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『ROAD FC 066』試合結果/フルファイト動画

D37 地球の歩き方 韓国 2023~2024(地球の歩き方D アジア)


▼ROAD FC グローバル63kgトーナメント決勝 5分3R
〇キム・スーチョル(韓国)21勝7敗1分
[2R TKO]
×原口 央(日本)9勝5敗
※スーチョルが63kgトーナメント優勝

▼バンタム級 5分3R
〇ヤン・ジヨン(韓国)9勝1分
[判定3-0]
×高橋謙斗(日本)7勝2敗1分

▼ROAD FC グローバル70kgトーナメント決勝 5分3R
〇アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
[1R 1分32秒 TKO]
×ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
※ソロヴィエフが70kg級トーナメント優勝

▼無差別級 5分3R
〇キム・ミョンファン(韓国)
[2R TKO] ※左ストレート
×シム・ゴンオ(韓国)

▼ROAD FC グローバル70kgトーナメント補欠戦 5分3R
〇ユ・ジェナム(韓国)
[判定3-0]
×ハン・ユンス(韓国)

 遅ればせながら10月29日に韓国ウォンジュのチアック体育館で開催された『ROAD FC 066』の試合結果。メインイベントの63kgトーナメント決勝はキム・スーチョルが原口央に2R TKO勝ち。高橋謙斗はヤン・ジヨンに判定負け。70kgトーナメント決勝はアルトゥル・ソロヴィエフがムングントスズ・ナンディンエルデンに1R TKO勝ちしています。





 大会フルファイト動画。続きを読む・・・
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【Road FC66】計量終了 キム・スーチョルの前に、原口央に立ちふさがった市長のロングスピーチ!!

【写真】フェイスオフ終了からが――長かった(C) MMAPLANET

29日(日・現地時間)、韓国はウォンジュのチアック体育館で開催されるRoad FC66のパブリック計量が同市、中央洞伝統市場マンドウ(餃子)フェスティバル野外特設舞台で行われた。
Text by Manabu Takashima

午後5時半のパブリック計量スタート時点の気温は16度だったが、陽が欠けると急激に寒さが増する。さらに商店街の端に設置された舞台は寒風の通り道となり、選手たちには厳しい公開計量となった。


ファイトコスチュームの選手、トレイナー着用の選手など、個々の判断の装いで計量&フェイスオフは続くが、メインカード出場選手は上半身裸と統一され、すぐに上着を羽織る選手が続出した。

70キロT決勝進出、韓国籍取得を取得したモンゴル人ファイター=ムングントスズ・ナンディンエルデンが、キム・インソォンの名でもコールされ、ロシアのアルトゥル・ソロヴィエフと向き合った。

メインの63キロT決勝では原口央とキム・スーチョルのマッチアップで、計量台に乗る時点で寒さが顔に出ている原口に対し、ご当地ファイターのスーチョルは笑顔を浮かべる。

フェイスオフが終わり、原口はマイクで「This fight is mine」と絶叫した。

スーチョルがウォンジュの街の人々に感謝の言葉を伝えて、公開計量も終了――と想いきや、ここでウォンジュ市の市長がマイクを握る。結果――非常にありがちな長い長いスピーチを披露。たまらずパーカーを手にした原口だが、掌で腕をさするなど寒さに苦笑いの時間が続いた。

■メインカード計量結果

<Road FC グローバル63キロT決勝/5分3R>
キム・スーチョル:62.7キロ
原口央:62.9キロ

<Road FC グローバル70キロT決勝/5分3R>
キム・インソォン:70.0キロ
アルトゥル・ソロヴィエフ:70.0キロ

<バンタム級/5分3R>
ヤン・ジヨン:63.5キロ
高橋謙斗:62.8キロ

<無差別級/5分3R>
シム・ゴンオ:131.3キロ
キム・ミョンファン:132.7キロ

<Road FC グローバル70キロT補欠戦/5分3R>
ユ・ジェナム:63.0キロ
ハン・ユンス:63.1キロ

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【Road FC66】グローバルT決勝=キム・スーチョル戦へ、原口央「自分のスタイルを貫く、曲げないこと」

【写真】強度高め、集中力の持続。ハードなトレーニングを重ねて、スーチョル戦に挑む原口央(C)MMAPLANET & TAKUMI NAKAMURA

29日(日・現地時間)、韓国はウォンジュのチアック体育館で開催されるRoad FC66で、原口央がキム・スーチョルとグローバル63キロトーナメント決勝で戦う。
Text by Takumi Nakamura

トーナメント準決勝でラザバリ・シェイドゥラエフと対戦を予定していた原口だが、シェイドゥラエフが計量遅刻&体重オーバーで失格。不戦勝で決勝に勝ち進み、逆ブロックの準決勝でブルーノ・アゼベドに勝利したスーチョルと拳を交える。シェイドゥラエフ戦消滅という事態に見舞われながらも、すぐに決勝へ気持ちを切り替えたという原口は、VS日本人無敗&アジア最強とも目されるスーチョル戦に向けて静かに燃えている。


――Road FC65で予定されていたグローバル・トーナメント63キロ級準決勝のラザバリ・シェイドゥラエフ戦はシェイドゥラエフ選手の計量オーバー&失格となり、試合そのものがキャンセルとなりました。あの時どういう状況だったのかを教えてもらえますか。

「基本的な計量時間は11時~12時で、トーナメント選手のみ9時から計量可、クリアした選手は12時からのルールミーティングまでに戻ってくればいいという話だったんですね。それで僕は計量をクリアして、ルールミーティングに参加しようとしたら、シェイドゥラエフ選手が会場にいなかったんです。それでマネージャーに確認したら『シェイドゥラエフは体重が落ちていない』と言われて。それで色々と話し合いがあって、最終的に試合はなしと言われました」

――トーナメントの契約書には遅刻と体重オーバーが重なった場合は失格という条項が記されていたと聞いています。

「そうなんですよ。主催者からは『シェイドゥラエフ選手は体重オーバーに加えて計量時間のオーバーもあるから失格、原口選手が決勝進出です』と言われて。ちゃんと確認していなかった僕も悪いんですけど、そういうルールがあったみたいです(苦笑)」

――契約条項とはいえシェイドゥラエフ選手は200グラム・オーバーだったので、何かしらのペナルティを加えて試合実施という道はなかったのかなと思ってしまいます。

「実はそのあとに『トーナメントとしては不戦勝で決勝進出だけど、試合はやってくれないか』と打診があったんです。それでもし僕が負けて決勝進出というのも違和感があるし、決勝戦が10月というのも決まっているので、KO負けや怪我で決勝をキャンセルしたら元も子もないじゃないですか。それも含めて宮田(和幸)先生と相談して、試合をやらないという選択をしました」

――そういった打診もあったんですね。ワンマッチではなくトーナメントの準決勝ということを考えると、その選択は間違っていないと思います。

「あと一回戦の時にリザーブマッチが組まれていて、そこで勝った選手はどこに行ったんだろう?と思いました(苦笑)。僕としては試合がないと言われた時点で決勝のことを考えていたので、すぐにその場で気持ちを切り替えました」

――その決勝では順当に勝ち上がったキム・ス―チョルとの対戦になりました。原口選手もスーチョルの勝ち上がりを予想していましたか。

「スーチョル選手が本命で、もしかしたらブルーノ・アゼベド選手もあるかな?という予想でした。僕はアゼベド選手も強いと思っていたので、準決勝でアゼベド選手に完勝したスーチョル選手はやっぱり強いですよね」

――直接スーチョル選手の試合を見て、どんなことを感じましたか。

「ボディへの攻撃がめちゃくちゃ上手いですよね。顔面とボディのパンチの打ち分けとプレッシャーをかけながらのヒザ蹴り。RIZINで扇久保(博正)選手からダウンを奪ったのもボディへの攻撃でしたけど、全く同じ入り方でアゼベド選手を効かせていたので、あれは警戒しています。あとは首相撲も強かったですし、左ハイキックでぐらつかせていたので、どの攻撃にも気を付けないといけないです」

――スーチョル選手は試合経験も豊富ですし、試合の緩急のつけ方、攻めどころを見極める力も感じます。

「試合を創るのが上手いですよね。独特なステップで前に詰めて、相手にペースを掴ませない。試合慣れしているところも印象的でした」

――スーチョル攻略のために、どういうことを意識して練習していますか。

「僕の強みはスタミナとドロドロにして競り勝つところなので、そういう展開に持ち込んでスクランブルで必ず上を取る。そこは意識しています」

――ずばりスーチョル選手は穴という穴がないです。

「全局面で強いので、出たとこ勝負でやりあっても勝てないと思うんですよ。だから僕が出来ることは自分のスタイルを貫く、曲げないことだと思います」

――またスーチョル選手は×日本人無敗でもあります。その相手と戦うことをどう捉えていますか。

「日本人が誰も勝てていない、アジア最強の選手だと思います。でも、いずれこういう選手とやることになっていたと思うし、その舞台がROAD FCになったというだけで、僕は勝ちに行くことしか考えてないです」

――シェイドゥラエフ戦前のインタビューでは「本当に強い選手たちと戦って勝ちたい」という言葉もありました。ROAD FCに戦いの場を求めて、こういった強豪たちと戦えることはうれしいですか。

「はい。もし僕がRIZINでスーチョル選手やスーチョル級の選手とやろうと思ったら、もっともっと戦績を積まないといけないと思うんですよ。でもROAD FCを選んだおかげで、こういうチャンスが巡ってきたので、必ず結果を残したいです」

――日本人初のスーチョル撃破&グローバル・トーナメント優勝がかかった一戦で、今後のキャリアにおいても重要な一戦です。

「僕はずっと強い選手とやりたいと言ってきて、スーチョル選手と戦えることをうれしく思うし、SNSでも『原口じゃスーチョルには勝てない』と書かれていますけど、見とけよって感じですね。格闘技はやってみないと分からないし、下馬評通りにいくものじゃないので」

――先日RIZIN LANDMARK07、アゼルバイジャン大会に出場する武田光司選手を取材させていただいたのですが、Braveにはプロ練習に参加する選手が20名近くいて、国内外の様々な団体で活躍していますよね。ジムとしての躍進の理由はなんだと思いますか。

「最近は色んなタイプの選手が集まっていて、ストライカー、グラップラー、柔道家……みんなで意見交換をしながらお互いを高め合って、成長していけるのかなと思います」

――Brave設立当初は宮田代表とレスリング出身の選手が多い印象でしたが、そういった色もいい意味で薄れてきていますよね。

「はい。DEEPに出ている野村(駿太)やGladiatorでデビューした南(友之輔)は伝統派空手出身ですし、打撃だけで言ったら2人とも相当レベルが高いんですよ。そうやって色んなタイプの選手たちがいて、宮田先生が練習メニューを考えて選手たちをまとめてくれているので、本当にジム全体でレベルアップしていると思います」

――「原口ではスーチョルに勝てない」というアンチ・コメントもあるなか、今回のスーチョル戦ではどんな試合を見せたいですか。

「まずアンチに対しては、やっと僕もアンチされるところまで来たんだなと思います。無名のままだったらアンチすらされないと思うので(笑)。ファンだけじゃなく、選手のなかでも僕がスーチョル選手とやることに色々と思うことがある選手もいると思いますが、スーチョル選手に勝てる日本人がいるというところを見せたいです」


■視聴方法(予定)
10月29日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■メインカード対戦カード

<Road FC グローバル63キロ決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
原口央(日本)

<Road FC グローバル70キロT決勝/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ヤン・ジヨン(韓国)
高橋謙斗(日本)

<無差別級/5分3R>
シム・ゴンオ(韓国)
キム・ミョンファン(韓国)

<Road FC グローバル70キロT補欠戦/5分3R>
ユ・ジェナム(韓国)
ハン・ユンス(韓国)

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【ROAD FC65】ナンディンエルデンがキャプテンをパウンドアウト。ライト級決勝でソロヴィエフと対戦へ

【写真】キャプテン☆アフリカはテイクダウンを奪えず。ナンディンエルデンのパンチの強さが光った(C)ROAD FC

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(韓国)
Def.1R4分33秒 by TKO
キャプテン☆アフリカ(日本)

韓国在住のモンゴル人ファイターであるナンディンエルデンは、今回の試合前に韓国籍を取得し、名前もキム・インスとなったという。試合は開始早々、ナンディンエルデンが距離を詰めた。サウスポーのキャプテンが左インローを当てる。互いのローが交錯し、さらにパンチが当たる。プレスを務めたキャプテンが、ケージを背負ったナンディンエルデンにダブルレッグで組みつく。ボディロックに切り替えても倒れないとみるや、キャプテンがケージキックから引き込んだ。

クローズドガードの中に入ったナンディンエルデンが上下にパンチを散らす。連打を受けるキャプテンだが、ナンディンエルデンの左腕を取って腕十字へ。しかし、これは極まらずナンディンエルデンがパウンドの雨を降らせた。ここでナンディンエルデンが立ち上がり、レフェリーがブレイクをかけて試合はスタンドに戻った。右アッパー、右フックを振るうナンディンエルデンのパンチをかわしてキャプテンがダブルレッグへ。テイクダウンできず、ここでもキャプテンが背中を着いた。あくまでナンディンエルデンはスタンド勝負を要求する。

スタンドに戻り、キャプテンはダブルレッグをスプロールされ、ボトムを強いられてしまう。ナンディンエルデンのパウンドに防戦一方となるキャプテン。残り30秒で亀になり、そのままレフェリーが試合をストップした。

マックス・ザ・ボディをKOしたアルトゥル・ソロヴィエフとトーナメント決勝を争うことになったナンディンエルデンは「勝てて気分が良いです。必ず優勝します」と語った。直後にソロヴィフがケージインして「見どころ満載の試合をします」とアピールすると、たナンディンエルデンは再びマイクを持ち、「強い選手と戦いたくて、ロシアのレスリングが強い選手と戦えてうれしいです。でも、Road FCのトーナメントはそんなに簡単に勝てるモノじゃないです」と答えた。


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【Road FC65】Global T準決勝=アゼベド戦へ。キム・スーチョル「プレッシャーを感じる自分を愛して」

【写真】アゼルバイジャン?と首を傾げたキム・スーチョル(笑)。このあと頭も掻いていた(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、韓国はアニャンのアニャン体育館で開催されるRoad FC65のグローバル63キロ・トーナメント準決勝でブルーノ・アゼベドと戦うキム・スーチョル。
Text by Manabu Takashima

6月のトーナメント準々決勝大会では韓国勢が総崩れするなか、スーチョルはわずか55秒でギロチンを極め。初戦突破を果たした。唯一の韓国勢としてK-MMA界代表の責務、そして一家の大黒柱の責務を果たそうというスーチョルを計量終了6時間後にインタビューした。


――大会前日、本計量を終えセレモニアル計量を待つ状態のキム・スーチョル選手です。まず計量を終えて体調の方はいかがですか。

「今回は主催者の計らいでトーナメント出場選手だけ、午前11時スタート予定だった計量が9時に変更されました。なので6時間半ほど前に計量は終わっているのですが、現時点で7キロほどリカバリーできました。年を食ったのか、体重が戻るのが早いです(笑)」

――いやぁ、代謝が今も激しいということではないですか(笑)。明日戦うブルーノ・アゼベドや原口央×ラザバリ・シェイドゥラエフの両選手も問題なかったですか。

「ハイ。ブルーノも計量が早く終わることを喜んでいる感じでした。ただキルギスの選手は随分と遅くに計量にやってきましたが、なんかコンディションは芳しくない様子でした。でも、自分はとにかく眠かったので、何かやっているなぁという感じで気にしていなかったです。自分も減量で『死にそうだ……』っていうぐらいの状況だったので(苦笑)」

――前回の準々決勝大会、スーチョル選手まで韓国人選手が全滅でした。最後の登場でプレッシャーにならなかったですか。

「プレッシャーは感じていました。韓国人としてだけでなく、一家の大黒柱として負けられなかったです。でもプレッシャーを抱えて戦う方が、自分は良いと思います。プレッシャーがないと、危険を察知する能力も下がりポカをしてしまいます。なのでプレッシャーを感じる自分を愛しています(笑)」

――アハハハ。では対戦相手のブルーノ・アゼベドですが、右カーフとねちっこい組み技が印象的です。

「組み技、寝技が強いと思いますが、なぜかオープン・ワークアウトで右のハイばかりを蹴っていて。自信があるのか、何か隠しているのか。ただ、右の蹴りは良かったです。もちろん、それで組んでくることも十分にあると思いますが、それならそれで構わないです。クリンチに来るなら、その局面でも圧倒してやります」

――スーチョル優位の声が圧倒的です。

「そういう声があるのは知っていますが、相手もわざわざ負けるために来るわけがないので。いつも試合中に『相手の打撃は当たらない。試合を支配できる』というフレーズを呟いてマインドコントロールをしていますが、今もやっています」

――どのような試合をファンに見せたいと思っていますか。

「自分から攻撃できるよう、その攻撃の幅を厚くしカードも揃えています。接近戦から自分がフィニッシュできる技を披露したいと考えています」

――明日の試合に集中しないといけないのですが、決勝は10月29日です。スーチョルはその後に大晦日のRIZINで戦いたいということを明言していましたが、なんだか11月4日のアゼルバイジャン大会への出場をRIZINは考えていたという話もありました。

「アゼルバイジャンですか……(笑)。そういう風に希望してくれるなら、本当に幸せなことです。ただし、自分は試合前は試合のことしか集中できないんです。そうでないと対戦相手に失礼です。SNSで相手を殴っている写真などアップする人もいますが、それは戦った選手への礼を欠いています。なので、今は明日のことだけを考えて――決勝戦やアゼルバイジャン(苦笑)、大晦日のことはブルーノに勝ってから、決めれば良いことです。自分はジョン・ムンホン館長と並び、大山倍達の両者を誰よりも尊敬しています。なので日本から声が掛かることはとてもありがたいですが、今は明日の試合のことだけを考えています」

――明日、日本からスーチョル選手の応援をしているファンに一言お願いします。

「日本のファンに人たちには、本当にありがとうございますと伝えたいです。日本の格闘技人気が100だとすれば、韓国は10もありません。それでもプロの舞台があるのはPRIDEと日本の格闘技界のおかげです。自分はPRIDEと日本の格闘技が大好きで、ジョン・ムンホン代表が日本の格闘技に挑戦した話と、大山倍達の逸話が本当に大好きです。日本の格闘技があり、二人の先人がいたことで自分がMMAで食べていけるようになりました。つまりは日本の格闘技界と日本のファンのおかげです。本当にありがとうございます」

■視聴方法(予定)
8月26日(土・日本時間)
午後1時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■ROAD FC65主な対戦カード

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ブルーノ・アゼベド(ブラジル)

<Road FC グローバル63キロT補欠戦/5分3R>
ムン・ジェフン(韓国)
ヤン・ジヨン(韓国)

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
ラザバリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
原口央(日本)

<Road FC グローバル70キロT準決勝/5分3R>
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<Road FC グローバル70キロT補欠戦/5分3R>
シン・ドングク(韓国)
ハン・サングォン(韓国)

<無差別級/5分3R>
関野大成(日本)
オ・イルハク(韓国)

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【ROAD FC65】豪腕=難敵ナンディンエルデンと準決、キャプテン☆アフリカ―02―「組んで倒したい」

【写真】寝技のブレイクを避けるために相手にある程度攻めさせたというリスキーな選択も、寝技に自信があるから。今回は寝技に付き合わない相手に、どのようなゲームプランを立てているのか(C)ROAD FC

26日(土・現地時間)、韓国はアニャンのアニャン体育館で開催されるRoad FC65で、ムングントスズ・ナンディンエルデンとグローバル70キロトーナメント準決勝で戦うキャプテン☆アフリカのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

準々決勝のパク・ヘジン戦は、まさに試合前のインタビューで言っていたとおりの「出力のコントロール」が見えた試合だった。同じグラップラーであるパク・ヘジンを相手に新たな実力を示してくれたキャプテン☆アフリカだが、完全ストライカーであるナンディンエルデンに対しても同様の自信を見せた。

<キャプテン☆アフリカ・インタビューPart.01はコチラから>


――前回のパク・ヘジン戦の話に戻りますが、まず開始早々テイクダウンに成功しました。パク・ヘジンもグラップラーですが、組み力についてはどのように感じましたか。

「テイクダウンした時点で、フィジカル差があると思いましたね。もともと1階級下のチャンピオンなので、もっと体が小さいイメージを持っていました。でも計量前日の記者会見で見た時は、思っていたよりも相手が大きくて。ただ、本計量が終わってから自分のほうが体重は戻ったはずです。セレモニアル計量の時は、相手の体の大きさは感じられなくなっていました。実際に試合でテイクダウンした後は、『これはずっと抑え込み続けることができるな』と感じました。

ただ、ルール説明の時から『グラウンドでは抑え込み続けていたらブレイクが掛かる』ということを厳しく言われていたんですよ。たとえパウンドを打っていても『軽いパウンドだけなら立たせる』と。だから――あえて相手が動けるような状態にしていて。相手が腕十字や足関節を狙いに来ても、絶対に極めさせない自信はありましたから。やっぱり相手も柔術黒帯で寝技は強かったです。自分も2Rにスイープされてしまいました。ただ、とにかく極めさせへんフィジカル差はあったと思います」

――そうだったのですね。2Rに内ヒールを狙われたり、スイープからマウントを奪われた時はヒヤリとしました。

「理想をいえば足関節も、あそこまで足を抱えさせたくはなかったです。でも相手に動きをつくらせておかないと、ブレイクが掛かりスタンドで五分の状態に戻されてしまう。それよりは抱えられた足を抜いて、また抑え込みに行ったほうが有利なので」

――1Rと2Rを取り合った末の最終ラウンドは、まさにキャプテン選手が「やりきった!」という印象を持ちました。

「試合前にMMAPLANETのインタビューでも言っていたとおり、前の試合は最初から3Rフルで戦うつもりでした。1Rから3Rまで出力をコントロールしながら戦い続けるというプランで。そのプランどおりに、やりきることができましたね。敵地でRoad FCのチャンピオンを相手に、自分のやりたいことをやれたというのは気持ちの面でも大きいです」

――その「出力のコントロール」こそが、マックス・ザ・ボディ選手との2連戦の後に課してきたトレーニングの成果であったわけですね。2022年7月の長田拓也戦では試合後に倒れ込んでいましたが、パク・ヘジン戦はまだまだ戦えるような状態に見えました。

「アハハハ、ありがとうございます。もちろん疲れはありました。試合が終わって控室に戻ったら、本当にしんどくて(笑)。とにかく試合中に失速しないためのトレーニングを積んできました。マックス戦のあともそうですし、長田戦から試合がない間も自分が強くなっている実感は持っていたんです。でも『試合をしてみないと分からない』という不安もあって。パク・ヘジン戦の内容と結果で、自分が強くなっていることを証明できたと思います」

――ちなみにご自身の試合前ですが、マックス選手の試合は視ていましたか。

「いえ。アップのためにテレビの前から離れていて、その時は視ることができなかったんですよ。他の試合も視ることはなく、とにかく自分の試合に集中していました。大会が終わってから試合映像を視て――お互いに勝って、決勝で戦う可能性が出てきましたね(笑)」

――1勝1敗からの決着戦がトーナメント決勝で実現してほしいところですが、キャプテン選手が準決勝で対戦するムングントスズ・ナンディンエルデンも難敵です。

「先ほど言ったとおり前回は自分の試合だけに集中していたので、他の選手についてはチェックしていませんでした。誰と誰が対戦する、というぐらいで。改めてナンディンエルデン選手の試合を視ると、とにかく打撃が強い。ボクシングとキックボクシングの王者みたいで。どのパンチが怖いかということではなく、打ち合いの中で打ち勝っているという印象です。自分としては、そういう打ち合いの場面をつくらせずに戦いたいですね」

――打撃の攻防があるなかで、いかにして打ち合いにならずに試合を進めるか。

「まずは自分の打撃の入り方を大切にしないといけないですね。そのうえで相手が得意な展開――打ち合いの中で相手の打撃をもらうことは避けることが重要になると思います」

――ナンディンエルデンは在韓モンゴル人選手で、アマチュア時代からRoad FCに出ている「生え抜き」ファイターです。以前は打撃も粗い印象はありましたが、キャリアを積むにしたがって精度が高くなっているように思います。

「Road FCに出てみて、韓国にはナンディンエルデン選手のように打ち合うファイターが多いという印象を受けました。日本だとあれだけ足を止めて、どちらかが倒れるまで打ち合うような展開は少ないですよね。特にナンディンエルデン選手ほど打ち合いに来るような選手とは、自分も対戦した経験がないです。
ただ、相手の過去の試合映像を視ても、グラウンドで戦っているシーンがほとんど無いですよね。それほど寝技が強そうな相手と試合をしているわけでもないですし、まず試合で組んでみないと分からないというところで。いずれにしても、僕としては組んで倒したいです。出力をコントロールするようになったことで、今の自分が一番強いと思っています」

――では最後に、次の試合に向けての意気込みをお願いします。

「改めてトーナメントの試合を見返してみると、本当に強い選手が揃っています。同じ準決勝でマックス選手と戦うロシア人選手(アルトゥル・ソロヴィエフ)も本当に強いです。このトーナメントで優勝できたら、世界的な評価も高まるんじゃないかと思います。ただ、優勝するためにまずは次の試合のことしか考えていません。しっかり自分のスタイルで――自分を信じて戦います。日本の皆さんが今回も、キャプテン☆アフリカの試合をアフリカTVでご覧いただけることを願っています!」

■視聴方法(予定)
8月26日(土・日本時間)
午後1時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■ROAD FC65主な対戦カード

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ブルーノ・アゼベド(ブラジル)

<Road FC グローバル63キロT補欠戦/5分3R>
ムン・ジェフン(韓国)
ヤン・ジヨン(韓国)

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
ラザバリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
原口央(日本)

<Road FC グローバル70キロT準決勝/5分3R>
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<Road FC グローバル70キロT補欠戦/5分3R>
シン・ドングク(韓国)
ハン・サングォン(韓国)

<無差別級/5分3R>
関野大成(日本)
オ・イルハク(韓国)

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【ROAD FC65】グローバルT準決勝へ、キャプテン☆アフリカ─01─「決勝戦も一緒に行きたいです」

【写真】過去最強のキャプテン☆アフリカ、降臨を!!(C)SHOJIRO KAMEIKE

26日(土・現地時間)、韓国はアニャンのアニャン体育館で開催されるRoad FC65で、キャプテン☆アフリカがムングントスズ・ナンディンエルデンとグローバル70キロトーナメント準決勝で戦う。
Text by Shojiro Kameike

6月のトーナメント準々決勝ではROAD FCフェザー級王者のパク・ヘジンを下したキャプテンが大会当日、さらに翌日に感じた韓国MMAとは。そしてパク・ヘジン戦直後のインタビューで口にした言葉の意味を訊いた。


――この取材は8月15日に行われていますが、近畿圏を台風7号が襲っています。何か影響はありませんか。

「ちょっと風が強くなっていましたが、今は雨だけになったので特に影響はないです。2018年の台風(平成30年台風21号、非常に強い勢力で近畿圏に大きな被害をもたらした)に比べれば、まだウチのほうは大丈夫ですね」

――それは良かったです。前回の試合に関するお話ですが、まずキャプテン☆アフリカ選手の試合が「アフリカTV(Afreeca TV)」で放送された件について……。

「アハハハ! ビックリしましたよね。周りからも『冗談やろ!?』って言われました(笑)」

――日本からは韓国のライブストリーミングサービス『アフリカTV』で視聴することができました。まさにアフリカ繋がりの奇跡です。

「試合が決まってから、いろんな方から『韓国の試合を視る方法はないんか?』と問い合わせがあったんですよ。いくつか主催者から聞いていたサイトやアプリは、日本からアクセスできなくて。そんななかでROAD FCに参戦経験のある練習仲間から『アフリカTVというところで視られる』と聞き、周りにも伝えていました。もともと韓国ではROAD FCが地上波で無料放送されているうえ、インターネット上でも無料で視られるんですよ」

――地上波やインターネット上で無料放送されているということは、多くの人が視聴できる環境にあったわけですよね。韓国に滞在中、何か反響はありましたか。

「大会の翌日にトーナメント準決勝用のインタビュー動画を撮りに同じ会場へ行ったんです。そうしたらアマチュア格闘技フェスティバルが開催されていて。会場に来ている人から声をかけてもらったり、一緒に写真を撮ってほしいと言われたりしました。

アマチュアの格闘技フェスティバルも参加者が多く――特に子供たちの試合が多かったですね。日本では、あの規模のアマチュア大会って少ないと思うので、驚きました」

――試合の反響やアマチュア大会をご覧になって、韓国のMMAに対してどのような印象を持ちましたか。

「以前の韓国MMA事情を知らないのでハッキリ言うのは難しいですが……、まず韓国ではMMAの人気が凄く高いと感じました。特にあれだけ多くの子供がMMAの試合に出ているのを見て、技術的なレベルも高かったですし、『韓国MMAはもっと強くなるだろう』と思いましたね。プロ興行も僕が出た大会は7000席ほどが完売していて。会場も盛り上がっていました」

――それだけの盛り上がりを見せる韓国で、しかもROAD FCフェザー王者であるパク・ヘジンと対戦する完全アウェイの状況下でプレッシャーはなかったのでしょうか。

「あまりプレッシャーは感じなかったですね。自分の戦いをするだけ、という気持ちでいました。試合も自分の作戦どおりに進めることができたと思います。自分でも試合しながら『えらいウマいこといってるなぁ』と思ったぐらいで」

――ご自身でも驚くほど(笑)。

「はい(笑)。よほどのことがないかぎり、このまま3Rいけるなと思いました。相手は今までの試合とは違うスタイルを見せて来るのかな、とも考えたんですよ。だけど自分のスタイルに自信があるのか、大きな変化もなくて。それは僕が試合前から抱いていたイメージと同じだったので、自分も想定どおりに試合を進めることができました」

――それだけアウェイの環境であっても、試合に集中できていたわけですね。

「現地に着いてから試合に専念できる環境が整っていました。日本で試合する時は、試合直前は減量とチケットに関して、いろいろやることが出て来ますよね。まず僕が売っている分のチケットが試合直前になって届いたりして、その調整が大変でした。でも韓国の試合だと、チケットの部分で時間を割かれることがないです。

それと減量については、ホテルに浴槽がなくて水抜きができるかどうかという問題もあったんですよ。だけど近くにサウナがあって、スタッフの方が送迎してくれました。計量や記者会見も全てバス移動でしたし、思っていたよりもストレスなく試合当日を迎えることができましたね」

――パク・ヘジン戦後のインタビューで「母は重い病気をおして、応援に来てくれて。お母さん、ありがとう」と話されていました。お母さんも韓国へ同行されていたのですね。「重い病気」と仰っていましたが、渡航も大変だったのではないですか。

「はい、母も会場で観てくれていました。『重い病気』と言ったのは……実は春ごろに、癌が見つかったんですよ」

――!!

「ずっと体調が悪くて、病院で検査した時にはステージ4まで癌が進行していました。でも驚くのは――僕の試合が決まってから、少しだけ体調が良くなったんです」

――えっ!? どういうことでしょうか。

「もう癌が脊椎にまで転移して、歩けない状態でした。でも僕が韓国で試合することを聞いてから『試合を観に行きたい』って、飛行機で移動できるようになるまで回復したんです」

――人の気持ちが特別なパワーを生む。凄いお話です。ただ、それだけの状態で韓国へ渡航することに反対はなかったのですか。

「……もう完治するのは難しいと思うんですよ。入院はせず、自宅から病院に通っている状態で。母は次の試合も観に行きたいと言っています。もともと海外旅行をするのが好きで、しかも僕の試合で韓国に行けるって喜んでくれました。だから僕が準決勝に進んで、また韓国に行けるようになって良かったです。そして、決勝戦も一緒に行きたいです」

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【Road FC65】8月のvs世界!! Raod FCで原口央、キャプテン☆アフリカがキルギス&在韓モンゴリアンと!!

【写真】キャリア最強の相手と戦ういっても過言でない原口。翌日にRoad to UFCを戦う実弟・伸に良い形でバトンをつなげることができるか(C)MMAPLANET

8月最終週末、25日(金・現地時間)から26日(土・同)、27日(日・同)にかけてアブダビ、シンガポール、そして韓国で日本勢が世界と戦う。

アブダビ=UAEWには藤田大和、シンガポール=UFC ESPN52には木下憂朔、中村倫也、風間敏臣。Road to UFCには鶴屋怜、上久保周哉、神田コウヤ、原口伸が出場する。

そして26日(土・同)の韓国=Road FCでは6月にスタートを切ったグローバル・トーナメント63キロ級準決勝に原口央、70キロT準決にはキャプテン☆アフリカ、マックス・ザ・ボディと3選手が挑む。


ソウル近郊のアニャンはアニャン室内体育館で開催されるRoad FC65。6月23日にウォンジュで実施された同トーナメント準々決勝を勝ち残った面々が、5カ月間で3試合――10万ドル獲得を目指した短期決戦の折り返しを迎える。

初戦でムン・ジェフンを破った原口は、韓国を襲った中央アジアの猛威=キルギスのラザバリ・シェイドゥラエフとの対戦が決まっている。

RIZINでも連勝中だったヤン・ジヨンをボディロックテイクダウンからRNCで仕留めたシェイドゥラエフは、テイクダウン前の打撃が蹴りも含めて、正確かつ威力がある。組みとの緩急という面も含めて、相当な力を持ち主といえよう。ここを切り抜けるには、やはり思い切りの良さ。スクランブルの先にあるフィニッシュ力が、いよいよ求められる原口央だ。

Road FCフェザー級王者パク・ヘジンとのスイープ合戦を制し、力強いコントロールでセミファイナルに進出を果たしたアフリカは韓国在住のモンゴリアン=ムングントズ・ナンディンエルデンと相対する。いうとテイクダウンを切ってパンチ勝負のナンディンエルデンと、テイクダウンからが命綱のアフリカ。

ナンディンエルデンが徹底して組みを避けるのに対し、アフリカは打撃戦に応じる傾向にある。ここはなりたい自分、K-MMA独特の会場に雰囲気、レフェリーの打撃示唆に影響されることなく、この試合で勝つためのアフリカのベストを見せてほしい。

初戦を反則のグラウンド・ヒザで勝ち上がったマックス・ザ・ボディは、右のカウンター一発でユン・テユンをKOしたロシアのアルトゥル・ソロヴィエフと戦う。

まだソロヴィエフが組みという部分を見せていないが、中間距離よりも近い位置で、倒す右を持っており。如何にソロヴィエフの右ショート、クロスを貰わないで戦うか。まずはそこが、第一関門となろう。

そして2階級揃って韓国勢が総崩れとなったなか、最後の砦となった63キロ級T出場のキム・スーチョルは、パク・ヘギュンを初戦で下したブルーノ・アゼベドを迎撃する。

生まれ故郷で、韓国勢全滅かというプレッシャーをはねのけたスーチョルは、その精神面の成長もあり今がキャリアハイ、ピークといえる状況――ここで、躓くことはあまり考えられない。

■Road FC65対戦カード

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ブルーノ・アゼベド(ブラジル)

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
ラザバリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
原口央(日本)

<Road FC グローバル70キロT準決勝/5分3R>
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<Road FC グローバル70キロT補欠戦/5分3R>
シン・ドングク(韓国)
ハン・サングォン(韓国)

<63キロ/5分3R>
ムン・ジェフン(韓国)
ヤン・ジヨン(韓国)

<無差別級/5分3R>
関野大成(日本)
オ・イルハク(韓国)

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【Road FC61】戦っているけど、戦えてないシン・ドングクがナンディンエルデンに心折れKO負け

【写真】シン・ドングクは相当に厳しいパフォーマンスだった……(C)ROAD FC

<76キロ契約級/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
Def.3R2分40秒by KO
シン・ドングク(韓国)

ライト級の両者が、ほぼウェルター級に近いキャッチウェイト戦で戦う。ナンディンエルデンは右カーフを続け、シン・ドングクはケージの前を移動する。ジャブで距離を詰めるナンディンエルデンが、シン・ドングクのステップインに左ジャブを合わせてダウンを奪う。すぐに立ち上がったシン・ドングクは真っ直ぐ組みつくが、ナンディンエルデンが体を入れ替えて離れる。

その後もジャブで距離を支配するナンディンエルデンは、待ちの姿勢に。レフェリーが両者に攻めるよう注意を与えると、シン・ドングクが前に出て拳を振るうがクリーンヒットはない。ならばと組みに来たシン・ドングクを首相撲で捕らえたナンディンエルデンは、ヒザを連続で突きあげ、スピニングバックフィストを振るう。シン・ドングクも左フックを当てたが、左ミドルを蹴られる。前足でケンケン、前傾姿勢で挑発するナンディンエルデンがミドル、回るシン・ドングクを追いかけたところで初回が終わった。

2R、ケンケンに続き、前後の足を大きく開き、腰を異様に落としてゆっくり動くナンディンエルデン。それでも前に出ないシン・ドングクは、大きな右フックを振るも、かなり動きは見られているか。ナンディンエルデンはスイッチをしながらジャブ、ロー、ミドルとハイと蹴りを見せ、右を伸ばす。スピニングバックフィストが空振りになったナンディンエルデンが、間合いを取り直す。ほぼほぼレンジの外で動くシン・ドングクは、踏み込みを完全に見切られている。

両者、間合いを外し合い待つ展開に。ここもすぐにレフェリーが注意する。残り1分、ローに右を受けたシン・ドングクがダメージというよりも、ビックリダウンのように尻もちをつく。すぐに立ち上がったが、シン・ドングクはほぼほぼ手が出ない。ナンディンエルデンは飛びヒザに続いた放ったハイキックでバランスを崩す。ここでシン・ドングクがクリンチで押し込むが、自ら離れると終了の合図の後に、ジャンプをして前転をしながら蹴りを見せるというアクションを見せた。

3R、肩を振って前に出るナンディンエルデンがローに右を合わせる。シン・ドングクが右フックを当てるが、すぐにジャブで下がらされる。ナンディンエルデンは左ミドル、シン・ドングクの右に右を合わせようとする。続いてボディを右で殴ったナンディンエルデンは、腹打ちを続け素早い左ジャブ、手をついて蹴りを見せたシン・ドングクは有効な攻めがない。と、左フックの踏み込みに左ショートを打たれ、尻もちをついたシン・ドングク。これもダメージというよりも、心折れのようなダウンの仕方に見える。

そして立ち上がってワンツーを振ったところで左を打ち抜かれると、尻もちで座ってから後方に倒れ込み勝負は決した。


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