カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ

【PFL2024#03】ブレンダン・ラウネーン、96秒でカルバーリョを倒しファーストハーフを首位で折り返す

【写真】圧倒的な力の差を見せ、スタートダッシュを決めた(C)PFL

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
Def.1R1分26秒by TKO
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

開始直後からスピーディーに動く両者。そして相手の動きをよく見ているなかで、カルバーリョの左のダブルをかわし、組みを切ったラウネーンが右を当てる。さらに右ストレートを打ち抜くと、後方に倒されたカルバーリョに立ったままでパンチを落とす。足にしがみつこうとして殴られるカルバーリョを見てレフェリーが試合を止めた。

不満そうなカルバーリョとは対照的に、ラウネーンは満面の笑みを浮かべた。


The post 【PFL2024#03】ブレンダン・ラウネーン、96秒でカルバーリョを倒しファーストハーフを首位で折り返す first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 RIZIN UFC アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ オットー・ホドリゲス ガブリエル・ブラガ ゴイチ・ヤマウチ ジャスティン・ゲイジー タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ローガン・ストーリー

【PFL2024#03】カルバーリョと対戦、ブレンダン・ラウネーン「エルボーの有無でゲームは別モノになる」

【写真】エルボーのない試合の経験差が、ラウネーンの言う通りに出るのか(C)MMAPLANET

19日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナでPFL2024#03が開催される。フェザー級2024年シーズンの開幕戦でBellatorから転身のペドロ・カルバーリョと対戦するブレンダン・ラフネーン。
Text by Manabu Takashima

2022年シーズン・ウィナーは、PFLの日程とルールセットに対面するBellator勢の苦戦を断言。彼自身にはマッシブ・アドバンテージがあると話した。


──PFL2024シーズがスタートし、ペドロ・カルバーリョと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「アメージングだ。また戦いの時が来た。やってやるよ」

──ところでPFLがBellatorを買収した時、ブレンダンはどのような想いでしたか。

「最高じゃないか。新しいコンペティターが参入してくることは、皆にとって素晴らしいことだからね」

──日本でもUFCに次ぐ世界第2位のプロモーション=Bellatorと第3のプロモーション=PFLが一つになることは大きな話題になりました。

「ノー、ノーノーノ―。PFLがナンバースリーなんて、勘弁してくれ(笑)。そして、いつの日かPFLがナンバーワンになることを願って僕らは戦っているんだ。Bellatorも素晴らしいプロモーションだったし、そこのファイターがPFLに合流することで目新しいマッチメイクが増える。

バッバ、ブレットと共にフェザー級のロースターとして今シーズンをPFL出身として戦えることが凄くハッピーだ。何しろ僕とバッバ以外は皆が新顔で、本当にどんな試合が実現していくのか。心の底から楽しみでならない」

──知名度のBellator、実力のPFLというイメージも実は持たれていたのですが、リヤドの大会ではPFLは大敗を喫してしまいました。

「PFLからはチャンピンが出場できない試合がいくつかあった。だからPFLが負けたという言われ方は心外だ。ピネドもマゴメドケリモフもあのショーでは戦っていないからね。ベストメンバーが揃えば、PFLが勝っていたはずだよ。

Bellator勢がシーズンに参戦してくるけど、僕らが如何にハードな戦いをやってきたのか身をもって知ることになるだろう。7カ月で4試合、この大変さは経験しないと理解できない。試合のたびに、色々と別の個所をケガする。その状態で試合は続く。目が腫れていようが、すぐに練習に戻らないといけない。これから実力がハッキリすることになる。そして、次のチャンプ・チャンプ決戦ではPFLが勝ち続けるよ」

──ではカルバーリョ戦に向けて、どのような試合になるとイメージしていますか。

「ペドロは凄く堅実なファイターだ。ただしレスリングでも、柔術でも僕の方が優れている。もちろん、打撃に関してはことさら強調する必要もない。僕の方がオールラウンダーだと証明するよ」

──ところでPFLで戦うようになったBellatorファイターは、エルボーが使えないことを危惧している選手が多かったです。ブレンダンは既にエルボーなしを4シーズンで11試合戦ってきました。エルボー無しで、勝ちパターンを構築したかと思います。

「エルボーの有無でゲームは別モノになる。寝技のポジション、スタンドでのクリンチは全く違う。それに何か無いところから増えるのはアジャストしやすいんだ。でも、有ったモノが無くなるのは調整が凄く難しい。つまりBellator勢は、この事実にすぐに直面することになる。

特にグラウンド&パウンドでエルボーがないことで、PFLではレスラーが上手く相手をコントロールして、殴ることができている。ぴったりと頭をつけていると、パンチのスペースがなくなるからね。さっきもいたけど、ずっとやってきた武器がなくなる。新顔にはタフな状況だよ」

──ではカルバーリョ戦でも、その点は有利になると?

「エルボーが使えないことだけでなく、僕にはアドバンテージだらけだよ。とにかくPFLで4年間戦ってきた僕にはマッシブ・アドバンテージがある」

──ところでBellatorはRIZINとクロスプロモーションというMMA界で稀なショーを開いてきました。11月にファイナルが終わった後、ニューイヤーイブ・ショーに出場する機会があれば実現させたいですか。

「とにかくファイトスケジュールによるよ。ただし、引退前に必ず日本で戦いたいと思っている。日本か中国、僕の知らない世界を目にしたいんだ」

■視聴方法(予定)
4月20日(土・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■ PFL2024#03対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
シャミル・ムサエフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
ネイマン・グレイシー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
カイ・カマカ2世(米国)

<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
エンリケ・バルボーザ(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ブレット・ジョンズ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ラウレアノ・エスタロポリ(アルゼンチン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ(南アフリカ)
ブレナン・ワード(米国)

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド(米国)
オットー・ホドリゲス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ホマン・ドゥビエンヌ(フランス)
サッド・ジーン(米国)

The post 【PFL2024#03】カルバーリョと対戦、ブレンダン・ラウネーン「エルボーの有無でゲームは別モノになる」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#03 UFC アダム・ボリッチ アンドレイ・コレシュコフ オットー・ホドリゲス ガブリエル・ブラガ ゴイチ・ヤマウチ ジャスティン・ゲイジー タイラー・ダイヤモンド チムール・カイズリエフ ドン・マッジ ネイマン・グレイシー バッバ・ジェンキンス パトリシオ・フレイレ ブレナン・ワード ブレンダン・ラウネーン ペドロ・カルバーリョ ローガン・ストーリー

【PFL2024#03】1年半振りの復帰はPFL、ヒザ神=アダム・ボリッジ「ザ・キッドは生まれ変わった」

【写真】溌溂としていたアダム・ボリッチ(C)MMAPLANET

19日(金・現地時間)、イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナでPFL2024#03が開催される。2024年シーズン、最後に開幕を迎えるのはウェルター級とフェザー級だ。
Text by Manabu Takashima

例年、一・ニを争う混戦となる両階級にBellator勢が加わり、さらにタフになることは間違いない。そんなフェザー級にアダム・ボリッチが参戦、実に1年半振りのファイトでエンリケ・ベルゾラとBellator対決を戦う。長いレイオフから復帰するザ・キッドにPFLで戦う心境を尋ねた。


──アダム、実に1年半振りの試合がBellatorではなくPFLになりました。それにしても長いレイオフでしたね。

「パトリシオ・フレイレ戦の直後にACLの手術をして、回復するまで本当に長い時間がかかった。ようやく、戻ってくることができた。心の底から嬉しいよ」

──心身ともにリフレッシュできたと捉えて良いでしょうか。

「そうだね。でも去年は少しストレスを感じていた。手術後、ハンガリーに戻って、1年間は向うにいたよ。少しでも早く復帰したかったのに、1年以上も時間がかかってしまって。12月になってようやくトレーニングに戻ることができた。そこからはヒザの調子も良いし、心身ともに過去最高の状態にあるよ。なんていうのか……生まれ変わったような気分なんだ。

でもフロリダに戻って、驚いたよ。凄く日本のファイターが増えていた(笑)。皆、礼儀正しくて『アリガト』っていつも言ってくるよ(笑)」

──アハハハハ。ところで、この間にBellatorがPFLに買収されました。

「何が起こっているから分かっていなかったから、ちょっと怖かった。これは事実だ。結果、Bellatorも継続して活動できることになり、MMA界にとって良かったと思う。その上で僕自身はPFLで戦うことになった。しかも長い間、実戦を経験していない状況でのPFLでの試合だから新しいチャレンジになる。

とにかく戦えることが嬉しい。別に試合前にゴチャゴチャ言い合うとか、そういうことはどうでも良いから。最後の試合のデキが良くなくて、あのままのイメージを引きづってしまっている。体調はあの時とは全く違う。これで、ようやくあの時の記憶を上書きできると思うとホッとしているよ」

──ではPFLとの対抗戦でBellatorが5勝1敗と大勝したことに関して、どのように感じましたか。

「そりゃあ、嬉しかったよ。でも、その強いBellatorファイターがPFLに大挙参戦する。つまりPFLの選手が強くなるということになる」

──これまでは2カ月、3カ月間、1人の相手に集中して調整できました。そして試合が終わると休息をし、次の試合が決まるまでは対策練習でなく自身の技量を上げるトレーニングができた。PFLのシーズンフォーマットは、まるで違います。

「ハードになる。それは絶対だ。だからこそ、新しいチャレンジになるんだ。だって、これまでにやったことがないんだから。ノウハウもない。ただケージの中でフィニッシュをし、ケガをしないこと。それってこれまでと何も変わらない。フィニッシュを狙わないことはなかったし、ケガをしても構わないなんて気持ちで戦うこともなかったから。

フィニッシュが多くなるのは、ファンにとっては良いだろう。僕自身は目の前の相手に集中すること。シーズンフォーマットだからって、この先のことを考えてケージに上がるなんてことはない。4月19日のエンリケ・バルボサとの試合しか、頭にないよ。違いは試合が終わってもハンガリーに戻らず、フロリダで次の試合に備えること。それで100万ドルを狙うことができるんだ。最高だよ。凄くタフなテストになるけど、だからこそ遣り甲斐があるってもんだよ(笑)」

──では、そのバルゾラの印象を教えてください。

「経験豊かなファイターだ。UFCとBellatorで、その強さを見せてきた。良い選手──だけど、チャンピオンになるような能力はない」

──アダム・ボリッチのカムバックとニューチャレンジ、楽しみでしょうがないです。

「ありがとう。ザ・キッドは生まれ変わった。この世界でベストの1人であることを証明したい。前回の世界タイトル戦は、コンディションに問題があった。あれがアダム・ボリッチの真の姿ではない。体調さえ100パーセントなら、僕はチャンピオンになれる力が十分にある。そう皆が思える試合を、次は見せたい」

■視聴方法(予定)
4月20日(土・日本時間)
午前7時45分~U-NEXT

■ PFL2024#03対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
アンドレイ・コレシュコフ(ロシア)
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン(英国)
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
シャミル・ムサエフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
ネイマン・グレイシー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
カイ・カマカ2世(米国)

<フェザー級/5分3R>
アダム・ボリッチ(ハンガリー)
エンリケ・バルボーザ(ペルー)

<フェザー級/5分3R>
チムール・カイズリエフ(ロシア)
ブレット・ジョンズ(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ラウレアノ・エスタロポリ(アルゼンチン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ドン・マッジ(南アフリカ)
ブレナン・ワード(米国)

<フェザー級/5分3R>
タイラー・ダイヤモンド(米国)
オットー・ホドリゲス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ホマン・ドゥビエンヌ(フランス)
サッド・ジーン(米国)

The post 【PFL2024#03】1年半振りの復帰はPFL、ヒザ神=アダム・ボリッジ「ザ・キッドは生まれ変わった」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
Gladiator o PFL UFC ガブリエル・ブラガ チョ・ソンビン ブレンダン・ラウネーン

PFL2023#7:メインイベント・バッバ・ジェンキンス vs. ヘスス・ピネド

フェザー級決勝トーナメント準決勝。

エリートレスラーのジェンキンス。一昨年ベスト4、昨年は決勝でブレンダン・ラウネーンにKO負けして準優勝と順位を上げてきている。今年は初戦で1年目に敗れたクリス・ウェイドにリベンジ達成。2戦目はGLADIATORフェザー級王者のチョ・ソンビンにジャーマンからのチョークで一本勝ち。9点獲得で1位通過。35歳。

ピネドはUFCを1勝1敗でリリースされ、今年PFL初出場。初戦でガブリエル・ブラガに判定負け。2戦目は1R4分15秒以内にフィニッシュしなければ決勝トーナメントに残れない条件の中、昨年優勝のラウネーンにまさかの1RKO勝ち。トーナメント進出を決めた。27歳。

カーフを蹴るジェンキンス。間合いを詰めてきたピネドにタックル。しかしピネド切って離れた。ジェンキンスローシングル。ケージまで押し込んだ。足首を持ってテイクダウンを狙うジェンキンスに鉄槌を入れて耐えるピネド。ピネド切手膝を入れるとパンチを打ち込む。詰めてピネドの左がヒット。さらに飛び膝。ジェンキンス勢いに圧されて下がるとパンチを貰いダウン!すぐにタックルで凌ぐジェンキンス。ピネドケージ際でこらえる。シングルレッグで倒したジェンキンス。すぐ立つピネドだが、すぐにまたダブルレッグでテイクダウン。たおされたが頭を押して立とうとするピネド。立った。離れる。すぐに出ていくピネド。残り1分。ジャブを入れるピネド。ジェンキンスサークリング。左がヒット!ケージを背負ったジェンキンスにラッシュ。ピネドもパンチを振り回して抵抗するが、右をもらい目を押さえる。さらにパンチで追い打ちするピネド。ジェンキンスシングルレッグに入る。ゴング。

1Rピネド。オッズでは圧倒的にジェンキンスだったが、ピネド2試合連続のアップセットか?

2R。ライブオッズが逆転しピネドフェイバリットに。プレスしていくピネド。ジェンキンスが出たところにパンチを当てた!ケージに詰めてラッシュ!ジェンキンスもパンチを返しているがラッシュをもらっている。タックル。ピネド押し倒してマウント!股下を抜けてタックルに入るジェンキンス。ピネド寝かされないようにこらえつつ、バックに回りチョークを狙ったが、反転して外したジェンキンスが初めて上で押さえ込んだ。ピネドのクローズドガード。しかしジェンキンス上で動かない。ピネド両手を広げてブレイクのアピール。ジェンキンス密着したままでブレイクがかかる。ジェンキンスの左目のカットのドクターチェック。再開。残り1分。パンチで出るピネド。ジェンキンスも大振りのパンチを返すが空振り。ピネドケージに詰めてラッシュ!的確にヒット!左が入りぐらついたジェンキンス。もつれるようにタックルに行くも切られた。そこにパンチを入れるピネド。レフェリー止めた!

ビッグアップセット!ピネド初戦判定負けの0勝1敗から、昨年の優勝者・準優勝者を連覇して決勝進出。決勝の相手は今年の初戦で判定負けしたガブリエル・ブラガ。どちらが勝ってもメジャーイベントでほぼ実績のない者が100万ドルをゲットすることに。

カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 ブレンダン・ラウネーン ヘスス・ピネド

【PFL2023#04】ヘスス・ピネド、まさかの94秒ヒザ蹴りKO=2022年世界王者ラウネーン越え。ミラクルPFL!!!

<フェザー級/5分3R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
Def.1R1分34秒by KO
ブレンダン・ラウネーン(英国)

互いに構えを変えなか、足を使うピネドがまず前に出る。早期KOが必要なピネドが前に出て左を振るうが、かわしたラウネーンが離れる、右を当てたピネドはもう一発右をヒットさせて距離を取り直す。と、その動きをラウネーンがいつ見切れるようになるかと思われるなか、ピネドが近づいて首相撲、右を狙ったラウネーンのアゴ先を左ヒザが捉える。

耳に残る嫌な音が館内に響き渡り、去年の世界王者が崩れ落ちる。ピネドの鉄槌は必要なく勝負あり。奇跡のようなKO勝ちと、ショートして大団円。プレーオフ進出を決めたピネドは「皆、僕にネガティブなことを言っていたけど、やってのけたよ。ゲームプランは攻めて、少しでも早く試合を終らせることだった」と静かに語った。


The post 【PFL2023#04】ヘスス・ピネド、まさかの94秒ヒザ蹴りKO=2022年世界王者ラウネーン越え。ミラクルPFL!!! first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o PFL UFC キック タイラー・ダイヤモンド ダニエル・ピネダ チョ・ソンビン ブレンダン・ラウネーン ランス・パーマー

PFL2023#4:セミファイナル・モヴィッド・ハイブラエフ vs. タイラー・ダイヤモンド

フェザー級

2021年のウィナー、ダゲスタンレスラーのハイブラエフ。2019年のPFLでは準決勝でダニエル・ピネダにKOされたが、ピネダの禁止薬物陽性のためにノーコンテストとなっている。2021年は全試合判定で、ランス・パーマー、ブレンダン・ラウネーン、クリス・ウェイドらを下して優勝。4月の初戦は工藤をテイクダウンからドミネイトして完勝。しかし現在3点のみで、今回も判定勝ちで6点獲得しても、工藤を1Rフィニッシュしたウェイドより下位となり、予選落ちの可能性があるため、フィニッシュを狙いたい。32歳。

タイラー・ダイヤモンドは欠場選手に変わって2戦目から出場。TUF27に出場したが一回戦負け、UFC本戦に出場したがブライス・ミッチェルに敗れてUFC契約ならず。PFLには2021年に出場し、チョ・ソンビンに判定勝ちしたがラウネーンに2-0判定負け。それ以来、2年ぶりの試合となる。決勝トーナメント進出には1Rフィニッシュがマスト。32歳。

間合いを詰めるダイヤモンド。ハイブラエフまずは距離を取るが、ケージまで後退。ワンツーを入れたハイブラエフ。ぐらついたダイヤモンドに飛び膝を放った。また出ていくダイヤモンド。左フックをヒット。ハイブラエフまた下がってサークリング。ハイブラエフ右ハイ。ワンツー。前に出るのはダイヤモンドだが、下がって間合いに入らせず、先に打撃をヒットさせていく。ワンツーを入れたハイブラエフ。右。テンカオ。また右。右をヒットさせたハイブラエフ。ダイヤモンドタックル。切ったハイブラエフ。両膝をついているダイヤモンドをがぶって首を抱える。立ったダイヤモンド。大内テイクダウンを狙ったが倒せず。離れた。ダイヤモンドカーフキック。蹴られて一回転したハイブラエフ。残り10秒でハイブラエフ飛び膝!ダイヤモンド後方にダウン!パウンドラッシュ。しかしゴング。

1Rハイブラエフ。

2R。いきなりシングルレッグでテイクダウンしたハイブラエフ。ハーフで固める。ガードに戻したダイヤモンド。本来ならキープで問題ないポジションのハイブラエフだが、フィニッシュが必要なために固めるだけでなく攻めていく。上半身を固めると足を一本超えてハーフに。しかし残り1分。肩固めのセットそしたハイブラエフ。絞める。タップアウト!

ハイブラエフ、5点獲得で8点。決勝トーナメント進出決定。

カテゴリー
Gladiator MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン モヴィッド・ハイブラエフ

【PFL2023#04】バッバ・ジェンキンスが、チョ・ソンビンをスープレックス→RNCで85秒殺=ベスト4確定

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
Def.1R1分25秒by RNC
チョ・ソンビン(韓国)

1月のGLADIATORで圧倒的な強さを見せ、フェザー級王座を奪取──そのベルトを返上してPFLに戻ったチョ・ソンビンが、ジェンキンスに挑む。掛け率-520のジェンキンスはサウスポーから左フックで前に出て、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。チョ・ソンビンの右足を左腿の上に置き、右に回りつつ立たせてバックに回ると後方にスープレックス。

そのまま両足をフックしてRNCに入ったジェンキンス、チョ・ソンビンが落ちて圧勝、クイックシックスで合計9Pとしプレーオフ行きを決めた。これで9P獲得が2人、現在5Pのブレンダン・ラウネーン、3Pのモヴィッド・ハイブラエフの試合が残っており、レギュラーシーズンの行方が徐々に見えてきた。


The post 【PFL2023#04】バッバ・ジェンキンスが、チョ・ソンビンをスープレックス→RNCで85秒殺=ベスト4確定 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Gladiator o PFL UFC ブレンダン・ラウネーン 中川皓貴 工藤諒司

PFL2023#4:第9試合・バッバ・ジェンキンス vs. チョ・ソンビン

フェザー級

ジェンキンスはBellatorで培養されたエリートレスラーだが、2021年からPFLに参戦。2年続けて予選リーグ2連勝の後、決勝トーナメントで敗退。一昨年は準決勝でクリス・ウェイドに判定負け。昨年は工藤諒司に1Rチョークで勝利したが、100万ドルがかかった決勝でブレンダン・ラウネーンにKO負け。今年は初戦でクリス・ウェイドと対戦し、テイクダウンからドミネイトしてリベンジして3点獲得。35歳。

UFCを1戦でリリースされたソンビン。2021年のPFLは初戦判定負け、その後欠場。昨年は初戦でバッバ・ジェンキンスと組まれていたが欠場。今年1月、GLADIATORに出場すると、中川皓貴に勝利してフェザー級王座獲得。今年のPFL初戦は計量後にメディカルの許可が降りずに欠場となり、2戦目の1試合で決勝進出を目指す。

ジェンキンスパンチで飛び込むとタックルに。両足を束ねて尻餅をつかせる。立ち上がりたいソンビンだが、左足を抱えて立たせないジェンキンス。背中を向けて立ったソンビン。去年の工藤戦と同じ体勢となったジェンキンススープレックスで投げて両足をフックしバックマウント。チョーク。落ちた!

ジェンキンスクイック6。9点獲得で決勝トーナメント進出決定。

カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#04 PFL2023#06   アビゲイル・モンテス アレハンドロ・フローレス インパ・カサンガネイ クリシュトフ・ヨッコ クリス・ウェード タイラー・ダイヤモンド ダニエル・トーレス ダン・スポーン チアゴ・マヘタ・サントス チョ・ソンビン バッバ・ジェンキンス ブレンダン・ラウネーン ヘスス・ピネド マルロン・モラエス マールシン・ハムレット モハマド・ファフレディン モヴィッド・ハイブラエフ ロブ・ウィルキンソン 工藤諒司

【PFL2023#04】計量終了 充実のフェザー級。ライトヘビー級はドラッグテストで半数が出場停止の異常事態

【写真】両者の目力の強さが、最高です (C)PFL

23日(金・現地時間)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2023#06の計量が、22日(木・同)に行われている。

ライトヘビー級に出場のタイ・フローレスが211.2ポンドとリミットを6ポンド以上オーバーしたが、ファイトマネーの20パーセントを没収され、スタンディングポイントから1P差し引かれてダン・スポーンと戦うこととなった。

勝利しても0Pで、さらにマイナス1Pという昨年までの規則と比較すると、減量失敗に対して大甘になったPFL。それ以上にライトヘビー級は、ドラッグテスト陽性の嵐という異常事態に見舞われている。


フェザー級ではアレハンドロ・フローレスとダニエル・トーレスがドラッグテストで陽性反応が出て出場停止となり、シーズン脱落したのに対し、ライトヘビー級はモハマド・ファフレディン、ロブ・ウィルキンソン、チアゴ・マヘタ・サントス、クリシュトフ・ヨッコ、ウィル・フルーリーとシーズン参加の半数が陽性となる目を覆いたくなる事態に。

結果、シーズン初戦で敗れたデラン・モンチがランク3位となっており、いわば一発勝負で初参戦選手にもプレーオフ進出の可能性が多いある状態だ。

一方、工藤諒司が逆転を賭けてクリス・ウェードと戦うフェザー級は、実績重視で考えるとブレンダン・ラウネーンとモヴィッド・ハイブラエフが2強としてプレーオフ進出濃厚と見られる。が、ヘスス・ピネドとタイラー・ダイヤモンドが番狂わせを起こせば、他の選手もボーナスで獲得できるポイントが生き残りに大きく影響を及ぼすことになる。

そんなレギュラーシーズンをさらなるカオスに持ち込む可能性を持つダイヤモンドは「ここで得られた機会を絶対に生かす。神が与えてくれたこの試合のために過去8週間、朝の6時からハードトレーニングを続けてきた」と話している。

対してハイブラエフは「彼は良い性格をしているし、面白い人間だ。でも、何も脅威はない。2022年の1年間を失ったけど、2021年とトップの顔触れは変わらない。つまり僕はまだチャンピオンということだよ」とコメントした。

またピネドは「去年のチャンピオンとか関係ない。ただ勝利を目指している。人々がどう言おうが、知ったことじゃない。ベストを尽くして明日は勝つ」と言い、その昨年の世界王者ラウネーンは「何もプレッシャーは感じていない。リーチも足も長く、経験豊かな相手だけど十分に準備はできている」と余裕の表情を浮かべていた。

またシーズン第1戦を現地にいながら、メディカル提出物の不備で欠場となったチョ・ソンビンも今回は問題なく──一発大逆転を賭けてバッバ・ジェンキンスと戦う。そのチョ・ソンビン、フェイスオフで何やら英語でジェンキンスに話しかけ、云々と頷くジェンキンスの対応からもトラッシュトークの類ではないことは明白だった。

工藤とウェードも当然のように、熱い闘志のなかでも相手へのリスペクトを忘れず、フェイスオフ。ウェードはまだ体重が戻る余地が、相当残っているように見えた。

■視聴方法(予定)
6月9日(金・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#04計量結果

■ 対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 146ポンド(66.22キロ)
ヘスス・ピネド: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 146ポンド(66.22キロ)
タイラー・ダイヤモンド: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マールシン・ハムレット: 205.8ポンド(93.34キロ)
サム・ケイ: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 146ポンド(66.22キロ)
チョ・ソンビン: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ライトヘビー/5分3R>
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.6ポンド(93.25キロ)
デラン・モンチ: 205.8ポンド(93.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
マルロン・モラエス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ガブリエル・アウベス・ブラガ: 144.4ポンド(65.49キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイ・フローレス: 211.2ポンド(95.79キロ)
ダン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.4ポンド(65.95キロ)
工藤諒司: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204ポンド(92.53キロ)
ティム・キャロン: 205ポンド(92.99キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アビゲイル・モンテス: 145.8ポンド(66.13キロ)
ブランディ・ヘスター: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・パーガンデー: 145.8ポンド
アキーム・バシアー: 146ポンド(66.22キロ)

The post 【PFL2023#04】計量終了 充実のフェザー級。ライトヘビー級はドラッグテストで半数が出場停止の異常事態 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
o PFL UFC インパ・カサンガネイ ガブリエル・ブラガ ダン・スポーン チョ・ソンビン テイラー・ジョンソン ブレンダン・ラウネーン ヘスス・ピネド マルロン・モラエス モヴィッド・ハイブラエフ 川名雄生 工藤諒司

PFL4:オッズ

ブレンダン・ラウネーン 1.18
ヘスス・ピネド 5.00
モヴィッド・ハイブラエフ 1.14
タイラー・ダイヤモンド 6.20
マールシン・ハムレット 1.08
サム・ケイ 9.00
バッバ・ジェンキンス 1.23
チョ・ソンビン 4.50
ジョシュ・シルヴェイラ 1.17
デラン・モンチ 5.40
マルロン・モラエス 2.90
ガブリエル・ブラガ 1.44
タイ・フローレス 1.44
ダン・スポーン 2.90
クリス・ウェイド 1.41
工藤諒司 3.05
インパ・カサンガネイ 1.18
ティム・キャロン 5.30
テイラー・ジョンソン 2.35
アンドリュー・サンチェス 1.65
アビゲイル・モンテス 1.19
ブランディ・ヘスター 5.20
アレクセイ・パーガンデー 1.28
アキーム・バシアー 3.95

フェザー&ライトヘビーの予選2戦目だが、ドラッグテストによる失格と負傷で欠場者が相次ぎ、初戦で得点した5人のうち、出場するのはライトヘビー級は3人、フェザー級は4人のみ。ライトヘビー級に至っては、負けて0点でも決勝トーナメントに進出できる可能性がある状況。

初戦で優勝候補のハイブラエフにドミネイトされて敗れた工藤は、昨年同様フィニッシュ勝利が必要なことには変わりがない。相手のウェイドはUFCでは5勝2敗で、最後は勝手にも関わらず契約更新せずFAとなり、2018年からPFLに参戦すると、4年連続で決勝トーナメントに進出している。ライト級で出場した2018年には川名雄生から1Rギロチンで一本勝ち。昨年は予選で2連勝したものの、決勝トーナメント初戦で工藤にも勝っているラウネーンに判定負け。今年の初戦も、昨年の決勝トーナメントで工藤を破っているバッバ・ジェンキンスとの再戦でドミネイトされての判定負け。

レスリングがバックボーンで、スクランブルからグラウンドで上を取るのに長けている。正直、日本人でウェイドに勝てる選手がいるのかどうか。この相手にフィニッシュして勝つ必要がある工藤はかなり厳しい。ただ、ウェイドも初戦敗れたことでフィニッシュが必要となるため、いつもと違う攻めが必要になり、そこでチャンスが生まれるかもしれない。

第1試合開始は明日朝7時半から。日本ではDAZNで視聴可能。速報します。