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【Pancrase341】3月31日@立川、カード第一弾。アトム級KOPC、濱田✖山崎の江戸川ダービーも注目

【写真】5Rフル。ギリギリまで戦う両者が見たい (C)MATSUNAO KOKUBO

1日(木)、Pancraseより3月31日(日)に立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase341の対戦カード第一弾が発表されている。
Text by Manabu Takashima

先週発表された大箱大会の軸となる上位カードはアトム級クィーン・オブ・パンクラス王座決定戦=SARAMI✖沙弥子の一戦だ。昨年クリスマスイブに実施された王座決定トーナメント準決勝でSARAMIはジェニー・ファンを3-0、沙弥子はV.V Meiをスプリットと共に判定で下しベルトを賭けた一番に臨む。


パイの小さな日本の女子MMA界は上にいけばいくほど友人、練習仲間と対戦しなければならない。この両者も所属ジムが同じ横浜、3キロほどしか離れてないこともあり──当然のように普段から切磋琢磨する仲だった。

DEEP JEWELSからRoad FC、ONE Warrior Series、修斗、さらにRIZINと活動拠点を変え修斗ではベルトを巻いたSARAMIに対し、沙弥子は何も分からない状況下RealでプロMMAを戦い、GrachanからPancraseに転じて4年間をPancraseだけで戦ってきた子。ある意味、パンクラスの頂点に立つことに誰よりも拘っているともいえる。

5Rの長丁場は経験値で上回るSARAMIですら、1度しか経験がない。加えてキャリアが違っても年齢的には同じ33歳だ。当日のコンディションを含め──気力&体力&技術力、その合計ポイントが上回った者の腰にベルトが巻かれるであろう。

この他、遠藤来生✖石田陸也のフェザー級や平信一✖神谷大智のライト級戦など7試合が明らかとなっている。なかでも2022年ネオブラ優勝の濱田巧✖2023年度優勝の山崎聖哉のフライ級のマッチアップは注目だ。

(C)NOB YASUMURA

強くなるため。

そしてレコードを伸ばすため──トップを目指すために欠かせない2つ要素が含まれている試合は、最近のJ-MMAの興行では割合が減っているといっても過言でない。

メイン級でなく、この位置で実現するハイリスクなマッチアップ、勝てば褒美が与えられるべき試合こそがプロモーションを活性化させる。立ち技から転向3年目の濱田はパラエストラ柏所属で、柔道出身の山崎はBRAVE所属だ。世界を目指し、若手育成で競い合う名門ジム所属同士、流山を挟んでの江戸川ダービーが見逃せない。

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AB MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase339 キック 丸山数馬 平信一

【Pancrase339】丸山、3Rのテイクダウン&トップキープで平に判定で競り勝つ

【写真】1・2Rを取り合う展開で丸山が3Rに競り勝った(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
丸山数馬(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
平信一(日本)

丸山が上下のフェイントから右ハイキックと右ロー。丸山が距離を詰めて首相撲になると、平が相手の右脇を差してケージに押し込む。丸山が体勢を入れ変えてヒザ蹴り、シングルレッグも狙いつつ、一本脇を差した状態で平をケージに押しつける。

平は離れ際に右アッパーを突き上げ、シングルレッグでテイクダウンを狙う。立ち上がった丸山に対し、平が右フックを当てて突進。丸山は下がりながら左フックを当て、平がシングルレッグで組み付くと、丸山ががぶる。

平が立ち上がると、丸山がダブルレッグでテイクダウンするが、平もその勢いに任せて丸山を後方に返して立つ。オープンスコアはジャッジ3名とも10-9で丸山を支持した。

2R、丸山は細かくジャブをついてパンチをまとめるが、丸山の右アッパーに平が右フックを合わせ、そのままハーフガードで上になる。丸山に立たれてもバックをとる平。そのまま丸山をケージに押し込み、丸山が正対するとダブルレッグから持ち上げて、豪快にマットに叩きつける。

ハーフガードで上になる平はしっかりとトップキープしてパンチを入れ、丸山が背中を見せて立ち上がると後ろへのスープレックスを狙う。

さらに平は正対してダブルレッグで尻餅をつかせると、丸山の立ち際に右アッパーと右フックを当てる。このラウンドはジャッジ3名とも10-9で平を支持し、ポイントはイーブンで3Rを迎える。

3R、丸山は右ストレートと右カーフキック。平の右に合わせて組みついてテイクダウンを奪う。平はケージに背中を預けて身体を起こすが、丸山が平をマットに寝かせて、ハーフガードでトップキープする。

足も抜いてサイドに移行した丸山は、亀になる平の後ろに回ってバックへ。平が回転して逃げようとすると肩固めを狙う。残り2分で立ち上がった平だが消耗が激しい。逆に丸山が平を寝かせてサイドポジションで抑え込む。最後は丸山が立ち上がって、試合終了。3Rを10-9で丸山が取り返す形で判定勝利した。


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