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【PFL2022#01】2022年シーズン開幕。ライト級にペティス、スティーブンス、マッジらUFC組出場

【写真】いきなりマッジがマンフィオを下し、序列を崩す可能性があるライト級開幕戦(C)PFL

22日(火・現地時間)、PFLが4月20日(金・現地時間)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開幕するPFL2022年シーズン開幕戦のラインナップを発表している。

今シーズンも昨年同様にレギュラーシーズンが6大会、プレーオフが3大会、ファイナルが1大会の全10戦で実施され、レギュラーS序盤の3戦はテキサス州アーリントン、後半はジョージア州オーガスタで行われる。

プレーオフは8月5日から3週、決勝は11月25日で7カ月間のカレンダーとなったPFL。その2022年シーズンは、ライト級とライトヘビー級で戦いの火蓋は切って落とされる。


同階級の2021シーズン・ウィナーのハウシュ・マンフィオとカルロス・アントニオ・ジュニオールというブラジル勢は、ドン・マッジとデラン・モンチと第1戦を戦う。

ドン・マッジはキャリア6戦の時点で3勝3敗という平凡な記録しか残せていなかったが、その後は母国のEFCでライト級王者になり、2018年にUFCとデビューし2連勝も4試合連続で試合がキャンセルとなりフリーエージェントに。昨年の10月のフィナーレ大会でネイサン・ウィリアムスをRNCで下し、今年の参戦が決まった。

鋭い打撃を持つウェルラウンダーのマッジオが、昨年王者マンフィオを倒す可能性は決して低くないだろう。そのライト級で昨年、クレイ・コラードとマンフィオに敗れ、まさかのレギュラーシーズン連敗でプレーオフに進出できなかったアンソニー・ペティスが捲土重来、今シーズンもPFLに挑む。

元UFC組としては名勝負製造マシーンのジェレミー・スティーブンスがコラードとのPFL初陣も要注目だ。ライト級4試合しか組まれておらず、もう1試合は以降の大会で──恐らくオリヴィエ・オバメルシェと先週のチャンレジャーシリーズで契約を勝ち取ったブルーノ・ミランダが対戦すると思われる。

またライトヘビー級ではチャレンジャーシリーズで契約を勝ち取ったブルーシ・ソウトだけでなく、選外となったジョシュ・シルヴェイラの出場も決まっており、それぞれロブ・ウィキンソンとエミリアーノ・ソルディと戦うことも決まっている。

チャレンジャーシリーズのフォーマットが、根底から崩れることがすんなりと起こってしまうのもまたPFLに残るWSOF臭かもしれない。

なおライトヘビー級にはRIZINやQUINTET参戦経験のあるテオドラス・オークストリスが4年5カ月振りのMMA復帰戦で昨年準優勝のマールシン・ハムレットとの一戦の見ものだ。

■視聴方法(予定)
4月21日(土・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2022#01対戦カード

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
ドン・マッジ(南アフリカ)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス(米国)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
デラン・モンチ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
カシアス・クレイ・コラード(米国)
ジェレミー・スティーブンス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
エミリアーノ・ソルディ(アルゼンチン)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット(ノルウェー)
テオドラス・オークストリス(リトアニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
オマル・アクメトフ(ロシア)
ヴィクトル・ペシュタ(チェコ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィキンソン(豪州)
ブルーシ・ソウト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アレックス・マルチネス(パラグアイ)
スティービー・レイ(英国)

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MMA PFL PFL2021#10 ドン・マッジ ネイサン・ウィリアムス

【PFL2021#10】初参戦ドン・マッジ、打撃で圧を掛けTDを許してもオモでスイープ。最後はRNCで一本勝ち

【写真】フィニッシュへの流れが綺麗だったマッジ。サウスポーでこの右ボディが打てるのは怖い(C)PFL

<ライト級/5分3R>
ドン・マッジ(南アフリカ)
Def.2R2分15秒by RNC
ネイサン・ウィリアムス(米国)

サウスポーの構えから左ミドルを蹴ったマッジ。2発目をキャッチしたウィリアムスが、ボディロックからテイクダウンを決める。マッジはバタフライガードからクローズド、手首を掴んで三角を狙う。ウィリアムスが頭を抜いた刹那、スクランブルに持ち込んだマッジはシングルレッグを切って逆でケージに押し込んでいく。右アッパーを見せて離れたマッジに対し、ウィリアムスが右ミドル、そしてローを蹴る。

マッジは間合いを取り直しワンツー、右ジャブを2発当てる。

強烈な前足=右ミドルを入れたマッジが、圧力を高めて左ストレート、左ミドル、そして右フックを繰り出し、ワンツー&右前蹴りで圧を高める。強烈な左ローに続き、ジャブ、そして左ミドルと受けたウィリアムスの動きがみるみる落ちていく。詰めてパンチを纏めようとしたマッジだが、ウィリアムスが頭を振ってかわすとここも間合いを取り直し、左ハイ、右ボディフック、続いてワンツーを決めて初回を取った。

2R、左の蹴り、右クロス、そして左オーバーハンドと勢いのある動きを見せたウィリアムスだが、オーソからサウスポーに戻したマッジに組みついてムエタイ流の足払いで崩される。直後に蹴り足をキャッチし、レッグリフトからテイクダウンを決めたウィリアムスに対し、マッジはオモプラッタでリバーサルを決めてトップを取る。

サイドで抑えたマッジが、ウィリアムスブリッジにバックに回り前転にも背中について両足をフックする。右腕を喉下に差し込み、RNCを決めたマッジがPFL初陣で非常に綺麗な一本勝ちを極め「作戦通りの勝ち方だった。柔術を始めて10年、茶帯を5年間巻いている打撃だけじゃないんだ、僕はサウスポーで左はいつだって当てることができる。シーズン4に出場する。ファイターとして素晴らしい機会だ」と話した。


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【PFL2021#10】UFCで2勝0敗、ドン・マッジがPFLを選んだ理由。「4試合で100万ドルを手にするチャンス」

【写真】ライト級としては大きく、スピードがあるドン・マッジ。左右の蹴りとパンチのコンビネーションは相当高いレベルにある (C)PFL

27日(水・現地時間)、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノでPFLのシーズンファイナル=PFL2021#10 「Championships 」が開催され、本大会の第1試合でドン・マッジがネイサン・ウィリアムスと戦う。

UFCでは2連勝後に、コロナの影響でなかなか試合が組まれなかったドン・マッジが、心機一転PFLに転じた。UFCを離れた理由──いやPFLを選んだ理由をマッジに尋ねた。


──計量を終え、ネイサン・ウィリアムスとのPFLデビューを明日に控えたドン・マッジです。UFCで2連勝していたのに、PFLとサインしたことにまず驚かされました。

「とにかく、もっとコンスタントに試合がしたかったんだ。UFCでは2年前の9月に試合をして以来、コロナになって今年の3月まで試合が決まらず。決定した試合も相手の負傷、ビザの問題で2度も流れたままだった。凄くフラストレーションがたまったし、PFLはシーズン制を採っているのでもっと定期的に試合ができると判断したんだ。

それに新しい場所で戦い始めるって、エキサイティングなことだからね。エルボーが無かったり、アジャストは必要だけど大したことはないよ。全てのプロモーションには、それぞれのやり方があるわけだし。そこに合わせることは、MMAを戦ううえでとても重要になってくるからね」

──ところで日本ではUFCと契約していて、試合機会がないから他で戦うという選択はあまり考えられないです。南アフリカではPFLはUFCから戦場を移すほど価値が認められているプロモーションなのでしょうか。

「南アフリカではMMA自体が急成長している。そんな南アフリカの選手たちに、UFCだけじゃない他の選択肢があることを知って欲しという想いもある。世界的な規模でイベントを開いてきたプロモーションがあることもね。

それに僕がMMAの第1戦を退く時、プロモーション云々でなく自分のキャリアを築いておきたいと思ったんだ。どこのプロモーションでも戦う選択肢は僕にあり、色んなところで色々な経験ができる僕のキャリアを築きたいんだよ」

──100万ドルも魅力的ですしね。

「もちろんだよ。100万ドルを他のプロモーションで稼ごうと思うと、10年間掛かる。タイトルを獲って、PPVのフォーマットに乗ったマシーンの一部にならないと手にできない額だ。でもPFLでは4試合で100万ドルを手にするチャンスがある。誰だって、そんな環境で戦ってみたいはずだろ(笑)」

──ところで南アフリカという国で、ドンがMMAを始めたきっかけは何だったのですか。

「僕は6歳の時に空手と柔道を始めた。母親は柔道のチャンピオンで、子供のころからずっとマーシャルアーツの影響を受けてきた。14歳の時にムエタイを始め、プロになりたいと思った。そして、この世界で成功するならタイだと思い2009年からビザが切れるまでタイにいて帰国、またビザを取ってタイに行くという生活を20歳まで4年以上繰り返したよ」

──そこまでムエタイに傾倒していたのですね。

「最初はバンコクで練習し、帰国した時にはアフリカでキックの試合に出ていた。僕の試合を見たタイガームエタイの関係者に誘われ、スポンサードを受けてタイガームエタイで練習をするようになり、ムエタイやK-1ルールの試合に出ていたんだ。

で、21歳になって南アフリカに戻った時、ムエタイを練習していた連中が皆MMAに転向していたんだ。彼らはMMAに夢中になっていて、『お前もMMAを始めろよ』って勧められた。特に断る理由もないし、それでMMAの練習をするようになったんだ」

──それだけムエタイをやり込んでいて、組み技の習得は問題なかったですか。

「チャレンのし甲斐があったよ。ムエタイのチャンピオンから、MMAで戦うことで多くのの技を学ぶ必要があり、タフだった。でも11年間、レスリングと柔術ももう続けてきた。柔術は6年前に茶帯になって以来、ずっと帯の色は変わらないけどね(笑)。今ではグラップリングは僕の弱点ではなくて、得意分野といえるよ。とにかく自分が強くなるためには練習しかない。そこで学び続けることが僕の性に合っている」

──強烈な左右の蹴り、さらにヒザ蹴りも強いダンですが、スクランブルにも長けており蹴りでもパンチでも倒せるウェルラウンディットファイターです。PFL初戦では来年のレギュラー獲得のために、どのような試合をしたいと思っていますか。

「ドン・マッジとはどういう選手か分かってもらえる試合がしたい。ちょっとしたバイオレンスな戦いも交え、ビューティフルマーシャルアーツを見せたいんだ」

──あの強烈なフィニッシュ力の幅が広いのは、その考え方が根底にあるからなのですね。では最後に日本のファンにメッセージをお願います。

「僕が最初に好きになった格闘技のイベントが、K-1 MAXだった。マサトは、僕が成長する上で凄く影響を受けたヒーローの1人だよ。マサトがインスピレーションを与えてくれたから、K-1、PRIDEと日本で行われていた試合は必ず目を通すようにしていたんだ。ずっと日本のマーシャルアーツが好きだったし、友人のボカン・マスンヤネが戦うようになってからONEの試合もチェックしている。今は日本の皆は僕のことを知らないだろう、でも試合を視聴してもらえたら、名前と顔を覚えてもらえるよう戦う。絶対に皆が楽しめるよう試合をするよ」

■視聴方法(予定)
10月28日(木・日本時間)
午前5時30分~Official Facebook

■ PFL2021#10計量結果

<女子ライト級決勝/5分5R>
ケイラ・ハリソン: 153.8ポンド(69.76キロ)
テイラー・ゴールダード: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ウェルター級決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドカリモフ: 170ポンド(77.11キロ)
レイ・クーパー3世: 169.8ポンド(77.01キロ)

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ: 155.8ポンド(70.66キロ)
アビゲイル・モンテス: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ヘビー級決勝/5分5R>
ブルーノ・カッペローザ: 236.4ポンド(107.22キロ)
アンテ・デリア: 243ポンド(110.22キロ)

<フェザー級決勝/5分5R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145ポンド(65.77キロ)
クリス・ウェード: 145ポンド(65.77キロ)

<ライトヘビー級決勝/5分5R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 204.4ポンド(92.7キロ)
マールシン・ハムレット: 205ポンド(92.99キロ)

<ライト級決勝/5分5R>
ロイック・ラジャポフ: 155ポンド(70.31キロ)
ハウシュ・マンフィオ: 155ポンド(70.31キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オマリ・アクメドフ: 203.6ポンド(92.35キロ)
ジョーダン・ヤング: 206ポンド(93.44キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジュリア・バッド: 154.6ポンド(70.12キロ)
ケイトリン・ヤング: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライト級/5分3R>
ドン・マッジ: 155.6ポンド(70.57キロ)
ネイサン・ウィリアムス: 155.4ポンド(70.48キロ)

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