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【The Shooto Okinawa09】泰斗戦へ、旭那拳─02─「ここから一気に全部取り返していきます」

【写真】気持ちも新たに――(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Okinawa09で、泰斗と対戦する旭那拳のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

ザ・タイガー石井戦での敗北、修斗ストロー級1位であることのもどかしさを自分自身で受け止め、旭那はケージに戻ってきた。だからこそストロー級の現状を客観的に語ることができ、自身の試合に臨むこともできる。修斗ストロー級の勢力図が大きく変動する2023年末に何を見せることができるか――旭那がその決意を語る。

<旭那拳インタビューPart.01はコチラから>


――発言権がない、ですか。

「やっぱり前回の敗戦で、僕は信用を失っていると思うんです。だから泰斗選手というか、ランカー一人に勝って『次のステップに進ませてください!』とは言えません。周りも納得しないだろうし、何より自分がそれでは納得できなくて」

――そこでもう一人ランカーを倒せば……ということで、田上選手の名前が挙がるのですね。

「三段論法――石井選手を倒している田上選手に勝てば、僕は石井選手にも勝っているということで(笑)」

――アハハハ。改めて修斗ストロー級のランキングについて考えてみると、いろいろと複雑です。ランカー同士の潰し合いも展開されていて。

「僕が言うのも何ですけど、もうランキングはただの数字としか思っていないです。田上選手も決して6位の選手じゃない。みんな同じぐらいの位置にいて、先の展開が全く読めない状況になっていると思います。どうやって自分がそこから飛び出すのか。そのためには、他のランカーよりも飛び抜けるものを持たないといけないですね」

――仰るとおりだと思います。同時に、こうしてランカー同士の潰し合いが起こるのも、王者である新井丈選手の実績が飛び抜けているためではないでしょうか。

「そうですね。新井選手は自分の拳で証明して、その状況を創り上げたので凄いと思います。新井選手のフライ級王座決定戦への出場は、やっぱり悔しいですよ。『あれだけストロー級で強くて、さらにフライ級でも強いのかよ』って……」

――新井選手がフライ級も制した場合、今後のストロー級の展開も大きく変わってくるでしょう。他のランカーについても考えた場合、現在5位にいる当真佳直選手は……。

「所属は違うけど、バリバリの練習仲間です(苦笑)。僕たちの間では、頂上を争う試合でしか対戦しないと決めています。当真選手も同じ大会でマッチョ・ザ・バタフライ選手との再戦に挑みますけど、最後はストロー級王座を二人で争いたいです」

――沖縄のジム所属選手同士のチャンピオンシップとは、とても浪漫のあるお話です。そこまで先の話をしていると、次の対戦相手である泰斗選手が『自分を差し置いて何を言っているんだ!』と怒るかもしれないですが。

「煽ってきますね(笑)。でも先ほど言ったように、もう自分がランキング1位とか関係ないですし、とにかく僕は勝つしかないので。誰が相手でも、『とにかく早く先に進みたい』という気持ちしかないですね」

――旭那選手の場合、2017年にプロデビューしてコロナ禍を経ながら4連勝を収めました。しかし今年4月に敗戦を喫したことで、ご自身の中でも停滞感は強いのでしょうか。

「まずコロナ禍はキツかったですよね。2019年末から2020年末まで、1年以上も試合ができていなくて。あの時は焦りがありました。ただ、その期間にじっくり練習できたので、2021年からの4連勝に繋がったのかとは思います」

――するとブランクをポジティブに捉えるのであれば、前回の敗戦から次の試合までの7カ月間も、改めて自分を見つめ直す時期になったのでしょうか。

「はい。最初に『石井戦の後にすぐ試合をしたかった』と言いましたが、今考えるとあの時点で試合をしなくて良かったのかなって思います。やっぱり気持ちが先走っていた部分は大きくて、何も準備をしない――何も変わっていないのに試合をしても、同じ結果になってしたかもしれないですね。7カ月間も試合間隔が空いたからこそ、良い調整ができたかなと捉えています」

――修斗ストロー級が大きく動く2023年末に、ご自身としては次の泰斗戦でどんな試合を見せたいですか。

「修斗のストロー級って今は、ストライカーが多いじゃないですか。特にランキング上位陣はストライカーのイメージが多くて。でも今回、僕と泰斗選手の試合だと一本決着になる可能性が高いと思うんです。僕自身はグラップラーを目指そうとは考えていません。これはMMAなので、ストライキングもグラップリングもあります。その中で、僕は寝技で一本を取れるというところも見せていきたいです」

――なるほど。では最後に、試合への意気込みをお願いします。

「僕はランキング上では1位ですけど、崖っぷちの状態にあると思っています。ランキングに甘えず、そういう状況を受け入れてメンタルも創ってきました。もちろんプレッシャーもあります。でもそのプレッシャーがワクワク感にも繋がっていて。ここから一気に全部取り返していきます。次の試合は汚名返上のために、必ずフィニッシュして勝つので楽しみにしていてください。宜しくお願いします!」

2023年11月12日(日)
沖縄県沖縄市
ミュージックタウン音市場
The Shooto OKINAWA09

■視聴方法(予定)
11月12日(日)
午後2時~ Twit Casting LIVE

■対戦カード

<ストロー級/5分3R>
旭那拳(日本)
泰斗(日本)

<ストロー級/5分2R>
当真佳直(日本)
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

<54キロ契約/5分2R>
畠山隆称(日本)
蒔田伸吾(日本)

<グラップリング・ライト級T決勝/5分1R>
──(日本)
──(日本)

<バンタム級/5分2R>
一條貴洋(日本)
緒方史朗(日本)

<ウェルター級/5分2R>
加藤正憲(日本)
西條英成(日本)

<2023年度新人王Tバンタム級準決勝/5分2R>
小川隼人(日本)
JAM(日本)

<2023年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
亮我(日本)
神里昭吾(日本)

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
ウェイ・ワイクワン(香港)

<ストロー級/5分2R>
大城匡史(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
工藤圭一郎(日本)
諸石一砂(日本)

<グラップリング・ライト級T準決勝/5分1R>
南風原吉良斗(日本)
新垣勇樹(日本)

<グラップリング・ライト級T準決勝
峯岸零弥(日本)
西尾 勇作(日本)

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MMA MMAPLANET o Torao TORAO29 中村勇太 修斗 加藤正憲

【TORAO29】MMAラストマッチの中村勇太、初回に右カウンターで加藤を沈めて有終の美を飾る

<ウェルター級/5分2R>
中村勇太(日本)
Def.1R2分13秒 by KO
加藤正憲(日本)

これが修斗――TORAO初参戦であり、引退試合となる中村がサウスポーから左インローを当てる。左ジャブから距離を測る加藤が、跳びヒザ気味に近づくとナカムラが組んだ。右腕を差し上げてケージに押し込む中村は、小外刈りを仕掛けるが加藤も倒れない。ここでレフェリーがブレイクをかけた。

再開後、加藤が左ジャブを突く。続く右ストレートに右フックを合わせた中村。さらに前に出て来た加藤のアゴを中村の右フックが打ち抜いた。前のめりに倒れた加藤に追撃のパウンドを浴びせたところで、レフェリーが割って入った。

50戦以上に及ぶMMAキャリアをKO勝ちで締めくくった中村は「勝つと最高ですね。でも、ここで区切りをつけます。今日デビューされた選手も、たくさんいます。自分の意志でなくても現役を続けられない人もいます。だから毎試合、悔いのないように戦ってください」とメッセージを送った。


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【TORAO29】最初で最後の闘裸男参戦、加藤正憲戦へ──中村勇太「柔術。自分の総合、死に様、生き様」

【写真】柔術、総合、死に様、生き様──中村勇太の今を見せてください (C)MMAPLANET

28日(日)、アクロス福岡で開催されるTORAO29で、中村勇太が加藤正憲とMMA引退マッチに臨む。積み重ねてきたキャリアは50戦以上。地方在住でこれだけの戦績を残しているのは、オファーに「ノー」という選択がなかったから。

それだけに近年、特にコロナ禍に入ってからのファイトは危ないと感じられるだけの代償も積み重ねられていた。昨年9月パンクラスでの林源平戦を区切りと考えていた中村だが、そのの胸の内には地元・福岡でプロ修斗公式戦を開催し続けてきた山本陽一率いる闘裸男の存在と未参戦という事実が引っ掛かっていた。。

最初で最後の修斗、いや闘裸男出場で中村勇太が残し──そして伝えたいものとは。


──ご無沙汰しています。中村選手にインタビューをさせていただくのは、2019年㋅に道場にお邪魔させていただいて以来となります。

「お久しぶりです」

──コロナ禍のパンクラスでは厳しい戦いが続き、地元の福岡で引退試合を戦うことになりました。引退を考えるようになった背景をまずお伺いできますか。正直、そう決断するのも当然といえるKO負けを何度か目にしてしまっていたのですが。

「引退は結構前から考えてはいました。戦績が芳しくなかったというのもあります。コロナ前の2018年にプロモーションはバラバラですが、1年間で4試合して4連勝でした。全てフィニッシュできて。あの頃は気持ちも前向きで、パンクラスさんでランキングに入ることもできました。

ただ、それから1年間ほど試合が組んでもらえず……組まれた試合もミドル級でした。あの時36歳でランカーになれたので上の選手と戦いたいという気持ちでしたが、そこからコロナで流れに流れた試合も相手はライト級で負けて階級を上げてきた菊入(正行)選手、正直モチベーションが高いということはなかったです。

試合はやりたいからできるということでないのは、皆そうなんですけど……気持ちが上がっている時から、随分と時間を置いてしまって……。コロナになり、試合どころじゃない状況からまた戦えることになった菊入選手との試合は、内容的には打ち合えて格闘技を皆さんに見てもらうことはできかとは思いました。

その次はデビュー3戦目の木下(憂朔)選手でした。今となっては凄く強い選手達ですが……木下選手との試合ぐらいから、ランキングに入っても試合間隔が開き、上の選手とは組まれない状況に気持ちは上がらなかったです。次は当初戦う予定の選手との試合が流れ、パンクラスも必死で相手をみつけてくれたのですが、それがデビュー戦の高橋(攻誠)選手でした。そこで勝ち切れない僕が一番悪いんですけど……」

──正直、パンチの貰い方などは怖くなっていました。

「以前は見えているパンチはある程度もらっても大丈夫でした。それが高橋選手や木下選手と戦った時、ちゃんと見えて歯を食いしばって腹を括ってもらっているのに倒れてしまう。これは『いよいよだ』という風に思っていました。格闘技は勿論好きだし、独身だったら続けていたかもしれない。でも娘が2人いて、小学生になるかっていうと──僕も人生で何が大切なモノなのかが変わってきました」

──人生として絶対的に良いことで。そしてファイターとして幕引きの時かと。

「正直、高橋選手に負けた時にそういう気持ちになっていました。ただオファーを貰うとノーということがない格闘家人生だったので(笑)。それでも林(源平)選手との試合は、自分のエゴでやってみたいと思って。あれが最後、試合後には『これで終わります』と周囲にも言っていました。

ただ一つ、心残りだったのが修斗をずっと九州でやってくれている山本(陽一)さんの闘裸男に出ていないことだったんです。やっぱりパンクラスのランカーですし、そこは出ることを控えていた。でも、ウチのジムの選手も出させてもらっていたし……九州っていう関東圏や関西と比べると集客だったり、難しい環境下でコツコツとやってくれて。感謝の気持ちしか闘裸男にはなかったです。

ウチの選手も修斗公式戦に出ていても、1人だけ新人王戦で関東で試合をしましたが、その他の選手は福岡と沖縄でしか試合をしたことがないので。福岡でやってもらっている。修斗というよりも、闘裸男。そこで戦わなかったことだけが心残りでした」

──そして最初で最後の闘裸男出場が決まったと。

「パンクラスさんのランキングから外れたこともあります。それに柔術で全日本マスターに出ようとずっと練習してきたので、まだ体も動く。ならこのタイミングで『闘裸男で最後に』という気持ちになりました。山本さんが頑張ってくれているから、皆が地元や地元で近いところで試合をさせてもらえている。だから僕らも山本さんの役に立ちたいという気持ちは、常に持ってきたので」

──そういうなかで迎えるMMA最終戦。相手が加藤正憲選手というのも、なんだか伝わってくるものがあります。宮崎県延岡市在住、福岡からも十分に遠いところで選手生活を送っている選手です。

「実は引退試合を組んでもらえる……それだけで何も言うことはないのですが、一つだけ条件をださせてもらったんです」

──ハイ。

「死んでいく人間なので、知名度とか関係なく自分より若い選手と戦わせてください。試合結果に関わらず、あとを託せる選手とやりたいと伝えました。そういうなかで加藤選手の名前が挙がって。

近田道場の近田先生が昨年亡くなられて……近田先生は昔から九州の格闘業界におられる方でした。九州に出入りのある修斗関係の人も『宮崎でアマ修斗、興行をやりたいね』と言われていて。山本さんも『近田道場の加藤君の力になってあげたい』と言っていて。『なら、戦いましょう』と。そこで分かったのですが、加藤選手は僕よりも年上だったんです(笑)」

──アハハハ。中村選手、意外とまだ40歳になられたばかりで。

「加藤選手はデビューが遅く、僕はキャリアが長いので。最初は気付かなかったです。ただ近田選手が亡くなれて、近田道場の加藤選手と清水選手が各々の住んでいる地域で道場を始めた。これからがある人です。年齢は年上ですが、選手活動だけでなく今からがある選手なので、次の世代に繋がる。そういう選手なので」

──最後の試合、加藤選手も含め皆に何を魅せたいですか。

「そこは減量しながら1人で走っている時も、悩んでしまうところで(苦笑)。最後にたくさんの人が応援に駆けつけてくれます。もちろん生徒も。だから生業である柔術を見せるのか。自分の総合、死に様、生き様を見せるのか。ずっと考えてきたのですが……当日、決まることかな。

娘は東京での試合を見に来ているのですが、下の子は勝った姿を見たことがないんです。だから、勝った姿を見せてあげたい。もちろん、生徒のために最後はしっかりと勝つ姿を見せたい。見せたいけど、俺は俺でいたい(笑)」

──そこも中村選手らしいです。

「でも……そうですね、勝ちたいですね」

──押忍。では最後に、最後の試合に臨む意気込みをお願いします。

「この試合で区切りをつける中村です。しっかり試合を見に来てくれる人の記憶に……どう残るのかアレですけど、しっかり記憶に残る試合をします」

■視聴方法(予定)
5月28日(日)
午後2時55分~ Twit Casting LIVE

■TORAO29対戦カード

<フェザー級/5分3R>
結城大樹(日本)
TOMA(日本)

<ウェルター級/5分2R>
中村勇太(日本)
加藤正憲(日本)

<ウェルター級/5分2R>
畠山隆称(日本)
泰斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
大関純(日本)
HAMMER KATU(日本)

<ライト級/5分2R>
深見弦汰(日本)
清水洸志(日本)

<2023年度新人王Tフライ1回戦/5分2R>
南優人(日本)
高宮諒(日本)

<2023年度新人王Tフライ級1回戦/5分2R>
下田洋介(日本)
永留惇平(日本)

<2023年度新人王Tバンタム級1回戦/5分2R>
アサシン秋雄(日本)
磯城嶋一真(日本)

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J-CAGE Report TTFC09 ブログ 加藤正憲 岩﨑大河

【TTFC09】クリンチ→ブレイク多めも、最後は戦慄の左ハイで加藤をKO。岩﨑大河はMMA初年は3連勝

【写真】MMAデビューイヤーを3連勝で終えた岩﨑。見事なハイキックでのKOはそのポテンシャルの高さを見せている(C)MMAPLANET

20日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されたTribe Tokyo Fight Challenge 09。上位3試合は修斗公式戦、他5試合はTTFCルールで東西対抗戦が組まれていた。ここでは第3試合、岩﨑大河✖加藤正徳の一戦の模様をお送りしたい。

大道塾からMMAへ、デビューイヤー3戦目となる岩崎に対する、延岡の近田道場所属の加藤は宮崎県初のプロシューターでBorderや闘裸男でキャリアを積んできた選手だ。噛ませ犬が一矢報いるシーンはあるのか。

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分2R+Ex>
岩﨑大河(日本)
Def.2R4分04秒TKO
加藤正憲(日本)

まずはサウスポーの構えから鋭い蹴りを見せる岩﨑は、入れない加藤に左ハイを狙う。

これが顔面をかすめ、すかさず加藤が組んでいく。岩崎は逆にケージに加藤を押し込み、ヒザを放っていく。

加藤もウィザーから小手投げを仕掛けるが、姿勢が崩れない岩﨑の押し込み&ヒザが続きレフェリーがブレイクを命じる。

再開後、右を振るった加藤が組んでボディロック、今度はケージに押し込む側になる。レベルチェンジでダブルレッグも、岩崎が右を差し腰を落として耐える。岩﨑は左も差して体を入れ替えるが、ここもブレイクに。岩﨑は蹴りと比べて、パンチが少ない初回だった。

2R、オーソから左前蹴りを見せる岩﨑は、加藤の左に上体が反ると直後のダブルレッグで倒される。

直ぐに跳ね上げて抑えられることなくスクランブルに持ち込んだ岩﨑がケージに加藤を押し込むも展開は作ることができない。

レフェリーが両者を分けると岩﨑は右リードフックから右ローを蹴るが、右を合わせた加藤が、ニータップの要領でテイクダウンに成功する。

ハーフで抑えられた岩﨑は背中を譲って立ち上がると、胸を合わせて離れ左ハイ。

これが加藤の顔面を捕え、下がったところで距離を詰めるが、組まれてクリンチに付き合ってしまう。岩﨑の選択としては離れて打撃戦で良いと思うのだが、テイクダウンに持ち込まれるのを避けているのか。

4度目のブレイクが掛り、試合は残り1分強に。2度倒された岩﨑は延長ラウンドに可能性もある。

と、岩崎はヒザから前に出て軌道が変わるような左ハイをガードの隙をついて蹴り込む。真っすぐ後ろに倒れた加藤にパウンドを落とそうとしたところでフェリーが割って入り、KO勝ちを決めた岩﨑はケージに駆け上がり勝利を誇示した。


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