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MMA MMAPLANET o Torao TORAO27 ソーキ 修斗 田村ヒビキ

【TORAO27】田村ヒビキがスイッチ&パンチでソーキをKO、リベンジ達成&環太平洋のベルトを巻く

<修斗環太平洋ウェルター級選手権試合/5分3R>
田村ヒビキ(日本)
2R3分15秒 by KO
ソーキ(日本)

ともにサウスポー、田村が右インローを当てる。パンチを返したソーキ、田村は前手で探りながらローを見せる。ソーキも右ジャブ、一気に距離を詰めて田村をケージに押し込んだ。右腕を差し上げたソーキ、田村はオーバーフックから右ヒザをボディに突き刺し、さらに相手の頭を押さえて右ヒザを突き刺した。ソーキは右ヒザを食らいつつハイクラッチからテイクダウンする。田村に背中を着かせえたソーキは、相手の頭をケージに押し付け、パウンドを落とす。

田村が下からパンチを当て、立ち上がる。ソーキはリフトアップして田村をマットに叩きつけた。そのままケージ際へ、ソーキはボディロックでコントロールする。ヒザでコツコツと削るソーキ。しかし田村が正対して、小外刈りからバックに回った。ソーキは田村の右腕を抑えながら足を刈り、グラウンドに持ち込んで初回を終えた。

2R、ソーキがサークリング。オーソドックスにスイッチしている田村は右ストレートを伸ばす。ソーキは右ジャブ、そして組みつくが、かわした田村が離れ際に右を当てた。さらに右をクリーンヒットさせた田村。ソーキも右フックを繰り出すが、田村はヘッドスリップでかわす。田村はサウスポーにスイッチし、オーソドックスにスイッチしてから右ストレート、右アッパーを当てた。

サウスポーに戻した田村に対し、ソーキは右インロー。田村はスイッチしながら距離を詰めていく。ソーキの左ストレートをかわした田村、さらにソーキのシングルレッグをかわした田村は、オーソドックスから右を当てる。このパンチを食らってグラついたソーキに、田村がパンチを連打する。その連打がクリーンヒット。背中を見せたソーキに田村が右アッパーを突き上げ、ダウンを奪ったところでレフェリーが割って入った。

約3年越しのリベンジを果たした田村が、環太平洋のベルトを腰に巻いた。


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MMA MMAPLANET o Torao TORAO27 ニュース 田中半蔵 結城大樹

【TORAO27】田中半蔵のニュースタイル、テイクダウンを織り交ぜたゲームメイクで結城を判定で下す

<ライト級/5分3R>
田中半蔵(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
結城大樹(日本)

サウスポーの田中に対して、距離を詰める結城。田中の左ストレートをかわして組み付いた結城だが、田中がスプロールして反対にケージに押し込まれた。左腕を差し上げた田中、結城は右ヒザを田中のボディに突き刺す。田中は結城の足にヒザを当てて削る。結城は内股を仕掛けるが体勢を入れ替えることができず。田中はダブルレッグ、そしてシングルレッグへ。結城はテイクダウンを許さず、田中の顔面に右ヒザを突き上げた。しかし田中も食らいつき、結城にヒザを着かせる。

ボディロックから結城の左足を抑え、バックを狙う田中。結城はケージに背中を着けながら、田中に右ヒジを突き刺した。体勢を入れ替えた結城に対し、田中が離れる。ケージ中で左ストレートを見せる田中。田中が距離を詰めたところで結城が組みつき、右腕を差し上げてケージに押し込んだ。ここで田中のヒザ蹴りが結城の下腹部に入り、試合が中断された。

1R残り54秒で再開、結城が右インロを当てる、田中も左ローを返し、結城の前蹴りをキャッチしした。結城は残り20秒でニータップを仕掛け、田中に尻もちを着かせる。立ち上がった田中をケージに押し込み初回を終えた。

2R、いきなりシングルレッグで組みついた結城。田中はスプロールできずケージに押し込まれた。しかしケージ際で体勢を入れ替え、反対に田中が結城にヒザを着かせた。結城は反転して、田中の左足を伸ばして田中を押し込んでいく。ボディロックから背中を着かせようとした結城、ここは田中が踏ん張って立ち上がり離れた。ケージ中央でプレッシャーをかける田中が左ストレートを伸ばす。さらに左インロー。結城も左ストレートを返した。

田中がニータップからバックへ。ケージ際でヒザを打ち込む。結城は正対、田中から離れた。結城が組みつくも、田中が押し返す。左腕を差し入れた田中が勇気をケージに押し込み、結城が押し返してくると離れた。ケージ中央ではローとストレートで攻める田中。結城の左ジャブもヒット。左ストレートを突きながら勇気を追い立てる田中、左ミドルを連続でヒットさせて2Rを終えた。

最終回、結城が飛びつくも、田中がスプロール。結城はシングルレッグに切り替えるが、田中がスイッチから結城のクラッチを切り、スタンドに戻る。動きが落ちた結城に、パンチと左ミドルを当てる田中。結城は田中の右前蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙うも、田中がトップを奪った。田中はフックガードの結城をパウンドで削る。結城はケージに背中を着けて立ち上がる。田中はボディロックからバックへ。

バックからヒザで削っていく田中。結城は正対するが、田中がケージに押し付けてヒザを突き刺す。結城は首相撲に持ち込もうとしたが、田中が左腕を差し上げてケージに押し込み続ける。ここでレフェリーがブレイクをかけた。ケージ中央でパンチから左ミドルを当てた。結城もパンチで押していく。結城の左ジャブをもらいながらパンチを顔面に当て、さらに結城をケージに押し込み、最後は支えつり込み足で結城にヒザを着かせ、立ち上がった結城にパンチを浴びせていった。

裁定はユナニマスで田中の勝利に。地元・北九州で組み技を鍛えてきたという田中が、その言葉どおり組みの強さを織り交ぜたゲームメイクで世界ランカー結城を下した。勝利した田中は3人の子供たちをケージに呼び入れた。


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MMA MMAPLANET o Road to UFC Torao TORAO27 UFC 藤川智史 野瀬翔平

【TORAO27】ROAD TO UFC前哨戦、野瀬が藤川にギロチンを極める「福岡から世界で戦える選手に」

<フェザー級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
Def.1R1分15秒 by ギロチン
藤川智史(日本)

2022年6月9日-10日にシンガポールで開催されるROAD TO UFC出場が発表されている野瀬、サウスポースタンスから左ハイ、右ローへとつなげる。シングルレッグを仕掛けながらバックハンドブローを見せた野瀬が、組みついて藤川をケージに押し込む。支えつり込み足でバランスを崩させてから飛びつき、右腕で藤川の首を取った野瀬がギロチンへ。藤川がマットにヒザを着くと、そのまましぼり上げてタップを奪った。

勝者の野瀬はROAD TO UFC参戦について「福岡から世界で戦える選手になる」と宣言した。


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MMA MMAPLANET o Torao TORAO27 キック 奇天烈 野尻定由

【TORAO27】2Rにダウンを奪った野尻、しかし奇天烈がカーフとフックを効かせてマジョリティドローに

<フェザー級/5分2R>
野尻定由(日本)
Def.1-0:29-28.28-28.28-28
奇天烈(日本)

開始早々、奇天烈が距離を詰める。野尻はケージを背負いながらサークリング。奇天烈はスイッチしながら距離を詰めていくと、野尻が右ローを放った。奇天烈が初めての攻撃、右カーフキックで相手にマットへ手を着かせる。さらに右カーフから右フックを当てた奇天烈。野尻はケージ中央まで戻してプレッシャーをかける。奇天烈が右カーフを打つも足を滑らせる。スイッチを繰り返しながら、相手との距離を測る奇天烈。野尻は細かくローを放っていく。

左フックから飛び込んだ野尻。さらに左ハイで相手を下がらせる。奇天烈は野尻にケージを背負わせたが、手数が少ない。野尻は左右のロー、さらに右フックで詰めていく。残り10秒で飛び込んだ野尻だが、奇天烈はバックステップで組まれずに初回を終えた。

2R、プレッシャーをかける奇天烈に対し、細かくローを放つ野尻。右ローが奇天烈の右ヒザを捉えると、奇天烈はバランスを崩した。野尻は左右ローの数を増やす。奇天烈も右カーフを当てる。奇天烈はフェイントから距離を詰めるも、野尻のロー、左右フックに阻まれる。ここで組みついた野尻、しかしすぐに離れた。お互いに探り合いが続くなか、奇天烈が右ミドル、右ハイと蹴りを変えてくる。野尻もガードを固めて前へ。左ジャブ、フックからローへ。奇天烈も右ジャブを突く。

野尻の左ローに対し、蹴り足を掴もうとした奇天烈だったが、これは失敗。しかし野尻のニータップもスプロールする。残り1分30秒過ぎ、野尻の右がヒットして奇天烈がダウン。すぐさま野尻がトップからパンチを落としていく。ケージに背中を着ける奇天烈、野尻は頭をつけて奇天烈の動きを止め、ボディへヒザを打ち込んでいった。

最終回、奇天烈が右カーフを打ち込む。野尻が蹴りを見せるが、奇天烈が距離を詰める。右フックを伸ばす奇天烈、さらにローを細かく繰り出す。サウスポーで右ジャブを突く奇天烈。相手が前に出て来ると左ストレートを合わせるも、野尻が左右のローを放っていく。奇天烈が距離を詰めるとロングフックを放つ野尻。右インローから右フックへつなげる。野尻のパンチをスウェーでかわした奇天烈が、野尻にケージを背負わせるが手が出ない。反対に野尻がローと右フックで奇天烈にケージを背負わせた。

奇天烈は右カーフ。野尻が足を止めたところに奇天烈の右フックがヒット、野尻が一瞬腰を落とした。奇天烈が右カーフと左ジャブ、さらに右ロングフックを当てる。野尻は奇天烈のパンチに合わせてダブルレッグへ、奇天烈に尻もちを着かせた。野尻がケージに背中を着ける奇天烈を押し込み続けたところで試合が終了した。

2Rは明確にノックダウンとテイクダウンを奪った野尻。1Rと3Rは――裁定はジャッジ2人がドローをつけ、マジョリティドローとなった。


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【TORAO27】結城大樹戦へ、田中半蔵─02─「カウンター狙いではなく。組まれても大丈夫」

【写真】地元ではあるが、北九州と博多のライバル対決という見方も成り立つ一戦へ (C)SHOJIRO KAMEIKE

15日(日)、福岡市中央区のよしもと福岡大和証券 / CONNECT劇場で行われるTORAO27で、結城大樹と対戦する田中半蔵インタビュー後編。

得意のカウンターに衰えを感じていた田中が、現在まで取り組んできたというファイトスタイルの改善とは? 地元での試合とあってモチベーションも高まっている田中が、対戦相手とその攻略について語る。

<田中半蔵インタビューPart.01はコチラから>


――前回の試合は2020年10月、パンクラスで透暉鷹と対戦して判定負けを喫しています。今回は約1年半ぶりの試合となります。

「その期間もパンクラスさんからはお話を頂いていたんですけど、怪我もあって思うような練習ができずにいました。それでオファーを頂いても『ちょっと考えさせてください』ということが続いたんですよ。でも今回、山本さん(山本陽一TORAO NATION STATE会長)からお話を頂いて、地元で試合をするのも良いかなって思いました。北九州に帰ってきても、地元の知り合いとかが僕の試合を見たことがないんですよね。いつも東京で試合をしていたので、よく『福岡で試合しないの?』、『いつ試合したの?』とか聞かれていて」

――田中選手が地元で試合を行うのは、2016年9月にTORAO北九州大会で、摩嶋一整選手と対戦(判定負け)して以来ですよね。

「当時はまだシューティングジム横浜所属で、横浜から北九州に来て試合をしました。ちょうどONEとの契約が終わった時期に山本さんからお話を頂いて、自分も地元で試合をしたいなと思っていたので。その摩嶋戦のあとからパンクラスに参戦し始めたんですよね」

――ということは、今回は6年ぶりの修斗参戦ということにもなります。

「アマチュアから修斗でやっていましたし、シューティングジム横浜に所属していたので、やっぱり修斗には思い入れがありますよ。ただ、今後もずっと修斗で試合をしつづけるというよりも、地元で試合ができるっていうことのほうが大きいです。それでモチベーションも上がっていますね」

――現在は福岡でMMAの興行が開催されることも少なりました。

「去年のTORAO福岡大会は、コロナ禍の影響で中止になりましたからね」

――横浜にいた頃と今では、試合に対するモチベーションも異なっているのでしょうか。田中選手が今も戦い続けるのは……。

「どうなんですかね……もう強くなることはないかもしれないですけど(苦笑)」

――えっ、どういうことでしょうか。

「パンクラスに出ている時は、パンクラスのチャンピオンを目指していたんですよ。でもなかなか厳しいな、というところもあって。海外を目指すっていうこともないし。これから修斗に戻ってベルトを目指す、っていうこともないですしね。今の自分にとっては、まず地元の試合で勝ちたい。それが一番ですね。

前に北九州で試合をした時は、昔からの知り合いが応援に来てくれたんですけど、今は家族全員で引っ越してきているじゃないですか。子供の知り合いとか応援してくれる人も増えました。そうやって応援してくれている人や、お世話になっている人たちの前で試合がしたいという気持ちが強いです」

――地元に戻って、色々と環境が変わったのですね。

「子供も大きくなりましたからね。横浜にいる時はまだ幼稚園とか小学校の高学年で、それが今は中学生ですから。子供は野球をやっていて、部員の親の集まりにも参加したり(笑)。でも、今のほうが落ち着いていると思います。

何より北九州に戻ってきてからずっと、山本さんがTORAO福岡大会に出てほしいと言ってくれていて。自分もタイミングが合えば、と答えてきたんですけど、今回ようやくタイミングも良いなと思って出ることにしました」

――ではTORAO福岡大会で対戦する、結城大樹選手の印象を教えてください。

「グラップラーで手足が長くて、バック取って……しっかり自分の型を持っている選手ですよね。あと試合映像を見ると、毎試合後グッタリしているので、頑張る選手なんだろうなと思います」

――確かにテイクダウン、スクランブル、そしてバックテイクをフルラウンド回し続けるほど運動量は多いです。

「そこにハマっちゃうと厄介ですよね」

――その結城選手を相手に、どのような試合をしたいですか。

「自分はここ最近、組みのことばかり考えて、パンチを振ることができていない試合が続いているんです。次は打撃でプレッシャーをかけて、組まれても大丈夫な対策をしていますし。いろんなパターンをスパーリングでも試しているので、手数を増やして先手を取っていきたいと思います」

――手数を出して先手を取る……かつてのカウンター主体のスタイルとは真逆ですね。

「昔は相手の動きを待つことのほうが多かったですからね。今はカウンターに頼らないよう、寝技や組み技にも力を入れています。アグォン戦はケージレスリングみたいな試合で、負けましたけどレスリングでもやり合えたので。そういうところは自信になっています」

――新しいファイトスタイルに対して、自信がついているということですか。

「はい。技術的にも上がっている感じはあります。練習も楽しんで、試合に出ていない期間も練習はやっていましたから」

――地元に戻ってきて、以前より格闘技を楽しむことができているのではないですか。

「アハハハ、そうですね。楽しいから続けているっていう感じです。……すみません、全然面白いことを言えなくて(苦笑)」

――いえ、そんなことはありません。田中選手らしいお話だなと思います。

「ありがとうございます。北九州に戻ってきてから新しいファイトスタイルについて考えて、取り組んできました。次の試合では、新しい姿を見せられるんじゃないかと思います。よろしくお願いします」

■TORAO27視聴方法(予定)
5月15日(日)
午後5時20分~ Twit Casting LIVE

■TORAO27対戦カード

<修斗環太平洋ウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者] ソーキ(日本)
[挑戦者] 田村ヒビキ(日本)

<ライト級/5分3R>
結城大樹(日本)
田中半蔵(日本)

<フェザー級/5分3R>
野瀬翔平(日本)
藤川智史(日本)

<ミドル級/5分2R>
加藤正憲(日本)
墨吉涼太(日本)

<76キロ契約/5分2R>
山下康一朗(日本)
麻植裕太(日本)

<フェザー級/5分2R>
野尻定由(日本)
奇天烈(日本)

■TORAO GIG 04視聴方法(予定)
5月15日(日)
午後1時30分~ Twit Casting LIVE

■TORAO GIG 04対戦カード

<女子ストロー級/5分2R>
宝珠山桃花(日本)
檜山美樹子(日本)

<2022年新人王Tフライ級1回戦/5分2R>※当日計量61.2キロ契約
打威致(日本)
KJ Tyler(日本)

<バンタム級/5分3R>
若山達也(日本)
若宮龍斗(日本)

<2022年新人王Tライト級1回戦/5分2R>※当日計量77.1キロ契約
深見弦汰(日本)
スモーキー(日本)

<バンタム級/5分2R>
永留惇平(日本)
わっしょい内田(日本)

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【TORAO27】5年8カ月振りの修斗公式戦出場、田中半蔵─01─「寝技のレベルは横浜にいた頃よりも上」

【写真】U turn meets I turn.北九州&博多コネクション (C)HANZO TANAKA

15日(日)、福岡市中央区のよしもと福岡大和証券 / CONNECT劇場で行われるTORAO27で、田中半蔵が結城大樹と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

かつてシューティングジム横浜に所属していた田中は現在、地元である北九州市に拠点を移している。前回の試合から約1年半、復帰戦を控える田中が、これまでの苦悩と新しい練習環境について語ってくれた。


――田中選手は現在、出身地である北九州を拠点に活動されているのですよね。

「はい、地元に戻ってきて4年になります。今は北九州と博多のジムへ出稽古に行ったりしています」

――4年前というと、2018年10月のカイル・アグォン戦(田中が判定負け)の頃ですか。

「その前に上迫戦が流れて(注1)、その時には北九州へ帰ってきていたんですよ。そのあとマイク・グランディとの試合も流れて(注2)、次はアグォン戦でした」

注1:2018年5月20日に上迫博正戦が予定されていたが、前日計量で上迫が脱水症状に陥り、試合は中止となった。

注2:同年8月5日に予定されていたマイク・グランディ戦は、グランディが負傷のため試合2週間前にキャンセルとなっている。

――いきなりネガティブな話題で恐縮ですが、2017年ごろから黒星も多くなっています。その点については、どのように捉えていますか。

「自分で自分の戦績を見ても思うんですけど、前半のほうは連勝していて。そこから負けが続いているので。毎回厳しくなっていくなぁとは思いますね」

――厳しいと感じる要因は何かありますか。

「今まで瞬発系というか、カウンターを当てて倒していたんですよ。日沖戦(2017年5月にKO勝ち)までは自分のカウンターにも自信があって、実際に相手が入ってきたらパンチを当てることができていました。でもアグォン戦の次……堀江戦では、自分のカウンターが当たらなくなってきていることを痛感して」

――2019年3月、堀江圭巧戦では反対にカウンターの右ストレートを食らい、KO負けを喫しました。

「あの試合は、自分が打ちに行ったところまでは覚えているんです。でも相手の打撃をもらってからは、控室まで記憶がなくて。あの試合が初めてのKO負けでした。堀江選手もカウンターが巧いから、同じタイプと対戦すると自分のほうがパンチをもらってしまうようになっていたんですよね。

練習だけでは、自分のカウンターが落ちていることに気づかないんですよ。練習では思いっきりパンチを打てないから。試合をやってみて、初めて分かったんです。あぁ、自分のカウンターが当たらなくなっているなって」

――対して、現在はどのような環境で練習しているのでしょうか。

「所属(FUNS)は僕のスポンサーの会社名で、練習自体は出稽古が中心です。普段は博多だとレンジャージム、あとは今回の試合に向けてカルペディエム福岡で練習させてもらいました。北九州ではパラエストラ北九州で柔術をやっています」

――シューティングジム横浜に所属していた頃と比べて、現在の練習環境はいかがですか。

「うーん……横浜や東京では、同じくらいのレベルの選手と練習できていたんですよ。でも、こちらではプロ選手がいても階級がバラバラだったり、同じぐらいのレベルの選手が少なくて。ただ、寝技のレベルは横浜にいた頃よりも上がってきていると思います」

――田中選手といえば、カウンターを主体とした打撃が印象的です。それはシューティングジム横浜という、打撃面で優れた選手が多いジムの影響もあったかと思います。

「打撃は今、誠流会の溝口先生に教わっているんですよ」

――誠流会の溝口先生とは、元プロシューターの溝口直右(なおすけ)さんですか。

「そうです。パラエストラ北九州では水曜日と金曜日がMMAクラスなんですけど、そのMMAクラスにトレーナーで来られていて。その時にミットを持ってもらっています」

――北九州や博多のプロシューターが集結しているような雰囲気ですね。そのなかで今回の試合に向けて、カルペディエム福岡で練習することになったキッカケは何だったのでしょうか。

「もともとグラップリングの練習では何回かお世話になっていたんですよ。それで1カ月ぐらい前かな? 田村ヒビキ選手と時間を合わせて、MMAの練習をするようになりました。田村選手はジムの指導もあるので、昼の空いた時間に練習させてもらって」

――TORAO27では田村選手がメイン、田中選手がコ・メインという形で出場することになりました。そこで田村選手にもインタビューしていて、田中選手の印象をお聞きしています。田村選手はまず、ジャックナイフツネオ戦の印象が強いそうです。2010年3月、田中選手が右のカウンター一発で相手をKOした試合ですね。

「あぁ、なるほど。同じ日に田村選手も試合していたんですよね(田村は杉江アマゾン大輔に腕十字で敗れている)。同い年で、自分が修斗に出ていた時期に同じ大会に田村選手も出たりしていたから、同じ時代の選手だと思っています。でも当時はお互いに名前は知っているけど、話をしたことはなくて。田村選手と話し始めたのは、僕が福岡県に帰ってきてからなんですよ」

――今回、田村選手とはどのような練習を?

「まず自分の次の相手がグラップラーで、寝技が得意な感じなので、田村選手に連絡させてもらったんです。そうしたら田村選手の相手(ソーキ)がサウスポーで、僕もサウスポーですから。お互い次の対戦相手と同じ部分があるので、週2回ぐらい一緒に練習させてもらうようになりました。最初の練習で見つかった改善点を、次の練習で良くして、また見つかった悪いところを次の練習で改善して……という形だったので、良くなってきています」

<この項、続く>

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【TORAO27】環太平洋ウェルター級ソーキにリベンジ戦、田村ヒビキ─02─「納得しないまま終わるのは嫌」

【写真】2019年6月16日に行われた前回の一戦。2年11月を経て、再び相対する(C)MMAPLANET

15日(日)、福岡市中央区のよしもと福岡大和証券 / CONNECT劇場で行われるTORAO27で、ソーキが持つ修斗環太平洋ウェルター級王座に挑む田村ヒビキのインタビュー後編。

ファイターにとって納得のいく試合とは、どのようなものだろうか? その答えを探してファイターは戦い続ける。2004年にプロデビューし、今年40歳になった田村に、そんなMMAファイターとしての練習環境とソーキ戦へのモチベーションを訊いた。

<田村ヒビキ・インタビューPart.01はコチラから>


――福岡に移ってから現在まで、MMAについてはどのような環境で練習されているのですか。

「今はウチのジムでもアマチュアとプロが育ってきたので、彼らとの練習があります。それと福岡では、T-REXアカデミーの中村(勇太)選手とか体格が大きい方と選手練習をやらせてもらっていますね。大阪からRYO選手も試合前は練習に付き合ってくれています。ここ1カ月ぐらいは北九州に帰ってきている田中半蔵選手と練習させてもらってきました。半蔵さんも同じ大会に出るんですけど、お互い次の対戦相手のタイプが近かったので」

――田中半蔵選手と練習されているのですか。

「はい。半蔵さんは昔、同じ修斗の大阪大会に出たことがあるんです。その時、半蔵さんは僕の練習仲間だったジャックナイフ・ツネオに、どえらいKO勝ちしていて。とんでもないパンチを出してくる選手やなぁって、その印象がすごく強かったです。でも練習してみると、組みも含めてしっかり総合的に強い選手で、フィジカルも強いし。同い年で、同じ時代に修斗で戦っていた選手なので、その半蔵さんと練習できるのは、すごくありがたいです」

――なるほど。最初に「前回の試合では納得のいくパフォーマンスができなかった」というお話がありましたが、田村選手にとって納得のいくパフォーマンスとは、何か明確な理想などがあるのでしょうか。

「理想の形というのは難しいと思うんです。僕もベテランと呼ばれる域に入りましたけど、これが完成形やっていうのは掴めていないんですよね。でも納得いく、納得いかないという部分でいえば、翌日のインタビューでも言った『試合で体が動かなかった』という原因が、試合間隔なのかモチベーションなのか分かりませんでした。

でも時間が経って、いろいろ考えてみると気持ちの面でフワフワしていたというか。それは後日、RYOさんと話した時に気づかされたんですよ。実際、試合で相手と向かい合ってもフワっとした感覚やったんですね。その状態で戦ってベストな動きができたかっていうと、全然できていなくて。これはイカンなぁと思いました」

――……。

「もう1回やって同じパフォーマンスしか出せないなら、それは自分の限界だと思います。でも練習したり考えているうちに、あれは自分のベストではないって、この何年間はずっとモヤモヤしていたんですよ。年齢のこともあるし、ジムのこと、コロナのこともあって、このまま選手を辞めてもいいんじゃないかという気持ちにもなりました。でも、そこをクリアしないとフワフワしたままやし、納得しないまま終わるのも嫌なので。これは言葉では言い表しづらいのですけど、自分のベストを出したうえで答え合わせをしたいんです。

そういう意味では、同じ相手とやったほうが答え合わせしやすいという考えもあると思います。前の試合から3年も経っているので、もちろんソーキ選手も強くなっているやろうし、もしかしたらファイトスタイルも変わっているかもしれない。だから前回と同じ試合になると思ってはいないんですけど……」

――前回の試合の気持ちについては、翌日のインタビューでは「落ち着いていた」という表現をしていました。そのあと考えた結果、落ち着いているというよりもフワフワしていたことに気づいたのですか。

「試合当日は緊張もなく、本当にフラットなメンタルだと、その時は思っていました。それは落ち着いているということなんだと。でも考えてみると、こんなこと今までになかった。相手と向かい合った時にスイッチが入りますし、気持ちは冷静には保ちますけど、そういう類の落ち着きではなかったなって。気持ちがフワフワしていた理由は、今もまだ分からないです。なので、どう表現したらいいのか微妙ですけど……」

――そうだったのですか。昨年12月にTORAOで森戸新士選手とグラップリングマッチで対戦した際は、完全にファイターの表情と試合内容だったので、そのお話を聞いて逆に意外でした。

「森戸君との試合は、楽しみのほうが大きかったです。MMAとグラップリングではルールが違いますし、特に打撃のあるルールでは気持ちの入り方も違います。でも久々にケージの中で試合をする、相手も森戸君という日本トップの柔術家と戦えるということで、楽しみのほうが上回っていました。あぁ戦えるって良いな、っていうメンタルで。気持ちは落ち着いていましたけど、フワフワしているようなこともなく。やってやる――そういう気持ちで試合をしていました」

――グラップリングのお話になりますが、森戸選手が足関節のエントリーに入った時、田村選手がヒザ固めで返したシーンは見応えがありました。

「そう言ってもらえるのは嬉しいです(笑)。試合前から、足を狙うことは考えていました。でも正直、まさか森戸君がいきなりヒールを狙うとは思っていなかったです。おかげで僕は一瞬テンパったんですけど、あのヒザ固めは練習でもやっている技だし、狙っていました」

――森戸戦の試合内容を考えると、MMAの試合がなくても気持ちをつくることはできているのだろうと思います。

「はい。前回の試合から3年、その間にクインテッドにも出ましたし、柔術の試合にも出て、森戸君との試合もありました。モチベーションも高く、気持ちをつくって試合に臨むことができます。だから前回のようなことはない、自分の中ではそう思っています」

――先ほど田村選手も仰ったとおり、次の試合については難しい面があります。この3年間、ソーキ選手もMMAの試合をしておらず、ソーキ選手がどんなファイターになっているか分からない。その点は不安ではないですか。

「データ的なものでいえば、前回自分が戦った感覚しかないですよね。そこから考えるしかないんですけど、3年も空いていれば大きく変わっているかもしれません。だからそこは相手どうこうよりも、自分が練習したこと――前回出し切れなかったものを出すしかないですね。データがないこと自体は、今まで海外で試合した時もそうでしたし。最後は自分がやってきたことを信じて、それを出すしかないので」

――では反対に、田村選手はこの3年間で何が変わったと思いますか。

「ずっとMMAの試合をしたくてもできなかった期間がありました。それが今回、試合をすることができる。もちろん技術的な成長もありますけど、まだ戦える――いや、まだ戦いたい。その気持ちが以前よりも強くなりました。今のジム生にも、最近はMMAで良い試合を見せることができていないので、そういう試合を見せたいです」

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【TORAO27】初の福岡市のケージ修斗公式戦でソーキに挑戦、田村ヒビキ─01─「自分はMMAファイター」

【写真】2年11カ月振り、ダイレクトリマッチに対する田村ヒビキの想いとは (C)MMAPLANET

15日(日)、福岡市中央区のよしもと福岡大和証券 / CONNECT劇場で行われるTORAO27のメインイベントで修斗環太平洋ウェルター級王者ソーキに、田村ヒビキが挑戦する。

両者は2019年6月、空位の同王座を賭けて対戦し、ソーキが勝利してベルトを巻いた。その2年後――昨年6月にダイレクトリマッチが決定していたものの、コロナ禍の影響で興行が中止に。そんな両者の再戦が、改めて今大会で組まれている。博多の地でカルペディエム福岡を主宰する田村にとって、この3年間とは――MMAファイターとしての想いを訊いた。


――ソーキ選手とのダイレクトリマッチは当初、昨年6月13日に予定されていました。しかしコロナ禍の影響で興行自体が中止となり、改めて今大会で組まれた形となります。まず昨年のお話となりますが、2019年9月に敗れているソーキ選手とのリマッチのオファーが来た時の気持ちを教えてください。

「前回の試合については、僕自身は納得のいくパフォーマンスができていなかったので、もう一回試合をしたいという気持ちはありました。ただ、今回のようにダイレクトリマッチでやるということは考えていなかったです。だから試合のオファーを頂いた時は、『またこういう形でチャンスを頂けるんや』というのが正直な印象でしたね」

――それは田村選手がリマッチに挑む前に試合を挟みたかったのか。あるいはダイレクトリマッチ自体に驚いたのか。どちらの気持ちのほうが強かったのでしょうか。

「自分としてはもう一度タイトルマッチをやりたかったけど、修斗としてダイレクトリマッチはないだろうと思っていました。もし僕がまた修斗に出るなら、何試合か挟んでからタイトルマッチだろうな、と。それがダイレクトリマッチになったのは、僕としては嬉しいです。負けた相手に借りを返すことができるチャンスなので」

――田村選手にとっては2017年9月にウィル・チョープを下して以降、現在の活動の拠点である福岡での試合は鬼門ともいえる状況だったかと思います。2018年9月の間宮晃仁戦は直前に発生した北海道胆振東部地震の影響で、対戦相手が来られなくなりました。そして2019年6月にはソーキ戦で敗れ、昨年のリマッチはコロナ禍で中止となっています。

「確かに……そうですね。ここ2、3年は試合をすること自体が難しくなっていました。どの選手もそうだと思いますが、コロナ禍で最初の1年は大会自体が無い状態で、なかなか試合をすることができませんでした。そこで僕が今回ダイレクトリマッチで試合させてもらえるのは、そういう巡り合わせなのだろうなと感謝しています」

――田村選手が福岡に拠点を移し、カルペディエム福岡をオープンしたのが2017年でした。それ以降、コロナ禍も含めてご自身がMMAに取り組む環境としては、いかがでしたか。

「福岡に来てから最初の1年は、自分の練習環境を整えるのは大変でした。だから当面は試合もできないだろうなと思っていたんです。でも、そんななかでTORAOの山本(陽一TORAO NATION STATE会長)さんから、コンスタントにオファーを頂いていて。おかげさまで僕は、大阪にいる頃と変わらず試合ができていました」

――中止になった試合も含めると、現在は年1試合というペースになっています。それは、田村選手にとって望むペースなのでしょうか。

「MMAファイターとしては、もっと試合をしたいという気持ちはあります。ただ、3年前にタイトルマッチをやらせてもらって、そこで負けてしまった。試合の翌日、MMAPLANETさんにインタビューしていただきましたよね」

――はい。

「そのインタビューの中で、MMAを続けるか続けないかというお話になり、結局MMAをやるのだろうなという話で落ち着いていたんです。でも翌年にコロナ禍になって、同じ時期に僕も会社を立ち上げたので経営とかもあり……正直、このまま現役選手として続けるのは無理やろうな、と思ったんですよ」

――……。

「ジムは会員さんも増えて、若い選手も育ってきました。そのなかでコンスタントにMMAの試合をしていくのは難しいやろうな、と。でも、自分としても納得のいく終わり方ができていない。その状態で試合のオファーを頂いていると、まだ戦いたいっていう気持ちがどんどん大きくなってくるんです。去年、試合のオファーを頂いて、自分の気持ちに火がつきました。その試合が中止になって1年待つことにはなりましたけど、またこうやって組んでもらえています。年齢的にもコンスタントに試合をすることは難しいかもしれないです。でも気持ちの面では、全然衰えていないので」

――カルペディエムは、柔術のアカデミーだと思っています。カルペディウム福岡を運営する田村選手の主軸は柔術とMMA、どちらなのでしょうか。

「それ、よく聞かれるんですよ。僕というよりもジムへのお問い合わせで『カルペディエムだから柔術のジムではないのですか? MMAをやっているのですか?』って(笑)。僕は、もともとMMAから始めた人間です。だからMMA選手としてのプライドを持ち続けています。もちろん柔術の試合にも出るし、アカデミーで柔術の指導もしています。それでも僕の中では、自分はMMAファイターなんだという想いが強いです」

――その気持ちは、ジムの特色にも表れていると思います。カルペディエムの中で正式にMMAクラスを設けているのは、カルペディエム福岡だけですよね。

「アマチュアからプロまで、ジム所属のMMAファイターを出しているのはウチだけだと思います。僕自身、MMAから柔術を始めました。柔術に出会ったのはプロになる前――当時パラエストラ大阪でタクミさんと知り合うことができて、それが僕のMMAに生きたと今でも思っています。自分としてはMMAファイターとしてのプライドは持ちながら、その中には柔術の要素が流れているし、その比重はすごく大きいです。だから……柔術とMMAどちらかと聞かれたら、いつも答えづらいんですけど(苦笑)」

――MMAと柔術は異なる競技ですし、選手と経営者も役割が異なります。さらに大阪と福岡、場所の違いもあって何重もの難しさがあるかと思います。

「そうなんですよね。ただ、ウチはアマチュアのMMA選手であっても、絶対に柔術クラスに参加させています。だからMMAをやっていくなかでも、柔術というものに対するリスペクトは持ち続けているんです。福岡に移ってきてから5年経って、ようやく形になってきたと思います」

<この項、続く>

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【Monday Ring Girl】Shooto2021#05

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第401弾は2021年7月25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#5のリングガールです。

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1日(火)、4月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA06と、5月15日(日)に福岡市中央区のよしもと福岡大和証券/CONNECT劇場で行われるTORAO27及びTORAO GIG04の対戦カードの一部発表されている。

Theパラエストラ沖縄主催のプロ修斗沖縄大会は恒例の4月、11月というルーティンで開かれ、TNSにとって念願の福岡市内のケージ修斗はGIGと2部制が実施される。


まず沖縄大会ではストロー級の2回戦で旭那拳×竜己、同じくストロー級の3回戦では当真佳直が、田上こゆると戦う一戦、加えてバンタム級の南風原吉良斗×川北晏生、インフィニティリーグ2022女子アトム級=小生由紀×加藤春菜が組まれた。

また闘裸男27では環太平洋ウェルター級選手権試合=王者ソーキ×チャレンジャー田村ヒビキ戦を始め、当日計量のフェザー級契約3回戦で野尻定由×奇天烈、同ミドル級契約の2回戦で加藤正憲×墨吉涼太、そして野瀬翔平、結城大樹、宝珠山桃花の出場もアナウンスされた。

GIG04ではフライ級とライト級の新人王T戦として、それぞれ打威致×KJ Tyler、スモーキー×深見弦汰、当日計量バンタム級契約で若山達也×若宮龍斗が決まっている。

旭那と対戦する竜己は修斗初参戦、昨年2月にTheパラエストラの姉妹ジム=パラエストラ千葉ネットの鶴屋怜のデビュー戦の相手でTKO負けをしており、旭那としては意地でも負けられない一戦だ。

2019年修斗ストロー級新人王の当真は、Road to ONEと地元大阪大会で躓いき、再起を図る田上とのサバイバルが合戦となった。再起といえば、Road to ONEで須藤拓真の足関節に下り11月の地元大会で再起した南風原が、TRIBEの川北晏生と戦う一戦も注目だ。

川北はパンクラスを主戦場してきたが2月にNEXUSで安永有希を下し、39歳の工夫の人に引退を決意させたばかり。2カ月で20違いの選手を相手にする──この試合を含め、他プロモーションから戦場を移す選手が目立ってきている。

そんななか福岡では2019年6月の北九大会での再戦がメインとなった。前回は王座決定戦で戦ったソーキはダイレクトリマッチで田村の挑戦を受ける。田村のために用意されたメインといえる。

さらに中村倫也に瞬殺を喰らった野尻が、同じ福岡勢の野瀬に敗れたTORAOで一本負けを喫している奇天烈とのマッチアップも、紛れもなくサバイバル戦だ。

公式戦が行われてない中部地区からの参戦となるソーキと加藤春菜というナセルドソル勢が、沖縄&福岡勢よりハングリーな状況であることを示す場でもある。地方在住シューターと、ニューカマーの対戦は今の修斗、J-MMAの映す鏡といえる2大会だ。

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