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BELLATOR Bellator294 MMA MMAPLANET o イリマレイ・マクファーレン キック ディアナ・ベネット リズ・カモーシェ 渡辺華奈

【Bellator294】計量オーバーのベネットがTDで優位に立つも、カモーシェが肩固めで逆転勝利&王座防衛

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.4R4分29秒 by 肩固め
ディアナ・ベネット(米国)

前日計量で挑戦者のベネットが1.2ポンド・オーバーとなったが、王者カモーシェがタイトルマッチ戦として行われることを希望した。結果、カモーシェが勝利した場合は王座防衛、カモーシェが敗れると王座が空位となることに。

ガードを固めて前に出るベネット、カモーシェがパンチで迎え撃つ。打ち合いの中、カモーシェが右スピニングバックキックを繰り出すと、それを受け止めたベネットがグラウンドに持ち込んだ。下になったカモーシェが後ろ三角で捕えるも、すぐに頭を抜いたベネットがケージまで運んでいく。パンチを落としていくベネットに対し、潜って右足をすくいにいったカモーシェだが、ここはリバーサルできず。さらに足を上げていったが、ベネットを動かすことができない。

カモーシェの足を畳んでパスを狙ったベネット、ここはパスできずもトップをキープし続ける。足を上げていくカモーシェは、ベネットの左腕をすくい上げるが、ベネットは一旦立ち上がって体勢を立て直す。カモーシェもガードポジションで足を利かせ続け、さらにベネットの右腕を取って下からキムラを狙うも、ベネットがトップをキープし続けた。

2R、体を左右に振って前に出るベネットが左ジャブを突く。カモーシェは右ストレート、一発目は外れたものの、二発目がベネットの顔面を捉える。左ジャブを突きながら組み付いたカモーシェは、シングルレッグからすくい上げたが、ベネットが切り返してトップへ。ハーフガードのカモーシェを抑え込む。背中を見せたベネットのバックをうかがい、左腕を首に回すベネット。カモーシェは立ち上がる。

スタンドに戻ると、カモーシェがワンツーで前に出る。ベネットは左ミドルからワンツーを見せた。スライディングキックからスーパーマンパンチ、さらに右ストレートを当てて組みついたカモーシェは、ベネットをケージに押し込んでいく。しかし切り返したベネットが左腕を差し上げ、シングルレッグからダブルレッグに切り替えてグラウンドに持ち込んだ。カモーシェは下からベネットの右手首を抑えて耐えた。

3R、ベネットが頭を振って右ストレートを狙う。カモーシェも左から右クロスを繰り出すも、後手に回ってしまう。頭を下げて右を叩きつけるベネットだが、カモーシェの右カウンターも当たる。カモーシェの右アッパーをかわしたベネットは、シングルレッグで組みつい
グラウンドに持ち込んだ。背中を着かされたカモーシェはハーフガードに。ベネットは左腕を枕に抑え込み、右の拳を叩きつけていく。さらにボディへ右ヒジを突き刺す。

クローズドガードに戻し、足を利かせていきたかったカモーシェだが、すぐにベネットに潰されてしまう。そのまま完全にベネットが抑え込み続けた。

4R、カモーシェがワンツーとローで距離を詰めるも、すぐにベネットが前に出る。ベネットはカモーシェの右ローを受けて、足を滑らせた直後にシングルレッグで組みついた。耐えるカモーシェのヒザを持ち上げ、狙いを反対側の足に変えた。足をすくわれたカモーシェはベネットの右腕を抑え、さらに左腕をクルスフィックスで捕える。ベネットの動きを抑えて殴りたいカモーシェだったが、ベネットは押し込み続けていく。

立ち上がったベネットは、カモーシェのヒジを受けながら回り込み、尻もちを着かせた。すぐに切り返したカモーシェはトップを奪い、マウントから右ヒジを落とす。右腕を枕に、肩固めも狙いつつパンチで削るカモーシェは、パスして肩固めを完成させにいく。ベネットもケージ側を向いてスペースを狭めるも、構わずカモーシェは絞り上げてタップを奪った。

見事な逆転勝利で王座を防衛したカモーシェ。次にこのベルトへ挑むのは、渡辺華奈かイリマレイ・マクファーレンか――明日の大会も注目だ。


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BELLATOR Bellator294 MMA MMAPLANET o サッド・ソウマ ティム・ジョンソン

【Bellator294】ソウマが右の蹴りで削るも、前に出続けたジョンソンが判定勝ちで連敗を脱する

<ヘビー級/5分3R>
ティム・ジョンソン(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
サッド・ソウマ(米国)

ジョンソンはサウスポー、右手を伸ばして様子をうかがう。ジョンソンの左ローをかわしたソウマが、続く左ストレートに右テンカオを合わせた。ジョンソンは左の打ち下ろしから組みつき、ボディロックでソウマをケージに押し込む。右腕を差し込んだジョンソンに対し、ソウマも右を差し上げてケージづたいに移動すると、ジョンソンが離れた。ソウマの右ミドルがヒット、さらに右ミドルハイと続ける。

ジョンソンがパンチを話しながら距離を詰めていく。しかしソウマはケージ中央に戻り右ハイを当てた。ジョンソンは強引に追いかけ、ボディロックからリフトアップしてグラウンドに持ち込んだ。ソウマの左手首を抑えたジョンソンだったが、立ち上がられてしまう。左腕を差し上げたソウマはジョンソンをケージに押し込むも、優位に立つことはできず。オーソドックスへのスイッチを見せるジョンソンに対し、ソウマは右の蹴りを散らしていった。

2R、ソウマが右ハイを繰り出す。ジョンソンは左ストレートを狙いながら左ローを見せる。さらに左を繰り出しながら組み付いたジョンソンは、そのまま右腕を差し上げてソウマをケージに押し込む。押し返すソウマだが、相撲のような展開でジョンソンが押し返す。そしてダブルレッグに切り替えたジョンソンだが、グラウンドに持ち込むことはできず、ソウマが離れた。

ソウマの右ハイがヒットする。ジョンソンはソウマのパンチをかわしてボディロックで組むも、ソウマが離れた。蹴りを散らすソウマ、右ローを食らったジョンソンは一瞬動きが止まるも、すぐに押し込んでケージ際へ。離れたソウマは右ロー、右ミドルを見せる。やや動きが落ちたジョンソンに対し、ソウマは左右の前蹴りで削っていく。ジョンソンが距離を詰めるとパンチを放ちながらサークリングし、蹴りで削り続けた。

最終回、ジョンソンはローから右ジャブを突いて組みついた。ケージに背中を着けたソウマに対し、ダブルオーバーフックから相手を揺さぶるジョンソンだったが、テイクダウンすることはできず。ソウマが離れ際に右ヒジを見せた。再び組みついたジョンソンが、ボディロックでクリーンテイクダウンを奪う。サイドに回ったジョンソンだったが、ソウマが回転して立ち上がる。

スタンドに戻ると、ソウマが前蹴りで削る。ジョンソンの左ストレートは届かず。ジョンソンのパンチを捌くソウマが右ローでダメージを与えると、ジョンソンが組みついてケージへドライブする。しかしソウマが両腕を差し上げ、ボディロックでケージに押し込んだ。残り1分40秒でソウマが前に出て、パンチを当てる。左テンカオ、左ストレートのカウンターを当てるソウマを、ジョンソンはケージに押し込んだ。

そこから展開できず、離れたジョンソンがパンチから組みつくも、ソウマがカットする。残り10秒で飛び込んだものの、シングルレッグで組みつきながらテイクダウンを奪うことはできなかった。

裁定は――ダメージを与えているかに見えたソウマの蹴りよりも、ジョンソンの前に出る姿勢と3RのクリーンTDを評価したか。ジャッジ3者とも1ポイント差でジョンソンを支持した。2021年から続いていた連敗を脱する勝利となった。


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BELLATOR Bellator294 o ONE UFC キック ジュリアナ・ヴェラスケス

Bellator294:メインイベント・リズ・カモーシェ vs. ディアナ・ベネット

女子フライ級タイトルマッチ5分5R。ベネットの計量失敗により、カモーシェは防衛戦となるが、ベネットが勝った場合、王座は空位となる。

カモーシェはUFC最初の女子戦をロンダ・ラウジーと戦ったパイオニアUFC女子フライ級タイトルマッチで敗れた試合を最後にリリースされるとBellatorに参戦。3連勝でジュリアナ・ヴェラスケスのタイトルに挑戦すると、2Rにダウンを喫したが、4Rにクルスフィックスからの肘連打でKO勝ち。しかしそれまで劣勢だったのと、4R残り時間がわずかだったこともあり、ダイレクトリマッチが組まれた。再戦では2Rにテイクダウンを奪うと、マウントから腕十字で一本勝ちで完勝。

ベネットはカモーシェとBellatorデビュー戦同士で対戦し、3Rチョークで敗れたが、そこからアレハンドロ・ララ、ジャスティン・キッシュ×2に勝利し3連勝でタイトル挑戦が回ってきたが、体重オーバーでタイトル獲得のチャンスを失ってしまった。

パンチの打ち合い。カモーシェがバックスピンキックを放つが、そのまま押し倒したベネット。ハーフで固めるが、フルガードに戻したカモーシェ。ケージに首を押し付けるベネット。上からパウンド・肘。カモーシェも下から仕掛けようとするが、上から潰すベネット。残り1分。距離を潰して殴るカモーシェ。下から今度はキムラを狙おうとするが、スペースを作らないベネット。ゴング。

1Rベネット。

2R。ベネットがパンチを打ち込みながら出ていく。カモーシェ下がってかわす。シングルレッグ。しかしベネットがスイッチで上を取り返した。亀になったカモーシェ。バックを狙うベネットだが、ケージに背をつけてバックに回らせずに立った。スタンド。カモーシェスーパーマンパンチで突っ込み組んだ。しかしベネット差し返して入れ替えるとシングルレッグへ。ベネットはキムラを狙っていたが放した。ベネットテイクダウン。ゴング。

2Rベネット。

3R。打撃戦。ベネットが積極的にパンチを入れていく。ベネットタックルに入る。ケージに押し込みダブルレッグで倒した。ハーフで固めるベネット。パウンド。カモーシェフルガードに戻して足で距離を作ろうとするが、それを潰して上をキープするベネット。ゴング。

3Rもベネット。

4R。パンチで出ていくベネット。カモーシェがカーフキックでスリップダウンさせたが、すぐに起き上がりタックルに入るベネット。カモーシェギロチン。ベネットケージに押し込んでテイクダウンへ。ダブルレッグからシングルレッグへ。カモーシェは足でタックルに来たベネットの左腕をホールドしリバースクルスフィックスの体勢。その体勢から肘。バックに回ろうとするベネット。カモーシェこらえて上をキープ。マウント!残り1分。肩固め。しかし肘を立ててディフェンスしているベネット。ケージ際でスペースもない。しかし絞め続けタップアウト!

苦しんだカモーシェ、逆転勝利!

3Rまでのジャッジは3者とも30-27でベネットを支持していた。

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BELLATOR Bellator294 MMA MMAPLANET o アーリーン・ブレンコウ キック サラ・マクマン ベラトール ボクシング

【Bellator294】ブレンコウのパンチを耐えたマクマン、グラウンドコントロールでベラトール初戦を制す

<女子フェザー級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.29-27.
アーリーン・ブレンコウ(豪州)

ガードを固めて距離を詰めるマクマンに対し、ブレンコウは左ガードを下げながら様子をうかがう。マクマンがパンチを繰り出した動きに合わせてパンチを繰り出したブレンコウ、距離が詰まると組みついたが、マクマンが投げた。しかしトップを奪ったのはブレンコウだったが、すぐにマクマンがリバーサルでトップに回り、ケージ際でパウンドを落としていく。

ブレンコウは下からパンチとヒジを突き上げる。マクマンも左ヒジを落とした。両足を畳み、パスを仕掛けたマクマンに対し、ブレンコウは背中を見せて立ち上がろうとする。しかしマクマンがトップをキープし、背中を見せるブレンコウの首に右腕を回す。パンチを連打しながらバックマウントを奪ったマクマンは、ケージに背中を着けながら右腕をブレンコウの首に回した。

マクマンのRNCを凌ぐブレンコウ、マクマンはバックグラブのままバックマウントをキープし続けた。

2Rはブレンコウの左インローからスタート。マクマンの右フックに左を合わせる。マクマンは右フックからダブルレッグで飛び込み、シングルレッグに切り替えた。さらにボディロックでそのまグラウンドに持ち込んだマクマンが、トップあるいはバックでコントロールする。ブレンコウを仰向けにすると、右腕を回して肩固めの体勢に。しかし展開できないとみるや、反対側にパスしてサイドで抑え込む。

ブレンコウのボディに左ヒジを落としたマクマンは、さらに右腕を伸ばしにかかる。これを防がれるとマウントからバックマウントへ。ブレンコウが正対して立ち上がる。マクマンはケージ際から押し返し、パンチを連打しながらブレンコウをケージに押し込み、首相撲からヒザを連打する。嫌がったブレンコウはケージ際から離れるも、マクマンがダーティボクシングで逃さず、再びグラウンドに持ち込んだ。すぐさま肩固めを狙うマクマン、これを凌がれるとマウントを奪い、そのままラウンド終了のゴングを聞いた。

最終回、開始早々マクマンの右ストレートがカウンターでヒットし、マクマンが腰を落とした。すぐに立ち上がったマクマンはシングルレッグで組みつき、粘る相手をグラウンドに引きずりこむ。またもバックマウントを奪ったマクマンの顔からは流血が見られる。ブレンコウが正対し、パンチを落としながら立ち上がった。

スタンドで打ち合う両者、マクマンが組みつきブレンコウをケージに押し込む。右腕を差し上げたマクマンは、ヒザをブレンコウの顔面に伸ばしながらバックをうかがう。そしてグラウンドに持ち込んだマクマンはサイドへ。ブレンコウはケージキックを狙うが、マクマンはノースサウスから反対側に回り、サイドポジションで抑え込み続ける。左腕を喉元に押し付け、コツコツと左ヒジを落としながら、ラウンド終了まで抑え込み続けた。

裁定はユナニマスでマクマンを支持。マクマンがベラトール初戦、フェザー級転向を勝利で飾った。


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BELLATOR Bellator294 MMA MMAPLANET o キック ダニー・サバテーロ マゴメド・マゴメドフ マルコ・ブレノ

【Bellator294】パンチで大善戦のブレノをRNCで仕留めたサバテーロ、次は地元シカゴでマゴメドフか

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
Def.2R4分10秒 by RNC
マルコ・ブレノ(ブラジル)

距離を詰めたブレノに対し、サバテーロは足を使いながら右ローを繰り出す。ブレノの右ストレートをブロックしたサバテーロは、ダブルレッグで組みつく。バックを狙うも、ここはブレノが離れた。左右に回りながら右ローを放つサバテーロだったが、ダブルレッグで飛び込むもブレノにスプロールされてしまう。

前に出るブレノが右ストレートを伸ばし、クリーンヒット。サバテーロもカーフキックからシングルレッグ、ダブルレッグと仕掛け、遂にシングルレッグからケージ際でブレノに尻もちを着かせた。しかしブレノが立ち上がり、パンチの打ち合いからブレノがシングルレッグで入り、テイクダウンを奪う。

サバテーロはスイッチからバックに回り、ケージ際でバックコントロールへ。コツコツとヒザを打ち込み、顔面へも右ヒザを伸ばす。ブレノは何かをレフェリーにアピールするも、ここはレフェリーに何のアクションも見られない。サバテーロがグラウンドに引きずりこみ、バックマウント→四の字ロックからRNCを狙う。ブレノは1分近くこの状態を凌ぎ、ラウンド終了のゴングを聞いた。

2R、前に出るブレノが左フックを当てた。左ジャブを突くサバテーロ、ブレノは相手の左フックをかわし、距離を取ってから再びショートレンジに戻る。サバテーロも右ストレートを当てて、サークリングする。サバテーロのダブルレッグをスプロールしたブレノが、パンチで攻め込んでいく。顔面に何発も食らったサバテーロはダブルレッグへ。テイクダウンからケージ際で抑え込む。

パスしたサバテーロがマウントから、ケージに背中を着けているブレノを肩固めで抑え込もうと仕掛ける。さらに左足を掛けてバックコントロールへ。バックから左右のパンチを打ち込まれたブレノが正対すると、サバテーロはそのままマウントへ移行した。ブレノは亀の状態から前転、サバテーロの足を取ってヒザ十字を狙う。

これを凌いだサバテーロが、すぐさまブレノの首に腕を回す。RNCは凌がれたが、マウントを奪ってパウンドを連打し、バックマウントに移行するとRNCを極めた。

勝利したサバテーロはFワードを連発しながらマゴメド・マゴメドフの名前を挙げ、6月16日の地元シカゴ大会出場をアピールした。


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BELLATOR Bellator294 MMA News o ONE  

『Bellator 294: Carmouche vs. Bennett 2』速報

BELLATOR MMA ワールドチャンピオンレプリカベルト 大人用サイズ


Bellator 294 ‘Carmouche vs. Bennett 2’ Play-by-Play, Results & Round Scoring(Sherdog)

 上記を参照。以下、速報です。続きを読む・・・
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【Bellator294】計量失敗 体重オーバーのベネットを相手に、カモーシェがリスクだけの王座防衛戦へ

【写真】なぜ、ノンタイル戦ではないのか。王者が望めば、体重オーバー相手の挑戦を受けて負けるとベルトを失うタイトル戦が実現するのか。ちょっと理解不能だ(C)BELLATOR

21日(金・現地時間)、ハワイ州ホノルルのニールSブレイスデール・センターで開催されるBellator294「Carmouche vs Bennett 2」の計量が20日(木・同)に行われている。

Bellator恒例のハワイ2days、初日は米軍慰問大会として実施される。


そんなトゥループ大会のメインに相応しく米国海兵隊出身のリズ・カモーシェがBellator世界女子フライ級王座防衛戦をディアナ・ベネット相手に戦うワールドタイトル戦がマッチアップされていた。

2年半ぶりの再戦となったこの世界戦だが、前回同様にベネットが計量失敗。1ポンド・オーバー規約がないタイトルマッチにおいて、126.2ポンドと1.2ポンド・オーバーだったディアナは本来タイトル戦を戦う権利はない。

しかしBellatorの発表によるとカモーシェがタイトル戦を望んだため、両者の1戦はベルトが懸けられることに。カモーシェは敗れた際には王座が空位になるというリスクのある戦いを王者が望んだ理由は不明だ。

いずれにせよ、王座決定戦でこの手の変則タイトル戦が組まれたり、王者の計量失敗で挑戦者が勝った場合のみ新王者誕生というケースは珍しくはないが、防衛戦で体重オーバーの相手と戦い、負ければベルトを失う試合を王者が行うのは極めて異例といえよう。

またプレリミでもクリス・レンチオニがフェザー級戦でありながら 152.4ポンドと理解不能の体重オーバーで、1.2ポンドオーバーのブレイク・スミスとキャッチウェイト戦を戦うことも決まっている。

酷い計量失敗が目立つ今大会、バンタム級ワールドGPでワイルドカードから準決勝に進出したダニー・サバテーロが、マルコ・ブエノと戦う一戦は要注目だ。

ブエノは昨年12月大会でジョシュ・ヒルを下してBellator初陣を飾っているが、それ以前もLFAでは田中路教を下しているアリ・ファリアスを56秒でKO。ARES FC、TKO、RCCとブラジルからカナダ、フランス、米国と世界を股にかけて戦ってきた雑草ファイターだ。戦績的にも13勝2敗と米国国内で15勝2敗のレコードを積み重ねてきたサバテーロと遜色ない。

フェイスオフではサングラスを触れようとしたブエノをサバテーロがのど輪のように首をやって、突き放すというエキサイトした場面も。空前の戦国絵巻が繰り広げられているBellatorバンタム級戦線で、ブエノはここで勝つとダークホースに躍り出ることになる。

■視聴方法(予定)
4月23日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

■ Bellator294計量結果

<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]リズ・カモーシェ: 125ポンド(56.7キロ)
[挑戦者] ディアナ・ベネット: 126.2ポンド(57.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ティム・ジョンソン: 262ポンド(118.84キロ)
サッド・ソウマ: 239.2ポンド(108.49キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アーリーン・ブレンコウ: 146ポンド(66.22キロ)
サラ・マクマン: 145.6ポンド(66.04キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ: 135.6ポンド(61.5キロ)
マルコ・ブレノ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レヴァン・チョクヒリ: 169.6ポンド(76.92キロ)
マイケル・ロンバルド: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ライト級/5分3R>
キリズ・モタ: 156ポンド(70.76キロ)
ケネス・クロス: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン: 259.6ポンド(117.75キロ)
セルゲイ・ビロシチェニ240ポンド(108.86キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・レンチオニ: 152.4ポンド(69.12キロ)
ブレイク・スミス: 146.2ポンド(66.31キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンソニー・アダムス: 185.6ポンド(84.18キロ)
シャラフ・デヴラトムロドフ: 185.4ポンド(84.09キロ)

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【Bellator294&295】今年も4月にハワイ2連戦。渡辺華奈がマクファーレンと対戦。菊入&ISAOの出場あるか

【写真】渡辺は嬉しいビッグマッチ出場、そして日系人の多いハワイだがアウェイでのマクファーレン戦が決まった(C)BELLATOR

15日(水・現地時間)、Bellatorが今年も4月にハワイ2daysイベントとなるBellator294とBellator295の開催を発表している。

そして295大会には渡辺華奈が出場し、地元のヒロイン=イリマレイ・マクファーレンと対戦することも明らかとなった。


ハワイはオアフ島ホノルル、同地のMMAのメッカといえるニール・ブレイズデールセンターで行われるBellatorの2日連続興行は、コロナを経て12月から4月にシーズンこそ変わったが健在だ。

今回の発表では、まずこれも恒例の軍慰問の性格上、一般客にチケットが販売されない金曜日の294大会で米国海兵隊出身のリズ・カモーシェが自らの持つBellator世界フライ級王座防衛戦をディアナ・ベネットと戦うことがアナウンスされている。

両者は2020年9月に対戦経験があり、この時はベネットの体重オーバーで131.7ポンド契約戦となった試合でカモーシェがRNCで一本勝ちを収めている。その後、ベネットは3連勝でタイトル挑戦権を掴んではいえるが、うち2度が体重オーバーで、まずはしっかりとウェイトを創ることを願いたい。

同大会ではコメインでティム・ジョンソン✖サッド・ソウマのヘビー級戦、そしてサークルケージ初陣となるサラ・マクマン✖アーリーン・ブレンコウの女子フェザー級戦も決まっている。

土曜日=Bellator295はメインでバンタム級GPファイナル&暫定世界バンタム級選手権試合=王者ラフェオン・スタッツ✖挑戦者パッチー・ミックス戦が決定した。1年を費やして実施されたワールドGP、ハワイで始まりハワイで幕を下ろすこととなる。

Bellator✖RIZINの対抗戦出場が期待されたが実現しなかった渡辺は、昨年5月のデニス・キルホルツ戦以来の実戦でランク的には下だが、実績的には格上といって良いマクファーレンに臨むこととなった。

元女子フライ級王者のマクファーレンはサンディエゴ在住だが、生まれも育ちもハワイのホノルル。熱烈なファンの声援をバックに戦うことになる。昨年のホノルル大会でジャスティン・キッシュに判定負けを喫したマクファーレンも、ホームで2年連続の敗北は許されない。

渡辺としてはベラトールに転じて以来、いやMMAデビューから始めて遭遇する打撃を使いこなす──本格的な柔術家との対戦。その柔術もマクファーレンの場合は10thPlanet系の技術を習得しており、トップを取ってからのフィジカル&柔道の寝技を発展させてきた渡辺にとって未知の領域となる。

トップを取ることを前提として、足を越すことができるのか。また下になった場合の対処方など、渡辺のポテンシャルが試される大切な一戦だ。

また295大会ではカイ・カマカ3世、ボビー・キング、スミコ・イナバらローカルヒーローの登場など6試合のプレリミとメイン計8試合が現時点で発表されており、294大会はメインカードの3試合のみ。

昨年の実績でいえば金曜日大会は8試合、土曜日は13試合が組まれていた。このままの試合数が今年も実現するのであればまだ10試合=20名の選手に出場枠が残されている。米本土の日本の中間、日系人も多い土地柄だけに菊入正行&ISAOのパンクラス王者コンビの登場にも期待したい──が、果たして。

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