。スフバットも立ち上がり、胸を合わせてウィザーもケージに押し込まれた状態が続く。エンフアムガランはレベルチェンジからシングルレッグ、レッグリフトへ。

テイクダウン後に再びスクランブルでバックを制したエンフアムガランは、後方への投げからバックコントロールに取り、自ら後方へ倒れ込む。これがすっぽ抜け、逆にスフバットが背中を取って両足をフック。スフバットは勢いよくパウンドを入れるが、乗り過ぎて四の字フックも頭を抜かれて下にされる。

立ち上がろうとするスフバットに対し、エンフアムガランがシングルレッグへ。スプロールしたスフバットがギロチンをセットアップして引き込み──タップを奪った。


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45 MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o オトゴンバートル・ボルドバートル キック

【MGL-1FC20】草原のモカエフ=オトゴンバートルがTDからマウント、最後はRNCを極めて完勝デビュー

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
Def.1R by RNC
ツォグトゲレル・ニャムゲレル(モンゴル)

ニャムジャルガルがコーナーに控えたオトゴンバートルが圧をかけて右を振るう。ケージの前を移動するツォグトゲレルは、オトゴンバートルのステップインに右を合わせる。ヒザをつかされたオトゴンバートルはすぐに臨戦態勢に戻ると、パンチでいくぞと見せかけてスピニングバックキック2連発。ここから組んでワキをすくってテイクダウンを決めたツォグトゲレルは、即座にマウントを奪取する。

オトゴンバートルは勢いのあるパウンドを落とし、背中を向けたツォグトゲレルを殴り続ける。懸命に背中を丸めるツォグトゲレルだが、頭を抱えるのみで殴れる展開が続く。オトゴンバートルは乗り過ぎになったところで、乗りなおしてRNC。後方に倒れ込んで、そのままタップを奪った。


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45 AB Brave CF IMMAF MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o   エンフトルガ・ガンボルド オトゴンバートル・ボルドバートル サブリナ・ソウザ ダギースレン・チャグナードルジ トゥルバヤル・フレルバートル ナムナンバヤル・トール ハタンバータル・フーヘンフー パンクラス ムハマド・モカエフ ムハンマド・サロハイディノフ ムンフジャルガル・バットスフ ラマザン・ギチノフ 中村倫也

【MGL-1FC20】計量終了 Must Check!! 草原のモカエフ?!=オトゴンバートル&蒙古の拳=エンフトルガ

【写真】プロデビュー戦、どのようなパフォーマンスを見せることができるか──オトゴンバートル・ボルドバートル(C)MGL-1FC

6日(土・現地時間)にモンゴルはウランバートルのオムニクラブで開催されるMGL-1FC20の計量が5日(金・同)に行われた。ここではメインのMGL-1 FCライト級王座決定戦=ハタンバータル・フーヘンフー✖ナムナンバヤル・トール戦以外のマッチアップに焦点を当てたい。
Text by Manabu Takashima

昨年はナンバーシリーズが1大会、育成のFN大会も1大会の開催だったMGL-1FCだけに、連続出場を果たす選手も少なくない。バンタム級のムンフジャルガル・バットスフ、ライト級のエンフトルガ・ガンボルドはその昨年の2大会でいずれも勝利を飾っている。


なかでもエンフトルガは15秒、そして2R1分12秒と連続KO勝ちで、MVP的な活躍でデビュー以来のレコードを3勝1敗としている。

今大会でエンフトルガは1年前にフェザー級王座決定戦でダギースレン・チャグナードルジに敗れたトゥルバヤル・フレルバートルと戦う。

体格差はあるが、いわば格上の相手へのチャレンジだけに勝てばモンゴル国内での大きなステップアップとなるエンフトルガ、勝敗と当然として豪腕スタイルに幅を持たせているのか、それともより特化しているのかにも注目したい。

さらに今大会でデビュー戦を戦いファイターのなかにも、見逃せない選手がいる。それがフライ級のオトゴンバートル・ボルドバートルだ。

オトコンバートルは2022年のIMMAFアジア大会(シニアの部ではタジキスタン代表、現在はパンクラスで活躍中のムハンマド・サロハイディノフ。BRAVE CFで新人離れした強さを見せるラマザン・ギチノフ、ベラルーシでキャリアを順調に積み上げるスルタン・オマロフ、女子でもファビオラ・シウバ、サブリナ・ソウザというバーレーン国籍を持つダゲスタン&ブラジル人ファイターが優勝している)ジュニアの部フライ級で銀メダルを獲得しており、今回はツォグトゲレル・ニャムゲレルと初陣対決となる。

昨年11月にIMMAF世界大会に出場予定もビザの発行が間に合わず断念したオトコンバートルは、これを機にプロでの活躍に切り替えた。この他、2023年にはどのような組織による大会か詳細は不明だが、アジアMMA選手権優勝という実績を持つ。そのオトコンバートルは昨年5月に中村倫也がモンゴルを訪れた際に、シャンダスMMAでレスリングのスパーリングをしており、相当な意気込みもって立ち向かっていた。

負けん気と確かなレスリング能力を誇り、ノーアームギロチンなどサブミッションも使いこなすオトコンバートルは、草原のムハマド・モカエフというべきポテンシャルを持っているのか──デビュー戦から要チェックが必要だ。


■ MGL-1FC20対戦カード

<MGL-1 FCライト級王座決定戦/5分5R>
ハタンバータル・フーヘンフー(モンゴル)
ナムナンバヤル・トール(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
トゥウシントゥグルドゥル・ダシドルジ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ジャンチウニャンボー・バットチョローン(モンゴル)
ハグワスレン・ツォグトサイハン(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
アルタンスフ・オルズウォイ(モンゴル)
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
スフバット・オトゴンスレン(モンゴル)
エンフアムガラン・エルデネトール(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
ツォグトゲレル・ニャムゲレル(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
オーガンバヤル・プレウスレン(モンゴル)
ムンフウィルス・オトゴンスフ(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
ムルン・ボルドバートル(モンゴル)
エルムーン・バヤスガラン(モンゴル)

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45 AB ABEMA Black Combat LFA MGL-1FC20 MMA MMAPLANET o ONE ROAD FC TOP BRIGHTS UFC UFN アンソニー・ペティス エンフトルガ・ガンボルド キック ジャダンバ・ナラントンガラグ テムーレン・アルギルマー トゥルバヤル・フレルバートル トルガバット・ウルズィージャルガル ナムナンバヤル・トール ナモーンゲレル・アムガランバートル ハタンバータル・フーヘンフー プレウ・オトゴンジャルガル ボクシング ムンフジャルガル・バットスフ ルンピニー 佐々木信治

【MGL-1FC20】2024年の開幕は、モンゴルから。北米3勝0敗のハタンバータルがライト級王座決定戦へ

【写真】米国フィーダーショーのプレリミで負け知らずのハタンバータルが、(C)LFA

2024年のUFCの活動開始は13日のUFN234から。日本にも名が届くフィーダーショーではLFA174が12日、翌13日にアジアではタイのルンピニーでONEが今年最初のイベント= ONE FN18を開く。ONEから遅れること1週間──韓国では20日にBlack Combat、国内は21日にTOP BRIGHTSが旗揚げ戦を控えている。
Text by Manabu Takashima

そんなMMAが根付いた国々に先駆け、6日(土・現地時間)にモンゴルはウランバートルのオムニクラブでMGL-1FC20が開催される。

2023年のJ-MMA界では局地的にモンゴル旋風が吹き荒れた。ニャムジャルガル・トゥメンデムベレルやテムーレン・アルギルマーの活躍に見られたように、その強靭な肉体を武器にチンギス・ハンの末裔はパワフルな戦いを、日本だけでなくONEや北米フィーダーショーでも繰り広げてきた。今大会のメイン=MGL-1FCライト級王座決定戦でナムナンバヤル・トールと戦うハタンバータル・フーヘンフーは、その北米シーンで戦ってき選手で、実は母国で戦うのが初めてというファイターだ。


Road FCで佐々木信治をKOしたこともあるアマルトゥシン・フーヘンフーの実弟のハタンバータルは、シカゴのミッドウェスト・トレーニングセンターに所属し、2021年11月にアマMMAでデビューすると、3連勝しプロへ。昨年2月にLFA153でプロ初戦を戦いギロチンチョークで一本勝ちを収めた。

その後もアンソニー・ペティスFCなどUFC Fight Pass系の大会で戦い、自らのアイポークによるNCを挟んで3勝0敗という戦績を残している。ベースはキックボクシングながら、スクランブルのなかでニンジャチョークやグラウンドでもカーフスライサーで一本勝ちも収めているハタンバータルに対するは、戦績4勝1敗のナムナンバヤル・トールだ。

コンバットサンボのモンゴル代表だったナムナンバヤルは、昨年5月にナモーンゲレル・アムガランバートルとの挑戦者決定戦をスプリット判定で競り勝った──ジャダンバ・ナラントンガラグの愛弟子だ。ウェルター級を思わせるナムナンバヤルは、フィジカルと荒々しさという部分でハタンバータルを上回るものの、その荒さがスタミナの浪費につながる部分もある。

とはいえ北米フィーダーショーで無敗のハタンバータルだが、その対戦相手はプロモーション・トップではく、プレリミ&ポスリムで戦ってきた。いわば北米でアンダーカードを卒業しメインに進出を果たしつつあったファイターと、母国でキャリアを積んできた若手のマッチアップ。

上にあるようにナムナンバヤルはナラントンガラグの教え子、つまりシャンダスMMAの所属だ。一方でハタンバータルは元UFCファイターでは最近ではカラテ・コンバットに出場し飛びヒザで鮮烈なKO勝ちを収めているダナ―・バットゲレルや、今は亡きプレウ・オトゴンジャルガルと並びシャンダスMMAの第一世代だったファイターだ。

その後、ONE チーム所属なったハタンバータルとナムナンバヤルはシャンダスMMA新旧対決ともいえる──モンゴルMMA界の位置が分かるライト級選手権試合だ。


■ MGL-1FC20対戦カード

<MGL-1 FCライト級王座決定戦/5分5R>
ハタンバータル・フーヘンフー(モンゴル)
ナムナンバヤル・トール(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
トゥルバヤル・フレルバートル(モンゴル)
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
ムンフジャルガル・バットスフ(モンゴル)
トゥウシントゥグルドゥル・ダシドルジ(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
エンフトルガ・ガンボルド(モンゴル)
トルガバット・ウルズィージャルガル(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ジャンチウニャンボー・バットチョローン(モンゴル)
ハグワスレン・ツォグトサイハン(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
チョイジャムツ・ホルトソンツェツェグ(モンゴル)
ナランダライ・ツェレンダグワ(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
アルタンスフ・バットジャルガル(モンゴル)
スフエルデネ・エルデネツォグト(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
アルタンスフ・オルズウォイ(モンゴル)
アンフバヤル・チョローンバートル(モンゴル)

<バンタム級/5分3R>
スフバット・オトゴンスレン(モンゴル)
エンフアムガラン・エルデネトール(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
ツォグトゲレル・ニャムゲレル(モンゴル)

<ライト級/5分3R>
オーガンバヤル・プレウスレン(モンゴル)
ムンフウィルス・オトゴンスフ(モンゴル)

<フェザー級/5分3R>
フレルボルド・バットスフ(モンゴル)
バットアマル・バットムンフ(モンゴル)

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