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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FN21 アイザック・ミシェル タイ・ルオトロ

【ONE FN21】タイ兄弟揃ってルオトロチンで王座防衛。ミシェル相手に見事過ぎるスイープも披露!!

<ONEサブミッショングラップリング世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/10分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
Def.4分43秒by ルオトロチン
アイザック・ミシェル(豪州)

直ぐにダブルに出たタイ、受け止めたミシェルが左腕を差す。ここからボディロックに出たミシェルに対し、タイはウィザーに。ロープに押し込んだ状態でミシェルが、腕の抜いて一瞬でダブルレッグへ。切ったタイは、立ちレスの攻防になるとスタップダウン、レッグドラッグで姿勢を乱される場面も。

レベルチェンジでシングルのタイ、防いだミシェルがシングルレッグからドライブ、ワキを潜ってバックに回る。払い腰からスイッチ、そのまま反転してスイープを決めたタイが見事過ぎる動きでマウントを奪う。ミシェルは半身になって腰を押しヒップエスケープ、ハーフに戻す。足を抜きつつバックに回ったタイが弟と同じくルオトロチンへ。

なんというデモンストレーション、タイトル防衛に成功したタイ・ルオトロは「なんて夜だ。この惑星で僕より秀でている者はいない。僕の柔術を今一度披露できてうれしい。僕は世界で一番ラッキーな男だよ。テクニックは世界の優れた柔術家から習ったけど、人間性を学んだのは母からだ。遅くなったけど、ハッピーバースデー」と話し、一晩で兄弟揃って5万ドルのボーナスを手にした。


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GLORY K-1 MMA o ONE UFC YouTube   アイザック・ミシェル カイル・ベーム ハイサム・リダ 世羅智茂 中村大介 前田日明 極真会館 海外

QUINTETが約5年ぶりにナンバーシリーズ開催/前田日明がスーパーバイザー就任/K-1と資本業務提携/桜庭和志の長男大世がプロデビュー戦で内柴正人と対戦

2000年の桜庭和志




 7月18日、打撃格闘技のK-1を主催する株式会社M-1スポーツメディアと、寝技格闘技のQUINTETを主催する株式会社ラバーランドが世界展開に向けて資本業務提携を締結したことを発表した。

 さらに9月10日(日)、横浜アリーナにおいて、K-1とQUINTET初の共同イベント『ReBOOT』を開催することもあわせて発表された。
今回の資本業務提携はMMA(総合格闘技)の寡占状態が続く世界の格闘技市場の中で、打撃格闘技と寝技格闘技のそれぞれの面白さを改めて世界に向けて発信していくという思惑が一致したことが背景にある。日本で生まれたK-1とQUINTETが、共に手を携えてもう一度、世界の中心に向かっていく。そのための戦いが横浜からスタートするのだ。

 早くも期待感あふれる『ReBOOT』でQUINTETは5年ぶりとなるナンバーシリーズQUINTET.4が行われる。


 本日、K-1を主催する株式会社M-1スポーツメディアとQUINTETを主催する株式会社ラバーランドが世界展開に向けて資本業務提携を凍結したことを発表し、あわせて9月10日(日)、横浜アリーナでK-1とQUINTET初の共同イベント『ReBOOT』を開催することをお知らせしました。

 その『ReBOOT』でQUINTETとしては5年ぶりとなるナンバーシリーズ、QUINTET.4の開催を発表。出場チームは桜庭和志率いるTEAM SAKURABA、2代目王者のTEAM 10th Planet、初代王者のTEAM POLARIS、柔術界の名匠ジョン・ダナハー率いる初出場TEAM New Waveの4チームに決定した。世界のトップレベルの選手たちが集結して行われるグラップリングチーム世界一決定戦にご期待ください。

TEAM SAKURABA出場メンバー
桜庭和志
世羅智茂
ハイサム・リダ
中村大介
TBA

TEAM 10th Planet出場メンバー
ジオ・マルティネス
リッチー・マルティネス
PJバーチ
アミール・アラム
カイル・ベーム

TEAM POLARIS出場メンバー
グレゴー・グレイシー
オーウェン・リブジー
マティ・シュジンスキー
センテリ・リリアス
オーエン・オフラニガン

TEAM New Wave出場メンバー
ジヤンカルロ・ボドーニ
アイザック・ミシェル
ブラシド・サントス
リース・ラ・フィーバー
エイブラハム・ラ・モンティン

 さらに、チーム戦の他にもスペシャルシングルマッチとして、内柴正人vs桜庭大世の一戦が決定。桜庭大世は桜庭和志の長男でQUINTET FN6ではSAKU Jr.の名前でエキシビションマッチを行った。今回はプロデビュー戦となる。プロデューサーでもあり、父親でもある桜庭Pは「プロとなった以上は自分が納得するような試合じゃなくてお客さんが納得するような試合をしなきゃいけないというのを頭に入れてやってほしいですね」とエール。どんなデビュー戦の闘いを見せてくれるのか、ご注目ください。

 また、格闘技界のレジェンド・前田日明氏が新たにQUINTETスーパーバイザーに就任したことも発表された。前田スーパーバイザーは「(QUINTET)は将来性のあるスポーツ。オリンピックの中に柔道とは別にQUINTETのような寝技の種目ができたらいい」と意気込みを語りました。これまで世界のまだ見ぬ強豪を発掘するなど世界中に広いネットワークを持つ前田氏の手腕に期待が高まる。

 そして、9.10横浜アリーナ「ReBOOT~QUINTET.4~」でリスタートを切るQUINTETは今大会を皮切りにK-1と同様にWORLD GP構想を計画中。2024年はK-1の海外地区予選とコラボしてQUINTETの地区予選も共同開催予定です。日本が世界の格闘技をもう一度、面白くするべくK-1と共に手を携えて世界の中心に向かうための戦いがスタートいたします。ぜひ、ご期待ください。

 9月10日に横浜アリーナで開催する共同イベント『ReBOOT』内で『QUINTET.4』が開催されます。QUINTETの開催は2021年7月の『QUINTET FIGHT NIGHT7 in TOKYO』以来2年2ヶ月ぶり。ナンバーシリーズは2018年10月にネバダ州ラスベガスで開催された『QUINTET.3』以来4年11ヶ月ぶり。K-1と資本業務提携ということは、UFC Fight Passでの配信はもう無さそうです。



 K-1は同じく9.10横浜アリーナで無差別級8人トーナメント『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』を開催。プロデューサーは中村拓己氏に代わりカルロス菊田氏が就任。また、極真会館との提携も発表されています。続きを読む・・・
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ADCC2022 K-1 MMA MMAPLANET o   アイザック・ミシェル エオガン・オフラナガン ゴードン・ライアン ジェイ・ロドリゲス ジャンカルロ・ボドニ ジョシュ・ヒンガー タイ・ルオトロ ニック・ロドリゲス ペドロ・マリーニョ ルーカス・バルボーザ ヴァグネウ・ホシャ

【ADCC2022】88キロ級決勝 現代グラップリングの完成形=ジャンカルロ・ボドニがハルクを破り世界一に

【写真】投げとテイクダウン、上も下も極めもあるジャンカルロ・ボドニ(C)SATOSHI NARITA

9月17日(土・現地時間)&18日(日・同)にラスベガスのトーマス&マック・センターにて開催された2022 ADCC World Championshipが開催された。
Text by Isamu Horiuchi

ADCC史上、他のグラップリングイベントの追随を許さない最高の大会となったADCC2022を詳細レポート。第13 回からは88キロ級決勝ジャンカルロ・ボドニ×ルーカス・バルボーサ戦の模様をお伝えしたい。

緻密な技術で決勝に進んだボドニを決勝で待っていたのは、優勝候補の一人ルーカス・ハルク・バルボーザだ。

バルボーザは1回戦はフィンランドのサンテリ・リリアス相手に加点時間前から積極的に極めを狙ってゆき、中盤にテイクダウンからバックを奪取。極めることはできなかったものの3-0で完勝した。

2回戦でバルボーザはアトスの同門にして40歳の大ベテラン、ジョシュ・ヒンガーと対戦。

ヒンガーは初戦、やはり同門にして21歳も年下のタイ・ルオトロと両者総力を尽くした大激戦を展開。延長にてダブルレッグで先制点を取られるものの、オモプラッタの仕掛けからスクランブルで背後に付いてフックを入れ、3-2で驚愕の逆転勝利を収めている。

そのヒンガーを相手にバルボーザは、加点時間帯に入ってからシュートイン。ダブルからシングルに移行して左足を抱えてテイクダウンに成功。亀を取られて加点はなかったものの、そのまま上からじっくり低く体重を預けて侵攻し、足を超えてパス、そしてマウントまで奪って7-0で完勝した。

迎えた準決勝の相手は、やはり大ベテラン40歳のヴァグネウ・ホシャ。こちらは初戦でオセアニア予選の覇者のアイザック・ミシェルに、2回戦ではペドロ・マリーニョ相手に得意のスタンドでの持久戦を展開。延長で加速して判定勝利を収めている。

ちなみにマリーニョは一回戦、ニック・ロドリゲスの弟ジェイ・ロドリゲスにワキをくぐられてバックを奪われたものの、自ら前転してスクランブルして上のポジションを奪取。そのままニースライスパスを決めて3点を先制し、終盤テイクダウンを奪われるものの終了まで足を絡めて逃げ切る形で激闘を制していた。

そんなホシャとの準決勝。バルボーザは前半バックを取りかける等優勢に進めるものの、後半は恐るべきスタミナと尽きない闘争心を持ち、ヘッドバット上等で前進してくるホシャに精神的にも肉体的にも疲弊させられる展開に。最後はテイクダウンを奪われかけたものの背中を向けて終了まで耐え抜き、前半の優勢を評価される形でレフェリー判定勝利。死闘の末に薄氷の決勝進出を果たした。

迎えた決勝戦。ボドニが2020年に黒帯を取得して以来、両者はノーギで5度対戦。いずれも僅差だがバルボーザが4勝1敗と勝ち越している。


<88キロ下級決勝/20分1R>
ジャンカルロ・ボドニ(米国)
Def.14分10秒 by RNC
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)

まずはスタンドレスリングで争う両者。お互い頭を掴んで下げさせようとする重厚な攻防が続く。ボドニがバルボーザの右腕をドラッグしようとしたところで、バルボーザがシュートイン。

しかしスプロールしたボドニは、上体を起こすバルボーザをフロントヘッドロックで捕らえて投げを放つ。が、バルボーザはうまく左腕をマットにポストして堪え、そのまま上になった。

低く入るバルボーザは、左右に方向を変えながら侵攻を試みるが、ボドニも左右のニーシールドとフレームを使って止める。ここでレフェリーにバルボーザにもっと積極的に動くようにと警告。これはトップからじっくり圧力をかけていくのがバルボーザの持ち味なだけに、気の毒なコールだ。

さらにプレッシャーをかけるバルボーザだが、ボドニは下から入れた右ヒザでバルボーザの体を引き寄せてその右足を抱えると、そのまま足を伸ばしにゆく。バルボーザは自ら横回転しボドニの背後に。さらに前方にダイブしたバルボーザは、ボドニの背中をマットに付けさせてからバックを狙う。

嫌がったボドニをボディロックで固定したバルボーザはサイドへ回ろうとする。ボドニも両腕を張って距離を作って足を入れて抵抗する。

それでも巨大な上半身で圧力をかけてせり上がるバルボーザは、ニアマウントから肩固めへ。そのまま絡んでいる足を外し、サイドに回るバルボーザ。絶体絶命かと思われたボドニだが、ポジションが固まる前に全身の力を使ってスピンして亀に。そのままバルボーザを振り解いて立ち上がってみせた。バルボーザの世界随一の圧力から脱出したのだから、素晴らしいタイミングと力の集中のさせ方だ。

試合はスタンドから再開され、またしてもいなし合いを展開する両者。やや疲弊したバルボーザが、ボドニに手をかけられて頭を下げさせられる場面が増えてきている。

8分過ぎ、再び頭に手を伸ばすかと思われたボドニがダブルレッグに。反応の遅れたバルボーザの懐に深く入ってテイクダウンに成功し、そのまま上のポジションを取った。加点時間帯に入っていないこともあり、バルボーザは無理にスクランブルをせず下になった形だが、試合の流れが、スタミナを残しているボドニに傾きはじめた感がある。

ボドニがクローズドガードの中から立ち上がると、その右足にデラヒーバで絡むバルボーザ。盤石のバランスを誇るボドニは、慌てず騒がず絡んでくる左足を下から押し下げ、ヒザでピン。さらにボドニはバルボーザの右足も抑えてサイドを狙うが、ここでバルボーザは腕で距離を取り、立ち上がった。

スタンドに戻る両者。いなし合う中で試合は加点時間帯に。ボドニに頭を押さえられたバルボーザがシュートイン。しかしボドニにがぶられてしまう。序盤同様に上体を起こそうとするバルボーザだが、ボドニは体重をかけてそれを許さず、そのまま左足を巻き込んでクレイドルの形でグリップを作る。

ここでバルボーザは力を込めてボドニのグリップを切りながら、上体を起こすことに成功する。バルボーサはさらに両差しの状態から大内でドライブしてのテイクダウンを狙うが、ボドニは腰を引いて防御。次の瞬間、バルボーザの右腕を小手で巻いたボドニが内股へ。前に崩されつつ、バルボーサはうつ伏せで耐えきった。

力のこもった攻防に場内から歓声が上がるなか、ボドニはさらにバルボーザの足を跳ね上げて投げ切りにいく。バルボーザは自ら前転し、勢いをつけてスクランブル。場外ブレイクとなった。動きが落ちているバルボーザだが、ここ一番で出力を上げられるのはさすがだ。

この場面、解説のショーン・ウィリアムスが「いま、彼(ボドニ)がニューウェーブでサトシ・イシイのようなトレーニングパートナーを持っていることが役に立っているんだ。内股の使い方だよ。柔道はこのようにレスリングに対して素晴らしいディフェンスとして機能するんだ」とコメントした。

試合はスタンドで再開されボドニのダブルレッグに対し、ワキをすくって押し返すバルボーザだが、疲弊のあまりその時に両ひざをついてしまう。すかさずボドニは突進して肩を押し倒し、スクランブルを試みたバルボーザの背後に付いてみせた。

亀の体勢のバルボーザに覆いかぶさって襷を取ったボドニは、そのままバルボーザの体を仰向けに返しながら四の字フックを完成させ、大きな3点を先取した。大歓声が沸き「USA」チャントが沸き起こるなかチョークを狙うボドニだが、バルボーザも諦めずに両腕でディフェンスする。

が、足を組み替えてさらに6点を追加したボドニは、左手でバルボーザの顎を掴んで上げさせてから、右腕を深くこじ入れることに成功すると──マタレオンの形で絞め上げてタップを奪った。昨年のWNOチャンピオンシップの重量級では3戦全敗、優勝候補に挙げられることは少なかったボドニが、初出場初優勝を決めた。しかも4試合全てを完勝(3つの一本勝ち)。その強さは、他の出場選手たちより頭一つ以上抜けていた。

決勝のバルボーザだけでなく、スタンドレスリングの強さで世界の頂点に立ったディニズをも制した、粘り強いスタンドレスリング。トップゲームで世界柔術の頂点に立ったバルボーザとバイエンセにパスを許さない優れたガードワーク。今回旋風を巻き起こしたオフラガナンの足関節攻撃を的確に捌き、逆に極め返した正確な技術。そして盤石のバランスを礎に段階を踏んで相手の動きを潰し、やがて完全制圧する緻密なトップゲーム──スピード感こそやや欠けるものの全ての局面で抜群の安定感を持ったボドニの戦いぶりは、同門の先輩ゴードン・ライアンを彷彿させる強さを見せつけた。

実際、ニューウェーブに加入してからの練習について「毎週のように自分が上達しているのが感じられる。特に僕は2、3ヶ月ごとに全く違うレベルの選手になっていることが分かるんだ」と語ったボドニ。26歳にして急成長を続ける彼は現在、ライアンとともにダナハーのグラップリングシステムをもっとも高いレベルで体現している選手と言っていいだろう。

これで66キロ級、77キロ級に続き88キロ級も初出場選手が初優勝。ADCCに新しい風が吹いている。

なお3位決定戦は、そんな風など何するものぞ──とばかりにベテラン40歳のヴァグネウ・ホシャがいつもの如く闘争心を前面に出す戦いを展開。

今大会一躍名を挙げたエオガン・オフラナガンに上のポジションから仕掛けるトーホールドを極めてみせ、準優勝の前回に続いてメダル獲得を果たした。

88キロ以下級リザルト
優勝 ジャンカルロ・ボドニ(米国)
準優勝 ルーカス・バルボーザ(ブラジル)
3位 ヴァグネウ・ホシャ(ブラジル)

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MMA MMAPLANET o WNO15 アイザック・ミシェル カイル・チェンバース ゴードン・ライアン ペドロ・マリーニョ

【WNO15】セミが99分を過ぎて、バックステージへ移動。ゴードン・ライアン、圧巻のヘビー級王座奪取

<WNOヘビー級王座決定戦/30分1R>
ゴードン・ライアン(米国)
Def.25分59秒by RNC
ペドロ・マリーニョ(ブラジル)

Who’s NEXT決勝戦=カイル・チェンバース✖アイザック・ミシェルが99分が経過したところで、メインイベントが実施できないという理由で、バックステージのマットに移動して続行、配信はライアン✖マリーニョに移行されるという前代未聞の展開に。

そんな状況でのメイン、マリーニョが力を入れたレスリング戦を挑む。90秒を経過しマリーニョがシングルレッグへ。ライアンが体を反転させ足を抜く。さらに5分間立ちレスが続くと、ライアンがいなしからワキを潜ってバックへ。

引き込んだマリーニョはギロチンを取り切れず、ニーシールドから足を抱えていく。ヒザを畳んでバックを取ったライアンに対し、マリーニョがガードを取る。マット際から中央に移動し、試合が再開。8分が経過し、ハーフで圧を掛けるライアンは足を抜いてマウントを奪取する。懸命にフレームを創るマリーニョに対し、ライアンは胸を抑えて重く抑える。

6分間マウントが続き、ついにマリーニョのブリッジをすかしたライアンがバックマウントに。完全に背中が伸びたマリーニョが、ワキと喉下を取らせないよう耐える。ライアンは力でネルソンに取り、常に喉下、ワキの下と腕を差しいれてマリーニョを削っていく。上を向いたマリーニョは、肩固めを防ぐが足を戻せる気配すらない。

圧倒的というべきマウントポジションを取り続けるライアンは、残り12分でハーフに戻されるも、マリーニョを潜らせない。必死のニーシールドのマリーニョは、パス狙いにシングルを仕掛けるが潰され、再びマウントを奪われる。下を向いても、ネルソンで上を向かされるマリーニョは、21分30秒を経過した時に、エビから足を戻す。

ライアンは慌てずニースライス狙いから、バックに回る。ここも上を向かせたライアンが、強烈な勢いで、肩固め気味に抑える。必死で腕を押して耐えたマリーニョに対し、ライアンが上を向く。マット中央に移動し、ボディトライアングルのライアンがマリーニョの左腕の上から足をフックしてRNCへ。ついにマリーニョが観念しタップした。

実質階級が違うとはいえ、ノーギワールズを優勝しWNOでもライトヘビー級王者になったマリーニョを圧倒したゴードン・ライアンが、グラップリング最強を改めて見せつけた。

なお、この間にWho’s NEXT決勝戦は決着がついた模様でメイン終了後の中継ブースで「2時間越えの試合で、腕十字を極めて勝利した」と紹介されたミシェルに優勝賞金1万ドルが贈られた。


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